JP3025234U - 顧客サービスシステム - Google Patents

顧客サービスシステム

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JP3025234U
JP3025234U JP1995013571U JP1357195U JP3025234U JP 3025234 U JP3025234 U JP 3025234U JP 1995013571 U JP1995013571 U JP 1995013571U JP 1357195 U JP1357195 U JP 1357195U JP 3025234 U JP3025234 U JP 3025234U
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card
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Inventor
幸雄 笠
裕仁 久保
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サンヨー工機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 売上還元サービス等に際してスタンプカード
の交付やそれをためることなどの店舗や顧客への煩瑣な
作業負担を不要とし、また顧客への売上還元サービス等
の対象を限定された景品などから解放し、さらに顧客へ
のインパクトが強く大きな販売促進効果が期待できる、
顧客サービスシステムを提供する。 【解決手段】 ある顧客の現在までの取引実績に対応す
る顧客サービス用金額又はポイントデータの増減累積値
を記録する情報カードと、顧客との取引毎に、新たな増
減累積値を算出し、これを前記情報カードに記録する第
1の算出手段と、前記情報カードに記録された前記顧客
サービス用金額又はポイントデータの増減累積値を読み
取るカードリーダと、このカードリーダからの情報に基
づいてその顧客に前記増減累積値に対応する金額の範囲
内で顧客から指定された金額の現金を支払う現金支払機
と、現金支払毎に、新たな増減累積値を算出し、これを
前記情報カードに記録する第2の算出手段と、を備えて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、小売業やガソリンスタンド、レストラン等のサービス業の店舗での 顧客サービスの向上を図るための顧客サービスシステム、例えば各種の加盟店舗 で実施される売上割戻しサービスの利便性の向上を図ることができる顧客サービ スシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、小売、ガソリンスタンド、レストラン等の各店舗での売上割戻しサ ービスなどの方法としては、個々の取引毎に、店舗から顧客にスタンプシールを 交付する、あるいはカードにゴム印を押印するようにしている。そして、このス タンプシール数やゴム印の押印数が所定数に達すると、顧客からの申出等により 所定の景品と交換する、あるいはそのときの取引金額から所定金額を割り引く等 のサービスを行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の方法では、スタンプシールをためることや買 い物等の取引の都度ゴム印を押してもらう必要があるため、顧客にとっても店舗 側にとっても煩瑣な作業を強いてしまうという問題がある。
【0004】 このような煩瑣な作業を避けることを目的として、例えば特公平2−3407 9号公報では、取引の都度磁気カードにサービスポイントデータを書き込みする 技術が提案されている。また、同様な目的から、例えば特開平5−225221 号公報では、銀行POSシステムに使用するキャッシュカードのICチップ部に 加盟店での支払代金に応じたポイントデータを記録するようにし、蓄積ポイント データが所定値になるとその値に応じた景品や商品券のサービスを受けられるよ うにする技術が提案されている。しかしながら、このような従来の技術による場 合には、顧客がサービスを受けるとき、予め指定された限られた種類の景品に交 換しなければならならないため必ずしも顧客の満足に結びつかない、また商品券 に交換する場合でも顧客はそれを指定された店内の商品に交換しなければならた め必ずしも顧客満足に結びつかない、という問題がある。
【0005】 また、このような顧客の不満を和らげるため、例えば特開平6−259658 号公報では、その顧客の買い上げ金額に基づいて算出される還元金額を、例えば 3カ月に1回、中央コンピュータからの指令により予め届けられた顧客の銀行口 座に振り込むようにする技術も提案されている。確かに、このような提案技術に よれば、顧客は景品や商品券でなく銀行口座への振り込みにより、買い上げ代金 の還元サービスを受けることができる。しかしながら、このような技術を使用し た買い上げ代金還元サービスでは、顧客は自己の銀行口座を記載した書面を予め 店舗側に提出する必要があり手続が煩瑣になってしまう、また顧客は買い上げ代 金還元サービスを受け取ったか否かどれだけ受け取ったかを知りたいとき、いち いち銀行口座の残高等の内容を確認する必要があり繁雑である、またさらに、買 い上げ代金の還元が3カ月に1回の銀行口座への振り込みを介して行われるため 、顧客の手元に直接景品等を手渡す場合に比べて顧客へのインパクトが小さく販 売促進効果が小さい、という問題がある。
