JPH04157365A - 鉄イオン分析用乾式分析要素 - Google Patents

鉄イオン分析用乾式分析要素

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JPH04157365A
JPH04157365A JP2282316A JP28231690A JPH04157365A JP H04157365 A JPH04157365 A JP H04157365A JP 2282316 A JP2282316 A JP 2282316A JP 28231690 A JP28231690 A JP 28231690A JP H04157365 A JPH04157365 A JP H04157365A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水性液体中の鉄イオンを分析するための乾式分
析要素に関するものである。特に、第二銅イオン(Cu
”)や第一亜鉛イオン(Zn”″)の共存下で第一鉄イ
オン(Fe”)を分析するのに適した鉄イオン分析用乾
式分析要素に関するものである。
(従来技術) 血液、血漿、血清及び尿等の生物体液中の鉄イオン含量
を分析する方法が知られている。例えば、貧血、肝障害
又は鉛中毒等の臨床検査においては、ヒト血清中の鉄イ
オンを分析することが広く行われている。
鉄イオン含量の分析には原子吸光法が精度・感度の上で
もっとも優れている。しかしこの方法は、特殊な装置と
時間と熟練を要し、実験室や病院等で分析するのには適
していない。臨床検査等で一般に広く行われている鉄イ
オン分析は、鉄イオンと錯体形成をして呈色するキレー
ト化合物を比色法により測定するキレート分析法である
鉄イオンと錯形成するキレート剤としては、第一鉄イオ
ン(Fe”lと錯形成するキレート剤が多く知られてい
る。近年pe* +イオン検出用のキレート剤の開発進
歩には著しいものがある。従来知られていたO−フェナ
ンスロリン(0−phenanthrolinelやそ
の類似構造化合物のフェロジン(Ferrozine)
などがFe”+イオンとの錯形成して示すモル分子吸光
係数が1〜3 X 10−’ soドl 、 cm−1
であったのに対し、柴田他により開発されたピリジルア
ゾ化合物誘導体(分析化学、本、 1412−1430
.(1974))では錯形成により7〜lOx 10−
’ mol−”cm−’を超えるモル吸光係数を示すに
至り、第一鉄イオンの検出感度は著しく高まっている。
このような高検出感度のキレート剤の出現により、従来
広く行われていたいわゆる湿式法から、より簡便な構成
で簡易に分析できる乾式法での分析が試みられるように
なってきた。いわゆる湿式法とは、使用する試薬を先ず
水性溶媒に溶解して試薬溶液を作り、この試薬溶液を分
析試料に加えて、生じた呈色反応生成物を比色計で測定
するものである。これに対し、乾式法は、試薬組成物を
乾燥状態で含有させた試験片、分析スライド、分析テー
プ等の乾式分析要素に、水性試料を直接点着して、要素
内で生じた呈色をそのまま比色測定するものであり、溶
液試薬を用いる湿式法に較べ、操作の簡便性と分析の迅
速性に優れている。
このような鉄イオン分析用乾式分析要素としては、特開
昭64−21368号に記載されたものがある。
乾式法における第一鉄イオン分析に要求されるのは、 1)第一鉄イオン−キレート錯体染料のモル吸光係数が
十分に高く、分析感度が十分であること。
2)錯形成反応が迅速であり、乾式分析法の長所である
簡便性・迅速性を損なわないこと。
3)妨害イオンに対する選択性が高いこと。一般に第一
鉄イオンと錯形成するキレート化合物は第二銅イオン(
に%+)や第一亜鉛イオン(Zn”)とも錯形成し呈色
する。ちなみに健康なヒトの血清中には、Fe2+では
90〜180 μg/di、 Cu2′″では100〜
200 μg/dl、 2n”では90〜120 μg
/di存在し、いずれも同程度ある。従って、ヒト血清
を試料として第一鉄イオン分析をする場合にはこれらの
妨害イオンに対する選択性が重要となる。
前記した従来技術、特開昭64−21368号に記載の
乾式分析要素では、鉄(Fe”)キレート剤として、ピ
リジルアゾ化合物を使用している。
このピリジルアゾ化合物は油溶性キレート剤であり、こ
れを極性イオンが浸透可能な高誘電率のカブラ溶剤(オ
イル)に組込み、共存するCu2+イオンやZn”イオ
ンの干渉を排除することを試みている。しかしながら、
実使用条件下のpH(4〜5)では、これら妨害イオン
の干渉を十分に排除できない。そのため、Cu”″″イ
オン予め除去するためネオキュプロインのようなキレー
ト剤を併用している。しかしこの場合でも、実使用条件
下のpHで比較的高い吸光係数を示す錯体な形成する2
、02+イオンの干渉を十分に排除することはできない
