JPH0687282U - 衣類用収納ボックス - Google Patents

衣類用収納ボックス

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JPH0687282U
JPH0687282U JP2070893U JP2070893U JPH0687282U JP H0687282 U JPH0687282 U JP H0687282U JP 2070893 U JP2070893 U JP 2070893U JP 2070893 U JP2070893 U JP 2070893U JP H0687282 U JPH0687282 U JP H0687282U
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lid
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敏昭 鈴木
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株式会社アーテックスズキ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンガーに吊した衣類の収納及び取出しを簡
便にできるようにする。 【構成】 箱本体2の上部に一対の取付凹所14,14を形
成する。この取付凹所14,14に棒状のハンガー掛け15の
両側を着脱自在に設ける。 【効果】 ハンガー掛け15に吊り下げた上着Uを、該ハ
ンガー掛け15と一緒に箱本体2内から取り出すことがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衣類を収納して保管あるいは運搬する収納ボックスに係わり、特に ハンガーに衣類を掛けて収納する衣類用収納ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の衣類用収納ボックスは、有底な箱本体の上部開口に、棒状のハン ガー掛けを横設し、このハンガー掛けにハンガーを吊り下げて上着などの衣類を 収納するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の収納ボックスでは、その上部開口の中央にハンガー掛けを横設した ものであるため、箱本体内から衣類の出し入れを行う際、前記ハンガー掛けが邪 魔となり使い勝手に劣るという問題があった。また、収納した衣類を選ぶには、 上部開口から衣類の一部分を見て選択することになるため、衣類全体を見比べる ことができず不便であった。
【0004】 そこで本考案は、衣類の収納及び取出しが容易な衣類用収納ボックスを提供す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、上部に開閉自在な蓋体を有する箱本体と、この箱本体の上 部中央に着脱自在に横設する棒状ハンガー掛けとを備えたものである。
【0006】 また請求項2の考案は、前記ハンガー掛けの両側下部に支持脚体を縦設し、こ の支持脚体を介して前記ハンガー掛けを横設するものである。
【0007】
【作用】 上記請求項1の構成により、ハンガー掛けに吊り下げた衣類を、吊り下げた上 端でハンガー掛けと一緒に箱本体内から取り出すことができる。
【0008】 また上記請求項2の構成により、箱本体から取り出したハンガー掛けを、衣類 を吊り下げた状態で立てておくことができ、また、そのハンガー掛けに箱本体の 外で衣類を吊り下げた後、ハンガー掛けごと箱本体内に入れることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1及び図2は本考案 の第1実施例を示し、同図において、衣類用収納ボックス1は合成樹脂製からな り、その収納ボックス1の箱本体2は底板3と左右側板4と前後側板5とからな る箱型に形成され、その箱本体2は、衣類である上着Uを吊して収納可能な例え ば74センチ程度の高さに形成され、また、対向する前記側面4,5間はそれぞ れ上方に向かってテーペー状に拡大し、その上部には開口部6が形成されている 。前記箱本体2は別体の蓋体7を有し、この蓋体7は前記開口部6に着脱自在に 設けられ、その蓋体7を固定するハンドル8が前記前後側板5の上部に設けられ 、このハンドル8の係合部9が前記蓋体7の受部10に係合して前記蓋体7を固定 できるようになっている。また、前記底板3の四隅側には、前記箱本体2の内面 側に張り出す車輪取付枠11が形成され、この車輪取付枠11にそれぞれ車輪12が回 動自在に設けられている。前記開口部6には断面略コ字状をなす縁部13が周設さ れ、この縁部13に前記蓋体7が外嵌される。
【0010】 前記縁部13の内側には一対の取付凹部14が対向して形成され、この取付凹部14 は上部と内側面が開口し、その取付凹部14内に、棒状であるパイプからなるハン ガー掛け15の両側が挿入され、そのハンガー掛け15が前記箱本体2内に着脱自在 に設けられ、前記ハンガー掛け15にハンガー16を吊り下げ、このハンガー16を介 して上着Uが前記箱本体2内に収納される。
【0011】 次ぎに上記構成につきその作用を説明すると、上着Uなどの衣類を収納する際 には、ハンガー掛け15を上方に持ち上げて箱本体2内から取り外し、この取り外 したハンガー掛け15にハンガー16を介して衣類を吊り下げ、複数の上着Uを吊り 下げた状態でハンガー掛け15の両側を取付凹所14に挿入し、衣類を箱本体2内に 収納する。また、衣類を取り出す際は、ハンガー掛け15ごと衣類を吊り下げた状 態で箱本体2の外に出すことができる。
【0012】 このように本実施例では、上部に開閉自在な蓋体7を有する箱本体2と、この 箱本体2の上部に着脱自在に設けたハンガー掛け15とを備えたものであるから、 ハンガー掛け15を介して吊り下げた衣類を、ハンガー掛け15と一緒に箱本体2内 から取り出し、また収納することができ、ハンガー掛け15が邪魔にならないため 、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができる。
【0013】 また、実施例上の効果として、横設したハンガー掛け15は取付凹所14,14に挟 まれるようにして位置決めされるため、がたつき等を起こすことが無く、安定し て横設することができる。
【0014】 図3ないし図6は本考案の第2実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同 一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、ハンガー掛 け15の両側下部に支持脚体21を一体に縦設し、この支持脚体21はパイプなどから なる左右の斜杆22と下杆23を連結した三角形状をなしており、その下杆23は、図 5に示すように前記底板3の左右方向の内面長さとほぼ等しい規制幅Hを有し、 かつ図6に示すように下杆23,23の前後方向の間隔は前記底板3の前後方向の内 面長さとほぼ等しく設けられ、さらに、ハンガー掛け15の両側が前後側板5の内 面に当接して位置決めされている。そして、図4に示すように、箱本体2から取 り出したハンガー掛け15を脚部21によって水平に配置し、ハンガー16を介して衣 類を吊り下げ、また、箱本体2の外で衣類をハンガー掛け15に吊り下げた後、こ の吊り下げた状態でハンガー掛け15ごと箱本体2内に入れることができる。
【0015】 このように本実施例では、上部に開閉自在な蓋体7を有する箱本体2と、この 箱本体2の上部に着脱自在に横設する棒状ハンガー掛け15とを備え、ハンガー掛 け15の両側下部に支持脚体21を縦設し、この支持脚体21を介してハンガー掛け15 を横設するものであるから、箱本体2から取り出したハンガー掛け15を、衣類を 吊り下げた状態で立てておくことができ、また、そのハンガー掛け15に箱本体2 の外で衣類を吊り下げた後、ハンガー掛け15ごと箱本体2内に入れることができ 、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができる。
【0016】 また実施例上の効果として、支持脚体21の規制幅Hを箱本体2の左右方向内面 幅とほぼ等しくし、かつ支持脚体21,21の前後間隔を箱本体2の前後方向内面幅 とほぼ等しくしたから、支持脚体21の下杆23が左右側板4に挟まれて位置規制さ れ、かつその前後方向が位置規制され、さらに、ハンガー掛け15の長さを前後側 板5の内面に当接する長さに設定したから、ハンガー掛け15の前後方向の移動が 規制され、これにより箱本体2内でハンガー掛け15にがたつきを生じることがな く、そのハンガー掛け15に衣類を安定して吊り下げることができる。
