JP3025595U - 任意の設定時間の終了を、視覚的変色による変化で 明確に示すクロマト式検査装置の指示装置。 - Google Patents

任意の設定時間の終了を、視覚的変色による変化で 明確に示すクロマト式検査装置の指示装置。

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JP3025595U
JP3025595U JP1995010351U JP1035195U JP3025595U JP 3025595 U JP3025595 U JP 3025595U JP 1995010351 U JP1995010351 U JP 1995010351U JP 1035195 U JP1035195 U JP 1035195U JP 3025595 U JP3025595 U JP 3025595U
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JP
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reagent
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chromatographic
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祐康 米田
利行 糸岡
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Nippon Gene KK
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Nippon Gene KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】展開相上に終了合図試薬を付設せる従来のクロ
マト式検査装置においては、展開相面に塗布せるコーテ
ィング剤と終了合図試薬が相互に作用し、検体が展開相
面を浸潤しながら進行する過程を不順にし、あらかじめ
設定した終了合図(色変化)が正確に得られないという
欠点があるがその欠点を除去せんとする。 【解決手段】支持体1の終端部上面に終了合図試薬相8
を形成した後、終了合図試薬相8を含め支持体1上面全
面に展開相2を付設すると共に、該展開相2の終了合図
試薬相8と反対位置の端部上面に試薬相3を付設し、か
つ試薬相3を境として、展開相2の一端の短い部分を検
体採取部4とし、他方の長い部分を被検体試薬展開相6
となすことにより、終了合図試薬相8の試薬と被検体試
薬展開相6面のコーティング剤とが相互に作用すること
を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、検査若しくは試験装置内の結果判定面上に、煩雑な指示薬塗布な どの加工をすることなく、検体でぬれた際に、結果判定相が一定時間の後半透明 化、若しくは透明化する原理を利用し、その半透明化もしくは透明化した部分の 裏もしくは下部のあらかじめ設置された色素が、肉眼的に確認でき、その結果、 判定終了時間を色の変化で知らせる装置である。
【0002】
【従来の技術】
従来の検査、試験装置では、検体と接触により変色する試薬が、結果判定面も しくは接触的に連続している支持体に塗布されていた。 これらは、よく知られたものとして、無機物ては含水率変化により変色する硫 酸銅、塩化コバルト、有機物では代表的なものとしてpHにより変化するpH指 示薬などがある。そのほか吸着、キレート、沈殿、酸化還元など多種多様の反応 により変色するものもある。 しかし、これらの場合、結果判定面、もしくはそれに連続している支持体へ直 接これらの試薬類を塗布しなければならず、これらの試薬による直接的、もしく は間接的弊害を生じ、また、これらを回避するために、更に使用しようとする試 薬が限定されるというわずらわしさが生ずる。
【0003】 例えば、多くの場合、結果判定面上では正確な判定結果を得る目的で、全面に コーティング剤(いわゆるブロッキング剤)が塗布されている。これらのコーテ ィング剤は、例えばpH指示薬では相互作用を起こし、検体の浸潤が起こりにく くなったり(疎水化)、終了の合図(色変化)が認められないなどの弊害を生ず る理由である種のpH指示薬は使用できないという制限を受ける。また、結果判 定面と重なり接触により連続している支持体では、その重なり接触にバラツキを 生じ、結果判定面からその支持体への検体の移動による浸潤が正確でなく、終了 合図(色変化)が得られない場合もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の装置では、結果判定面と同一面上に終了合図試薬を塗布するため、結果 判定面上の他の試薬と相互作用し、終了合図(色変化)が不明確となる弊害が生 ずる場合がある。このため所望の終了合図試薬の選定が限定される不便がある。 また、終了合図試薬を含浸、乾燥した支持体を、結果判定面に積層接触した装置 では、検体の再現性ある移動が得られない。 本考案はこれらの不便不利を解消せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、不透明多孔性膜よりなる判定面への検体の浸潤により、その不透明 膜が半透明化、もしくは透明化し、膜の下に着色された色が鮮やかに見えてくる という原理を応用したもので、反応終了合図試薬及びその支持体を、検体、もし くは試薬相、展開相上のコーティグ剤などの反応系と独立せしめ、該反応系の影 響を全く受けないようになしたため、視覚確認可能なものであれば試薬の種類を 限定する必要がなく使用でき、膜の透過により正確な反応終了合図(色変化)が 見られるものであるが、これを図について説明すると次のようになる。
