JP3026535B2 - 中通し釣竿 - Google Patents

中通し釣竿

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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K87/00Fishing rods

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  • Environmental Sciences (AREA)
  • Marine Sciences & Fisheries (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Fishing Rods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱硬化性樹脂や熱可塑
性樹脂をマトリックスとした強化繊維によって形成した
中通し釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】中通し釣竿は糸の絡み合いが無く、釣り
操作が容易なために使用されている。こうした中通し釣
竿として、竿管内側に釣糸を案内する多数の環を配設し
た中通し釣竿が特開昭56−127032号公報に開示
されている。これは釣糸の絡み防止等の中通し釣竿の一
般的な使用目的の他、釣糸が比較的摩擦係数の高い竿管
内面に接触して投げ込み距離が低下すること等を防止す
るためのものである。
【0003】また、実開昭63−169871号公報に
は竿管内面にセラミックス繊維層を形成し、耐摩耗性を
向上させた中通し釣竿が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】釣糸はリールのスプー
ルに巻回されており、このため釣糸には巻癖がついてい
る。従って、一般の中通し釣竿では釣糸を繰出す際には
竿管内で直線状にならず螺旋状になって竿管内面に接触
しながら通過する。このため上記前者の公報のように釣
糸を繰出す際に、釣糸が釣糸案内環の側面に当った後、
環の釣糸通過孔に沿うべく急激に方向転換しながら環を
通過する動きになり、釣糸の抵抗は実際には小さくな
い。また、後者の公報の中通し釣竿では、セラミックス
繊維層のために耐摩耗性は向上するが、竿管内に侵入し
ている水滴がセラミックス繊維層の上に有り、特に釣糸
を繰出す際に釣糸がこの水滴に付着して、釣糸抵抗が大
幅に増大する。このため、投擲距離が伸びない等、釣竿
操作の不都合が生じる。
【0005】依って本発明は、釣糸抵抗が小さくなって
特に釣糸の繰出しが円滑になる中通し釣竿の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は請求項1において、樹脂をマトリックスとした強化繊
維によって強化形成された竿管内に釣糸を挿通させる中
通し釣竿であって、前記竿管の内周の一部領域にのみ
出するよう配設した釣糸案内部材か、又は内周の一部を
厚肉に形成し、該一部に対して概ね径方向反対部を薄肉
に形成した釣糸案内部材を竿管の長手方向に間隔をおい
て竿管内面に突出するよう配設したことを特徴とする中
通し釣竿を提供する。
【0007】また請求項2において、樹脂をマトリック
スとした強化繊維によって強化形成された竿管内に釣糸
を挿通させる中通し釣竿であって、前記竿管の内面に被
膜層を形成し、該被膜層の表面には凹凸を形成し、該凹
凸は凸部の頂部近くが釣竿の手元側から先端側に向って
緩傾斜状に滑らかに形成されている釣糸案内部材である
ことを特徴とする中通し釣竿を提供する。
【0008】更には請求項3において、樹脂をマトリッ
クスとした強化繊維によって強化形成された竿管内に釣
糸を挿通させる中通し釣竿であって、前記竿管の内面に
釣糸案内部材を突出するよう配設し、該釣糸案内部材の
近くの竿管に水滴を竿管の外部に排出する排出孔を形成
したことを特徴とする中通し釣竿を提供する。
【0009】請求項4において、樹脂をマトリックスと
し、強化繊維によって強化形成された竿管内に釣糸を挿
