JP3025431U - 車両用の衣料ハンガー - Google Patents

車両用の衣料ハンガー

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JP3025431U
JP3025431U JP1995013875U JP1387595U JP3025431U JP 3025431 U JP3025431 U JP 3025431U JP 1995013875 U JP1995013875 U JP 1995013875U JP 1387595 U JP1387595 U JP 1387595U JP 3025431 U JP3025431 U JP 3025431U
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Japan
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hanger
hanger body
hook
vehicle
clothing
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Application number
JP1995013875U
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English (en)
Inventor
隆永 松岡
Original Assignee
サカエ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の振動を吸収して、衣料の安定な吊り掛け
状態に維持できる車両用の衣料ハンガーを提供する。 【解決手段】硬質な合成樹脂から正・背面視の山型に造
形されたハンガー本体(A)の左右両端部に、クツシヨ
ンパツド(13)の一対を張り出し設置すると共に、同
じくハンガー本体(A)の頂点部に吊り下げ用フツク
(B)の基端部を、水平な軸線廻りの揺動自在に枢着し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は車両用の衣料ハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両室内の側窓上に固着されている把手を利用して、その室内に背広服 の上着やセーター類、礼服などの各種衣料を吊り下げることが行なわれているが 、そのために専用の便利な衣料ハンガーは市販されていない。
【0003】 そこで、已むを得ず、ありふれたハンガー本体とその吊り下げ用フツクとの連 続一体な衣料ハンガーや、或いはハンガー本体がその線材から成る吊り下げ用フ ツクの垂直な軸線廻りに、360度回転し得る衣料ハンガーを使っている通例で ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前者のハンガー型式では上記車両室内の把手に対する吊り下げ用フ ツクの馴染みが悪く、衣料の吊り下げ姿勢状態に安定を欠くと共に、車両の旋回 時や急制動時などに脱落するおそれもある。
【0005】 他方、後者のハンガー型式では走行中の振動に反応し過ぎて、車両の側窓へ頻 繁に衝当することとなり、安全運転に支障を与えるおそれがある。殊更、ハンガ ー本体の左右両端部が衣料からの露出状態にある場合、上記側窓を傷付ける心配 やこれの叩打音さえも発生することになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題の改良を企図しており、そのために役立つ車両専用の 衣料ハンガーとして、硬質な合成樹脂から正・背面視の山型に造形されたハンガ ー本体の左右両端部に、クツシヨンパツドの一対を張り出し設置すると共に、同 じくハンガー本体の頂点部に吊り下げ用フツクの基端部を、水平な軸線廻りの揺 動自在に枢着したことを特徴とするものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、その衣料ハンガーの全 体を示した図1〜3において、(A)はABS樹脂やポリエチレン、ポリプロピ レン、その他の硬質な合成樹脂から正・背面視のほぼ二等辺三角形に射出成形さ れたハンガー本体であり、その言わば内部が台形に抜かれた枠形態として、左右 一対の横下がり傾斜シヨルダー(11)と、その下端部同志を橋絡する水平バー (12)とを備えている。
【0008】 但し、その水平バー(12)の設置を省略して、上記ハンガー本体(A)を左 右一対の横下がり傾斜シヨルダー(11)のみから正・背面視の山型に造形して もさしつかえないが、その何れにしても上記ハンガー本体(A)はこれを上下方 向から見た場合に、厚み(t)の均一な平板形態に設定することが望ましい。
【0009】 (13)は上記ハンガー本体(A)の左右両端部に付属設置された一対のクツ シヨンパツドであって、ゴムや合成樹脂などのクツシヨン材から図例のようなボ ール型、その他の正・背方向へ張り出す各種形状に造形されており、これを一早 く車両の側窓に衝当させることにより、そのシヨツクアブソーバーとして機能さ せると共に、衣料の滑り落ちに対する抵抗を与えるようになっている。
【0010】 この点、図例ではハンガー本体(A)の左右両端部に、クツシヨンパツド(1 3)の取付ベースとなる楔爪(14)を一体成形して、上記ハンガー本体(A) と別個独立するクツシヨンパツド(13)を、その楔爪(14)への被着状態に 後付け一体化させているが、そのクツシヨンパツド(13)をハンガー本体(A )との一体に2重成形しても、勿論良い。又、クツシヨンパツド(13)の表面 には、上記滑り落ちの摩擦抵抗に役立つ凹凸を付与することが好ましい。
【0011】 上記ハンガー本体(A)の頂点部からは、一定な板幅(w)のフツク支持マス ト(15)が連続一体に垂立されている。(16)はそのフツク支持マスト(1 5)の上端中央部に付与された凹欠であり、これによってそのフツク支持マスト (15)が正・背面視の二叉フオーク型に分岐されている。
【0012】 他方、(B)は上記ハンガー本体(A)との別体物として、やはりABS樹脂 などの硬質な合成樹脂から側面視の倒立J字型に造形された吊り下げ用フツクで あり、上記フツク支持マスト(15)と同じ板幅(w)を備えている。そのフツ ク(B)が車両室内の把手と面接触し得る平板形態をなしているわけである。
【0013】 そして、そのフツク(B)の基端部(下端部)に設けられた凸片(17)が、 上記ハンガー本体(A)におけるフツク支持マスト(15)の凹欠(16)へ咬 み合い状態に挿入され、且つ上記水平バー(12)と平行な屈折支点ピン(18 )を介して、正・背方向への揺動自在に枢着されている。
【0014】 つまり、ハンガー本体(A)とその吊り下げ用フツク(B)とが、上記屈折支 点ピン(18)の水平な軸線廻りに屈折する如く、相対的な揺動作用を行なえる ように組付けられているわけである。
【0015】 上記のように構成された本考案の使用に当っては、そのハンガー本体(A)へ 背広服や礼服などの各種衣料を常法により吊り掛けた上、そのフツク(B)を図 4に示す通り、車両室内の側窓(19)上に存在する把手(20)へ係止させる のである。
【0016】 そうすれば、上記フツク(B)が屈折支点ピン(18)の廻りに屈折して、把 手(20)に沿う安定な傾斜姿勢状態となり、そのフツク(B)からハンガー本 体(A)が衣料の重量とも相俟って、側窓(19)と一定間隔(s)を保つよう に正しく垂下する。
【0017】 そして、車両(C)が不整地の走行や旋回、急制動などに因り振動した場合、 これにフツク(B)が反応して、追従的に振れ動くこととなるが、ハンガー本体 (A)は側窓(19)との平行に延在する水平な屈折支点ピン(18)を介して 、上記フツク(B)と枢着されている関係上、依然正確な垂下状態を維持し、そ の車両(C)の側窓(19)へ衝当するおそれがない。上記フツク(B)が車両 (C)の振動を吸収して、そのハンガー本体(A)への波及を抑制するのである 。
【0018】 又、車両(C)の過激な振動を受けて、上記ハンガー本体(A)が万一屈折支 点ピン(18)の廻りに振れ動いたとしても、その左右両端部に張り出すクツシ ヨンパツド(13)が、一早く側窓(19)へ衝当することになるため、そのシ ヨツク吸収作用により側窓(19)の傷付きはもとより、叩打音を発生する心配 もない。その気遣いなく車両(C)の安全運転を行なえるわけである。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、本考案では車両用の衣料ハンガーとして、その構成上硬質な合 成樹脂から正・背面視の山型に造形されたハンガー本体(A)の左右両端部に、 クツシヨンパツド(13)の一対を張り出し設置すると共に、同じくハンガー本 体(A)の頂点部に吊り下げ用フツク(B)の基端部を、水平な軸線廻りの揺動 自在に枢着してあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実に改良できる効果 がある。
【0020】 即ち、本考案の上記構成によれば、ハンガー本体(A)の頂点部に水平な屈折 支点ピン(18)を介して、吊り下げ用フツク(B)の基端部が揺動自在に枢着 されているため、車両(C)の走行中に振動を受けるも、その振動をフツク(B )が言わば吸収して、ハンガー本体(A)を衣料の重量とも相俟ち、常に正確な 垂下状態に保つこととなり、その結果車両(C)の側窓(19)へ繰返し衝当し たり、まして車両室内の把手(20)から脱落したりするおそれがなく、安全運 転にも役立つ。
【0021】 又、上記ハンガー本体(A)の左右両端部には一対のクツシヨンパツド(13 )が張り出し設置されているため、万一ハンガー本体(A)が屈折支点ピン(1 8)の廻りに振れ動いたとしても、そのクツシヨンパツド(13)が一早く車両 (C)の側窓(19)に衝当することとなり、その弾力性によって側窓(19) の傷付きは勿論のこと、叩打音の発生する心配すらも無くせる効果がある。
【0022】 特に、請求項2の構成を採用するならば、吊り下げ用フツク(B)が一定板幅 (w)を備えた側面視の倒立J字型に造形されているため、これを車両室内に存 在する把手(20)へ、水平回転やガタツキのおそれがない安定な馴染み状態に 係止させることができ、上記効果をますます向上させ得るのである。
【0023】 更に、請求項3の構成を採用するならば、そのハンガー本体(A)の左右両端 部から張り出すボール型のクツシヨンパツド(13)によって、車両(C)の側 窓(19)に対するシヨツクアブソーバー機能みならず、衣料の滑り落ちに対す る効果的な抵抗も与えることができ、これにハンガー本体(A)と異なる着色カ ラーを施すことにより、優美な外観形態の衣料ハンガーを得られる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用の衣料ハンガーを示す全体
斜面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】衣料ハンガーの吊り掛け使用状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
(13)・クツシヨンパツド (15)・フツク支持マスト (18)・屈折支点ピン (19)・側窓 (20)・把手 (A)・ハンガー本体 (B)・フツク (C)・車両 (t)・厚み (w)・一定幅