【0017】 図7は本考案の第3実施例を示し、上記第1及び第2実施例と同一部分に同一 符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、ハンガー掛け 15の両側に設ける支持脚体21Aは、角パイプなどを箱本体2の内面形状に対応し た台形枠状に形成したものを示し、この支持脚体21Aの側部が前記左右側面4に 挟まれて位置規制される。
【0018】 このように本実施例では、上部に開閉自在な蓋体7を有する箱本体2と、この 箱本体2の上部に着脱自在に横設する棒状ハンガー掛け15とを備え、ハンガー掛 け15の両側下部に支持脚体21Aを縦設し、この支持脚体21Aを介してハンガー掛 け15を横設するものであるから、箱本体2から取り出したハンガー掛け15を、衣 類を吊り下げた状態で立てておくことができ、また、そのハンガー掛け15に箱本 体2の外で衣類を吊り下げた後、ハンガー掛け15ごと箱本体2内に入れることが でき、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができ、第2実施例と同様な作用 ,効果を有する。
【0019】 図8は本考案の第4実施例を示し、上記第1及び第2実施例と同一部分に同一 符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では角パイプなどを 三角枠形状にしてなる支持脚体21Bの上部にハンガー掛け15を差し入れる取付筒 体24を設け、そのハンガー掛け15に支持脚体21Bを着脱自在に設けている。そし てハンガー掛け15を取付筒体24に挿入して、ハンガー掛け15と支持脚部21Bとを 組み立てて使用することができる。
【0020】 このように本実施例では、上部に開閉自在な蓋体7を有する箱本体2と、この 箱本体2の上部に着脱自在に横設する棒状ハンガー掛け15とを備え、ハンガー掛 け15の両側下部に支持脚体21Bを縦設し、この支持脚体21Bを介してハンガー掛 け15を横設するものであるから、箱本体2から取り出したハンガー掛け15を、衣 類を吊り下げた状態で立てておくことができ、また、そのハンガー掛け15に箱本 体2の外で衣類を吊り下げた後、ハンガー掛け15ごと箱本体2内に入れることが でき、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができ、第2実施例と同様な作用 ,効果を有する。
【0021】 図9は本考案の第5実施例を示し、上記第1及び第2実施例と同一部分に同一 符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、ハンガー掛け 15の両側に設ける支持脚体21Cを、略六角形枠状に形成し、その支持脚体21Cの 側部が前記左右側面4に挟まれて位置規制されように構成している。
【0022】 図10は本考案の第6実施例を示し、上記第1及び第2実施例と同一部分に同 一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、ハンガー掛 け15の両側に設ける支持脚体21Dを、上杆25と左右杆26とからなる略コ字状に形 成し、その下端間隔は幅狭に形成されており、上杆25が左右側板4に挟まれて位 置規制されるように構成している。
【0023】 図11及び図12は本考案の第7実施例を示し、上記第1及び第2実施例と同 一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、同図に示すよ うに、この例では蓋体7Aを、下部が開口した箱状で所定高さを有するように形 成し、その蓋体7Aは一側が枢着部27を介して箱本体2に枢着され、かつ他側に は適宜な開閉ロック機構28が設けられ、この開閉ロック機構28を解除して前記蓋 体7Aを開閉可能とし、かつロックして固定できるように構成している。また、 この例では、支持脚体21Eの斜杆22を前記蓋体7Aの内面位置まで延設し、ハン ガー掛け15を蓋体7A内部に横設している。
【0024】 このように本実施例では、上部に開閉自在な蓋体7Aを有する箱本体2と、こ の箱本体2の上部に着脱自在に設けたハンガー掛け15とを備え、ハンガー掛け15 の両側に支持脚体21Eを設けたものであるから、箱本体2から取り出したハンガ ー掛け15を、衣類を吊り下げた状態で立てておくことができ、また、そのハンガ ー掛け15に箱本体2の外で衣類を吊り下げた後、ハンガー掛け15ごと箱本体2内 に入れることができ、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができ、第2実施 例と同様な作用,効果を有し、さらにこの例では、ハンガー掛け15を蓋体7A内 に横設したため、そのハンガー掛け15からのハンガー16の取外し及び吊り下げを 簡便に行うことができる。
【0025】 図13及び図14は本考案の第8実施例を示し、上記第1,第2及び第7実施 例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例 では、箱本体2の前後側板5の上部内面に板状の台座部29を突出形成し、この台 座部29上に、一対の斜杆22を有する支持脚体21Fを載置して蓋体7Aの内面にハ ンガー掛け15を掛け渡している。
【0026】 このように本実施例では、上部に開閉自在な蓋体7Aを有する箱本体2と、こ の箱本体2の上部に着脱自在に設けたハンガー掛け15とを備え、ハンガー掛け15 の両側下部に支持脚体21Fを縦設し、この支持脚体21Fを介してハンガー掛け15 を横設するものであるから、ハンガー掛け15を介して吊り下げた衣類を、ハンガ ー掛け15と一緒に箱本体2内から取り出し、また収納することができ、ハンガー 掛け15が邪魔にならないため、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができ第 1実施例と同様な作用,効果を有する。
【0027】 図15は本考案の第9実施例を示し、上記第1,第2及び第7実施例と同一部 分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では取付凹 部14の左右に、それぞれ脚体用取付凹部30,30を形成している。また、支持脚体 21Gは、枠状をなす左右の斜杆22,22の頂部に取付筒体24を一体に設け、それら 斜杆22,22の中央を、側面V形をなす連結杆31により連結し、この連結杆31の下 部には、前記取付凹部14に上方より挿入される水平な取付部32を、外側に向かっ て突設すると共に、前記左右の斜杆22,22の下部には、前記左右の脚体用取付凹 部30,30に上方より挿入される水平な取付部32Aを、外側に向かって突設してい る。そして、取付凹部14,30,30に各取付部32,32A,32Aを合わせてハンガー 掛け15を箱本体2に横設及び取外しを行うことができる。三箇所の取付部32,32 A,32Aを介してハンガー掛け15を支持するため、ハンガー掛け15の強度が向上 する。尚、この例では箱本体2の下部に、キャスター12Aが着脱自在に設けられ ている。
【0028】 このように本実施例では、上部に開閉自在な蓋体7Aを有する箱本体2と、こ の箱本体2の上部に着脱自在に設けたハンガー掛け15とを備え、ハンガー掛け15 の両側下部に支持脚体21Gを縦設し、この支持脚体21Gを介してハンガー掛け1
5 を横設するものであるから、ハンガー掛け15を介して吊り下げた衣類を、ハン
ガ ー掛け15と一緒に箱本体2内から取り出し、また収納することができ、ハンガー 掛け15が邪魔にならないため、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができ第 1実施例と同様な作用,効果を有し、また、この例では三箇所の取付部32,32A ,32Aを介してハンガー掛け15を支持するため、ハンガー掛け15の強度が向上す る。
【0029】 図16は本考案の第10実施例を示し、上記第1,第2及び第7実施例と同一 部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、蓋 体7以外は第9実施例と同じ箱本体2を用い、この箱本体2の取付凹部14,14の 間にハンガー掛け15が着脱自在に横設される。そして、このように蓋体7Aと蓋 体7を替えることにより、取付凹所14に直接にあるいは第9実施例で示したよう に支持脚体21Gを介してハンガー掛け15を選択的に横設することができる。