【0006】 本考案はこのような従来技術の問題点に着目してなされたもので、顧客や店舗 への煩瑣な作業を不要とし、顧客への売上還元サービス等の対象を限定された景 品などから解放し、さらに顧客へのインパクトが強く大きな販売促進効果が期待 できる、顧客サービスシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するための本考案(請求項1記載の考案)による顧客サ ービスシステムは、ある顧客の現在までの取引実績に対応する顧客サービス用金 額又はポイントデータの累積値を記録する情報カードと、顧客との取引毎に、そ のときの取引金額に対応する前記顧客サービス用金額又はポイントデータと前記 情報カードに記録されたその取引以前の累積値とから、新たな累積値を算出し、 これを前記情報カードに記録する第1の算出手段と、前記情報カードに記録され た前記顧客サービス用金額又はポイントデータの累積値を読み取るカードリーダ と、このカードリーダからの情報に基づいてその顧客に前記累積値に対応する金 額の範囲内で顧客から指定された金額などの所定の金額の現金を支払う現金支払 機と、この現金支払機から支払った金額に対応する顧客サービス用金額又はポイ ントデータと前記情報カードに記録されたその支払以前の累積値とから、新たな 累積値を算出し、これを前記情報カードに記録する第2の算出手段と、を備えた ことを特徴としている。
【0008】 なお、本考案において、「顧客サービス用金額又はポイントデータ」とは、顧 客サービスの内容を示すための金額又はポイントデータ(点数など)を言い、例 えば、顧客の商品買い上げ代金の金額、又はその代金の金額に所定の還元率を掛 け合わせて算出される売上割戻金の金額、又はその売上割戻金額に対応するポイ ントデータ(点数データなど。例えば、売上割戻金額が“14,000円”とす ると、それに対応するポイントデータは、“14,000”、“1,400”、 又は“140”などの数値になる)、などを言う。また、本考案において、「顧 客サービス用金額又はポイントデータの累積値」とは、ある顧客の現在までの取 引実績に対応する顧客サービス用金額又はポイントデータの累積値を言い、新た な取引があれば、それまでの累積値にその取引金額に応じた金額又はポイントデ ータが加算されることにより新たな累積値が算出され、また、顧客への売上割戻 サービスとしての新たな現金支払があれば、それまでの累積値にその支払金額に 応じた金額又はポイントデータが減算されて新たな累積値が算出される。なお、 本考案では、「顧客サービス用金額又はポイントデータ」という用語を使用する とき、「顧客サービス用金額又はポイントデータ」だけでなく「その累積値」を も含む意味で使用する場合がある。また、本考案において、上記の「現金支払機 」は、店舗以外の場所、例えば路上や銀行内や鉄道の駅構内などに設置してもよ い。
【0009】 また、本考案による顧客サービスシステムでは、前記第1の算出手段及び第2 の算出手段は、前記情報カードに内蔵された集積回路により構成されるものでも よい。
【0010】 また、本考案による顧客サービスシステムでは、前記第1の算出手段により計 算された新たな累積値は店舗に設置された取引精算用端末機又はその近傍に備え られたカードライタにより前記情報カードに記録され、また、前記第2の算出手 段により計算された新たな累積値は前記現金支払機又はその近傍に備えられたカ ードライタにより前記情報カードに記録されるものであってもよい。この場合は 、情報カードは、前記累積値を記録できるだけの少ない記憶容量しか有しないも のでもよい。
【0011】 また、本考案による顧客サービスシステムでは、前記情報カードには、顧客毎 の識別データも記録されており、前記現金支払機は、前記識別データを確認した 上で、現金の支払を行うものであってもよい。なお、本考案において、顧客毎の 「識別データ」は、次のような意味で使用している。まず、第1に、顧客を識別 するための数字又は文字列で、一般に「ユーザーID」と呼ばれるものを「識別 データ」と呼んでいる場合がある。また第2に、この「ユーザーID」と、顧客 を識別するための数字又は文字列でユーザーが秘密の状態に保持する「パスワー ド」(暗唱番号などを含む)との両者を含む意味で「識別データ」と呼んでいる 場合がある。
【0012】 さらにまた、この考案(請求項7記載の考案)による顧客サービスシステムは 、ある特定の顧客毎の識別データを記録する情報カードと、店舗に設置された取 引清算用端末機又はその近傍に設けられ前記情報カードからその顧客の識別デー タを読み取る第1のカード読取機と、店舗などに設置される現金支払機又はその 近傍に設けられ前記情報カードからその顧客の識別データを読み取る第2のカー ド読取機と、ポイントデータ計算記録装置であって、ある顧客の現在までの取引 実績に対応する顧客サービス用金額又はポイントデータの累積値を記録しておき 、前記第1のカード読取機が読み取った情報に基づいて、顧客との新たな取引毎 に、その新たな取引の金額に対応する前記顧客サービス用金額又はポイントデー タと前記情報カードに記録されたその取引以前の累積値とから、新たな累積値を 算出し、それを記録すると共に、前記第2のカード読取機が読み取った情報に基 づいて、現金支払機から顧客への新たな支払毎に、その新たに支払われた金額に 対応する顧客サービス用金額又はポイントデータと前記情報カードに記録された その支払以前の累積値とから、新たな累積値を算出し、それを記録するポイント データ計算記録装置と、店舗などに設置され、前記ポイントデータ計算記録装置 からの情報に基づいてその顧客の現在までの前記累積値に対応する金額の範囲内 でその顧客から指定された金額などの所定の金額の現金を支払う現金支払機と、 を備えたことを特徴としている。
