JP2602607Y2 - ダンパ付き郵便受け - Google Patents

ダンパ付き郵便受け

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JP2602607Y2
JP2602607Y2 JP1993074272U JP7427293U JP2602607Y2 JP 2602607 Y2 JP2602607 Y2 JP 2602607Y2 JP 1993074272 U JP1993074272 U JP 1993074272U JP 7427293 U JP7427293 U JP 7427293U JP 2602607 Y2 JP2602607 Y2 JP 2602607Y2
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JP
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opening
damper
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rotor
case
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修 三浦
博夫 奥山
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TOK Bearing Co Ltd
Shibutani Co Ltd
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TOK Bearing Co Ltd
Shibutani Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、郵便受けの改良に関
し、特に、集合住宅等における鉄製のドアに用いられて
いる郵便受けの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】団地、マンション、アパート等の集合住
宅においては、防火、防犯の観点から玄関には金属製の
ドアが用いられ、該ドアに郵便受けが取付けられている
のが多い。
【0003】この郵便受けには、受け口を開閉する蓋が
設けられており、該蓋は、枠に対してフリーな状態又は
スプリングを介して常時受け口を閉鎖するように取付け
られている。
【0004】しかし、このような玄関ドアに取付けられ
た従来の郵便受けは、ドア、郵便受け枠および開閉蓋が
共に金属製であり、該開閉蓋が閉まる際には衝突による
金属音が反響して非常にうるさいものである。特に、早
朝時における新聞を受けるときには、その金属音により
目が覚めてしまうこともあり、昼間等においても幼児が
寝ているときに、そのような音がすると幼児が起きてし
まうこともある。このような金属音は、人間の耳にいや
な音であり、開閉蓋にスプリングを使用しているときに
はなおさらひどいものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記点に着目
してなされたものであり、防火、防犯機能を維持したま
ま、開閉蓋が閉まる際にも静かに閉まることができる郵
便受けを提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案者は試行錯誤した上、開閉蓋と受け口枠との間に
小型のダンパを使用することにより、開閉蓋が静かに閉
まるようにした。
【0007】前記ダンパとしては、合成樹脂製のケース
と、該ケースに対して回転可能に取付けられた中空状の
ロータと、該ロータの一端に固定取付けされて一端が前
記開閉蓋に固着されたレバーとからなり、前記ケースと
前記ロータ間に粘性オイルを介在させたものが好ましい
が、他の種類のダンパを使用するようにしてもよい。該
粘性オイルとしてはグリスを用いると、ダンパの構造自
体が簡素化され好ましい。
【0008】
【作用】開閉蓋(16)を外側から手で押すと、図4に
示すようにねじりコイルばね(40)の付勢力に抗して
ダンパ(24)のレバー(30)と共に反時計方向(室
内側)に回転し、郵便受け(12)の開口部(18)を
開口する。そして、手を離すと、ねじりコイルばね(4
0)の付勢力により開閉蓋(16)は時計方向に回転し
て図3に示すように開口部(18)を閉める。この開閉
蓋(16)が閉まる際、ダンパ(24)によるダンパ作
用が働き、該開閉蓋(16)はゆっくりと回転して閉ま
る。従って、開閉蓋(16)と開口枠(14)とが衝突
する衝撃音はなく、静かに閉まる。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図面に示す一実施例に基づき
詳細に説明する。図1は、郵便受け(12)を有する玄
関ドア(10)の正面図であり、(14)は金属製の開
口枠、(16)は郵便受け(12)の開口部(18)を
開閉する開閉蓋である。(20)は新聞、郵便物等を収
容する収納部、(22)はノブである。
【0010】図2はダンパ(24)を前記開口枠(1
4)と開閉蓋(16)間に取付けた状態の裏面図(室内
側より見た)であり、図3は図2のIII−III線拡
大断面図である。
【0011】前記ダンパ(24)は、この実施例におい
ては図5に一例として示しており、合成樹脂製のケース
(26)と、該ケース(26)に対して回転可能に取付
けられた中空状のロータ(28)と、該ロータ(28)
の一端に固定取付けされたレバー(30)とを有してい
る。
【0012】前記ケース(26)とロータ(28)間に
は、粘性を有する液体であるグリス(32)がロータ
(28)の両側において設けられているOリング(3
4)間で介在されている。(36)はロータ(28)が
ケース(26)から抜けるのを防止する抜止めカラーで
ある。
【0013】従って、ロータ(28)のケース(26)
に対する回転は、グリス(32)の粘性とシールを兼ね
た前記Oリング(34)の弾性力とからなる抵抗により
両方向性のダンパ作用を受ける。
【0014】この実施例におけるダンパ(24)は、上
述のように粘性ダンパを示しているが、本考案において
はこれに限定されるものではなく、例えば、ロータ(2
8)に対して作用する回転力の減衰体として粘性流体を
使用せず、Oリング(34)を複数個設けて、該Oリン
グ(34)のみによる抵抗を利用するようにしてもよ
く、また、回転ダンパではなく、直動型のダンパを用い
るようにしてもよい。
【0015】図2および図3において、前記ダンパ(2
4)のロータ(28)の中空部を貫通するシャフト(3
8)にはねじりコイルばね(40)が巻回されており、
該ねじりコイルばね(40)の一端は前記開口枠(1
4)に固着され、他端は開閉蓋(16)に当接し、常時
開閉蓋(16)を閉める方向に付勢するようにしてい
る。
【0016】前記ダンパ(24)のレバー(30)の一
端は、前記開閉蓋(16)に溶接等で固着されている。
従って、開閉蓋(16)はレバー(30)と共に回転運
動をする。
【0017】(42)は前記シャフト(38)を回転可
能に支持する軸受けであり、前記開口枠(14)に固着
されている。また、前記開閉蓋(16)は、前記シャフ
ト(38)に対して軸受け(44)を介して回転可能に
枢支されている。
【0018】本考案は以上のような構成をしており、開
閉蓋(16)を外側から手で押すと、図4に示すように
ねじりコイルばね(40)の付勢力に抗してダンパ(2
4)のレバー(30)と共に反時計方向(室内側)に回
転し、郵便受け(12)の開口部(18)を開口する。
そして、手を離すと、ねじりコイルばね(40)の付勢
力により開閉蓋(16)は時計方向に回転して図3に示
すように開口部(18)を閉める。この開閉蓋(16)
が閉まる際、ダンパ(24)によるダンパ作用が働き、
該開閉蓋(16)はゆっくりと回転して閉まる。従っ
て、開閉蓋(16)と開口枠(14)とが衝突する衝撃
音はなく、静かに閉まる。
【0019】本考案に使用されるダンパ(24)は、図
5に示すような粘性ダンパに限らず、特許請求の範囲に
記載された技術的範囲内において、どのようなダンパを
も使用することができる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、玄
関ドア等に取付けられている郵便受けの開閉蓋にダンパ
を用いるようにしたので、該開閉蓋が閉じる際、ダンパ
作用により静かに閉まり、人間にとっていやな騒音を発
生することがないという実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】玄関ドアの正面図である。
【図2】本考案に係る郵便受けの開閉蓋にダンパを取付
けた状態の裏面図である。
【図3】図2におけるIII−III線の拡大断面図で
ある。
【図4】開閉蓋の動作を示した図3に対応する断面図で
ある。
【図5】本考案に用いられるダンパの一例を示した断面
図である。
【符号の説明】
12 郵便受け 14 開口枠 16 開閉蓋 18 開口部 24 ダンパ 30 レバー 38 シャフト 40 ねじりコイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−83261(JP,U) 実開 昭63−185682(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 91/00 A47G 29/12 E05F 3/14

