JP3025284B2 - 管端部閉塞用の蓋並びにその蓋を使用する流体輸送経路変更工法 - Google Patents

管端部閉塞用の蓋並びにその蓋を使用する流体輸送経路変更工法

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JP3025284B2
JP3025284B2 JP2059329A JP5932990A JP3025284B2 JP 3025284 B2 JP3025284 B2 JP 3025284B2 JP 2059329 A JP2059329 A JP 2059329A JP 5932990 A JP5932990 A JP 5932990A JP 3025284 B2 JP3025284 B2 JP 3025284B2
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寛 大原
喜久雄 斉藤
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、管端部閉塞用の蓋並びに流体輸送経路変更
工法に関し、 詳しくは、流体輸送管における分岐部近くの管端開口
部を閉塞する管端部閉塞用の蓋、 並びに、内部を新設流体輸送管と既設流体輸送管との
間の流体渡り路とするケーシングを既設流体輸送管の管
周壁に対し液密又は気密状態に固定し、この固定状態の
ケーシングの内側から前記管周壁に、新設流体輸送管と
既設流体輸送管とをケーシングの内部を通じて連通させ
る貫通孔を形成し、この貫通孔から既設流体輸送管の管
内に弁体を挿入して、その弁体により既設流体輸送管に
おける切断対象側の流路を閉塞し、この閉塞状態におい
て、既設流体輸送管における流路閉塞側部分を切断する
とともに、その切断により形成された管端開口部を閉塞
処理し、この管端開口部の閉塞処理の後、弁体を貫通孔
からケーシングの側に撤去する流体輸送経路変更工法に
関する。
〔従来の技術〕
上記の如き関端部閉塞用の蓋としては、例えば図8に
示すように、流体輸送管(K1,K2)における分岐部での
流体の流れを案内する整流面(16c)(この例では第1
流体輸送管(K1)の内周面に連なる円弧面)を挿入側端
部に形成した整流部材(16b)を、管端開口部(11)に
対する蓋本体(16a)の装着に伴い流体輸送管(K2)の
管内に挿入される状態で蓋本体(16a)に付設し、これ
により、分岐部における流体の流れを円滑にして、その
分岐部での流路抵抗を極力小さくするようにしたものが
あるが、 従来、この種の蓋(16)は、整流部材(16b)が蓋本
体(16a)に固着ないしは一体成形された構造で、装着
対象の流体輸送管(K2)の管長手方向についての蓋本体
(16a)から整流部材(16b)の整流面(16c)にかけて
の長さ寸法(換言すれば、蓋本体(16a)を管端開口部
(11)に装着固定した状態での流体輸送管(K2)に対す
る整流部材(16b)の管内挿入深さ)は一定(固定)に
なっていた(実開昭61−108594号参照)。
又、前記の流体輸送経路変更工法は、流体を漏出させ
ずに既設流体輸送管に新設流体輸送管を接続する工法と
して、既設流体輸送管の管周壁に取り付けるケーシング
自体を新設流体輸送管と既設流体輸送管との間の流体渡
り管に利用するから、例えば、既設流体輸送管を囲繞す
るケーシング内で既設流体輸送管に流路切換バルブを接
続し、その後、この漏出阻止具としてのケーシングを撤
去した上で当該バルブに新設流体輸送管を接続するとい
った工法に比べ、施工が簡便になる利点があるが、 従来、この種の工法において、貫通孔から挿入した弁
体により既設流体輸送管における切断対象側の流路を閉
塞した状態で、既設流体輸送管における流路閉塞側部分
を切断すると、その切断により形成された管端開口部を
蓋により閉塞し、その上で上記弁体を撤去するようにし
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の管端部閉塞用の蓋では、前述の如く蓋
本体(16a)から整流部材(16b)の整流面(16c)にか
けての長さ寸法が一定であるため、装着対象の流体輸送
管(K2)によって分岐部と閉塞対象の管端開口部(11)
