JP3024584B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3024584B2
JP3024584B2 JP9070933A JP7093397A JP3024584B2 JP 3024584 B2 JP3024584 B2 JP 3024584B2 JP 9070933 A JP9070933 A JP 9070933A JP 7093397 A JP7093397 A JP 7093397A JP 3024584 B2 JP3024584 B2 JP 3024584B2
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徹 辰巳
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法、特にシリコン基板上にゲルマニウム若しくはシリ
コンゲルマニウム混晶の半導体結晶をエピタキシャル成
長させる方法に関する。さらには、0.98μm、1.
3μm等の波長に感度がある受光素子をシリコンのLS
I上に一体形成する、SiOEIC、ゲルマニウム及び
シリコンゲルマニウム混晶を用いたバイポーラトランジ
スタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンとゲルマニウムの、若しくはシ
リコンとシリコンゲルマニウム混晶のヘテロエピタキシ
ャル構造は、ヘテロバイボーラトランジスタや光学素子
の特性を飛躍的に向上させる材料として注目されてい
る。そこで、CVD、MBEといった気相成長法によっ
て、結晶性の良いヘテロ構造を形成することが試みられ
ている。
【0003】シリコン基板上のゲルマニウムは、約4%
の格子不整合性(ミスフィット)を持ち、ストランスキ
ー・クラスタノフ(Stranski-Krastanov)型の成長様式
を持つことが知られている。成長の初期では、層状にエ
ピタキシャル成長してその膜の表面は平坦であるが、そ
の膜厚が約3原子層を超えてしまうと表面にゲルマニウ
ムのアイランド構造が形成されるようになり、その膜表
面の平坦性が著しく損なわれる。さらには、ゲルマニウ
ムアイランドの端から、ミスフィット転位が導入され、
特に膜中にはその厚さ方向に貫いた転位(貫通転位と呼
ばれる)が形成される。こうしたゲルマニウムのアイラ
ンド化および貫通転位を極力除去するために、J.M.Bari
beauらは論文J.Vac Sci.Technol.A5(4),1898(1987)にお
いて、高温成長およびその後の高温熱処理によって貫通
転位を膜中から除去させる方法を試みている。また、ア
イランド化や貫通転位導入はゲルマニウム層中にシリコ
ンを混入させてシリコンゲルマニウム混晶にすることに
よって抑制することもできるので、A.Kastalskyらはそ
の論文Symposium of the 1st International Symposium
on silicon Molecular Beam Epitaxy,edited by J.C.B
ean(ElectrochemicalSociety,Pennington,NJ,1985),P.4
06において、III−V基板の直上にその混晶比を変化さ
せたバッファ層と超格子層を挿入して上部に貫通転位の
少ないゲルマニウム層を形成している。
【0004】また、五十嵐等は、第56回応用物理学会
学術講演会講演予稿集第一分冊第174ページに記載さ
れているように、平坦な界面を有するSi/SiGe超
格子層の形成方法として、まず、Si基板上にSiGe
層をラフニングの起きる臨界膜厚以下で形成し、続いて
このSiGe表面上にSiの被覆層を形成する方法を提
案している。しかし、この方法はSi基板に格子整合し
たSi/SiGe歪み超格子層を形成する方法であり、
Si基板上に、格子緩和したGeあるいはSiGeの貫
通転位の無い薄膜を形成する方法ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記いずれの方法をも
ってしても、ゲルマニウム膜やシリコンゲルマニウム混
晶膜中の貫通転位を完全に除去することはできず、ま
た、膜表面を原子的レベルで平坦にすることはできず、
さらには、形成させたゲルマニウム膜やシリコンゲルマ
ニウム混晶膜中に存在する、シリコン基板とのミスフィ
