JP3026382B2 - Dtmf信号生成回路 - Google Patents

Dtmf信号生成回路

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JP3026382B2
JP3026382B2 JP03343609A JP34360991A JP3026382B2 JP 3026382 B2 JP3026382 B2 JP 3026382B2 JP 03343609 A JP03343609 A JP 03343609A JP 34360991 A JP34360991 A JP 34360991A JP 3026382 B2 JP3026382 B2 JP 3026382B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDTMF(Dial Tone Mu
lti Frequency )信号生成回路、特に例えば、自動車電
話や携帯電話などの移動体通信における電話機に有利に
適用されるDTMF信号生成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】DTMF信号生成回路の従来技術とし
て、たとえば特開平1−147944、2−6324
3、2−26167、3−60255に記載されたもの
がある。これら従来技術には、信号の立ち上がり時にお
ける波形歪みを防止したり、低消費電力・低電圧で動作
するもの、音によりキー操作の誤りを防止するもの、ま
たは回路の小型化を達成するものがそれぞれ提案されて
いる。
【0003】一方、このようなDTMF信号生成回路が
たとえば移動体通信システムの自動車電話機や携帯電話
機などの選択信号送出回路として適用される場合、送信
側で周波数の高い信号を特に強調するプリエンファシス
が行われる。これは、音声信号の電力スペクトルは50
0〜1000Hzをピークとして高い周波数で減衰する
という特徴があり、このまま出力すると受信側で正確な
選択信号の受信が困難になるためである。
【0004】図2には従来技術におけるDTMF信号生
成回路が示されている。この従来技術では、発振回路1
によって発生する信号は分周器2、3のクロック源とし
て送られる。そして、これら分周器2、3により所定の
周波数に対応した分周比で分周された後に、アドレスカ
ウンタ4、5のクロック源として供給される。
【0005】アドレスカウンタ4、5は、16進カウン
タとして動作し、擬似正弦波データを格納した正弦波R
OMテーブル6、7のアドレスを順次指定する。正弦波
ROMテーブル6、7より出力される擬似正弦波ディジ
タルデータは、加算器8で加算され、それぞれの周波数
の設定レベルになるようにプリエンファシス回路9で調
整される。プリエンファシス回路9で調整されたデータ
はD−A変換器10によりアナログ値として正弦波に変
換され、DTMF信号として出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来技術では、加算器8で加算した後の擬似正弦波
は、16進のカウンタを通過しているので階段波として
出力されるが、この階段波はプリエンファシス回路(S
CF)9に入力されるSCFクロックと同期がとれてい
ない。このため、プリエンファシス回路9により周波数
の設定が行われる際に、異なった歪んだ波形(特に1k
Hz以下)になるという欠点があり、正確なDTMF信
号の送出ができなかった。
【0007】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、波形歪発生の防止を小規模な回路追加により達成す
るとともにその制御を容易にし、正確なDTMF信号の
送出が可能なDTMF信号生成回路を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、制御手段により指定されたDTMF信号
を生成するDTMF信号生成回路は、制御手段から制御
信号を入力し、この制御信号により第1の周波数データ
を出力する第1の周波数データ出力手段と、制御手段か
ら制御信号を入力し、この制御信号により第2の周波数
データを出力する第2の周波数データ出力手段と、第1
の周波数データおよび第2の周波数データを入力し、こ
れらデータを加算する加算手段と、クロックを入力し、
このクロックにより加算手段で加算された周波数データ
を微分操作して出力レベルを調整するプリエンファシス
手段と、制御信号とクロックを入力し、第1の周波数デ
ータ出力手段および第2の周波数データ出力手段とプリ
エンファシス手段との同期をとる同期手段とを有する。
【0009】
【作用】本発明によれば、制御手段は第1の周波数デー
タ出力手段と第2の周波数データ出力手段に制御信号を
出力し、これら出力手段より送出する周波数データを指
定する。制御手段より出力される制御信号はまた、同期
手段にも送出される。同期手段は、この制御信号とプリ
エンファシス手段の微分操作を行うSCFクロックとを
入力する。そして同期手段は、これら信号により第1の
周波数データ出力手段および第2の周波数データ出力手
段とプリエンファシス手段との同期をとる同期信号を、
これら周波数データ出力手段に送出する。
【0010】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるDTM
F信号送出回路の実施例を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明によるDTMF信号送出回
路の実施例を示す機能ブロック図である。同図におい
て、発振回路1は、たとえば1MHzなどの高周波信号
を発振する水晶発振器であり、基準クロックを発生す
る。発振回路1は、分周器2および3に接続され、これ
らに基準クロックを出力する。
【0012】分周器2、3はそれぞれ、入力したクロッ
クを設定された値に対応して分周する分周器である。分
周器2はカウンタ4に、また分周器3はカウンタ5にそ
れぞれ接続され、分周したクロックをプログラマブルカ
ウンタ4または5に出力する。プログラマブルカウンタ
4、5は分周器2、3より入力したクロックをカウント
するカウンタである。これらカウンタ4、5は、正弦波
ROM6または7に接続されている。
【0013】正弦波ROM6、7は、正弦波データがあ
