JP3025389U - 透明表示板の保護板及び携帯電話器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話器のディスプレイ表示板を保護し、
すり傷等をなくする。 【解決手段】 携帯電話器２のディスプレイ表示板５に
後付けされる透明材料からなる保護板１であって、裏面
外周端縁に接着剤１２を塗着しておき、前記表示板５に
接着する。また、保護板１に拡大レンズ機能を付与し、
ディスプレイ情報を拡大して見易くする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話器の透明表示板の保護板及び携帯電話器に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、携帯電話器には、表面側にディスプレイ表示板、ダイヤル等の各種プ ッシュボタン等が設けられており、各種プッシュボタン等は、開閉自在なカバー により保護されているが、透明なディスプレイ表示板は露出されている。そして 、携帯電話器は、合成皮革、布製などの携帯ケースに入れて持ち歩くことが多く 、使用時には前記ケースから取り出して操作している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、前記ディスプレイ表示板は、携帯ケースから取り出したり収納する 際に、すり傷が付きやすく、各種情報の表示が見にくくなるという問題がある。 しかし、ディスプレイ表示板にすり傷が多くついて見にくくなっても、これだけ を交換するとなると多大な手間賃を要し、コスト高となる。

【０００４】 本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、ディスプレイ表示板にすり傷等がつかないようにする保護板及び携帯電話器 を提供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案保護板は、携帯電話器の透明表示板に後付けされる保護板であっ て、透明材料からなり裏面外周縁に接着剤が塗着され、接着剤の表面に剥離シー ルが添着されていることを特徴としている（請求項１）。

【０００６】 したがって、保護板の前記シールを剥離し、新品又は使用中の携帯電話器の透 明表示板の表面に、保護板の裏面を押し付けることにより、保護板を前記表示板 に接着させることができる。 また、本考案保護板は、拡大レンズ機能を有しているので、ディスプレイされ た情報が拡大され、非常に見易くなる（請求項２）。

【０００７】 さらに、本考案保護板は、板表面側外周端縁が面取りされて丸みを有するので 、手等に傷を負うことがないうえ、物に引掛り難く、ケースへの出し入れをスム ーズに行うことができる（請求項３）。 そして、本考案に係る携帯電話器は、略四角状の透明板からなり、表面外周端 縁が丸く面取りされると共に、拡大レンズ機能を有する保護板が透明表示板に接 着されていることを特徴としているので、前記表示板に傷が付かず、ディスプレ イが拡大されて見えるので情報の読み取りがし易く、しかも、携帯ケースへの出 し入れをスムーズに行うことができる。

【０００８】 なお、上記の保護板は、無色透明だけでなく、全体又は一部に着色を施した半 透明とすることができる。しかして、本明細書にいう「透明」とは、着色された 半透明を含む広義の概念である。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。 図１、図２は、本考案保護板１が接着された携帯電話器２を示し、該電話器２ は、表面に受話口３、ディスプレイ表示部４を覆う透明なガラス又は合成樹脂製 のディスプレイ表示板５、通話等の各種操作ボタン６，７，８、電源ボタン（図 示省略）、ダイヤルボタン等の開閉カバー９及び送話口１０を備え、上端部に出 退自在のアンテナ１１を備えている。

【００１０】 そして、前記表示板５には、前記保護板１が接着されている。 保護板１は、傷の付きにくい透明な合成樹脂板から成り、図３〜図５に示すよ うに横長の略四角形状を呈し、各角隅１Ｃが丸められると共に、表面１Ａ外周端 縁が面取りされて丸みのある筒状面１Ｂとされており、しかも表面１Ａが中央部 に向かって若干膨出されて拡大レンズ機能が付与されていて、ディスプレイ情報 （数字、文字等）が拡大されて読み取り易くなっている。

【００１１】 さらに、前記保護板１の裏面１Ｄには、外周端縁にディスプレイ表示を邪魔し ないように、接着剤１２が所要の幅で塗着され、接着剤１２の表面に剥離シール １３を添着して、該接着剤１２に不要な物等が接着しないようにしてあり、該保 護板１をディスプレイ表示板５に接着する際に、前記シール１３を剥がして、保 護板裏面１Ｄを前記表示板５に押し付けることにより簡単に接着することができ る。

【００１２】 なお、前記接着剤１２は、粘着性のもので容易に剥離できないが、強力に剥が すことにより保護板１を離脱できるものが好ましい。そして、保護板１を取替え 可能にすることにより、万一、保護板表面１Ａにすり傷が生じた場合に、新しい 保護板１と交換することができる。 本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、保護板の形状を 長円形又はだ円形等とすることができ、また、材質としてガラスを採用でき、電 話器本体は開閉カバーのない他形式のものにも適用可能である。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は上述のように、携帯電話器の透明表示板に後付けされる保護板であっ て、透明材料からなり裏面外周縁に接着剤が塗着され、接着剤の表面に剥離シー ルが添着されていることを特徴とするものであるから、ディスプレイ表示板を保 護して傷の発生を防止し、ディスプレイ情報の読み取り障害をなくすことができ 、新品はもとより使用中の携帯電話器にも簡単に接着することができる（請求項 １）。

【００１４】 また、請求項２記載の考案によれば、拡大レンズ機能を具備しているので、デ ィスプレイ情報が拡大され、読み取り易くなり使い勝手が良くなる。 請求項３記載の考案によれば、板表面側外周端縁が面取りされて丸みを有する ので、手などが負傷することがなく、物に引掛かり難いので、携帯ケースへの出 し入れをスムーズに行うことができる。

【００１５】 そして、請求項４記載の考案によれば、略四角状の透明板からなり、表面外周 端縁が丸く面取りされると共に、拡大レンズ機能を有する保護板が透明表示板に 接着されていることを特徴とするものであるから、携帯電話器のディスプレイ表 示板に傷が付くのを防止して、その機能を十分に発揮させることができ、しかも ディスプレイ表示が拡大されて見易くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案携帯電話の実施形態を示す正面図であ
る。

【図２】図１の右側面図である。

【図３】本考案保護板の実施形態を示す正面図である。

【図４】図３の上面図である。

【図５】図３の背面図である。

【符号の説明】

１ 保護板 １Ａ 表面 １Ｂ 筒状面（外周端縁） １Ｄ 裏面 ２ 携帯電話器 ５ ディスプレイ表示板 １２ 接着剤 １３ 剥離シール

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯電話器の透明表示板に後付けされる
   保護板であって、透明材料からなり裏面外周縁に接着剤
   が塗着され、接着剤の表面に剥離シールが添着されてい
   ることを特徴とする透明表示板の保護板。
2. 【請求項２】 拡大レンズ機能を有することを特徴とす
   る請求項１記載の透明表示板の保護板。
3. 【請求項３】 板表面側外周端縁が面取りされて丸みを
   有することを特徴とする請求項１又は２記載の透明表示
   板の保護板。
4. 【請求項４】 略四角状の透明板からなり、表面外周端
   縁が丸く面取りされると共に、拡大レンズ機能を有する
   保護板が透明表示板に接着されていることを特徴とする
   携帯電話器。