JP3026282B2 - ウェーハ面取り装置 - Google Patents

ウェーハ面取り装置

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JP3026282B2
JP3026282B2 JP10186441A JP18644198A JP3026282B2 JP 3026282 B2 JP3026282 B2 JP 3026282B2 JP 10186441 A JP10186441 A JP 10186441A JP 18644198 A JP18644198 A JP 18644198A JP 3026282 B2 JP3026282 B2 JP 3026282B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェーハ面取り装置
に係り、特に半導体素子の素材となるシリコン等のウェ
ーハの周縁を面取り加工するウェーハ面取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のウェーハ面取り装置の一つに加
工ユニットを複数台備えたウェーハ面取り装置がある
(特開平8−150551号公報参照)。このウェーハ
面取り装置は、複数台ある加工ユニットが各々独立して
ウェーハの面取り加工を行うことができるため、1台の
装置で多数枚のウェーハを処理することができるという
利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加工ユニットを複数台備えたウェーハ面取り装置では、
1台の加工ユニットが故障すると、その修理のために装
置全体を停止しなければならず、その間ウェーハの処理
が全くできず、却って処理効率が低下するという欠点が
あった。また、砥石を交換する場合も同様であり、一つ
の加工ユニットの砥石を交換するため、装置全体を停止
しなければならず、効率的な運転を行うことができない
という欠点があった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、効率的な運転を行うことができるウェーハ面取
り装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、チャックテーブルに保持されたウェーハ
の周縁を外周スピンドルに装着された外周研削砥石で研
削して面取り加工する複数の加工ユニットと、面取り加
工するウェーハを前記加工ユニットに搬送する第1搬送
手段と、前記加工ユニットで面取り加工されたウェーハ
を洗浄する洗浄ユニットと、前記加工ユニットで面取り
加工されたウェーハを前記洗浄ユニットに搬送する第2
搬送手段と、を装置本体に備えたウェーハ面取り装置に
おいて、前記複数の加工ユニットは、前記装置本体の正
面部に並列して配置されるとともに、それぞれ装置本体
の正面手前側に外周スピンドル、奥側にチャックテーブ
ルが配置され、かつ、各加工ユニットはそれぞれ単独で
稼働でき、前記第1搬送手段と前記第2搬送手段は、前
記複数の加工ユニットの奥側に搬送路が形成され、前記
外周研削砥石は、前記外周スピンドルの上部に前記外周
研削砥石、下部にモータが位置した状態で交換できる構
成であることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、砥石交換を行う加工ユニ
ットだけ稼働を停止することができ、残りの加工ユニッ
トでは継続してウェーハの面取り加工を行うことができ
る。このため、従来のウェーハ面取り装置のように、ス
ループットが著しく低下するようなことがない。また、
装置本体の手前側に外周研削砥石が配置されているた
め、オペレータが容易に外周研削砥石の交換を行うこと
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るウェーハ面取り装置の好ましい実施の形態について
詳説する。図1は、本実施の形態に係るウェーハ面取り
装置の全体構成を示す平面図である。
【0008】同図に示すように、本実施の形態のウェー
ハ面取り装置10は、装置本体12に、面取り加工する
ウェーハWの供給を行う供給部14と、加工前のウェー
ハWの厚さ測定及びプリアライメントを行う前処理部1
6と、ウェーハWの面取り加工を行う加工部18と、面
取り加工を終えたウェーハWの洗浄を行う洗浄部20
と、加工後のウェーハWの直径測定を行う後処理部22
と、ウェーハWの回収を行う回収部24と、テストウェ
ーハの供給と回収を行うテストウェーハ供給回収部26
とが備えられて構成されている。
【0009】まず、供給部14の構成について説明す
る。図1に示すように、供給部14は、供給カセット3
0を所定位置に位置決めする供給カセット位置決め装置
32と、その供給カセット位置決め装置32によって所
定のウェーハ供給位置に位置決めされた供給カセット3
0からウェーハWを取り出して前処理部16に供給する
供給搬送ロボット34から構成されている。
【0010】供給カセット位置決め装置32は、6台の
供給カセットテーブル33、33、…を有しており、装
置本体12の左側部に直列して配置されている。供給カ
セット30、30…は、この6台の供給カセットテーブ
ル33、33、…上にセットされ、所定位置に位置決め
される。一方、供給搬送ロボット34は、先端部に一対
の吸着パッドを備えた供給搬送アーム36を有してい
る。この供給搬送アーム36はターンテーブル38上に
敷設されたガイド40に沿って前後移動するとともに、
ターンテーブル38が回転することにより旋回する。ま
た、ターンテーブル38がスライド移動することにより
6台の供給カセットテーブル33、33、…に沿ってス
ライド移動し、ターンテーブル38が上下動することに
より上下動する。
【0011】以上のように構成された供給部14では、
次のようにしてウェーハWの供給を行う。まず、ターン
テーブル38がスライド移動して、供給搬送アーム36
がウェーハWの供給を行う供給カセット30の前方で停
止する。次に、ターンテーブル38が所定距離上昇し
て、供給搬送アーム36が供給カセット30から取り出
すウェーハWの高さの位置まで上昇する。次に、供給搬
送アーム36が前進して供給カセット30内に進入し、
吸着パッドで供給カセット30内のウェーハWを吸着保
持する。次に、供給搬送アーム36が後退してウェーハ
Wを供給カセット30から取り出す。次に、ターンテー
ブル38が所定距離下降して、供給搬送アーム36が元
の高さの位置に復帰する。次に、ターンテーブル38が
180°回転することにより、供給搬送アーム36が1
80°旋回する。次に、ターンテーブル38がスライド
移動して所定のウェーハ受渡位置に移動する。そして、
前処理部16の前処理搬送ロボット42にウェーハWを
受け渡す。
【0012】なお、このウェーハWの供給はカセット単
位で行われ、一つの供給カセット30内に収納されてい
る全てのウェーハWの供給が終了すると、次の供給カセ
ット30からウェーハWの供給が行われる。次に、前処
理部16の構成について説明する。図1に示すように、
前処理部16は、供給部14から供給されたウェーハW
を前処理装置44に搬送する前処理搬送ロボット42
と、その搬送されたウェーハWの厚さ測定とプリアライ
メントを行う前処理装置44とから構成されている。
【0013】前処理搬送ロボット42は、先端部に一対
の吸着パッドを備えた前処理搬送アーム46を有してい
る。この前処理搬送アーム46はターンテーブル48上
に敷設されたガイド50に沿って前後移動するととも
に、ターンテーブル38が回転することにより旋回す
る。また、ターンテーブル48が上下動することにより
上下動する。
【0014】一方、前処理装置44は、厚さセンサ5
2、測定テーブル54及びオリフラ・ノッチ検出センサ
から構成されている。厚さセンサ52は、上下一対から