【0006】 図1は、従来のクロマト式検査装置の斜視図で、支持体(1)の上面に展開相 (2)を付設すると共に、該展開相(2)の一端に近い上面に試薬相(3)を付 設し、且つ該試薬相(3)を境として、展開相(2)の一端の短い部分を検体採 取部(4)とし、他方の長い部分を、試薬相(3)内を通過しながら試薬を溶解 した検体(5)液が展開する被検体試薬展開相(6)となすと共に、該被検体試 薬展開相(6)の終端部上面に終了合図試薬(7)を塗布乾燥せしめてなるもの である。 このようにしてあるので、検体採取部(4)より採取した検体(5)が試薬相 (3)中で試薬を溶解反応しながら被検体試薬展開相(6)を流れ、所望の時間 後、終了合図試薬(7)塗布位置に到達することにより変色が起こり、それによ り反応終了の合図が認識し得るものである。
【0007】
【実施例】
次に、図2は、本考案にかかる指示装置を施したクロマト式検査装置の実施例 の斜視図で、支持体(1)の終端部上面に終了合図試薬相(8)を形成した後、 該終了合図試薬相(8)を含め支持体(1)上面全面に展開相(2)を付設する と共に、該展開相(2)の終了合図試薬相(8)と反対位置の端部上面に試薬相 (3)を付設し、且つ該試薬相(3)を境として、展開相(2)の一端の短い部 分を検体採取部(4)とし、他方の長い部分を、被検体試薬展開相(6)となし たものである。 このようにしてあるので、従来同様検体採取部(4)より採取した検体(5) が試薬相(3)を通って被検体試薬展開相(6)を流れ、所望の時間後、終了合 図試薬相(8)に到達し変色が起こるが、展開相(2)すなわち被検体試薬展開 相(6)は検体(5)の浸潤により半透明もしくは透明化するので、その下に形 成された終了合図試薬相(8)の変色が明確に認識されるものである。
【0008】
【考案の効果】
本考案は上記したように、検体(5)の反応経過に重要な役割を有する展開相 (2)上に直接終了合図試薬相(8)を形成しないことから、反応系と終了合図 試薬相(8)の試薬が相互作用し、反応経過を不順となすような弊害が生ぜず、 正確な時間に反応終了合図(変色)を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のクロマト式検査装置の斜視図
【図2】 本考案を施したクロマト式検査装置の斜視図
【符号の説明】
1は支持体 2は展開相 3は試薬相 4は検体採取部 5は検体 6は被検体試薬展開相 7は終了合図試薬 8は終了合図試薬相
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 任意の設定時間の終了を、視覚的変色
による変化で明確に示すクロマト式検査装置の指示装
置。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性、もしくは油性溶媒の浸潤による
    視覚部の色の変化により、任意に設定した時間がタイマ
    ー的に終了したことを知らせるクロマト式検査装置の指
    示装置。
  2. 【請求項2】 水性、もしくは油性検体に浸潤可能、
    もしくは可能とした多孔性膜を使用した請求項1のクロ
    マト式検査装置の指示装置。
  3. 【請求項3】 水性、もしくは油性溶媒の浸潤によ
    り、半透明化、もしくは透明化する不透明膜を使用した
    請求項1のクロマト式検査装置の指示装置。
  4. 【請求項4】 半透明化、もしくは透明化する不透明
    膜の裏面、もしくは当該膜の下の支持体層に、色素の印
    刷、もしくは色素着色テープ層の貼付を施した、請求項
    1のクロマト式検査装置の指示装置。
JP1995010351U 1995-08-25 1995-08-25 任意の設定時間の終了を、視覚的変色による変化で 明確に示すクロマト式検査装置の指示装置。 Expired - Lifetime JP3025595U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09101298A (ja) * 1995-10-06 1997-04-15 Kdk Corp 液体試料分析用具
WO2001069246A1 (fr) * 2000-03-17 2001-09-20 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. Papier reactif

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