との間の寸法が一定でない場合、管端開口部(11)に蓋
本体(16a)を装着固定した状態において整流部材(16
b)の整流面(16c)を分岐部に対する適切な流体案内位
置に位置させることができず、この為、所期目的である
流路抵抗の低減を十分に達成できないといったことが生
じる問題があった。
又、前記した流体輸送経路変更工法については、貫通
孔から挿入した弁体により既設流体輸送管における切断
対象側の経路を閉塞している状態で、切断により形成さ
れる管端開口部を蓋により閉塞するから、挿入状態の弁
体との干渉を避ける上で、前記の如き整流部材を蓋に付
設することができず、また、整流部材を付設したとして
も、その整流部材における挿入側端部の整流面を貫通孔
(すなわち分岐部)に対する適切な流体案内位置に位置
させることができず、このことから流路抵抗が大きくな
る問題があった。
以上の実情に鑑み、本発明の課題は、合理的な改良に
より上記の如き問題を解消して、流路抵抗の低減を確実
かつ効果的に達成できる管端部閉塞用の蓋、並びに、流
体輸送経路変更工法を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による管端部閉塞用の蓋の第1の特徴構成は、 流体輸送管における分岐部近くの管端開口部を閉塞す
る管端部閉塞用の蓋において、 前記管端開口部から前記流体輸送管の管内に挿入して
挿入側端部に形成の整流面により前記分岐部での流体の
流れを案内させる整流部材を設け、 前記管端開口部に装着固定する蓋本体と前記整流部材
との間にその整流部材を前記蓋本体に対し前記流体輸送
管の管長手方向へ移動させる移動操作機構を介在させ
て、前記蓋本体に前記整流部材を取り付けてある点にあ
る。
本発明による管端部閉塞用の蓋の第2の特徴構成は、
上記した第1特徴構成において、 前記移動操作機構が、前記蓋本体を前記管端開口部に
装着した状態での管外からの操作により、又は、前記蓋
本体を前記管端開口部に装着した状態で自動的に、前記
整流部材を前記流体輸送管の管長手方向へ移動させるも
のである点にある。
本発明による流体輸送経路変更工法の特徴構成は、 内部を新設流体輸送管と既設流体輸送管との間の流体
渡り路とするケーシングを前記既設流体輸送管の管周壁
に対し液密又は気密状態に固定し、 この固定状態のケーシングの内側から前記管周壁に、
前記新設流体輸送管と前記既設流体輸送管とを前記ケー
シングの内部を通じて連通させる貫通孔を形成し、 この貫通孔から前記既設流体輸送管の管内に弁体を挿
入して、その弁体により前記既設流体輸送管における切
断対象側の流路を閉塞し、 この閉塞状態において、前記既設流体輸送管における
流路閉塞側部分を切断するとともに、その切断により形
成された管端開口部を閉塞処理し、 この管端開口部の閉塞処理の後、前記弁体を前記貫通
孔から前記ケーシングの側に撤去する流体輸送経路変更
工法において、 前記管端開口部の閉塞処理として、上記の第2特徴構
成を備える管端部閉塞用の蓋(請求項2記載の管端部閉
塞用の蓋)により前記管端開口部を閉塞する点にある。
〔作 用〕
本発明による管端部閉塞用の蓋の上記第1特徴構成に
よれば、管端開口部に装着固定する蓋本体と整流部材と
の間にその整流部材を蓋本体に対し流体輸送管の管長手
方向へ移動させる移動操作機構を介在させて、蓋本体に
整流部材を取り付けてあるから、装着対象の流体輸送管
によって分岐部と閉塞対象の管端開口部との間の寸法が
一定でなくとも、上記の移動操作機構による整流部材の
移動により、流体輸送管の管長手方向についての蓋本体
から整流部材の整流面にかけての長さ寸法を変更して、
管端開口部への蓋本体の装着状態において整流部材の整
流面が分岐部に対する適切な流体案内位置に位置するよ
うにすることができる。
本発明による管端部閉塞用の蓋の上記第2特徴構成に
よれば、前記移動操作機構が、蓋本体を管端開口部に装
着した状態での管外からの操作により、又は、蓋本体を
前記管端開口部に装着した状態で自動的に、整流部材を
流体輸送管の管長手方向へ移動させるものであるから、
蓋本体を管端開口部に装着固定した後に、上記移動操作
機構により整流部材を移動させて、蓋本体から整流部材