【0030】 図17及び図18は本考案の第11実施例を示し、上記第9実施例と同一部分 に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、第9実施例で示した ハンガー掛け15と支持脚体21Gとを組立式とした変形例を示し、前記ハンガー掛 け15は、対をなす半円筒体33,33の接合面34に圧入突起35及び圧入孔35Aを形成 し、該圧入突起35を圧入孔35Aに圧入固定して一体化される。尚、その圧入突起 35及び圧入孔35Aの配置は、一方の接合面34の長さ方向に圧入突起35と圧入孔35 Aとを交互に設けるようにしてもよい。また、その半円筒体33の両端左右に形成 した径小な挿入部36には、長さ方向の切欠溝37を介して係止突起38が形成されて いる。また、前記挿入部36が挿入される前記取付筒体24には、前記係止突起38が 係入する係止孔38Aが穿設されると共に、内部には上,下の挿入部36,36を仕切 る長さ方向の突条39が形成されている。また、前記半円筒体33の外面には複数の 円周突起40が形成されている。そして、圧入孔35Aに圧入突起35を圧入してハン ガー掛け15を一体に組立て、この組立てたハンガー掛け15の挿入部36を前記突条 39に合わせて取付筒体24内に挿入すると、係止突起38が係止孔38Aに係止されて ハンガー掛け15と支持脚体21とが一体に組立てられ、このようにハンガー掛け1
5 と支持脚体21Gとを簡便に組立てることができる。
【0031】 図19は本考案の第12実施例を示し、上記第1,第10及び第11実施例と 同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では 、半円筒体33の接合面34に係止突条41と係止溝42とを設け、その係合溝42は内周 側に楔状の弾性係止部43を有し、この弾性係止部43が前記係止突条41の係止段部 44に係止するようになっている。そして、係止溝42内に係止突条41を嵌め入れて 、パイプ状のハンガー掛け15が一体に組立てられ、このように半円筒体33の接合 面34相互を合わせて嵌め入れるだけで簡単かつ強固ににハンガー掛け15を一体化 することができる。
【0032】 図20ないし図23は本考案の第13実施例を示し、上記各実施例と同一部分 に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、蓋体7 Aを枢着して開閉自在に設け、この開閉角度を規制する開閉角度ストッパ機構45 を設けており、このストッパ機構45は、箱本体2の枠部13に切欠溝46を縦設する と共に、蓋体7Aの縁部47に切欠溝48を縦設し、その蓋体7Aの縁部47の上面に コ字状の係止枠49を設け、この係止枠49に係止する一対の係止爪50,50を有する 取付部材51と、蓋本体7Aの枠部47の下面に収納可能な抜止部材52とを、テープ などの屈曲自在な帯状連結部材53により連結してなる。また、この例では、二箇 所のひんじ機構54を介して箱本体2に蓋体7Aを開閉自在に設けており、そのひ んじ機構54は、蓋体7Aの枠部47の外側に枢軸55を横設し、この枢軸55を挿入す る軸受枠56を前記箱本体2の枠部13の外側に形成し、この軸受枠56は、一側に前 記枢軸55を上方から挿入可能な挿入部57と,断面略逆U字状の軸受部58とを有し ている。そして、図21に示すように、枢軸55を前記挿入部57側から差し入れ、 さらに長さ方向にスライドさせて軸受部56内に挿入することにより、箱本体2に 蓋体7Aが開閉自在に連結される。また、取付部材51の係止爪50,50を係止枠49 に挿入して固定し、連結部材53をそれぞれの切欠溝46,48に挿入する。そして、 蓋体7Aを閉めた状態では、図23に示すように、抜止部材52は枠部13の下方に 吊り下げられ、蓋体7Aを開くと上昇して枠部13下面に係止し、蓋体7Aの最大 開閉角度が規制される。このように本実施例では、ひんじ機構54により、箱本体 2への蓋体7Aの連結が容易となり、また、開閉ストッパ機構45により、蓋本体 7Aの開閉角度が規制され、蓋体7Aの開閉を簡便に行うことができる。
【0033】 図24は本考案の第14実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第13実施例で示し た開閉角度ストッパ機構の変形例を示し、この例の開閉角度ストッパ機構45Aは 、前記各枠部13,47に対向してそれぞれ円形の抜止孔59,60を穿設し、これら抜 止孔59,60より径大で円形の第1抜止片61と、高さ方向が前記抜止孔59,60より 高くかつ幅方向が前記抜止孔59,60より長い第2抜止片62とを、紐などの屈曲可 能な索条63により連結してなり、その索条63の下端は前記第2抜止板62の長さ方 向中央に連結されている。そして、図中鎖線に示すように、第2抜止板62を縦向 きにして各抜止孔59,60に挿通すると、該第2抜止板62は水平状態に復帰し、抜 止孔59,60から抜け出すことがなくなる。このように本実施例の開閉角度ストッ パ機構45Aは第2抜止片62を各抜止孔59,60に挿通するだけで、簡便に装着する ことができる。
【0034】 図25及び図26は本考案の第15実施例を示し、上記各実施例と同一部分に 同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第13実 施例で示したひんじ機構の変形例を示し、この例のひんじ機構54Aは、箱本体2 の枠部13の外側に相互に間隔を置いて一対の平板状をなす取付腕64,64を突設し 、これら取付腕64,64間に枢軸65を横設し、また、蓋本体7Aの縁部47の外周に 軸受体66を突設し、この軸受体66の先端には、前記枢軸65を挿入する係合溝部67 が形成されている。そして、図26に示すように前記係合溝部67内に枢軸65を差 し入れるようにして、箱本体2に蓋体7Aを開閉自在に取付けることができる。
【0035】 図27は本考案の第16実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第13実施例で示し たひんじ機構の変形例を示し、この例のひんじ機構54Bは、箱本体2の左右側板 4の上部に略L字型をなす一対の取付腕64A,64Aを突出し、これら取付腕64A ,64A間に前記枢軸65を横設しており、係合溝部67内に枢軸65を差し入れるよう にして、箱本体2に蓋体7Aを開閉自在に取付けることができる。
【0036】 図28及び図29は本考案の第17実施例を示し、上記各実施例と同一部分に 同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第13実 施例で示したひんじ機構の変形例を示し、この例のひんじ機構54Cは、箱本体2 の縁部13に間隔を置いて一対の腕部68,68を突設し、この腕部68は平板状をなし て、先端上方が円弧状に形成されると共に、下部中央に半円部分が形成され、こ の半円部分の中央に孔69を穿設し、また、蓋体7Aの縁部47には、下部が開口し た略箱状の連結枠体70を突設し、この連結枠体70の側板部71に、前記孔69に対応 して孔72を穿設し、それら孔69,72に挿入する連結ピン73を有している。この連 結ピン73は、一側に径大頭部74、他側にテーパ状の抜止頭部75を有し、この抜止 頭部75側に、該抜止頭部75を弾性変形可能とする切欠溝76が形成され、この切欠 溝76は該抜止頭部75を長さ方向に2分割すると共に連結ピン73の軸部側にも切り 込まれおり、これにより前記抜止頭部75が、その弾性変形時には前記孔69,72を 挿通可能とし、かつ復帰時には孔69,72に抜止するよう構成している。そして、 腕部68,68に連結枠体70を被せて、各孔69,72に連結ピン73を圧入すると、抜止 頭部75が弾性変形してそれら孔69,72を挿通し、再び弾性復帰して抜止めされ、 箱本体2に蓋体7Aが開閉可能に取付けられる。
【0037】 図30は本考案の第18実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第17実施例で示し た腕部を上下幅広に形成した腕部68Aを用い、この腕部68Aの先端は半円状に形 成されており、蓋体7Aを開閉すると連結枠体70の先端の下縁77が、腕部68Aの 下縁78に当接し、これにより蓋体7Aの開閉角度が規制される。
