JP3023367B2 - 布団乾燥機 - Google Patents

布団乾燥機

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JP3023367B2
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喜久雄 湯本
悦雄 小林
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ソーラーシステム株式会社
悦雄 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ホテル、旅館、料理屋などのように多く
の寝具用布団や座布団を用いる顧客を対象にしたクリー
ニング業者の用いるもので、主として汚れた布団を大型
洗濯機にて丸洗いして脱水した後に乾燥する際に用いる
装置に関するものである。
[従来の技術]及び[発明が解決しようとする課題] 従来提供されているこの種の布団乾燥機は、乾燥させ
るための手段としての温風を吹き付ける形式のものが大
半を占めている。
このような乾燥機にあっては、丸洗いをした後の布団
を脱水した場合、完全に除湿するまでには至らないため
相当程度の水分が布団に残り本来の膨らみが回復しない
という致命的な欠陥があった。すなわち、従来技術の場
合布団の中にまで通気することは困難であることから表
面に温風を吹き付けることにより布団表面から水分を強
制的に水分を蒸発させる構成としていた。
しかしながら、これでは、太陽の下での自然乾燥で起
きる本来の復元力が失われ、ふっくらとした布団になら
なかった。
これは、従来の乾燥機が採用している温風乾燥法は対
流作用を利用しているので、厚みのある布団の中まで完
全に乾燥させるのが困難で乾燥にむらが生じ、また表面
に近い部位は比較的早く乾燥していても中まで一様に乾
燥させるのが困難だからである。
この意味での太陽の下での自然乾燥は一番好ましい
が、雨、雪、風などの自然条件に左右されるばかりでな
く、スペースを広大に必要とするので実際的ではなかっ
た。
[課題を解決するための手段] そこでこの発明は、対流作用を利用している従来の温
風乾燥機が抱える上述の如き欠点、すなわち、布団の表
面部分のみから水分を蒸発させる方式にあっては、高温
の熱風により表面の温度が急激に上昇しても中芯部の温
度は比較的低いままであることに起因する不完全乾燥
を、布団を乗せる棚自体を熱の浸透力のある遠赤外線放
射熱パネルとし、このパネルによる熱放射と熱伝導によ
る乾燥を採用することにより、表面部のみならず芯部を
も十分に乾燥すると共に、湿気を含んだ空気をダクト通
路を設けて速やかに排出するように構成し、また、乾燥
室内の布団の収納部分を区画して多くの布団を収納して
出し入れ自在とする扉つきの構成としたものであり、そ
の要旨とするところは、出入扉を具える布団乾燥機内
を、多孔仕切板を介して、複数段に亘る布団の収納棚が
形成される乾燥室と、1もしくは2つのダクト通路とに
区画し、かつかかる乾燥室とダクト通路とは上記多孔仕
切板を介して連通させ、該ダクト通路には外気の吸入装
置と湿潤空気の排出装置を接続し、そして上記収納棚
は、蛇行配置した銅パイプとこれを保持する凹部を具え
た放射プレートからなる遠赤外線放射パネルにて構成す
ると共に、該銅パイプ中にはボイラー温水を循環可能に
通水するようにしたことを特徴とするところにある。要
するに、この発明は1つには水が遠赤外線の吸収特性が
高くかつ保温効果があることを利用して被加熱布団の乾
燥を有利に進めるようにするものである。
[実施例] 以下図面に示す実施例に即して発明の内容を説明す
る。
第1図はこの発明に係る布団乾燥機の断面図で、乾燥
室1は、例えば高さ2メートル、奥行3メートル、幅15
メートル〜20メートル程度のものであって、その前面に
は引き違い戸11を長手方向を複数配置してなり、布団の
出し入れが可能となるように構成してある。この乾燥室
1の外部を形成する底板12、側板13、13′、背面板14な
どは鋼板などを用い、また前面に設ける引き違い戸11に
ついてはアルミサッシなど気密性の良好なものとするこ
とが望ましいが、開閉自在なものとすればアコーデオン
式や観音開きの扉、シャッターなどとしてもよい。
この乾燥室1内の背面および前面側には前記背面板14
および前面引き違い戸11から若干離れしかも並行に、背
面板14側にはエキスバンドメタルやパンチングメタルな
どを好適例とする多孔仕切板2を、また引き違い戸11側
にも同じくパンチングメタルなどの多孔仕切板3を設け
る。ただし、この多孔仕切板3の方は引き違い戸として
構成する。この各仕切板2、3にて乾燥室1内を仕切る
ことにより該乾燥室1内の前後にダクト通路4、5を設
ける。そして、このダクト通路4、5が位置する前記各
側板13、13′には吸入装置8と排出装置9を配設した吸
入ダクト6、排出ダクト7を延設する、そして、これら
ダクト6、7内に吸入装置8、排出装置9により、乾燥
室1外より自然の空気を吸入し、かつ、乾燥室1内を一
巡した後に外部に排出するようにする。これは乾燥室1
内部で布団Fを乾燥させることによって発生する湿気を
含む空気を排出するためである。
仕切板2、3をパンチングメタルのような多孔板で構
成した理由は乾燥室内部とダクト通路4、5を連通させ
るためで、それゆえこれら網戸、窓穴を穿設した板戸な
どにて構成してもよい。
また、図示の例では双方の側板13、13′にダクト6、
7を設けるようにしたが、一方の側板13にのみ二つのダ