なる静電容量センサで構成されている。この一対の静電
容量センサは所定の間隔をもって互いに対向するように
配置されており、その間に位置したウェーハWの表面、
裏面までの距離を測定する。この静電容量センサの測定
結果は、図示しない演算装置に出力され、この演算装置
が演算処理によってウェーハWの厚さを測定する。
【0015】一方、オリフラ・ノッチ検出センサは、赤
外線センサで構成されており、前記測定テーブル54に
保持されて回転するウェーハWのノッチ又はオリフラの
位置を検出する。なお、測定テーブル54は、ウェーハ
Wの中心部を吸着保持して回転及び上下動することがで
きる。
【0016】以上のように構成された前処理部16で
は、次のようにしてウェーハWの厚さ測定とプリアライ
メントを行う。供給搬送ロボット34の供給搬送アーム
36がウェーハ受渡位置に移動すると、この供給搬送ア
ーム36に対向するように前処理搬送ロボット42の前
処理搬送アーム46が旋回する。そして、所定距離前進
して供給搬送アーム36からウェーハWを受け取る。次
に、前処理搬送アーム46が所定距離後退する。後退
後、前処理搬送アーム46は、前処理装置44の厚さセ
ンサ52と対向するように旋回する。
【0017】次に、前処理搬送アーム46が厚さセンサ
52に向かって所定距離前進する。これにより、前処理
搬送アーム46に保持されたウェーハWが厚さセンサ5
2の測定位置に位置するので、まず、初めに中心部の厚
さ測定が行われる。中心部の厚さ測定が終了すると、前
処理搬送アーム46が所定距離後退する。これにより、
ウェーハWの中心が測定テーブル54の中心と一致す
る。次に、測定テーブル54が所定距離上昇し、前処理
搬送アーム46からウェーハWを受け取る。ウェーハW
を受け渡した前処理搬送アーム46は所定距離後退して
待機位置に復帰する。
【0018】一方、ウェーハWを受け取った測定テーブ
ル54はウェーハWを所定の速度で回転させる。そし
て、このウェーハWの回転が安定したところで、オリフ
ラ・ノッチ検出センサ56が、ウェーハWに形成されて
いるノッチ又はオリフラの位置を検出する。また、これ
と同時に、厚さセンサ52がウェーハWの外周の厚さを
測定する。
【0019】測定が終了すると、測定テーブル54の回
転が停止する。この際、測定テーブル54は、ノッチ又
はオリフラ位置の検出結果に基づいて、そのノッチ又は
オリフラが所定の方向に向くように停止する。すなわ
ち、ノッチ付きウェーハの場合は、ノッチがY方向に向
くように停止し、オリフラ付きウェーハの場合は、オリ
フラがX方向と平行になるように停止する。
【0020】以上のようにして、ウェーハWの中心部と
外周部の厚さ測定、及びプリアライメントが行われる。
次に、加工部18の構成について説明する。図1に示す
ように、加工部18は、2台の加工ユニット60A、6
0Bと、1台のトランスファーユニット62と、1台の
センタリングユニット64とから構成されている。そし
て、2台の加工ユニット60A、60Bは、それぞれ装
置本体12の正面部に並列して配置されており、この2
台の加工ユニット60A、60Bの奥側にトランスファ
ーユニット62とセンタリングユニット64が配設され
ている。
【0021】まず、加工ユニット60A、60Bの構成
について説明する。図2に示すように、加工ユニット6
0A、60Bは、主としてウェーハ送り装置66A、6
6Bと、外周研削装置68A、68Bと、ノッチ研削装
置70A、70Bとから構成されている。ウェーハ送り
装置66A、66Bは、ウェーハWを吸着保持するチャ
ックテーブル72A、72Bを有しており、該チャック
テーブル72A、72Bは、図示しない駆動手段に駆動
されて前後方向(Y軸方向)、左右方向(X軸方向)及
び上下方向(Z軸方向)の各方向に移動するとともに、
図示しないモータに駆動されて中心軸(θ軸)回りに回
転する。
【0022】外周研削装置68A、68Bは、外周モー
タ74A、74Bに駆動されて回転する外周スピンドル
76A、76Bを有しており、この外周スピンドル76
A、76BにウェーハWの外周を面取り加工する外周研
削砥石78A、78Bが装着される。ノッチ研削装置7
0A、70Bは、ノッチモータ80A、80Bに駆動さ
れて回転するノッチスピンドル82A、82Bを有して
おり、このノッチスピンドル82A、82Bにウェーハ
Wのノッチを面取り加工するノッチ研削砥石84A、8
4Bが装着される。ここで、このノッチモータ80A、
80Bは、図4に示すように、支持アーム86A、86
Bの先端部に固定されており、該支持アーム86A、8
6Bは支柱88A、88Bの上端部にピン90A、90
Bを介して揺動自在に支持されている。そして、この支
持アーム86A、86Bを水平に保持することにより、
ノッチスピンドル82A、82Bが所定のノッチ研削位
置に位置し(図4に実線で示す位置に位置する)、垂直
に保持することにより、ノッチスピンドル82A、82
Bが所定の砥石交換位置に位置する(図4に二点破線で
示す位置に位置する)。
【0023】なお、この支持アーム86A、86Bは、
図示しないロック手段によって水平状態又は垂直状態に
ロックされる。また、この支持アーム86A、86Bが
水平な状態に保持されると、図示しない確認センサ(近
接スイッチ)が支持アーム86A、86Bを検出する
(支持アーム86A、86Bが水平な状態に保持される
と、確認センサ(近接スイッチ)がONの状態にな
る。)。そして、この確認センサが支持アーム86A、
86Bを検出することにより、ノッチスピンドル82
A、82Bがノッチ研削位置に位置していること検出す
る。
【0024】加工ユニット60A、60Bは、前記のご
とく構成される。この加工ユニット60A、60Bでウ
ェーハWの外周を面取り加工する場合は、高速回転させ
た外周研削砥石78A、78Bにチャックテーブル72
A、72Bに保持されたウェーハWの外周を押し当て、
チャックテーブル72A、72Bを回転させることによ
り行う。
【0025】また、ウェーハWに形成されているオリフ
ラを面取り加工する場合は、回転する外周研削砥石78
A、78Bにチャックテーブル72A、72Bに保持さ
れたウェーハWのオリフラを押し当て、そのオリフラに
沿ってチャックテーブル72A、72Bを移動させるこ
とにより行う。また、ウェーハWに形成されているノッ
チを面取り加工する場合は、回転するノッチ研削砥石8
4A、84Bにチャックテーブル72A、72Bに保持
されたウェーハWのノッチを押し当て、そのノッチの形
状に沿ってチャックテーブル72A、72Bを移動させ
ることにより行う。
【0026】ところで、前記のごとく構成された各加工
ユニット60A、60Bは、図1及び図3に示すよう
に、共に外周研削砥石78A、78Bとノッチ研削砥石
84A、84Bが装置本体12の正面手前側に配置され
た構成となっている。このようなレイアウトにしたの
は、オペレータが砥石交換を容易に行うことができるよ
うにしたためである。
【0027】また、各加工ユニット60A、60Bは各
々独立して稼働できるように構成されており、一方の加
工ユニット60Aが停止中でも他方側の加工ユニット6
0Bが稼働してウェーハWの面取り加工を行うことがで
きるようにされている。これにより、一方の加工ユニッ
ト60Aの砥石を交換するために運転を停止しても、他
方側の加工ユニット60Bを稼働させることができるの
で、スループットの低下を抑えることができるようにな
る。
【0028】しかし、このように一方の加工ユニット6
0Aの砥石交換作業中に他方側の加工ユニット60Bを
稼働させていると、その砥石の交換作業を行っているオ
ペレータが稼働中のトランスファーユニット62、セン
タリングユニット64及び加工ユニット60Bに接触し
て負傷するおそれがある。そこで、加工ユニット60
A、60Bは、図2及び図3に示すように、砥石交換作