【0038】 図31は本考案の第19実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、箱本体2及び蓋体7 Aの外面に複数の略縦方向の段部79を設けて模様を形成し、外観意匠に優れた特 徴を有している。
【0039】 図32は本考案の第20実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、合成樹脂製の箱本体 2が上箱体2Aと下箱体2Bとから形成され、この上,下箱体2A,2Bは一つ の金型により一体成形で制作されたり、それぞれ上,下箱体2A,2Bを別個の 金型により成形した後、接合箇所80にて一体に組み立てて制作される。そして上 ,下箱体2A,2Bを別個の金型により成形して一体に組み立てる場合にあって は、上着Uなどを収納するために高さ寸法の高い箱本体2を製造する際に有効で あり、すなわち金型が小型かつ安価で済み、かつ成形も容易にできる。
【0040】 図33は本考案の第21実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、合成樹脂製の箱本体 2が上箱体2Aと下箱体2Bとから形成され、この上,下箱体2A,2Bは一つ の金型により一体成形で制作されたり、それぞれ上,下箱体2A,2Bを別個の 金型により成形した後、接合箇所80にて一体に組み立てて制作される。
【0041】 図34は本考案の第22実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、箱本体2及び蓋体7 Aの外面に複数の略縦方向の段部79と略水平方向の段部79Aとを設けて模様を形 成し、外観意匠に優れた特徴を有している。
【0042】 図35は本考案の第23実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、蓋体の変形例を示し 、この蓋体7Aは、観音開き式の分割蓋体7B,7Cからなり、この様に蓋体7 Aを観音開き式にすることにより、蓋体7Aの開閉スペースを小さくすることが できる。
【0043】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能であり、例えばハンガー掛けと支持脚体とを一体あ るいは組立て式にするかは適宜選定すればよい。また、実施例においては、支持 脚体の前後間隔を箱本体内の前後幅に合わせる位置規制と、ハンガー掛けの長さ 寸法を箱本体の前後幅に合わせる位置規制とを行っているが、ハンガー掛けの長 さ寸法による位置規制だけでもよい。さらに、収納ボックス,ハンガー掛け及び 支持脚体の材質は合成樹脂に限らず各種材質により成形することができ、収納ボ ックスを合成樹脂製で透明あるいは半透明に成形すれば、収納状態で内部の衣類 を確認することができる。さらに、箱本体2と、蓋体7,7Aと、ストッパ機構 45,45Aと、ひんじ機構54,54A,54B,54Cとの組み合わせは、適宜選定可能 である。
【0044】
【考案の効果】
本考案は、上部に開閉自在な蓋体を有する箱本体と、この箱本体の上部中央に 着脱自在に横設する棒状ハンガー掛けとを備えたものであり、衣類の収納及び取 出しが容易な衣類用収納ボックスを提供することができる。
【0045】 また本考案は、前記ハンガー掛けの両側下部に支持脚体を縦設し、この支持脚 体を介して前記ハンガー掛けを横設するものであり、収納ボックスの外部でハン ガー掛けに衣類を吊すことができ、衣類の収納及び取出しが容易な衣類用収納ボ ックスを提供することができる。
【提出日】平成6年5月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能であり、例えばハンガー掛けと支持脚体とを一体あ るいは組立て式にするかは適宜選定すればよい。また、実施例においては、支持 脚体の前後間隔を箱本体内の前後幅に合わせる位置規制と、ハンガー掛けの長さ 寸法を箱本体の前後幅に合わせる位置規制とを行っているが、ハンガー掛けの長 さ寸法による位置規制だけでもよい。さらに、収納ボックス,ハンガー掛け及び 支持脚体の材質は合成樹脂に限らず各種材質により成形することができ、収納ボ ックスを合成樹脂製で透明あるいは半透明に成形すれば、収納状態で内部の衣類 を確認することができる。さらに、箱本体2と、蓋体7,7Aと、ストッパ機構 45,45Aと、ひんじ機構54,54A,54B,54Cとの組み合わせは、適宜選定可能 である。さらにまた、第24実施例 として、図36に示すように、略半円形の蓋 体7Aを二分割して分割蓋体7B,7Cを形成し、一方の分 割蓋体7Bを箱本体 2に固定し、この一方の分割蓋体7Bにこれより大きな他方 の分割蓋体7Cを、 前後面側の枢軸54Dを介し て開閉自在に枢着するようにしてもよい。
【提出日】平成6年8月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衣類を収納して保管あるいは運搬する収納ボックスに係わり、特に ハンガーに衣類を掛けて収納する衣類用収納ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の衣類用収納ボックスは、有底な箱本体の上部開口に、棒状のハン ガー掛けを横設し、このハンガー掛けにハンガーを吊り下げて上着などの衣類を 収納するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の収納ボックスでは、その上部開口の中央にハンガー掛けを横設した ものであるため、箱本体内から衣類の出し入れを行う際、前記ハンガー掛けが邪 魔となり使い勝手に劣るという問題があった。また、収納した衣類を選ぶには、 上部開口から衣類の一部分を見て選択することになるため、衣類全体を見比べる ことができず不便であった。
【0004】 そこで本考案は、衣類の収納及び取出しが容易な衣類用収納ボックスを提供す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、上部開口に開閉自在な蓋体を有する箱本体と、この箱本体 の上部中央に横設する棒状ハンガー掛けとを備え、前 記ハンガー掛けの両側に支 持脚体を縦設し、この支持脚体を介して前記ハンガー掛けを 前記蓋体内に横設し ものである。
【0006】 また請求項2の考案は、前記ハンガー掛けを前記蓋体の上面近傍に横設したも のである。
【0007】
【作用】
上記請求項1の構成では、ハンガーに掛け た衣類を、ハンガー掛けに掛けて吊 して収納することができ、また、ハンガー掛けが蓋体内に位 置するため、蓋体を 開いて衣類を掛けたハンガーの取り外しを容易に行うことが できる。
【0008】 また上記請求項2の構成では、ハンガー掛けが蓋体の上面近傍に横設されてい るため、箱本体の底板に対してハンガー掛けの位置を高く取 ることができ、丈の 高い衣類を収納することが可能となり、また、蓋体を開いて 内部の衣類を見やす くなり、さらに、ハンガーごと衣類を取り出し易くなると共 に、そのハンガー掛 けに吊した状態のハンガーへの衣類の掛け外しも容易となる
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1及び図2は本考案 の第1実施例を示し、同図において、衣類用収納ボックス1は合成樹脂製からな り、その収納ボックス1の箱本体2は底板3と左右側板4と前後側板5とからな る箱型に形成され、その箱本体2は、衣類である上着Uを吊して収納可能な例え ば74センチ程度の高さに形成され、また、対向する前記側4,5間はそれぞ れ上方に向かってテーペー状に拡大し、その上部には開口部6が形成されている 。前記箱本体2は別体の蓋体7を有し、この蓋体7は前記開口部6に着脱自在に 設けられ、その蓋体7を固定するハンドル8が前記前後側板5の上部に設けられ 、このハンドル8の係合部9が前記蓋体7の受部10に係合して前記蓋体7を固定 できるようになっている。また、前記底板3の四隅側には、前記箱本体2の内面 側に張り出す車輪取付枠11が形成され、この車輪取付枠11にそれぞれ車輪12が回 動自在に設けられている。前記開口部6には断面略コ字状をなす縁部13が周設さ れ、この縁部13に前記蓋体7が外嵌される。