クトを設けるようにしてもよい。この場合は通気が乾燥
室1内をくまなく循環するように多孔板の孔径の大きさ
を変えてダクト通路抵抗の分布を調整することが不可欠
である。さらに左右方向に長く構成したものでは両側板
に吸気ダクトと排気ダクトを設けるようにしてもよい。
なお、上述の例ではダクト通路4、5を2つ設けたもの
を示すが、中央部に1つ設ける構造でもよい。
さて、この発明にあっては、仕切板2、3の内側には
補強のために縦横にアングル材などからなる枠組を設け
(図示せず)、この枠組に遠赤外線放射パネル10を敷設
する。図示の放射パネル10は蛇行するように配置した銅
パイプ10aとこれを保持する凹部を備えた放射プレート1
0bからなるもので、この放射プレート10bとしては線赤
外線放射セラミックスの他にステンレス鋼板表面に炭化
物や金属酸化物を蒸着させたりして多重の遠赤外線を放
射するようにしたものを用い、例えば詳細な図示は省略
するが、ボイラーにて温水を得、この温水を循環ポンプ
にて銅パイプ10a内に通し、発生した熱を遠赤外線放射
プレート10bに伝えることにより多量の遠赤外線を放射
するようにしたものを用いる。なお、この放射パネル自
体があまり高温となるとは適切でないことから、温水を
供給する方式としたものである。
なお、放射パネル10自体が保形性を有し堅牢性を有す
るものであれば放射パネル10自体を棚としてもよい。
布団の乾燥に当っては前記放射パネル10上に、布団F
を直接あるいは金属板20を介して布団Fを乗せて乾燥室
1内に収容する。そのとき金属板20を用い、この上に布
団Fを乗せてから放射パネル10上にスライドさせて乗せ
るようにすれば、使い勝手が良好であるばかりでなく、
上下の棚の間隔が狭くてすむので、多くの布団Fを収容
できることになる。
このような構成からなる布団乾燥機を用いるには、別
途布団洗濯機により洗濯した布団Fを脱水して水が滴ら
なくなる状態としてから金属板20に乗せてから放射パネ
ル10の上にスライドさせて押し込むようにする。
その後に図示しないボイラーにて温水を得て、これを
循環ポンプにより銅パイプ10a内を循環させ放射プレー
ト10bを加熱して遠赤外線を放射させると共に、放射プ
レート10bから伝導熱を布団Fに作用させ乾燥させるの
である。
これと同時に、あるいはある程度加熱してから吸入装
置、排出装置9を回して内部の湿気を含んだ空気を排出
して内部の湿度が高くなるのを防ぎ乾燥が速やかに進む
ようにする。
要するにこの発明布団乾燥機にあっては、布団Fは該
布団Fの下面が放射パネル10に直接触れるか、あるいは
金属板20を介して間接的に触れるので熱伝導により主と
して表面から乾燥されると同時に、該布団Fの直上の放
射パネル10裏面からの遠赤外線の熱放射により乾燥され
ることになるので、乾燥が速やかに行われ、自然な膨ら
みが回復することになる。
[発明の効果] この発明は以上のような構成からなるもので、従来の
布団乾燥機が温風乾燥の手段を採用していたために布団
の内部まで乾燥させることが困難であったのを、遠赤外
線による放射パネル10を用いるようにしたので表面のみ
ならず内部をも十分に乾燥することができ、しかも従来
の温風加熱のように布団の布地をいためることもない。
そして放射パネル10自体が加熱されるのでこの上にある
布団は熱伝導による乾燥もなされることになる。
このように、この発明は放射と伝導の両方の作用によ
る速やかな脱湿と、湿気を含んだ空気の排出を外気の導
入によって速やかに実現することで、乾燥の実を完全に
果たすことができる。
また、大型として布団Fを畳まずに乾燥機内部に収納
することができるようにしたので、乾燥する時間も短く
てすむ効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図は乾燥機の断
面図、第2図は要部断面図である。 1……乾燥室、11……引き違い戸 12……底板、13、13′……側板 14……背面板、2……多孔仕切板 3……多孔仕切板、4、5……ダクト通路 6……吸入ダクト、7……排出ダクト 8……吸入装置、9……排出装置 10……放射プレート、20……金属板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−22160(JP,A) 実開 昭60−129296(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 58/00 - 58/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出入扉を具える布団乾燥機内を、多孔仕切
    板を介して、複数段に亘る布団の収納棚が形成される乾
    燥室と、1もしくは2つのダクト通路とに区画し、かつ
    かかる乾燥室とダクト通路とは上記多孔仕切板を介して
    連通させ、該ダクト通路には外気の吸入装置と湿潤空気
    の排出装置を接続し、そして上記収納棚は、蛇行配置し
    た銅パイプとこれを保持する凹部を具えた放射プレート
    からなる遠赤外線放射パネルにて構成すると共に、該銅
    パイプ中にはボイラー温水を循環可能に通水するように
    したことを特徴とする布団乾燥機。
JP63082267A 1988-04-05 1988-04-05 布団乾燥機 Expired - Fee Related JP3023367B2 (ja)

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