JP3025400U - フィルム包装物及びその装置 - Google Patents

フィルム包装物及びその装置

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JP3025400U
JP3025400U JP1995013700U JP1370095U JP3025400U JP 3025400 U JP3025400 U JP 3025400U JP 1995013700 U JP1995013700 U JP 1995013700U JP 1370095 U JP1370095 U JP 1370095U JP 3025400 U JP3025400 U JP 3025400U
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film
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melt
machine frame
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JP1995013700U
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Inventor
孝也 前田
啓介 村上
Original Assignee
ナイガイ株式会社
シンワマシナリー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融連接フィルムの連続自動包装において不
可避的に形成される2つのシール部M,Nを無駄フィル
ムを生じさせないで包装物品の底部に位置させる。 【解決手段】 物品Pの上下から垂直に供給されるフィ
ルムA,Bによる連接フィルムFに物品を押し当てて捲
回させる際、上フィルムAの供給を大きくすると共に熱
板25によるフィルムの溶融切断接合前において下フィ
ルムBを引締ローラ52によって伸張させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、物品の周囲にプラスチックフィルムを捲着させた包装物とその包 装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
包装物品に対して上下から供給されて溶着連接された垂直なフィルム面に当該 物品を押し当てて捲着させ溶着する包装方法は公知である(実公昭55−382 59,特開平3−256808)が、これらの方法は上下各フィルムの送り出し 量を等しくするためフィルム溶着個所が物品の両側面に夫々1個所形成されるの で商品等の包装には不向きであった。 特開平7−33166は、上フィルムのみを供給して下フィルムを巻取ることに よって包装物の熱シール個所を1個所にして上記欠点を改善したものであるが、 下フィルムの1回の巻取量が大きい上、巻取られた下フィルムは再使用できない から無駄フィルムが多くなり不経済である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本案は、この種の包装物品において不可避的に形成される2つのシール個所を 外見上なくし又は1個所にすると共に無駄フィルムを生じない経済的なフィルム 包装物及びそのための連続自動包装装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本案装置は包装物品押出し装置を備えたテーブルとベルトコンベアとの間に上 下一対の原反ロールから繰出されて溶融連接されたフィルムが垂直門形機枠に沿 って垂下され、該フィルムに包装物品を押し当てて前記コンベア上に移送し、包 装物に捲回されたフィルムを重ねて前記垂直機枠の上下に設けた溶融連接手段に よって前記テーブル面において溶融切断して包装する装置において、前記上下原 反ロールの近傍に夫々ロール付回動アームによるフィルム張設滞留装置が設けら れ、前記垂直機枠には前記テーブルを挟んで上下に夫々フィルムブレーキが設け られると共に前記テーブル下面にフィルム引締め装置を備えて構成される。なお 上方フィルムブレーキは省略することが可能である。本装置は上方の原反ロール からの繰出し量を前記下方原反ロールの繰出し量より大きくすると共に前記フィ ルムブレーキとフィルム引締め装置が作動した後に上下フィルムの溶融切断と連 接が行なわれる。 而して本案包装物品は、物品の全周に亘って緊張された包装フィルムの前回連接 部が当該物品の底部に位置されると共に包装時連接部が物品の底部又は隅角部近 傍に位置することになり連接(シール)部が外部から視認できないものとなる。 即ち、物品が連接フィルムに押当てられ上下フィルムが繰出されるとき、上フィ ルムの供給が多く又は早く供給されることによって前回シール部が物品の底面に 位置され、隅角部近傍にある包装シール部は、下側フィルムが上側フィルムより 伸張率が大きいためフィルムの収縮によって底面側に引込まれる。この引込量は フィルムの引締量や包装物品の形態によっても異なるが、引込量が僅かであって も物品の隅角部近傍であるから外観を損なうことがない。
【0005】
【考案の実施の形態】
図において、1はテーブル、2はテーブルに沿って物品を押出す押板、3は押 板を支持しているスライダであってエアシリンダ5のロッド4に軸着されている 。 7は、シリンダ5とコンベア8を支持してテーブル面と同一に設けた水平機枠で あって、テーブル1と共に台枠10に支持されている。9はコンベアモータであ る。 11は、テーブルと水平機枠の間に垂設された門形機枠であって上部に原反支持 フレーム13を備えている。門形機枠の前面にはフィルムブレーキ15,16が 固設され、テーブルとコンベア間の門形機枠間にはフィルムを受けるスリット付 受台17がガイドロール18a,18bを備えて設けられている。17aはスリ ットである。 20は上フィルムを押えるシリンダであって門形機枠の上部中央に垂設され下向 きロッド先端に受台17と対面する断面2又状のフィルム押えバー22がフィル ムガイド24と共に水平に取付けられている。23は凹溝である。 25は熱板であって取付バー26を介してシリンダ27のロッド先端に上向きに 固定されている。 30はフィルム原反であって支持フレーム13に軸支された一対の受けローラ3 1,32に支持されている。33は残量検知スイッチである。35は上フィルム の張設と滞留機能を有するテンショナであって回転自在の遊転ローラ36を備え た回動アーム37がスイッチカム38と共に支持フレーム13に軸支37aされ て構成されている。39は、カム38によって作動するリミットスイッチであっ て受けローラ31又は32(モータは図示せず)を駆動する。 40は下フィルムの原反、41,42は受けローラ、43は残量検知スイッチで ある。45は下フィルムテンショナであって遊転ローラ46を備えた回動アーム 47がスイッチカム48と共に台枠に軸支47aされて構成されている。49は 受けローラの作動スイッチである。これらの装置はコンベア巾方向に移動可能に 設けられているがこの機構は省略する。 なお、スイッチカム38,48は夫々軸回りに調節可能であってこれによってフ ィルム滞留量が調節される。 50はテーブル下面に固設した引締装置であってシリンダ51のロッド先端に固 定した可動ローラ52が2個の固定ローラ53,54間に位置して設けられてい る。 56は物品押圧板、57はシリンダであってシリンダは取付枠58と共に手動に よって物品に合わせて高さ調節される。
【0006】 上記装置において上フィルムAは原反30からテンショナ35の遊転ローラ3 6と固定ローラ36aを捲回して張設されガイドロール14によって門形機枠の 前面に案内され上側フィルムブレーキ15を通って供給される。 下フィルムBも前記と同様にテンショナ45と固定ローラ46a間に張設され固 定ガイドローラ19を経て機枠前面の下側フィルムブレーキを通り更に引締装置 の各ローラを通って上フィルムAと溶融接合される。 これらの動作タイミング及び動作状態は図3,図4に示すようである。 即ち押板2が物品Pをコンベア側に押し出す。物品は上下の連接フィルムFを伴 って進行し夫々のフィルムテンショナに張設滞留されている上下フィルムを夫々 引き出す。 これによって回動アーム37及び47が上昇して回動軸のカムを回動させる。 リミットスイッチ39と49が作動されて駆動ローラ31,32と41,42を 図3の如きタイミングで駆動する。 押板2が停止すると同時に押圧板56が物品を押えた後、上フィルム押えバー2 2が図4(a)の如く下降して上下フィルムを受台17上に重ねて押圧固定する 。固定直前において上下のフィルムブレーキ15,16が作動してフィルム供給 を停止させる。この状態でフィルム引締装置50が作動してフィルムを所定量引 締める(図4(b))。引締めが解除されると同時に熱板25が受台のスリット 17aを貫通して2又状押えバーの凹溝23に達して重ねフィルムを溶断すると 共にその両側部を夫々接合して連接フィルムFとする(図4(c))。この直後 に溶断部を冷却するためのエアが吹き出されるがこの機構は省略してある。 上下フィルムA,Bは溶融切断によって両側の切断縁に沿って溶融連接部M,N を伴った連接フィルムFとなり次工程の包装フィルムとなる。 連接部Nは、フィルムの収縮によって物品の底面に引込まれる。 次工程において連接フィルムFに物品Pが押当てられると、上フィルムAが多く 又は早く供給されるので溶融連接部Mが物品の底面側に位置される。
【0007】
【効果】
本案包装物は、連接フィルムの前回溶融連接部Mと包装連接部Nが共に物品の 底面に位置しているから体裁がよく贈答品の包装にも適用できる。 また、本案装置において下フィルムは連続自動包装においても供給比に関係なく 完全消費されるので経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の側面図。
【図2】同上平面図。
【図3】装置のタイムチャート。
【図4】要部の動作説明図。
【図5】フィルムの溶断連接状態を示す拡大図。
【図6】物品の包装形態を示す断面斜視図。
【符号の説明】
1 テーブル 2 物品押板 5 シリンダ 8 コンベア 11 門形機枠 15,16 フィルムブレーキ 17 フィルム受台 17a スリット 22 フィルム押えバー 25 熱板 30,40 フィルム原反 31,32,41,42 受けローラ 35,45 フィルムテンショナ 38,48 スイッチカム

