JP3025219U - レンズ用面取り工具 - Google Patents

レンズ用面取り工具

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Publication number
JP3025219U
JP3025219U JP1995012571U JP1257195U JP3025219U JP 3025219 U JP3025219 U JP 3025219U JP 1995012571 U JP1995012571 U JP 1995012571U JP 1257195 U JP1257195 U JP 1257195U JP 3025219 U JP3025219 U JP 3025219U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
chamfering
shape
chamfering tool
head
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995012571U
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English (en)
Inventor
康行 冨島
尚 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 面取りした部分の角部をより緩やかに仕上げ
ることができるようにする。 【解決手段】 面取り工具21は、図(A)に示すよう
に、回転軸211の一端にヘッド212が取り付けられ
た構成になっている。ヘッド212は、レンズ研磨用の
砥石であり、回転軸211を中心にした断面形状が対称
形になるように形成されている。また、ヘッド212の
研削面212aは、凹曲面形状、すなわち直線L1より
も回転軸211側に緩やかに湾曲するように形成されて
いる。この湾曲の形状は、一定の曲率を持つ円弧形状で
あってもよいし、微妙に曲率半径が変化する形状であっ
てもよい。このような形状の面取り工具21は、図
(B)に示すように、回転軸211を回転させながら、
レンズ12のコバ面121の角部122に研削面212
aを接触させることにより、レンズ12の面取り加工を
実行することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はレンズの面取りを行うためのレンズ用面取り工具に関し、特に回転軸 の先端に取り付けられた傘型のレンズ用面取り工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
眼鏡フレームに装着するためのレンズは、その仕上げ加工後に、コバ面の端部 の面取りを行う必要がある。従来、この面取り作業には、専用のレンズ用面取り 工具が使用されている。
【0003】 図4は特開平5−131350号公報に開示されているレンズ用面取り工具の 例を示す図であり、(A)は側面図、(B)は面取り後のレンズの形状を示す図 である。レンズ用面取り工具41は、図(A)に示すように、そのヘッド411 の研削面411aが球面状に形成されている。そして、ヘッド411が軸412 を中心に回転しながら、図(B)に示すレンズ42のコバ面421の端部422 を研削する。
【0004】 しかし、ヘッド411の研削面411aは球面状なので、端部422の面取り 後の形状は凹曲面状になる。このため、面取りによって形成された角部422a および422bは、その角度が鋭角となっており、そこにレンズ欠けが生じたり 、作業者が不用意に触れると怪我をしたりする危険があった。
【0005】 これに対し、研削面が平らに形成された面取り工具が、特開平7−18602 5号公報に開示されている。 図5は特開平7−186025号公報に開示されているレンズ用面取り工具の 例を示す図であり、(A)は側面図、(B)は面取り後のレンズの形状を示す図 である。レンズ用面取り工具43は、図(A)に示すように、そのヘッド431 の研削面431aが、円錐状に形成されている。そして、図4のレンズ用面取り 工具41と同様に、ヘッド431が軸432を中心に回転しながら図(B)に示 すレンズ44のコバ面441の端部442を研削する。
【0006】 この場合、ヘッド431の研削面431aは、断面形状が直線なので、端部4 42の面取りによって形成された角部442aおよび442bは、図4の端部4 22の角部422aおよび422bと比べて鈍角になっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図5のレンズ用面取り工具43においても、十分に角が滑らかになっ ているとは言えなかった。このため、レンズ欠け等の心配は完全に解消されてい なかった。
【0008】 本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、面取りした部分の角部を より緩やかに仕上げることのできるレンズ用面取り工具を提供することを目的と する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案では上記課題を解決するために、仕上げ加工されたレンズの面取りを行 うためのレンズ用面取り工具において、研削部が凹状に形成されていることを特 徴とするレンズ用面取り工具が提供される。
【0010】 このようなレンズ用面取り工具により、レンズのコバ面の端部を面取り研削す ると、その面取り部分の形状は凸曲面状になる。よって、面取りした部分の角部 は、緩やかになる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一形態を図面に基づいて説明する。 図2は本形態のレンズ研削装置の概略構成を示す斜視図である。レンズ研削装 置1は、概ね本体カバー1aに覆われており、本体カバー1a内に研削部10が 設けられている。研削部10は、レンズ12が保持されるレンズ保持ユニット1 1と、保持されたレンズ12を研磨する研磨ホイール13と、仕上げ加工された レンズ12の面取り加工を行う面取り装置20とから構成されている。
