JP3025130B2 - 無機質粉体及び硬化性無機質組成物 - Google Patents

無機質粉体及び硬化性無機質組成物

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JP3025130B2
JP3025130B2 JP18810293A JP18810293A JP3025130B2 JP 3025130 B2 JP3025130 B2 JP 3025130B2 JP 18810293 A JP18810293 A JP 18810293A JP 18810293 A JP18810293 A JP 18810293A JP 3025130 B2 JP3025130 B2 JP 3025130B2
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築材料等の無機質硬
化体を成形する原料として好適に使用することができる
無機質粉体及び硬化性無機質組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】火力発電所から排出されたフライアッシ
ュはセメントに混合することにより、ポゾラン反応によ
ってコンクリートの化学抵抗性、水密性を増大する効果
があり、又、フライアッシュ粒子の大部分が滑らかなガ
ラス球状であるため、硬化以前のワーカビリティを改善
し、ブリージングを減少させることが知られている。し
かし、近年の窒素、硫黄酸化物発生防止を目的とした公
害規制の強化により、フライアッシュを低温焼成させる
ため、未燃カーボンが相当量残存する等、フライアッシ
ュの特性が低下する原因となっていた。
【0003】即ち、このようなフライアッシュをセメン
ト用充填材として用いたフライアッシュセメントは、セ
メントが黒色化し、又、コンクリートの強度が低下する
ために、そのままの状態では使用することができないと
いう問題点があった。
【0004】又、その他のフライアッシュの利用方法と
して、アルカリの存在下で熱により硬化する無機成形体
組成物について幾つかの提案がされている。例えば、特
開平4−59648号公報に記載の如く、アルカリ金属
珪酸塩水溶液とメタカオリン、コランダムあるいはムラ
イトの製造時に発生する集塵装置の灰、フライアッシュ
等の無機固体成分、及び、充填材や有機ベントナイト等
の混和材を混入することにより建築資材に有用な無機成
形体を製造することが提案され、特開平4−59648
号公報及び特開平4−6138号公報に記載されている
ように、フライアッシュをアルカリ金属珪酸塩水溶液と
混合し加熱硬化させることにより無機質硬化体とするこ
とが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アルカリ反応
性固体成分のうち、比較的容易且つ安定供給可能なメタ
カオリン及びフライアッシュについて検討したところ、
メタカオリンの場合には、注型可能な混練物粘度に対応
させるために多量のアルカリ金属珪酸塩水溶液を必要と
するため、強度、耐久性の面で、十分な無機質硬化体が
得られないという問題点があった。又、フライアッシュ
の場合には、熱的処理を施さないフライアッシュは結晶
性が高く、アルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性に乏し
く、加熱硬化させる時に長時間を要し、又、得られる無
機質硬化体の強度が低いという問題点があった。又、セ
メントに添加した場合と同様に得られた無機質硬化体の
色が黒くて外観が劣るという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、硬化反応性に優れ、硬化時間が短かく、強度に優
れ、色が白くて外観の優れた建築材料等の無機質硬化体
を成形する原料として好適に使用することができる、無
機質粉体及び硬化性無機質組成物を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融された
フライアッシュが気体中に噴霧されて得られた、比表面
積5〜100m2 /gである無機質粉体(以下、適宜無
機質粉体fという)。本発明において、フライアッシュ
とは、JIS A 6201に規定されるものをいい、
化学的組成として、SiO2 45〜70重量%、Al2
3 15〜35重量%を主成分として含有し、Fe2 O
3 やCaO等を副成分として含有するものが好適に使用
される。
【0008】本発明1において用いられる無機質粉体f
は、フライアッシュが加熱溶融され、表面張力により球
状化されたものが、気体中に噴霧されることにより得ら
れたものである。その一手段として、セラミックコーテ
ィングに適用される熔射技術が応用される。その熔射技
術は、好ましくは、材料粉末が2000〜16000℃
の温度で溶融され、30〜800m/秒の速度で噴霧さ
れるものであり、プラズマ熔射法、高エネルギーガス熔
射法、アーク熔射法等が可能である。フライアッシュは
常温の空気中等に噴霧され、本発明1において用いられ
る無機質粉体fが得られる。
【0009】本発明は、上記無機質粉体f100重量
部と、水溶液濃度が1%以上のアルカリ金属水酸化物水
溶液もしくはアルカリ金属珪酸塩水溶液10〜300重
量部からなる硬化性無機質組成物である。アルカリ金属
水酸化物水溶液としては、一般式MOH(MはLi,
K,Na又はこれらの混合物を示す)で表されるものが
使用でき、その濃度は1%以上である必要がある。
【0010】アルカリ金属珪酸塩水溶液としては、一般
式M2 O・nSiO2 (MはLi,K,Na又はこれら
の混合物を示し、nは8以下を示す)で表されるものが
使用できる。その水溶液濃度は1%以上である必要があ
る。nが8を超えた場合、アルカリ金属珪酸塩水溶液が
ゲル化をおこし易く粘度が急激に上昇するため、粉体と
の混合が困難になる。
【0011】アルカリ金属水酸化物水溶液もしくはアル
カリ金属珪酸塩水溶液の添加量は、上記無機質粉体f
00重量部に対して、10〜300重量部である必要が
ある。添加量が10重量部未満の場合には、上記無機質
粉体fと混練するのが難しくなり、逆に、300重量部
を超える場合には、得られる無機質硬化体の機械的強度
が低下する。
【0012】本発明の硬化性無機質組成物には、必要
に応じて無機質充填材が添加されてもよい。無機質充填