通させる中通し釣竿であって、仕掛けの重りによって大
きく撓む領域内面に連続して釣糸案内部材を突出形成す
ると共に、他の領域内面にはそれよりもピッチを広げて
釣糸案内部材を配設するか又は釣糸案内部材を設けない
ことを特徴とする中通し釣竿を提供する。釣糸案内部材
は螺旋状でもその他の形態でもよい。請求項では、更
に魚が掛った際に大きく撓む領域内面にも釣糸案内部材
を突出形成すると共に、これら夫々の大撓み領域以外の
領域内面にはそれらよりもピッチを広げて釣糸案内部材
を配設するか又は釣糸案内部材を設けないよう構成す
る。請求項において、各請求項1〜の釣糸案内部材
に撥水性を付与する
【0010】
【作用】請求項1における内周の一部領域が下側になる
ようにして釣竿を使用すれば、竿管の内周下側に該竿管
内面よりも表面位置の高い釣糸案内部材が突出配設され
ており、このため水滴は当該案内部材表面から落下して
おり、該案内部材表面上を釣糸が通過する際に該釣糸は
水滴への付着が防止され、釣糸抵抗が大幅に低減され
る。
【0011】請求項2では、竿管内面に凹凸状の被膜層
が形成されているため、水滴は凹部に落ち、釣糸が通過
する際には凸部に接触しても凹部に接触することが防止
され、釣糸が水滴に付着し難く、釣糸抵抗が小さくな
る。更には、この凹凸の凸部は頂部近くが手元側から先
端側に向かって緩傾斜状に滑らかに形成されているた
め、釣糸の繰出しの際に凹凸が抵抗になることが防止さ
れる
【0012】請求項3では、竿管内面に突出した釣糸案
内部材を配設し、この釣糸案内部材と竿管内面との間に
溜った水滴を、当該釣糸案内部材の近くに形成した排出
孔から排出でき、釣糸が水滴に付着することを防止でき
る。
【0013】請求項4と5では、大撓み領域でない領域
内面には釣糸案内部材を配設していないか、或いは大き
なピッチで配設しており、大撓み領域内面にはより小さ
なピッチで配設しているので釣糸抵抗が低減できると共
に、釣糸案内部材の無駄が少なく、軽量になる。請求項
では、各請求項の作用効果に加え、釣糸案内部材には
撥水性が付与されているため、水滴が釣糸案内部材から
流れ易く、それだけ釣糸に水滴が付着し難い。
【0014】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。図1は本発明に係る中通し釣
竿の側面図である。この中通し釣竿は元竿竿管10に中
竿竿管12を継ぎ合わせ、この中竿竿管12に穂先竿管
14を継ぎ合わせて、先端にトップガイド16を取り付
けている。この場合、元竿竿管10のマーク26Aと中
竿竿管12のマーク26Bとを合わせ、かつ中竿竿管1
2のマーク26Cと穂先竿管14のマーク26Dとを合
わせて各竿管の上下方向が規定通りになるように接続す
る。
【0015】元竿10には後部にリールシート20が取
り付けられており、このリールシート20にリール22
が取り付けられている。また、元竿10の前部には釣糸
導入ガイド24が設けられており、前記リール22から
の釣糸28を竿管内に導入して、トップガイド16から
再び外部に出している。参照番号18は竿尻部品であ
る。これら各竿管10,12,14は炭素繊維等の強化
繊維に熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を含浸または混合さ
せ、加圧加熱処理して形成している。
【0016】釣竿の釣糸導入ガイド24よりも前方の一
般の位置の竿管内面では、例えばCの位置の縦断面状態
は図3に示すように釣糸案内部材30が適当な間隔で並
んで配設されている。また、矢視線B−Bによる横断面
は図2に示す。中竿竿管12の内面12Sの下側領域に
釣糸案内部材30が形成されている。穂先竿管14も同
様であり、各竿管内に侵入した水滴はこの各釣糸案内部
材30の表面30Sよりも低い竿管内面下部(12S等
の下部)に落下し、釣糸28を繰り出す際に該釣糸28
は竿管内面下部には殆ど接触せず、水滴が付着して釣糸
抵抗が大きくなることを防止している。また、水滴の付
着を防止するためには釣糸案内部材30の上方部は不要
