JP3026139B2 - Fdd用モータの軸受装置 - Google Patents

Fdd用モータの軸受装置

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JP3026139B2
JP3026139B2 JP5-243686A JP24368693A JP3026139B2 JP 3026139 B2 JP3026139 B2 JP 3026139B2 JP 24368693 A JP24368693 A JP 24368693A JP 3026139 B2 JP3026139 B2 JP 3026139B2
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fdd
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rotating shaft
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俊彦 永田
浩 佐野
孝之 山脇
晋武 松下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスク駆
動装置(以下、FDDという)の軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】FDDはフロッピーディスクの交換が自
在で取扱も簡単なことから、コンピュータの外部記憶装
置として多用されている。最近のコンピュータはダウン
サイジングの傾向にあり、マイクロコンピュータに内装
されているFDDもこの傾向に追従せざるを得ない状態
になっている。また、FDDが小形になるに連れて、F
D駆動用のモータ及び磁気ヘッド駆動用のモータも小形
に形成せざるを得ないこととなる。
【0003】ところで、上記の磁気ヘッドを駆動するモ
ータは、小形に形成しても、磁気ヘッドを駆動するため
の所定の精度を保持しなくてはならない。図3はこのよ
うな要求を満たすために作成した従来のモータの要部を
示す断面図である。図3において、51はFDD側板で
ある。該FDD側板51には図示していない磁気ヘッド
キャリッジを駆動するPM型のパルスモータ52が固定
されている。すなわちパルスモータ52の取付板53が
ねじ54、54によりFDD固定板51にねじ止めされ
ている。55はパルスモータの固定子であり、その内側
には永久磁石を持ったパルスモータ52の回転子56が
回転自在に配置されている。なお、PM型パルスモータ
の構造は周知であるので、次に述べる軸受構造を除いて
詳細な説明は省略する。
【0004】57は回転子56に固定された回転軸であ
り、その延長部のパルスモータの外側に位置する部分に
は、磁気ヘッドのキャリッジを移動させるためのリード
スクリュー58が切られている。PM型パルスモータの
固定子55の側面には金属板からなる保護キャップ59
が固定され、該保護キャップ59と固定子55の側面と
の間には回転軸57をスラスト方向に押圧する板状のス
ラストばね60が挾み込まれている。その先端部はボー
ル61を介して回転軸57の一方端が軸支されている。
62は固定子の側面に保持された取付板53に固定さ
れ、回転軸57の中程を回転自在に軸承する焼結メタル
軸受62が固定されている。63はFDDの底板(未図
示)に固定されたピボット軸受であり、ボール61を介
して回転軸57の他方端を軸支している。なお、ボール
61の周辺には摩耗防止用グリース64が塗布されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来のFD
D用モータの軸受装置は、回転のための回転軸57の保
持は、焼結メタル軸受62とピボット軸受63で行って
いるため、FDDの底板の取付面とこれに固定されたピ
ボット軸受63の取付精度と、PM型パルスモータ52
側の取付板53と焼結メタル軸受62の取付精度のばら
つきで、リードスクリュー58の回転精度に影響を与
え、FDDの読み出し書込み特性を劣化させる場合があ
る。
【0006】また、スラストばね60で回転軸端にある
ボール61を押圧して該回転軸57にスラスト荷重を掛
けているため、スラストばね60のボール61への当た
り角度や、摩耗防止用グリース64の塗布のばらつき
で、ボール61とスラストばね60の接触面で摩耗が生
じ、リードスクリュー58の回転精度に影響を与え、前
述のように、FDDの読み出し書込み特性を劣化させる
場合がある。
【0007】本発明は、上述のような従来の欠点を改善
しようとするものであり、その目的は、構造が簡単にし
て、かつ回転軸の回転精度を十分に確保してFDDの読
み出し書込み特性を劣化させないようなFDD用モータ
の軸受装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような本発明の目
的を達成するために、本発明は、機外に突出した回転軸
がリードスクリューと連結しているFDD用モータの軸
受装置において、モータの一側面に設けられた保護キャ
ップと、該保護キャップに対して回転軸方向に移動自在
な第1のピボット軸受と、該ピボット軸受を回転軸方向
に押圧するスラストばねと、モータの回転子が固定さ
れ、一方の尖端が前記第1のピボット軸受に軸支され、
他方の尖端がモータが固定されている基台に固定された
第2のピボット軸受に軸支された回転軸と、モータに固
定され前記回転軸が非接触状態で貫通すると共に、モー
タが固定されている板に開けられた位置決め穴に密接嵌
合する位置決めブッシュと、を具備してなるFDD用モ
ータの軸受装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の発明の目的を達成
するために、本願の請求項1に係る発明では、FDDの
キャリッジと螺合するリードスクリューが回転軸に設け
られているFDD用モータの軸受装置において、モータ
の一側面に設けられた保護キャップと、該保護キャップ
に設けられた貫通穴(12)と、該保護キャップに設け
られた貫通穴(12)に嵌合され、回転軸方向にのみ移
動自在な第1のピボット軸受と、該第1のピボット軸受
を回転軸方向に押圧するスラストばねと、前記モータが
固定されている基台に固定された第2のピボット軸受
と、前記モータの回転子が固定され、一方の尖端が前記
第1のピボット軸受に軸支され、他方の尖端が前記第2
のピボット軸受に軸支された回転軸と、前記モータの回
転軸が非接触状態で貫通すると共に、モータが固定され
ている板に開けられた位置決め穴に密接嵌合する位置決
めブッシュと、を具備してなるFDD用モータの軸受装
置が提供される。本願の請求項2に係る発明では、請求
項1に係る発明に加えて、前記保護キャップは合成樹脂
モールド部品からなることを特徴とするFDD用モータ
の軸受装置が提供される。本願の請求項3に係る発明で
は、請求項1に係る発明に加えて、前記第1のピボット
軸受の基部は合成樹脂モールド部品からなることを特徴
とするFDD用モータの軸受装置が提供される。