材としては、例えば、珪砂、フライアッシュ、アルミ
ナ、タルク、マイカ、岩石粉末、玄武岩、長石、粘土、
ボーキサイト、繊維材料等、各種鉱物等が使用可能であ
る。これらの無機質充填材は、無機質硬化体の用途に応
じて適宜選択され、単独で使用されてもよいし、併用さ
れてもよい。無機質充填材の添加量は、無機質粉体10
0重量部に対して、700重量部以下が好適であり、1
00〜500重量部が更に好ましい。添加量が700重
量部を越える場合には、得られる無機質硬化体の機械的
強度が低下する傾向がある。
【0013】本発明の硬化性無機質組成物には、必要
に応じて材料の軽量化を目的として、有機質発泡体や無
機質発泡体が添加されてもよい。有機質発泡体として
は、例えば、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、ユリア
樹脂、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン等の
合成樹脂の粒状発泡体等が挙げられる。
【0014】無機質発泡体としては、例えば、ガラスバ
ルーン、シラスバルーン、フライアッシュバルーン、シ
リカバルーン、パーライト、ヒル石、粒状発泡シリカ等
の粒状発泡体等が挙げられる。これらの発泡体は単独で
使用されてもよいし、又、併用されてもよい。
【0015】これらの発泡体の比重は、0.01〜1が
好適であり、0.03〜0.7が更に好ましい。比重が
0.01未満の場合には、得られる無機質硬化体の機械
的強度が低下する傾向があり、逆に、1を超える場合に
は、得られる無機質硬化体の軽量化の効果が得られない
傾向がある。
【0016】これらの発泡体の添加量は、無機質粉体1
00重量部に対して、10〜100重量部が好ましく、
30〜80重量部が更に好ましい。添加量が10重量部
未満の場合には、得られる無機質硬化体の軽量化の効果
が得られず、逆に、100重量部を超える場合には、得
られる無機質硬化体の機械的強度が低下する傾向があ
る。
【0017】本発明の硬化性無機質組成物には、必要
に応じて発泡剤や発泡助剤が添加され、発泡工程を経
て、無機質硬化体全体を発泡させるようにしてもよい。
発泡剤としては、例えば、Mg、Ca、Cr、Mn、F
e、Co、Ni、Cu、Zn、Al、Ga、Sn、S
i、フェロシリコン等の金属粉末、過酸化水素、過酸化
曹達、過酸化カリ、過ほう酸曹達等の過酸化物等が挙げ
らる。このうち、コスト、安全性、入手の容易さ等よ
り、Alの金属粉末や過酸化水素が好適に使用される。
【0018】金属粉末からなる発泡剤としては、平均粒
径1〜200μmのものが好適に使用される。平均粒径
が1μmより小さいと、無機質組成物への分散性が低下
し、反応性が高くなり発泡が速くなり過ぎ、逆に、20
0μmより大きいと、反応性が低下する傾向がある。金
属粉末からなる発泡剤の添加量は、無機硬化性物質10
0重量部に対して、5重量部以下が好ましい。添加量が
5重量部より多いと、発泡ガスが過剰となり、破泡する
傾向がある。
【0019】過酸化物からなる発泡剤としては、水溶液
濃度が0.1〜35%のものが好適に使用される。水溶
液濃度が0.1%より薄いと、粘度が低下し発泡が安定
せず、逆に、35%よりも濃いと、発泡が速くなり過
ぎ、安定して発泡することができなくなる傾向がある。
過酸化物からなる発泡剤の添加量としては、無機硬化性
物質100重量部に対して、4重量部以下が好ましい。
添加量が4重量部より多いと、発泡ガスが過剰となり、
破泡する傾向がある。
【0020】発泡助剤は、発泡の安定化のために添加さ
れ、例えば、シリカゲル、ゼオライト、活性炭、アルミ
ナゲル等の多孔質粉体、ステアリン酸金属塩、パルミチ
ン酸金属塩等の金属石ケンなどが挙げられる。発泡助剤
の添加量は、無機硬化性物質100重量部に対して、5
重量部以下が好ましい。添加量が5重量部よりも多い
と、破泡等発泡に悪影響を及ぼす傾向がある。
【0021】本発明の硬化性無機質組成物には、必要
に応じて補強繊維が添加されてもよい。補強繊維は、得
られる無機質硬化体に付与したい性能に応じて任意のも
のが使用でき、例えば、ビニロン、ポリアミド、ポリエ
ステル、ポリプロピレン、カーボン、アラミド、アクリ
ル、レーヨン、ガラス、チタン酸カリウム、鋼等の材料
からなる補強繊維等が使用できる。
【0022】補強繊維は、繊維径1〜500μm、繊維
長1〜15mmのものが好ましい。補強繊維の太さは、
細すぎると混合時に再凝集し、交絡によりファイバーボ
ールが形成され易く、得られる無機質硬化体の強度はそ
れ以上改善されない傾向があり、太過ぎるか短か過ぎる
と引張り強度向上等の補強効果が小さい傾向があり、長
過ぎると補強繊維の分散性及び配向性が低下する傾向が
ある。
【0023】補強繊維の添加量は、無機質粉体100重
量部に対して、10重量部以下が好ましい。添加量が1
0重量部を超える場合には、補強繊維の分散性が低下す
る傾向がある。
【0024】本発明の無機質組成物から無機質成形体
を成形する方法としては、上記無機質粉体fと、アルカ
リ金属水酸化物水溶液もしくはアルカリ金属珪酸塩水溶
液と、必要に応じて、無機質充填材、有機質発泡体もし
くは無機質発泡体、補強繊維とを混練して得られた混合
物を原料として、注型法、プレス法、押出成形法等の従
来公知の方法により、成形する方法が採用できる。硬化
性無機質成形体は常温で硬化させてもよいが、50〜2
00℃の温度で加熱硬化させるのが好ましい。
【0025】本発明は、水硬性無機物質100重量部
と、水15〜100重量部と、上記無機質粉体f3〜2
00重量部と、補強繊維とからなる硬化性無機質組成物
である。本発明において、水硬性無機物質としては、
水と練ったときに硬化性を示す無機物質ならば特に限定
されることなく使用することができ、例えば、普通ポマ
トランドセメント、特殊ポルトランドセメント、アルミ
ナセメント、ローマンセメント等の単味セメント、耐酸
性セメント、耐火セメント、水ガラスセメント等の特殊
セメント、石膏、石灰、マグネシアセメント等の気硬性
セメント等が挙げられ、特に、強度、耐水性の点で、ポ
ルトランドセメント、アルミナセメントが挙げられる。
【0026】本発明において、無機質粉体としては、
本発明1において用いられる無機質粉体fが使用され
る。無機質粉体の添加量は、水硬性無機物質100重量