であるため下部のみの半環形状としており、上部が存在
しない分だけ釣糸28を繰出す際の釣糸28の挿通領域
が大きくなり、釣糸抵抗が小さくなる。
【0017】この釣糸案内部材30はフッ素樹脂やシリ
コン樹脂等で形成して、撥水性を有しつつ摩擦抵抗の小
さな表面30Sに形成することができる。然しながら、
釣糸28をリール22に巻取る際には各竿管12,14
の下部領域を擦るように引き込むため、釣糸案内部材3
0が損傷しないように硬いセラミックスで成形してもよ
い。
【0018】図4は釣糸案内部材の変形例であり、図2
に対応する横断面図である。この釣糸案内部材30’は
竿管12の内面12Sに密着しており、上部が薄く、下
部が厚いリング状の部材である。釣糸28を繰出す際に
は釣糸挿通孔は大きい程釣糸抵抗が小さくなるため、上
部を薄く形成している。しかし上述の如く、巻取りの際
には下部領域を擦るように引き込むため釣糸案内部材3
0’の下部は摩耗し易く、上部よりも厚く形成してい
る。
【0019】また、竿管内に侵入した水滴は竿管内面1
2S下部領域に溜るため、釣糸案内部材30’の下部下
面と竿管12の内面12Sとの間に水抜き孔32を形成
しており、水を釣竿先端に導いて、例えばトップガイド
16から水滴を落下させることができる。勿論、竿管の
適宜位置に水抜き孔を形成して、そこから水抜きを行っ
ても良い。
【0020】図5は楕円形の竿管12’の内面12S’
に釣糸案内部材30”を形成した例であり、図2や図4
に対応してこれらと同様に上部が薄く、下部が厚い釣糸
案内部材30”が密着形成され、竿管内部に侵入した水
滴は釣糸案内部材30”の厚めの下部の存在によって釣
糸挿通領域を上方に偏位させており、釣糸の繰出し時に
該釣糸が濡れることを防止し、また、釣糸の全長に亘っ
て竿管の内面に接触するのではなく、部分的に接触する
ため摩擦が少ない。更には、釣糸の巻取り時には釣糸案
内部材30”の下部を擦りながら引き込まれるが、下部
は厚く形成されているため、摩耗しても長持ちする。
【0021】また、図1の穂先竿管14の領域Z1は魚
が掛る前に釣竿操作を行う際に、仕掛けの重りによって
大きく撓む領域であり、中竿竿管12の後部領域Z2
は、魚が掛った際に大きく撓む領域である。これらの各
下部領域は竿管の他の領域よりも釣糸28との接触圧力
が大きく、竿管内面が傷ついたり摩耗し易く、釣糸28
もこの傷つき部によって切断され易い。
【0022】このため、これらの各領域内ではセラミッ
クス等の硬質耐摩耗性材料で長手方向に亘って連続して
釣糸案内部材を形成し、他の領域には釣糸案内部材を形
成しない場合には、釣竿の軽量化を達成すると共に竿管
内面の傷つき防止が達成されると共に、釣糸案内部材の
存在によって釣糸繰出し時に釣糸の濡れを幾分か防止で
きる。また、領域Z1,Z2はこのように長手方向に連
続して形成しておき、該領域Z1,Z2以外の領域には
適当な間隔をおいて図3に示す如く複数の釣糸案内部材
を配設すると、釣糸巻取り時に竿管内面の傷つきと釣糸
の切断を防止する他に、釣糸繰出し時に釣糸の濡れをよ
り充分に防止できる。以上では、各釣糸案内部材の横断
面形状は図2、図4、図5等のいずれでも良い。
【0023】次に、図6は本発明に係る中通し釣竿の他
の実施例であり、中竿竿管12を例に縦断面を示す。図
6の右側が元竿側であり、左側が穂先側である。竿管1
2の内面に被膜層34を形成し、その表面には凹部34
Aと凸部34Bを形成し、この凹凸部の凸部は図示の如
く角を丸めてあり、穂先側に向って緩やかな傾斜状に滑
らかに形成されている。
【0024】侵入した水滴はこの凹部34Aに落下し、
このため凸部34Bは濡れない。釣糸28を繰出す際に
は該釣糸28は凸部34Bに接触しても凹部34Aには
接触しない。従って、釣糸28の濡れが防止でき、釣糸
抵抗を小さくできる。また、凹凸部は穂先側に向って緩
傾斜状に形成されているため、釣糸の繰出し時に殆ど抵
抗にはならない。この凹凸を有する被膜層34は竿管内
面の全周に亘って形成されていても、下側領域にのみ形
成されていてもよい。
【0025】また、図7は本発明に係る中通し釣竿の更