又この従来技術では、キレート剤が油溶性であるので、
親水性イオンであるFe”イオンとの反応が遅くなると
いう問題が生じていた。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、高
感度で、かつ、Cu”イオンやz n R+イオンなど
の妨害イオンに干渉されずイオン選択性に優れ、さらに
Fe″″″イオンとの反応が早く迅速性にも優れた鉄イ
オン分析用乾式分析用を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明のこの目的は、 ■キレート試薬Nitro−PAPS及びカチオン性化
合物を含有する検出試薬層と、 ■第二銅イオンに特異的に配位するキレート剤とを含有
する前処理層とを、 備え、前記いずれかの層または他の層に、使用時にpH
を3.0から560の範囲に維持するためのJ)H緩衝
剤が含有されていることを特徴とする鉄イオン分析用乾
式分析要素、 により達成される。
本発明による鉄イオン分析用乾式分析要素は、基本的に
は、第一鉄イオン(Fe”)の分析に使用される。しか
しながら、上記前処理層に第二鉄イオン(pem+)を
第一鉄イオン(pci+)に還元する還元剤を含有させ
れば、第一鉄イオンの分析にも、第二鉄イオンの分析に
も使用できる。又この場合には、FeトイオンとFeト
イオンの両者の総量としての鉄イオン含量を分析するこ
ともできる。
(作用) 本発明では、Fe” ”イオンと錯形成して呈色するキ
レート試薬として、非常に高いモル吸光係数を有し、検
出感度に優れたNitro−PAPS [化学名2− 
(5−Nitro−2−pyridylazo) −5
−(N−propyl−N−sulf。
propylaminolphenol  disod
ium  5alt、dihydrateの略称]  
(CAS Registry No、 113516−
70−4)を使用する。
本発明では、使用時のpHを3,0〜5.0の範囲に維
持することにより、妨害イオンであるZn”(オンの干
渉を排除する。一方もう一つの妨害イオンであるCu”
(オンはCu2°イオンに特異的に配位するキレート剤
とを含有する前処理層により除去される。
さらに、検出試薬層に含有されたカチオン性ポリマーは
、Nitro−PAPSが検出試薬層から前処理層に移
行して前処理層でCu 2+イオンと錯形成するのを防
止する。
(発明の構成の詳細な説明) l   青の基 声 第1図に本発明の免疫分析要素の一実施態様を示す。
この図において符号lOは光透過性支持体であり、その
上には検出試薬層12、前処理層14が積層されている
前処理層14は、水浸透性層で構成され、第二銅イオン
に特異的に配位するキレート剤を含有し、水性液体試料
中の妨害イオンの一つ、Cu”イオンを捕獲・除去する
。好ましい実施態様では、前処理層はさらに、Fe3+
−1′オンを還元する還元剤を含有する。
検出試薬層12は、水浸透性層で構成され、キレート試
薬Nitro−PAPS及びカチオン性化合物を含有す
る。
これらいずれかの層には、使用時にpHを3.0から5
.0の範囲に維持するpH緩衝剤が含有される。好まし
くは、  Nitro−PAPSとFe” ”″イオン
との錯体形成が起きる検出試薬層12にpH緩衝剤を含
有される。
第2図は、第2実施態様を示し、前処理層14の上に、
さらに展開層20が積層される。
第3図は第3実施態様の分析要素を示す。この実施態様
では、検出試薬層12はキレート試薬Nitro−PA
PS含有する呈色試薬層12Aと、カチオン性化合物を
含有する拡散防止層12Bとの2層で構成される。
上記各層間は、実質的に流体接触しており、本要素に点
着された生体試料液中の低分子成分は自由に各層間を行
き来できる。ただし検出試薬層に含有されたNitro
−PAPSは、後記するように、カチオン性化合物の存
在により検出試薬層から他の層へ拡散することはできな
い。
なお各層には必要に応じて、硬化剤、界面活性剤、緩衝
剤等を含有させる。又層間には接着層等を設けてもよい
以下各層の構成を説明する。
社匡皿1 展開層は、要素に供給される液体の量にほぼ比例した面
積に液体を展開する、いわゆる計量作用(Hjerin
g作用)を有する層であり、多孔性層により構成される
この多孔性展開層は繊維質であってもよいし、非繊維質
であってもよい・ 繊維質多孔性展開層としては、特開昭55−16435
6、特開昭57−66359等に記載の織物布地展開層
、特開昭60−222769等仁記載の編物布地展開層
、特開昭57−148250に記載の有機ポリマー繊維
パルプ含有抄造紙展開層、特開昭57−125847に
記載の繊維と親水性ポリマーの分散液を塗布して形成し
た展開層等がある。
非繊維質の多孔性展開層としては、特公昭53−216
77、米国特許3,992.158、等に記載のメンブ
