JP3022867B2 - 着信拒否理由メッセ―ジ通知方法 - Google Patents

着信拒否理由メッセ―ジ通知方法

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JP3022867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル携帯電話機
の着信拒否に関し、特に着信拒否時に発信者に対し着信
拒否理由を音声メッセージで通知する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、着信拒否時に携帯電話機側で着信
拒否をセットし、発信者側からは着信音発生後、すぐさ
ま切断されるという機能になっている。また、特開平５
−２４４０９０号公報によって開示されているように、
携帯電話機で発信者側に対して自動的に応答メッセージ
を送出する手法がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した前者
では着信拒否を設定した際、発信者側からは一方的に切
られた感じを受けるので、発信者側は不愉快な思いをす
ることになる。また、後者は携帯電話機自身に着信拒否
の応答メッセージを入れるための専用の応答部を設ける
ため、携帯電話機のＲＯＭの容量が増えることになる。
【０００４】本発明の目的は、携帯電話機のＲＯＭの容
量を増やすことなく、着信拒否理由を発信者側に通知す
ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の着信拒否理由メ
ッセージ通知方法は、携帯電話機にて、着信拒否を設定
し、網側からの無線での呼出信号を受信した後に、設定
された情報を網側に無線で通知することにより、発信者
に着信拒否理由の音声メッセージを通知することにあ
る。
【０００６】また、この構成において、ＲＣＲ２７Ｂ標
準規定・レイヤ３仕様の情報要素の理由表示の空きビッ
トを使用して着信拒否理由を通知する。
【０００７】また、本発明では、携帯電話機にて着信拒
否理由を設定し、発信者からの呼出に対して着信拒否理
由に対応する音声メッセージを網側から通知するよう、
網側からの無線での呼出信号を受信した後に、前記携帯
電話機から設定された情報を網側に無線で通知すること
を特徴とする。
【０００８】さらに、本発明では、発信者からの呼出に
対して着信拒否理由に対応する音声メッセージを網側か
ら通知するよう、携帯電話機にて設定された着信拒否理
由を、網側からの呼出信号を受信した後に、前記携帯電
話機から網側に通知することを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【００１０】図１は本発明の実施の一形態を示す構成図
である。携帯電話機では、操作部ａ−１より来た信号を
制御部のソフトウエアのＭＭＩタスク（操作部とのイン
タフェース）ａ−２、ＴＥタスク（携帯電話機の制御を
行う）ａ−３、ＣＣタスク（呼制御信号のレイヤ３信号
の処理を行う）ａ−４と無線部ＴＲＸ１とを通して網側
（基地局）に送出する。ここでは、一例として着信拒否
理由＝１を選択した際の流れについて示している。操作
部ａ−１より入力された信号はＭＭＩタスクａ−２を通
じてＴＥタスクａ−３に通知され、ＴＥタスクはＣＣタ
スクａ−４に通知し、無線部ＴＲＸ１、２を介して網側
の制御部のソフトウエアのＣＣタスクｂ−１に通知す
る。網側ではＣＣタスクｂ−１から来た信号を音声メッ
セージ部ｂ−２に通知し、発信者に対しメッセージを送
出する。各ブロック間の通知はリアルタイムモニタで監
視され、シリアルデータで信号のやりとりを行う。
【００１１】次に、ＲＣＲ２７Ｂ標準規定で記述されて
いる信号の流れを図２に及び図３に従って説明する。図
２のｃ−１は網側からの呼出信号ＳＥＴＵＰであり、そ
れに対し、着信拒否時は着信拒否の切断信号ＤＩＳＣと
してｃ−２を携帯電話機から送出する。ｃ−２の信号内
には理由表示通知（図３、ｄ−１）が入っており、その
理由表示通知の理由表示値（オクテット４）の正常イベ
ントクラス（信号形式００１ＸＸＸＸ）の空きビット
（ここでは０１１１と１０００）を利用して着信拒否理
由信号をのせる。図３に示すように、「０１１１」は着
信拒否理由１とし、「１０００」は着信拒否理由２と
し、それぞれのメッセージを持っている。網側はそれを
受けて音声メッセージ部ｂ−２を動作させ、着信拒否理
由のメッセージ（着信拒否理由１と２のどちらか）を発
信者側へ送出する。なお、操作部ａ−１によって着信拒
否理由１と着信拒否理由２のどちらかを予め選択でき
る。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
呼出信号を受信した後に、携帯電話機から予め設定され
た着信拒否理由を網側に通知し、着信拒否理由を網側
（基地局）にて送出することにより、個々の携帯電話機
にて応答メッセージを生成して送出することなく、発信
者側に音声メッセージを通知できる。また、ＲＣＲ２７
Ｂ標準規定を大きく替えることなく（信号形式は変わら
ず、信号の内容が追加）機能追加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の一形態を示す構成図である。
【図２】本発明の実施の一形態の動作を説明するための
図である。
【図３】本発明の実施の一形態の動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
ａ−１ 操作部 ａ−２ ＭＭＩ（対操作部）タスク ａ−３ ＴＥ（対端末）タスク ａ−４ ＣＣ（呼出制御）タスク ｂ−１ ＣＣ（呼制御）タスク ｂ−２ 音声メッセージ部 ＴＲＸ１ 無線部 ＴＲＸ２ 無線部 ｃ−１ ＳＥＴＵＰ（呼出信号） ｃ−２ ＤＩＳＣ（切断信号） ｄ−１ 着信拒否理由１ ｄ−２ 着信拒否理由２
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04B 7/26 H04M 3/42 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 携帯電話機にて、着信拒否を設定し、網
    側からの無線での呼出信号を受信した後に、設定された
    情報を網側に無線で通知することにより、発信者に着信
    拒否理由の音声メッセージを通知することを可能とする
    着信拒否理由メッセージ通知方法。
  2. 【請求項２】 ＲＣＲ２７Ｂ標準規定・レイヤ３仕様の
    情報要素の理由表示の空きビットを使用して着信拒否理
    由を通知することを特徴とする請求項１記載の着信拒否
    理由メッセージ通知方法。
  3. 【請求項３】 携帯電話機にて着信拒否理由を設定し、
    発信者からの呼出に対して着信拒否理由に対応する音声
    メッセージを網側から通知するよう、網側からの無線で
    の呼出信号を受信した後に、前記携帯電話機から設定さ
    れた情報を網側に無線で通知することを特徴とする着信
    拒否理由メッセージ通知方法。
  4. 【請求項４】 発信者からの呼出に対して着信拒否理由
    に対応する音声メッセージを網側から通知するよう、携
    帯電話機にて設定された着信拒否理由を、網側からの呼
    出信号を受信した後に、前記携帯電話機から網側に通知
    することを特徴とする着信拒否理由メッセージ通知方
    法。
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