JP3023155B2 - エンコーダ用光ファイバ固定構造 - Google Patents
エンコーダ用光ファイバ固定構造Info
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- JP3023155B2 JP3023155B2 JP2260452A JP26045290A JP3023155B2 JP 3023155 B2 JP3023155 B2 JP 3023155B2 JP 2260452 A JP2260452 A JP 2260452A JP 26045290 A JP26045290 A JP 26045290A JP 3023155 B2 JP3023155 B2 JP 3023155B2
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- Japan
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- optical fiber
- core wire
- inner diameter
- fiber core
- glass tube
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Description
【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、光ファイバ固定方法に関し、特に、保持体
に設けた光ファイバの固定位置を高精度且つ簡単に得る
ための新規な改良に関する。
に設けた光ファイバの固定位置を高精度且つ簡単に得る
ための新規な改良に関する。
b.従来の技術 従来、用いられていたこの種の光ファイバ固定方法と
しては種々あるが、その中で代表的なものについて述べ
ると、第2図に示す一般に採用されていた構成を挙げる
ことができる。
しては種々あるが、その中で代表的なものについて述べ
ると、第2図に示す一般に採用されていた構成を挙げる
ことができる。
すなわち、図において符号1で示されるものは、例え
ば、光ファイバエンコーダに用いられている板状の保持
体であり、この保持体1に形成された案内孔2内には、
光ファイバ3が挿入保持され、この光ファイバ3の光フ
ァイバ芯線3aは、前記案内孔2の先端2aに位置してい
る。
ば、光ファイバエンコーダに用いられている板状の保持
体であり、この保持体1に形成された案内孔2内には、
光ファイバ3が挿入保持され、この光ファイバ3の光フ
ァイバ芯線3aは、前記案内孔2の先端2aに位置してい
る。
従って、この光ファイバ3に供給された光信号は、光
ファイバ芯線3aから下方へ照射されるように構成されて
いる。
ファイバ芯線3aから下方へ照射されるように構成されて
いる。
c.発明が解決しようとする課題 従来の光ファイバ固定方法は、以上のように構成され
ていたため、次のような課題が存在していた。
ていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、案内孔内に光ファイバを挿入した場合、こ
の案内孔の内径は光ファイバが挿入できる大きさに形成
されているため、実際に光が出射する光ファイバ芯線の
外径と案内孔の内径間にはギャップが存在することにな
り、この光ファイバ芯線自体の保持固定は極めて困難で
あった。
の案内孔の内径は光ファイバが挿入できる大きさに形成
されているため、実際に光が出射する光ファイバ芯線の
外径と案内孔の内径間にはギャップが存在することにな
り、この光ファイバ芯線自体の保持固定は極めて困難で
あった。
従って、例えば、光ファイバを用いた光学式エンコー
ダの場合には、出射する光の位置が確実には固定され
ず、且つ、振動等によっても不安定となることがあり、
そのために、極めて精度の高い状態でパターンに照射す
ることができず、光学式位置検出精度の低下となってい
た。
ダの場合には、出射する光の位置が確実には固定され
ず、且つ、振動等によっても不安定となることがあり、
そのために、極めて精度の高い状態でパターンに照射す
ることができず、光学式位置検出精度の低下となってい
た。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされ
たもので、特に、保持体に設けた光ファイバの固定位置
を高精度且つ簡単に得るようにした光ファイバ固定方法
を提供することを目的とする。
たもので、特に、保持体に設けた光ファイバの固定位置
を高精度且つ簡単に得るようにした光ファイバ固定方法
を提供することを目的とする。
d.問題点を解決するための手段 本発明による光ファイバ固定方法は、保持体に形成さ
れ第1内径D1及びこの第1内径D1よりも小径の第2内径
D2を連続して有する案内孔の一端の前記第2内径D2側か
ら被覆部分を除去し光ファイバ芯線を露出した状態の光
ファイバを挿入し、前記光ファイバ芯線の先端が前記保
持体の端面から突出した状態で保持する第1工程と、前