【0013】 なお、この考案において、「顧客サービス用金額又はポイントデータ」及び「 顧客サービス用金額又はポイントデータの累積値」は、上記の考案について上述 したものと同様である。
【0014】
【考案の実施の形態】
本考案による顧客サービスシステムでは、前記第1の算出手段により、情報カ ードに、その顧客の現在までの取引実績に対応する顧客サービス用金額又はポイ ントデータの累積値を記録するようにしているので、従来のようにスタンプシー ルをためたりゴム印を押印するなどの煩瑣な作業が不要になる。
【0015】 また、顧客は、この情報カードに記録された累積値に対応する金額の範囲内で 、店舗などに設置された現金支払機から所定の現金の支払を受けることができる 。よって、この考案によれば、顧客は、取引代金還元サービスとして、景品や商 品券などの限定された品物によることなく、現金を受け取ることができるので、 顧客への大きな満足を与えて大きな販売促進効果を得ることができる。また、本 考案では、顧客は、取引代金還元サービス等として、現金を、銀行口座振り込み などによる迂遠で観念的又は間接的な方法ではなく、現金支払機により直接に受 け取ることができるので、顧客へ大きな直接的インパクトを与えることができ、 大きな販売促進効果が期待できる。また、本考案において、現金の支払が行われ た場合は、前記第2の算出手段により、その支払額に応じて新たな累積値が算出 され、情報カードへその新たな累積値が書き込まれるので、支払に伴う繁雑な作 業も不要で、利便性の高い顧客サービスシステムが提供されるようになる。
【0016】 また、本考案において、前記第1の算出手段及び第2の算出手段を、前記情報 カードに内蔵された集積回路により構成するようにすれば、この顧客サービスシ ステムを採用しようとする加盟店は、情報カードへのその取引時の取引金額又は それに応じたポイントデータの書き込みを行うカードライタのみを設置すれば、 直ちにこの顧客サービスシステムを採用できるようになる。本考案では、現金支 払機は、全ての加盟店に設置する必要はなく、加盟店の中の主要な店舗のみに設 置すればよい。
【0017】 また、本考案においては、前記第1の算出手段により計算された新たな累積値 は店舗に設置された取引精算用端末機又はその近傍に備えられたカードライタに より前記情報カードに記録され、また、前記第2の算出手段により計算された新 たな累積値は前記現金支払機又はその近傍に備えられたカードライタにより前記 情報カードに記録されるようにしている。これにより、情報カードには、前記累 積値が正確に記録されるようになる。またこの情報カードは、コストの低い磁気 カードで構成できるようになる。
【0018】 また、本考案による顧客サービスシステムにおいて、前記情報カードに、顧客 毎の識別データも記録するようにすれば、前記現金支払機での支払を受けるとき に、この識別データの存在を確認した上で現金の支払を行うことができるので、 紛失又は盗難の届出などにより既に無効とされたカードか否かなどのチェックを 行うことができ、盗用されたカードの悪用などが防止できるようになる。また、 個々の顧客毎の売上管理や売上割戻サービス管理なども容易になる。
【0019】 さらにまた、この考案による顧客サービスシステムでは、前記ポイントデータ 計算記録装置が、情報カードに、その顧客の現在までの取引実績に対応する顧客 サービス用金額又はポイントデータの累積値を記録するようにしているので、従 来のようにスタンプシールをためたりゴム印を押印するなどの煩瑣な作業が不要 になる。
【0020】 また、前記現金支払機は、前記ポイントデータ計算記録装置からの情報に基づ いて、前記情報カードに記録された累積値に対応する金額の範囲内で、顧客に、 所定の現金を支払う。よって、この考案によれば、顧客は、取引代金還元サービ スとして、景品や商品券などの限定された品物によることなく、現金を受け取る ことができるので、顧客への大きな満足を与えて大きな販売促進効果を得ること ができる。また、この考案では、顧客は、取引代金還元サービスとして、現金を 、銀行口座振り込みなどの迂遠で観念的又は間接的な方法ではなく、現金支払機 により直接に受け取ることができるので、顧客へ直接に大きなインパクトを与え ることができ、大きな販売促進効果が期待できる。また、この考案において、現 金の支払が行われた場合は、前記ポイントデータ計算記録装置により、その支払 額に応じて新たな累積値が算出され、情報カードへその新たな累積値が書き込ま れるので、支払に伴う繁雑な作業も不要で、利便性の高い顧客サービスシステム が提供されるようになる。
【0021】
【実施例】
実施例1. 図1は本考案の実施例1による顧客サービスシステムの構成を示すブロック図 である。この図1では、同種又は異種の小売店、量販店、又はレストラン、ガソ リンスタンドなどのサービス業店舗が連合して集団サービス組織を形成して特定 の顧客サービスを提供するチェーンの加盟店に導入される顧客サービスシステム の例を示している。
