JP3022891B2 - ポケットベル自動通報装置 - Google Patents

ポケットベル自動通報装置

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JP3022891B2 JP27813393A JP27813393A JP3022891B2 JP 3022891 B2 JP3022891 B2 JP 3022891B2 JP 27813393 A JP27813393 A JP 27813393A JP 27813393 A JP27813393 A JP 27813393A JP 3022891 B2 JP3022891 B2 JP 3022891B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力の種類に相応して
ポケットベルにメッセージを送信するポケットベル自動
通報装置に係わり、詳しくは、ポケットベル自動通報装
置に上記メッセージと送信手順を登録する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、接続しているセンサ入力に応じ、
予め記憶させている所要メッセージをディスプレイ機能
付きポケットベルに送信し表示させるために使用される
ポケットベル自動通報装置がある。例えば、図6のブロ
ック図に示すように、接続しているセンサ13からの信
号をセンサ入力部14で検出し、判別部5でセンサ13
の入力(センサ)番号を判別する。メモリ部7には、予
め、操作部8と表示部9とを使い各入力番号毎にポケッ
トベル呼出番号と、ポケットベル会社の送信手順データ
と、送信するメッセージの文字コードとを登録してお
き、前記判別部5の判別結果に基づき、ポケットベル呼
出番号と、ポケットベル会社の送信手順データと、相応
するメッセージの文字コードとを読み出す。PB信号送
出部1にポケットベル呼出番号が供給され、生成した所
要のPB信号は回線制御部2を経由して公衆回線に送出
され、ポケットベルセンター(図示省略)と電話回線が
接続されるとともに、前記ポケットベル呼出番号が送信
される。回線接続完了後、解読処理部10は取り込んだ
送信手順データを解読して送信手順に必要な所要のコー
ドを所定の順番および時間間隔で前記PB信号送出部1
に供給した後、メッセージの文字コードを同PB信号送
出部1に供給する。PB信号送出部1で生成された送信
手順のPB信号は回線制御部2を経由し、ポケットベル
センターに送信され、同ポケットベルセンターから無線
で前記ポケットベル呼出番号に相応したポケットベルが
呼び出されるとともに、メッセージが通報される。例え
ば、センサとして温度センサを使用し、温室の温度を監
視していたとすると、室温が適性範囲を外れると、温室
の管理者のポケットベルが呼び出され、「温度が上昇」
等のメッセージが表示される。ところが、上記したよう
に、ポケットベル自動通報装置のメモリ部7には、ポケ
ットベル会社毎に異なるメッセージコード体系の文字コ
ードと、異なる送信手順を表すコードデータとを、呼び
出し条件として前もって登録しておく必要がある。従っ
て、一般の使用者には前記メッセージと、送信手順のコ
ードによる登録が困難である問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、ポケットベルを呼び出すための送
信手順および通報したい所要のメッセージとを簡単に登
録できるポケットベル自動通報装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、PB信号を生成して出力するPB信号送出部と、公
衆回線に接続し信号の授受をする回線制御部と、少なく
とも1つのセンサあるいはスイッチと、前記センサある
いはスイッチの出力信号を入力し同信号レベルを調整す
る入力部と、前記センサあるいはスイッチの出力信号に
基づき入力番号を判定する判別部と、メッセージと同メ
ッセージ番号とメッセージコードと、送信手順と同送信
手順データとを記憶する記憶部と、入力番号とメッセー
ジ番号と、送信手順と、ポケットベル呼出番号とを関連
付けて登録するメモリと、テンキーおよび命令キーを備
える操作部と、前記操作部から入力したデータおよび記
憶部あるいはメモリから読み出したデータを表示する表
示部と、送信手順を解読し所要のコードを生成し出力す
る解読処理部と、各部を制御する制御部とでなる。
【0005】
【作用】以上のように構成したので、入力番号毎にメッ
セージ番号と、送信手順とポケットベル呼出番号とを関