に他の実施例を示す。竿管12の軸芯に対して45度未
満の角度θの2条の螺旋状突起条36A,36Bを内面
に形成した中通し釣竿を示す。この角度θが45度に近
ければ、1条であっても螺旋のピッチが小さく、釣糸2
8を挿通させた場合に釣糸が竿管内面に接触することを
防止できるが、角度θが小さくなればピッチが大きくな
り、1条では釣糸28が竿管内面に接触することを防止
できないため2条に形成している。3条以上に形成する
こともできる。
【0026】このように螺旋状突起条を竿管内面に形成
すれば、竿管12内に侵入した水滴は釣竿操作に従い該
螺旋状突起条に沿って竿管内面を流れる。このため、ト
ップガイド16から水滴を流し出すことができ、また、
竿管12等の適当な位置に設けた水抜き孔から水滴を外
部に排出することもできる。従って、釣糸を繰出す際に
釣糸が濡れることを防止でき、釣糸抵抗が小さくなる。
また、螺旋状突起条を形成しているため、所定のピッチ
で竿管の内面に釣糸案内部が現われ、これが釣糸28を
支えることになるため、更に釣糸抵抗が低減される。
【0027】図8は本発明に係る中通し釣竿の他の実施
例を示す。例えば中竿竿管12”の内面12S”に釣糸
案内部材40を配設し、該釣糸案内部材40の竿先側で
あって近くに、竿管内部に侵入した水滴を竿管12”の
外部に排出する排出孔38を形成している。内部に侵入
した水滴は釣糸案内部材40の表面では不安定であるた
め竿管内面12S”下部に溜る。この水滴を釣人の手元
側に流入させず、竿管の途中で排出させるために、排出
孔38を竿管12”の下部であって、釣糸案内部材40
の前側に形成し、釣竿を幾分立てた際に、この釣糸案内
部材40の前側にせき止められた水をこの排出孔38か
ら外部に排出することができる。こうして釣糸を濡らす
ことを防止でき、釣糸抵抗を低減できる。参照番号12
Aは竿管12”の補強部であり、排出孔38の存在によ
る竿管12”の強度低下を補っている。
【0028】このような釣糸案内部材40を竿管の長手
方向に複数個配設し、それぞれに対応させて竿管におけ
る円周方向位置を変えて排出孔38,38’等を設け、
釣竿操作における竿管の下部位置に変動があっても何れ
かの排出孔を通って水が排出されるよう構成することも
できる。更には、排出孔38は釣糸案内部材40の前部
に限らず後部であってもよいが、後部の場合には手元側
に流れることがあり、水の排出は釣竿を前に傾けた場合
に可能になる。
【0029】既述の釣糸案内部材、被膜層、螺旋状突起
条等の形成は、撥水性と低摩擦を主体にすれば、フッ素
樹脂やシリコン樹脂を使用し、耐摩耗性を主にすればセ
ラミックスや硬質樹脂を使用する。シート状又はテープ
状に巻回するか又は塗布して竿管内周に一体に形成する
か、又はエポキシ樹脂等に10ミクロン以下のフッ素微
粒子、モリブデン微粒子、シリコン微粒子等を混合した
ものを塗布して形成することができる。
【0030】具体的には、芯金に離型剤を塗布してから
フッ素樹脂塗料等を塗布するか、テープ又はシートを巻
回し、塗布の場合には自然乾燥させ、これらの後、竿管
を形成する熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を含浸又は混合
した繊維強化プリプレグを巻回し、以下加圧加熱して常
法に従って一体形成する。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項1
では、請求項1における内周の一部領域が下側になるよ
うにして釣竿を使用すれば、釣糸案内部材の下側部分の
存在によって水滴は竿管内面に溜められ、案内部材表面
は濡れておらず、釣糸が繰出される際に釣糸が濡れるこ
とを防止できるため釣糸抵抗が小さい。また、上部は存
在しないか又は上部は薄く形成しているため、釣糸の挿
通領域が可及的に大きく形成され、釣糸抵抗が小さくな
る。
【0032】また請求項2では、竿管内面の被膜層の表
面には凹凸を形成し、該凹凸は凸部の頂部近くが釣竿の
手元側から先端側に向って緩傾斜状に滑らかに形成され
ているため水滴は凹部に溜り、釣糸の繰出し時に釣糸が