【0022】 図1において、1は各加盟店から顧客に発行され、顧客への売上割戻金額の累 積値(売上割戻累積額)と顧客識別データなどが記録される磁気カード、2は顧 客が購入を希望する商品に印刷されたバーコードを読取るバーコードリーダであ る。このバーコードリーダ2で読み取られた商品データは、CPU(中央処理装 置)3を介してレジスタ(金銭登録機)5に送られ、顧客との金銭による清算が 行われる。また、前記バーコードリーダ2で読み取られた商品データや取引日時 などのデータは、CPU3を介して、加盟店チェーン本部のホストコンピュータ 7に送信される。このホストコンピュータ7では、各加盟店から送信される商品 データを集計し解析することにより、加盟店チェーン全体の販売管理、顧客管理 、在庫管理、仕入管理などに役立てるようにしている(point of sa les)。
【0023】 また、実施例1では、前記CPU3にカードリードライタ4が接続されている 。カードリードライタ4は、顧客が商品やサービスの清算を行おうとするとき磁 気カード1をレジ係に手渡すが、その磁気カード1が挿入されることにより、こ の磁気カード1に記録された顧客識別データ、その顧客の現在までの取引実績に 応じた売上割戻累積額などを読み取って、CPU3に送る。また、このカードリ ードライタ4は、顧客との清算が終了したとき、CPU3から、今回の購入金額 に応じた新たな売上割戻累積額のデータを受け取り、それを情報カード1に書き 込む。なお、この実施例1では、以上に説明したバーコードリーダ2、CPU3 、レジスタ5、及びカードリードライタ4は、互いに組み合わされて一つの装置 (以下では「POSレジ」と呼び符号6で示す)として構成されている。
【0024】 また、図1において、8は加盟店チェーンの主要店舗などに設置される現金支 払機、10は前記磁気カード1からそこに記録された情報を読み取ると共に、磁 気カード1に所定の情報を書き込むカードリードライタである。このカードリー ドライタ10からの売上割戻累積額などのデータは、CPU9を介して前記現金 支払機8に送られる。また、現金支払機8からのデータは、CPU9に送られる 。CPU9では、この現金支払機8からのデータに基づいて、現金支払後の新た な売上割戻累積額のデータを算出し、カードリードライタ10に送る。またCP U9は、加盟チェーン本部に設置されたホストコンピュータ7にも接続されてお り、前記算出した新たな売上割戻累積額や現金支払日時などのデータを前記ホス トコンピュータ7に送信する。なお、この実施例1では、以上に説明した現金支 払機8、CPU9、及びカードリードライタ10は、互いに組み合わされて一つ の装置(以下では「CD(キャッシュ・ディスペンサ)」と呼び符号11で示す )として構成されている。
【0025】 次にこの実施例1の動作を図2に基づいて説明する。まず、POSレジ6の動 作を図2(a)のフローチャートに基づいて説明する。例えば、いま加盟小売店 舗で、顧客が購入しようとする商品をレジ係に出すと、レジ係はバーコードリー ダ2で商品データを読取り、レジスタ5により顧客との間で会計清算を行う。そ の際、顧客が保有している磁気カード1をカードリードライタ4の読取用スロッ トに挿入する。すると、図2(a)のステップS1でYESと判定され、次のス テップS2に進む。ステップS2では、磁気カード1から顧客毎の識別データ( ユーザーID)を読み込む。CPU3はこの読み込まれた識別データが有効なデ ータか否かを確認する(ステップS3)。この確認作業は、例えば、POSレジ 6に備えられたHDD(ハードディスクドライブ)(図示せず)などの外部記憶 装置に記憶された無効カードの識別データとの照合により行っても良いし、また ホストコンピュータ7に格納された有効な識別データを格納したデータベースと の照合により行っても良い。読み取られた識別データが盗難や紛失の届けがある 無効カードの識別データなどである場合は、POSレジ6に備えられた表示装置 (図示せず)にそのことを表示する。
【0026】 読み取られた識別データが有効なものであると確認できたときは、ステップS 5に進み、そこで取引の会計清算が終了したことを確認した後、磁気カード1か らそこに記録されたそれまでのポイントデータ累積値を読み出し、CPU3に送 る(ステップS5)。CPU3では、この読み出されたポイントデータ累積値と 今回の取引金額に応じたポイントデータとから、具体的には前者に後者を加算す ることにより、新たなポイントデータ累積値を算出する(ステップS6)。そし て、CPU3は、カードリードライタ4に指令して、この算出した新たなポイン トデータ累積値を磁気カード1に書き込み、累積値を更新する(ステップS7) 。つまり、ここでは、CPU3は、本考案の前記第1の算出手段を構成している 。
【0027】 次に、CD11の動作を図2(b)のフローチャートに基づいて説明する。い ま顧客が、磁気カード1を使用して、加盟店チェーンの売上割戻サービスを享受 しようとするときは、加盟店舗に設置されたCD11の前に行って、カードリー ドライタ10の読取用スロットに自己の磁気カード1を挿入する。すると、図2 (b)のステップS11でYESと判定され、次のステップS12に進む。ステ ップS12では、挿入された磁気カード1から識別データ(ユーザーID)を読 み込む。そして、S13で、この読み込まれた識別データが有効なものであるこ と(盗難や紛失の届けのある無効なものでないこと)を確認する。この場合の確 認は、上記ステップS3で述べた動作と同様である。