の整流面にかけての長さ寸法を変更することができる。
本発明による流体輸送経路変更工法の上記特徴構成に
よれば、貫通孔から挿入した弁体により既設流体輸送管
における切断対象側の流路を閉塞している状態で切断に
より形成される管端開口部を閉塞する処理として、上記
の第2特徴構成を備える管端部閉塞用の蓋により管端開
口部を閉塞するから、 蓋の装着時には、その装着に伴い既設流体輸送管の管
内に挿入される整流部材が貫通孔から挿入された弁体と
干渉しない管内挿入状態となるようにしておきながら、
蓋の装着を完了して弁体を既設流体輸送管の管内から撤
去した後に(すなわち、弁体との干渉の虞が無くなった
後に)、前記の移動操作機構による整流部材の移動(管
外からの操作又は自動による整流部材の移動)をもって
整流部材の整流面を貫通孔(分岐部)に対する適切な流
体案内位置に位置させることが可能になる。
〔発明の効果〕
本発明による管端部閉塞用の蓋の前記第1特徴構成に
よれば、上記の如く、装着対象の流体輸送管によって分
岐部と閉塞対象の管端開口部との間の寸法が一定でない
場合でも、整流部材における挿入側端部の整流面を分岐
部に対する適切な流体案内位置に位置させ得ることによ
り、先述の如き従来の蓋に比べ、分岐部における流路抵
抗の低減を一層確実かつ効果的に達成できる。
本発明による管端部閉塞用の蓋の前記第2特徴構成に
よれば、上記の如く、蓋本体を閉塞対象の管端開口部に
装着固定した後に蓋本体から整流部材の整流面にかけて
の長さ寸法を変更できるから、寸法予測に基づいて蓋の
装着前に予め蓋本体から整流部材の整流面にかけての長
さ寸法を調整しておく形式に比べ、整流部材における挿
入側端部の整流面を適切な流体案内位置に一層的確に位
置させることができ、これにより、分岐部における流路
抵抗の低減をさらに効果的に達成できる。
本発明による流体輸送経路変更工法の前記特徴構成に
よれば、上記の如く、既設流体輸送管に挿入する弁体と
の干渉を回避しながら、最終的には整流部材における挿
入側端部の整流面を貫通孔(分岐部)に対する適切な流
体案内位置に的確に位置させ得ることにより、この種の
工法による既設流体輸送管と新設流体輸送管との接続に
おいて、流路抵抗を従来に比べ大きく低減することがで
きる。
〔第1実施例〕 第1図乃至第6図は、地中に埋設された既設流体輸送
管としての既設水道管(A)における通水を維持しなが
ら、水道水の管外への漏出しを防止した不断水状態で、
その既設水道管(A)の管周壁に分岐部としての貫通孔
(a)を形成して、この貫通孔(a)に内部を流体渡り
路とするケーシング(B)を介し新設流体輸送管として
の新設水道管(C)を連通接続し、そして、既設水道管
(A)の切断端を管端部閉塞用の蓋(12)により閉塞す
ることで、水道水の通水経路をケーシング(B)を介し
て既設水道管(A)と新設水道管(C)とに亘る通水経
路に変更する作業装置を示す。
この作業装置は、新設水道管(C)が連通接続される
前記ケーシングとしての断面が円形の管部(B)と、こ
の管部(B)の一端側開口部(b1)を既設水道管(A)
の管周壁に対して水密状態に固定する接続用ケース
(E)と、管部(B)の他端側開口部(b2)に対して着
脱自在に取付けられる作業用の仕切弁(F)と、この仕
切弁(F)に対して着脱自在に取付けられる作業用の椀
状密閉用ケース(G)とで構成される。
接続用ケース(E)は、既設水道管(A)に外嵌され
る周方向に二つ割りの半割り筒部(e)で構成され、半
割り筒部(e)の両端部内周面と既設水道管(A)の外
周面との間、及び、半割り筒部(e)の割り面間には夫
々、シール材(2)を介装してある。
管部(B)には新設水道管(C)に対する連通接続口
(3)が形成され、この連通接続口(3)には新設水道
管(C)を連結する為の連結管(4)が管部(B)の軸
芯(X1)に対し直交する方向で一体に接続されている。
管部(B)の一端側開口部(b1)の側が接続用ケース
(E)における一方の半割り筒部(e)に対し一体的に
連結され、接続用ケース(E)を既設水道管(A)に外
嵌することで、管部(B)の軸芯(X1)と既設水道管
(A)の軸芯(X2)とがほぼ直交する姿勢で管部(B)