【0010】 前記縁部13の内側には一対の取付凹部14が対向して形成され、この取付凹部14 は上部と内側面が開口し、その取付凹部14内に、棒状であるパイプからなるハン ガー掛け15の両側が挿入され、そのハンガー掛け15が前記箱本体2内に着脱自在 に設けられ、前記ハンガー掛け15にハンガー16を吊り下げ、このハンガー16を介 して上着Uが前記箱本体2内に収納される。
【0011】 次ぎに上記構成につきその作用を説明すると、上着Uなどの衣類を収納する際 には、ハンガー掛け15を上方に持ち上げて箱本体2内から取り外し、この取り外 したハンガー掛け15にハンガー16を介して衣類を吊り下げ、複数の上着Uを吊り 下げた状態でハンガー掛け15の両側を取付凹所14に挿入し、衣類を箱本体2内に 収納する。また、衣類を取り出す際は、ハンガー掛け15ごと衣類を吊り下げた状 態で箱本体2の外に出すことができる。
【0012】 このように実施例上の効果として、上部に開閉自在な蓋体7を有する箱本体2 と、この箱本体2の上部に着脱自在に設けたハンガー掛け15とを備えたものであ るから、ハンガー掛け15を介して吊り下げた衣類を、ハンガー掛け15と一緒に箱 本体2内から取り出し、また収納することができ、ハンガー掛け15が邪魔になら ないため、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができる。
【0013】 また、実施例上の効果として、横設したハンガー掛け15は取付凹所14,14に挟 まれるようにして位置決めされるため、がたつき等を起こすことが無く、安定し て横設することができる。
【0014】 図3ないし図6は本考案の第2実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同 一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、ハンガー掛 け15の両側下部に支持脚体21を一体に縦設し、この支持脚体21はパイプなどから なる左右の斜杆22と下杆23を連結した三角形状をなしており、その下杆23は、図 5に示すように前記底板3の左右方向の内面長さとほぼ等しい規制幅Hを有し、 かつ図6に示すように下杆23,23の前後方向の間隔は前記底板3の前後方向の内 面長さとほぼ等しく設けられ、さらに、ハンガー掛け15の両側が前後側板5の内 面に当接して位置決めされている。そして、図4に示すように、箱本体2から取 り出したハンガー掛け15を脚21によって水平に配置し、ハンガー16を介して衣 類を吊り下げ、また、箱本体2の外で衣類をハンガー掛け15に吊り下げた後、こ の吊り下げた状態でハンガー掛け15ごと箱本体2内に入れることができる。
【0015】 このように実施例上の効果として、上部に開閉自在な蓋体7を有する箱本体2 と、この箱本体2の上部に着脱自在に横設する棒状ハンガー掛け15とを備え、ハ ンガー掛け15の両側下部に支持脚体21を縦設し、この支持脚体21を介してハンガ ー掛け15を横設するものであるから、箱本体2から取り出したハンガー掛け15を 、衣類を吊り下げた状態で立てておくことができ、また、そのハンガー掛け15に 箱本体2の外で衣類を吊り下げた後、ハンガー掛け15ごと箱本体2内に入れるこ とができ、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができる。
【0016】 また実施例上の効果として、支持脚体21の規制幅Hを箱本体2の左右方向内面 幅とほぼ等しくし、かつ支持脚体21,21の前後間隔を箱本体2の前後方向内面幅 とほぼ等しくしたから、支持脚体21の下杆23が左右側板4に挟まれて位置規制さ れ、かつその前後方向が位置規制され、さらに、ハンガー掛け15の長さを前後側 板5の内面に当接する長さに設定したから、ハンガー掛け15の前後方向の移動が 規制され、これにより箱本体2内でハンガー掛け15にがたつきを生じることがな く、そのハンガー掛け15に衣類を安定して吊り下げることができる。
【0017】 図7は本考案の第3実施例を示し、上記第1及び第2実施例と同一部分に同一 符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、ハンガー掛け 15の両側に設ける支持脚体21Aは、角パイプなどを箱本体2の内面形状に対応し た台形枠状に形成したものを示し、この支持脚体21Aの側部が前記左右側面4に 挟まれて位置規制される。
【0018】 このように実施例上の効果として、上部に開閉自在な蓋体7を有する箱本体2 と、この箱本体2の上部に着脱自在に横設する棒状ハンガー掛け15とを備え、ハ ンガー掛け15の両側下部に支持脚体21Aを縦設し、この支持脚体21Aを介してハ ンガー掛け15を横設するものであるから、箱本体2から取り出したハンガー掛け 15を、衣類を吊り下げた状態で立てておくことができ、また、そのハンガー掛け 15に箱本体2の外で衣類を吊り下げた後、ハンガー掛け15ごと箱本体2内に入れ ることができ、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができ、第2実施例と同 様な作用,効果を有する。
【0019】 図8は本考案の第4実施例を示し、上記第1及び第2実施例と同一部分に同一 符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では角パイプなどを 三角枠形状にしてなる支持脚体21Bの上部にハンガー掛け15を差し入れる取付筒 体24を設け、そのハンガー掛け15に支持脚体21Bを着脱自在に設けている。そし てハンガー掛け15を取付筒体24に挿入して、ハンガー掛け15と支持脚21Bとを 組み立てて使用することができる。
【0020】 このように実施例上の効果として、上部に開閉自在な蓋体7を有する箱本体2 と、この箱本体2の上部に着脱自在に横設する棒状ハンガー掛け15とを備え、ハ ンガー掛け15の両側下部に支持脚体21Bを縦設し、この支持脚体21Bを介してハ ンガー掛け15を横設するものであるから、箱本体2から取り出したハンガー掛け 15を、衣類を吊り下げた状態で立てておくことができ、また、そのハンガー掛け 15に箱本体2の外で衣類を吊り下げた後、ハンガー掛け15ごと箱本体2内に入れ ることができ、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができ、第2実施例と同 様な作用,効果を有する。
【0021】 図9は本考案の第5実施例を示し、上記第1及び第2実施例と同一部分に同一 符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、ハンガー掛け 15の両側に設ける支持脚体21Cを、略六角形枠状に形成し、その支持脚体21Cの 側部が前記左右側面4に挟まれて位置規制されように構成している。
【0022】 図10は本考案の第6実施例を示し、上記第1及び第2実施例と同一部分に同 一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、ハンガー掛 け15の両側に設ける支持脚体21Dを、上杆25と左右杆26とからなる略コ字状に形 成し、その下端間隔は幅狭に形成されており、上杆25が左右側板4に挟まれて位 置規制されるように構成している。
【0023】 図11及び図12は本考案の第7実施例を示し、上記第1及び第2実施例と同 一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、同図に示すよ うに、この例では蓋体7Aを、下部が開口した箱状で所定高さを有するように形 成し、その蓋体7Aは一側が枢着部27を介して箱本体2に枢着され、かつ他側に は適宜な開閉ロック機構28が設けられ、この開閉ロック機構28を解除して前記蓋 体7Aを開閉可能とし、かつロックして固定できるように構成している。また、 この例では、支持脚体21Eの斜杆22を前記蓋体7Aの内面位置まで延設し、ハン ガー掛け15を蓋体7A内部に横設している。
【0024】 このように本実施例では請求項1に対応して、上部開口に開閉自在な蓋体7A を有する箱本体2と、この箱本体2の上部中央に横設するハンガー掛け15とを備 え、ハンガー掛け15の両側に支持脚体21Eを縦設し、この支持脚体を介してハン ガー掛け15を蓋体7A内に 横設した ものであるから、ハンガー16に掛けた衣類を 、ハンガー掛け15に掛けて 吊して収納することができ、また、ハンガー掛け15が 蓋体7A内に位置するため、蓋体7Aを開いて衣類を掛けた ハンガー16の取り外 しを容易に行うことができる。