業中のオペレータが稼働中のトランスファーユニット6
2、センタリングユニット64及び加工ユニット60
A、60Bに接触しないように外周研削砥石78A、7
8Bとチャックテーブル72A、72Bとの間に安全カ
バー92A、92Bが設置されるとともに、外周研削砥
石78A、78Bに砥石カバー94A、94Bが設けら
れている。
【0029】安全カバー92A、92Bは、いわゆる引
き戸状に形成されており、装置本体12に形成された図
示しないレール上を左右方向にスライドして開閉され
る。一方、砥石カバー94A、94Bは、図3及び図4
に示すように、クーラント回収用のオイルパン95にヒ
ンジ96A、96Bを介して開閉自在に取り付けられて
いる。この砥石カバー94A、94Bは、手動式の留金
98A、98Bによってロックされるとともに、制御装
置100によって開閉を制御された電磁ロック102
A、102Bによってロックされる。この電磁ロック1
02A、102Bは、その上部に備えられた揺動自在な
フック104A、104Bが砥石カバー94A、94B
に取り付けられた係合プレート106A、106Bに係
合することにより砥石カバー94A、94Bをロックす
る。
【0030】なお、この砥石カバー94A、94Bは、
ノッチスピンドル82A、82Bの設置位置に切欠きが
形成されており、ノッチスピンドル82A、82Bがノ
ッチ研削位置に位置している場合であっても、独立して
開閉できるように構成されている。一方、ノッチスピン
ドル82A、82Bは、この砥石カバー94A、94B
は締められた状態であっても、独立してノッチ交換位置
に移動させることができる。
【0031】また、この砥石カバー94A、94Bの開
閉は、開閉センサ108A、108Bに検出され、その
開閉情報は制御装置100に出力される。この開閉セン
サ108A、108Bは近接スイッチで構成されてお
り、該近接スイッチは砥石カバー94A、94Bに取り
付けられた係合プレート106A、106Bが所定のロ
ック位置(電磁ロック102A、102Bのフック10
4A、104Bが係合する位置)に位置するとON状態
となる。制御装置100は、この近接スイッチのON状
態を検出することにより、砥石カバー94A、94Bの
閉状態を検出する。
【0032】ところで、前述したように電磁ロック10
2A、102Bは、その開閉が制御装置100によって
制御されており、外周研削砥石78A、78Bが回転中
は砥石カバー94A、94Bが開かないようにされてい
る。図5は、その電磁ロックの制御回路の構成を示すブ
ロック図である。なお、同図では加工ユニット60A側
の制御回路のみが図示されているが、加工ユニット60
Bの制御回路も同様の構成である。
【0033】同図に示すように、外周モータ74A、7
4Bが回転中はモータドライバ110A、110Bから
制御装置100に外周モータ74A、74Bが回転中で
あることを示す信号が出力される。制御装置100は、
この信号を受けることにより、外周モータ74A、74
Bが回転中であることを検出し、電磁ロック102A、
102Bのロック状態を維持する(この間はオペレータ
が電磁ロック102A、102Bのロック解除スイッチ
を押してもロックは解除されない。)。これにより、外
周研削砥石78A、78Bが回転中に砥石カバー94
A、94Bが安易に開けられて、不測の事故が生じるの
を防止することができる。
【0034】また、砥石カバー94A、94Bが開か
れ、開閉センサ108A、108Bから制御装置100
に開状態を示す信号が出力される。制御装置100は、
この信号を受けることにより、砥石カバー94A、94
Bが開いていることを検出し、外周モータ74A、74
Bの停止状態を維持する(この間はオペレータが外周モ
ータ74A、74Bの駆動スイッチを押しても外周モー
タ74A、74Bは回転しない。)。これにより、砥石
カバー94A、94Bが開いている間に外周研削砥石7
8A、78Bが回転して、不測の事故が生じるのを防止
することができる。
【0035】また、ノッチモータ80A、80Bは、ノ
ッチスピンドル82A、82Bが砥石交換位置に位置し
ているときにのみ回転できるように制御される。すなわ
ち、ノッチスピンドル82A、82Bが砥石交換位置に
位置すると、支持アーム86A、86Bが確認センサに
よって検出されるので、制御装置100は、この確認セ
ンサが支持アーム86A、86Bを検出したときにの
み、ノッチモータ80A、80Bが回転できるように制
御する。したがって、ノッチスピンドル82A、82B
が砥石交換位置に位置しているときは、ノッチモータ8
0A、80Bは回転することができないので、砥石交換
中に、オペレータが不測の負傷を負うのを防止すること
ができる。
【0036】このように、制御装置100は、砥石カバ
ー94A、94Bが開けられている間は外周モータ74
A、74Bが回転しないように制御し、また、外周モー
タ74A、74Bが回転中は砥石カバー94A、94B
が開かないように制御する。さらに、ノッチスピンドル
82A、82Bが砥石交換位置に位置しているときにの
みノッチモータ80A、80Bが回転できるように制御
する。これにより、オペレータは安全に砥石交換を行う
ことができる。
【0037】しかし、このように電磁ロック102A、
102Bの開閉及び各モータの駆動を制御して安全を期
しても、制御系の故障により砥石カバー94A、94B
が開けられている間に外周モータ74A、74Bが回転
して不測の事故が生じる場合もある。このため、各加工
ユニット60A、60Bは、それぞれ個別に外周モータ
74A、74Bとノッチモータ80A、80Bの電源ス
イッチ112A、112Bを有しており、オペレータが
砥石交換を行う際は、この電源スイッチ112A、11
2BをOFFにして交換作業を行う。これにより、制御
系が故障した場合であっても外周モータ74A、74B
又はノッチモータ80A、80Bが回転しだすようなこ
とはなく、安全にオペレータが砥石交換を行うことがで
きる。
【0038】次に、トランスファーユニット62の構成
について説明する。トランスファーユニット62は、前
処理部16でプリアライメントされたウェーハWを各加
工ユニット60A、60Bに搬送するとともに、各加工
ユニット60A、60Bで面取り加工されたウェーハW
を洗浄部20に搬送する。このトランスファーユニット
62は、図1及び図6に示すように、水平ガイド114
と、その水平ガイド114に沿ってスライド移動するス
ライドブロック116と、そのスライドブロック116
上に設けられた第1トランスファーアーム118と、同
じくスライドブロック116上に設けられた第2トラン
スファーアーム120とから構成されている。
【0039】水平ガイド114は、図1に示すように、
加工ユニット60A、60Bに沿って配設されており、
この水平ガイド114に沿ってスライドブロック116
が図示しない駆動手段に駆動されてスライド移動する。
第1トランスファーアーム118は、図6に示すよう
に、先端部にU字状のウェーハ受皿122を有してい
る。このウェーハ受皿122の上面部には一対の吸着パ
ッド124、124が配設されており、第1トランスフ
ァーアーム118は、この吸着パッド124、124で
ウェーハWを保持してウェーハWを搬送する。また、こ
の第1トランスファーアーム118は、その基端部が第
1昇降ブロック126に設けられたアーム旋回モータ1
28の出力軸に固定されており、このアーム旋回モータ
128を駆動することにより旋回する。さらに、このア
ーム旋回モータ128が設けられた第1昇降ブロック1
26は、前記スライドブロック116に垂直に立設され
た第1支柱130にスライド自在に支持されており、図
示しないシリンダに駆動されることにより昇降移動す
る。したがって、第1トランスファーアーム118は、
スライドブロック116がスライド移動することにより
図1中X軸方向にスライド移動するとともに、アーム旋
