JP3313227B2 - 自動取引方法及び自動取引装置 - Google Patents

自動取引方法及び自動取引装置

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JP3313227B2
JP3313227B2 JP1434594A JP1434594A JP3313227B2 JP 3313227 B2 JP3313227 B2 JP 3313227B2 JP 1434594 A JP1434594 A JP 1434594A JP 1434594 A JP1434594 A JP 1434594A JP 3313227 B2 JP3313227 B2 JP 3313227B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対価の支払を主として
現金やチケット等の金券で行い、現金両替、切手や定期
券等の券発行、その他物品等の販売や貸与等、所定の商
品を顧客に提供する自動取引装置に関し、また、例えば
商品の対価に加えて手数料や税金等の付加的な費用が伴
う取引に利用される自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金融機関においては取引の迅速化、省力
化等を目的として支払、入金、為替振込、両替等の取引
を顧客自身の操作で行なえる自動取引装置を設置してい
る。このような顧客自身の操作により所望の取引の実行
や商品等を提供する装置の設置は金融機関のみならず、
種々の業界で行なわれており、この種の装置の例として
定期券発行装置や自動販売機等を挙げることができる。
前述の装置の稼働時間帯は、顧客サービス向上等を目的
として業務中等の限られた時間のみならず、業後や休日
等にまで拡大されている場合もある。また、上述の取引
や顧客サービスに対して手数料や消費税等の税金を徴収
する場合がある。このような取引に対処するため例えば
手数料徴収を可能とした自動取引装置が存在しており、
例えば特開平5ー174043号公報にその技術が開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現状の金融機関におい
ては、手数料について、これを徴収しない取引や業務中
等所定の時間帯には徴収しない取引がある。今後は、収
益向上のため手数料徴収等によるサービスの有料化を図
る傾向にあり、一般のサービス業においても同様であ
る。上述したような装置において、希望する商品自体の
提供価額に相当する金額に加えて手数料分(さらには必
要に応じ税金分等)の金額の現金等を顧客が装置に投入
するとなると、顧客は取引毎に手数料額等を意識すると
共に加算計算をしなければならず煩わしい。また、手数
料額や税金額は一般には商品自体の提供価格に比較して
小額であることが多いので、顧客は例えば紙幣の他に多
種類の硬貨を用意しておく必要がある等の煩わしさもあ
る。なお、手数料の徴収においては、金融機関等は自身
の利益と手数料負担による顧客の損失との釣合等を考慮
して適切な手数料徴収方法を決定すると考えられる。こ
の結果として一律よりはむしろ多様化、即ち、既存徴収
方法との整合、手数料徴収に至った経緯、顧客差別化戦
略等を勘案した種々の条件が設定されると考えられる。
また、上述したように装置稼働時間帯は今後拡大傾向に
あるので、装置に障害が発生した場合にも顧客の待機や
保守員の早期出動の機会をなるべく減少させることが重
要である。
【0004】本発明は上述した事情を考慮して創作され
たものであり、顧客にとっての取引上の煩わしさや心理
的負担を減少し、また障害が発生しても顧客の待機や保
守員の早期出動の機会を減少できる自動取引装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては以下のようにした。即ち、入力され
た取引情報に基づいて所定の取引処理を行ない、この取
引処理に関する所定の金銭を徴収し、商品を取り出して
当該商品を顧客に提供する自動取引装置において、金券
収受による金銭徴収手段と、金券収受による金銭徴収手
段以外の少なくとも一つの金銭徴収手段とを用意する。
また、商品の対価を含む取引処理に伴って発生する取引
金額を計算する取引金額計算手段と、前述の前記取引金
額に予め定める演算を施して、端数を含まず商品の対価
により近い金額である第1の金額と、取引金額から第1
の金額を減じた端数の金額である第2の金額とに分ける
金額分解手段と、前述の金券収受による金銭徴収手段以
外の少なくとも一つの金銭徴収手段の中から金銭徴収手
段を一つ決定する決定手段とを備える。そして、決定手
段により決定された金銭徴収手段は第2の金額に相当す
る金銭の徴収を行ない、金券収受による金銭徴収手段は
第1の金額に相当する金銭の徴収を行なう。
【0006】また、顧客への商品提供が正常になされた
か否かを判定する商品提供状態判定手段と、商品提供状
態判定手段により商品提供が正常になされていないと判
定された場合、再度商品提供を可能とするための情報を
所定の態様で記憶する記憶手段とをさらに備える。
【0007】また、前述の記憶手段により記憶されてい
る情報を取り出す金券収受済未済情報取出手段と、金券
収受済未済情報取出手段により取り出された情報に基づ
いて金券を収受済みであるか否かを判定する金券収受済
未済判定手段と、金券収受済未済判定手段により金券収
受済であると判定された場合、前述の記憶手段により記
憶されている情報に基づいて、収受済金券に関する情報
を取り出す収受済金券情報取出手段とをさらに備える。
そして、収受済金券情報取出手段により取り出された収
受済金券に関する情報に基づいて商品を提供する。
【0008】
【作用】本発明によれば、以上の構成の自動取引装置
は、金券収受による金銭徴収手段に加えてさらに少なく
とも一つの他の金銭徴収手段を用意しておく。そして、
商品の対価を含む取引処理に伴って発生する取引金額を
計算する。次に、この取引金額に予め定める演算を施し
て、端数を含まず商品の対価により近い金額である第1
の金額と取引金額から第1の金額を減じた端数の金額で
ある第2の金額とに分解する。また、用意している金銭
徴収手段の中から、金券収受による金銭徴収手段を除く
金銭徴収手段を一つ決定する。そして、第2の金額に相
当する金銭を前述の一つに決定された前記金銭徴収手段
により徴収すると共に、第1の金額に相当する金銭を金
券収受による金銭徴収手段により徴収する。
【0009】また、顧客への商品提供が正常になされた
か否かを判定し、この商品提供が正常になされていない
とした場合、再度前述の商品提供を可能とするための情
報を所定の態様で記憶手段に記憶する。
【0010】また、前述の記憶手段により記憶されてい
る情報を取り出し、この取り出した情報に基づいて、金
券を収受済みであるか否かを判定する。金券収受済であ
ると判定した場合、前述の記憶手段により記憶されてい
る情報に基づいて、収受済金券に関する情報を取り出
し、この取り出された収受済金券に関する情報に基づい
て、前述の商品を提供する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の説明図、
図2はシステム構成例、図3は両替装置のハードウェア
構成図、図4はホストコンピュータのハードウェア構成
図、図5は処理概要のフローチャート、図6は両替取引
処理のフローチャート(その1)、図7は両替取引処理
のフローチャート(その2)、図8は両替取引処理のフ
ローチャート(その3)、図9は手数料徴収処理のフロ
ーチャート、図10は払戻処理のフローチャート、図1
1は商品販売処理のフローチャート(その1)、図12
は商品販売処理のフローチャート(その2)、図13は
商品販売処理のフローチャート(その3)、図14はプ