【0025】 またこのように本実施例では 請求項2に対応して、ハンガー掛け15を蓋体7A の上面近傍に横設したものであるから、箱本体7Aの底板3 に対してハンガー掛 け15の位置を高く取ること ができ、丈の高い衣類を収納することが可能となり、 また、蓋体7Aを開いて内部の衣類を見やすくなり、さらに 、ハンガー16ごと衣 類を取り出し易くなると共に、そのハンガー掛け15に吊した状態のハンガー16へ の衣類の掛け外しも容易となる。
【0026】 さらに実施例上の効果として 箱本体2から取り出したハンガー掛け15を、 持脚体21Eにより、 衣類を吊り下げた状態で立てておくことができ、また、その ハンガー掛け15に箱本体2の外で衣類を吊り下げた後、ハンガー掛け15ごと箱本 体2内に入れることができ、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができ、第 2実施例と同様な作用,効果を有し、さらにこの例では、ハンガー掛け15を蓋体 7A内に横設したため、そのハンガー掛け15からのハンガー16の取外し及び吊り 下げを簡便に行うことができる。
【0027】 図13及び図14は本考案の第8実施例を示し、上記第1,第2及び第7実施 例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例 では、箱本体2の前後側板5の上部内面に板状の台座部29を突出形成し、この台 座部29上に、一対の斜杆22を有する支持脚体21Fを載置して蓋体7Aの内面にハ ンガー掛け15を掛け渡している。
【0028】 このように本実施例では請求項1に対応して、上部開口に開閉自在な蓋体7A を有する箱本体2と、この箱本体2の上部中央に横設するハンガー掛け15とを備 え、ハンガー掛け15の両側に支持脚体21Fを縦設し、この支持脚体21Fを介して ハンガー掛け15を蓋体7A内に横設したものであり、またこのように本実施例 は請求項2に対応して、ハンガー掛け15を蓋体7Aの上面近傍に横設したもので あるから、衣類の収納及び取出しが容易となり、第7実施例 と同様な作用,効果 を有し、また、実施例上の効果として、 ハンガー掛け15を介して吊り下げた衣類 を、ハンガー掛け15と一緒に箱本体2内から取り出し、また収納することができ 、ハンガー掛け15が邪魔にならないため、衣類の収納及び取出しを簡便に行うこ とができ第1実施例と同様な作用,効果を有する。
【0029】 図15は本考案の第9実施例を示し、上記第1,第2及び第7実施例と同一部 分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では取付凹 部14の左右に、それぞれ脚体用取付凹部30,30を形成している。また、支持脚体 21Gは、枠状をなす左右の斜杆22,22の頂部に取付筒体24を一体に設け、それら 斜杆22,22の中央を、側面V形をなす連結杆31により連結し、この連結杆31の下 部には、前記取付凹部14に上方より挿入される水平な取付部32を、外側に向かっ て突設すると共に、前記左右の斜杆22,22の下部には、前記左右の脚体用取付凹 部30,30に上方より挿入される水平な取付部32Aを、外側に向かって突設してい る。そして、取付凹部14,30,30に各取付部32,32A,32Aを合わせてハンガー 掛け15を箱本体2に横設及び取外しを行うことができる。三箇所の取付部32,32 A,32Aを介してハンガー掛け15を支持するため、ハンガー掛け15の強度が向上 する。尚、この例では箱本体2の下部に、キャスター12Aが着脱自在に設けられ ている。
【0030】 このように本実施例では請求項1に対応して、上部開口に開閉自在な蓋体7A を有する箱本体2と、この箱本体2の上部中央に横設するハンガー掛け15とを備 え、ハンガー掛け15の両側に支持脚体21Gを縦設し、この支持脚体21Gを介して ハンガー掛け15を蓋体7A内に横設するものであ 、またこのように請求項2に 対応して、ハンガー掛け15を蓋体7Aの上面近傍に横設したものであるから、衣 類の収納及び取出しが容易となり、第7実施例と同様な作用 ,効果を有し、また 、実施例上の効果として、 ハンガー掛け15を介して吊り下げた衣類を、ハンガー 掛け15と一緒に箱本体2内から取り出し、また収納することができ、ハンガー掛 け15が邪魔にならないため、衣類の収納及び取出しを簡便に行うことができ第1 実施例と同様な作用,効果を有し、また、この例では三箇所の取付部32,32A, 32Aを介してハンガー掛け15を支持するため、ハンガー掛け15の強度が向上する 。
【0031】 図16は本考案の第10実施例を示し、上記第1,第2及び第7実施例と同一 部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、蓋 体7以外は第9実施例と同じ箱本体2を用い、この箱本体2の取付凹部14,14の 間にハンガー掛け15が着脱自在に横設される。そして、このように蓋体7Aと蓋 体7を替えることにより、取付凹所14に直接にあるいは第9実施例で示したよう に支持脚体21Gを介してハンガー掛け15を選択的に横設することができる。
【0032】 図17及び図18は本考案の第11実施例を示し、上記第9実施例と同一部分 に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、第9実施例で示した ハンガー掛け15と支持脚体21Gとを組立式とした変形例を示し、前記ハンガー掛 け15は、対をなす半円筒体33,33の接合面34に圧入突起35及び圧入孔35Aを形成 し、該圧入突起35を圧入孔35Aに圧入固定して一体化される。尚、その圧入突起 35及び圧入孔35Aの配置は、一方の接合面34の長さ方向に圧入突起35と圧入孔35 Aとを交互に設けるようにしてもよい。また、その半円筒体33の両端左右に形成 した径小な挿入部36には、長さ方向の切欠溝37を介して係止突起38が形成されて いる。また、前記挿入部36が挿入される前記取付筒体24には、前記係止突起38が 係入する係止孔38Aが穿設されると共に、内部には上,下の挿入部36,36を仕切 る長さ方向の突条39が形成されている。また、前記半円筒体33の外面には複数の 円周突起40が形成されている。そして、圧入孔35Aに圧入突起35を圧入してハン ガー掛け15を一体に組立て、この組立てたハンガー掛け15の挿入部36を前記突条 39に合わせて取付筒体24内に挿入すると、係止突起38が係止孔38Aに係止されて ハンガー掛け15と支持脚体21とが一体に組立てられ、このようにハンガー掛け15 と支持脚体21Gとを簡便に組立てることができる。
【0033】 図19は本考案の第12実施例を示し、上記第1,第10及び第11実施例と 同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では 、半円筒体33の接合面34に係止突条41と係止溝42とを設け、その係合溝42は内周 側に楔状の弾性係止部43を有し、この弾性係止部43が前記係止突条41の係止段部 44に係止するようになっている。そして、係止溝42内に係止突条41を嵌め入れて 、パイプ状のハンガー掛け15が一体に組立てられ、このように半円筒体33の接合 面34相互を合わせて嵌め入れるだけで簡単かつ強固ににハンガー掛け15を一体化 することができる。
【0034】 図20ないし図23は本考案の第13実施例を示し、上記各実施例と同一部分 に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、蓋体7 Aを枢着して開閉自在に設け、この開閉角度を規制する開閉角度ストッパ機構45 を設けており、このストッパ機構45は、箱本体2の枠部13に切欠溝46を縦設する と共に、蓋体7Aの縁部47に切欠溝48を縦設し、その蓋体7Aの縁部47の上面に コ字状の係止枠49を設け、この係止枠49に係止する一対の係止爪50,50を有する 取付部材51と、蓋本体7Aの枠部47の下面に収納可能な抜止部材52とを、テープ などの屈曲自在な帯状連結部材53により連結してなる。また、この例では、二箇 所のひんじ機構54を介して箱本体2に蓋体7Aを開閉自在に設けており、そのひ んじ機構54は、蓋体7Aの枠部47の外側に枢軸55を横設し、この枢軸55を挿入す る軸受枠56を前記箱本体2の枠部13の外側に形成し、この軸受枠56は、一側に前 記枢軸55を上方から挿入可能な挿入部57と,断面略逆U字状の軸受部58とを有し ている。そして、図21に示すように、枢軸55を前記挿入部57側から差し入れ、 さらに長さ方向にスライドさせて軸受部56内に挿入することにより、箱本体2に 蓋体7Aが開閉自在に連結される。また、取付部材51の係止爪50,50を係止枠49 に挿入して固定し、連結部材53をそれぞれの切欠溝46,48に挿入する。そして、 蓋体7Aを閉めた状態では、図23に示すように、抜止部材52は枠部13の下方に 吊り下げられ、蓋体7Aを開くと上昇して枠部13下面に係止し、蓋体7Aの最大 開閉角度が規制される。このように本実施例では、ひんじ機構54により、箱本体 2への蓋体7Aの連結が容易となり、また、開閉ストッパ機構45により、蓋本体 7Aの開閉角度が規制され、蓋体7Aの開閉を簡便に行うことができる。
【0035】 図24は本考案の第14実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第13実施例で示し た開閉角度ストッパ機構の変形例を示し、この例の開閉角度ストッパ機構45Aは 、前記各枠部13,47に対向してそれぞれ円形の抜止孔59,60を穿設し、これら抜 止孔59,60より径大で円形の第1抜止片61と、高さ方向が前記抜止孔59,60より 高くかつ幅方向が前記抜止孔59,60より長い第2抜止片62とを、紐などの屈曲可 能な索条63により連結してなり、その索条63の下端は前記第2抜止板62の長さ方 向中央に連結されている。そして、図中鎖線に示すように、第2抜止板62を縦向 きにして各抜止孔59,60に挿通すると、該第2抜止板62は水平状態に復帰し、抜 止孔59,60から抜け出すことがなくなる。このように本実施例の開閉角度ストッ パ機構45Aは第2抜止片62を各抜止孔59,60に挿通するだけで、簡便に装着する ことができる。
【0036】 図25及び図26は本考案の第15実施例を示し、上記各実施例と同一部分に 同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第13実 施例で示したひんじ機構の変形例を示し、この例のひんじ機構54Aは、箱本体2 の枠部13の外側に相互に間隔を置いて一対の平板状をなす取付腕64,64を突設し 、これら取付腕64,64間に枢軸65を横設し、また、蓋本体7Aの縁部47の外周に 軸受体66を突設し、この軸受体66の先端には、前記枢軸65を挿入する係合溝部67 が形成されている。そして、図26に示すように前記係合溝部67内に枢軸65を差 し入れるようにして、箱本体2に蓋体7Aを開閉自在に取付けることができる。
【0037】 図27は本考案の第16実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第13実施例で示し たひんじ機構の変形例を示し、この例のひんじ機構54Bは、箱本体2の左右側板 4の上部に略L字型をなす一対の取付腕64A,64Aを突出し、これら取付腕64A ,64A間に前記枢軸65を横設しており、係合溝部67内に枢軸65を差し入れるよう にして、箱本体2に蓋体7Aを開閉自在に取付けることができる。
【0038】 図28及び図29は本考案の第17実施例を示し、上記各実施例と同一部分に 同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第13実 施例で示したひんじ機構の変形例を示し、この例のひんじ機構54Cは、箱本体2 の縁部13に間隔を置いて一対の腕部68,68を突設し、この腕部68は平板状をなし て、先端上方が円弧状に形成されると共に、下部中央に半円部分が形成され、こ の半円部分の中央に孔69を穿設し、また、蓋体7Aの縁部47には、下部が開口し た略箱状の連結枠体70を突設し、この連結枠体70の側板部71に、前記孔69に対応 して孔72を穿設し、それら孔69,72に挿入する連結ピン73を有している。この連 結ピン73は、一側に径大頭部74、他側にテーパ状の抜止頭部75を有し、この抜止 頭部75側に、該抜止頭部75を弾性変形可能とする切欠溝76が形成され、この切欠 溝76は該抜止頭部75を長さ方向に2分割すると共に連結ピン73の軸部側にも切り 込まれおり、これにより前記抜止頭部75が、その弾性変形時には前記孔69,72を 挿通可能とし、かつ復帰時には孔69,72に抜止するよう構成している。そして、 腕部68,68に連結枠体70を被せて、各孔69,72に連結ピン73を圧入すると、抜止 頭部75が弾性変形してそれら孔69,72を挿通し、再び弾性復帰して抜止めされ、 箱本体2に蓋体7Aが開閉可能に取付けられる。
【0039】 図30は本考案の第18実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第17実施例で示し た腕部を上下幅広に形成した腕部68Aを用い、この腕部68Aの先端は半円状に形 成されており、蓋体7Aを開閉すると連結枠体70の先端の下縁77が、腕部68Aの 下縁78に当接し、これにより蓋体7Aの開閉角度が規制される。
【0040】 図31は本考案の第19実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、箱本体2及び蓋体7 Aの外面に複数の略縦方向の段部79を設けて模様を形成し、外観意匠に優れた特 徴を有している。
【0041】 図32は本考案の第20実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、合成樹脂製の箱本体 2が上箱体2Aと下箱体2Bとから形成され、この上,下箱体2A,2Bは一つ の金型により一体成形で制作されたり、それぞれ上,下箱体2A,2Bを別個の 金型により成形した後、接合箇所80にて一体に組み立てて制作される。そして上 ,下箱体2A,2Bを別個の金型により成形して一体に組み立てる場合にあって は、上着Uなどを収納するために高さ寸法の高い箱本体2を製造する際に有効で あり、すなわち金型が小型かつ安価で済み、かつ成形も容易にできる。
【0042】 図33は本考案の第21実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、合成樹脂製の箱本体 2が上箱体2Aと下箱体2Bとから形成され、この上,下箱体2A,2Bは一つ の金型により一体成形で制作されたり、それぞれ上,下箱体2A,2Bを別個の 金型により成形した後、接合箇所80にて一体に組み立てて制作される。
【0043】 図34は本考案の第22実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、箱本体2及び蓋体7 Aの外面に複数の略縦方向の段部79と略水平方向の段部79Aとを設けて模様を形 成し、外観意匠に優れた特徴を有している。
【0044】 図35は本考案の第23実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、蓋体の変形例を示し 、この蓋体7Aは、観音開き式の分割蓋体7B,7Cからなり、この様に蓋体7 Aを観音開き式にすることにより、蓋体7Aの開閉スペースを小さくすることが でき、この例においても請求項1及び2に対応して、第7実施 例と同様な作用, 効果を有する。
【0045】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能であり、例えばハンガー掛けと支持脚体とを一体あ るいは組立て式にするかは適宜選定すればよい。また、実施例においては、支持 脚体の前後間隔を箱本体内の前後幅に合わせる位置規制と、ハンガー掛けの長さ 寸法を箱本体の前後幅に合わせる位置規制とを行っているが、ハンガー掛けの長 さ寸法による位置規制だけでもよい。さらに、収納ボックス,ハンガー掛け及び 支持脚体の材質は合成樹脂に限らず各種材質により成形することができ、収納ボ ックスを合成樹脂製で透明あるいは半透明に成形すれば、収納状態で内部の衣類 を確認することができる。さらに、箱本体2と、蓋体7,7Aと、ストッパ機構 45,45Aと、ひんじ機構54,54A,54B,54Cとの組み合わせは、適宜選定可能 である。さらにまた、第24実施例として、図36に示すように、略半円形の蓋 体7Aを二分割して分割蓋体7B,7Cを形成し、一方の分割蓋体7Bを箱本体 2に固定し、この一方の分割蓋体7Bにこれより大きな他方の分割蓋体7Cを、 前後面側の枢軸54Dを介して開閉自在に枢着するようにしてもよい。