記案内孔の他端の前記第1内径D1側からガラス管を挿入
すると共に、前記光ファイバの光ファイバ芯線を前記ガ
ラス管の貫通孔内に案内する第2工程と、前記光ファイ
バ芯線の前記先端を研磨手段にて除去し、前記端面、前
記ガラス管の管体端面及び前記先端を面一状に揃える第
3工程とよりなり、前記ガラス管と光ファイバ芯線は、
接着手段で固定されている方法である。
れ第1内径D1及びこの第1内径D1よりも小径の第2内径
D2を連続して有する案内孔の一端の前記第2内径D2側か
ら被覆部分を除去し光ファイバ芯線を露出した状態の光
ファイバを挿入し、前記光ファイバ芯線の先端が前記保
持体の端面から突出した状態で保持する第1工程と、前
記案内孔の他端の前記第1内径D1側からガラス管を挿入
すると共に、前記光ファイバの光ファイバ芯線を前記ガ
ラス管の貫通孔内に案内する第2工程と、前記光ファイ
バ芯線の前記先端を研磨手段にて除去し、前記端面、前
記ガラス管の管体端面及び前記先端を面一状に揃える第
3工程とよりなり、前記ガラス管と光ファイバ芯線は、
接着手段で固定されている方法である。
e.作 用 本発明による光ファイバ固定方法においては、案内孔
内に保持されたガラス管内に光ファイバの光ファイバ芯
線が挿入されているため、案内孔内に挿入された光ファ
イバの光ファイバ芯線は、ガラス管内で強固に位置決め
され、容易に所定の位置に固定される。
内に保持されたガラス管内に光ファイバの光ファイバ芯
線が挿入されているため、案内孔内に挿入された光ファ
イバの光ファイバ芯線は、ガラス管内で強固に位置決め
され、容易に所定の位置に固定される。
f.実施例 以下、図面と共に本発明による光ファイバ固定方法の
好適な実施例について詳細に説明する。
好適な実施例について詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付し
て説明する。
て説明する。
第1図は、本発明による光ファイバ固定方法を示すた
めの固定構造を示す断面図である。
めの固定構造を示す断面図である。
図において符号1で示されるものは、例えば、光ファ
イバエンコーダに用いられている板状の保持体であり、
この保持体1に形成された案内孔2内には、光ファイバ
3が挿入されている。
イバエンコーダに用いられている板状の保持体であり、
この保持体1に形成された案内孔2内には、光ファイバ
3が挿入されている。
前記案内孔2の先端である他端2bの第1内径D1は、案
内孔2の後端である一端2a側の第2内径D2よりも大径に
構成され、この第1内径D1内には、この第1内径D1とほ
ぼ等しい外径を有するガラス管10が嵌合されている。な
お、この第1内径D1と第2内径D2とは案内孔2内で連続
して形成されている。
内孔2の後端である一端2a側の第2内径D2よりも大径に
構成され、この第1内径D1内には、この第1内径D1とほ
ぼ等しい外径を有するガラス管10が嵌合されている。な
お、この第1内径D1と第2内径D2とは案内孔2内で連続
して形成されている。
前記案内孔2内に挿入された光ファイバ3の光ファイ
バ芯線3aは、前記ガラス管10の貫通孔10a内に接着手段
を介して嵌合して挿入されており、この光ファイバ芯線
3aは、このガラス管10によって保持体1の所定位置に高
精度に固定されている。
バ芯線3aは、前記ガラス管10の貫通孔10a内に接着手段
を介して嵌合して挿入されており、この光ファイバ芯線
3aは、このガラス管10によって保持体1の所定位置に高
精度に固定されている。
次に、以上のように構成された光ファイバ固定構造の
固定方法について説明する。
固定方法について説明する。
まず、保持体1の案内孔2の一端2a側から被覆部分を
除去し光ファイバ芯線3aが露出した状態の光ファイバ3
を挿入すると、光ファイバ芯線3aの先端3aAが点線で示
すように、保持体1の端面1aから突出した状態で保持さ
れる。
除去し光ファイバ芯線3aが露出した状態の光ファイバ3
を挿入すると、光ファイバ芯線3aの先端3aAが点線で示
すように、保持体1の端面1aから突出した状態で保持さ
れる。
その後、案内孔2の他端2b側から前記第1内径D1内に
前記ガラス管10を挿入すると、ガラス管10の貫通孔10a
内に光ファイバ芯線3aが貫通して案内される。
前記ガラス管10を挿入すると、ガラス管10の貫通孔10a
内に光ファイバ芯線3aが貫通して案内される。
前述の場合、貫通孔10a内又は光ファイバ芯線3aの外
周に接着剤等の接着手段を介在させるか、又は、後工程
で接着剤を貫通孔10aに浸み込ませるかの工程を経るこ
とによって、光ファイバ芯線3aとガラス管10とは一体的
に固定される。
周に接着剤等の接着手段を介在させるか、又は、後工程
で接着剤を貫通孔10aに浸み込ませるかの工程を経るこ
とによって、光ファイバ芯線3aとガラス管10とは一体的
に固定される。
その後、光ファイバ芯線3aの突出した先端3aAを研磨