ットに起因する歪みを完全に緩和させることはできなか
った。こうした膜構造の不均一性は、リーク電流の増加
などにつながり、それを適用して作製したデバイスの特
性向上のうえで有害である。
【0006】そこで本発明の目的は、このような従来の
欠点を除去し、膜中に貫通転位が無く、表面が平坦な、
完全に格子緩和したゲルマニウム膜もしくはシリコンゲ
ルマニウム混晶膜をシリコン基板上に成長させる方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために種々の検討を重ねた結果、本発明を
完成した。
【0008】第1の発明は、シリコン基板上にゲルマニ
ウム膜を層状にエピタキシャル成長させる工程と、該ゲ
ルマニウム膜の上部にシリコン若しくはシリコンゲルマ
ニウム混晶からなる被覆層を形成する工程と、熱処理工
程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法に関
する。
【0009】第2の発明は、シリコン基板上に第1のゲ
ルマニウム膜を層状にエピタキシャル成長させる工程
と、該第1のゲルマニウム膜の上部にシリコン若しくは
シリコンゲルマニウム混晶からなる被覆層を形成する工
程と、熱処理工程と、該被覆層の上部に第2のゲルマニ
ウム膜を層状にエピタキシャル成長させる工程を有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法に関する。
【0010】第3の発明は、シリコン基板上に第1のゲ
ルマニウム膜を層状にエピタキシャル成長させる工程
と、該第1のゲルマニウム膜の上部にシリコン若しくは
シリコンゲルマニウム混晶からなる第1の被覆層を形成
する工程と、第1の熱処理工程と、該第1の被覆層の上
部に第2のゲルマニウム膜を層状にエピタキシャル成長
させる工程と、該第2のゲルマニウム膜の上部にシリコ
ン若しくはシリコンゲルマニウム混晶からなる第2の被
覆層を形成する工程と、第2の熱処理工程を有すること
を特徴とする半導体装置の製造方法に関する。
【0011】第4の発明は、シリコン基板上に成長する
層状の前記ゲルマニウム膜がシリコンゲルマニウム混晶
膜であり、その上に形成される前記被覆層がシリコン
膜、または前記シリコンゲルマニウム混晶膜よりもゲル
マニウム組成の小さいシリコンゲルマニウム混晶膜であ
ることを特徴とする第1、第2又は第3の発明の半導体
装置の製造方法に関する。
【0012】第5の発明は、最上層ゲルマニウム膜もし
くは最上層被覆膜上にシリコン層を形成することを特徴
とする第1〜第4のいずれかの発明の半導体装置の製造
方法に関する。
【0013】第6の発明は、最上層シリコン層中にホウ
素もしくはリンあるいは砒素をドーピングすることによ
って電極を形成することを特徴とする第5の発明の半導
体装置の製造方法に関する。
【0014】第7の発明は、ドライバーもしくはアンプ
となるSiデバイスを配したSi基板表面よりSiを
エッチングして溝を形成する工程と、溝底面以外の部分
をシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜によって覆っ
た後、GeH4とCl2とを交互に或いはSi26及びG
eH4とCl2とを交互に供給する工程1によって、受光
部となるGe層あるいはSi1-XGeX層を溝中に選択的
に形成し、Si26とCl2とを交互に供給する工程2
によってSi層を溝中に選択的に形成し、熱処理を行
い、あるいは、さらに工程1工程2及び熱処理を繰り
返すことによって、Si層とGe層あるいはSi1-X
X層との複数層からなる受光部を溝中に選択的に形成
する工程と、その後、Si26及びB26とCl2とを
交互に或いはSi26及びPH3とCl2とを交互に或い
はSi26及び砒素とCl2とを交互に供給することに
よって電極層を溝中に選択的に形成する工程を有する
とを特徴とする半導体装置の製造方法に関する。第8の
発明は、シリコン基板上にゲルマニウム膜が形成され、
該ゲルマニウム膜上にシリコン若しくはシリコンゲルマ
ニウム混晶からなる被覆膜が形成され、該シリコン基板
と該ゲルマニウム膜との界面付近に転位がほぼ局在して
いる膜構成を有することを特徴とする半導体装置に関す
る。 第9の発明は、シリコン基板上にシリコンゲルマニ
