JP3023101U - 遮断ゲート装置 - Google Patents
遮断ゲート装置Info
- Publication number
- JP3023101U JP3023101U JP1995010050U JP1005095U JP3023101U JP 3023101 U JP3023101 U JP 3023101U JP 1995010050 U JP1995010050 U JP 1995010050U JP 1005095 U JP1005095 U JP 1005095U JP 3023101 U JP3023101 U JP 3023101U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- upper clutch
- clutch pipe
- pipe
- inclined surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゲート本体を開いた場合、簡単な機構でゲー
ト本体をもとの位置に戻し得るようにする。 【解決手段】 回転しないよう支持された縦軸9に、斜
めに切断された傾斜面12aを上端に有する下部クラッ
チ管12を固定し、下部クラッチ管12の傾斜面12a
に密着し得るよう、斜めに切断された傾斜面14aを下
端に有する上部クラッチ管14を縦軸9に対して回動し
得るよう嵌合し、上部クラッチ管14の外周側部に径方
向外方へ突出するゲート本体23を取付け、上部クラッ
チ管14を下方へ付勢するコイルばね20を上部クラッ
チ管14の上部に設ける。
ト本体をもとの位置に戻し得るようにする。 【解決手段】 回転しないよう支持された縦軸9に、斜
めに切断された傾斜面12aを上端に有する下部クラッ
チ管12を固定し、下部クラッチ管12の傾斜面12a
に密着し得るよう、斜めに切断された傾斜面14aを下
端に有する上部クラッチ管14を縦軸9に対して回動し
得るよう嵌合し、上部クラッチ管14の外周側部に径方
向外方へ突出するゲート本体23を取付け、上部クラッ
チ管14を下方へ付勢するコイルばね20を上部クラッ
チ管14の上部に設ける。
Description
【0001】
本考案は、モータ等のアクチュエータを用いることなく開閉し得るようにした 遮断ゲート装置に関するものである。
【0002】
鉄道の事業においては、省人化のため自動改札機の導入が盛んに行われている が、車椅子の利用者は自動改札機を通ることができないため、改札所の一部には 駅事務室に近接して車椅子の利用者が通ることのできる有人の改札口が設置され ている。
【0003】 而して、この有人改札口は、車椅子の利用者のみならず一般の乗客によっても 、乗り越しの精算を行うためや自動改札機を利用するのが煩わしい、等の理由に より屡々利用される。
【0004】 しかしながら、上述のごとく車椅子の通ることのできる有人改札口は幅が広い ため、例えば一般の乗客が有人改札口で立ち止って精算等を行っていると、その 後の乗客は待ち切れずに立ち止っている乗客の後を通過して切符を出したり定期 を見せるなどの行為を行わず、自由に改札口の外へ出てしまう虞れがある。
【0005】 そこで、近年、車椅子の通ることのできる幅の広い有人改札口に、一般の乗客 が自由に出入りできないよう、遮断ゲート装置を設置することが種々検討されて いる。
【0006】
しかしながら、従来の遮断ゲート装置においては、通常の人の通過時はゲート の開閉にモータ等のアクチュエータを使用しなければならず、従って、余分な動 力を必要とすると同時に、構造が複雑化、大型化し、コストアップを招来する、 等の問題がある。
【0007】 本考案は、上述の実情に鑑み、モータ等のアクチュエータを用いることなく開 閉し得るようにした遮断ゲート装置を提供することを目的としてなしたものであ る。
【0008】
本考案は、回転しないよう支持された縦軸に、斜めに切断された傾斜面を上端 に有する下部クラッチ管を嵌合、固定し、該下部クラッチ管の傾斜面に密接し得 るよう斜めに切断された傾斜面を下端に有し且つ外周側部に径方向外方へ突出す るようゲート本体が取付けられた上部クラッチ管を、下部クラッチ管の上方に位 置するよう、前記縦軸に回動自在に嵌合したものである。
【0009】 本考案においては、上部クラッチ管の上方に、上部クラッチ管を下方へ付勢す る弾撥体を設けたり、上部クラッチ管及び下部クラッチ管の傾斜面の傾斜角度を 略20〜30度とすると良い。
【0010】 ゲート本体に力が作用すると上部クラッチ管は、縦軸に対し回動すると共に下 部クラッチ管の傾斜面に押されて上昇しつつ、ゲート本体が開く。
【0011】 ゲート本体が開いた後、ゲート本体に力が掛からなくなると、自重、或いは自 重とコイルばねの弾撥力により上部クラッチ管は下部クラッチ管の傾斜面に沿い 回動しつつ下降するため、ゲート本体は簡単な機構で動力を用いることなく閉止 される。
【0012】 傾斜角度を20〜30度とすることにより、上部クラッチ管及びゲート本体は 、閉止時に滑らかにしかも適切な速度で回動する。
【0013】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0014】 図1〜図5は、本考案の実施の形態の一例であり、図1中、1は、駅事務室2 と駅事務室2側の自動改札機3との間に形成された幅の広い通路、4は例えば自 動改札機3の背面にボルト5により締結された取付け板であり、取付け板4には 、図2〜図5に詳細に示す遮断ゲート装置6が取付け得るようになっている。
【0015】 すなわち、取付け板4の幅方向中央部における上下端には軸受7,8が溶接等 により固設され、軸受7,8に形成した孔には上下へ延在する縦軸9が嵌合され ている。