回モータ128に駆動されて旋回し、さらに、図示しな
いシリンダに駆動されることにより上下動する。
【0040】一方、第2トランスファーアーム120
は、図7に示すように、先端下部に吸着パッド132を
有している。第2トランスファーアーム120は、この
吸着パッド132でウェーハWを保持して搬送する。ま
た、この第2トランスファーアーム120は、その基端
部が第2昇降ブロック134に支持されており、該第2
昇降ブロック134は前記スライドブロック116に垂
直に立設された第2支柱136にスライド自在に支持さ
れている。この第2昇降ブロック134は、図示しない
シリンダに駆動されることにより昇降移動する。したが
って、第2トランスファーアーム120は、スライドブ
ロック116がスライド移動することにより図1中X軸
方向にスライド移動するとともに、図示しないシリンダ
に駆動されて上下動する。
【0041】次に、センタリングユニット64の構成に
ついて説明する。センタリングユニット64は、ウェー
ハWを所定位置に位置決めして加工ユニット60A、6
0Bのチャックテーブル72A、72Bに載置する装置
である。このセンタリングユニット64は、図1及び図
2に示すように、水平ガイド138に沿って図1中X軸
方向にスライド移動するスライドブロック140と、そ
のスライドブロック140上に配設された垂直ガイド1
42に沿って図2中Z軸方向に昇降移動する昇降ブロッ
ク144と、その昇降ブロック144に着脱自在に取り
付けられたセンタリング装置146とから構成されてい
る。
【0042】水平ガイド138は、図1に示すように、
トランスファーユニット64の水平ガイド114に沿っ
て配置されており、この水平ガイド138に沿ってスラ
イドブロック140が図示しない駆動手段に駆動されて
スライド移動する。一方、垂直ガイド142は、図2に
示すように、前記水平ガイド138と直交するように配
置されており、この垂直ガイド142に沿って昇降ブロ
ック144が図示しない駆動手段に駆動されて昇降移動
する。
【0043】センタリング装置146は、オリフラ付き
ウェーハ用のものとノッチ付きウェーハ用のものがあ
り、面取り加工するウェーハに応じて前記昇降ブロック
144に装着する。オリフラ付きウェーハ用のセンタリ
ング装置146は、図9に示すように、一対の挟持ロー
ラ148、148と一対の位置決め基準駒150、15
0を有しており、それぞれ図示しない駆動手段に駆動さ
れて互いに中心Oに向かって拡縮する。オリフラ付きウ
ェーハは、この一対の挟持ローラ148、148と一対
の位置決め基準駒150、150で挟持されることによ
りセンタリングされ、また、そのオリフラに一対の位置
決め基準駒150、150が当接することにより所定位
置に位置決めされる。
【0044】一方、ノッチ付きウェーハ用のセンタリン
グ装置146は、図10に示すように、一対の挟持ロー
ラ152、152と1個の位置決め基準駒154を有し
ており、それぞれ図示しない駆動手段に駆動されて互い
に中心Oに向かって拡縮する。ノッチ付きウェーハは、
この一対の挟持ローラ152、152と1個の位置決め
基準駒154で挟持されることによりセンタリングさ
れ、また、そのノッチに位置決め基準駒154が入り込
むことにより所定位置に位置決めされる。
【0045】前記のごとく構成された加工部18におけ
るウェーハWの処理の流れは、次の通りである。図6に
示すように、第1トランスファーアーム118と第2ト
ランスファーアーム120は、初期状態において、同図
に二点破線で示す待機位置に位置している。
【0046】前処理部16でウェーハWのプリアライメ
ントが終了すると、第1トランスファーアーム118と
第2トランスファーアーム120が、図中左方向に移動
して同図に実線で示すウェーハ受取位置に移動する。第
1トランスファーアーム118と第2トランスファーア
ーム120がウェーハ受取位置に移動すると、第1トラ
ンスファーアーム118が時計回りの方向に約90°旋
回する。この結果、同図に二点破線で示すように、第1
トランスファーアーム118のウェーハ受皿122が、
前処理装置44の測定テーブル54に保持されているウ
ェーハWの下側位置に位置する。
【0047】次に、第1トランスファーアーム118が
所定距離上昇する。これにより、測定テーブル54から
第1トランスファーアーム118のウェーハ受皿122
にウェーハWが受け渡される。第1トランスファーアー
ム118はウェーハWを受け取ると、反時計回りの方向
に約90°旋回してウェーハ受取位置に復帰する。第1
トランスファーアーム118がウェーハ受取位置に復帰
すると、次に、第1トランスファーアーム118が下降
する。そして、第1トランスファーアーム118と第2
トランスファーアーム120が図中右方向に移動して、
第1センタリング受渡位置(又は第2センタリング受渡
位置)に移動する。
【0048】ここで、この第1センタリング受渡位置
(又は第2センタリング受渡位置)の上方にはセンタリ
ング装置146が待機しており、下方には加工ユニット
60Aのチャックテーブル72A(又は加工ユニット6
0Bのチャックテーブル72B)が待機している。ま
ず、第1トランスファーアーム118が所定距離上昇す
る。次いで、その第1トランスファーアーム118から
センタリング装置146がウェーハWを受け取る。セン
タリング装置146は、そのウェーハWを受け取る過程
でウェーハWのセンタリングと位置決めを行う。すなわ
ち、オリフラ付きウェーハWの場合は、一対の挟持ロー
ラ148、148と一対の位置決め基準駒150、15
0でウェーハWを挟持して受け取ることにより、そのウ
ェーハWをセンタリングするとともに、一対の位置決め
基準駒150、150をオリフラに当接させることによ
り、そのウェーハWを所定位置に位置決めする(オリフ
ラを所定の方向に位置させる)。一方、ノッチ付きウェ
ーハWの場合は、一対の挟持ローラ152、152と1
個の位置決め基準駒154でウェーハWを挟持して受け
取ることにより、そのウェーハWをセンタリングすると
ともに、位置決め基準駒154をノッチに嵌め込むこと
により、そのウェーハWを所定位置に位置決めする(ノ
ッチを所定の方向に位置させる。)。
【0049】なお、この際、ウェーハWは前処理部16
において予めプリアライメントされているので、ウェー
ハ受皿122から受け渡されたウェーハWを挟持ローラ
と位置決め基準駒でそのまま挟持することにより、オリ
フラ付きウェーハWの場合は、一対の位置決め基準駒1
50、150がオリフラ部に当接し、ノッチ付きウェー
ハWの場合は、ノッチに位置決め基準駒154が嵌まり
込む。
【0050】センタリング装置146がウェーハWを受
け取ると、第1トランスファーアーム118は所定距離
下降する。ここで、加工ユニット60A(又は加工ユニ
ット60B)に面取り加工を終えたウェーハWがある場
合は、第2トランスファーアーム120が所定距離下降
する。そして、その加工ユニット60Aのチャックテー
ブル72A(又は加工ユニット60Bのチャックテーブ
ル72B)上にある面取り加工されたウェーハWを吸着
パッド132で受け取る。ウェーハWを受け取った後、
第2トランスファーアーム120は所定距離上昇する。
【0051】第1トランスファーアーム118がセンタ
リング装置146にウェーハWを受け渡すとともに、第
2トランスファーアーム120が加工後のウェーハWを
受け取ると、第1トランスファーアーム118と第2ト
ランスファーアーム120は、図6中右方向に移動して
所定の洗浄テーブル受渡位置に移動する。そして、第2
トランスファーアーム120が所定距離下降して、後述
する洗浄部20の洗浄テーブルにウェーハWを受け渡
す。
【0052】洗浄テーブルにウェーハWを受け渡した第
2トランスファーアーム120は所定距離上昇し、この
