JP3022171B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP3022171B2
JP3022171B2 JP6143327A JP14332794A JP3022171B2 JP 3022171 B2 JP3022171 B2 JP 3022171B2 JP 6143327 A JP6143327 A JP 6143327A JP 14332794 A JP14332794 A JP 14332794A JP 3022171 B2 JP3022171 B2 JP 3022171B2
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tube
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bellows
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幹也 細見
澄雄 小川
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Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管継手に関し、自動車の
排気管の振動遮断装置に利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、2つの管のそれぞれの一端に互い
に径の異なる球状ケースを設け、両球状ケースの中心が
一致した状態で両球状ケース間に生じるスペースにボー
ルを配して、両管を全方向に回動可能に連結し、球状ケ
ースの内側に配したベローズで両管を接続することによ
り両管間をシールした管継手は、たとえば実開平3−1
08816号公報により、知られている。該管継手は、
自動車の排気管に組込まれることにより、エンジンから
の、排気管壁を伝わる微振動(ビビリ振動)を遮断する
振動遮断装置としての機能を果している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来装置には
次の問題がある。 排気管全体の曲げ振動(管壁のビビリ振動とは別)
に対しては、管継手部位はほぼ自由端となり、かつ振幅
が小さい間はボールを介しての連結のため減衰機能が殆
んどないため、排気管全体の曲げ振動、およびそれによ
る車内音に対しては防振、防音性能が低い。 排気管曲げ振動が大きくなって、管継手の両側の管
または球状ケースが互いに接触し始めると、接触前と接
触時とで摩擦、減衰が大きく変化し、振動特性も大きく
ばらつく。そのため、車内音低減の設計が困難になる。
本発明の目的は、振動遮断効果を良好に維持したまま、
排気管曲げ振動に対する減衰、拘束性を増大でき、それ
によって曲げ振動とそれに伴う車内音とを低減できる管
継手を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成できる本
発明の管継手は、次の通りである。 (1) 第1の管の端部に設けられた外側球状ケース内
に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケースが収納
され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベローズ
にて連結されている管継手において、前記内側球状ケー
スの外径が前記外側球状ケースの内径より小とされるこ
とにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケースの間
には隙間があり、前記第1の管と前記第2の管とが軸方
向に相対移動されることにより前記外側球状ケースの中
心と前記内側球状ケースの中心が互いにずらされ前記外
側球状ケースと前記内側球状ケースとが管継手組付け状
態にて互いに当っていることを特徴とする管継手。 (2) 第1の管の端部に設けられた外側球状ケース内
に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケースが収納
され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベローズ
にて連結されている管継手において、前記内側球状ケー
スの外径が前記外側球状ケースの内径より小とされるこ
とにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケースの間
には隙間があり、前記第1の管と前記第2の管とが軸方
向に互いに離れる方向に移動されて、前記外側球状ケー
スと前記内側球状ケースとが互いに押しつけられた状態
で、前記ベローズを自由長状態にして該ベローズにて前
記第1の管および前記第2の管が連結されることによ
り、前記外側球状ケースの中心と前記内側球状ケースの
中心が互いにずらされ前記外側球状ケースと前記内側球
状ケースとが管継手組付状態にて互いに当った状態とさ
れていることを特徴とする管継手。 (3) 第1の管の端部に設けられた外側球状ケース内
に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケースが収納
され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベローズ
にて連結されている管継手において、前記内側球状ケー
スの外径が前記外側球状ケースの内径より小とされるこ
とにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケースの間
には隙間があり、前記第1の管と前記第2の管とが軸方
向に互いに接近する方向に移動されて、前記外側球状ケ
ースと前記内側球状ケースとが互いに押しつけられた状
態で、前記ベローズを自由長状態にして該ベローズにて
前記第1の管および前記第2の管が連結されることによ
り、前記外側球状ケースの中心と前記内側球状ケースの
中心が互いにずらされ前記外側球状ケースと前記内側球
状ケースとが管継手組付状態にて互いに当った状態とさ
れていることを特徴とする管継手。 (4) 第1の管の端部に設けられた外側球状ケース内
に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケースが収納
され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベローズ
にて連結されている管継手において、前記内側球状ケー
スの外径が前記外側球状ケースの内径より小とされるこ
とにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケースの間
には隙間があり、前記ベローズを自由長状態から予じめ
圧縮された状態にして該ベローズにて前記第1の管と前
記第2の管とが連結されることにより、前記外側球状ケ
ースの中心と前記内側球状ケースの中心が互いにずらさ
前記外側球状ケースと前記内側球状ケースとが管継手
組付状態にて互いに当った状態とされていることを特徴
とする管継手。 (5) 第1の管の端部に設けられた外側球状ケース内
に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケースが収納
され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベローズ
にて連結されている管継手において、前記内側球状ケー
スの外径が前記外側球状ケースの内径より小とされるこ
とにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケースの間
には隙間があり、前記第1の管と前記第2の管とが、前
記ベローズを自由長状態から予じめ引張られた状態にし
て該ベローズにて前記第1の管と前記第2の管とが連結
されることにより、前記外側球状ケースの中心と前記内
側球状ケースの中心が互いにずらされ前記外側球状ケー
スと前記内側球状ケースとが管継手組付状態にて互いに
当った状態とされていることを特徴とする管継手。 (6) 第1の管の端部に設けられた外側球状ケース内
に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケースが収納
され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベローズ
にて連結されている管継手において、前記内側球状ケー
スの外径が前記外側球状ケースの内径より小とされるこ
とにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケースの間
には隙間があり、前記第1の管と前記第2の管とが軸方
向に相対移動されることにより前記外側球状ケースの中
心と前記内側球状ケースの中心が互いにずらされ前記外
側球状ケースと前記内側球状ケースとが管継手組付け状
態にて互いに当っており、当り部位では前記外側球状ケ
ースの内面と前記内側球状ケースの外面の少なくとも何
れか一方が硬度を上げられていることを特徴とする管継
手。
【0005】
【作用】上記(1)の管継手においては、第1の管およ
び外側球状ケースと、第2の管および内側球状ケースと
は、別体で、互いに当っているだけであるから、エンジ
ンからの排気管壁を伝わる微振動は、当り部で遮断され
る。しかし、排気管の曲げ振動に対しては、当り部にて
外側球状ケースと内側球状ケースとは、互いに摩擦で拘
束し合って管継手部位は自由端とはならず、かつ摩擦を
もってこすれ合う時に大きな減衰を発生するので、曲げ
振動とそれによる車内音が大幅に抑制される。上記
(2)の管継手においては、第1の管と第2の管とが離
れる方向に、外側球状ケースと内側球状ケースとを当て
た状態で、自由長状態のベローズにて第1の管と第2の
管とを連結したので、当りの力が安定し、減衰特性も安
定する。上記(3)の管継手においては、第1の管と第
2の管とが接近する方向に、外側球状ケースと内側球状
ケースとを当てた状態で、自由長状態のベローズにて第
1の管と第2の管とを連結したので、当りの力が安定
し、減衰特性も安定する。上記(4)の管継手において
は、予圧縮したベローズ用いて第1の管と第2の管とを
連結したので、当り部で一定の押しつけ力で当り、比較
的大きな摩擦力、減衰特性が得られる。上記(5)の管
継手においては、予引張したベローズ用いて第1の管と
第2の管とを連結したので、当り部で一定の押しつけ力
で当り、比較的大きな摩擦力、減衰特性が得られる。上
記(6)の管継手においては、当り部の表面の硬度を上
げたので、経年変化しにくくなり、特性が長期にわたっ
て安定する。
【0006】
【実施例】図1〜図4は本発明の4つの実施例とその製
造工程を示している。全実施例にわたって共通する部材
には同一符号を付してある。まず、全実施例に共通な構
成を、たとえば図1を参照して説明する。
【0007】図1に示すように、管継手9は、第1の管