が固定され、更に、その際、管部(B)の軸芯(X1)が
鉛直方向に対して約45゜傾斜する姿勢に管部(B)を固
定することで、連通接続口(3)が斜め下向きになり、
くの字状に屈曲された連結管(4)の延出側がほぼ水平
になるようにしてある。
仕切弁(F)は、管部(B)の他端側開口部(b2)の
側に形成した接続フランジ(5)に載置した状態で、そ
の接続フランジ(5)にボルト(6)を押し当てること
により管部(B)に接続固定される。
密閉用ケース(G)は、仕切弁(F)にフランジ接続
されるものであり、穿孔用と弁体設置用と蓋設置用との
3種類がある。
穿孔用ケース(G1)は、第1図に示すように、切断装
置としてのカッタ(7)を内装するとともに、そのカッ
タ(7)を下端に装備した駆動用を兼ねる操作軸(7a)
を上下スライド自在に天井部に貫通させて保持するもの
であり、その天井部には、操作軸(7a)を回転及びスラ
イドさせる駆動装置(8)を搭載してある。
弁体設置用ケース(G2)は、第2図に示すように、弁
体(9)を内装するとともに、その弁体(9)を下端に
着脱自在に装備した操作軸(9a)を上下スライド自在に
保持するものである。
弁体(9)は、既設水道管(A)の管周壁に形成され
た貫通孔(a)の内周面のうちのほぼ半周部分とこの半
周部分の周方向端部に連なる既設水道管(A)の内周面
とに亘って圧接される圧接シール面(9b)を備え、この
弁体(9)を貫通孔(a)から既設水道管(A)の管内
に挿入することにより、既設水道管(A)における切断
対象側の流路を閉塞する。
次に、上記の作業装置を用いて、不断水状態で水道水
の通水経路を管部(B)を介して既設水道管(A)と新
設水道管(C)とに亘る経路に変更する流体輸送経路変
更工法について順に説明する。
(イ)第1図に示すように、ピット(P)を掘削形成し
て地中に埋設の既設水道管(A)を露呈させ、既設水道
管(A)に接続用ケース(E)を外嵌して、管部(B)
に接続の連結管(4)を下側にした状態で、管部(B)
をその軸芯(X1)が鉛直方向に対し約45゜傾斜する傾斜
姿勢に固定し、連結管(B)にはフランジ継手(10)を
介して新設水道管(C)を接続し、また、フランジ
(5)には仕切弁(F)を接続しておく。
尚、新設水道管(C)は予め所定経路に沿ってほぼ水
平に敷設されている。
(ロ)次に、第1図に示すように、仕切弁(F)に穿孔
用ケース(G1)を装着する。
そして、カッタ(7)を仕切弁(F)及び筒部(B)
を通じ切断作業位置まで下降させて既設水道管(A)の
管周壁に貫通孔(a)を穿設したのち、そのカッタ
(7)を穿孔用ケース(G1)の内部に引上げ、仕切弁
(F)を閉じて穿孔用ケース(G1)を仕切弁(F)から
撤去する。
既設水道管(A)に貫通孔(a)を穿設した後の切断
片は、カッタ(7)とともに穿孔用ケース(G1)内に引
上げられる。
(ハ)次に、第2図に示すように、弁体設置用ケース
(G2)を仕切弁(F)に接続する。
(ニ)次に、仕切弁(F)を開いて第3図に示すよう
に、弁体(9)を仕切弁(F)を通じて貫通孔(a)か
ら既設水道管(A)の管内に挿入し、これにより、既設
水道管(A)における切断対象側の流路を閉塞する。
そして、この閉塞状態において、既設水道管(A)に
おける流路閉塞側部分を切断し、この切断により形成さ
れる管端開口部(11)を管端部閉塞用の第1蓋(12)に
より閉塞する。
なお、第1蓋(12)は、シール用リング(13a)を備
える連結具(13)を介して接続用ケース(E)に連結固
定する。
第1蓋(12)は、管端開口部(11)に装着固定される
蓋本体(12a)と、その蓋本体(12b)の管端開口部(1
1)への装着に伴い管端開口部(11)から既設水道管
(A)の管内に挿入される円柱状の整流部材(12b)と
を備え、整流部材(12b)の挿入側端には、貫通孔
(a)部分(すなわち水道管分岐部)での水道水の流れ
を案内する湾曲形状の整流面(12c)を形成してある。
又、整流部材(12b)は、水に触れると一定量膨張し
て体積が増す水膨張性ゴム(商品名プロスパーシール、
興和ゴム工業株式会社製)(12d)を挾んで蓋本体(12
a)に連設してあり、これにより、蓋本体(12b)を管端
開口部(11)に装着すると、管内水道水との接触による