リペイドカード内情報例、図15はキャッシュカード内
情報例である。
【0012】図3は本発明が適用される両替装置のハー
ドウェア構成例である。1は銀行の各営業店等に設置さ
れている両替装置である。3は両替装置1と同一の営業
店に設置されている端末制御装置(以下、「TC」とい
う)であり両替装置1と接続されている。また、両替装
置1は、プロセッサ101、メモリ102、フロッピー
ディスク装置103、通信制御部104、ディスク(以
下、「DK」という)制御部105、DK106、キー
ボード等の入力部107、表示部108、印字部10
9、カード読取書込部110、現金処理部111及びタ
イマ112等により構成されている。また、現金処理部
111は現金計数部111a及び現金放出部111b等
から構成されている。
【0013】図4は本発明が適用されるホストコンピュ
ータ(以下、「HOST」という)2のハードウェア構
成例である。HOST2は例えば事務センタに設置され
ており、回線4を介してTC3と接続されている。ま
た、HOST2は、プロセッサ201、メモリ202、
通信制御部203、ディスク(DK)制御部204、D
K205、入力部206、表示部207、端末制御部2
08及びタイマ209等により構成されている。
【0014】本実施例においては始めに金融機関の営業
店に設置されている両替装置1を利用して、金券として
は現金を用い、提供される商品としてはやはり現金であ
るいわゆる両替取引を行なう装置に本発明を適用したこ
ととして説明し、その次に現金やチケット等の金券を利
用し、顧客に対して商品を販売もしくは貸与する処理を
説明する。勿論、本発明の適用が後述する取引やシステ
ム、装置に限定されるものではない。
【0015】また、以下に説明する処理の相当部分につ
いては、メモリ102等に格納されたプログラムをプロ
セッサ101等が解読し実行するように構成している。
しかし、これに限定されず、プロセッサ101等が実行
する処理の全部又は一部を複数のプロセッサが実行する
ように構成したり、当該処理がなされるように特別に設
計された特定の配線を有する回路等で構成しても良い。
【0016】本発明の概要を主に図1を用いて説明す
る。顧客が取引選択情報、商品の種類、数量等の取引情
報を入力すると(ステップS1)、商品の対価を含む当
該取引処理に伴って発生する取引金額を計算する(ステ
ップS2)。即ち、取引金額とは商品の対価に相当する
金額に例えば手数料額や税金額を加えた金額である。
【0017】次に、この取引金額に予め定める演算を施
して、商品の対価に近い金額である第1の金額と、取引
金額から前記第1の金額を減じた金額である第2の金額
とに分解する(ステップS3及びステップS4)。分解
例としては、例えば取引金額の端数(例えば取引金額が
千円以上の場合の千円未満の額)を第2の金額とし、残
りの額を第1の金額とする。勿論第1の金額と第2の金
額とはどちらを先に求めてもよく、結果として両者の合
計が取引金額に一致していれば良い。
【0018】次に、予め用意している金銭徴収手段の中
から、前記金券収受による金銭徴収手段を除く金銭徴収
手段を一つ決定する(ステップS5)。なお、ステップ
S5については、ステップS6以前であればどこで処理
を行なっても良い。ところで金券収受による金銭徴収手
段とは、例えば現金処理部111等による現金による収
受である。また、これ以外の金銭徴収手段とは、例えば
プリペイドカードからの引落しやHOST2が記憶して
いる預金口座からの引落しである。
【0019】そして、第2の金額に相当する金銭を前述
の一つに決定された金銭徴収手段により徴収(例えばプ
リペイドカードからの引落しによる徴収)すると共に第
1の金額に相当する金銭を金券収受による金銭徴収手段
により徴収(即ち、顧客の現金等金券投入による徴収)
により徴収する(ステップS6)。その後、提供すべき
商品を取り出して放出することにより当該商品を顧客に
提供する(ステップS7)。
【0020】以下に、金融機関の営業店に設置されてい
る両替装置1を利用して、金券としては現金を用い、提
供される商品としてはやはり現金であるいわゆる両替取
引を行なう装置に本発明を適用したこととして説明す
る。なお、両替取引については日本国の通貨を両替する
のみでなく、ドル等から円に両替する等異なる国の通貨
に両替する場合にも適用できる。
【0021】本発明の両替取引の概要を主に図5を用い
て説明する。顧客が来店し、当該店舗内に設置されてい
る両替装置1にて両替取引を開始する。顧客が両替装置
1に手数料支払用としてプリペイドカードを挿入すると
共に入力部107から両替後に必要とする金種、枚数そ
の他必要情報を入力する(ステップS101)。
【0022】顧客による上述の情報の入力が完了する
と、手数料徴収要であるかどうかを判定する(ステップ
S102)。手数料徴収要でないと判定するとステップ
S104に移行する。手数料徴収要であると判定する
と、顧客に対し手数料を徴収しても良いかどうかの了承
を求める(ステップS103)。顧客が了承しなければ
処理を終了する。顧客が了承し、両替したい現金を投入
すると、この現金を計数し金庫に収納する(ステップS
104)。そして、ステップS102において手数料徴
収要と判定したのであれば、挿入されているプリペイド
カードから手数料分の金額を減額することにより手数料
を徴収する(ステップS106)。
【0023】次に、ステップS102にて入力された金
種に従って両替後の現金を金庫より取り出し及び計数
し、顧客が受け取れるようにすべく現金を放出する(ス
テップS107)。金庫よりの取り出し、計数及び放出
の際に障害等が発生し、結果として顧客に現金を提供す
ることができなかった場合には、プリペイドカードに手
数料分の金額を加算することにより手数料の払い戻し及
び必要に応じ両替金の払い戻しや後刻再取引可能とする
処理を行ない(ステップS109)、障害発生及び払い
戻し処理を行なった旨の文言等を表示部108に表示す
る(ステップS110)。続いて、取引結果を明細票に
印字部109にて印字して顧客に提供し(ステップS1
11)、両替取引処理を終了する。
【0024】次に、実施例の処理の詳細を主に図6乃至
図13を用いて説明する。始めに、図6乃至図8を説明
する。この処理は顧客が両替装置1にて両替取引操作を
行なう時の処理である。顧客が両替取引を行うため両替
装置1にて、両替取引を選択した旨の情報及びその他必
要情報(例えば、障害後の再取引を行なう旨)を入力部
107から入力する(ステップS201)。さらに必要
に応じ、顧客がキャッシュカードやプリペイドカード等
の磁気カードを図示しない挿入口に挿入するので、磁気
カード読取書込部110は挿入された磁気カードの内容
を読み取る(ステップS202)。そして、プロセッサ
101は前述の入力された情報及び読み取った情報をメ
モリ102に記憶しておく。
【0025】次に、プロセッサ101は、障害後の再取
引であるかどうかを判定し(ステップS203)、そう
であると判定するとステップS209に移行する。な
お、ステップS203及びステップS209以降の処理
については、理解を容易にするため、後述する図10に
示す払戻処理の箇所にて説明する。
【0026】障害後の再取引でない(このことは通常の
両替取引であることを意味する)と判定すると、顧客は
両替として希望する金種及び枚数等を入力部107より
入力する(ステップS204)。次に、プロセッサ10
1は、当該両替取引の手数料を徴収すべきかどうかを判
定し(ステップS205)、徴収すべきと判定すると手
数料額を計算する(ステップS206)。徴収すべきで
ないと判定すると図7に示すステップS301に移行す
る。なお、手数料徴収要否情報は後の処理(具体的には
図7に示すステップS307)での利用に備えてメモリ