部に対して、3〜200重量部に限定される。添加量が
3重量部未満の場合には、得られる無機質硬化体が収縮
し、逆に、200重量部を超える場合には、得られる無
機質硬化体の機械的強度が低下する。
【0027】本発明において、水の添加量は、水硬性
無機物質100重量部に対して、15〜100重量部に
限定され、20〜60重量部が好ましい。添加量が15
重量部未満の場合には、水硬性無機物質の硬化が十分に
なされず、又、補強繊維が添加された場合には、補強繊
維の分散性が低下し、逆に、100重量部を超える場合
には、得られる無機質硬化体の機械的強度が低下する。
【0028】本発明2においては、更に、補強繊維が用
いられる。本発明においては、必要に応じて上記無機
質充填材、有機質発泡体もしくは無機質発泡体、発泡剤
が添加されてもよい。又、本発明においては、必要
に応じて水溶性高分子物質が添加されてもよい。水溶性
高分子物質は、水に溶解して粘性を付与し、水硬性無機
質組成物ペーストの流動性と賦形性を良好なものとし
て、又、無機質硬化体の過剰な水分を吸収し、水硬性無
機物質粒子間の空隙を埋める接着剤となり得る高分子物
質ならば特に限定されずに使用することができ、例え
ば、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロ
ースエーテル、ポリビニルアルコール、ポリアクリル
酸、リグニンスルホン酸等が挙げられる。
【0029】水溶性高分子物質の添加量は、水硬性無機
物質100重量部に対して、5重量部以下が好ましい。
添加量が5重量部を超える場合には、得られる無機質硬
化体の耐水性が低下する傾向がある。
【0030】本発明の硬化性無機質組成物から無機質
成形体を成形する方法としては、水硬性無機物質と、水
と、本発明1において用いる無機質粉体fと、必要に応
じて、無機質充填材、補強繊維、水溶性高分子物質とを
混練して得られた混合物を原料として、注型法、プレス
法、押出成形法等の従来公知の方法により、成形する方
法が採用できる。硬化性無機質成形体の養生方法として
は、従来公知の任意の方法を使用することができ、例え
ば、水中養生、蒸気養生、オートクレーブ養生を行って
もよいし、又、成形中、例えば、押出成形の際に加熱す
ることにより、成形と同時に硬化させてもよい。
【0031】本発明は、化学成分として、SiO2
〜85重量%、及びAl2 3 90〜10重量%を含有
し、溶融された粘土が気体中に噴霧されて得られた、比
表面積5〜100m2 /gの無機質粉体である。本発明
において、無機質粉体用の原料としては、化学成分と
して、SiO25〜85重量%、Al2 3 90〜10
重量%を含有する粘土が使用される。この範囲を外れた
粘土が熔射されたものは、アルカリと反応性が低く、高
強度の無機質硬化体を得ることができない。
【0032】このような粘土の具体例としては、カオリ
ナイト、ディッカナイト、ナクライト、ハロイサイト等
のカオリン鉱物、白雲母、イライト、フェンジャイト、
海緑石、セラドナイト、パラゴナイト、ブランマライト
等の雲母粘土鉱物、モンモリナイト、バイデライト、ノ
ントロナイト、サボナイト、ソーコナイト等のスメクタ
イト、緑泥岩、パイロフィライト、タルク、バーミキュ
ライト、ろう石、ばん土頁岩等が挙げられる。
【0033】本発明の無機質粉体は、これらの粘土が
熔射されてなるものである。即ち、これらの粘土が加熱
溶融され、液体微粒子として、常温の大気や不活性ガス
中に噴霧されて得られたものである。これらの原料の粘
土は、そのままではアルカリ金属水酸化物水溶液もしく
はアルカリ金属珪酸塩水溶液と混合しても、反応性がな
いかもしくは反応性が低く、又、注型法等による成形時
の流動性が悪いものであるが、その原因はこれらの粘土
の結晶性の高さ及び板状の粉体形状にあるものと判断さ
れる。これらの粘土変性の手段として、金属・セラミッ
クス・プラスチック等の表面被覆の手段としての熔射技
術が適用される。
【0034】その加熱溶融温度は、500〜16000
℃が好ましい。加熱溶融温度が500℃未満の場合に
は、粉体の結晶化度が依然として高いため、アルカリと
の反応性が高く、逆に、16000℃を超える場合に
は、熔射法での実現が困難である。又、熔射速度は、3
0〜800m/秒が好ましい。この範囲を外れる場合に
は、熔射法では実現が困難である。熱源としては、プラ
ズマ、ガス、爆発、アーク等、一般に表面被覆等で使用
されている手段が適宜採用できる。
【0035】本発明の硬化性無機質組成物は、本発明
の無機質粉体100重量部と、水溶液濃度が1%以上
のアルカリ金属水酸化物水溶液もしくはアルカリ金属珪
酸塩水溶液10〜300重量部からなる。
【0036】本発明において、無機質粉体としては、
本発明の無機質粉体が使用される。本発明におい
て、アルカリ金属水酸化物水溶液もしくはアルカリ金属
珪酸塩水溶液としては、本発明1において用いられる
ルカリ金属水酸化物水溶液もしくはアルカリ金属珪酸塩
水溶液が使用される。
【0037】アルカリ金属水酸化物水溶液もしくはアル
カリ金属珪酸塩水溶液の添加量は、本発明の無機質粉
体100重量部に対して、10〜300重量部である必
要がある。添加量が10重量部未満の場合には、反応に
必要な硬化剤の量が少な過ぎるために、無機質成形体の
成形が困難となり、逆に、300重量部を超える場合に
は、硬化剤が多量となるため、無機質硬化体の耐久性に
問題が生じる。
【0038】本発明においては、必要に応じて本発明
1において用いられる無機質充填材、有機質発泡体もし
くは無機質発泡体、発泡剤、補強繊維等が添加されても
よい。
【0039】本発明の硬化性無機質組成物から無機質
成形体を成形する方法としては、本発明の無機質粉体
と、アルカリ金属水酸化物水溶液もしくはアルカリ金属
珪酸塩水溶液と、必要に応じて、無機質充填材、有機質
発泡体もしくは無機質発泡体、補強繊維とを混練して得
られた混合物を原料として、注型法、プレス法、押出成
形法等の従来公知の方法により、成形する方法が採用で
きる。硬化性無機質成形体は常温で硬化させてもよい
が、50〜200℃の温度で加熱硬化させるのが好まし
い。
【0040】本発明は、粒径10μm以下の粉体を8
0重量%以上含有するフライアッシュ100重量部と、
水溶液濃度が1%以上のアルカリ金属水酸化物水溶液も
しくはアルカリ金属珪酸塩水溶液10〜300重量部か