後、第1トランスファーアーム118と第2トランスフ
ァーアーム120は図6中左方向に移動して待機位置に
移動する。一方、ウェーハWが受け渡されたセンタリン
グ装置146は、第1トランスファーアーム118と第
2トランスファーアーム120が移動した後、所定距離
下降して加工ユニット60Aのチャックテーブル72A
(又は加工ユニット60Bのチャックテーブル72B)
上にウェーハWを受け渡す。そして、そのウェーハWを
受け渡し後、センタリング装置146は所定距離上昇す
る。
【0053】一方、加工ユニット60A(又は加工ユニ
ット60B)は、センタリング装置146の上昇後、そ
の受け渡されたウェーハWの面取り加工を開始する。加
工部18は、以上のような流れでウェーハWを処理して
ゆく。なお、加工ユニット60A、60Bは2台あるの
で、第1トランスファーアーム118は交互にウェーハ
Wを供給する。また、センタリング装置146は1台の
みであるので、ウェーハWの供給に合わせて交互に加工
ユニット60A、60B間を移動する。
【0054】次に、洗浄部20の構成について説明す
る。洗浄部20には、図1に示すように、スピン洗浄装
置156が設置されている。このスピン洗浄装置156
は、洗浄テーブル158で保持したウェーハWを回転さ
せ、その回転するウェーハWの表面に洗浄液を噴射する
ことにより、ウェーハWの表面に付着した汚れを剥離除
去する。
【0055】次に、後処理部22の構成について説明す
る。図1に示すように、後処理部22には直径測定器1
60が設置されており、この直径測定器160によって
測定テーブル162に保持されたウェーハWの直径が測
定される。なお、洗浄部20から後処理部22へのウェ
ーハWの搬送は、次述する回収部24の回収搬送ロボッ
ト168が行う。
【0056】次に、回収部24の構成について説明す
る。図1に示すように、回収部24は、回収カセット1
64を所定位置に位置決めする回収カセット位置決め装
置166と、その回収カセット位置決め装置166によ
って所定のウェーハ回収位置に位置決めされた回収カセ
ット164にウェーハWを収納する回収搬送ロボット1
68から構成されている。
【0057】回収カセット位置決め装置166は、6台
の回収カセットテーブル170、170…を有してお
り、装置本体12の右側部に直列して配置されている。
回収カセット164、164…は、この6台の回収カセ
ットテーブル170、170、…上にセットされること
により所定位置に位置決めされる。一方、回収搬送ロボ
ット168は、先端部に一対の吸着パッドを備えた回収
搬送アーム172を有している。この回収搬送アーム1
72はターンテーブル174上に敷設されたガイド17
6に沿って前後移動するとともに、ターンテーブル17
4が回転することにより旋回する。また、ターンテーブ
ル174がスライド移動することにより、6台の回収カ
セットテーブル170、170、…に沿ってスライド移
動し、ターンテーブル174が上下動することにより上
下動する。
【0058】以上のように構成された回収部24では、
次のようにしてウェーハWの回収を行う。まず、ターン
テーブル174がスライド移動して、後処理部22の測
定テーブル162の前方で停止する。次に、回収搬送ア
ーム172が前進して測定テーブル162に保持されて
いるウェーハWの下側位置に位置する。次に、回収搬送
アーム172の先端部に備えられた吸着パッドが測定テ
ーブル162に保持されているウェーハWを吸着保持す
る。次に、回収搬送アーム172が後退する。次に、タ
ーンテーブル174が180°回転して、回収搬送アー
ム172が180°旋回する。次に、ターンテーブル1
74がスライド移動して所定の回収カセット164の前
方で停止する。次に、ターンテーブル174が所定距離
上昇して、ウェーハWの収納位置に位置する。次に、回
収搬送アーム172が前進して回収カセット164内に
ウェーハWを収納する。そして、ウェーハWの吸着を解
除し、後退する。後退後、ターンテーブル174が所定
距離下降して元の高さの位置に復帰し、これにより、ウ
ェーハWの回収が終了する。
【0059】なお、ウェーハWの回収はカセット単位で
行われ、一つの回収カセット164が満杯になると、ウ
ェーハWは次の回収カセット164に回収される。次
に、テストウェーハ供給回収部26の構成について説明
する。このテストウェーハ供給回収部26は、テストウ
ェーハカセット位置決め装置178を備えている。テス
トウェーハカセット位置決め装置178は、カセットテ
ーブル180を備えており、このカセットテーブル18
0上にテストウェーハが多数枚収納されたテストウェー
ハカセット182がセットされる。
【0060】なお、テストウェーハカセット182に収
納されているテストウェーハの供給と回収は前処理部1
6の前処理搬送ロボット42が行う。前記のごとく構成
された本実施の形態のウェーハ面取り装置10の作用は
次の通りである。なお、以下の説明では、必要に応じて
図1中左側の加工ユニット60Aを『第1加工ユニット
60A』といい、右側の加工ユニット60Bを『第2加
工ユニット60B』という。
【0061】図1に示すように、まず、6つある供給カ
セット30、30、…のうち1つの供給カセットから1
枚のウェーハWが、供給搬送ロボット34によって取り
出される。取り出されたウェーハWは、供給搬送ロボッ
ト34によって前処理部16の前処理搬送ロボット42
に受け渡される。ウェーハWを受け取った前処理搬送ロ
ボット42は、そのウェーハWを前処理装置44に搬送
する。一方、ウェーハWを受け渡した供給搬送ロボット
34は、次に処理するウェーハWを供給カセット30か
ら取り出し、所定のウェーハ受渡位置(図1で実線で示
す位置)で待機している。
【0062】前処理装置44は、前処理搬送ロボット4
2から受け渡されたウェーハWの厚さ測定とプリアライ
メントを行う。この前処理装置44で厚さ測定とプリア
ライメントが終了すると、図6に示すように、加工部1
8の第1トランスファーアーム118と第2トランスフ
ァーアーム120がウェーハ受取位置(図6に実線で示
す位置)に移動する。そして、第1トランスファーアー
ム118が旋回して前処理装置44からプリアライメン
トされたウェーハWを受け取る。
【0063】一方、第1トランスファーアーム118に
ウェーハWが受け取られると、次に処理するウェーハW
が前処理搬送ロボット42によって前処理装置44に搬
送される。前処理装置44は、その搬送されたウェーハ
Wの厚さ測定とプリアライメントを予め行っておく。第
1トランスファーアーム118がウェーハを受け取る
と、第1トランスファーアーム118と第2トランスフ
ァーアーム120が、第1センタリング受渡位置に移動
する。この第1センタリング受渡位置の上方には予めセ
ンタリング装置146が待機しており、下方には第1加
工ユニット60Aのチャックテーブル72Aが待機して
いる。第1トランスファーアーム118は、第1センタ
リング受渡位置に移動後、所定距離上昇してセンタリン
グ装置146にウェーハWを受け渡す。センタリング装
置146は、そのウェーハWを受け渡されたウェーハW
のセンタリングと位置決めを行う。
【0064】一方、第1トランスファーアーム118が
センタリング装置146にウェーハWを受け渡すと、第
1トランスファーアーム118と第2トランスファーア
ーム120は待機位置に移動する。センタリング装置1
46は、第1トランスファーアーム118と第2トラン
スファーアーム120が待機位置に移動した後に所定距
離下降して第1加工ユニット60Aのチャックテーブル
72A上にウェーハWを載置する。
【0065】ウェーハWをチャックテーブル72A上に
載置したセンタリング装置146は、再び所定距離上昇
する。そして、水平方向(図1中X軸方向)に所定距離
移動して第2センタリング受渡位置の上方に移動する。