102に記憶しておく。
【0027】手数料徴収の要否及び手数料額は次のよう
にして決定する。例えばタイマ112が休日であること
を示しておりかつメモリ102に予め設定されている所
定額以上の両替金額の場合には、メモリ102に両替金
額に応じ予め設定されている所定額を手数料額とするよ
うに決定し、前述の場合以外は手数料徴収否と決定す
る。また、手数料の徴収要否及び額は、業後等の特定の
時間帯、口座番号等により検索し抽出した予めDK10
6等に記憶されている顧客属性、金種、枚数等に応じて
予め定めた基準に従って決定しても良いし、前述の情報
とは無関係に一律に決定しても良い。勿論、手数料徴収
条件は多様化すると考えられるので、これに対処するた
め、手数料徴収条件に応じて要否及び額の決定を行なう
ように構成すれば良く、上述の例のみに限定されない。
なお、手数料徴収要と判定して手数料額を求めた結果が
0円になった場合には手数料徴収否とみなして処理を行
なっても良い。
【0028】手数料額計算後、手数料を徴収する旨の文
言及び手数料額を表示部108に表示し(ステップS2
07)、顧客に対し手数料徴収可否の判断を求める。顧
客がこの表示された文言及び手数料額を見て、たとえ手
数料を負担しても取引を行ないたいと判断すると、了承
した旨を示す入力部107に設けられた所定のキーを押
す(ステップS208)。これにより、プロセッサ10
1は図7に示すステップS301に処理を移行する。一
方、顧客が了承しないと判断すると、その旨を示す入力
部107に設けられた所定のキーを押す(ステップS2
08)ので、プロセッサ101は、図7に示すステップ
S310に処理を移行する。
【0029】なお、ステップS310に移行する前に、
例えば、メモリ102に予め記憶されている手数料徴収
条件情報に基づいて、当該取引についての上述した手数
料に比較しより安い手数料や最も安い手数料となる時間
帯や装置等を取り出しもしくは所定の演算等を施して求
め、表示部108に表示するようにしても良い。この目
的は、当該取引では手数料の負担を拒否されたので、当
該顧客による後刻における取引の適切な実行時期等を決
定する際の参考に供するためである。
【0030】以降は図7に示す処理である。ステップS
301においては、プロセッサ101は表示部108に
文言を表示する等により顧客に対し両替対象となる現金
の投入を促すので、顧客は現金(必要に応じ手数料を含
む)を、図示しない現金投入口に投入する(ステップS
301)ので、現金計数部111aにて投入された現金
が真券であることを確認後(偽券と判定した場合には顧
客に返却等を行なう)、当該現金を計数し、計数結果を
表示部108に表示する(ステップS303)。
【0031】顧客がこの表示を見て正しい金額であるこ
とを確認し所定の確認した旨を示すキーを押すと(ステ
ップS304)、プロセッサ101は、ステップS30
5に処理を移行する。一方、顧客が正しい金額ではない
旨を示すキーを押すと、プロセッサ101はステップS
301にて投入された現金を現金放出部111bから放
出する(ステップS309)と共に必要に応じメモリ1
02等に設定されている書込むべき情報を磁気カード読
取書込部110にて磁気カードに書込後当該磁気カード
を排出して顧客に返却し(ステップS310)、両替取
引処理を終了する。
【0032】ステップS305においては、プロセッサ
101はステップS302にて計数した現金を図示しな
い金庫等に収納する(ステップS305)。現金収納の
際に障害発生等の異常を検出すると図8に示すステップ
S404に移行する。正常に収納した場合には、ステッ
プS307に移行する(ステップS306)。なお、異
常が発生しても現金が両替装置1内に残留していること
が明白(即ち、顧客にとっては正常に収納されたのと同
じ状態)で、両替後の現金放出等、以降の処理に支障が
ない可能性が高い場合には、ステップS307に移行す
るように構成しても良い。
【0033】ステップS307においては、手数料徴収
要であるか否か(図6に示すステップS205において
メモリ102に記憶されている)を判定し、手数料徴収
要と判定すると手数料徴収処理を行なって(ステップS
307、ステップ308)、図8に示すステップS40
1に移行する。なお、手数料徴収処理は図9に示されて
おり、詳細説明は後述する。
【0034】以降は図8の説明である。ステップS40
1においては、図6に示すステップS204にて入力さ
れた両替金種及び枚数に対応する現金を、現金計数部1
11aが図示しない現金収納金庫から取り出して計数し
(ステップS401)、現金放出部111bにて顧客が
受け取り可能とすべく前述の現金を放出する(ステップ
S402)。現金の計数及び放出動作の際に障害等の異
常が発生し、結果として顧客に前述の現金を提供するこ
とができない状態になっていることを検出すると(ステ
ップS403)、ステップS404に移行する。
【0035】現金の計数及び放出動作が正常に終了した
ことを検出すると、金種、枚数、合計金額等の取引結果
情報を印字部109にて明細票に印字して排出し(ステ
ップS409)、必要に応じメモリ102等に設定され
ている書込むべき情報を磁気カード読取書込部110に
て磁気カードに書込後当該磁気カードを排出して顧客に
返却し(ステップS410)両替取引処理を終了する。
【0036】ステップS404においては、払戻処理を
行なう(ステップS404)。なお払戻処理は図10に
示されており、詳細説明は後述する。払戻処理後、異常
が発生した旨、最寄りの代替両替装置1の存在位置及び
当該装置にて再取引を依頼する旨等の必要文言等を表示
部108に表示し(ステップS405)、取引結果及び
必要に応じ前述の表示部108に表示した情報と同趣旨
の文言やパスワード(図10に示すステップS607に
て作成されたもの)等を印字部109にて明細票に印字
して排出し(ステップS406)、必要に応じメモリ1
02等に設定されている書込むべき情報を磁気カード読
取書込部110にて磁気カードに書込後当該磁気カード
を排出して顧客に返却する(ステップS407)。その
後、取引選択を不可能にする等の使用中止の状態にして
(ステップS408)両替取引処理を終了する。
【0037】次に図9を説明する。この処理は図7に示
すステップS308における手数料徴収処理の詳細処理
である。まず、プロセッサ101は、磁気カードが挿入
されているのかどうかを判定しそうであれば当該磁気カ
ードはプリペイドカードであるかどうかを判定する(ス
テップS501)。この判定の仕方としては例えば、磁
気カード内の所定の部分に記録されている情報、即ち図
14に示す種別がプリペイドカードを示していることに
よることとしたり、プリペイドカード専用の挿入口を設
け、ここに磁気カードが挿入されていることをもってプ
リペイドカードと判定する。なお、図14に示す種別と
図15に示す種別については、プリペイドカード及びキ
ャッシュカード両者の区別を行なう目的のため、磁気ス
トライプ上の同一の位置に設けられている。
【0038】プリペイドカードであると判定すると、当
該カード内に設定されている図14に示す金額と図6に
示すステップS206にて計算された手数料額とを比較
し、手数料収受可能かどうか、即ち、手数料額はカード
内に設定されている金額以下であるかどうかを判定する
(ステップS511)。手数料収受可能であると判定す
ると、前述の金額から手数料額を減額した金額を前述の
磁気カードに図14に示す金額の部分に書込むようにメ
モリ102に設定し(ステップS512)、手数料徴収
処理を終了する。手数料収受可能でなければ手数料額不
足の旨の表示等のためステップS508に移行する。
【0039】ステップS501においてプリペイドカー