ウム混晶膜が形成され、該シリコンゲルマニウム混晶膜
上に該シリコンゲルマニウム混晶膜よりもゲルマニウム
組成の小さいシリコンゲルマニウム混晶またはシリコン
からなる被覆膜が形成され、該シリコン基板と該シリコ
ンゲルマニウム混晶膜との界面付近に転位がほぼ局在し
ている膜構成を有することを特徴とする半導体装置に関
する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の原理について、シリコン
基板上にゲルマニウム膜を成長させる場合を例にとって
説明する。シリコン基板上のゲルマニウムの成長は、先
にも述べたように、層状成長の後、その上部にアイラン
ド構造を形成するStranski-Krastanov型の成長様式を持
つ。この現象は、成長中のシリコン基板表面上のゲルマ
ニウム原子の拡散距離に依存するため、例えば、成長表
面に水素を同時吸着させてゲルマニウムの拡散距離を短
くすると、シリコン基板上にエピタキシャル成長した層
状のゲルマニウム膜を得ることができる。このような膜
は、ミスフィット歪の緩和が完全になされておらず且つ
貫通転位が存在するため、その後の熱処理が必要である
が、熱処理に伴って層状のゲルマニウム膜は再びアイラ
ンド構造へと変化してしまう。これは、層状ゲルマニウ
ム膜中に圧縮歪が残存しているためである。
【0016】これに対して、本発明者は、このようにし
て形成した層状のゲルマニウム膜の表面を、シリコン若
しくはシリコンゲルマニウム混晶で被覆し且つ熱処理を
すると、ゲルマニウム膜がアイランド構造にならず、す
なわち表面の平坦性が保持され、しかもミスフィット歪
みを緩和するための転位は界面に局在し、膜中に貫通転
位が残存しないことを見い出した。
【0017】このような構造の形成は、以下の原理に基
づいている。図1(a)に、シリコン基板12上に層状
ゲルマニウム膜13を形成し、その表面にシリコン若し
くはシリコンゲルマニウム混晶からなる被覆層11を形
成したときの構造断面図を示す。その際、シリコン基板
と層状ゲルマニウム膜の界面には、成長中のゲルマニウ
ム原子の拡散距離が短いことに起因する付着型の成長に
よって形成された欠陥すなわちグロウン−イン欠陥14
が多数存在し、一部は貫通転位15となっている。図1
(b)には、こうした積層構造の熱処理後の構造を示し
ている。熱処理によって、シリコン基板12と層状ゲル
マニウム膜13の界面に存在していたグロウン−イン欠
陥14を核として、刃状転位(転位の滑り量と方向を表
バーガースベクトルが転位線の走る方向に対して垂直
な転位)16が形成される。その際、それらは界面に局
在し、シリコンとゲルマニウムのミスフィット歪みを完
全に緩和する間隔を持ってクロスハッチ状に配列し、そ
の貫通成分は結晶外へと除去される。さらに、圧縮歪が
残存していた層状ゲルマニウム膜の表面には、その格子
定数がゲルマニウムに比べて小さい被覆層が形成されて
いるため、引張り応力が加わり、熱処理中のゲルマニウ
ム膜のアイランド化が抑制される。
【0018】以上の原理に従えば、膜中に貫通転位が無
く、表面が平坦な、完全に格子緩和したゲルマニウム膜
をシリコン基板上に成長させることが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに説明する
が、本発明はこれらに限定するものではない。
【0020】ここでは、到達真空度1×10-10Torrの
超高真空気相成長(UHV−CVD)装置を用いた。試
料ウエハーは、6インチのp型シリコン(100)基板
を用いた。シリコンの原料ガスは100%ジシラン(S
26)を用い、ゲルマニウムは100%ゲルマン(G
eH4)を用いた。初期基板表面クリーニングは、洗浄
液(NH4OH:H22:H2O=1:4:20)中で1
0分間洗浄の後、HF処理(HF:H2O=1:30、
処理時間40秒、水洗2分)によって、自然酸化膜を除
去した。さらに、成長前に、UHV−CVD装置内で、
真空中800℃、3分の清浄化アニールを行った。
【0021】実施例1 基板温度330℃、GeH4流量20sccm、成長時間4
0分で、膜厚が200ÅのGe層を成長し、基板温度3
30℃、GeH4流量20sccm、Si26流量1sccm、
成長時間5分で膜厚が10Å以下のSiGe層(キャッ
プ層(被覆層))を形成した。その後、歪みの緩和のた