4の端部に設けられた外側球状ケース1内に、第2の管
5の端部に設けられた内側球状ケース2が収納され、さ
らに第1の管4と第2の管5とが、ベローズ3に溶接
(たとえば、スポット溶接6、8)され、ベローズ3を
介して連結されたものから成り、3部品から成る。外側
球状ケース1と内側球状ケース2とは、管組付け状態に
て互いに当っており、7はその当り部を示す。第1の管
4と外側球状ケース1とは一体であり、第1の管4の一
端に拡開成形を施し、内側球状ケース2を収納した後、
拡開端部に絞り加工を施すにより、外側球状ケース1は
成形される。第2の管5と内側球状ケース2とは一体で
あり、第2の管5の一端に拡開成形を施し、ベローズ3
を収納した後、拡開端部に絞り加工を施して開口端をベ
ローズ最大径より小とすることにより、内側球状ケース
2は成形される。外側球状ケース1の部分球形部の内径
は内側球状ケース2の部分球形部の外径よりも大で、外
側球状ケース1の部分球形の中心と内側球状ケース2の
部分球形の中心とを一致させた状態では、外側球状ケー
ス1と内側球状ケース2との間には隙間があり、この隙
間が無くなるまで第1の管4と該2の管5とを軸方向に
相対移動させることができる。ただし、外側球状ケース
1の絞り成形後の開口端の径は内側球状ケース2の部分
球形部の外径よりは小で、第2の管5を第1の管4から
離れる方向に移動したときには、内側球状ケース2が外
側球状ケース1の開口端に当って外れない。図3に示す
ように、管継手9は自動車の排気管の途中に組み込ま
れ、エンジンからの微振動を遮断する。図3中、10は
上流側マフラまたは触媒コンバータであり、11は下流
側マフラである。
【0008】つぎに、各実施例に特有な構成を説明す
る。第1実施例では、図1と図4のブロック105Aに
示すように、第1の管4と第2の管5とが軸方向に互い
に離れる方向に、外側球状ケース1と内側球状ケース2
とが互いに押しつけられた状態で、自由長状態に保持し
たベローズ3に第1の管4および第2の管5が溶接さ
れ、第1の管4および第2の管5がベローズ3を介して
連結される。これによって、外側球状ケース1と内側球
状ケース2とが、管継手組付状態において互いに当った
状態とされる。当り部7は、外側球状ケース1の開口端
と内側球状ケース2の外面との接点である。第2実施例
では、図2と図4のブロック105Bに示すように、第
1の管4と第2の管5とが軸方向に互いに接近する方向
に、外側球状ケース1と内側球状ケース2とが互いに押
しつけられた状態で、自由長状態に保持したベローズ3
に第1の管4および第2の管5が溶接され、第1の管4
および第2の管5がベローズ3を介して連結される。こ
れによって、外側球状ケース1と内側球状ケース2と
が、管継手組付状態において互いに当った状態とされ
る。当り部7は、内側球状ケース2の開口端と外側球状
ケース1の内面との接点である。
【0009】第3実施例では、図1および図4のブロッ
ク105Cに示すように、ベローズ3が、自由長状態か
ら予じめ軸方向に圧縮された状態にされ、圧縮状態を保
持したままベローズ3の一端が第1の管4に溶接される
とともにベローズ3の他端が第2の管5に溶接される。
その後、圧縮状態を解除するとベローズ3は自由長状態
に戻ろうとして伸長し、第1の管4と第2の管5は互い
に離れる方向にベローズ3によって付勢される。その結
果、内側球状ケース2は外側球状ケース1に一定の押し
つけ力をもって当る。この場合、当り部7は外側球状ケ
ース1の開口端と内側球状ケース2の外面との接点であ
る。第4実施例では、図2および図4のブロック105
Dに示すように、ベローズ3が、自由長状態から予じめ
軸方向に引張られた状態にされ、引張状態を保持したま
まベローズ3の一端が第1の管4に溶接されるとともに
ベローズ3の他端が第2の管5に溶接される。その後、
引張状態を解除するとベローズ3は自由長状態に戻ろう
として軸方向に縮み、第1の管4と第2の管5は互いに
接近する方向にベローズ3によって付勢される。その結
果、内側球状ケース2は外側球状ケース1に一定の押し
つけ力をもって当る。この場合、当り部7は内側球状ケ
ース2の開口端と外側球状ケース1の内面との接点であ
る。
【0010】第5実施例では、外側球状ケース1と内側
球状ケースとの当り部位7では、外側球状ケース1の内
面と内側球状ケース2の外面の少なくとも何れか一方の
硬度が上げられる。この場合、図1のように外側球状ケ
ース1の開口端が内側球状ケース2の外面に当る場合
は、内側球状ケース2の外面の硬度が上げられ、図2の
ように内側球状ケース2の開口端が外側球状ケース1の
内面に当る場合は、外側球状ケース1の内面の硬度が上
げられる。硬度を上げる方法には、たとえば窒化処理を
用いることができる。硬度上昇によって、摩擦による磨
耗が抑制され、経年変化が抑制され、摩擦特性が安定化
される。
【0011】第1〜第4実施例の管継手は、図4に示す
工程に従って製造される。工程101で、2つの素管が
用意される。管の径は同一でよい。一方の管が第1の管
4に対応し、他方の管が第2の管5に対応する。工程1
02で、管4、5のそれぞれの一端がほぼ弧状断面に拡
径される。一方の管4の拡径部が外側球状ケース1に対
応し、他方の管5の拡径部が内側球状ケース2に対応す
る。一方の管4の拡径部の径の方が他方の管5の拡径部
の径より大となるように拡径される。工程103で、管
5の拡径部内にベローズ3を配し、その後、管5の拡径
部の開口端をスピニングロール(絞り型)で外側から絞