水膨張性ゴム(12d)の一定量の膨張により、整流部材
(12b)が蓋本体(12a)に対し管長手方向で管奥側に一
定量だけ自動的に移動して(換言すれば管長手方向につ
いての蓋本体(12a)から整流部材(12b)の整流面(12
c)にかけての長さ寸法を自動的に変更して)、後述の
第4図に示す如く弁体(9)を既設水道管(A)の管内
から徹去した状態で整流部材(12b)の整流面(12c)が
貫通孔(a)部分に対する適切な流体案内位置に位置す
るようにしてある。
つまり、本作業装置において上記水膨張性ゴム(12
d)は、蓋本体(12a)を管端開口部(11)に装着した状
態で、整流部材(12b)を蓋本体(12a)に対して既設水
道管(A)の管長手方向へ自動的に移動させる移動操作
機構を構成するものであり、第1蓋(12)は、この移動
操作機構(12d)を蓋本体(12a)と整流部材(12b)と
の間に介在させて、蓋本体(12a)に整流部材(12b)を
取り付けた構造にしてある。
(ホ)次に、前記した(ロ)の工程におけるカッタ
(7)の引き上げと同様の手順で、弁体(9)を既設水
道管(A)の管内から撤去し、第4図に示すように、こ
の弁体(9)に代えて管端部閉塞用の第2蓋(14)を取
付けた蓋設置用ケース(G3)を仕切弁(F)に装着す
る。
第2蓋(14)は、接続フランジ(5)に装着固定され
る蓋本体(14a)と、この蓋本体(14a)に付設されて蓋
本体(14a)の接続フランジ(5)に対する装着に伴い
管部(B)内に挿入される円柱状の整流部材(14b)か
らなり、整流部材(14b)の挿入側端には、連通接続口
(3)部分での水道水の流れを案内する湾曲形状の整流
面(14c)を形成してある。なお、この整流部材(14b)
は、蓋本体(14a)を接続フランジ(5)に装着した状
態において整流面(14c)が連通接続口(3)部分に対
する適切な流体案内位置に位置するように寸法設定して
ある。
(ヘ)次に、第5図に示すように、前記の(ニ)の工程
における弁体(9)の挿入と同様の手順で、第2蓋(1
4)を管部(B)内に挿入し、予め接続フランジ(5)
に螺合してあるボルト(15)により蓋本体(14a)を接
続フランジ(5)に仮固定する。
(ト)次に、蓋設置用ケース(G3)の仕切弁(F)への
固定を解除して蓋設置用ケース(G3)を操作軸(9a)に
沿って持上げ、その状態で操作軸(9a)と第2蓋(14)
との連結を解除して蓋設置用ケース(G3)を離脱させ、
かつ、仕切弁(F)を接続フランジ(5)から離脱させ
て、第6図に示すように、第2蓋(14)を接続フランジ
(5)に本固定する。
以上、(イ)〜(ト)の手順により、水道水の通水経
路が既設水道管(A)から管部(B)を通じて新設水道
管(C)にわたる経路に変更される。
〔第2実施例〕 上述の第1実施例では、水膨張性ゴム(12d)を用い
て整流部材(12b)を自動的に移動させる例を示した
が、これに代え、第7図に示すように、蓋本体(12b)
を管端開口部(11)に装着した状態において、管外から
のネジ部材(12e)の螺進操作により整流部材(12b)を
蓋本体(12a)に対し管長手方向へ移動させて、管長手
方向についての蓋本体(12a)から整流部材(12b)の整
流面(12c)にかけての長さ寸法を変更する構造にして
もよく、この構造を用いた流体経路変更工法では、弁体
(9)の撤去後にネジ部材(12e)を螺進操作して整流
部材(12b)を管奥側に移動させることで、前述の水膨
張性ゴム(12d)を用いた場合と同様、整流部材(12b)
を弁体(9)の撤去跡部分に侵入させて整流面(12c)
を貫通孔(a)部分に対する適切な流体案内位置に位置
させる。(12f)はシール用Oリングであり、その他の
構成は第1実施例と同様である。
つまり、このネジ部材(12e)は、蓋本体(12a)を管
端開口部(11)に装着したした状態での管外からの操作
により、整流部材(12b)を蓋本体(12a)に対し管長手
方向へ移動させる移動操作機構を構成するものであり、
第7図に示す管端部閉塞用の蓋(12)は、この移動操作
機構(12e)を蓋本体(12a)と整流部材(12b)との間
に介在させて、蓋本体(12a)に整流部材(12b)を取り