ランフィルタ−層(プラッシュポリマー層)、ポリマー
ミクロビーズ等の微粒子が親水性ポリマバインダーで点
接触状に接着されてなる連続微空隙含有等方的多孔性展
開層(三次元格子状粒状構造物層)展開層等の非繊維等
方的多孔性展開層などがある。
展開層としては、これらのうち織物布地、編物布地など
が特に好ましい。織物布地などは特開昭57−6635
9号に記載されたようなグロー放電処理をしてもよい。
展開層には、展開面積、展開速度等を調節するため、特
開昭60−222770  (対応:EP016230
1A l、特開昭63−219397 (対応西独特許
公開DE 3717913A) 、特開昭63−112
999 (対応:DE 3717913A ) 、特開
昭62−182652 (対応:DE3717913A
 ] に記載したような親水性高分子あるいは界面活性
剤を含有させてもよい。
廷挾旦延里1 検出試薬層12にはキレート試薬Nitro−PAPS
及びカチオン性化合物が含有される。
と庄山山!腸耶 Nitro−PAPSは下記構造式を有する化学名、2
−(5−Nitro−2−pyridylazo) −
5−(N−propyl−N−sulfopropyl
aminolphenol disodium 5al
t、dihydrateの略称である(CAS Reg
istry No、 113516−70−4)。
Naυ 本化合物は、アゾ基のパラ位の両端に電子吸引基と電子
供与基を持ち、極性構造を取りやすい化合物で、金属と
の錯形成により鋭敏な呈色変化をもたらす。各金属と錯
体形成するpH領域、吸収極大波長λIIIax、モル
吸光係数εを以下に示す。
Fe(II )  3〜?、5  582    10
.7Cu(III  2〜5.0  566    7
.1Zn(II)  7.5〜9.0 566    
15.0本発明では、使用時のpHを3.0〜5.0に
維持するpH緩衝剤を使用する。従って、2n”錯体の
形成は防止できる。
一方、Cu”はこのpH領域で錯形成が可能であるが、
本発明では後記するCu”特異的キレート剤により除去
されることになる。
3−2カチオン  A カチオン性化合物は、アニオン性化合物であるNitr
o−PAPSと静電的に結合し、Nitro−PAPS
が検出試薬層12以外の他の層(特に前処理層)へ拡散
するのを抑制する。もしNitro−PAPSが検出試
薬層の上にある前処理層14へ拡散・移行すると、Ni
tro−PAPSは前処理層14にトラップされていた
Cu”°イオンと錯体形成してF e”−Nitro−
PAPS錯体と似た吸収スペクトルを与えることになり
、ノイズの原因となる。カチオン性化合物は、これを防
止してF e”−Nitro−PAPS錯体の検出効率
を高める。
このよう本発明におけるカチオン性化合物は、Nitr
o−PAPSが前処理層14への拡散・移行を防止する
ものであるから、必ずしも、Nitro−PAPSと同
一の層に含有させなくてもよい。第3図に示すようにN
itro−PAPSを含有する呈色試薬層12Bの上層
に、拡散防止層12Aとして、カチオン性化合物を含有
した別の層を積層してもよい。この場合、検出試薬層1
2は呈色試薬層12Bと拡散防止層12Aとの2層から
構成されることになる。
本発明に用いることができ−るカチオン性化合物としで
は、第4級アンモニウム基を含む低分子化合物及びポリ
マー化合物(分子量5.000〜200. GOOl特
に10.000〜50,000)がある。
カチオン性低分子化合物の例としては、テトラベンジル
デメチルベンジルアンモニウムクロライド、トリオクチ
ルメチルアンモニウムクロライド、トリブチルアンモニ
ウムクロライド等がある。
カチオン性ポリマー化合物としては以下のものがある。
米国特許2,548,564 、同2,484,430
 、同3.148゜062、同3,756,814 、
特開昭52−136626等に開示されているビニルピ
リジニウムカチオンポリマー; 米国特許3,625,694 、同3,859,096
 、同4,128゜538、同3,756,814 、
英国特許1,277.453等に開示されているゼラチ
ン等と架橋可能なポリマー;米国特許3,958,99
5 、同2,721,852 、同2,798゜063
、特開昭54−115228 、同54−145529
 、同54−126027等に開示されている水性ゾル
型カチオン性ポリマー; 米国特許3,958,008 、特開昭55−3317
2に開示されている水不溶性カチオン性ポリマー;米国
特許4,168,976  (特開昭54−13733
3 )に開示されている、染料と共有結合を行うことが
できる反応性媒染剤; さらに、米国特許3,709,690 、同3,788
,855、同3,642,482 、同3,488,7
06 、同3,557,066 、同3.271,14