らかじめ格納されているメモリであり、カウンタ4、5
でカウントされた値を入力し、これによって指定された
アドレスの内容を加算器8に送る。なお、分周器2、カ
ウンタ4および正弦波ROM6により高群側の正弦波信
号を発生するブロックが形成され、また分周器3、カウ
ンタ5および正弦波ROM7により低群側の正弦波信号
を発生するブロックが形成されている。加算器8は高群
側と低群側の2つの正弦波信号を電気的に加算する加算
器である。加算器8はプリエンファシス回路9に接続さ
れ、加算された2つの正弦波信号をこれに送る。
【0014】プリエンファシス回路9は、設定された周
波数の出力レベルを調整するフィルタであり、SCFク
ロックに同期して微分処理を行うことにより実質的に高
い周波数成分を強調する。プリエンファシス回路9はD
−A変換器10に接続されている。D−A変換器10
は、プリエンファシス回路9よりディジタル信号として
入力した正弦波信号をアナログ信号に変換する変換回路
である。D−A変換器10によりアナログ変換されたD
TMF信号は、たとえば被呼者端末の電話番号などを示
す選択信号として出力される。
【0015】制御回路11は、分周器2、カウンタ4お
よび正弦波ROM6を制御して高群側の正弦波信号を、
また分周器3、カウンタ5および正弦波ROM7を制御
して低群側の正弦波信号をそれぞれ指定する回路であ
る。すなわち制御回路11は、DTMF送出周波数を決
定する制御信号を高群側および低群側のブロックに送出
する。制御回路11はまた、同期回路12に接続され、
高群側または低群側のいずれかの制御信号を制御信号1
00を同期回路12に出力する。
【0016】同期回路12は、制御回路11からの制御
信号とプリエンファシス回路9が入力するSCFクロッ
クとを入力し、高群側および低群側の回路とプリエンフ
ァシス回路9とに同期信号を供給する回路である。すな
わち同期回路12は、制御信号100とSCFクロック
によりリセット出力110を、分周器2,3、カウンタ
4,5、正弦波ROM6,7に出力する。
【0017】このリセット出力110により同期がとら
れることで、本実施例では周波数を設定する毎に異なっ
た歪んだ波形(特に1kHz以下)になることがなくな
る。図3には本実施例における同期回路12の機能ブロ
ック図が示されている。同図に示すように同期回路12
は、リセット付きDフリップ・フロップ20とリセット
無しDフリップ・フロップ22を直列接続することによ
り構成することができる。
【0018】次に本実施例の動作を説明する。なお、本
動作例では高群ブロックを例に説明する。まず、制御回
路11は出力する周波数の選択を行う。選択した情報は
制御回路11から制御信号として分周器2、カウンタ4
および正弦波ROM6に出力される。また、同じ制御信
号が制御信号100として同期回路12にも出力され
る。同期回路12は、制御信号100とSCFクロック
とにより同期信号110を分周器2、カウンタ4および
正弦波ROM6に出力し、プリエンファシス回路9とこ
れら高群側ブロックの回路との同期をとる。
【0019】一方、発振回路1によって発生する1MH
zのクロック信号はプログラマブルカウンタである分周
器2のクロック源として供給される。そして、各々の高
群周波数に対応した分周比で分周された後、高群用アド
レスカウンタ4のクロック源として供給される。アドレ
スカウンタ4は、16進カウンタとして動作し、擬似正
弦波データを格納した正弦波ROMテーブル6のアドレ
スを順次指定する。
【0020】正弦波ROMテーブル6より出力される擬
似正弦波ディジタルデータは、加算器8で低群側ブロッ
クの擬似正弦波ディジタルデータと加算される。そし
て、加算された擬似正弦波ディジタルデータは、各々の
周波数の設定レベルになるようプリエンファシス回路9
で調整され、D−A変換回路10に出力される。D−A
変換回路10は、擬似正弦波ディジタルデータをアナロ
グ信号の正弦波に変換し、DTMF信号として出力す
る。
【0021】
【発明の効果】このように本発明のDTMF信号生成回
路によれば、SCFクロックによりDTMF出力信号の
同期をとるため、出力周波数を設定するたびに従来のよ
うな波形歪みが発生することがない。また、波形歪みの
発生を防止するのに必要な同期回路は、本実施例で示し
たように、たとえば2つのフリップ・フロップなどで構
成可能である。このため、波形歪みの発生防止を達成す
るために増える回路も少なくて済み、またその同期信号
を発生する際の制御も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるDTMF信号生成回路の実施例を
示す機能ブロック図、
【図2】従来技術におけるDTMF信号生成回路の機能
ブロック図、
【図3】図1に示した実施例における同期回路の一例を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 発振回路 2,3 分周器 4,5 カウンタ 6,7 正弦波ROM 8 加算器 9 プリエンファシス回路 10 D−A変換器 11 制御回路 12 同期回路 20,22 フリップ・フロップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御手段から制御信号を入力し、この制
    御信号により第1の周波数データを出力する第1の周波
    数データ出力手段と、 前記制御手段から制御信号を入力し、この制御信号によ
    り第2の周波数データを出力する第2の周波数データ出
    力手段と、 前記第1の周波数データおよび第2の周波数データを入
    力し、これらのデータを加算する加算手段と、 クロックを入力し、前記加算手段で加算された周波数デ
    ータに対して該クロックと同期させることにより微分処
    理を施し、該周波数データの高い周波数成分を強調する
    プリエンファシス手段と、 前記制御信号と前記クロックとから同期信号を生成する
    とともに、前記第1の周波数データ出力手段、前記第2
    の周波数データ出力手段および前記プリエンファシス手
    段に対して該同期信号を出力する同期回路とを有するこ
    とを特徴とするDTMF信号生成回路。
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