JP3022137U - 消火器収納付き流し台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、ガス台の近傍に位置する流し台に
消火器収納部を設けた流し台を提供することを目的とす
るものである。 【解決手段】 本考案は、流し台本体１の台輪部４の一
部に、消火器を収納するための収納部５を設けた構成と
するものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、レンジに近傍する流し台に消火器の収納部を設けた消火器収納付き 流し台に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より流し台は図６に示すように、洗い場ａの下部は調理具などの収納庫ｂ とし、その横にガス台を連設、あるいは一体的に連設した構成のものが多い。 そこで台所では消火器の設置が義務付けられている。この消火器の設置場所と しては、ガス台の近傍に設置するのが理想であるが、その殆どが台所の片隅に置 かれているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら台所の片隅では、火災発生時に瞬時に対応することが困難であり 、又ガス台の近傍では調理の邪魔となることが多い。 更に流し台の収納部に収納する場合には、消火器自体が嵩ばるために、調理具 などが入らなくなる問題がある。 そこで本考案では上記問題点を解消するために、流し台の収納部とは別個の個 所に消火器の収納部を設けた流し台を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の上記目的は次の如き構成の流し台によって達成できる。即ちその要旨 は上部に洗い場槽、その下部に収納部およびその基部に台輪部から構成される流 し台において、該流し台の台輪部の一部に消火器を出し入れ自在とした収納部を 設けたことを特徴とする消火器収納付き流し台である。

【０００５】

【作用】

本考案の流し台は図４に示すように、火災発生時には台輪部４の一部である収 納部５を、上記台輪部４から引き出し、あるいは図５に示すように回動させるこ とによって消火器Ａを収納部５より取り出して消火を行うものであり、瞬時に火 災に対応することが可能となるものである。

【０００６】

【実施例】

以下本考案に係る消火器収納付き流し台を、その実施例を示す図面を参酌し乍 ら詳述する。 実施例１ 図１に示すように、流し台本体１は上部がステンレスにより成形された洗い場 槽２と、その下部に調理具などの収納庫３と、その基端の台輪部４とから構成さ れるものである。

【０００７】 そこで図２に示すように、台輪部４内のスペ−スを利用するために、同台輪部 ４の一部に、引き出し自在とした収納部５を設けるものである。 この収納部５は、その底面に消火器が左右に移動しないためにサン木による係 止部６、６が設けられるものである。 従って消火器Ａは係止部６、６間に載置され、使用時には収納部５の取手部７ を引くことにより消火器Ａを収納部５内より取り出すことが可能となるものであ る。 実施例２ 図３に示すように、台輪部４内のスペ−スを利用するために、同台輪部４の一 部にスライド式丁番８によって図中Ｂ矢印方向に回動することによって、収納部 ５が台輪部４より取り出せることができる機構とするものである。

【０００８】

【考案の効果】

以上述べて来た如く本考案によれば、流し台の基部である台輪部に消火器の収 納部を設けることによって、通常の流し台としての機能を果たせると共に、ガス 台の近傍であるために、火災に瞬時に対応することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１の全体説明図である。

【図２】本考案の実施例１の要部拡大説明図である。

【図３】本考案の実施例２の要部説明図である。

【図４】本考案の実施例１の使用状態を示す説明図であ
る。

【図５】本考案の実施例２の使用状態を示す説明図であ
る。

【図６】従来の流し台の説明図である。

【符号の説明】

１ 流し台本体 ２ 洗い場槽 ３ 収納庫 ４ 台輪部 ５ 収納部 ６ 係止部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上部に洗い場槽、その下部に収納部およ
   びその基部に台輪部から構成される流し台において、該
   流し台の台輪部の一部に消火器を出し入れ自在とした収
   納部を設けたことを特徴とする消火器収納付き流し台。