らなる硬化性無機質組成物である。
【0041】一般のフライアッシュは、火力発電所の高
炉灰を主成分とし、化学成分として、SiO2 45〜7
5重量%、及びAl2 3 15〜40重量%を主成分と
して含有し、Fe2 O3 、MgOやCaO等を副成分と
して含有する、結晶質物質と非晶質物質の混合物であ
り、粒度分布は数nm〜数100μmの広い分布を持っ
たものである。フライアッシュは、各粒度により、粒子
形、組成、構造等が異なる特異な特性を有している。
【0042】この中で、本発明において使用されるフ
ライアッシュは、粒径10μm以下の粉体を80重量%
以上含有するものである。粒径が10μm以下の粒径の
粉体を80重量部以上含まない場合には、反応性が低
く、良好な無機質硬化体を成形することができない。
【0043】又、フライアッシュは粒径10μm以下の
粉体を80重量%以上含有するものとされる手段として
は、湿式分級、風力分級、比重により通常行われている
分級技術が適宜採用される。
【0044】本発明において、アルカリ金属水酸化物
水溶液もしくはアルカリ金属珪酸塩水溶液としては、本
発明と同様のものが使用される。アルカリ金属水酸化
物水溶液もしくはアルカリ金属珪酸塩水溶液の添加量
は、無機質粉体100重量部に対して、10〜300重
量部である必要がある。添加量が10重量部未満の場合
には、反応に必要な硬化剤の量が少な過ぎるために、無
機質成形体の成形が困難となり、逆に、300重量部を
超える場合には、硬化剤が多量となるため、無機質硬化
体の耐久性に問題が生じる。
【0045】本発明においては、必要に応じて、本発
1において用いられる無機質充填材、有機質発泡体も
しくは無機質発泡体、発泡剤、補強繊維等が添加されて
もよい。
【0046】本発明の硬化性無機質組成物から無機質
成形体を成形する方法としては、フライアッシュと、ア
ルカリ金属水酸化物水溶液もしくはアルカリ金属珪酸塩
水溶液と、必要に応じて、無機質充填材、有機質発泡体
もしくは無機質発泡体、補強繊維とを混練して得られた
混合物を原料とする、注型法、プレス法、押出成形法等
の従来公知の方法が使用できる。硬化性無機質成形体は
常温で硬化させてもよいが、50〜200℃の温度で加
熱硬化させるのが好ましい。
【0047】
【作用】本発明1において用いられる無機質粉体fは、
溶融されたフライアッシュが気体中に噴霧されて得られ
た、比表面積5〜100m2 /gであることにより、原
料粉のフライアッシュの粒径に関係なく、微細な粒径を
有する粉体であって、比表面積が増大されており、又、
実質的に完全非晶質化されており、且つ、未燃カーボン
が完全に除去されていて、白色度が高く、着色が容易で
あるので、これらの優れた性質を利用して、建築材料等
の無機質硬化体の成形用原料として好適に使用すること
ができる。
【0048】本発明の硬化性無機質組成物は、上記無
機質粉体f100重量部と、水溶液濃度が1%以上のア
ルカリ金属水酸化物水溶液もしくはアルカリ金属珪酸塩
水溶液10〜300重量部からなるものであり、上記無
機質粉体fは、微細な粒径を有する粉体であって、比表
面積が増大されており、且つ、実質的に完全非晶質化さ
れているため、組成物中のアルカリ性水溶液及びアルカ
リ金属珪酸塩水溶液との反応性が従来のフライアッシュ
に比べて高くて、硬化時間を著しく短縮化することがで
き、無機質硬化体の強度も高くすることができる。
【0049】本発明の硬化性無機質組成物は、水硬性
無機物質100重量部と、水15〜100重量部と、
記無機質粉体f3〜200重量部からなるものであり、
上記無機質粉体fは、微細な粒径を有する粉体であっ
て、比表面積が増大されており、且つ、実質的に完全非
晶質化されているので、組成物中の水硬性無機物質と結
合したときにも、球状且つ微細な粒径を保ち、細密充填
されて構造が緻密な無機質硬化体を成形することがで
き、且つ、非晶質シリカの増分によりポゾラン効果も期
待できる。又、無機質粉体は高温度で処理されてお
り、未燃カーボンが完全に除去されているので、白色粉
体であって顔料による着色が容易であり、且つ、セメン
トと混合したとき、淡灰色のセメントモルタルが得ら
れ、これまで充填剤の色に大きな制約を受けていた白色
セメントとして有効に利用することができる。
【0050】本発明の無機質粉体は、化学成分とし
て、SiO2 5〜85重量%とAl23 90〜10重
量%を含有し、溶融された粘土が気体中に噴霧されて得
られた、比表面積5〜100m2 /gであることによ
り、原料の粘土の粒径に関係なく、微細な粒径を有する
粉体であって、実質的に完全非晶質化されているので、
これらの優れた性質を利用して、建築材料等の無機質硬
化体の成形用原料として好適に使用することができる。
【0051】本発明の硬化性無機質組成物は、本発明
の無機質粉体100重量部と、水溶液濃度が1%以上
のアルカリ金属水酸化物水溶液もしくはアルカリ金属珪
酸塩水溶液10〜300重量部からなることにより、本
発明の無機質粉体は、微細な粒径を有する粉体であっ
て、比表面積が増大されており、且つ、実質的に完全非
晶質化されているため、組成物中のアルカリ性水溶液及
びアルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性が高くて、硬化
時間を著しく短縮化することができ、無機質硬化体の強
度も高くすることができる。
【0052】本発明の硬化性無機質組成物は、粒径1
0μm以下の粉体を80重量%以上含有するフライアッ
シュ100重量部と、水溶液濃度が1%以上のアルカリ
金属水酸化物水溶液もしくはアルカリ金属珪酸塩水溶液
10〜300重量部からなることにより、10μm以下
の粒径を80重量%以上含有するフライアッシュは、微
細な粒径を有する粉体であって、比表面積が増大されて
いるため、組成物中のアルカリ性水溶液及びアルカリ金
属珪酸塩水溶液との反応性が従来のフライアッシュに比
べて高くて、硬化時間を著しく短縮化することができ、
無機質硬化体の強度も高くすることができる。
【0053】
【実施例】(参考例:実施例2〜17において用いた無
機質粉体の調製) フライアッシュ(関電化工社製、平均粒径20μm、比
重面積1.8m2 /g、JIS A 6201相等品)
を3000℃で溶融後、80m/秒の速度で大気中に粉
霧して、無機質粉体を回収した。得られた無機質粉体