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装物品を垂直に待機する包装フィルム
    に押し当てて該フィルムを緊張させて物品に捲回させた
    状態でフィルムを溶融切断と同時に連接させることによ
    って得られる包装物において、物品の全周に亘って緊張
    された包装フィルムの前回連接部が当該物品の底部に位
    置されると共に包装時連接部が物品の底部又は隅角部近
    傍に位置してなるフィルム包装物。
  2. 【請求項2】 包装物品押出し装置を備えたテーブルと
    ベルトコンベアとの間に上下一対の原反ロールから繰出
    されて溶融連接されたフィルムが垂直門形機枠に沿って
    垂下され、該フィルムに包装物品を押し当てて前記コン
    ベア上に移送し、包装物に捲回されたフィルムを重ねて
    前記垂直機枠の上下に設けた溶融連接手段によって前記
    テーブル面において溶融切断して包装する装置におい
    て、前記上下原反ロールの近傍に夫々ロール付回動アー
    ムによるフィルム張設滞留装置が設けられると共に前記
    テーブル下面にフィルム引締め装置とフィルムブレーキ
    を備えて構成され、前記上方の原反ロールからの繰出し
    量を前記下方原反ロールの繰出し量より大きくすると共
    に前記各フィルムブレーキと前記フィルム引締め装置が
    作動した後に上下フィルムの溶融切断と連接が行なわれ
    ることを特徴とするフィルム包装装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、フィルム
    ブレーキが垂直機枠にテーブルを挟んで上下に固設され
    た装置。
JP1995013700U 1995-12-01 1995-12-01 フィルム包装物及びその装置 Expired - Lifetime JP3025400U (ja)

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