めに、UHV−CVD装置内で基板温度680℃の範囲
の熱処理(アニール)を行った。熱処理は、430〜7
30℃の範囲で行うことが好ましい。
【0022】図2に、歪み緩和のためのアニール後のG
e膜の状態をSiGeキャップ層の有無で比較したSE
M写真を示す(680℃で10分熱処理)。(a)はキ
ャップ層が無い場合、(b)はキャップ層を形成した場
合であり、明らかに表面モホロジーの違いがわかる。G
e膜の表面にSiGeキャップ層を設けてアニールする
ことにより、表面モホロジーが良く、平坦な膜が形成さ
れた。
【0023】次に、アイランド化とGe膜厚・アニール
温度との関係について述べる。図3は、これらの関係を
示すグラフである。Ge層(緩和層)の成長条件は基板
温度330℃、GeH4流量20sccm、SiGeキャッ
プ層の成長条件はGeH4流量20sccm、Si26流量
1sccm、成長時間5分である。Ge膜厚が100Åで
は、アニール温度580℃でアイランド化してしまう
が、400Åではアニール温度730℃で表面はアイラ
ンド化せず平坦である。この結果より、Ge膜を厚く積
んだ場合では、アニール温度を高くしてもアイランド化
せず表面は平坦であることがわかり、Ge膜厚とアニー
ル温度は、アイランド化しない範囲で、そのデバイスに
許容される温度と厚さの範囲で選ぶことができる。
【0024】また、キャップ層の厚さを厚くすれば、よ
り薄い膜で高温までアイランド化しないが、この膜上に
さらにGeを厚く形成する場合には、転位の発生源とな
るので、その場合はキャップ層の厚さは5〜20Åが適
当である。
【0025】次に、低温で成長したGe膜にキャップ層
を形成し、その後のアニール条件を変化させた時のGe
膜の結晶性についてTEMにより観察した結果について
述べる。図4(a)〜(c)はそれぞれ、アニール前、
430℃−10分、680℃−10分のアニールを行っ
た試料の断面のTEM写真である。アニール前の試料
(a)は、膜厚が約210Åで表面にはアイランドが形
成されず、比較的平坦な膜である。これは、成長中、表
面に吸着した水素がGe原子の表面拡散を抑え、アイラ
ンド化を抑制したためである。しかし、結晶性は悪く、
貫通転位が多いことがわかる。図4(b)は、図4
(a)の試料を430℃で10分間アニールした試料で
膜厚は約250Åである。(a)と比較すると、界面の
ミスフィット転位が増え、貫通転位が減少していること
がわかる。図4(c)は、図4(a)の試料をを680
℃で10分間アニールした試料で、膜厚は約190Åで
ある。図4(a)や(b)の試料と比べて、転位が界面
のところだけに局在しており、結晶性の良い膜が得られ
たことがわかる。図4(a)〜(c)より、アニールす
ることによってミスフィット転位が生じ、貫通転位が減
少することがわかる。さらに、アニール温度はアイラン
ド化しない範囲で、高いほど良いことがわかる。
【0026】図5は、アニール前後のX線回折スペクト
ルである。アニール前の試料のピークは、Ge(40
0)より低角側にあり、Ge膜が歪んでいることを示し
ている。アニールするとピークはGe(400)に近づ
き、680℃でアニールした試料ではGe(400)の
回折位置と一致している。この結果より、680℃での
アニールでは歪みが完全に緩和していることがいえる。
【0027】以上に述べたように、UHV−CVD装置
を用い、水素サーファタタントによる平坦な成長後にキ
ャップ層を形成し、さらに高温アニール処理を行うこと
で、表面が平坦な、結晶性の良い膜を成長することがで
きた。
【0028】実施例2 以上のようにして形成したGe膜は、格子緩和してお
り、しかもGe膜中を貫通する転位が非常に少ないた
め、この上に、Ge膜をさらに厚く形成しても新たに欠
陥が発生することはない。これは、Ge基板上のGeの
成長と変わらない。そこで、次のようにして第1のGe
膜および第2のGe膜を形成した。
【0029】第1段階として、基板温度330℃、Ge
4流量20sccm、成長時間40分で、膜厚が200Å
の第1のGe膜を成長し、次いで基板温度330℃、G
eH4流量20sccm、Si26流量1sccm、成長時間5
分で、膜厚が10Å以下のSiGeキャップ層を形成し
た。その後、歪みの緩和のために、UHV−CVD装置
内で基板温度680℃で10分間アニールした。次に第