ドでないと判定すると、キャッシュカードであるかどう
かを判定する(ステップS502)。キャッシュカード
であると判定すると(判定の仕方は上述のプリペイドカ
ードの場合に準ずる。例えば図15に示す種別がキャッ
シュカードを示していることによる。)、必要に応じ図
15に示す暗証と入力部107から顧客により入力され
た暗証との一致確認による本人確認後、当該カードに設
定されている図15に示す金融機関コード、店番号及び
口座番号並びに図6に示すステップS206にて計算さ
れた手数料額等を基に電文を組み立てて(ステップS5
03)、通信制御部104及びTC3を介し、HOST
2に送信する(ステップS504)。
【0040】HOST2においてはプロセッサ201が
この電文を通信制御部203を介して受信し、当該電文
内に設定されている口座番号を基に、当該口座番号に対
応する口座に設定されているDK205に記憶された預
金額等と前述の電文内に設定されている手数料額とを比
較し、手数料収受可能かどうか、即ち、手数料額は預金
額等以下であるかどうかを判定する。手数料収受可能で
あると判定すると、前述の預金額等から手数料額を減額
した金額を再度新たな預金額等としてDK205に記憶
後、手数料の引き落しが可能であった旨の情報を電文に
設定する。手数料収受可能でないと判定すると、その旨
の情報を電文に設定する。そして前述の電文を通信制御
部203及びTC3を介し両替装置1に送信する(ステ
ップS505)。
【0041】プロセッサ101はこの電文を受信し(ス
テップS506)、当該電文内に正常処理された旨、即
ち、引き落し可能であった旨の情報が設定されていると
判定すると手数料徴収処理を終了し、図8に示すステッ
プS401に移行する。引き落し可能でなかった旨の情
報が設定されていると判断すると、預金等の残高不足で
あり正常処理されなかったと判定する(ステップS50
7)。
【0042】ステップS508においては、例えば預金
等の残高不足であり正常処理されなかった旨等、前のス
テップの処理における状態を示す文言を表示部207に
表示する(ステップS508)。その後、図7に示すス
テップS301にて投入された現金を現金放出部111
bにて放出して顧客に返却し(ステップS509)、必
要に応じメモリ102に設定されている情報を磁気カー
ドに書込み後、当該磁気カードを排出して顧客に返却し
(ステップS510)、両替取引処理を終了する。
【0043】ステップS502において、キャッシュカ
ードでもないと判定すると(ステップS502)、プロ
セッサ101は、現金で手数料が払い込まれたものと認
識する。
【0044】なお、両替取引の場合、両替の性格を考慮
すると、投入現金と両替後の現金とが等価である方が好
ましい。従って手数料徴収は上述したプリペイドカード
又はキャッシュカードによるのが好ましい。しかし、こ
のことが必須条件ではなく、手数料を現金に含めても良
い。以下の処理はこの場合を説明している。
【0045】図7に示すステップS305にて収納した
現金の額は手数料込の金額と一致するか、即ち、前述の
収納現金額は、図6に示すステップS204にて入力さ
れた両替対象金額と図6に示すステップS206にて計
算した手数料額との合計額と一致するかどうかを判定す
る(ステップS513)。一致していると判定すると手
数料徴収処理を終了し、図8に示すステップS401に
移行する。一致していなければその旨の表示等を行なう
ためステップS508に移行する。勿論、収納現金額の
方が多い場合には釣銭(釣銭の金種については顧客に指
定させても、例えば最少支払枚数とするようにプロセッ
サ101自身で決定しても良い)を支払うことを前提と
して、一致とみなして処理を行なっても良い。
【0046】次に図10を説明する。この処理は図8に
示すステップS404における払戻処理の詳細処理であ
る。まず、プロセッサ101は、磁気カードが挿入され
ているのかどうかを判定しそうであれば当該磁気カード
はキャッシュカードであるかどうかを判定する(ステッ
プS601)。判定の仕方は図9に示すステップS50
2の場合に準ずる。キャッシュカードであれば、このカ
ード内に設定されている図15に示す金融機関コード、
店番号及び口座番号並びに図6に示すステップS204
にて入力された金種や枚数、さらに図6に示すステップ
S206にて計算された手数料額及び図7に示すステッ
プS305にて収納した現金額等を基に電文を組み立て
て(ステップS611)、HOST2に送信する(ステ
ップS612)。
【0047】HOST2においてはプロセッサ201が
この電文を受信し、電文内に設定されている前述の情報
を後刻の再取引に備えてDK205に記憶する(ステッ
プS613)。そして当該電文に設定されている口座番
号を基に、当該口座に設定されている預金額等に手数料
額を加算することにより、図9に示すステップS505
において徴収済の手数料に相当する金額を訂正する(ス
テップS614)。
【0048】必要に応じ、手数料額のみならず前述の収
納した現金額をも預金額等に加算するように構成しても
良いし、逆に本ステップを省略し手数料も返還しない、
即ち訂正しないように構成しても良い。なお、ステップ
S613においては手数料訂正有無を示す情報(この情
報は図6に示すステップS212にて参照される)も合
わせて記憶しておく。
【0049】その後、プロセッサ201は、処理結果を
電文に組み立てて(ステップS615)両替装置1に送
信するので(ステップS609)、両替装置1のプロセ
ッサ101はこの電文を受信し(ステップS610)払
戻処理を終了し、図8に示すステップS405に移行す
る。
【0050】ステップS601においてキャッシュカー
ドでないと判定すると、プリペイドカードであるかどう
かを判定する(ステップS602)。判定の仕方は図9
に示すステップS501の場合に準ずる。プリペイドカ
ードであると判定すると、図6に示すステップS204
にて入力された金種や枚数を再取引要を示す情報と合わ
せてプリペイドカードに書込むべくメモリ102に設定
する(ステップS616)。そして、当該カード内に設
定されている図14に示す金額に図6に示すステップS
206にて計算された手数料額を加算しこれを新たな金
額として、プリペイドカード内の図14に示す金額の部
分に書込むべくメモリ102に設定する(ステップS6
17)。
【0051】必要に応じ、手数料額のみならず、図7に
示すステップS305にて収納した現金額をさらに加算
して書込むように構成しても良いし、逆に本ステップを
省略し手数額も加算しない、即ち手数料分を訂正しない
ように構成しても良い。なおステップS617において
は手数料訂正有無を示す情報(この情報は図6に示すス
テップS212にて参照される)も合わせて記憶してお
く。以上により払戻処理を終了し、図8に示すステップ
S405に移行する。
【0052】ステップS602において、プリペイドカ
ードでもないと判定すると、手数料は現金で払い込まれ
たものであると認識し、必要に応じ顧客に対し氏名その
他顧客に関する情報の入力を促すので、顧客は入力部1
07より必要情報を入力する(ステップS603)。こ
の情報の入力目的は、ステップS607におけるパスワ
ード作成処理にて利用するためである。パスワード作成
に前述の情報を必要としなければ本ステップを省略して
も良い。プロセッサ101は、前述の顧客に関する情
報、図6に示すステップS204にて入力された金種や
枚数、図6に示すステップS206にて計算した手数料
額、再取引要を示す情報等を基に電文を組み立てて(ス
テップS604)、HOST2に送信する(ステップS
605)。
【0053】HOST2においてはプロセッサ201が
この電文を受信し、電文内に設定されている金種、枚数
及び手数料額等を、当該顧客による後刻の再取引に備