【0028】 そして、ステップS14では、磁気カード1から、現在までのポイントデータ累 積値を読み出し、CPU9に送る。そして、CPU9は、このポイントデータ累 積値(例えば、“140点”)に基づいて、その顧客に今回の現金で支払可能な 売上割戻金額(例えば、“14,000円”)を、CD11の表示装置(図示せ ず)に表示する(ステップS15)。顧客は、この表示された金額を見ながら、 今回支払を希望する現金の金額を表示装置の例えばタッチパネルで指示し、CP U9がこの顧客からの指示を受けて、その金額の現金の支払を行う(銀行のキャ ッシュサービスと同様のやり方である)。CPU9は、現金支払が終了したこと を確認すると(ステップS16)、ステップS17で、今回の現金支払前のポイ ントデータ累積値と今回支払った現金に応じたポイントデータとから、具体的に は今回の支払前の累積値から今回の支払額に応じたポイントデータを減算するこ とにより、新たなポイントデータ累積値を算出する。そしてCPU9は、この新 たな累積値を磁気カード1に書き込み、累積値を更新する(ステップS18)。 つまり、ここでは、CPU9は、本考案における前記第2の算出手段を構成して いる。
【0029】 なお、この上述の説明では、図2(b)のステップS13で、CPU9は、「 識別データの確認」として顧客のユーザーIDのみを確認し、そのユーザーID が有効なものであれば、次のステップS14に進み現金支払の動作を行うように しているが、本考案ではこれに限られるものではなく、例えばステップS13で 、CPU9は、「識別データの確認」として、磁気カード1から読み取った顧客 のユーザーIDの確認だけでなく、顧客からテンキーなどでパスワード(暗唱番 号)を入力してもらい、そのパスワードによっても本人か否かの確認をも行うよ うにしてもよい(ここでは、「識別データ」は、ユーザーIDとパスワードとの 両者を含む意味で使用している)。そのようにすれば、現金支払の動作に進む前 に、本人以外の者が他人の磁気カード1を利用して現金支払を受けることを防止 することが可能になる。
【0030】 次に、図3は、上述したような顧客サービスシステムを導入した加盟店チェー ンの全体像を概念的に示す図である。図3に示すように、このチェーンの加盟店 には、小売店だけでなく、レストラン、ガソリンスタンドなど様々な業種の店舗 が加入できる。この加盟のためには、従来から導入しているPOSに加えて、最 小限、磁気カード1へ記録されたポイントデータの読取りとポイントデータの磁 気カード1への書き込みができるカードリードライタさえ、導入すればよい。C D11については、全ての加盟店に設置する必要はなく、例えば規模の大きな小 売店などのチェーンの中核となる店舗にのみ設置すればよい。このように、カー ドリードライタのみを導入すれば加盟店となれるため、チェーン加盟のための初 期投資が極めて安価なもので済むのが、本考案による実施例の特徴の一つである 。なお、この実施例1による加盟チェーンでは、小売店(ガソリンスタンドなど を含む)、卸売業者、レストランなどの飲食業者、パチンコ場などの娯楽施設業 者、カルチャーセンターなどの文化産業、スポーツクラブ、エステティックサロ ン、カイロプラクティックなどの健康産業、美容院・理容院、など様々な業種の 店舗が加盟店となることができる。
【0031】 実施例2. 以上の実施例1では、POSレジ6及びCD11と顧客とのインターフェース として磁気カード1を採用しているが、この実施例2では、磁気カード1の代わ りに、CPUとメモリを内蔵させたIC(集積回路)カードを採用している。そ して、この実施例2では、顧客との新たな取引時における新たなポイントデータ 累積値の計算を、POSレジ6に備えられたCPU3によってではなく、このI Cカードに埋設したCPUにより行わせている。また、この実施例2では、売上 割戻サービスとしての顧客への現金支払時における新たなポイントデータ累積値 の計算を、CD11に備えられたCPU9で行うのではなく、このICカードに 内蔵させたCPUにより行わせている。つまり、この実施例2では、本考案にお ける第1の算出手段と第2の算出手段とを、カードに内蔵されたICにより構成 するようにしているのである。
【0032】 実施例3. 上記の実施例1では、顧客との新たな取引時における新たなポイントデータ累 積値の計算をPOSレジ6に備えられたCPU3で行っているが、この実施例3 では、POSレジ6と接続されたチェーン本部のホストコンピュータ7又は各店 舗毎に設置されたストアコンピュータを使用してリアルタイムでこの計算を行い 、その計算結果(新たなポイントデータ累積値)をPOSレジ6に送信して、磁 気カード1に書き込むようにしている。また、実施例1では、売上割戻サービス としての顧客への現金支払時における新たなポイントデータ累積値の計算をCD 11に備えられたCPU9で行っているが、この実施例3では、CD11と接続 されたチェーン本部のホストコンピュータ7又は各店舗毎に設置されたストアコ ンピュータを使用してリアルタイムでこの計算を行い、その計算結果(新たなポ イントデータ累積値)をCD11に送信して、磁気カード1に書き込むようにし ている。つまり、この実施例3では、本考案における第1の算出手段と第2の算 出手段を、チェーン本部のホストコンピュータ7又は各店舗毎に設置されたスト アコンピュータにより実現するようにしているのである。
【0033】 実施例4. 上記の実施例3では、ポイントデータ累積値を磁気カード1に書き込むように しているが、この実施例4では、磁気カード1には、顧客毎の識別データと氏名 等の顧客データを記録するだけで、顧客サービスに使用するポイントデータ累積 値は、例えば、加盟店チェーン本部に設置されたホストコンピュータ又は各店舗 毎に設置されたストアコンピュータに記録するようにしている。