連付けてメモリ部に登録することにより、何れかの入力
が発生すると、前記メモリから相応する入力番号に登録
されたメッセージ番号と、送信手順とポケットベル呼出
番号とを読み出し、記憶部からメッセージ番号に相応す
るメッセージのコードデータと、送信手順に相応するコ
ードデータとを取り出し、解読処理部に前記送信手順に
相応するコードデータと、メッセージのコードデータと
を供給し、解読処理部で送信手順を解読した後、PB信
号送出部から前記送信手順に基づく所要のPB信号と、
メッセージのコードデータに基づく所要のPB信号とを
送出し、該当するポケットベルを呼び出すとともに、メ
ッセージを通報する。
【0006】
【実施例】以下、本発明によるポケットベル自動通報装
置について、図を用いて詳細に説明する。図1は、本発
明によるポケットベル自動通報装置の実施例ブロック図
である。1はPB信号を生成して出力するPB信号送出
部である。2は公衆回線に接続し信号の授受をする回線
制御部である。3は押しボタンであり、例えば、Aさ
ん、Bさん、など呼び出す相手の名前に対応させてい
る。13は異常等を検出し検出信号を出力する、例え
ば、温度センサ、風力センサ、水位センサ、人感知セン
サ等のセンサである。4は、前記押しボタン3あるいは
各種のセンサ13を接続するとともに、同押しボタン3
あるいはセンサ13の出力(呼び出しトリガ)信号の各
レベルを調整する入力部である。5は、前記入力部4に
供給される押しボタン3あるいはセンサ13からの呼び
出しトリガ信号に基づき、呼び出されるポケットベルの
送信手順を判定する判別部である。6はメッセージ(定
型文)と、同メッセージの番号と同メッセージ番号に相
応したメッセージコードと、送信手順と同送信手順デー
タとを記憶する記憶部である。7は入力番号とメッセー
ジ番号と、送信手順と、ポケットベル呼出番号とを関連
付けて登録するメモリである。8はテンキーおよび命令
キーを備える操作部である。9は、前記操作部8から入
力したデータおよび記憶部6あるいはメモリ7から読み
出したデータを表示する、例えば、液晶表示装置等でな
る表示部である。10は送信手順データを解読し所要の
コードを生成し、同コードを所要回数、所要の時間間隔
で出力する解読処理部である。11は各部を制御する制
御部である。
【0007】次に、図2、図3および図4に従って本発
明によるポケットベル自動通報装置のメモリへの登録の
動作を説明する。記憶部6には、メッセージ番号、例え
ば、「A1」と、その内容を示す定型文「15分待」
と、それぞれの文字に対応した文字コード列「1848
2650・・・」が関連付けて記憶されている。更
に、送信手順、例えば、「A社方式」として、ポケット
ベル呼出番号を送出後、該当するポケットベル会社の
定める所要時間に応じ「リダイヤル/ポーズ」ボタンを
数回押す。メッセージに相応する文字コードを送出す
る。などの各社の送信手順とその内容を関連付けて記憶
している。ポケットベルに通報するメッセージ等を自動
通報装置に登録するには、先ず、操作部8の命令キーを
押して登録モードにし、メモリ7に、入力部4に供給さ
れる押しボタン3あるいはセンサ13からの呼び出しト
リガ信号の入力番号と、予め、工場で記憶部6に登録し
ておいたメッセージ番号と、その内容を表示部9に表示
させて必要な同メッセージ番号とを選択して登録する。
例えば、メモリ部7に、入力番号に関連付けて、A1を
選択し登録し、続いて、該当するポケットベルセンター
の送信手順、例えば、A社方式を登録し、最後に、呼出
番号を操作部8のテンキーで、例えば、「033211
・・・」などを入力して登録する。尚、判別部5がメッ
セージ番号毎に、例えば、A1、A2、・・などのメッ
セージ番号をA社のポケットベルの呼び出しと判別し、
記憶部6に登録しているA社方式を選択させ、B1、B
2、・・などのメッセージ番号をB社のポケットベルの
呼び出しと判別し、記憶部6に登録しているB社方式を
選択させるようにすることにより、メモリ部7には送信
手順は登録をしない方式であっても良い。また、操作部
8と、表示部9とは登録操作時には必要であるが、通常
の動作状態では必要がないので、例えば、パソコンをR
S−232C等で本ポケットベル自動通報装置に接続す
ることにして、同パソコンにて入力し、画面で確認する
などの登録操作をするようにしても良い。また、センサ
3として、例えば、緊急押しボタン等を設け、同緊急押
しボタンが押されると所定のポケットベルに「緊急発
生」のメッセージを通報するるようにしても良い。ま