え、DK205に記憶する(ステップS606)。そし
て、DK205に記憶した前述の情報の検索キーとして
パスワードを作成し、ステップS606にてDK205
に記憶した情報と合わせてDK205に記憶しておく
(ステップS607)と共に当該パスワードを基に電文
を組み立てて(ステップS608)、両替装置1にこの
電文を送信すべくステップS609に移行する。
【0054】なお、前述の収納した現金額をHOST2
にて記憶したり、プリペイドカードに記憶したりする代
わりに、顧客が投入した現金自体を両替装置1にて顧客
に返却するように構成しても良い。即ち、図7に示すス
テップS305にて金庫に収納した現金を、図示しない
取出部が取り出して、現金放出部111bにて放出すれ
ば良い。ただし、当該取出部及び当該現金放出部111
bについては、図8に示すステップS401及びステッ
プS402にて説明した機構部と同一であれば既に障害
となっているため放出等が行なえない可能性は高い。従
って、同一のものではなく異なるように構成するかもし
くは同一であっても別の部分を使用するように構成する
ことを前提とする。
【0055】ステップS607におけるパスワード作成
の仕方は例えば次の通りである。即ち、ステップS60
3において入力された顧客に関する情報、タイマ209
が表示する前述の電文を受信した日時や時刻及びその他
擬似的に発生させた乱数等の全部又は一部の情報を基に
所定の演算を施す等の処理を行なう。勿論、この例に限
定されない。
【0056】ところで、例えば図8に示すステップS4
01において、現金計数部111aの障害で計数動作自
体が行なえなければ提供すべき現金すべてを放出できな
いため、顧客は現金全部の入手ができない。一方、例え
ば図8に示すステップS402において、現金放出途中
で障害が発生した場合には、顧客は一部の現金を受取
り、残りは受け取れない場合もあり得る。前者の場合に
は全額払いもどすべく処理をして良いが、後者の場合に
は種々の対処の仕方が考えられる。例えば現金処理部1
11が把握している、顧客が受け取った現金額に比例し
た手数料を計算して徴収し、残り分(必要に応じ、顧客
が受け取れなかった現金額を加算した額)を払い戻すよ
うにしても良いし、正常に提供できなかったことには変
わりはないので全額払い戻すようにしても良い(なお、
現金でなく商品の性格によっては一部でも提供できたの
であれば全部提供できたとみなして正常扱いにして払い
戻しは行なわないように構成しても良い)。これらの例
に限定されない。
【0057】ここで、図6の説明において保留したステ
ップS203及びステップS209以降の処理を説明す
る。障害等のため両替取引の途中で処理中止になったの
で、顧客が、取引中止が発生したのとは異なる両替装置
1もしくは修理後の同一両替装置1にて再度両替取引を
行なう場合における処理である。
【0058】ステップS203においては、プロセッサ
101は、磁気カードが挿入されているかどうかを判定
する。挿入されていれば、この挿入された磁気カードは
プリペイドカードであるかどうかをさらに判定する。判
定の仕方は図9に示すステップS501の場合に準ず
る。プリペイドカードであれば、このカードに書込まれ
ている図14に示す再取引要否の情報に基づいて、再取
引要であるかどうかを判定する。再取引要でなければ再
取引ではないと判定しステップS204に移行する。再
取引要であれば図10に示すステップS616にて説明
したように、カードには当該再取引要の情報と合わせて
図14に示す金種や枚数等が書込まれているのでこれを
取り出して(ステップS209)、再取引の旨及び金種
や枚数等を表示部108に表示する(ステップS21
0)。
【0059】顧客がこの表示を見て正しいと確認すると
所定のキーを押すので、プロセッサ101は再取引及び
金種や枚数等が正しいものであることとして了承された
と認識し、ステップS212に移行する。ステップS2
10において表示された内容を、顧客が正しくないと認
めると所定のキーを押すので、プロセッサ101は了承
されなかったと認識し、例えば所定の営業店への来店を
依頼する等の図示しない所定の処理に移行する(ステッ
プS211)。
【0060】ステップS203において、磁気カードが
挿入されており、当該磁気カードはキャッシュカードで
あると判定する(判定の仕方は図9に示すステップS5
02の場合に準ずる)と、手数料及び投入現金に相当す
る金額は払い戻し済であるように構成しているのであれ
ば再取引は不要なので直ちにステップS305に移行し
て差し支えない。かならずしも払い戻しを行なわないよ
うに構成しているのであれば、例えばステップS201
において入力された再取引の旨の情報に基づいて、再取
引であると判定すると、再取引の旨及び磁気カードに書
込まれている図15に示す店番号、口座番号等を基に電
文を組み立ててHOST2に送信する。
【0061】HOST2におけるプロセッサ201はこ
の電文を受信し、電文内に設定されている口座番号等に
基づいて、図10に示すステップS613にてDK20
5に記憶している金種や枚数等を取り出して電文を組み
立てて両替装置1に送信してくるので、プロセッサ10
1はこの電文を受信し、電文内に設定されている金種等
を取り出す(ステップS209)。その後ステップS2
10に移行する。
【0062】ステップS203において、磁気カードが
挿入されていないと判定すると、例えばステップS20
1において入力された再取引の旨の情報に基づいて、再
取引であると判定すると、再取引の旨及び例えばステッ
プS201にて入力されたパスワード(上述の図10に
示すステップS607にて作成されたパスワード)等を
基に電文を組み立ててHOST2に送信する。プロセッ
サ201はこの電文を受信し、電文内に設定されている
パスワードに基づいて、図10に示すステップS606
にてDK205に記憶している金種等を取り出して電文
を組み立てて両替装置1に送信してくるので、プロセッ
サ101はこの電文を受信し、電文内に設定されている
金種等を取り出す(ステップS209)。その後、ステ
ップS210に移行する。
【0063】ステップS212においては、当該再取引
の手数料について、前の取引にて既に手数料を徴収済で
あるのかそれとも返却済であるのかを判定する(ステッ
プS212)。この判定は、キャッシュカードもしくは
プイペイドカードであれば、HOST2もしくはカード
から得た図14に示す手数料徴収有無の情報に基づい
て、手数料の徴収が有る旨を示していれば既に徴収済で
あると判定し、そうでなければ返却済と判定する。現金
の場合には返却済は有り得ないため徴収済であると判定
する。
【0064】既に徴収済であると判定するとステップS
209において取り出した金種や枚数等にて両替取引処
理を行なうべく図8に示すステップS401に移行す
る。返却済みであると判定すると手数料徴収要であれば
徴収すべくステップS205に移行する。
【0065】次に、図11乃至図13を説明する。この
処理は上述の図6乃至図8の処理の変形実施例である。
図6乃至図8の処理は、顧客が両替装置1にて両替取引
を行なう時の処理であるのに対し、本処理は現金やチケ
ット等の金券を利用し、顧客に対して商品を販売する時
の処理である。本処理を行なうための装置は自動販売機
等であり、そのハードウェア構成は上述の両替装置1と
同様である。従って、本処理の説明においては上述の両
替装置1を商品販売装置1ということとする。
【0066】なお、本発明における商品とは固定的形態
を有する物品のみでなく石油等の液体やガス等の気体で
も良いし、電気や文字もしくは画像等の情報でも良く、
所定の量に対して所定の価額が設定できるものであれば
良い。また、本処理においては、説明を簡単にするため