【0034】 この実施例4では、顧客が新たに商品などを購入したとき、POSレジ6は、 顧客の磁気カードからその識別データを読み取り、その購入金額データとその顧 客識別データを、前記のホストコンピュータ又はストアコンピュータに送信する 。前記のホストコンピュータ又はストアコンピュータは、送信されたデータとデ ータベースに記録された累積値とから、その顧客の新たなポイントデータ累積値 が計算し、その計算結果に基づいてデータベース内のその顧客のポイントデータ 累積値を更新する。
【0035】 また、顧客が売上割戻サービスとしての現金の支払を受けるときは、顧客が磁 気カードを挿入することにより、CD11から、その顧客の識別データが、リア ルタイムで前記ホストコンピュータ又はストアコンピュータに送信される。前記 ホストコンピュータ又はストアコンピュータでは、送信された識別データに基づ いて、データベースからその顧客の今までのポイントデータ累積値を読出し、そ の累積値をCD11に送信する。CD11では、その送信されたポイントデータ 累積値に応じた金額を表示装置に表示し、顧客からの指示に従って現金支払を行 う。現金支払終了後は、CD11から、その支払金額データとその顧客識別デー タが、前記ホストコンピュータ又はストアコンピュータに送信される。前記ホス トコンピュータ又はストアコンピュータでは、その送信されたデータとデータベ ースに記録されたその支払以前の累積値とから、その顧客の新たなポイントデー タ累積値を計算し、その計算結果に基づいてデータベース内のその顧客のポイン トデータ累積値を更新する。
【0036】 つまり、この実施例4では、本考案における前記ポイントデータ計算記録装置 を、前記ホストコンピュータ又はストアコンピュータにより実現するようにして いる。以上のように、この実施例4では、ポイントデータ累積値に関する計算な どの情報処理と記録を、前記ホストコンピュータ又はストアコンピュータで行う ようにしているので、図1のPOSレジ6又はCD11には、カードリードライ タではなく、磁気カードから顧客識別データ(ユーザーID)を読み取るための カードリーダのみを備えるようにすればよい。
【0037】 以上、本考案の実施例について説明してきたが、本考案は以上の各実施例以外 にも様々な変更が可能である。例えば、図1に示す例では、CD11をホストコ ンピュータ7と接続しておき、顧客が支払を受けた現金金額データなどをホスト コンピュータ7に送るようにしているが、本考案では必ずしもこれは必要ではな く、CD11をホストコンピュータ7に接続しないで独立させ、CD11はカー ド1のポイントデータ累積値を読み取って現金の支払を行う機能に限定させるよ うにしてもよい。
【0038】 また、以上の各実施例では、磁気カード1には顧客識別データをも記録させる ようにしているが、本考案ではこれは必ずしも必要ではなく、磁気カードにはポ イントデータ累積値のみを記録させるようにしてもよい。磁気カードに顧客識別 データを記録させない場合は、個々の顧客毎の売上把握や売上割戻管理などがで きなくなるが、それでも、売上割戻サービスとして現金支払を行うなどの顧客サ ービスは可能である。従来の顧客サービスとしてのサービス券(金券など)の発 行でも、顧客毎の把握をしていない場合がある。磁気カードに顧客識別データ( ユーザーID)を記録しないで、したがって顧客毎の管理を行わないで、単に顧 客への売上還元サービスのみの目的として磁気カードにポイントデータ累積値を 記録していく(顧客識別データは記録しない)ことも、可能である。
【0039】 さらに、以上の各実施例では、現金支払のためのCDはチェーンの中核の小売 店などに設置しているが、本考案ではこれに限られるものではなく、例えば、銀 行やノンバンクなどの金融機関もこの加盟チェーンの加盟店舗になり、その金融 機関の店舗内にある現金支払機を使用して本考案による売上割戻サービスとして の現金支払サービスを行うようにしてもよい。また、チェーン加盟店に入ってい ない金融機関の「現金支払機」でも、本考案によるチェーン加盟店が発行する「 情報カード」を読み込めるようにすれば、それを、本考案による「現金支払機」 として利用することができる。その場合は、加盟店の顧客は、既存の様々な金融 機関の店舗内の現金支払機を利用して、本考案による顧客サービスの中の売上還 元のための現金支払サービスを享受することができる。
【0040】 また、上記の各実施例では、顧客識別データなどを記録した磁気カードやIC カードなどの「情報カード」は、チェーン加盟店が独自に発行するカードを予定 しているが、本考案ではこれに限られるものではなく、各銀行などの金融機関が 既に発行しているキャッシュカードも、本考案による「情報カード」とすること ができる。この場合は、例えば、各金融機関が発行する既存の磁気カード(キャ ッシュカード)に記録された識別データ(ユーザーIDなど)を利用して、本考 案による加盟店舗内にある本考案(請求項7の考案)によるポイントデータ計算 記録装置を動作させるようにすればよい。現金支払を受けるときは、このキャッ シュカードを使用して、金融機関の店舗内の現金支払機又はチェーン加盟店舗( 小売店舗など)内の現金支払機から現金支払を受けられる。あるいは、本考案で は、金融機関のキャッシュカードを利用する場合、このキャッシュカードの記録 部に本考案による「顧客サービス用の金額又はポイントデータ(累積値を含む) 」をも記録できるようにし、このキャッシュカードを本考案(請求項1の考案) の「情報カード」として利用することもできる。