は、平均粒径5μm、比表面積9.5m2 /gであり、
X線回折分析により結晶性のピークは確認されず、実質
的に完全非晶質体であった。
【0054】(実施例2、比較例1)参考例 で得られた無機質粉体又はその原料であるフライ
アッシュ100重量部と、K2 O1モルに対してSiO
2 1.6モル含有する水溶液濃度50%のアルカリ金属
珪酸塩水溶液45重量部をミキサーにて5分間混合し
た。その混合物を幅50mm、長さ150mm、厚さ1
0mmの型枠内に注入し、オーブン内で85℃の温度
で、それぞれ、0.5時間、1時間又は5時間硬化させ
て無機質硬化体の成形を試みた。その時の脱型性の状態
を観察することにより、無機質成形体の硬化状態を判断
した。その結果を表1及び表2に併せて示した。尚、表
1及び表2中、○印は成形体が破断せずに脱型できる程
度に硬化したもの、×印は脱型の際に破断したものであ
ることを示す。
【0055】5時間硬化させて得られた無機質硬化体に
ついて、曲げ強度、熱水試験、色の評価を行った。その
結果を表1及び表2に併せて示した。
【0056】尚、評価方法は次の通りである。 曲げ強度 上記試験片を、硬化後5時間乾燥させた後、気乾状態で
24時間放置した後、JIS A 1408の方法に準
じて曲げ強度を測定した。
【0057】熱水試験 上記試験片を、98℃以上の熱水中に8時間放置し、割
れ、クラックの発生の有無を確認した。 無機質硬化体の色 無機質硬化体の色を目視により評価した。
【0058】(実施例3〜9、比較例2,3)参考例 で得られた無機質粉体又はその原料であるフライ
アッシュ及び珪砂(住友セメント社製、ブレーン値50
00cm2 /g)の表1及び表2に示した各所定量と、
表1及び表2に示したモル比及び水溶液濃度のアルカリ
金属珪酸塩水溶液の表1及び表2に示した各溶液量を、
ミキサーにて5分間混合した。得られた混合物を幅15
0mm、長さ150mm、厚さ10mmの型枠内に注入
し、オーブン内で85℃の温度で実施例2と同様の時間
硬化させて、無機質硬化体を成形を試みた。この時の無
機質成形体の硬化状態を判断するとともに、5時間硬化
させて得られた無機質硬化体について、実施例2と同様
にして、曲げ強度、熱水試験、色の評価を行った。その
評価結果を表1及び表2に併せて示した。
【0059】(実施例10,11、比較例4)参考例 で得られた無機質粉体又はその原料であるフライ
アッシュ、珪砂(住友セメント社製、ブレーン値500
0cm2 /g)及びビニロン繊維(太さ1.8デニー
ル、長さ6mm)の各所定量と、表1及び表2に示した
モル比、水溶液濃度のアルカリ金属珪酸塩水溶液の表1
及び表2に示した各溶液量を、オムニミキサーにて5分
間混合した。
【0060】得られた混合物を、幅50mm、長さ15
0mm、厚さ10mmの型枠を110℃に加熱した振動
プレス成形機(アサヒエンジニアリング社製、商品名:
「SA−50」)の型枠に注入し、成形圧力60kg/
cm2 、振動数1000Hz、振幅10μmで振動をか
けながらプレス成形し、実施例2と同様の時間硬化させ
て無機質硬化体の成形を試みた。この時の無機質成形体
の硬化状態を判断するとともに、5時間硬化させて得ら
れた無機質硬化体について、実施例2と同様にして、曲
げ強度、熱水試験、色の評価を行った。その評価結果を
表1及び表2に併せて示した。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】表1及び表2から明らかな如く、実施例3
〜11の場合には、いずれも、硬化時間0.5時間以上
硬化させた無機質硬化体は、脱型性が良好で完全に硬化
しており、曲げ強度が高く、熱水試験の結果は異常がな
く、且つ、淡灰色を呈しているだけである。これに対し
て、比較例1〜4の場合には、いずれも、硬化時間0.
5時間硬化させただけでは脱型性が悪く完全に硬化して
おらず、5時間硬化させて得られた無機質硬化体も、熱
水試験で割れてしまい、且つ黒色に着色してしまった。
【0064】(実施例12,13、比較例5,6) 普通ポルトランドセメント、参考例で得られた無機質粉
体又はその原料であるフライアッシュ、ビニロン繊維
(太さ1.8デニール、長さ6mm)、ヒドロキシメチ
ルセルロース(20℃における21%水溶液の粘度が1
5,000cpsのもの)及び水の表3に示した各所定
量を、ミキサーに入れて混合し、この混合物を用いて脱
水プレス成形を行った。
【0065】得られた水硬性無機質成形体を、60℃、
90%RHの条件下にて6時間養生して、無機質硬化体
を得た。この無機質硬化体から、実施例2と同様の試験
片を作製し、気乾状態で28日間放置したこと以外は実
施例2と同様にして曲げ強度及び色の評価を行った。そ
の結果を表3に併せて示した。
【0066】(実施例14〜16,比較例7,8) 普通ポルトランドセメント、参考例で得られた無機質粉
体又はその原料であるフライアッシュ、ビニロン繊維
(太さ1.8デニール、長さ6mm)又はポリプロピレ
ン繊維(太さ1.8デニール、長さ6mm)、ヒドロキ
シメチルセルロース(20℃における21%水溶液の粘
度が15,000cpsのもの)及び水の表3に示した
各所定量を、ミキサーに入れて混合し、得られた混合物
をスクリュー径100mmの押出機で金型内に押し出
し、幅500mm、長さ500mm、厚さ6mmの板状
の水硬性無機質成形体を得た。
【0067】得られた水硬性無機質成形体を、60℃、
90%RHの条件下で6時間養生して、無機質硬化体を
得た。この無機質硬化体について、実施例12,13と
同様にして曲げ強度及び色の評価を行った。その結果を
表3に併せて示した。
【0068】
【表3】
【0069】表3からも明らかな如く、脱水プレスによ
り成形した実施例12,13の場合には、同様に脱水プ
レスにより成形した比較例5,6の場合と比較して、曲
げ強度が高く、且つ、無機質硬化体の色も、淡灰色を呈
しているだけで良好であった。又、押出成形した実施例
14〜16の場合には、同様に押出成形した比較例7,
8の場合と比較して、曲げ強度が高く、且つ、無機質硬
化体の色も、淡灰色を呈しているだけで良好であった。
【0070】(実施例17、比較例9) 白色ポルトランドセメント、参考例で得られた無機質粉
体又はフライアッシュ、ビニロン繊維(太さ1.8デニ
ール、長さ6mm)及び水の表4に示した各所定量を、