にプリペイドカードのみを用いることとするが、これの
みに限定されることなく図6乃至図8の説明にて述べた
ようにHOST2に記憶されている預金等を利用するこ
とが可能であることは勿論である。
【0067】顧客がプリペイドカードである磁気カード
を図示しない挿入口に挿入するので磁気カード読取書込
部110は挿入された磁気カードの内容(例えば、図1
4参照)を読み取る(ステップS701)。そして、商
品販売装置1のプロセッサ101は、前述の入力された
情報及び読み取った情報をメモリ102に記憶してお
く。
【0068】次に、顧客は例えば商品種類、数量等の購
入を希望する商品に関する情報を入力部107より入力
する(ステップS702)。これにより、プロセッサ1
01は、前述の入力された商品に関する情報に基づい
て、取引対象となる商品価格を計算し、計算結果をメモ
リ102に記憶する(ステップS703)と共に当該商
品取引の手数料を徴収すべきかどうかを判定する(ステ
ップS704)。手数料を徴収すべきと判定すると手数
料額を計算しメモリ102に記憶する(ステップS70
5)。徴収すべきでないと判定するとステップS708
に移行する。なお手数料徴収の要否及び手数料額につい
ての処理は図6に示すステップS205及びステップS
206と同様である。
【0069】手数料額計算後、手数料を徴収する旨の文
言及び手数料額を表示部108に表示し(ステップS7
06)、顧客に対し手数料徴収可否の判断を求める。顧
客がこの表示された文言及び手数料額を見て、たとえ手
数料を負担しても取引を行ないたいと判断すると、了承
した旨を示す入力部107に設けられた所定のキーを押
す(ステップS707)。これにより、プロセッサ10
1はステップS708に処理を移行する。一方、顧客が
了承しないと判断すると、その旨を示す入力部107に
設けられた所定のキーを押す(ステップS707)の
で、取引を中止するためプロセッサ101は、図12に
示すステップS818に処理を移行する。
【0070】なお、ステップS818に移行する前に、
例えば、メモリ102に予め記憶されている手数料徴収
条件情報に基づいて、当該取引についての上述した手数
料に比較しより安い手数料や最も安い手数料となる時間
帯や装置等を取り出しもしくは所定の演算等を施して求
め、表示部108に表示するようにしても良い。
【0071】次に、ステップS708においては、前述
の入力された商品に関する情報等に基づいて、当該取引
は例えば消費税等の税金徴収要かどうかを判定する(ス
テップS708)と共に徴収要であると判定した場合に
は税金額を計算しメモリ102に記憶する(ステップS
709)。そして、ステップS703、ステップS70
5及びステップS708にて求めた価格、手数料及び税
金の合計金額即ち、顧客が本取引における商品購入に際
して支払うべき金額を計算しメモリ102に記憶する
(ステップS710)。
【0072】次に、この合計金額は所定額以下かどうか
を判定する(ステップS711)。この判定の目的は、
顧客が支払う全額をプリペイドカードから引落すことに
より手間をかけず、小額であればさらに引落し後のプリ
ペイドカード内金額も大幅には減少しないので当該カー
ドの後刻の利用も継続可能とすることができることにあ
る。前述の所定額はこの目的に沿って決定すれば良い。
即ち、すべての取引で一律に固定の値をメモリ102に
予め記憶させておいても良いし、図14に示すプリペイ
ドカード内の金額を基に、当該金額の所定の割合を計算
して求めても良く、これらに限定されない。
【0073】所定額以下でないと判定すると図12に示
すステップS801に処理を移行する。所定額以下であ
ると判定すると、顧客に対しこの事実を示す文言及び必
要に応じ前述の所定額を表示部108に表示し(ステッ
プS712)、顧客に対し全額プリペイドカードから引
落して良いかどうかの判断を求める。顧客がこの表示さ
れた文言等を見て、全額引落して良いと判断すると、了
承した旨を示す入力部107に設けられた所定のキーを
押す(ステップS713)。これによりプロセッサ10
1はステップS714に処理を移行する。一方、顧客が
了承しないと判断すると、その旨を示す入力部107に
設けられた所定のキーを押す(ステップS713)の
で、プロセッサ101は、図12に示すステップS80
1に処理を移行する。なお、顧客の手間の省略や処理時
間の短縮等を目的にステップS712及びステップS7
13の処理を省略し、所定額以下であることを判定する
と直ちにステップS714に移行しても良い。
【0074】ステップS714においては、プリペイド
カードから引落しすべき旨の指示及び金額をメモリ10
2に記憶する(ステップS714)。そして、当該金額
とプリペイドカード内の金額とを比較してプリペイドカ
ード内の金額の方が多いかもしくは同じであるかどうか
(即ち、引落し可能かどうか)を判定する(ステップS
715)。引落し可能であると判定すると図12に示す
ステップS814に移行する。引落し可能でない(即
ち、残高不足である)と判定すると、取引を中止するた
め図12に示すステップS818に移行する。なお、ス
テップS818に移行するのではなく、金券にて支払可
能とするために、必要に応じ残高不足の旨の文言を表示
部108に表示後、ステップS714にてメモリ102
に記憶しているカード引落し指示及び金額を消去し、ス
テップS801やステップS806に移行するように構
成しても良い。なお、顧客がプリペイドカードから全額
引落しで良いと判断した場合には必ず引落し可能とする
ため、ステップS715の処理をステップS712の前
で行なうように構成しても良い。
【0075】以降は、図12の処理の説明である。ステ
ップS801においては、端数があるかどうかを判定す
る(ステップS801)。この判定の目的は、顧客が支
払う全額を後述する金券にて支払うとすれば例えば複数
枚の金券投入が必要となる等、繁雑なためにプリペイド
カードから引落すことにより手間をかけず、小額であれ
ばさらに引落し後のカード内金額も大幅には減少しない
ので当該カードの後刻の利用も継続可能とすることがで
きることにある。前述の端数はこの目的に沿って決定す
れば良い。即ち、例えば、小額である10円未満とした
り、あるいは硬貨を必要とする1000円未満とするが
これらに限定されない。
【0076】端数がないと判定するとステップS805
に処理を移行する。端数があると判定すると、顧客に対
しこの事実を示す文言及び必要に応じ前述の端数を表示
部108に表示し(ステップS802)、顧客に対し端
数をプリペイドカードから引落して良いかどうかの判断
を求める。顧客がこの表示された文言等を見て、端数を
引落して良いと判断すると、了承した旨を示す入力部1
07に設けられた所定のキーを押す(ステップS80
3)。これにより、プロセッサ101はステップS80
4に処理を移行する。一方、顧客が了承しないと判断す
ると、その旨を示す入力部107に設けられた所定のキ
ーを押す(ステップS803)ので、プロセッサ101
は、ステップS805に処理を移行する。
【0077】ステップS804においては、プリペイド
カードから引落しすべき旨の指示及び金額をメモリ10
2に記憶後(ステップS804)、ステップS805に
移行する。なお、顧客の手間の省略や処理時間の短縮等
を目的にステップS802及びステップS803の処理
を省略し、端数があることを判定すると直ちにステップ
S804に移行しても良い。
【0078】ステップS805においては、前述の端数
金額と図14に示すプリペイドカード内の金額とを比較
してプリペイドカード内の金額の方が多いかもしくは同
じであるかどうか(即ち、引落し可能かどうか)を判定
する(ステップS805)。引落し可能であると判定す
るとステップS806に移行する。引落し可能でない