【0010】
【実施例】次に本発明の一実施例を、図面を用いて詳細
に説明する。図1は本発明に係るFDD用モータの軸受
装置の断面図である。同図において、1はFDD側板で
ある。該FDD側板1には図示していない磁気ヘッドキ
ャリッジを駆動するPM型のパルスモータ2が固定され
ている。すなわちパルスモータ2の取付板3がねじ4、
4によりFDD固定板1にねじ止めされている。5はパ
ルスモータの固定子であり、その内側には永久磁石を持
ったパルスモータ2の回転子6が回転自在に配置されて
いる。なお、PM型パルスモータの構造は周知であるの
で、次に述べる軸受構造を除いて詳細な説明は省略す
る。
【0011】7は回転子6に固定された回転軸であり、
その延長部のパルスモータの外側に位置する部分には、
磁気ヘッドのキャリッジを移動させるためのリードスク
リュー8が切られている。PM型パルスモータの固定子
5の側面には合成樹脂モールドによる保護キャップ9が
固定されている。保護キャップ9の中央には貫通穴10
が開けられ、その中にはピボット軸受11の基部12
が、回転軸7のスラスト方向に移動自在に嵌め込まれて
いる。13はピボット軸受のボールであり、14は回転
軸8とボール13との間に介在するボールである。
【0012】保護キャップ9と固定子5の側面との間に
はピボット軸受11をスラスト方向に押圧する板状のス
ラストばね15が挾み込まれており、これの先端部はピ
ボット軸受11の基部12のフランジ部分16と係止し
ている。17は位置決め用ブッシュであり、金属製であ
る。該位置決め用ブッシュ17は図2に示すように、大
径部18とこれに連なる小径部19を持ち、かつ中央に
は回転軸が貫通する貫通穴20が開けられている。な
お、この貫通穴の内径は回転軸の直径よりも大きい。こ
の位置決め用ブッシュ17の小径部19は、PM型パル
スモータ2の取付板3に開けられた位置決め穴22に嵌
め込まれ、さらに位置決め用ブッシュ17の肩部を取付
板3の外側に当接して、小径部19の先端をかしめて取
付板3に対して精度よく位置決め用ブッシュ17を固定
する。 23はFDDの底板(未図示)に固定されたピ
ボット軸受であり、ボール24を介して回転軸7の他方
端を軸支している。なお、25はピボット軸受23のボ
ール、26はその受け皿である。
【0013】次に本発明の動作について説明する。図1
において、リードスクリュー8を持った回転軸7の両端
をピボット軸受11及び23で軸承し、従来のように回
転軸7の中程で回転軸を軸支せず、位置決め用ブッシュ
17を予め精度よくPM型パルスモータ2に取付てお
き、PM型パルスモータ2をFDD側板1に固定する際
に、該位置決め用ブッシュ17の大径部18をFDD側
板1に開けられた位置決め穴22に嵌め込んで、位置決
め用ブッシュ17によりPM型パルスモータ2の取付位
置の位置決めを行うようにする。したがって、回転軸7
は位置決め用ブッシュ17と接触しない。このことによ
りFDD底板に取付けるピボット軸受23の取付精度に
より回転軸7が、回転を阻害されるような不意な摩擦を
受けず、このためリードスクリュー8の回転精度が向上
し、FDDの特性上の問題点を解消できる。
【0014】また、回転軸7が受けるスラスト方向の荷
重は、PM型パルスモータ2内に収められたピボット軸
受11を介して与えられるから、従来のスラストばねと
ボールの摩耗するということがない。さらに、PM型パ
ルスモータ2内のピボット軸受の基部12と保護用キャ
ップ9は安価な合成樹脂モールド部品で十分にその機能
を発揮することができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
FDDのキャリッジと螺合するリードスクリューが回転
軸に設けられているFDD用モータの軸受装置におい
て、モータの一側面に設けられた保護キャップと、該保
護キャップに設けられた貫通穴(12)と、該保護キャ
ップに設けられた貫通穴(12)に嵌合され、回転軸方
向にのみ移動自在な第1のピボット軸受と、該第1のピ
ボット軸受を回転軸方向に押圧するスラストばねと、前
記モータが固定されている基台に固定された第2のピボ
ット軸受と、前記モータの回転子が固定され、一方の尖
端が前記第1のピボット軸受に軸支され、他方の尖端が
前記第2のピボット軸受に軸支された回転軸と、前記モ
ータの回転軸が非接触状態で貫通すると共に、モータが
固定されている板に開けられた位置決め穴に密接嵌合す
る位置決めブッシュと、を具備してなるので、従来のも
のと比較して構造が簡単であり、かつ回転軸は回転軸芯
から逸れて回転することがなく、かつ位置決め用ブッシ
ュと接触せず、このためFDD底板に取付けるピボット
軸受の取付精度により回転軸が、回転を阻害されるよう
な不意な摩擦を受けず、リードスクリューの回転精度が
向上し、FDDの特性上の問題点を解消できる。さら
に、回転軸が受けるスラスト方向の荷重は、モータ内に
収められたピボット軸受を介して与えられるから、従来
のスラストばねとボールの摩耗するということがない。
さらに、モータ内のピボット軸受の基部と保護用キャッ
プは安価な合成樹脂モールド部品で十分にその機能を発
揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図
【図2】位置決め用ブッシュの斜視図
【図3】従来のPM型パルスモータの断面図
【符号の説明】
1・・・・・・FDD側板 2・・・・・・PM型パルスモータ 3・・・・・・取付板 4・・・・・・ねじ 5・・・・・・固定子 6・・・・・・回転子 7・・・・・・回転軸 8・・・・・・リードスクリュー 9・・・・・・保護キャップ 10・・・・・・貫通穴 11・・・・・・ピボット軸受 12・・・・・・基部 13・・・・・・ボール 14・・・・・・ボール 15・・・・・・スラストばね 16・・・・・・フランジ部分 17・・・・・・位置決め用ブッシュ 18・・・・・・大径部 19・・・・・・小径部 20・・・・・・貫通穴 21・・・・・・肩部 22・・・・・・位置決め穴 23・・・・・・ピボット軸受 24・・・・・・ボール 25・・・・・・ボール 26・・・・・・受け皿 51・・・・・・FDD側板 52・・・・・・PM型パルスモータ 53・・・・・・取付板 54・・・・・・ねじ 55・・・・・・固定子 56・・・・・・回転子 57・・・・・・回転軸 58・・・・・・リードスクリュー 59・・・・・・保護キャップ 60・・・・・・スラストばね 61・・・・・・ボール 62・・・・・・焼結メタル軸受 63・・・・・・ピボット軸受 64・・・・・・摩耗防止用グリース
フロントページの続き (72)発明者 松下 晋武 静岡県磐田郡浅羽町浅名1743−1 ミネ ベア株式会社 開発技術センター内 (56)参考文献 実開 平6−21383(JP,U) 実開 昭63−77471(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 37/00 - 37/24 H02K 5/173