一方、第1加工ユニット60Aは、センタリング装置1
46が上昇した後に、その受け渡されたウェーハWを面
取り加工する。
【0066】第1加工ユニット60AによるウェーハW
の面取り加工が開始すると、第1トランスファーアーム
118と第2トランスファーアーム120は、再びウェ
ーハ受取位置に移動する。そして、前処理装置44から
プリアライメントされているウェーハWを第1トランス
ファーアーム118が受け取る。第1トランスファーア
ーム118がウェーハWを受け取ると、第1トランスフ
ァーアーム118と第2トランスファーアーム120
は、第2センタリング受渡位置に移動する。この第2セ
ンタリング受渡位置の上方には前述したように予めセン
タリング装置146が移動して待機しており、下方には
第2加工ユニット60Bのチャックテーブル72Bが待
機している。
【0067】第1トランスファーアーム118は、前記
同様に所定距離上昇してセンタリング装置146にウェ
ーハWを受け渡す。そして、センタリング装置146
は、その受け渡されたウェーハWのセンタリングと位置
決めを行う。第1トランスファーアーム118がセンタ
リング装置146にウェーハWを受け渡すと、第1トラ
ンスファーアーム118と第2トランスファーアーム1
20は再び待機位置に移動する。
【0068】一方、第1トランスファーアーム118か
らウェーハWが受け渡されたセンタリング装置146
は、第1トランスファーアーム118と第2トランスフ
ァーアーム120が待機位置に移動した後、所定距離下
降して第2加工ユニット60Bのチャックテーブル72
A上にウェーハWを載置する。そして、所定距離上昇す
る。センタリング装置146は、上昇後再び水平方向
(図1中X軸方向)に移動して第1センタリング受渡位
置の上方に移動する。
【0069】ウェーハWが受け渡された第2加工ユニッ
ト60Bは、センタリング装置146が上昇した後、そ
の受け渡されたウェーハWの面取り加工を開始する。以
上の工程で、2台の加工ユニット60A、60Bにウェ
ーハWがそれぞれ供給される。前記第1加工ユニット6
0AでウェーハWの面取り加工が行われている間に、第
1トランスファーアーム118と第2トランスファーア
ーム120はウェーハ受取位置に移動する。そして、前
処理装置44から既にプリアライメントされているウェ
ーハWを第1トランスファーアーム118が受け取る。
【0070】第1トランスファーアーム118がウェー
ハWを受け取ると、第1トランスファーアーム118と
第2トランスファーアーム120は、第1センタリング
受渡位置に移動する。この第1センタリング受渡位置の
上方には予めセンタリング装置146が待機している。
第1加工ユニット60AでウェーハWの面取り加工が開
始されてから所定時間が経過すると、その第1加工ユニ
ット60AでウェーハWの面取り加工が終了する。この
ウェーハWの面取り加工が終了すると、第1加工ユニッ
ト60Aのチャックテーブル72Aは第1センタリング
受渡位置の下方位置に位置する。そして、まず、第1ト
ランスファーアーム118が、所定距離上昇してセンタ
リング装置146にウェーハWを受け渡す。センタリン
グ装置146は、その受け渡されたウェーハWのセンタ
リングと位置決めを行う。
【0071】一方、第1トランスファーアーム118が
センタリング装置146にウェーハWを受け渡している
間に、次に、第2トランスファーアーム120が所定距
離下降する。そして、チャックテーブル72Aに保持さ
れている面取り加工済のウェーハWを受け取る。センタ
リング装置146にウェーハWを受け渡した第1トラン
スファーアーム118は所定距離下降し、また、チャッ
クテーブル72AからウェーハWを受け取った第2トラ
ンスファーアーム120は所定距離上昇する。そして、
第1トランスファーアーム118と第2トランスファー
アーム120は、水平方向にスライド移動して図6に示
す洗浄テーブル受渡位置に移動する。
【0072】洗浄テーブル受渡位置に移動した第1トラ
ンスファーアーム118と第2トランスファーアーム1
20は、第2トランスファーアーム120が所定距離下
降することにより、スピン洗浄装置156の洗浄テーブ
ル158にウェーハWを受け渡す。ウェーハWを受け渡
した第2トランスファーアーム120は、所定距離上昇
し、この第2トランスファーアーム120の上昇後、第
1トランスファーアーム118と第2トランスファーア
ーム120が待機位置に移動する。スピン洗浄装置15
6は、この第2トランスファーアーム120の上昇後、
ウェーハWをスピン洗浄により洗浄する。
【0073】一方、第1トランスファーアーム118か
らウェーハWが受け渡されたセンタリング装置146
は、第1トランスファーアーム118と第2トランスフ
ァーアーム120が洗浄テーブル受渡位置に移動した
後、所定距離下降して第1加工ユニット60Aのチャッ
クテーブル72A上にウェーハWを載置する。ウェーハ
Wをチャックテーブル72A上に載置したセンタリング
装置146は、再び所定距離上昇し、上昇後、水平方向
(図1中X軸方向)に移動して第2センタリング受渡位
置の上方に移動する。
【0074】一方、ウェーハWが受け渡された第1加工
ユニット60Aは、センタリング装置146の上昇後、
その受け渡されたウェーハWを面取り加工する。このよ
うに、各加工ユニット60A、60Bでは、二枚目のウ
ェーハWから供給と回収が同時に行われる。スピン洗浄
装置156で洗浄が終了すると、回収部24の回収搬送
ロボット168がスピン洗浄装置156の洗浄テーブル
158から後処理部22の測定テーブル162上にウェ
ーハWを移送する。後処理部22は、その測定テーブル
162上に移送されたウェーハWの直径を直径測定器1
60によって測定する。そして、その後処理部22で直
径の測定が終了すると、回収搬送ロボット168が測定
テーブル162からウェーハWを取り上げ、そのまま回
収カセット164に収納する。
【0075】以上の一連の工程で一枚のウェーハWの供
給から前処理、面取り加工、洗浄、後処理、回収までの
作業が終了する。以下、同様の作業を供給カセット3
0、30、…に収納されている全てのウェーハWに対し
て行い、全てのウェーハWが回収カセット164に回収
されたところでウェーハ面取り装置10による面取り作
業が終了する。
【0076】本実施の形態のウェーハ面取り装置10で
ウェーハWの面取り加工は上記のように行われるが、加
工中に第1加工ユニット60Aの砥石(外周研削砥石7
8A及びノッチ研削砥石84A)を交換したい場合は、
次のように行う。まず、ウェーハ面取り装置10の運転
状態を砥石交換モードに設定する。この設定は、オペレ
ータが図示しないウェーハ面取り装置10の操作パネル
から入力することにより行う。この際、オペレータは砥
石交換を行う加工ユニット60A、60Bを選択する。
ここでは、第1加工ユニット60Aを選択する。
【0077】ウェーハ面取り装置10の運転状態が砥石
交換モードになると、ウェーハWは他方側の第2加工ユ
ニット60Bにのみ供給されるようになる。そして、こ
の第2加工ユニット60BのみでウェーハWの加工処理
が行われるようになる。ウェーハ面取り装置10の運転
状態が砥石交換モードに設定されたことを確認すると、
オペレータは、次に、第1加工ユニット60Aの外周モ
ータ74Aとノッチモータ80Aの電源スイッチ112
AをOFFにする。
【0078】次に、オペレータは、電磁ロック102A
のロック解除スイッチを押し、電磁ロック102Aのロ
ックを解除する。なお、上記のように第1加工ユニット
60Aの外周モータ74Aとノッチモータ80Aの電源
スイッチ112Aが切られているため、外周モータ74
Aとノッチモータ80Aは停止した状態にある。このた
め、制御装置100が電磁ロック102A、102Bの
ロック状態を維持することはない。
【0079】次に、オペレータは手動で留金98Aを外