【0016】 軸受7,8には径方向へ向けて固定ボルト10,11が螺合され固定ボルト1 0,11の先端は縦軸9の外周に係合して縦軸9が軸受7,8に対し回転しない ようになっている。
【0017】 縦軸9の下方には、下端が軸受8の上面に支持されるようにした下部クラッチ 管12が外嵌されると共に下部クラッチ管12の上端には、取付け板4から離れ る方向へ向け下り勾配に傾斜した傾斜面12aが形成されており、又下部クラッ チ管12は、下部クラッチ管12に径方向へ向けて螺合された固定ボルト13に より縦軸9に対し回転しないよう固定されている。
【0018】 縦軸9の下部クラッチ管12よりも上方には、上部クラッチ管14が、縦軸9 の周方向へ回動し得るよう遊嵌され、上部クラッチ管14の下端には、下部クラ ッチ管12の傾斜面12aと密接し得るよう傾斜面14aが形成されている。
【0019】 傾斜面12a,14aは摩擦係数を小さくするため、表面粗さが少くなるよう な仕上げ加工を行い、水平線を基準とした傾斜角度θは略20〜30度とすると 良い(図2の場合は25度)。
【0020】 縦軸9の上部クラッチ管14よりも上方の位置には、図4に拡大した断面で示 すように、円環状で且つ外周部に上方へ突出する支持縁部15aを有する外輪受 け15が、縦軸9の周方向に対し回動し得るよう遊嵌されている。又、外輪受け 15の下面は、上部クラッチ管14の上端に対し当接し得るようになっている。
【0021】 縦軸9の外輪受け15よりも上方の位置には、軸受16が遊嵌されており、軸 受16の外輪16a下面は外輪受け15の支持縁部15a上面に当接し、支持さ れている。
【0022】 縦軸9の軸受16よりも上方の位置には、円環状で且つ内周部に下方へ突出す る支持縁部17aを有する内輪受け17が遊嵌され、内輪受け17の支持縁部1 7a下端は、軸受16の内輪16b上面に当接している。
【0023】 縦軸9の軸受7直下部には、ばね押え18が外嵌されると共に、該ばね押え1 8は、ばね押え18に径方向へ向けて螺合された固定ボルト19により縦軸9に 対し回転しないよう固定され、ばね押え18と内輪受け17との間には、上端が ばね押え18の下面に当接し下端が内輪受け17の上面に当接して、内輪受け1 7、軸受16、外輪受け15を介し上部クラッチ管14を下方へ付勢するように したコイルばね20が、縦軸9に対し巻装されるよう配設されている。
【0024】 上部クラッチ管14下端における傾斜面14aの最下端側外周には、上部クラ ッチ管14の下端近傍から上端近傍まで延在するゲート取付け板21が溶接によ り取付けられ、ゲート取付け板21の上部クラッチ管14径方向先端に接続した ゲート芯板22には、上部クラッチ管14の傾斜面14a最下端側外周から径方 向外方へ向け突出するゲート本体23が、ゲート芯板22を両面から挟み被覆す るよう、ボルト24により取付けられている。ゲート本体23としては、軟質の ビニールレーザ等を用いる。
【0025】 次に、本考案の作動について説明する。
【0026】 遮断ゲート装置6により通路1を遮蔽する場合には、ゲート本体23は図1に 示すごとき位置にある。
【0027】 而して、人が通過するような場合には、人がゲート本体23を押すことにより 、その力はゲート本体23、ゲート芯板22、ゲート取付け板21を介して上部 クラッチ管14に伝達され、上部クラッチ管14は縦軸9に対して回動する。こ のため、ゲート本体23も上部クラッチ管14と一体的に水平方向へ回動し、ゲ ート本体23は開いた状態となり、人は通過することができる。この場合、上部 クラッチ管14下端における傾斜面14aの最下端部は、上部クラッチ管14の 回動に従い、下部クラッチ管12の傾斜面12aに沿い点接触状態で上昇するた め、上部クラッチ管14は縦軸9に沿い上昇し、ゲート本体23も上部クラッチ 管14と一体的に上昇する。
【0028】 内輪受け17、軸受16、外輪受け15、上部クラッチ管14には、コイルば ね20によって常に下向きの力が作用しているため、上部クラッチ管14が回動 する際、軸受16は外輪受け15を介して外輪16aが回動し、内輪16bは回 転しない。従ってコイルばね20に捩り力が作用することはない。
【0029】 ゲート本体23を開いて人が通過し、ゲート本体23に対する力が作用しなく なると、コイルばね20により内輪受け17、軸受16、外輪受け15を介して 上部クラッチ管14には下向きの力が作用していると共に、上部クラッチ管14 及びゲート取付け板21並にゲート本体23の自重が下向きに上部クラッチ管1 4の下端に作用しているため、上部クラッチ管14における傾斜面14aの下部 クラッチ管12の傾斜面12aに対し点接触している部分は、下部クラッチ管1 2の傾斜面12aに沿い図5の矢印イに示すように下降しようとし、その結果、 上部クラッチ管14は縦軸9に対し、図5の矢印ロ方向へ回動しつつ下降し、最 終的には、図2に示すごとく上部クラッチ管14の傾斜面14aが下部クラッチ 管12の傾斜面12aに対して全面的に密着した状態となり、ゲート本体23は 閉止する。
【0030】 傾斜面12a,14aの傾斜角度θを20から30度としておくことにより、 上部クラッチ管14延いては、ゲート本体23は、閉止時に滑らかにしかも適切 な速度で回動する。
【0031】 以上説明したように、本考案の実施の形態においては、モータ等のアクチュエ ータを用いることなくゲート本体23を開閉することができるため、動力が不要 で省エネルギー化が可能となり、又人がゲートを開いた場合簡単な機構でゲート 本体23をもとの閉止状態に戻すことができるため、コストを安価にすることが できる。