7 、同3,271,148 、特開昭50−7133
2、同53−30328、同52−155528 、同
53−125、同53−1024等に開示されているカ
チオン性ポリマーを挙げることができる。
その他、米国特許2,675,316 、同2.882
.156に開示されているカチオン性ポリマーも挙げる
ことができる。
これらの内、親水性コロイド層から他の層に移動しに(
いものが好ましく、例えば、ゼラチン等の親水性コロイ
ドと架橋反応するもの、水不溶性カチオン性ポリマー、
及び水性ゾル(又はラテックス分散物)を好ましく用い
ることができる。
特に好ましいカチオン性ポリマーを以下に示す。
(1)4級アンモニウム基をもち、かつゼラチンと共有
結合できる基(例えばアルデヒド基、クロロアルカノイ
ル基、クロロアルキル基、ビニルスルホニル基、ピリジ
ニウムプロピオニル基、ビニルカルボニル基、アルキル
スルホノキシ基等)を有するポリマー、 例えば、 (2)下記一般式(1)で表されるモノマーの繰り返し
単位と他のエチレン性不飽和モノマーの繰り返し単位と
からなるコポリマーと、架橋剤(例えばビスアルカンス
ルホネート、ビスアレンスルホネート)との反応生成物
一般式(I) R+;H,アルキル基 R,iH,アルキル基、アリール基 Q  、2価基 Ra、R4,Ra  ;アルキル基、アリール基、また
はR1−R6の少なくとも2つが結合してヘテロ環を形
成してもよい。
X;アニオン (上記のアルキル基、アリール基は置換されたものも含
む) (3)下記一般式(1■)で表されるポリマー−穀式(
Ill) X;約0.25〜約5モル% y;約0〜約90モル% 2;約10〜約99モル% A;エチレン性不飽和結合を少なくとも2つもつモノマ
ー B;共重合可能なエチレン性不飽和モノマーQ、N RI * Ri+ Rm  ;アルキル基、環状炭化水
素基、またR、−R3の少な(とも2つが結合して環を
形成してもよい。
(これらの基や環は置換されていてもよい)(I+)下
記一般式(IV)で表される繰り返し単位を1/3以上
有する水不溶性ポリマー 一般式(■v ) R1,Rz、Ri  ;それぞれアルキル基を表し、R
1−R8の炭素数の総和が12以上のもの(アルキル基
は置換されていてもよい)。
X;アニオン その他の特に好ましいカチオン性ポリマーとしては、特
開昭53−89796 (対応米国特許4,069,0
17)に記載の以下のものがある。
l)ポリ(N、 N、 N−トリメチル−N−ビニルベ
ンジルアンモニウムクロリド [Po1yfN、N、N−trimethyl−N−v
inyl benzyl−ammonium chlo
ride ]2)スチレン−1ベンジル(ジメチル−p
−ビニルベンジルアンモニウムクロリドココポリマー[
Po1y (styrene−co−benzyl−(
dimethyll −p−vinylbenzyla
mmonium  chloride]3)スチレン−
[(ビニルベンジル)−(トリヘキシル)アンモニウム
クロリドココポリマー[Po1y (styrene−
co−(vinylbenzyll −(trihex
yl l −ammonium chloride14
) (N、N、N−1−ツメチル−N−ビニルベンジル
アンモニウムクロリド)−スチレンコポリマー[Po1
y (N、 N、 N−trimethyl−N−vi
nylbenzyl−ammonium chlori
de−co−styrene]5)スチレン−(N−ビ
ニルベンジル−N、N−ジメチルベンジルアンモニウム
ク゛ロリド)−ジビニルベンゼンコポリマー [Po1y (styrene−co−N−vinyl
−benzyl−N、N−dimethyl、benz
ylammonium chloride−co−di
vinylbenzenel 3−3   拭″層のP : 検出試薬層の水浸透性を確保するためには、前記展開層
の説明で述べたような多孔性媒体からなる多孔性層とし
てもよいが、親水性ポリマーバインダーを使用するのが
より好ましい。
親水性ポリマーバインダーからなる水浸透性層で検出試
薬層を構成する場合、使用できる親水性ポリマーとして
は、例えば、以下のものがある。
ゼラチン及びこれらの誘導体(例えばフタル化ゼラチン
)、セルロース誘導体(例えばヒトロキエチルセルロー
ス)、アガロース、アルギン酸ナトリウム、アクリルア
ミド共重合体、メタアクリルアミド共重合体、アクリル
アミド又はメタアクリルアミドと各種ビニル性モニマー
との共重合体、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリル酸ナトリウム、アクリル酸と各種ビニル性モノマ
ーとの共重合体などである。
親水性ポリマーバインダーで構成される検出試薬層は、
特公昭53−21677号(対応米国特許3,992.
158)、特開昭55−164356号(対応米国特許
4,292、2721 、特開昭54−101398号
(対応米国特許4.132、528) 、特開昭61−
292063号(Chemical Abstract
s±、 2toss7y)等の明細書に記載の方法に従
って、Nitro−PAPS、カチオン性化合物その他
の試薬組成物と親水性ポリマを含む水溶液又は水分散液
を支持体又は吸水層等の他の層の上に塗布し乾燥するこ
とにより設けることができる。親水性ポリマーをバイン
ダーとする検出試薬層の乾燥時厚さは約2μm〜約50
μm、好ましくは約4μm〜約30μmの範囲、被覆量
では約2 g/m2〜約50g/m”、好ましくは約4
 g/m”〜約30g/m2の範囲である。
検出試薬層にはNitro−PAPS、カチオン性化合
物の他に、塗布特性、拡散性化合物の拡散性、反応性、
保存性等の諸性能の向上を目的として、界面活性剤、p
H緩衝剤組成物等、を加えることができる。
11111厘 前処理層14には、第二銅イオン(Cu2°)に特異的
に配位するキレート剤が含有される。また第ニ鉄イオン
(Fe”lを還元する還元剤を併せて含有させてもよい
前処理層は、水浸透性層で構成され、前記検出試薬層と
同様の層材料で構成することが出来る。
そのうち、親水性ポリマーバインダーからなる実質的に
非孔質の層とするのが好ましい。
4−I Cu” 、−Wキレート斉l Cu2+イオンが検出試薬層でNitro−PAPSと
反応するのを防止するため、予め前処理層に捕獲するの
にイ重用する。
Fe2“とは配位せず、Cu”イオンと特異的に配位す
るものであれば、公知のキレート剤を使用することがで
きる。ただし、−fi的にキレート剤は錯形成により呈
色するものが多いから、Cu”との錯体の吸収スペクト
ルが、Fe”−Nitro−PAPS錯体の吸収スペク
トルとできるだけ重ならないものが望ましい。少なくと
も、比色測定波長ではCu a +−キレート錯体の吸
収がないか、無視できる程度に吸収が少ないことが好ま
しい。
このようなCu”特異的キレート剤としては、例えば、 バックプロイン(Ba5ocuproinelんmax
=479nm、  ε:1.4X10’(mol−1c
m−’1バンクプロインスルホン酸ナトリウム(Ba5
ocuproine disulfonic acid
、disodium 5alt)λmax=483nm
、  ε=1.2xlO’(mol−’・cm−’1ネ
オクブロイン(Neocuproinelえmax=4
54nm、  ε=8X10’(mol−”cm−’1
等が挙げられる。
このようなスペクトルの重なりが無視できない場合には
、検出試薬層と前処理層との間に光遮蔽層を設けて、C
u2゛−キレート錯体の呈色を遮蔽してもよい。
この光遮蔽層は、検出試薬層で生じたFe2°−Nit
ro−PAPS錯体の呈色を透光性支持体側から反射測
光する際に、前処理層でのCu2*−キレート錯体の呈
色を遮蔽するばかりでなく、分析要素に点着された試料
の色(特に試料が全血である場合にはヘモグロビンの赤
色等)を遮蔽すると共に、光反射層又は背景層として機
能する。光遮蔽層は、皮膜形成能を有する親水性ポリマ
ーをバインダーとして、二酸化チタン、硫酸バリウムな
どの白色光反射性微粒子がほぼ一様に分散された水浸透
性の層であることが好ましい。バインダーとしてはゼラ
チン、ゼラチン誘導体、ポリアクリルアミド等が好まし
い。又このような独立した光遮蔽層を設ける代わりに、
前処理層自体に酸化チタン等の微粒子を含有させて光遮
蔽機能を併せ持たせるようにしてもよい。
動力上Chi元剤 試料中の第二鉄イオン(Fe3+)を、Nitro−P
APSと錯形成可能な第一鉄イオン(pe +1 * 
lに還元するためのものである。たとえば、血清中のト
ランスフェリンに保持される鉄イオンは三価のpes+
であり、本発明の分析要素の使用時のpHでトランスフ
ェリンから解離されることになっても、Nitro−P
APSとは結合し得ない、このような場合に、pel+
″還元剤により、分析要素内で第一鉄イオン(Fe”)
に変換させて分析することができる。従って、本発明の
分析要素は、Feハイオンのみを分析するだけでなく、
Fe3*イオン含量を分析したり、さらにpe2 +イ
オンとFe3+イオンの総量である全鉄イオン量を分析
することもできる。勿論、Fe2 +イオンのみを含有
する試料液でも本発明の分析要素は分析可能である。そ
の場合には、Fe” ”還元剤は必須ではない。しかし
、しばらく時間をあけてから他の試料液と共に分析され
ることが多く、その放置している間に生体試料液等では
、Fe2+からFe34に自然酸化されることもある。
従って、Fe2+イオンのみを含有すると考えられる試
料を分析する場合でも、Fe”+還元剤を前処理層に含
有させる方が好ましい。
還元剤としては、公知の適当なものを使用することが出
来る。よく知られた還元剤として、たとえば、ヒドキシ
ルアミン塩酸、パラメチルアミノサルフェート、アスコ
ルビン酸、アスコルビルパルミチン酸がある。
なおこの還元剤は、Fe”+がNitro−PAPS含
有層に達する前にFe” ”を還元処理できるようにN
itro−PAPS含有層よりも上層にあれば十分であ
り、前記したCu”特異的キレート剤とは別の層に含有
させてもよい。
5)叉丘昼 支持体lOとしては光不透過性(不透明)、光半透過性
(半透明)、光透過性(透明)のいずれのものも用いる
ことができるが、−M的には光透過性で水不透過性の支
持体が好ましい。
光透過性水不透過性支持体の材料として好ましいのもの
はポリエチレンテレフタレート、ポリスチレンである。
親水性層を強固に接着させるため通常、下塗り層を設け
るか、親水化処理を施す。
吐り且星JJU 実使用時のpHを、キレート試薬Nitro−PAPS
がZn 2 +との錯体形成を殆ど起こさず、かつFe
2”とは錯体形成をするようなpH領域(3,0〜5.
0)にするために使用する。ちなみに600nmにおけ
るZn”錯体とFe1錯体との検出効率は約1:100
である。これにより、7.0t+イオンの干渉を十分に
排除することができる。
なお、血清トランスフェリンに結合しているpe!+を
十分に早い速度で解離させるためにはI)84.0〜5
.0にすることが必要である。この場合には、本発明に
おけるpH緩衡剤はpH4,0〜5.05のものを使用
すればよい。
pH緩衝剤は、キレート試薬Nitro−PAPSが 
第一鉄イオンと反応する場である検出試薬層又は呈色試
薬層のpHが、使用時にpH3,0〜5.0、好ましく
は約4.0〜約5.0となるように、これらの層に含有
される。しかし、水性試料溶液により他の層から輸送さ
れるpH緩衝剤であっても、検出試薬層のpH領域を希
望のものにすることができる。従って、このpH緩衝剤
は検出試薬層以外の他の層、例えば、前処理層、展開層
、光反射層、或いはpH緩衝剤のみを含有する独立の層
として設けられた水浸透性層に含有させてもよい。
用いつるpal緩衝剤の例としては、日本化学金線「化
学便覧 基礎編」 (東京、丸善■、1966年発行)
 1312−1320頁、R,M、C,口awson 
et ali、rData for Biochemi
cal Re5earch J第2版(Oxford 
at the C1arendon Press、19
69年発行)476−508頁、rBiochemis
tryJ 5,467−477頁 (1966年) 、
rAnalytical BiochemistryJ
 104.300−310頁 (1980年)に記載の
pH緩衝剤系がある。
pH約3.0からpH約5.0の範囲のpH緩衝剤の具
体例としてトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(
Tris)を含む緩衝剤;燐酸塩を含む緩衝剤;硼酸塩
を含む緩衝剤;クエン酸又はクエン酸塩を含む緩衝剤;
グリシンを含む緩衝剤;林檎酸;琥珀酸;マロン酸;酒
石酸;グルタル酸;バルビッール酸;安息香酸ヨシュウ
酸;フマール酸;マレイン酸;3,3−ジェメチルグル