2段階として、基板温度380℃、GeH4流量20scc
m、成長時間100分で、膜厚が5000Åの第2のG
e膜を成長した。
【0030】図6及び図7に、Si基板上に成長したG
e膜の断面のTEM写真を示す。図6からわかるよう
に、転位数は少なく、結晶性は良好である。図7は、図
6における界面の拡大TEM写真であるが、転位が界面
に局在していることがわかる。また、ミスフィット転位
は多く存在しているが、貫通転位は少ない。
【0031】実施例3 格子緩和させた第1のGe膜の上に第2のGeの厚い膜
を成長後、最後に再びアニール(第2のアニール)を行
うと、結晶性はさらに良くなる。これは、残っている少
数の貫通転位が第2のアニールによってアニールアウト
されるからである。そこで、厚さ3000Åの第2のG
e膜を成長し、次いでキャップ層を設け、その後850
℃で30分の第2のアニールを行い、この第2のアニー
ルの有無による効果を検討した。
【0032】第1段階として、基板温度330℃、Ge
4流量20sccm、成長時間40分で、膜厚が200Å
の第1のGe層を成長し、基板温度330℃、GeH4
流量20sccm、Si26流量1sccm、成長時間5分で、
膜厚が10Å以下のSiGeキャップ層を形成した。そ
の後、歪みの緩和のために、UHV−CVD装置内で基
板温度680℃で10分間アニール(第1のアニール)
を行った。
【0033】次に第2段階として、基板温度380℃、
GeH4流量20sccm、成長時間100分で、膜厚が5
000Åの第2のGe膜を成長し、次いで基板温度38
0℃、GeH4流量20sccm、Si26流量1sccm、成
長時間5分で、膜厚が10Å以下のSiGeキャップ層
を形成した。その後、結晶性改善のためにUHV−CV
D装置内で基板温度680℃で30分間、第2のアニー
ルを行った。
【0034】図8は、第2のアニールの効果を示す4結
晶のX線回折のスペクトルである。第2のアニールを行
った場合の方が半値幅が狭くなり、ピーク位置がGe
(400)位置に近づいていることがわかる。このよう
に第2のアニールをすることによって、結晶性は改善さ
れる。
【0035】図9に断面のTEM写真を示す。図9
(a)は第2のアニールを行わなかった場合、図9
(b)は第2のアニールを行った場合を示し、膜厚はど
ちらも約2900Åである。図9(a)と(b)を比較
すると、明らかに図9(b)の第2のアニールを行った
方が転位数が少ないことがわかる。
【0036】実施例4 以上に述べた結晶性の良いGe膜上には、Si層を平坦
に形成することができる。そこで本実施例では、次のよ
うにしてSi層の形成を行った。
【0037】まず、基板温度330℃、GeH4流量2
0sccm、成長時間70分で、膜厚400Åの第1のGe
膜を成長し、次いで基板温度330℃、GeH4流量2
0sccm、Si26流量1sccm、成長時間5分で、膜厚1
0Å以下のSiGeキャップ層を形成した。その後、歪
みの緩和のために、UHV−CVD装置内で基板温度7
20℃で10分間、第1のアニールを行った。
【0038】次に、基板温度355℃、GeH4流量2
0sccm、成長時間100分で、膜厚3000Åの第2の
Ge膜を成長し、次いで基板温度355℃、GeH4
量20sccm、Si26流量1sccm、成長時間5分で、膜
厚10Å以下のSiGeキャップ層を形成した。その
後、結晶性改善のために、UHV−CVD装置内で基板
温度730℃で30分間、第2のアニールを行った。
【0039】最後に、基板温度660℃、Si26流量
20sccm、成長時間10分で、膜厚2000ÅのSi膜
を成長した。
【0040】図10及び図11に、それぞれ、Si層を
成長していないものと成長したものの断面のTEM写真
を示す。図10は、厚さ3000Åの第2のGe膜を成
長後に第2のアニールを行ったもののTEM写真であ
る。実際の膜厚は約2900Åであり、Ge膜上の表面
は平坦で、膜中の転位は少ない。図11は、厚さ300
0Åの第2のGe膜の成長後に第2のアニールを行い、
その上にSi層を成長したもののTEM写真である。G
e膜の膜厚は約3200Åで、Si層の膜厚は約240
0Åである。図10と図11を比較すると、Ge膜上に
Siを成長しても、Ge膜中の転位は増加しないことが
わかる。また、Si層中には多くの転位が見られるが、