ミキサーに入れて混合し、得られた混合物を幅50m
m、長さ150mm、厚さ10mmの型枠内に注入し、
常温で24時間養生させた。得られた水硬性無機質成形
体を、60℃、90%RHの条件下で6時間養生させて
無機質硬化体を得た。得られた無機質硬化体について、
実施例12,13と同様にして曲げ強度及び色の評価を
行った。その結果を表4に併せて示した。
【0071】
【表4】
【0072】表4からも明らかな如く、実施例17の場
合には、比較例9の場合と比較して、曲げ強度が高く、
且つ、無機質硬化体の色も白色をしており良好であっ
た。
【0073】(実施例18) 表5に示した組成、平均粒径、BET比表面積、結晶構
造、粉体形状の各原料粉を燃焼温度2500℃、噴霧粒
子速度50m/秒で噴霧して、それぞれ、活性無機質粉
体を得た。得られた各無機質粉体の組成、平均粒径、B
ET比表面積、結晶構造、粉体形状を表5に併せて示し
た。
【0074】尚、BET比表面積については、窒素吸着
装置を用いて測定した。粉体の形状については、走査型
電子顕微鏡により観察した。又、結晶構造の有無につい
ては、粉体X線回折による結果より判断した。
【0075】
【表5】
【0076】表5から明らかな如く、実施例18にて得
られた活性無機質粉体は、原料粉に比べて、平均粒径が
小さく、BET比表面積が大きく、非晶質化されてい
る。又、粉体形状は原料粉の場合には板状を呈している
のに対して、実施例18の場合には球状となっている。
【0077】(実施例19〜23) 実施例18で得られた活性無機質粉体A及び8号珪砂の
表6に示した各所定量をライカイ機で5分間混合後、表
6に示したモル比、水溶液濃度のアルカリ金属珪酸塩水
溶液の表6に示した溶液量を添加し、5分間混合した。
この混合物を幅40mm、長さ150mm、厚さ15m
mの型枠中に流し込み、これを90℃のオーブン中に6
時間放置した後、脱型して無機質硬化体を得た。
【0078】得られた無機質硬化体を、5酸化リンが乾
燥剤として使用されているデシケーター中に入れて4時
間乾燥させた。乾燥後の無機質硬化体について、外観、
曲げ強度及び熱水試験を行った。その結果を表6に示し
た。
【0079】尚、外観の評価については、無機質硬化体
を目視により、クラックやチョーキングの有無を観察す
ることにより評価した。曲げ強度については、オートグ
ラフ(島津製作所社製)を用いて、荷重速度1mm/
分、スパン間距離120mmの条件にて測定した。又、
熱水試験については、100℃の沸騰水に10時間浸漬
後、重量変化及び形状保持状態、クラックやチョーキン
グの有無等の外観変化を観察することより評価した。
【0080】(実施例24) 実施例18で得られた活性無機質粉体B100重量部、
8号珪砂100重量部及びビニロン繊維(太さ1.8デ
ニール、長さ6mm)2重量部をライカイ機で5分間混
合後、K2 O1モルに対してSiO2 を1.5モル含有
する水溶液濃度50%のアルカリ珪酸塩水溶液65重量
部を添加し、5分間混合した混合物を用いたこと以外は
実施例19〜23と同様にして、無機質硬化体を得た。
乾燥後の無機質硬化体について、実施例19〜23と同
様にして、外観、曲げ強度及び熱水試験を行った。その
結果を表6に示した。
【0081】(実施例25、26) 実施例18で得られた活性無機質粉体A又はD、8号珪
砂及びビニロン繊維(太さ1.8デニール、長さ6m
m)の表6に示した各所定量を、オムニミキサーにて5
分間混合後、表6に示すモル比及び水溶液濃度のアルカ
リ金属珪酸塩水溶液の表6に示した各溶液量を添加し
て、更に5分間混合した。この混合物を、プレス成形機
上に設置された幅40mm、長さ150mm、厚さ15
mmの型枠中に充填後、温度110℃、圧力60kgf
/cm2 の条件にてプレスし、脱型して無機質硬化体を
得た。得られた無機質硬化体を、50℃のオーブン中で
4時間乾燥させた。乾燥した無機質硬化体について、実
施例19〜23と同様にして、外観、曲げ強度、熱水試
験の評価を行った。その評価結果を表6に併せて示し
た。
【0082】(実施例27) 実施例18で得られた活性無機質粉体E100重量部、
8号珪砂100重量部及びビニロン繊維(太さ1.8デ
ニール、長さ6mm)2重量部を、オムニミキサーにて
5分間混合後、K2 O1モルに対してSiO2 を1.5
モル含有する水溶液濃度50%のアルカリ珪酸塩水溶液
35重量部を添加して、更に5分間混合した。この混合
物を振動プレス成形機(アサヒエンジニアリング社製、
商品名「SA|50」)の幅40mm、長さ150m
m、厚さ15mmの型枠内に注入し、成形圧力60kg
/cm2 、振動数1000Hz、振幅10μmで振動を
かけながらプレス成形を行い、同時硬化させて無機質硬
化体を得た。得られた無機質硬化体について、実施例1
9〜23と同様にして、外観、曲げ強度、熱水試験の評
価を行った。その評価結果を表6に併せて示した。
【0083】(比較例10) 活性無機質粉体Aの代わりにカオリンを用いたこと以外
は、実施例19と同様にして、無機質硬化体の成形を試
みたが、硬化せず、無機質硬化体を得ることができなか
った。その結果を表7に示した。
【0084】(比較例11) 活性無機質粉体Bの代わりにメタカオリンを用いたこと
以外は、実施例24と同様にして、無機質硬化体の成形
を試みたが、成形不能で、無機質硬化体を得ることがで
きなかった。その結果を表7に併せて示した。
【0085】(比較例12) アルカリ珪酸塩水溶液の溶液量を150重量部としたこ
と以外は比較例11と同様にして、無機質硬化体の成形
を試み、一応無機質硬化体を得た。得られた無機質硬化
体について、実施例19〜23と同様にして、外観、曲
げ強度、熱水試験の評価を行った。その評価結果を表7
に併せて示した。
【0086】(比較例13〜15) 表7に示したモル比及び水溶液濃度のアルカリ珪酸塩水
溶液を表7に示した溶液量用いたこと以外は実施例19
と同様にして、無機質硬化体の成形を試みた。その結果
を表7に併せて示した。
【0087】
【表6】
【0088】
【表7】
【0089】表6,7から明らかな如く、実施例19〜
27の場合には、いずれも、得られた無機質硬化体の外
観が良好であり、曲げ強度が高く、熱水試験の結果も良
好であった。これに対して、比較例10〜15の場合に
は、流動性が悪くて成形不能であるか、未硬化の状態に