す。そして、砥石カバー94Aを開ける。これにより、
外周研削砥石78Aが露出する。オペレータは、その露
出した外周研削砥石78Aを外周スピンドル76Aから
取り外し、新たな外周研削砥石78Aを外周スピンドル
76Aに装着する。また、オペレータは、この外周研削
砥石78Aの交換と同時に、必要に応じてノッチ研削砥
石84Aの交換を行う。
【0080】この砥石の交換作業において、各砥石は装
置本体12の正面手前側に配置されているため、オペレ
ータは容易にその交換を行うことができる。また、この
砥石の交換作業中、第1加工ユニット60Aの外周モー
タ74Aとノッチモータ80Aの電源は切られた状態に
あるため、外周モータ74Aとノッチモータ80Aが突
然回りだすようなことはなく、オペレータが不測の負傷
を負うこともない。
【0081】また、オペレータが電源スイッチ112A
を切り忘れた場合であっても、砥石カバー94Aが開か
れると、開閉センサ108Aから制御装置100に砥石
カバー94が開かれていることを示す信号が出力され、
この信号を受けることにより制御装置100は、外周モ
ータ74Aとノッチモータ80Aの稼働を停止し続ける
ので、オペレータが不測の負傷を負うことはない。ま
た、外周モータ74Aとノッチモータ80Aが稼働中
は、砥石カバー94Aが電磁ロック102によって開か
ないようにされているので、これによっても事故を防止
できるようにされている。
【0082】さらに、稼働中の第2加工ユニット60B
の外周研削砥石78Bは、砥石カバー94Aに覆われた
ままであるので、この加工中の外周研削砥石78Bにオ
ペレータが接触して負傷するということもない。また、
加工部18は、砥石を除く全体が安全カバー92A、9
2Bに覆われているので、第1トランスファーアーム1
18や第2トランスファーアーム120、センタリング
装置146といった稼働中の機器にオペレータが接触し
て負傷するということもない。
【0083】オペレータは砥石の交換作業が終了する
と、砥石カバー94Aを締める。そして、留金98Aで
掛けたのち、電磁ロック102Aのロックスイッチを押
して電磁ロック102Aをロック状態にする。これによ
り、砥石カバー94Aがロックされる。オペレータは砥
石カバー94Aがロックされたことを確認し、この後、
第1加工ユニット60Aの外周モータ74Aとノッチモ
ータ80Aの電源を入れる。そして、ウェーハ面取り装
置10の運転状態を通常運転モードに設定する。この設
定は、前記同様にオペレータが図示しないウェーハ面取
り装置10の操作パネルから入力することにより行う。
【0084】ウェーハ面取り装置10の運転状態が通常
運転モードになると、ウェーハWは再び両方の加工ユニ
ット60A、60Bに交互に供給されるようになる。そ
して、両方の加工ユニット60A、60BでウェーハW
の加工処理が行われるようになる。なお、オペレータが
砥石カバー94を閉め忘れた場合には、外周モータ74
A及びノッチモータ80Aが回転しないようにされてい
るので、オペレータが不測の負傷を負うことはない。
【0085】このように、本実施の形態のウェーハ面取
り装置10は、各加工ユニット60A、60Bごとに個
別に砥石交換を行うことができる。そして、一方の加工
ユニット60Aが砥石交換のために稼働を停止しても、
残りの第2加工ユニット60BでウェーハWの面取り作
業を継続して行うことができるので、スループットの低
下を抑えることができる。
【0086】また、オペレータが砥石交換を行う場合
も、砥石が装置本体12の正面手前側に配置されている
ので、容易かつ迅速に作業を行うことができる。また、
その作業を安全に行うことができる。なお、上記の例で
は、ノッチ研削砥石84Aの交換は、外周研削砥石78
Aの交換と同時に行うようにしているが、単独で行うこ
ともできる。この場合、砥石カバー94Aは締めたまま
行う。すなわち、砥石カバー94Aを締めたまま支持ア
ーム86Aを起立させ、ノッチスピンドル82Aを砥石
交換位置に移動させる。そして、ノッチ研削砥石84A
を交換する。その後、支持アーム86Aを倒して、ノッ
チスピンドル82Aをノッチ研削位置に移動させる。
【0087】このように、ノッチ研削砥石84Aの交換
は単独で行うことができ、しかも砥石カバー94Aを締
めたまま簡単に行うことができる。一般にノッチ研削砥
石84Aは外周研削砥石78Aよりも磨耗が早く、頻繁
に交換しなければならないが、本実施の形態によれば、
ノッチ研削砥石84Aの交換を簡単に行うことができる
ので、スループットの低下を極力抑えることができる。
【0088】また、本実施の形態のウェーハ面取り装置
10では、砥石を交換した後に加工寸法を調整するため
のテスト研削を実施することができる。このテスト研削
は、次のように実施する。まず、ウェーハ面取り装置1
0の運転状態をテスト研削モードに設定する。この運転
モードの設定は、オペレータが図示しないウェーハ面取
り装置10の操作パネルから入力することにより行う。
この際、オペレータはテスト研削を行う加工ユニット6
0A、60Bを選択する。ここでは、第1加工ユニット
60Aを選択する。
【0089】ウェーハ面取り装置10の運転状態がテス
ト研削モードになると、ウェーハWは他方側の第2加工
ユニット60Bにのみ供給されるようになる。そして、
この第2加工ユニット60BのみでウェーハWの加工処
理が行われるようになる。一方、ウェーハ面取り装置1
0の運転状態がテスト研削モードになると、前処理部1
6の前処理搬送ロボット42がテストウェーハカセット
182に収納されているテストウェーハを一枚取り出
す。そして、その取り出したテストウェーハを前処理装
置44の測定テーブル54上に移送する。
【0090】一方、テストウェーハが測定テーブル54
上に移送されると、第1トランスファーアーム118と
第2トランスファーアーム120がウェーハ受取位置に
移動する。そして、その測定テーブル54上のテストウ
ェーハを第1トランスファーアーム118が受け取る。
第1トランスファーアーム118がテストウェーハを受
け取ると、第1トランスファーアーム118と第2トラ
ンスファーアーム120が第1センタリング受渡位置に
移動する。この第1センタリング受渡位置の上方には予
めセンタリング装置146が待機しており、下方には第
1加工ユニット60Aのチャックテーブル72Aが待機
している。
【0091】第1トランスファーアーム118は所定距
離上昇してセンタリング装置146にテストウェーハを
受け渡す。センタリング装置146は、その受け渡され
たテストウェーハのセンタリングと位置決めを行う。一
方、そのテストウェーハを受け渡した第1トランスファ
ーアーム118は、第2トランスファーアーム120と
共に待機位置に移動する。
【0092】第1トランスファーアーム118と第2ト
ランスファーアーム120が待機位置に移動すると、セ
ンタリング装置146は所定距離下降してチャックテー
ブル72A上にテストウェーハを載置する。テストウェ
ーハが載置されたチャックテーブル72Aは、そのテス
トウェーハを吸着保持してテスト研削を開始する。な
お、このテスト研削中も他方側の第2加工ユニット60
Bでは継続してウェーハWの面取り作業が行われてい
る。
【0093】テスト研削が終了すると、チャックテーブ
ル72Aは第1センタリング受渡位置の下方に移動す
る。これと同時に第1トランスファーアーム118と第
2トランスファーアーム120が第1センタリング受渡
位置に移動する。第2トランスファーアーム120は、
面取り加工が終了したテストウェーハをチャックテーブ
ル72Aから回収し、回収後、第1トランスファーアー
ム118とともに洗浄部20に移動して、スピン洗浄装
置156の洗浄テーブル158上にテストウェーハを搬
送する。スピン洗浄装置156は、その面取り加工され
たテストウェーハの洗浄を行う。