Si層中の転位はGe膜側には抜けていない。従って、
Si層の成長によってGe膜の結晶性はくずれない。
【0041】図12は、Ge膜上のSi成長の有無を比
較した4結晶のX線回析のスペクトルである。この図よ
り、Ge膜上にSiを成長した方が、ピーク値が下がっ
ている。これは上にSiを成長した結果である。しか
し、半値幅に関しては、両者ともほとんど変わりはない
ため、Ge膜上にSiを成長しても、Ge膜中の結晶性
は変わらないことがわかる。
【0042】以上のような構造を形成することにより、
Geが表面に露出しないようにでき、工業的にSiプロ
セスを使ってこのような構造を形成する場合、Geが表
面から溶けだし、プロセスラインを汚染することを防ぐ
ことができる。
【0043】実施例5 図13は、本発明によるデバイス(SiOEIC:Si
Opt−Electric Integrated
Circuits)の製造プロセスを模式的に示したも
のである。まず、Si(100)基板上に通常のシリコ
ンプロセスによって、プリアンプ、識別回路等のドライ
ブ用素子部(ドライバー用シリコンデバイス)を形成
し、全面を酸化膜によって覆う(図13(A))。次
に、ドライブ用素子部をレジストによってマスクし、ド
ライエッチングによって、深さ1μm、幅30μm、長
さ500μmの溝をシリコン基板に設ける(図13
(B))。熱酸化後、エッチバックによって、前述の溝
側面に酸化膜のサイドウォールを形成する。この時、溝
底面にはシリコンが露出する。さらに、この底面にイオ
ン注入によって砒素を注入し、2×1019cm-3程度の
n型層を作る。
【0044】化学洗浄によって溝底面の汚染を除去した
後、受光素子であるPINダイオードを前述の溝内に選
択エピタキシャル成長によって形成する(図13
(C))。成長にはシリコンのUHV−CVD装置を用
いた。基板温度330℃、GeH4流量20sccm、成長
時間70分で、膜厚400Åの第1のGe層を成長し、
次いで基板温度330℃、GeH4流量20sccm、Si2
6流量1sccm、成長時間5分で、膜厚10Å以下のS
iGeキャップ層を形成した。このとき、選択性を確保
するために、Geの成長の20分に1度、Cl2を30
秒供給する。その後、歪みの緩和のために、UHV−C
VD装置内で基板温度720℃で10分間、第1のアニ
ールを行った。
【0045】次に、基板温度355℃、GeH4流量2
0sccm、成長時間300分で、膜厚9000Åの第2の
Ge層を成長し、再び基板温度355℃、GeH4流量
20sccm、Si26流量1sccm、成長時間5分で、膜厚
10Å以下のSiGeキャップ層を形成した。このと
き、選択性を確保するために、Geの成長20分に1
度、Cl2を30秒供給する。その後、結晶性改善のた
めに、UHV−CVD装置内で基板温度730℃で30
分間、第2のアニールを行った。
【0046】最後に、基板温度660℃でSi26を流
量1sccm、B26を流量10sccm(1%H2希釈)を1
00秒供給し、Cl2を30秒供給する。これを8回繰
り返すことによって厚さ2000Åの2×1019cm-3
Bドープシリコン層を形成した。
【0047】次に、光ファイバーを固定する部分のシリ
コン基板を深さ63μm、幅125μmに渡ってエッチ
ングし、光ファイバーをそのコア部が受光部と同一の高
さとなるように固定し、光を表面に沿って平行に導入す
るような構造を形成した(図13(D))。
【0048】各部電極を形成すると、表面には段差が無
いために、配線の段差による切断が無く、受光部とドラ
イバーとなるSiデバイス間を繋ぐことができ、これら
を同一チップ内に形成することができる。また、Ge膜
中には欠陥が少ないため、欠陥に起因するリーク電流が
少ない。さらに、受光部のGe膜をデバイス工程の最後
に成長できるので、ドライバーとなるシリコンデバイス
部形成工程における高温熱処理により欠陥が生じて暗電
流発生の原因となることもない。さらに、PN接合は選
択エピタキシャル成長の過程で側壁酸化膜によって完全
に覆われてしまうために接合リークに起因する暗電流の
発生も少ない。この時のアバランシェフォトダイオード
の容量は、10V印可時0.3pF/μ2であった。図
14は、本PINフォトダイオードの逆バイアスと暗電
流との関係を示したものである。Appl.Phys.