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】FDDのキャリッジと螺合するリードスク
    リューが回転軸に設けられているFDD用モータの軸受
    装置において、 モータの一側面に設けられた保護キャップと、 該保護キャップに設けられた貫通穴(12)と、 該保護キャップに設けられた貫通穴(12)に嵌合さ
    れ、回転軸方向にのみ移動自在な第1のピボット軸受
    と、 該第1のピボット軸受を回転軸方向に押圧するスラスト
    ばねと、 前記モータが固定されている基台に固定された第2のピ
    ボット軸受と、 前記モータの回転子が固定され、一方の尖端が前記第1
    のピボット軸受に軸支され、他方の尖端が前記第2のピ
    ボット軸受に軸支された回転軸と、 前記モータの回転軸が非接触状態で貫通すると共に、モ
    ータが固定されている板に開けられた位置決め穴に密接
    嵌合する位置決めブッシュと、 を具備してなるFDD用モータの軸受装置。
  2. 【請求項2】前記保護キャップは合成樹脂モールド部品
    からなることを特徴とする請求項1記載のFDD用モー
    タの軸受装置。
  3. 【請求項3】前記第1のピボット軸受の基部は合成樹脂
    モールド部品からなることを特徴とする請求項1記載の
    FDD用モータの軸受装置。
JP5-243686A 1993-09-03 1993-09-03 Fdd用モータの軸受装置 Expired - Lifetime JP3026139B2 (ja)

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JP5-243686A JP3026139B2 (ja) 1993-09-03 Fdd用モータの軸受装置
EP94306689A EP0701069B1 (en) 1993-09-03 1994-09-12 Bearing system in a motor for FDD
US08/304,545 US5486054A (en) 1993-09-03 1994-09-12 Bearing system in a motor for a floppy disk drive apparatus

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JP5-243686A JP3026139B2 (ja) 1993-09-03 Fdd用モータの軸受装置
EP94306689A EP0701069B1 (en) 1993-09-03 1994-09-12 Bearing system in a motor for FDD
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Publication Number Publication Date
JPH0775322A JPH0775322A (ja) 1995-03-17
JP3026139B2 true JP3026139B2 (ja) 2000-03-27

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