【0032】 図6は図2に示す遮断ゲート装置6を2組を1対として左右対称に配置した例 である。この場合、一方の遮断ゲート装置6は、自動改札機3の背面に取付けら れるが、他方の遮断ゲート装置6は駅事務室2の窓の下に取付けられる。
【0033】 斯かる構成としても、前述の考案の形態における場合と同様の作用効果を奏す ることができる。
【0034】 なお、本考案の実施の形態においては、上部クラッチ管を下方へ押すのにコイ ルばねを用いる場合について説明したが、コイルばねを設けず自重によってのみ 回動力を与えるようにすることもできること、その他、本考案の要旨を逸脱しな い範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿論である。
【0035】
本考案の遮断ゲート装置によれば、請求項1、2の何れにおいても省エネルギ ーが可能となると共にコストも安価になり、請求項3によれば、上部クラッチ管 及びゲート本体は閉止時に滑らかにしかも適切な速度で回動する、等種々の優れ た効果を奏し得る。
【図1】本考案の遮断ゲート装置を通路にセットした状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図2】本考案の遮断ゲート装置の実施の形態の一例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2に示す遮断ゲート装置における上部クラッ
チ管上端及び内輪受け並に軸受、外輪受けの部分の拡大
縦断面図である。
チ管上端及び内輪受け並に軸受、外輪受けの部分の拡大
縦断面図である。
【図5】図2に示す遮断ゲート装置のゲート本体が開い
て上部クラッチ管が上昇した状態を示す、上部クラッチ
管下端及び下部クラッチ管の部分の部分正面図である。
て上部クラッチ管が上昇した状態を示す、上部クラッチ
管下端及び下部クラッチ管の部分の部分正面図である。
【図6】本考案の遮断ゲート装置を通路に2組1対で左
右対称に配置した状態を示す斜視図である。
右対称に配置した状態を示す斜視図である。
6 遮断ゲート装置 9 縦軸 12 下部クラッチ管 12a 傾斜面 14 上部クラッチ管 14a 傾斜面 20 コイルばね(弾撥体) 23 ゲート本体 θ 傾斜角度
フロントページの続き (72)考案者 佐藤 修二 神奈川県横須賀市走水2−16−11 (72)考案者 吉田 竹利 神奈川県鎌倉市植木425−1−209 (72)考案者 持丸 弘春 神奈川県逗子市新宿3−1−33 (72)考案者 高山 佳和 神奈川県横浜市六浦町1702−1
Claims (3)
- 【請求項1】 回転しないよう支持された縦軸に、斜め
に切断された傾斜面を上端に有する下部クラッチ管を嵌
合、固定し、該下部クラッチ管の傾斜面に密接し得るよ
う斜めに切断された傾斜面を下端に有し且つ外周側部に
径方向外方へ突出するようゲート本体が取付けられた上
部クラッチ管を、下部クラッチ管の上方に位置するよ
う、前記縦軸に回動自在に嵌合したことを特徴とする遮
断ゲート装置。 - 【請求項2】 上部クラッチ管の上方に、上部クラッチ
管を下方へ付勢する弾撥体を設けた請求項1に記載の遮
断ゲート装置。 - 【請求項3】 上部クラッチ管及び下部クラッチ管の傾
斜面の傾斜角度を略20〜30度とした請求項1又は2
に記載の遮断ゲート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995010050U JP3023101U (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 遮断ゲート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995010050U JP3023101U (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 遮断ゲート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3023101U true JP3023101U (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=43158382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995010050U Expired - Lifetime JP3023101U (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 遮断ゲート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3023101U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019163609A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 株式会社グリーンライフ | ベビーゲート |
-
1995
- 1995-09-25 JP JP1995010050U patent/JP3023101U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019163609A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 株式会社グリーンライフ | ベビーゲート |
JP7048886B2 (ja) | 2018-03-19 | 2022-04-06 | 株式会社グリーンライフ | ベビーゲート |
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