濡れることを防止できると共に、釣糸の挿通を妨害する
ことなく、釣糸抵抗が低減される。
【0033】また請求項3では、竿管内面に突出配設し
た釣糸案内部材の近くに水滴を竿管の外部に排出する排
出孔を形成しているため、該釣糸案内部材によってせき
止められた水が排出孔を介して排出されると共に釣糸が
釣糸案内部材によって受けられるため、釣糸の繰出し時
に該釣糸が濡れず、釣糸抵抗が小さくなる。
【0034】請求項4と5では、大撓み領域でない領域
内面には釣糸案内部材を配設していないか、或いは大き
なピッチで配設しており、大撓み領域内面にはより小さ
なピッチで配設しているので釣糸抵抗が低減できると共
に、釣糸案内部材の無駄が少なく、軽量になる。請求項
では、各請求項の作用効果に加え、釣糸案内部材には
撥水性が付与されているため、水滴が釣糸案内部材から
流れ易く、それだけ釣糸に水滴が付着し難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る中通し釣竿の側面図であ
る。
【図2】図2は図1のC部である図3の矢視線B−Bに
よる横断面図である。
【図3】図3は図1のC部の拡大縦断面図である。
【図4】図4は図2に対応する他の形態の横断面図であ
る。
【図5】図5は図2に対応する更に他の形態の横断面図
である。
【図6】図6は本発明に係る他の中通し釣竿の部分縦断
面図である。
【図7】図7は本発明に係る更に他の中通し釣竿の部分
側面図である。
【図8】図8本発明に係る他の中通し釣竿の部分縦断面
図である。
【符号の説明】
12 中竿竿管 12S 中竿竿管内面 30 釣糸案内部材 30S 釣糸案内部材表面 32 水抜き孔 34 被膜層 34A 凹部 34B 凸部 36A,36B 螺旋状突起条 38 排出孔

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂をマトリックスとし、強化繊維によ
    って強化形成された竿管内に釣糸を挿通させる中通し釣
    竿であって、 前記竿管の内周の一部領域にのみ突出するよう配設した
    釣糸案内部材か、又は内周の一部を厚肉に形成し、該一
    部に対して概ね径方向反対部を薄肉に形成した釣糸案内
    部材を竿管の長手方向に間隔をおいて竿管内面に突出す
    るよう配設したことを特徴とする中通し釣竿。
  2. 【請求項2】 樹脂をマトリックスとし、強化繊維によ
    って強化形成された竿管内に釣糸を挿通させる中通し釣
    竿であって、 前記竿管の内面に被膜層を形成し、該被膜層の表面には
    凹凸を形成し、該凹凸は凸部の頂部近くが釣竿の手元側
    から先端側に向って緩傾斜状に滑らかに形成されている
    釣糸案内部材であることを特徴とする中通し釣竿。
  3. 【請求項3】 樹脂をマトリックスとし、強化繊維によ
    って強化形成された竿管内に釣糸を挿通させる中通し釣
    竿であって、 前記竿管の内面に釣糸案内部材を突出するよう配設し、
    該釣糸案内部材の近くの竿管に水滴を竿管の外部に排出
    する排出孔を形成したことを特徴とする中通し釣竿。
  4. 【請求項4】 樹脂をマトリックスとし、強化繊維によ
    って強化形成された竿管内に釣糸を挿通させる中通し釣
    竿であって、 仕掛けの重りによって大きく撓む領域内面に連続して
    糸案内部材を突出形成すると共に、他の領域内面にはそ
    れよりもピッチを広げて釣糸案内部材を配設するか又は
    釣糸案内部材を設けないことを特徴とする中通し釣竿。
  5. 【請求項5】 魚が掛った際に大きく撓む領域内面にも
    釣糸案内部材を突出形成すると共に、これら夫々の大撓
    み領域以外の領域内面にはそれらよりもピッチを広げて
    釣糸案内部材を配設するか又は釣糸案内部材を設けない
    請求項記載の中通し釣竿。
  6. 【請求項6】 前記釣糸案内部材に撥水性を付与してな
    る請求項1からのうち何れか1記載の中通し釣竿。
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