【0041】 また、上記の各実施例では、現金支払機8は、顧客が表示装置に表示された支 払可能金額をみながらその範囲で指定した金額の現金を支払うようにしているが 、本考案ではこれに限られるものではなく、例えば顧客からの指示を待つことな く、現金で支払可能な金額の全てを自動的に支払うようにしてもよいし、あるい は、例えば顧客からの指示を待つことなく1万円などのきりの良い金額を自動的 に支払うようにしてもよい。
【0042】
【考案の効果】
本考案による顧客サービスシステムでは、情報カードに、その顧客の現在まで の取引実績に対応する顧客サービス用金額又はポイントデータの累積値を記録す るようにしているので、従来のようにスタンプシールをためたりゴム印を押印す るなどの煩瑣な作業が不要になる。また、顧客は、この情報カードに記録された 累積値に対応する金額の範囲内で、店舗などに設置された現金支払機から所定の 現金の支払を受けることができる。よって、顧客は、取引代金還元サービスとし て、景品や商品券などの限定された品物によることなく、現金を受け取ることが できるので、顧客への大きな満足を与えて大きな販売促進効果を得ることができ る。また、本考案では、顧客は、取引代金還元サービスとして、現金を、銀行口 座振り込みなどによる迂遠で観念的又は間接的な方法ではなく、現金支払機によ り直接に受け取ることができるので、顧客へ大きな直接的インパクトを与えるこ とができ、大きな販売促進効果が期待できる。また、本考案において、現金の支 払が行われた場合は、その支払額に応じて新たな累積値が情報カードへ書き込ま れるので、支払に伴う繁雑な作業も不要で、利便性の高い顧客サービスシステム が提供されるようになる。
【0043】 また、本考案において、ポイントデータ累積値の計算などの情報処理を、前記 情報カードに内蔵された集積回路により構成するようにすれば、この顧客サービ スシステムを採用しようとする加盟店は、情報カードへのその取引時の取引金額 又はそれに応じたポイントデータの書き込みを行うカードライタのみを設置すれ ば、直ちにこの顧客サービスシステムを採用できるようになる。なお本考案では 、現金支払機は、全ての加盟店に設置する必要はなく、加盟店の中の主要な店舗 のみに設置すればよい。
【0044】 また、本考案において、前記第1の算出手段により計算された新たな累積値は 店舗に設置された取引精算用端末機又はその近傍に備えられたカードライタによ り前記情報カードに記録され、また、前記第2の算出手段により計算された新た な累積値は前記現金支払機又はその近傍に備えられたカードライタにより前記情 報カードに記録されるようにすれば、情報カードに確実に前記累積値を記録して おけるようになり、また情報カードをコストの低い磁気カードで構成できるよう になる。
【0045】 また、本考案による顧客サービスシステムにおいて、前記情報カードに、顧客 毎の識別データも記録するようにすれば、前記現金支払機での支払を受けるとき に、この識別データの存在を確認した上で現金の支払を行うことができるので、 紛失又は盗難の届出などにより既に無効とされたカードか否かなどのチェックを 行うことができ、盗用されたカードの悪用などが防止できるようになる。また、 個々の顧客毎の売上管理や顧客サービス管理も容易になる。
【0046】 さらにまた、この考案による顧客サービスシステムでは、前記ポイントデータ 計算記録装置が、情報カードに、その顧客の現在までの取引実績に対応する顧客 サービス用金額又はポイントデータの累積値を記録するようにしているので、従 来のようにスタンプシールをためたりゴム印を押印するなどの煩瑣な作業が不要 になる。また、前記現金支払機は、前記ポイントデータ計算記録装置からの情報 に基づいて、前記情報カードに記録された累積値に対応する金額の範囲内で、顧 客に、所定の現金を支払う。よって、この考案によれば、顧客は、取引代金還元 サービスとして、景品や商品券などの限定された品物によることなく、現金を受 け取ることができるので、顧客への大きな満足を与えて大きな販売促進効果を得 ることができる。また、この考案では、顧客は、取引代金還元サービスとして、 現金を、銀行口座振り込みなどの迂遠で観念的又は間接的な方法ではなく、現金 支払機により直接に受け取ることができるので、顧客へ直接に大きなインパクト を与えることができ、大きな販売促進効果が期待できる。また、この考案におい て、現金の支払が行われた場合は、前記ポイントデータ計算記録装置により、そ の支払額に応じて新たな累積値が算出され、情報カードへその新たな累積値が書 き込まれるので、支払に伴う繁雑な作業も不要で、利便性の高い顧客サービスシ ステムが提供されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例1による顧客サービスシステ
ムの構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 (a)は図1のPOSレジの動作を説明する
ためのフローチャート、(b)は図1のCDの動作を説
明するためのフローチャートである。
【図3】 実施例1による顧客サービスシステムを導入
した加盟店チェーンの全体像を概念的に示す図である。
【符号の説明】
1 磁気カード. 2 バーコードリーダ. 3,9
CPU.4,10 カードリードライタ. 5 レジス
タ. 6 POSレジ.7 ホストコンピュータ. 8
現金支払機. 11 CD

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある顧客の現在までの取引実績に対応す