【0012】 研削部10の動作に関する操作は、本体カバー1aの前面部に設けられた操作 パネル1cによって行われる。また、本体カバー1aの上部には、開閉カバー1 bが取り付けられており、研削作業中には、内部の研削部10を外部と遮断する 。
【0013】 面取り装置20は、図示されていない内部の回転機構部により、レンズ12側 に向かって取り付けられた面取り工具21を回転させ、レンズ12の面取り加工 を行う。
【0014】 図1は本形態の面取り工具21の構成を示す図であり、(A)は側面図、(B )は面取り加工状態を示す図である。面取り工具21は、図(A)に示すように 、回転軸211の一端にヘッド212が取り付けられた構成になっている。ヘッ ド212は、レンズ研磨用の砥石であり、回転軸211を中心にした断面形状が 対称形になるように形成されている。また、ヘッド212の研削面212aは、 凹曲面形状、すなわち直線L1よりも回転軸211側に緩やかに湾曲するように 形成されている。この湾曲の形状は、一定の曲率を持つ円弧形状であってもよい し、微妙に曲率半径が変化する形状であってもよい。
【0015】 このような形状の面取り工具21は、図(B)に示すように、回転軸211を 回転させながら、レンズ12のコバ面121の角部122に研削面212aを接 触させることにより、レンズ12の面取り加工を実行することができる。
【0016】 図3は面取り加工後のレンズ12の一部形状を拡大した状態を示す図である。 面取り加工後のレンズ12の端部122は、面取り工具21の研削面212aの 形状とは反対に、緩やかな凸曲面状に研削されている。このため、面取りされた 端部122の角部122a,122bは、図4、図5に示した従来の面取り工具 41,43による研削形状と比べて、より鈍角になっている。よって、レンズ欠 けの発生や、作業者の怪我等を、確実に防止することができる。
【0017】 なお、本形態では、面取り工具を、レンズ研削装置1に取り付けられた面取り 装置20に取り付ける例を示したが、面取り専用の装置等にも当然取り付けるこ とも可能である。
【0018】 また、本形態では、平摺り仕上げされたレンズのコバ面の面取りを行う例を示 したが、ヤゲン仕上げされたレンズであっても面取りすることができる。 さらに、本形態では、面取り工具21のヘッド212を砥石としたが、2枚以 上の刃からなるカッタとしてもよい。この場合、当然、各カッタの刃は凹状に形 成される。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案では、レンズ用面取り工具の研削部を凹状に形成す るようにしたので、レンズのコバ面の端部を凸曲面状に面取り研削することがで きる。
【0020】 したがって、凸曲面状に面取りされた部分の角部を緩やかにすることができる ので、レンズ欠けや、作業者の怪我等を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態の面取り工具の構成を示す図であり、
(A)は側面図、(B)は面取り加工状態を示す図であ
る。
【図2】本形態のレンズ研削装置の概略構成を示す斜視
図である。
【図3】面取り加工後のレンズの一部形状を拡大した状
態を示す図である。
【図4】特開平5−131350号公報に開示されてい
るレンズ用面取り工具の例を示す図であり、(A)は側
面図、(B)は面取り後のレンズの形状を示す図であ
る。
【図5】特開平7−186025号公報に開示されてい
るレンズ用面取り工具の例を示す図であり、(A)は側
面図、(B)は面取り後のレンズの形状を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 レンズ研削装置 10 研削部 11 レンズ保持ユニット 12 レンズ 13 研磨ホイール 20 面取り装置 21 面取り工具 121 コバ面 122 角部 211 回転軸 212 ヘッド 212a 研削面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上げ加工されたレンズの面取りを行う
    ためのレンズ用面取り工具において、 研削部が凹状に形成されていることを特徴とするレンズ
    用面取り工具。
  2. 【請求項2】 前記研削部は、砥石であることを特徴と
    する請求項1記載のレンズ用面取り工具。
  3. 【請求項3】 前記研削部は、カッタであることを特徴
    とする請求項1記載のレンズ用面取り工具。
JP1995012571U 1995-11-28 1995-11-28 レンズ用面取り工具 Expired - Lifetime JP3025219U (ja)

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JP3025219U true JP3025219U (ja) 1996-06-11

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ID=43160429

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010169971A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Olympus Corp 光学素子とその加工方法、及び面取り兼研削砥石

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