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質な合成樹脂から正・背面視の山型に造
    形されたハンガー本体(A)の左右両端部に、クツシヨ
    ンパツド(13)の一対を張り出し設置すると共に、 同じくハンガー本体(A)の頂点部に吊り下げ用フツク
    (B)の基端部を、水平な軸線廻りの揺動自在に枢着し
    たことを特徴とする車両用の衣料ハンガー。
  2. 【請求項2】ハンガー本体(A)の頂点部から一定板幅
    (w)のフツク支持マスト(15)を連続一体に垂立さ
    せる一方、 吊り下げ用フツク(B)を硬質な合成樹脂から、上記支
    持マスト(15)と同じ板幅(w)を備えた側面視の倒
    立J字型に造形して、 そのフツク(B)の基端部を上記支持マスト(15)の
    上端部と咬み合わせた上、水平な屈折支点ピン(18)
    により相対的な揺動自在に枢着したことを特徴とする請
    求項1記載の車両用の衣料ハンガー。
  3. 【請求項3】ハンガー本体(A)の厚み(t)を全体的
    に均一化し、その厚み(t)よりも正・背方向へ大きく
    張り出すボール型のクツシヨンパツド(13)を、上記
    ハンガー本体(A)の左右両端部へ各々付属一体化させ
    たことを特徴とする請求項1記載の車両用の衣料ハンガ
    ー。
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