【0046】
【考案の効果】
請求項1の考案は、上部開口に開閉自在な蓋体を有する箱本体と、この箱本体 の上部中央に横設する棒状ハンガー掛けとを備え、前 記ハンガー掛けの両側に支 持脚体を縦設し、この支持脚体を介して前記ハンガー掛けを 前記蓋体内に横設し ものであり、衣類の収納及び取出しが容易な衣類用収納ボックスを提供するこ とができる。
【0047】 また請求項2の考案は、前記ハンガー掛けを前記蓋体の上面近傍に横設したも のであり、丈の高い衣類を収納することが可能となり、ハンガーご と衣類を取り 出し易くなると共に、そのハンガー掛けに吊した状態のハン ガーへの衣類の掛け 外しも容易となり、 衣類の収納及び取出しが容易な衣類用収納ボックスを提供す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す蓋体を外した状態の
斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図3】本考案の第2実施例を示す蓋体を外した状態の
斜視図である。
【図4】本考案の第2実施例を示すハンガー掛けと支持
脚体の斜視図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図6】本考案の第2実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図7】本考案の第3実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図8】本考案の第4実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図9】本考案の第5実施例を示す支持脚体の正面図で
ある。
【図10】本考案の第6実施例を示す支持脚体の正面図
である。
【図11】本考案の第7実施例を示す断面図である。
【図12】本考案の第7実施例を示す側面図である。
【図13】本考案の第8実施例を示す断面図である。
【図14】本考案の第8実施例を示す要部の拡大断面図
である。
【図15】本考案の第9実施例を示す蓋体を外した状態
の斜視図である。
【図16】本考案の第10実施例を示す蓋体を外した状
態の斜視図である。
【図17】本考案の第11実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図18】本考案の第11実施例を示す要部の断面図で
ある。
【図19】本考案の第12実施例を示す要部の拡大断面
図である。
【図20】本考案の第13実施例を示す要部の斜視図で
ある。
【図21】本考案の第13実施例を示す開閉角度ストッ
パ機構の分解斜視図である。
【図22】本考案の第13実施例を示すひんじ機構の分
解斜視図である。
【図23】本考案の第13実施例を示す要部の側面図で
ある。
【図24】本考案の第14実施例を示す開閉角度ストッ
パ機構の分解斜視図である。
【図25】本考案の第15実施例を示すひんじ機構の斜
視図である。
【図26】本考案の第15実施例を示すひんじ機構の断
面図である。
【図27】本考案の第16実施例を示すひんじ機構の斜
視図である。
【図28】本考案の第17実施例を示すひんじ機構の分
解斜視図である。
【図29】本考案の第17実施例を示すひんじ機構の断
面図である。
【図30】本考案の第18実施例を示すひんじ機構の断
面図である。
【図31】本考案の第19実施例を示す斜視図である。
【図32】本考案の第20実施例を示す斜視図である。
【図33】本考案の第21実施例を示す斜視図である。
【図34】本考案の第22実施例を示す斜視図である。
【図35】本考案の第23実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 衣類用収納ボックス 2 箱本体 7,7A 蓋体 15 ハンガー掛け 21,21A,21B,21C,21D,21E,21F,21G 支持
脚体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月2日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図36
【補正方法】追加
【補正内容】
【図36】本考案の第24実施例を示す断面図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図36
【補正方法】追加
【補正内容】
【図36】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 衣類用収納ボックス
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す蓋体を外した状態の
斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図3】本考案の第2実施例を示す蓋体を外した状態の
斜視図である。
【図4】本考案の第2実施例を示すハンガー掛けと支持
脚体の斜視図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図6】本考案の第2実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図7】本考案の第3実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図8】本考案の第4実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図9】本考案の第5実施例を示す支持脚体の正面図で
ある。
【図10】本考案の第6実施例を示す支持脚体の正面図
である。
【図11】本考案の第7実施例を示す断面図である。
【図12】本考案の第7実施例を示す側面図である。
【図13】本考案の第8実施例を示す断面図である。
【図14】本考案の第8実施例を示す要部の拡大断面図
である。
【図15】本考案の第9実施例を示す蓋体を外した状態
の斜視図である。
【図16】本考案の第10実施例を示す蓋体を外した状
態の斜視図である。
【図17】本考案の第11実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図18】本考案の第11実施例を示す要部の断面図で
ある。
【図19】本考案の第12実施例を示す要部の拡大断面
図である。
【図20】本考案の第13実施例を示す要部の斜視図で
ある。
【図21】本考案の第13実施例を示す開閉角度ストッ
パ機構の分解斜視図である。
【図22】本考案の第13実施例を示すひんじ機構の分
解斜視図である。
【図23】本考案の第13実施例を示す要部の側面図で
ある。
【図24】本考案の第14実施例を示す開閉角度ストッ
パ機構の分解斜視図である。
【図25】本考案の第15実施例を示すひんじ機構の斜
視図である。
【図26】本考案の第15実施例を示すひんじ機構の断
面図である。
【図27】本考案の第16実施例を示すひんじ機構の斜
視図である。
【図28】本考案の第17実施例を示すひんじ機構の分
解斜視図である。
【図29】本考案の第17実施例を示すひんじ機構の断
面図である。
【図30】本考案の第18実施例を示すひんじ機構の断
面図である。
【図31】本考案の第19実施例を示す斜視図である。
【図32】本考案の第20実施例を示す斜視図である。
【図33】本考案の第21実施例を示す斜視図である。
【図34】本考案の第22実施例を示す斜視図である。
【図35】本考案の第23実施例を示す断面図である。
【図36】本考案の第24実施例を示す断面図である。
【符号の説明】 1 衣類用収納ボックス 2 箱本体 7,7A 蓋体 15 ハンガー掛け 21,21A,21B,21C,21D,21E,21F,21G 支持
脚体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開閉自在な蓋体を有する箱本体
    と、この箱本体の上部中央に着脱自在に横設する棒状ハ
    ンガー掛けとを備えたことを特徴とする衣類用収納ボッ
    クス。
  2. 【請求項2】 前記ハンガー掛けの両側下部に支持脚体
    を縦設し、この支持脚体を介して前記ハンガー掛けを横
    設することを特徴とする請求項1記載の衣類用収納ボッ
    クス。
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