り加工することにより、管5の拡径部を、ベローズ3を
内部に入れた状態で、球形(ほぼ部分球形)に成形す
る。工程104で、管4の拡径部内に管5の拡径部を配
し、その後、管4の拡径部の開口端をスピニングロール
(絞り型)で外側から絞り加工することにより、管4の
拡径部を、管5の拡径部を内部に入れた状態で、球形
(ほぼ部分球形)に成形する。ついで、工程105で、
ブロック105A、105B、105C、105Dの何
れかによって、管4の拡径部と管5の拡径部を軸方向に
当てるとともにベローズ3と管4、5とを溶接(溶接部
6、8)する。
【0012】つぎに、作用を説明する。第1の管4およ
び外側球状ケース1と、第2の管5および内側球状ケー
ス2とは、互いに別体であり、当った状態にある。この
ため、エンジンから第1の管4の管壁を伝わってきた微
振動は、外側球状ケース1と内側球状ケース2の当り部
7で遮断され、それより後方にはほとんど伝わらない。
車両走行中、とくに悪路では、排気管全体が曲げ振動を
生じる。この場合、管継手9の当り部7では、第1の管
4と第2の管5が曲げ変位を摩擦で拘束し合っているた
め、管継手9は自由端とはならず、排管系の固有振動数
を上げ、曲げ振動が抑制される。また、管継手9の当り
部7に生じる摩擦は大きな減衰を排管系に与え、曲げ振
動が減衰され、抑制される。また、当り部7は常時当っ
ていて、常時曲げ振動の拘束と曲げ振動の減衰が得られ
るので、曲げ振動の振動特性が安定化し、振動抑制とそ
れにより防音設計が従来に比べて容易となる。また、当
り部7の表面硬度を上げれば、摩擦特性の経時変化が減
少し、長期間にわたって、一定の特性が得られるように
なる。
【0013】さらに、外側球状ケース1と内側球状ケー
ス2とを当てるので、溶接部6、8の位置決めも容易で
あり、製造が容易になり、コストも低減される。また、
内側、外側球状ケースが球形のため、ベローズ3の中央
部の波形を大きくでき、これによって軸方向長さの短い
ベローズ3でも大きな弾性変形を行うことができ、管継
手の全長を短かくできる。これによって、エンジン直下
に搭載することが可能となり、波状路走行等のエンジン
ローリング振動に対し、有利となる。
【0014】
【発明の効果】請求項1によれば、外側球状ケースと内
側球状ケースとが当っているため、振動遮断効果を保持
したまま、振動減衰効果が生じ、排管系の曲げ振動が抑
制され、車内音も抑制される。請求項2によれば、第1
の管と第2の管とが離れる方向に、外側球状ケースと内
側球状ケースとを当てた状態で、自由長状態のベローズ
にて第1の管と第2の管とを連結したので、当りの力が
安定し、減衰性特性も安定する。請求項3によれば、第
1の管と第2の管が接近する方向に、外側球状ケースと
内側球状ケースとを当てた状態で、自由長状態のベロー
ズにて第1の管と第2の管とを連結したので、当りの力
が安定し、減衰特性も安定する。請求項4によれば、予
圧縮したベローズを用いて第1の管と第2の管とを連結
したので、当り部で一定の押しつけ力で当り、比較的大
きな摩擦力、減衰特性が得られる。請求項5によれば、
予引張したベローズを用いて第1の管と第2の管とを連
結したので、当り部で一定の押し付け力で当り、比較的
大きな摩擦力、減衰特性が得られる。請求項6によれ
ば、当り部の表面の硬度を上げたので、経年変化しにく
くなり、特性が長期にわたって安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第3、第5実施例に係る管継手
の断面図である。
【図2】本発明の第2、第4、第5実施例に係る管継手
の断面図である。
【図3】本発明の管継手を組み込んだ排気管の斜視図で
ある。
【図4】本発明の管継手の製造工程を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 外側球状ケース 2 内側球状ケース 3 ベローズ 4 第1の管 5 第2の管 6、8 溶接部 7 当り部 9 管継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 7/08 F16L 27/06 F16L 27/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の管の端部に設けられた外側球状ケ
    ース内に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケース
    が収納され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベ
    ローズにて連結されている管継手において、前記内側球
    状ケースの外径が前記外側球状ケースの内径より小とさ
    れることにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケー
    スの間には隙間があり、前記第1の管と前記第2の管と
    が軸方向に相対移動されることにより前記外側球状ケー
    スの中心と前記内側球状ケースの中心が互いにずらされ
    前記外側球状ケースと前記内側球状ケースとが管継手組
    付け状態にて互いに当っていることを特徴とする管継
    手。
  2. 【請求項2】 第1の管の端部に設けられた外側球状ケ
    ース内に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケース
    が収納され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベ
    ローズにて連結されている管継手において、前記内側球
    状ケースの外径が前記外側球状ケースの内径より小とさ
    れることにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケー
    スの間には隙間があり、前記第1の管と前記第2の管と
    が軸方向に互いに離れる方向に移動されて、前記外側球
    状ケースと前記内側球状ケースとが互いに押しつけられ
    た状態で、前記ベローズを自由長状態にして該ベローズ
    にて前記第1の管および前記第2の管が連結されること
    により、前記外側球状ケースの中心と前記内側球状ケー
    スの中心が互いにずらされ前記外側球状ケースと前記内
    側球状ケースとが管継手組付状態にて互いに当った状態
    とされていることを特徴とする管継手。
  3. 【請求項3】 第1の管の端部に設けられた外側球状ケ
    ース内に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケース
    が収納され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベ
    ローズにて連結されている管継手において、前記内側球
    状ケースの外径が前記外側球状ケースの内径より小とさ
    れることにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケー
    スの間には隙間があり、前記第1の管と前記第2の管と
    が軸方向に互いに接近する方向に移動されて、前記外側
    球状ケースと前記内側球状ケースとが互いに押しつけら
    れた状態で、前記ベローズを自由長状態にして該ベロー
    ズにて前記第1の管および前記第2の管が連結されるこ
    とにより、前記外側球状ケースの中心と前記内側球状ケ
    ースの中心が互いにずらされ前記外側球状ケースと前記
    内側球状ケースとが管継手組付状態にて互いに当った状
    態とされていることを特徴とする管継手。
  4. 【請求項4】 第1の管の端部に設けられた外側球状ケ
    ース内に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケース
    が収納され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベ
    ローズにて連結されている管継手において、前記内側球
    状ケースの外径が前記外側球状ケースの内径より小とさ
    れることにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケー
    スの間には隙間があり、前記ベローズを自由長状態から
    予じめ圧縮された状態にして該ベローズにて前記第1の
    管と前記第2の管とが連結されることにより、前記外側
    球状ケースの中心と前記内側球状ケースの中心が互いに
    ずらされ前記外側球状ケースと前記内側球状ケースとが
    管継手組付状態にて互いに当った状態とされていること
    を特徴とする管継手。
  5. 【請求項5】 第1の管の端部に設けられた外側球状ケ
    ース内に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケース
    が収納され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベ
    ローズにて連結されている管継手において、前記内側球
    状ケースの外径が前記外側球状ケースの内径より小とさ
    れることにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケー
    スの間には隙間があり、前記第1の管と前記第2の管と
    が、前記ベローズを自由長状態から予じめ引張られた状
    態にして該ベローズにて前記第1の管と前記第2の管と
    が連結されることにより、前記外側球状ケースの中心と
    前記内側球状ケースの中心が互いにずらされ前記外側球
    状ケースと前記内側球状ケースとが管継手組付状態にて
    互いに当った状態とされていることを特徴とする管継
    手。
  6. 【請求項6】 第1の管の端部に設けられた外側球状ケ
    ース内に、第2の管の端部に設けられた内側球状ケース
    が収納され、さらに前記第1の管と前記第2の管とがベ
    ローズにて連結されている管継手において、前記内側球
    状ケースの外径が前記外側球状ケースの内径より小とさ
    れることにより前記内側球状ケースと前記外側球状ケー
    スの間には隙間があり、前記第1の管と前記第2の管と
    が軸方向に相対移動されることにより前記外側球状ケー
    スの中心と前記内側球状ケースの中心が互いにずらされ
    前記外側球状ケースと前記内側球状ケースとが管継手組
    付け状態にて互いに当っており、当り部位では前記外側
    球状ケースの内面と前記内側球状ケースの外面の少なく
    とも何れか一方が硬度を上げられていることを特徴とす
    る管継手。
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