あるか、又は一応無機質硬化体が得られても、クラック
が発生しており外観が悪く、又、熱水試験の結果も悪か
った。
【0090】(実施例28) フライアッシュ(関電化工社製、平均粒径20μm)を
分級機(日清エンジニアリング社製、商品名:「TC−
15」)を用いて10μm以下のフライアッシュを作製
した。このフライアッシュについて、粒度分析装置(レ
ーザー回析式粒度分析計、セイシン企業社製:商品名
「PRO−7000S」)を用いて、粒度分布を測定し
た結果、10μm以下のフライアッシュが100重量%
であった。
【0091】この10μm以下100重量%のフライア
ッシュ100重量部、8号珪砂300重量部を、オムニ
ミキサーにて5分間混合後、K2 O1モルに対してSi
2を1.4モル含有する水溶液濃度40%のアルカリ
珪酸塩水溶液140量部を添加し、更に混合した。
【0092】この混合物を、幅40mm、長さ150m
m、厚さ15mmの型枠中に流し込み、これを90℃の
オーブン中で、それぞれ、0.5時間、1時間又は6時
間放置した後脱型して、無機質硬化体を得た。その時の
脱型性の状態を観察することにより、無機質成形体の硬
化状態を判断した。その結果を表8に併せて示した。
尚、表8中、○印は硬化、×印は未硬化であることを示
す。6時間硬化させて得られた無機質硬化体を、50℃
のオーブン中で4時間乾燥させた。乾燥した無機質硬化
体について、実施例19〜23と同様にして、曲げ強度
及び熱水試験の評価を行った。その評価結果を表8に示
した。
【0093】(実施例29) 10μm以下100重量%のフライアッシュの代わり
に、実施例28で得た10μm以下100重量%のフラ
イアッシュと、10μmを超えるフライアッシュとを、
重量比で9:1の割合で混合したて得られた、10μm
以下90重量%のフライアッシュを用いたこと以外は、
実施例28と同様にして、無機質硬化体を得た。得られ
た無機質硬化体を、50℃のオーブン中で4時間乾燥さ
せた。乾燥した無機質硬化体について、実施例19〜2
3と同様にして、曲げ強度及び熱水試験の評価を行っ
た。その評価結果を表8に示した。
【0094】(実施例30) 10μm以下100重量%のフライアッシュの代わり
に、実施例28で得た10μm以下100重量%のフラ
イアッシュと、10μmを超えるフライアッシュとを、
重量比で81:19の割合で混合して得られた、10μ
m以下81重量%のフライアッシュを用いたこと以外
は、実施例28と同様にして、無機質硬化体を得た。得
られた無機質硬化体を、50℃のオーブン中で4時間乾
燥させた。乾燥した無機質硬化体について、実施例19
〜23と同様にして、曲げ強度及び熱水試験の評価を行
った。その評価結果を表8に示した。
【0095】(実施例31、32) 珪砂の添加量を350重量部とし、表8に示したモル比
及び水溶液濃度のアルカリ性珪酸塩水溶液を表8に示し
た溶液量用いたこと以外は、実施例28と同様にして、
無機質硬化体を得た。得られた無機質硬化体を、50℃
のオーブン中で4時間乾燥させた。乾燥した無機質硬化
体について、実施例19〜23と同様にして、曲げ強度
及び熱水試験の評価を行った。その評価結果を表8に示
した。
【0096】(実施例33) 珪砂の添加量を100重量部とし、更に、ビニロン繊維
(クラレ社製、商品名「RM182」)2重量部を添加
し、水溶液濃度3%の水酸化カリウム水溶液65を用い
たこと以外は、実施例28と同様にして、無機質硬化体
を得た。得られた無機質硬化体を、50℃のオーブン中
で4時間乾燥させた。乾燥した無機質硬化体について、
実施例19〜23と同様にして、曲げ強度及び熱水試験
の評価を行った。その評価結果を表8に示した。
【0097】(実施例34) 10μm以下100重量%のフライアッシュの代わり
に、実施例28で得た10μm以下100重量%のフラ
イアッシュと、10μmを超えるフライアッシュとを、
重量比で95:5の割合で混合して得られた、10μm
以下95重量%のフライアッシュを用い、珪砂の添加量
を150重量部とし、更に、ビニロン繊維(クラレ社
製、商品名「RM182」)2重量部を添加し、K2
1モルに対してSiO2 を1.5モル含有する水溶液濃
度50%の珪酸カリウム水溶液65重量部を用いたこと
以外は、実施例28と同様にして、無機質硬化体を得
た。得られた無機質硬化体を、50℃のオーブン中で4
時間乾燥させた。乾燥した無機質硬化体について、実施
例19〜23と同様にして、曲げ強度及び熱水試験の評
価を行った。その評価結果を表8に示した。
【0098】(実施例35) 実施例29で用いたと同様の10μm以下90重量%の
フライアッシュ100重量部、8号珪砂100重量部及
びビニロン繊維(クラレ社製、商品名「RM182」)
を、オムニミキサーにて5分間混合後、K2 O1モルに
対してSiO2を1.5モル含有する水溶液濃度50%
のアルカリ珪酸塩水溶液35量部を添加し、更に混合し
た。この混合物を、プレス成形機上に設置された幅40
mm、長さ150mm、厚さ15mmの型枠中に充填
後、温度110℃、圧力60kgf/cm2 の条件にて
プレスし、脱型して無機質硬化体を得た。得られた無機
質硬化体を、50℃のオーブン中で4時間乾燥させた。
乾燥した無機質硬化体について、実施例19〜23と同
様にして、曲げ強度及び熱水試験の評価を行った。その
評価結果を表8に併せて示した。
【0099】(実施例36) 実施例29で用いたと同様の10μm以下90重量%の
フライアッシュ100重量部、8号珪砂150重量部及
びビニロン繊維(クラレ社製、商品名:「RM18
2」)2重量部を、オムニミキサーで5分間混合後、K
2 O1モルに対してSiO2 を1.5モル含有するアル
カリ性珪酸塩水溶液35重量部を添加して、更に混合し
た。この混合物を、振動プレス成形機(アサヒエンジニ
アリング社製、商品名:「SA−50」)の幅40m
m、長さ150mm、厚さ15mmの型枠に注入し、成
形圧力60kg/cm2 、振動数1000Hz、振幅1
0μmで振動をかけながらプレス成形し、同時硬化させ
て無機質硬化体を得た。得られた無機質硬化体につい
て、実施例19〜23と同様にして、曲げ強度及び熱水
試験の評価を行った。その評価結果を表8に併せて示し
た。
【0100】(比較例16) 10μm以下100重量%のフライアッシュの代わり
に、実施例28で得た10μm以下100重量%のフラ