【0094】スピン洗浄装置156で洗浄が終了する
と、回収搬送ロボット168が洗浄テーブル158から
テストウェーハを取り上げ、所定の高さの位置まで上昇
させる。そして、この回収搬送ロボット168が、テス
トウェーハを所定高さの位置まで上昇させると、洗浄テ
ーブル受渡位置に第1トランスファーアーム118と第
2トランスファーアーム120が移動する。第1トラン
スファーアーム118は、所定距離上昇して回収搬送ロ
ボット168からテストウェーハを受け取り、受け取っ
たのち、再び所定距離下降する。そして、第2トランス
ファーアーム120と共にウェーハ受取位置に移動す
る。
【0095】ウェーハ受取位置移動した第1トランスフ
ァーアーム118は、旋回して前処理装置44の測定テ
ーブル54上にテストウェーハを受け渡す。測定テーブ
ル54に受け渡されたテストウェーハは、前処理搬送ロ
ボット42に受け取られ、そのまま、テストウェーハカ
セット182に収納する。以上により、テスト研削が終
了する。オペレータは、テストウェーハカセット182
から面取り加工されたテストウェーハを取り出し、その
寸法をチェックする。そして、目的の寸法になっていれ
ば、ウェーハ面取り装置10の運転状態をテスト研削モ
ードから通常運転モードに切り替える。以後、ウェーハ
面取り装置10は、2台の加工ユニット60A、60B
を使用した通常の運転状態に復帰する。
【0096】なお、加工後のテストウェーハの寸法が目
的の寸法になっていない場合は、再度テスト研削を行う
場合がある。このように、本実施の形態のウェーハ面取
り装置10では、一方の加工ユニット60Aがテスト研
削中であっても、残りの第2加工ユニット60Bで継続
してウェーハWの面取り作業を継続して行うことができ
るので、スループットの低下を抑えることができる。
【0097】なお、本実施の形態では加工ユニット60
A、60Bは2台のみであるが、加工ユニットの設置数
は、これに限定されるものではなく、2台以上設置して
もよい。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
砥石交換を行う加工ユニットだけ稼働を停止することが
でき、残りの加工ユニットでは継続してウェーハの面取
り加工を行うことができる。これにより、スループット
の低下を抑えることができる。また、装置本体の手前側
に砥石が配置されているため、オペレータが容易に砥石
の交換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェーハ面取り装置の実施の形態
の構成を示す平面図
【図2】加工部の構成を示す側面図
【図3】加工ユニットの要部の構成を示す斜視図
【図4】砥石カバーの構成を示す正面図
【図5】電磁ロックの制御回路の構成を示すブロック図
【図6】トランスファーユニットの構成を示す平面図
【図7】第1トランスファーアームの構成を示す側面図
【図8】第2トランスファーアームの構成を示す側面図
【図9】センタリング装置(オリフラ付きウェーハ用)
の概略構成を示す斜視図
【図10】センタリング装置(ノッチ付きウェーハ用)
の概略構成を示す斜視図
【符号の説明】
10…ウェーハ面取り装置 12…装置本体 30…供給カセット 34…供給搬送ロボット 42…前処理搬送ロボット 44…前処理装置 60A…第1加工ユニット 60B…第2加工ユニット 62…トランスファーユニット 64…センタリングユニット 72A、72B…チャックテーブル 76A、76B…外周スピンドル 78A、78B…外周研削砥石 82A、82B…ノッチスピンドル 84A、84B…ノッチ研削砥石 92A、92B…安全カバー 94A、94B…砥石カバー 100…制御装置 102A、102B…電磁ロック 118…第1トランスファーアーム 120…第2トランスファーアーム 146…センタリング装置 156…スピン洗浄装置 164…回収カセット 168…回収搬送ロボット 182…テストウェーハカセット W…ウェーハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−150551(JP,A) 特開 昭63−178305(JP,A) 特開 平7−266199(JP,A) 特開 平10−116802(JP,A) 特開 平10−249688(JP,A) 実開 平4−28936(JP,U) 特許2531393(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 11/00 B23Q 11/08 B24B 9/00 601 G05B 19/417

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャックテーブルに保持されたウェーハ
    の周縁を外周スピンドルに装着された外周研削砥石で研
    削して面取り加工する複数の加工ユニットと、面取り加
    工するウェーハを前記加工ユニットに搬送する第1搬送
    手段と、前記加工ユニットで面取り加工されたウェーハ
    を洗浄する洗浄ユニットと、前記加工ユニットで面取り
    加工されたウェーハを前記洗浄ユニットに搬送する第2
    搬送手段と、を装置本体に備えたウェーハ面取り装置に
    おいて、 前記複数の加工ユニットは、前記装置本体の正面部に並
    列して配置されるとともに、それぞれ装置本体の正面手
    前側に外周スピンドル、奥側にチャックテーブルが配置
    され、かつ、各加工ユニットはそれぞれ単独で稼働で
    き、前記第1搬送手段と前記第2搬送手段は、前記複数
    の加工ユニットの奥側に搬送路が形成され、前記外周研
    削砥石は、前記外周スピンドルの上部に前記外周研削砥
    石、下部にモータが位置した状態で交換できる構成であ
    ことを特徴とするウェーハ面取り装置。
  2. 【請求項2】 前記加工ユニットは、前記外周研削砥石
    を除く全体が安全カバーで覆われるとともに、外周研削
    砥石のみが独立して開閉自在な砥石カバーで覆われるこ
    とを特徴とする請求項1記載のウェーハ面取り装置。
  3. 【請求項3】 前記砥石カバーは、前記加工ユニットの
    稼働中、ロック手段によってロックされることを特徴と
    する請求項2記載のウェーハ面取り装置。
  4. 【請求項4】 前記外周スピンドルは、前記砥石カバー
    が開けられると、回転できなくなるように制御されるこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載のウェーハ面取り装
    置。
  5. 【請求項5】 前記各加工ユニットは、前記外周スピン
    ドルの電源スイッチを個別に有していることを特徴とす
    る請求項1記載のウェーハ面取り装置。
  6. 【請求項6】 前記装置本体にテスト研削用のウェーハ
    を供給、収納するテストウェーハ供給収納部を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載のウェーハ面取り装
    置。
  7. 【請求項7】 前記加工ユニットは、ウェーハに形成さ
    れたノッチを研削するノッチ研削装置を備えており、該
    ノッチ研削装置は、 揺動自在なアームと、 前記アームの先端部に設けられ、ノッチ研削砥石が装着
    されるノッチスピンドルと、 からなり、前記ノッチスピンドルは前記アームを揺動さ
    せることによりノッチ研削位置と砥石交換位置との間を
    移動し、前記ノッチ研削位置でウェーハに形成されたノ
    ッチの研削を行うとともに、前記砥石交換位置で前記ノ
    ッチ研削砥石の交換を行うことを特徴とする請求項1記
    載のウェーハ面取り装置。
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