(即ち、残高不足である)と判定すると取引を中止する
ためステップS818に移行する。なお、ステップS8
18に移行するのではなく、金券にて支払可能とするた
めに、必要に応じ残高不足の旨の文言を表示部108に
表示後、ステップS804にてメモリ102に記憶して
いるカード引落し指示及び金額を消去した後ステップS
806に移行するように構成しても良い。なお、顧客が
プリペイドカードから引落しで良いと判断した場合には
必ず引落し可能とするため、ステップS805の処理を
ステップS802の前で行なうように構成しても良い。
【0079】ステップS806においては、ステップS
710にて求めた合計金額から、ステップS804にて
メモリ102に記憶している端数を減じることにより、
顧客が金券にて支払うべき金額を計算し、メモリ102
に記憶する(ステップS806)。
【0080】次に、プロセッサ101は、表示部108
にステップS802にて計算した金額や金券投入を促す
文言を表示することにより顧客に対し金券の投入を促す
(ステップS807)。これにより顧客は金券を、図示
しない金券投入口に投入する(ステップS808)の
で、現金計数部111aに相当する金券計数部にて、投
入された金券が真券であることを確認後(ステップS8
09)、当該金券の金額を把握し(ステップS81
0)、当該金額等を表示部108に表示する(ステップ
S811)。ステップS809において偽券と判定した
場合には顧客に当該金券の返却等を行なうため、図13
に示すステップS901に移行する。
【0081】顧客が表示部108に表示されている金券
の金額等を見て、正しい金額であることを確認し所定の
確認した旨を示すキーを押すと(ステップS812)、
プロセッサ101は、ステップS813に処理を移行す
る。一方、顧客が正しい金額ではない旨を示すキーを押
すと、プロセッサ101は顧客に当該金券の返却等を行
なうため、図13に示すステップS901に移行する。
【0082】ステップS813においては、プロセッサ
101はステップS810にて投入された金券を図示し
ない金庫等に収納する(ステップS813)。ステップ
S814においては、図14に示すプリペイドカード内
の金額からステップS714もしくはステップS804
にてメモリ102に記憶しているカード引落し額を減
じ、この減じた後の値を新たな図14に示すプリペイド
カード内の金額として磁気カード読取書込部110にて
プリペイドカードである磁気カードに書込む(ステップ
S814)。
【0083】次に、図11に示すステップS702にて
入力された商品種類及び数量等に対応する商品を、現金
計数部111aに対応する商品取出及び計数部が図示し
ない商品収納庫から取り出して計数し(ステップS81
5)、現金放出部111bに相当する商品放出部にて顧
客が受け取り可能とすべく前述の商品を放出する(ステ
ップS816)。
【0084】ステップS813乃至ステップS816の
いずれかにおいて障害発生等の異常を検出すると図示し
ない障害処理を行ない、すべて正常に終了した場合には
プリペイドカードを排出して顧客に返却し(ステップS
818)、処理を終了する。
【0085】以降は、図13の処理の説明である。プロ
セッサ101は、金券を偽券と判定した等の取引中止理
由を示す文言等を表示部108に表示する(ステップS
901)。そして、ステップS808にて投入された金
券を現金計数部111aに相当する金券計数部にて排出
して顧客に返却する(ステップS902)。さらにプリ
ペイドカードを排出して顧客に返却し(ステップS90
3)処理を終了する。
【0086】上述の実施例においては、プリペイドカー
ドやキャッシュカードは磁気カードであることとして説
明したが、磁気カードに限定されず例えばICカードや
光カード等の携帯型媒体であれば良い。また、プリペイ
ドカードについては書込み可能であることとして説明し
たが、書込み不可能であっても良い(ただし、書込みに
代えて例えば機械的にカードの所定の位置を穿孔する等
により、所定の金額を徴収した旨を表示可能なカードで
あることを前提とする)。この場合における図6に示す
払戻処理及び再取引処理は現金に手数料が含まれている
場合と同様の考え方で処理可能である。具体的には、図
10に示すステップS616及びステップS616にお
ける金種や枚数の記憶及び手数料訂正は、プリペイドカ
ードを対象に行なう代わりに、ステップS603乃至ス
テップS610の処理を行なえば良い。また、再取引処
理である図6に示すステップS209乃至ステップS2
11も現金に手数料が含まれている場合の処理と同様で
ある。
【0087】また、上述の実施例においては、払い戻し
の際の金種や枚数等の記憶やパスワードの作成はHOS
T2にて行なうこととして説明したが、これに限定され
ず両替装置1やTC3にて行なうように構成しても良
い。
【0088】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば以下の効果が期待できる。即ち、金券収受による金
銭徴収手段とこれ以外の金銭徴収手段を用意しておく。
商品対価を含む取引処理に伴って発生する取引金額を計
算し、予め定める演算を施して端数を含まず商品の対価
により近い金額である第1の金額と、取引金額から第1
の金額を減じた端数の金額である第2の金額とに分け
る。また、金券収受による金銭徴収手段を除く金銭徴収
手段を一つ決定する。そして、第2の金額に相当する金
銭を前述の一つに決定された金銭徴収手段により徴収す
ると共に、第1の金額に相当する金銭を金券収受による
金銭徴収手段により徴収する。従って、商品相当額に近
い額は例えば現金等の金券にて徴収し、残額は金券以外
から徴収するので、顧客は商品相当額に近い額を金券に
て支払い、残額は例えばプリペイドカード等金券以外の
ものから引落すようにすることができる。このため、顧
客は取引金額全額を金券のみで支払う必要がないので、
手数料や税金額等を商品対価に加える計算をしたり、端
数が生じる等の理由で多種類の金券を持参したりする煩
わしさや心理的負担が減少する。
【0089】さらに、前述の取引金額は、予め定める金
額以下であると判定すると、当該取引金額を前述の一つ
に決定された金銭徴収手段により徴収するようにする。
従って、所定金額以下であれば、取引金額全額を金券以
外から徴収するので、顧客は金券にての支払いなしに、
全額プリペイドカード等金券以外のものから引落すよう
にすることができる。このため、顧客は小額商品購入等
の場合に、例えば小銭用の硬貨等多種類の金券を持参し
たりする煩わしさや心理的負担が減少する。
【0090】
【0091】
【0092】また、さらに商品提供が正常になされてい
るか否かを判定し、正常になされていないと判定する
と、再度商品提供を可能とするための情報を所定の態様
で記憶する。従って、後刻、この記憶した情報に基づい
て他の装置等にて再度取引を行なうことができるため、
人手により手数料や金券返却等の処置をその場で行なう
必要がないので、顧客は保守員等の到着を待つ必要がな
く、また保守員の早期出動の機会も減少する。
【0093】また、さらに前述の記憶されている商品提
供を可能とするための情報に基づいて、金券を収受済み
であるか否かを判定し、収受済であると判定すると、前
述の情報から収受済金券に関する情報を取り出し、この
情報に基づいて商品を提供する。従って、記憶している
情報により再度取引等が行なえるので、顧客は再度の金
券投入を省くことでき、操作が簡単でありまた操作時間
も短縮される。また、以前の取引等にて障害が発生して
も、後刻、この記憶している情報により再度取引等が行
なえるため、障害発生時点における顧客の待機や保守員
の早期出動の機会を減少できる。
【0094】また、さらに商品提供が正常になされてい