イアッシュと、10μmを超えるフライアッシュとを、
重量比で4:6の割合で混合して得られた、10μm以
下40重量%のフライアッシュを用い、水溶液濃度50
%の水酸化カリウム水溶液65重量部を用いたこと以外
は、実施例33と同様にして、無機質硬化体を得た。得
られた無機質硬化体を、50℃のオーブン中で4時間乾
燥させた。乾燥した無機質硬化体について、実施例19
〜23と同様にして、曲げ強度、熱水試験の評価を行っ
た。その評価結果を表9に示した。
【0101】(比較例17) 10μm以下100重量%のフライアッシュの代わり
に、実施例28で得た10μm以下100重量%のフラ
イアッシュと、10μmを超えるフライアッシュとを、
重量比で7:3の割合で混合した、10μm以下70重
量%のフライアッシュを用いたこと以外は、実施例34
と同様にして、無機質硬化体を得た。得られた無機質硬
化体を、50℃のオーブン中で4時間乾燥させた。乾燥
した無機質硬化体について、実施例19〜23と同様に
して、曲げ強度及び熱水試験の評価を行った。その評価
結果を表9に示した。
【0102】(比較例18〜20) アルカリ性珪酸塩水溶液として、表9に示したモル比及
び水溶液濃度の珪酸カリウム水溶液を表9に示した各溶
液量用いたこと以外は、実施例33と同様にして無機質
硬化体の成形を試みたが、いずれも、成形不能か未硬化
状態のままであった。その結果を表9に併せて示した。
【0103】
【表8】
【0104】
【表9】 表8及び表9からも明らかな如く、実施例28〜36の
場合には、いずれも、得られた無機質硬化体の外観が良
好であり、曲げ強度が高く、熱水試験の結果も良好であ
った。これに対して、比較例16〜20の場合には、流
動性が悪くて成形不能であるか、未硬化の状態にある
か、又は一応無機質硬化体が得られても、クラックが発
生しており外観が悪く、又、熱水試験の結果も悪かっ
た。
【0106】
【発明の効果】 本発明のアルカリ硬化性無機質組成物
は、上記の如き構成とされており、無機質粉体は、微細
な平均粒径を有する粉体であって、比表面積がに増大さ
れており、又、実質的に完全非晶質化されているので、
組成物中のアルカリ性水溶液及びアルカリ金属珪酸塩水
溶液との反応性が従来のフライアッシュに比べて高く
て、硬化時間を著しく短縮化することができ、無機質硬
化体の強度も高くすることができる。
【0107】本発明の水硬化性無機質組成物は、上記
の如き構成とされており、無機質粉体は、微細な平均粒
径を有する粉体であって、比表面積がに増大されてお
り、又、実質的に完全非晶質化されているので、組成物
中の水硬性無機物質と結合したときにも、球状且つ微細
な粒径を保ち、細密充填されて構造が緻密な無機質硬化
体を成形することができ、且つ、非晶質シリカの増分に
よりポラゾン効果も期待できる。又、白色粉体であって
顔料による着色が容易であり、且つ、セメントと混合し
たとき、淡灰色のセメントモルタルが得られ、これまで
充填剤の色に大きな制約を受けていた白色セメントとし
て有効に利用することができる。
【0108】本発明の活性無機質粉体は、上記の如き
構成とされており、微細な粒径を有する粉体であって、
比表面積が増大されており、且つ、実質的に完全非晶質
化されているので、これらの優れた性質を利用して、建
築材料等の無機質硬化体の成形用原料として好適に使用
することができる。
【0109】本発明のアルカリ硬化性無機質組成物
は、上記の如き構成とされており、無機質粉体は、組成
物中のアルカリ性水溶液及びアルカリ金属珪酸塩水溶液
との反応性が高いので、硬化時間を著しく短縮化するこ
とができ、無機質硬化体の強度も高くすることができ
る。
【0110】本発明のアルカリ硬化性無機質組成物
は、上記の如き構成とされており、無機質粉体は、組成
物中のアルカリ性水溶液及びアルカリ金属珪酸塩水溶液
との反応性が従来のフライアッシュに比べて高いので
硬化時間を著しく短縮化することができ、無機質硬化体
の強度も高くすることができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−186251(JP,A) 特開 平4−59648(JP,A) 特開 平4−6138(JP,A) 特開 平5−294687(JP,A) 特開 平5−105490(JP,A) 特開 平5−4850(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 33/00 - 39/54 C01J 2/02 C04B 7/00 - 40/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融されたフライアッシュが気体中に噴
    霧されて得られた、比表面積5〜100m2 /gである
    無機質粉体100重量部と、水溶液濃度が1%以上のア
    ルカリ金属水酸化物水溶液もしくはアルカリ金属珪酸塩
    水溶液10〜300重量部からなることを特徴とする硬
    化性無機質組成物。
  2. 【請求項2】 水硬性無機物質100重量部と、水15
    〜100重量部と、溶融されたフライアッシュが気体中
    に噴霧されて得られた、比表面積5〜100m 2 /gで
    ある無機質粉体3〜200重量部と、補強繊維とからな
    ることを特徴とする硬化性無機質組成物。
  3. 【請求項3】 化学成分として、SiO2 5〜85重量
    %とAl2 3 90〜10重量%を含有し、溶融された
    粘土が気体中に噴霧されて得られた、比表面積5〜10
    0m2 /gであることを特徴とする無機質粉体。
  4. 【請求項4】 請求項の無機質粉体100重量部と、
    水溶液濃度が1%以上のアルカリ金属水酸化物水溶液も
    しくはアルカリ金属珪酸塩水溶液10〜300重量部か
    らなることを特徴とする硬化性無機質組成物。
  5. 【請求項5】 粒径10μm以下の粉体を80重量%以
    上含有するフライアッシュ100重量部と、水溶液濃度
    が1%以上のアルカリ金属水酸化物水溶液もしくはアル
    カリ金属珪酸塩水溶液10〜300重量部からなること
    を特徴とする硬化性無機質組成物。
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