    る顧客サービス用の金額又はポイントデータの累積値を
    記録する情報カードと、 顧客との取引毎に、そのときの取引金額に対応する前記
    顧客サービス用の金額又はポイントデータと前記情報カ
    ードに記録されたその取引以前の累積値とから、新たな
    累積値を算出し、これを前記情報カードに記録する第1
    の算出手段と、 前記情報カードに記録された前記顧客サービス用の金額
    又はポイントデータの累積値を読み取るカードリーダ
    と、 店舗などに設置され、前記カードリーダからの情報に基
    づいてその顧客に前記累積値に対応する金額の範囲内で
    所定の金額の現金を支払う現金支払機と、 この現金支払機から支払った金額に対応する顧客サービ
    ス用の金額又はポイントデータと前記情報カードに記録
    されたその支払以前の累積値とから、新たな累積値を算
    出し、これを前記情報カードに記録する第2の算出手段
    と、を備えたことを特徴とする、顧客サービスシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1の顧客サービスシステムにおい
    て、前記第1の算出手段及び第2の算出手段は、前記情
    報カードに埋設された集積回路により構成されるもので
    ある、顧客サービスシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1の顧客サービスシステムにおい
    て、前記第1の算出手段により計算された新たな累積値
    は店舗に設置された取引精算用端末機又はその近傍に備
    えられたカードライタにより前記情報カードに記録さ
    れ、また、前記第2の算出手段により計算された新たな
    累積値は前記現金支払機又はその近傍に備えられたカー
    ドライタにより前記情報カードに記録されるものであ
    る、顧客サービスシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の顧客サービスシステム
    において、前記情報カードには、顧客毎の識別データも
    記録されており、前記現金支払機は、前記識別データを
    確認した上で、現金の支払を行うものである、顧客サー
    ビスシステム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の顧客サービスシステム
    において、前記情報カードには、顧客毎の識別データも
    記録されており、前記現金支払機は、前記識別データを
    確認した上で、現金の支払を行うものである、顧客サー
    ビスシステム。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の顧客サービスシステム
    において、前記情報カードには、顧客毎の識別データも
    記録されており、前記現金支払機は、前記識別データを
    確認した上で、現金の支払を行うものである、顧客サー
    ビスシステム。
  7. 【請求項7】 ある特定の顧客毎の識別データを記録す
    る情報カードと、 店舗内に設置された取引清算用端末機又はその近傍に設
    けられ、前記情報カードからその顧客の識別データを読
    み取る第1のカード読取機と、 店舗などに設置される現金支払機又はその近傍に設けら
    れ、前記情報カードからその顧客の識別データを読み取
    る第2のカード読取機と、 ポイントデータ計算記録装置であって、 ある顧客の現在までの取引実績に対応する顧客サービス
    用の金額又はポイントデータの累積値を記録しておき、 前記第1のカード読取機が読み取った情報に基づいて、
    顧客との新たな取引毎に、その新たな取引の金額に対応
    する前記顧客サービス用の金額又はポイントデータと前
    記情報カードに記録されたその取引以前の累積値とか
    ら、新たな累積値を算出し、それを記録すると共に、 前記第2のカード読取機が読み取った情報に基づいて、
    現金支払機から顧客への新たな支払毎に、その新たに支
    払われた金額に対応する顧客サービス用の金額又はポイ
    ントデータと前記情報カードに記録されたその支払以前
    の累積値とから、新たな累積値を算出し、それを記録す
    るポイントデータ計算記録装置と、 店舗などに設置され、前記ポイントデータ計算記録装置
    からの情報に基づいてその顧客の現在までの前記累積値
    に対応する金額の範囲内で所定の金額の現金を支払う現
    金支払機と、を備えたことを特徴とする、顧客サービス
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1063733A (ja) * 1996-08-26 1998-03-06 Dainippon Printing Co Ltd 美容サービスシステム

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JPH04355895A (ja) * 1991-06-03 1992-12-09 Fujitsu Ltd Icカード
JPH0773247A (ja) * 1993-09-03 1995-03-17 Omron Corp ポイントカードシステム

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