るか否かを判定し、正常になされていないと判定する
と、収受済の取引金額に一致する金銭を、所定の態様に
より払い戻しする。従って、顧客に商品提供がなされて
いないにもかかわらず、取引金額の金銭を徴収してしま
う事態を防止でき、取引等の信頼性が向上すると共に、
顧客は保守員等の到着を待つ必要がなく、また保守員の
早期出動の機会も減少する。
【0095】また、さらに商品提供が正常になされてい
るか否かを判定し、正常になされていないと判定する
と、取引金額以下の所定の金額を求め、当該金額に一致
する金銭を、所定の態様により払い戻しする。従って、
顧客に商品提供がなされていないにもかかわらず、取引
金額の金銭を徴収してしまう事態を防止でき取引等の信
頼性が向上すると共に、顧客は保守員等の到着を待つ必
要がなく、また保守員の早期出動の機会も減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】システム構成例である。
【図3】両替装置のハードウェア構成図である。
【図4】ホストコンピュータのハードウェア構成図であ
る。
【図5】処理概要のフローチャートである。
【図6】両替取引処理のフローチャート(その1)であ
る。
【図7】両替取引処理のフローチャート(その2)であ
る。
【図8】両替取引処理のフローチャート(その3)であ
る。
【図9】手数料徴収処理のフローチャートである。
【図10】払戻処理のフローチャートである。
【図11】商品販売処理のフローチャート(その1)で
ある。
【図12】商品販売処理のフローチャート(その2)で
ある。
【図13】商品販売処理のフローチャート(その3)で
ある。
【図14】プリペイドカード内情報例である。
【図15】キャッシュカード内情報例である。
【符号の説明】
1 両替装置 2 ホストコンピュータ(HOST) 101、201 プロセッサ 102、202 メモリ 104、203 通信制御部 106、205 ディスク(DK) 107 入力部 108 表示部 109 印字部 110 磁気カード読取書込部 111 現金処理部 111a 現金放出部 111b 現金計数部 112、209 タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 7/08 G07D 9/00 G06F 19/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された取引情報に基づいて所定の取
    引処理を行ない、金銭徴収手段により前記取引処理に関
    する所定の金銭を徴収し、商品を取り出して当該商品を
    顧客に提供する自動取引方法において、 金券収受による金銭徴収手段に加えてさらに少なくとも
    一つの他の金銭徴収手段を用意し、 前記商品の対価を含む前記取引処理に伴って発生する取
    引金額を計算し、 前記取引金額に予め定める演算を施して、端数を含まず
    前記商品の対価により近い金額である第1の金額と、前
    記取引金額から前記第1の金額を減じた端数の金額であ
    る第2の金額とに分け、 前記用意している金銭徴収手段の中から、前記金券収受
    による金銭徴収手段を除く前記金銭徴収手段を一つ決定
    し、 前記第2の金額に相当する金銭を前記一つに決定された
    前記金銭徴収手段により徴収すると共に前記第1の金額
    に相当する金銭を前記金券収受による金銭徴収手段によ
    り徴収することを特徴とする自動取引方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動取引方法おいて、 前記取引金額は、予め定める金額以下であるか否かを判
    定し、 前記予め定める金額以下であると判定した場合、前記取
    引金額を前記一つに決定された前記金銭徴収手段により
    徴収することを特徴とする自動取引方法。
  3. 【請求項3】 入力された取引情報に基づいて所定の取
    引処理を行ない、前記取引処理に関する所定の金銭を徴
    収し、商品を取り出して当該商品を顧客に提供する自動
    取引装置において、 金券収受による金銭徴収手段と、 前記金券収受による金銭徴収手段以外の少なくとも一つ
    の金銭徴収手段と、 前記商品の対価を含む前記取引処理に伴って発生する取
    引金額を計算する取引金額計算手段と、 前記取引金額に予め定める演算を施して、端数を含まず
    前記商品の対価により近い金額である第1の金額と、前
    記取引金額から前記第1の金額を減じた端数の金額であ
    る第2の金額とに分ける金額分解手段と、 前記金券収受による金銭徴収手段以外の少なくとも一つ
    の金銭徴収手段の中から前記金銭徴収手段を一つ決定す
    る決定手段とを備え、 前記決定手段により決定された前記金銭徴収手段は、前
    記第2の金額に相当する金銭の徴収を行ない、 前記金券収受による金銭徴収手段は、前記第1の金額に
    相当する金銭の徴収を行なうことを特徴とする自動取引
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の自動取引装置におい
    て、 前記取引金額は、予め定める金額以下であるか否かを判
    定する判定手段をさらに備え、 前記判定手段により予め定める金額以下であると判定さ
    れた場合、前記一つに決定された前記金銭徴収手段が前
    記取引金額を徴収することを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】 前記商品を顧客に提供する際、この商品
    提供が正常になされたか否かを判定する商品提供状態判
    定手段と、 前記商品提供状態判定手段により商品提供が正常になさ
    れていないと判定された場合、再度前記商品提供を可能
    とするための情報を所定の態様で記憶する記憶手段とを
    さらに備えることを特徴とする請求項記載の自動取引
    装置。
  6. 【請求項6】 記記憶手段により記憶されている情報
    を取り出す金券収受済未済情報取出手段と、 前記金券収受済未済情報取出手段により取り出された情
    報に基づいて、金券を収受済みであるか否かを判定する
    金券収受済未済判定手段と、 前記金券収受済未済判定手段により金券収受済であると
    判定された場合、記記憶手段により記憶されている情
    報に基づいて、収受済金券に関する情報を取り出す収受
    済金券情報取出手段とをさらに備え、 前記収受済金券情報取出手段により取り出された収受済
    金券に関する情報に基づいて、前記商品を提供すること
    を特徴とする請求項5記載の自動取引装置。
  7. 【請求項7】 前記商品を顧客に提供する際、この商品
    提供が正常になされたか否かを判定する商品提供状態判
    定手段と、 前記商品提供状態判定手段により商品提供が正常になさ
    れていないと判定された場合、前記取引金額に一致する
    金銭を、所定の態様により払い戻しする払戻手段とをさ
    らに備えることを特徴とする請求項記載の自動取引装
    置。
  8. 【請求項8】 前記商品を顧客に提供する際、この商品
    提供が正常になされたか否かを判定する商品提供状態判
    定手段と、 前記商品提供状態判定手段により商品提供が正常になさ
    れていないと判定された場合、前記取引金額以下の所定
    の金額を求め、当該金額に一致する金銭を、所定の態様
    により払い戻しする払戻手段とをさらに備えることを特
    徴とする請求項記載の自動取引装置。
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