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する開口枠と、該開口枠に対
    して回転可能に取付けられて前記開口部を開閉する開閉
    蓋と、前記開口枠と前記開閉蓋間に設けられたダンパ
    と、前記開閉蓋を常時閉まる方向に付勢するねじりコイ
    ルばねとを有し、前記開閉蓋が閉じる際にゆっくりと閉
    まるようにしたダンパ付き郵便受けにおいて、前記ダンパは、ケースと、該ケースに対して回転可能に
    設けられた中空状のロータと、基端が該ロータの一端に
    固定して取付けられると共に先端が前記開閉蓋に固着さ
    れたレバーと、前記ロータの中空部を貫通するシャフト
    と、前記ケースとロータ間に介在させた回転力減衰体と
    からなり、 前記シャフトはロータの両側において、前記開口枠に回
    転可能に支持されると共に前記開閉蓋を支持する ことを
    特徴とするダンパ付き郵便受け。
  2. 【請求項2】 前記回転力減衰体が粘性オイルからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のダンパ付き郵便受
    け。
  3. 【請求項3】 前記粘性オイルがグリスからなることを
    特徴とする請求項2に記載のダンパ付き郵便受け。
  4. 【請求項4】 前記回転力減衰体がOリングからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のダンパ付き郵便受け。
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JP5830427B2 (ja) * 2012-04-10 2015-12-09 Ykk Ap株式会社 投函口装置
CN114194666B (zh) * 2021-12-16 2023-03-24 厦门芯阳科技股份有限公司 一种智能垃圾盖缓冲控制方法、缓冲装置及智能垃圾桶

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