手段によって除去することにより、保持体1の端面1a、
ガラス管10の端面10b及び先端3aAは、実線で示されるよ
うに面一状に揃えられ、光ファイバ芯線3aの光の散乱を
防止することができる。
手段によって除去することにより、保持体1の端面1a、
ガラス管10の端面10b及び先端3aAは、実線で示されるよ
うに面一状に揃えられ、光ファイバ芯線3aの光の散乱を
防止することができる。
尚、前記ガラス管10の外周と案内孔2とは、強嵌合又
は接着等によって強固に固定されている。また、本方法
は、エンコーダに限ることなく全ての光学機器に適用で
きるものである。
は接着等によって強固に固定されている。また、本方法
は、エンコーダに限ることなく全ての光学機器に適用で
きるものである。
g.発明の効果 本発明による光ファイバ固定方法は、以上のように構
成されていたため。次のような効果を得ることができ
る。
成されていたため。次のような効果を得ることができ
る。
すなわち、案内孔内に固定されたガラス管内に極細の
光ファイバ芯線が保持されているため、極細の光ファイ
バ芯線の固定位置は常に高精度に位置決めされており、
光信号の出射位置を高精度に固定することができる。ま
た、先端面が面一に揃えられているため光の散乱を防止
することができる。
光ファイバ芯線が保持されているため、極細の光ファイ
バ芯線の固定位置は常に高精度に位置決めされており、
光信号の出射位置を高精度に固定することができる。ま
た、先端面が面一に揃えられているため光の散乱を防止
することができる。
第1図は本発明による光ファイバ固定方法を示す断面
図、第2図は従来構造を示す断面図である。 1は保持体、2は案内孔、2aは一端、2bは他端、3は光
ファイバ、3aは光ファイバ芯線、10はガラス管、10aは
貫通孔、10bは管体端面である。
図、第2図は従来構造を示す断面図である。 1は保持体、2は案内孔、2aは一端、2bは他端、3は光
ファイバ、3aは光ファイバ芯線、10はガラス管、10aは
貫通孔、10bは管体端面である。
Claims (1)
- 【請求項1】保持体(1)に形成され第1内径D1及びこ
の第1内径D1よりも小径の第2内径D2を連続して有する
案内孔(2)の一端(2a)の前記第2内径D2側から被覆
部分を除去し光ファイバ芯線(3a)を露出した状態の光
ファイバ(3)を挿入し、前記光ファイバ芯線(3a)の
先端(3aA)が前記保持体(1)の端面(1a)から突出
した状態で保持する第1工程と、 前記案内孔(2)の他端(2b)の前記第1内径D1側から
ガラス管(10)を挿入すると共に、前記光ファイバ
(3)の光ファイバ芯線(3a)を前記ガラス管(10)の
貫通孔(10a)内に案内する第2工程と、前記光ファイ
バ芯線(3a)の前記先端(3aA)を研磨手段にて除去
し、前記端面(1a)、前記ガラス管(10)の管体端面
(10b)及び前記先端(3aA)を面一状に揃える第3工程
とよりなり、 前記ガラス管(10)と光ファイバ芯線(3a)は、接着手
段で固定されていることを特徴とする光ファイバ固定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2260452A JP3023155B2 (ja) | 1990-10-01 | 1990-10-01 | エンコーダ用光ファイバ固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2260452A JP3023155B2 (ja) | 1990-10-01 | 1990-10-01 | エンコーダ用光ファイバ固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04139404A JPH04139404A (ja) | 1992-05-13 |
JP3023155B2 true JP3023155B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17348142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2260452A Expired - Fee Related JP3023155B2 (ja) | 1990-10-01 | 1990-10-01 | エンコーダ用光ファイバ固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3023155B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-01 JP JP2260452A patent/JP3023155B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04139404A (ja) | 1992-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |