JP3023093U - マッサージ器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マッサージ効果と磁気治療機能とを同時に発
揮する。 【解決手段】 振動子３を作動させるための駆動源２を
ケーシング１内に配設すると共に、前記振動子をケーシ
ング１の外部に配置し、その振動子を覆う振動キャップ
４をケーシング１に取付けると共に、振動キャップ４の
接肌側表面に永久磁石５を設ける。振動キャップ４の接
肌側表面に沢山の弾性的な突起６を突設すると、振動キ
ャップ４の振動が適度に緩和されたマッサージ機能が発
揮される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本発明は、マッサージ器、永久磁石が使用されている日用品、雑貨類（たとえ ば、磁気バンド、指輪、腹巻、ネックレスなど）、同寝具類の改良に関する。

【０００２】

【従来技術と課題】

ケーシング内に具備されている振動子をケーシング内の駆動源で駆動させてケ ーシングを振動させるだけのマッサージ器が業務用、家庭用などとして広く使用 されている。この振動式マッサージ器は、振動によるマッサージ効果だけを発揮 している。 一方、永久磁石を肌に貼る磁気バンドなどの日用品、永久磁石を内装せしめた 指輪、腹巻、ネックレスといった雑貨類、同寝具類などが前記マッサージ器と並 んで広く使用されている。

【０００３】 これらの永久磁石を使用したものは、血行をよくして、こりをほぐす磁気治療 器として認められているが、マッサージ効果を発揮することができない。 本考案はこれらの従来技術に着目してなしたもので、マッサージ効果を発揮す ると同時に磁気治療器として機能する有益なマッサージ器の提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

叙上の目的を達成するために本考案がなした技術的手段は、振動子を作動させ るための駆動源をケーシング内に配設すると共に、前記振動子をケーシングの外 部に配設し、その振動子を覆う振動キャップをケーシングに取付けると共に、振 動キャップの接肌側表面に永久磁石を設けたということである。 また、前記振動キャップの接肌側表面に沢山の弾性的な突起を突設すれば、振 動キャップの振動が適度に緩和されたマッサージ機能が発揮されて好ましい。

【０００５】

【考案の実施の形態】 図面を参照しながら説明する。 図面は、１００Ｖ（５０ヘルツ／６０ヘルツ）を電源とする電動式であり、且 ケーシング１に突設した把手７を握って使用するハンディタイプの例を示す。 ケーシング１に突設された把手７にスイッチ８を設け、このスイッチを電源（ 不図示）、駆動源２に電気的に接続し、該駆動源の駆動と駆動停止とを制御しえ るように構成する。 ケーシング１内には駆動源２（図示例はモーター）を配設固定し、その駆動源 の回転軸９をケーシング１の外部に突出して振動子３を取付ける。

【０００６】 振動子３は、金属板（長方形、長円形、楕円形、分銅形など長い形をした金属 板）の偏心部位を回転軸９の外部突出端部位に取付けて構成し、該回転軸が回転 すると、金属板の反回転軸側部位が回転軸９の周りをブルン、ブルンと回転し、 振動キャップ４に半径方向の振動を与える。（図２の二点鎖線参照） この振動子３と回転軸９との取付け構造は、周知の土木選別装置及び農業用選 別装置などに具備されている周知の振動モーターなどと同じ構造で構わない。

【０００７】 振動キャップ４は、肌に接触する側の表面（以下、接肌側表面と称す）の中心 部に磁石配設室１０を構成し、その配設室に永久磁石５を配設固定するが、その 磁石の配設固定手段は、永久磁石５の裏面を不図示の合成樹脂系接着剤で磁石配 設室１０の底面に接着固定する。 振動キャップ４は、ケーシング１と別に断面ほぼ椀形に構成し、振動子３を覆 うべく、ケーシング１の振動子配置側に脱着可能に嵌着して取付ける。 振動キャップ４は図２示の如く接肌側表面に沢山の弾性的な突起６を突設して 永久磁石５と併用する場合と、図４示の如く前記突起６を突設せずに永久磁石５ のみを使用する場合とある。 振動キャップ４に前記突起６を沢山突設する場合は、図２示のように磁石配設 室１０を除く振動キャップ４の表面に、弾性的な、沢山の突起６が予め突設され た弾性的なキャップカバー１１を脱着可能に取付けて突設する。 永久磁石５は、周知の永久磁石で、磁気治療機能を発揮させるために磁石配設 質１０に固着する。 突起６は、合成ゴム、硬質ゴム、軟質ゴムなど弾性的なゴム類でキャップカバ ー１１の表面に一体的に沢山突設し、該カバーを振動キャップ４の磁石配設室１ ０を除く表面に取付けることによって、振動キャップ４の強い振動が直接肌に伝 わらず、突起６によって適度に緩和されて肌に伝えられ、適度なマッサージ効果 が発揮されるように構成する。 しかし、振動キャップ４の強い振動によるマッサージ効果を希望する者に対し ては、図２示のキャップカバー１１を振動キャップ４から外して使用させ、又は 図４示のマッサージ器を使用させるようにする。

【０００８】 処で突起６の高さは、肌に接触する側の端部（以下、接肌端部と称す。図２で 突起６の下端部）の配置部位が永久磁石５の表面部位（図２で永久磁石５の下面 部位）とほぼ同じ部位となるように決め、永久磁石５の表面と突起６の接肌端部 とが同時に肌に接触するように構成し、永久磁石５による磁気治療機能と突起６ の振動によるマッサージ効果とが同時に発揮されるように構成する。

【０００９】 叙上の実施形態において、ケーシング１、振動キャップ４などは、製品重量を 考慮して熱可塑性軟質（又は硬質）合成樹脂を材質とすることが好適である。図 中、符号１２はジャックである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のマッサージ器の突起の一部を省略して
示す正面図

【図２】同マッサージ器の要部を表す拡大縦断正面図

【図３】図１の下面図

【図４】別の例の要部を表わす拡大縦断正面図

【符号の説明】

１：ケーシング ２：駆動源 ３：振動子 ４：振動キャップ ５：永久磁石 ６：突起

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 振動子を作動させるための駆動源をケー
   シング内に配設すると共に、前記振動子をケーシングの
   外部に配置し、その振動子を覆う振動キャップをケーシ
   ングに取付けると共に、振動キャップの接肌側表面に永
   久磁石を設けたマッサージ器。
2. 【請求項２】 振動キャップの接肌側表面に沢山の弾性
   的な突起を突設した請求項１記載のマッサージ器。