Lett.49巻、809ページ(1986年)に示さ
れているようなメサ型のものを比較のために併せて示
す。図14から明らかなように、選択成長によって埋め
込んだアバランシェフォトダイオードの暗電流は少な
く、従って感度が高い。また、受光部には貫通する転位
が少ないために、暗電流はGe基板に作ったPINダイ
オードと同様に少ない。1.3μm波長のNd:YAG
レーザーの140psのパルスを送ったときの本受光素
子の受信感度は、−36dBmと良好であり、Ge基板
に作ったPINダイオードと同様であった。さらに、受
光部周辺に作ったドライバー、アンプと接続し、一体と
して受光回路が作動することを確かめた。
【0049】以上の実施例では、受光部にPINダイオ
ードをもちいた場合について述べたが、アバランシェフ
ォトダイオードをもちいても同様の効果がえられること
を確かめた。
【0050】以上、Si上のGeの成長の場合について
述べたが、Si上のSi1-XGeX混晶の成長においても
同様であることを確かめた。ただし、キャップ層に用い
るSi1-xGexの混晶比xは、層状に厚膜成長するSi
1-yGeyの混晶比yに比べてy>xの関係にすることが
肝要である。このような関係にないと、表面に引っ張り
歪みがかからないためにアイランド化が起こる。さら
に、本実施例では、シリコン基板上について述べたが、
基板表面に単結晶Siがあれば良く、SOI基板でも当
然可能である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、膜中に貫通転位が無く、表面が平坦な、完全に
格子緩和したゲルマニウム膜もしくはシリコンゲルマニ
ウム混晶膜をシリコン基板上に成長させることができ
る。さらに本発明は、膜構造の均一性を高めることが可
能であり、デバイスの特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための概念図であっ
て、シリコン基板上に層状ゲルマニウム膜を形成し、そ
の表面にシリコン若しくはシリコンゲルマニウム混晶か
らなる被覆層を形成した場合の断面構造図である。
【図2】アニール後のGe膜の状態をSiGeキャップ
層の有無で比較したSEM写真(図面代用写真)である
((a)はキャップ層が無い場合、(b)はキャップ層
を形成した場合)。
【図3】アイランド化とGe膜厚・アニール温度との関
係を示すグラフである。
【図4】アニール前後の試料の断面のTEM写真(図面
代用写真)である((a)アニール前、(b)430℃
−10分、(c)680℃−10分)。
【図5】アニール前後の試料のX線回折スペクトルであ
る。
【図6】Si基板上に成長したGe膜の断面のTEM写
真(図面代用写真)である。
【図7】図6における界面の拡大TEM写真(図面代用
写真)である。
【図8】第2のアニールの有無を比較した4結晶のX線
回折のスペクトルである。
【図9】第2のアニールの効果を示す断面のTEM写真
(図面代用写真)である((a)最後のアニールを行っ
ていない場合、(b)最後のアニールを行った場合)。
【図10】Ge膜上にSi層を成長していないものの断
面のTEM写真(図面代用写真)である。
【図11】Ge膜上にSiを成長したものの断面のTE
M写真(図面代用写真)である。
【図12】Ge膜上のSi成長の有無を比較した4結晶
のX線回析のスペクトルである。
【図13】本発明によるデバイスの製造プロセスの模式
図である。
【図14】PINフォトダイオードの逆バイアスと暗電
流との関係を示す図である。
【符号の説明】
11 シリコン若しくはシリコンゲルマニウム混晶か
らなる被覆層 12 シリコン基板 13 層状ゲルマニウム膜 14 グロウン−イン欠陥 15 貫通転位 16 刃状転位
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/20 H01L 21/324 H01L 27/15 H01L 31/02

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上にゲルマニウム膜を層状
    にエピタキシャル成長させる工程と、該ゲルマニウム膜
    の上部にシリコン若しくはシリコンゲルマニウム混晶か
    らなる被覆層を形成する工程と、熱処理工程を有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 シリコン基板上に第1のゲルマニウム膜
    を層状にエピタキシャル成長させる工程と、該第1のゲ
    ルマニウム膜の上部にシリコン若しくはシリコンゲルマ
    ニウム混晶からなる被覆層を形成する工程と、熱処理工
    程と、該被覆層の上部に第2のゲルマニウム膜を層状に
    エピタキシャル成長させる工程を有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 シリコン基板上に第1のゲルマニウム膜
    を層状にエピタキシャル成長させる工程と、該第1のゲ
    ルマニウム膜の上部にシリコン若しくはシリコンゲルマ
    ニウム混晶からなる第1の被覆層を形成する工程と、第
    1の熱処理工程と、該第1の被覆層の上部に第2のゲル
    マニウム膜を層状にエピタキシャル成長させる工程と、
    該第2のゲルマニウム膜の上部にシリコン若しくはシリ
    コンゲルマニウム混晶からなる第2の被覆層を形成する
    工程と、第2の熱処理工程を有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 シリコン基板上に成長する層状の前記ゲ
    ルマニウム膜がシリコンゲルマニウム混晶膜であり、そ
    の上に形成される前記被覆層がシリコン膜、または前記
    シリコンゲルマニウム混晶膜よりもゲルマニウム組成の
    小さいシリコンゲルマニウム混晶膜であることを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 最上層ゲルマニウム膜もしくは最上層被
    覆膜上にシリコン層を形成することを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 最上層シリコン層中にホウ素もしくはリ
    ンあるいは砒素をドーピングすることによって電極を形
    成することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 ドライバーもしくはアンプとなるSiデ
    バイスを配したSi基板表面よりSiをエッチングし
    て溝を形成する工程と、溝底面以外の部分をシリコン酸
    化膜もしくはシリコン窒化膜によって覆った後、GeH
    4とCl2とを交互に或いはSi26及びGeH4とCl2
    とを交互に供給する工程1によって、受光部となるGe
    層あるいはSi1-XGeX層を溝中に選択的に形成し、S
    26とCl2とを交互に供給する工程2によってSi
    層を溝中に選択的に形成し、熱処理を行い、あるいは、
    さらに工程1工程2及び熱処理を繰り返すことによっ
    て、Si層とGe層あるいはSi1-XGeX層との複数層
    からなる受光部を溝中に選択的に形成する工程と、その
    後、Si26及びB26とCl2とを交互に或いはSi2
    6及びPH3とCl2とを交互に或いはSi26及び砒
    素とCl2とを交互に供給することによって電極層を溝
    中に選択的に形成する工程を有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 シリコン基板上にゲルマニウム膜が形成
    され、該ゲルマニウム膜上にシリコン若しくはシリコン
    ゲルマニウム混晶からなる被覆膜が形成され、該シリコ
    ン基板と該ゲルマニウム膜との界面付近に転位がほぼ局
    在している膜構成を有することを特徴とする半導体装
    置。
  9. 【請求項9】 シリコン基板上にシリコンゲルマニウム
    混晶膜が形成され、該シリコンゲルマニウム混晶膜上に
    該シリコンゲルマニウム混晶膜よりもゲルマニウム組成
    の小さいシリコンゲルマニウム混晶またはシリコンから
    なる被覆膜が形成され、該シリコン基板と該シリコンゲ
    ルマニウム混晶膜との界面付近に転位がほぼ局在してい
    る膜構成を有することを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 界面付近にほぼ局在している転位が刃
    状転位である請求項8又は9記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記被覆膜の厚さが5〜20Åである
    請求項8、9又は10記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記被覆膜上にゲルマニウム膜が形成
    されている請求項8〜11のいずれか1項に記載の半導
    体装置。
  13. 【請求項13】 前記ゲルマニウム膜上にシリコン膜が
    形成されている請求項12記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記被覆膜上にシリコン膜が形成され
    ている請求項8〜1 1のいずれか1項に記載の半導体装
    置。
  15. 【請求項15】 前記シリコン膜中に、ホウ素もしくは
    リンあるいは砒素がドーピングされている請求項13又
    は14記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 シリコン基板に溝が形成され、該溝の
    底面以外の部分がシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜
    に覆われ、該溝内が、請求項13、14又は15記載の
    膜構成となり且つ表面に段差がないように埋め込まれて
    いる構成を有することを特徴とする半導体装置。
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