タル酸;N、N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシ
ン(Bicine) ; N−2−ヒドロキシエチルピ
ペラジン−N’−2−エタンスルホン酸(HEPES 
)  、及びこれらのいずれがと必要により組合わせら
れる酸、アルカリ又は塩がある。好ましい緩衝剤の具体
例として、林檎酸:琥珀酸;マロン酸;酒石酸;グルタ
ル酸;3.3−ジエメチルグルタル酸;燐酸二水素カリ
ウム−燐酸水素二ナトリウム; Tris−硼酸ナトリ
ウム; Tris−硼酸ナトリウム−EDTA・2Na
塩;Tris−クエン酸;酢酸−酢酸ナトリウム;クエ
ン酸二水素ナトリウム; Bicine ; HEPE
Sなどがある。
7   の6法 本発明の乾式分析要素は前述の諸特許明細書に記載の公
知の方法により調製することができる。
本発明の分析要素は一辺約15mmから約30mmの正
方形またはほぼ同サイズの円形等の小片に裁断し、特公
昭57−28331 (対応米国特許4.169.75
11、実開昭56−142454 (対応米国特許4,
387.990)、特開昭57−63452.実開昭5
8−32350.特表昭58−501144(対応国際
公開: No 831003911等に記載のスライド
枠に収めて化学分析スライドとして用いることが、製造
、包装、輸送、保存、測定操作等の観点で好ましい。使
用目的によっては、長いテープ状でカセットまたはマガ
ジンに収めて用いたり、または小片を開口のあるカード
に貼付または収めて用いることなどもできる。
肚立近方ユ 本発明の乾式分析要素は、ヒト、動物等の生体液中の鉄
イオン、特に第一鉄イオンを定性的及び定量的に分析す
るために使用出来る。測定試料としては、全血、血漿、
血清、リンパ液、胆汁、尿、を髄液、唾液、汗、及び便
分泌物等を挙げられるが、これらに限定されない。骨格
筋、心臓、腎臓、肺臓、脳、を髄、皮膚等のヒトまたは
動物組織の液体標本を分析することもできる。
本発明の要素は、前述の諸特許明細書等に記載の操作と
同様の操作により液体試料中の鉄イオンの定量分析がで
きる。
例えば約5μL〜約200μLの適当な量の水性液体試
料液を基質層14に点着し、一定温度で一定時装置いた
後、要素内の発色又は変色を光透過性支持体側から反射
測光する。予め作成した検量線を用いて比色測定法の原
理により検体中の鉄イオンの量を求めることができる。
点着する液体試料の量、インキュベーション時間及び温
度を一定にすることにより定量分析を高精度に実施でき
る。
測定操作は特開昭60−125543、同60−220
862、同61−294367、同58−161867
 (対応米国特許4,424,191)などに記載の化
学分析装置により極めて容易な操作で高精度の定量分析
を実施できる。
なお、目的や必要精度によっては、目視により発色の度
合いを判定して、半定量的な測定を行なってもよい。
また試験片の形に成形した分析要素を試料溶液に直接浸
漬して反応させ、結果を定性的に読み取るようにしても
よい。
(実施例1) 次の表1に示す構成の血清鉄イオン分析用乾式分析用を
作成した。
なお、表中の最右欄の数値は好ましい塗布量の範囲を示
す。
(以下余白) 表1 g/m2 接着層    脱イオンゼラチン         2
  1〜5脱イオンゼラチン         5 3
〜15(検出試薬層)  Nitro−PAPS   
         O,50,05〜5脱イオンゼラチ
ン         5 3〜15支持体     ポ
リエチレンテレフタレート(実施例2) 実施例1で作成した乾式分析要素を次のように評価した
各種濃度の第一鉄イオン標準溶液を1mM HCI溶液
中に調製した。
この各標準10μlを上記要素の展開層に接触させて5
分後に、波長577nmで要素の支持体側が一結果は次
の通りであった。
表2 Fe24濃度     OD 1776@100μg/
di    O,630 2000、660 4000、720 8000,836 表2に示すように、非常によい直線性で、Fe”“イオ