た、新規のポケットベルサービス会社に対応するため、
記憶部6を外部記憶装置で構成し、従来の記憶内容に追
加して、新しいメッセージの定型文と、メッセージ番号
と、送信手順および送信手順内容とを、前記外部記憶装
置に供給するようにしても良い。例えば、外部記憶装置
としてIC読み取り装置と記憶媒体にICメモリカード
を利用しても良い。また、入力部4に供給される押しボ
タン3あるいはセンサ13からの呼び出しトリガ信号の
入力番号を検出する方法として、前記入力部4の入力端
子を順にポーリングして電圧をチェックする方法でも良
い。
【0008】
【効果】以上説明したように、ポケットベルを呼び出す
ための送信手順および通報したい所要のメッセージとを
簡単に登録できるポケットベル自動通報装置を提供す
る。従って、ポケットベル自動通報装置のメモリ部に、
ポケットベル会社毎に異なるメッセージコード体系の文
字コードと、異なる送信手順のコードデータとを前もっ
て登録する場合、記憶部のメッセージ番号と送信手順を
選択するだけで、簡単に呼び出し条件の登録ができるメ
リットがある。一例として、レストラン等に本システム
を設置した場合、客席が満席状態の場合、他所にいる客
のポケットベルの呼び出し番号を呼び出しトリガ信号の
入力番号、例えば、押しボタンの1番に客の呼び名等を
登録し、店内の状態を随時メッセージとして、例えば、
「15分待」等を知らせることができ、客に新しいサー
ビスを提供できる。また、前記操作部と表示部とをレス
トランで使用しているパソコンに置き換えることによ
り、操作部および表示部を一元化でき使い勝てを良好と
することもできます。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるポケットベル自動通報装置の実施
例ブロック図である。
【図2】本発明によるポケットベル自動通報装置のメモ
リ部に登録される入力番号毎に関連付けたデータベース
である。
【図3】本発明によるポケットベル自動通報装置の記憶
部に登録されて供給される文字コードデータと送信手順
内容である。
【図4】本発明によるポケットベル自動通報装置の登録
動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明によるポケットベル自動通報装置の呼び
出し動作を示すフローチャートである。
【図6】従来のポケットベル自動通報装置の実施例ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 PB信号送出部 2 回線制御部 3 押しボタン 4 入力部 5 判別部 6 記憶部 7 メモリ 8 操作部 9 表示部 10 解読処理部 11 制御部 13 センサ 14 センサ入力部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PB信号を生成して出力するPB信号送
    出部と、公衆回線に接続し信号の授受をする回線制御部
    と、少なくとも1つのセンサあるいはスイッチと、前記
    センサあるいはスイッチの出力信号を入力し同信号レベ
    ルを調整する入力部と、前記センサあるいはスイッチの
    出力信号に基づき入力番号を判定する判別部と、メッセ
    ージと同メッセージのメッセージ番号と同メッセージ番
    号に相応したメッセージコードと、送信手順と同送信手
    順データとを予め記憶する記憶部と、入力番号とメッセ
    ージ番号と、送信手順と、ポケットベル呼出番号とを関
    連付けて、操作部を用いて操作者が登録するメモリと、
    テンキーおよび命令キーを備える操作部と、前記操作部
    から入力したデータおよび記憶部あるいはメモリから読
    み出したデータを表示する表示部と、送信手順を解読し
    所要のコードを生成し出力する解読処理部と、各部を制
    御する制御部とでなることを特徴とするポケットベル自
    動通報装置。
  2. 【請求項2】 上記操作部と表示部とをパソコンで実現
    し、登録動作時のみ、同パソコンを接続してなることを
    特徴とした請求項1記載のポケットベル自動通報装置。
  3. 【請求項3】 上記判別部がメモリに登録してあるメッ
    セージ番号から呼び出されるポケットベルの送信手順を
    判定することを特徴とする請求項1記載のポケットベル
    自動通報装置。
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