付けた構造になっている。
〔その他の実施例〕
次にその他の実施例を列記する。
本発明による管端部閉塞用の蓋の具体的用途は、流体
の流通を維持している不断流状態での管端開口部の閉塞
に限定されるものではない。
流体輸送管よる輸送流体は、水道水に限定されず、下
水、その他の液体、気体であってもよい。
本発明による流体輸送経路変更工法は、ケーシングに
対する弁体の挿抜方向とそのケーシング内からの既設流
体輸送管に対する弁体の挿抜方向とが異なるものであっ
てもよい。
なお、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にす
る為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の
構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る管端部閉塞用の蓋、並びに、その蓋
を使用する流体輸送経路変更工法の実施例を示し、第1
図は要部断面図、第2図乃至第4図は第1図におけるY
−Y矢視方向からの要部断面図、第5図、第6図は要部
断面図である。第7図は別実施例を示す要部断面図であ
る。第8図は従来例を示す断面図である。 (9)……弁体、(11)……管端開口部、(12a)……
蓋本体、 (12b)……整流部材、(12c)……整流面、(12d),
(12e)……移動操作機構、 (A)……流体輸送管、(B)……ケーシング、(C)
……流体輸送管、 (a)……貫通孔。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体輸送管(A)における分岐部近くの管
    端開口部(11)を閉塞する管端部閉塞用の蓋であって、 前記管端開口部(11)から前記流体輸送管(A)の管内
    に挿入して挿入側端部に形成の整流面(12c)により前
    記分岐部での流体の流れを案内させる整流部材(12b)
    を設け、 前記管端開口部(11)に装着固定する蓋本体(12a)と
    前記整流部材(12b)との間にその整流部材(12b)を前
    記蓋本体(12a)に対し前記流体輸送管(A)の管長手
    方向へ移動させる移動操作機構(12d),(12e)を介在
    させて、前記蓋本体(12a)に前記整流部材(12b)を取
    り付けてある管端部閉塞用の蓋。
  2. 【請求項2】前記移動操作機構(12d),(12e)が、前
    記蓋本体(12a)を前記管端開口部(11)に装着した状
    態での管外からの操作により、又は、前記蓋本体(12
    a)を前記管端開口部(11)に装着した状態で自動的
    に、前記整流部材(12b)を前記流体輸送管(A)の管
    長手方向へ移動させるものである請求項1記載の管端部
    閉塞用の蓋。
  3. 【請求項3】内部を新設流体輸送管(C)と既設流体輸
    送管(A)との間の流体渡り路とするケーシング(B)
    を前記既設流体輸送管(A)の管周壁に対し液密又は気
    密状態に固定し、 この固定状態のケーシング(B)の内側から前記管周壁
    に、前記新設流体輸送管(C)と前記既設流体輸送管
    (A)とを前記ケーシング(B)の内部を通じて連通さ
    せる貫通孔(a)を形成し、 この貫通孔(a)から前記既設流体輸送管(A)の管内
    に弁体(9)を挿入して、その弁体(9)により前記既
    設流体輸送管(A)における切断対象側の流路を閉塞
    し、 この閉塞状態において、前記既設流体輸送管(A)にお
    ける流路閉塞側部分を切断するとともに、その切断によ
    り形成された管端開口部(11)を閉塞処理し、 この管端開口部(11)の閉塞処理の後、前記弁体(9)
    を前記管通孔(a)から前記ケーシング(B)の側に撤
    去する流体輸送経路変更工法であって、 前記管端開口部(11)の閉塞処理として、請求項2記載
    の管端部閉塞用の蓋(12)により前記管端開口部(11)
    を閉塞する流体輸送経路変更工法。
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