ンを測定することができた。
最後に本発明の好ましい態様をまとめると、以下の通り
である。
(1)[1]キレート試薬Nitro−PAPS及びカ
チオン性化合合物を含有する検出試薬層と、 ■第二銅イオンに特異的に配位するキレート剤とを含有
する前処理層とを、 備え、前記いずれかの層または他の層に、使用時にpH
を3.0から5.0の範囲に維持するpH緩衝剤が含有
されていることを特徴とする鉄イオン分析用乾式分析要
素。
(2)前記前処理層には、さらに第二鉄イオンを還元す
る還元剤が含有されていることを特徴とする(1)記載
の鉄イオン分析用乾式分析要素。
(3)前記pH緩衝剤が、前記検出試薬層に含有されれ
ていることを特徴とする(11記載の鉄イオン分析用乾
式分析要素。
(4)前記検出試薬層が、キレート試薬Nitro−P
APSをを含有する呈色試薬層と、その上に積層された
カチオン性化合物を含有する拡散防止層とを備えるもの
であることを特徴とするil+記載の鉄イオン分析用乾
式分析要素。
(5)前記検出試薬層と前記前処理層の間に、さらにに
光遮蔽層が設けられていることを特徴とする+11記載
の鉄イオン分析用乾式分析要素。
(6)■透光性支持体と、 ■キレート試薬Nitro−PAPS及びカチオン性化
合物を含有する検出試薬層と、 ■第二銅イオンに特異的に配位するキレート剤とを含有
する前処理層と、 ■展開層とを、 順次積層して備え、前記いずれかの層または他の層に、
使用時にp)Iを3,0から5.0の範囲に維持するp
H緩衝剤が含有されていることを特徴とする鉄イオン分
析用乾式分析要素。
(7)前記前処理層には、さらに第二鉄イオンを還元す
る還元剤が含有されていることを特徴とする(6)記載
の鉄イオン分析用乾式分析要素。
(8)前記p)!緩衝剤が、前記検出試薬層に含有され
ていることを特徴とする(6)記載の鉄イオン分析用乾
式分析要素。
(9)前記検出試薬層が、キレート試薬Nitro−P
APSを含有する呈色試薬層と、その上に積層されたカ
チオン性化合物を含有する拡散防止層とを備えるもので
あることを特徴とする(6)記載の鉄イオン分析用乾式
分析要素。
(10)前記検出試薬層と前記前処理層の間に、さらに
光遮蔽層が設けられていることを特徴とする(6)記載
の鉄イオン分析用乾式分析要素。
(発明の効果) 以上のように本発明の鉄イオン分析用乾式分析要素は、
Cu”特異的キレート剤によりCu”イオンの干渉を排
除した。一方、使用時のpHをZn”がキレート試薬N
itro−PAPSと錯体形成をしないpH3〜5とす
ることにより、Zn”イオンの干渉を排除したものであ
る。従って、Cu”−i’イオン2n”4オンなどの妨
害イオンに干渉されずイオン選択性に優れている。また
、キレート試薬としてNitro−PAPSを用いたの
で、検出感度が優れている。さらに、Fe 34イオン
との反応が早く迅速性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
第1.2.3図はそれぞれ本発明に乾式分析要素の各実
施態様例の構成図である。 10・・・透光性支持体、 12・・・検出試薬層、 12A・・・拡散防止層、 12B・・・呈色試薬層、 I4・・・前処理層、 16・・・展開層。 特許出願人 富士写真フィルム株式会社代 理 人 弁
理士 山 1)文 雄 弁埋土 山 1)洋 資

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)[1]キレート試薬Nitro−PAPS及びカ
    チオン性化合物を含有する検出試薬層と、 [2]第二銅イオンに特異的に配位するキレート剤とを
    含有する前処理層とを、 備え、前記いずれかの層または他の層に、使用時にpH
    を3.0から5.0の範囲に維持するためのpH緩衝剤
    が含有されていることを特徴とする鉄イオン分析用乾式
    分析要素。
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