JP2560809Y2 - ホットプレート - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、本体ケースに被調理物
を載せて調理を行うためのプレートを設け、該プレート
を加熱する発熱体を設けてなるホットプレートに関し、
特にホットプレートの収納性を改善するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のホットプレートは、上部が解放さ
れた本体ケースの内底部にスペーサを介して遮熱板が設
けられ、該遮熱板に被調理物を載せて調理するためのプ
レートを加熱する発熱体が設けられ、該発熱体の上に着
脱自在に当該プレートが設けられ、該プレートの上部に
被調理物の調理時に該被調理物を覆う耐熱性の蓋が設け
られ、該蓋の外側面に蓋摘子が設けられていた。

【０００３】そして、上記構成のホットプレートは収納
するために、付属品としてスタンドが設けられたり、本
体ケースの一部についたて用のスタンドが回転自在に形
成され、必要時にこのスタンドを回転させてついたてと
して使用し、不必要時には収納できる構造になってい
た。これらのものにおいては、収納時に蓋が外れないよ
うに蓋ロック機構が設けられていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】上記構成のホットプレ
ートは、付属品のスタンドや一体に形成されたスタンド
を使用して収納するため、収納方向が一方向に限定され
収納場所が限られた場所になってしまい収納性が非常に
悪かった。また、蓋は被調理物の調理状態を黙視により
確認できるようにガラスにより形成されているものが多
く、蓋が露出した状態で収納されているために、蓋に外
部からの衝撃が直接加わり蓋が破損するという問題があ
った。

【０００５】本考案は上記の問題に鑑みなされたもので
あり、本体ケースにカバーを嵌合させることにより箱体
を形成し、蓋に外部からの衝撃が直接加わることなく、
縦方向若しくは横方向のどちらの方向でも収納可能とす
るホットプレートを提供することを目的とするものであ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本考案のホットプレート
は、本体ケースに被調理物を載せて調理を行うためのプ
レートを設け、該プレートを加熱する発熱体を設け、上
記本体ケースの上部より装着し、当該本体ケースの外周
と嵌合し該本体ケースとともに箱体を形成するカバーを
設けている。

【０００７】

【作用】上記構成のホットプレートにおいて、収納時に
は本体ケースの上部よりカバーを装着して、該本体ケー
スの外周に嵌合させて箱体を形成することんにより、ホ
ットプレートを縦方向若しくは横方向のどちらの方向で
も、収納場所に合わせて収納を行う。そして、この収納
時にはカバーで蓋を保護することにより、蓋に外部から
衝撃が直接加わることを防止し、該蓋の破損を防止して
いる。

【０００８】

【実施例】本考案のホットプレートの一実施例を図１乃
至図４とともに説明する。本考案のホットプレートは、
上部が解放された本体ケース１の内底部にスペーサ２を
介して遮熱板３を設け、該遮熱板３に被調理物を載せて
調理を行うためのプレート４を加熱する発熱体５を設
け、該発熱体５の上に着脱自在に該プレート４を設け、
該プレート４の上部に被調理物の調理時に該被調理物を
覆う耐熱性のガラスで形成された蓋６を設けている。

【０００９】そして、上記本体ケース１の上部より装着
し、当該本体ケース１の外周と嵌合し該本体ケース１と
ともに箱体を形成するカバー７を設けている。この本体
ケース１は、端部を持ち運びを行うための把手に利用す
るために折り曲げて形成しており、この折り曲げられて
形成された側壁体８の外側面に上記カバー７を嵌合する
ための嵌合突起９を設け、該嵌合突起９に嵌合する嵌合
孔１０を上記カバー７の内側面に設けている。

【００１０】上記本体ケース１の側壁体８の一部に切欠
部１１を形成し、該側壁体８の嵌合突起９と上記カバー
７の嵌合孔１０との嵌合状態を外しやすくしている。

【００１１】上記蓋６は円弧状に形成され、その外側面
に蓋摘子１２を形成している。この蓋６を被調理物を覆
うように載置するために上記プレート４の上部周囲に載
置部１３を形成し、この載置部１３に上記蓋６の周縁部
を載置するようになっており、この蓋６は載置部１３に
上下を反対に載置することが可能である。

【００１２】上記構成のホットプレートの動作を説明す
ると、調理時にはプレート４に被調理物を載せて、該プ
レート４の載置部１３に蓋６を上下方向を正しく載置し
被調理物を覆い、発熱体５により加熱調理を行う。この
とき、本体ケース１から外されているカバー７を被調理
物を入れる器に使用する。

【００１３】次に、ホットプレートを収納するときは、
上記蓋６を上下方向を反対にして上記プレート４に載置
し、上記本体ケース１から該蓋６が突出しないように
し、該本体ケース１の上部より上記カバー７を装着す
る。このとき、カバー７の嵌合孔１０と上記本体ケース
１の側壁体８の嵌合突起９が嵌合し、該カバー７が本体
ケース１に保持され該カバー７と本体ケース１により箱
体を形成する。

【００１４】そして、箱体になったホットプレートを収
納場所に合わせて縦方向若しくは横方向のどちらかの方
向、例えば図４に示すように食器棚１４等の間の隙間に
縦方向に収納する。

【００１５】また、ホットプレートを横方向に収納した
時には、カバー７により蓋６が保護され該蓋６に外部か
らの衝撃が直接加わることが防止されているので、該カ
バー７の上に他の物を載置することが可能であり、収納
場所を有効に使用することができる。

【００１６】そして、使用時には、本体ケース１の側壁
体８の切欠部１１に指を入れてカバー７を左右に開い
て、カバー７の嵌合孔１０と側壁体８の嵌合突起９との
嵌合を外して、該カバー７を取り外す。

【００１７】

【考案の効果】本考案のホットプレートは、本体ケース
に被調理物を載せて調理を行うためのプレートを設け、
該プレートを加熱する発熱体を設け、上記本体ケースの
上部より装着し、当該本体ケースの外周と嵌合し該本体
ケースとともに箱体を形成するカバーを設けているの
で、収納場所に合わせて縦方向でも横方向でも収納可能
であり、収納場所が限定されることなく収納性を向上す
ることができる。

【００１８】また、ホットプレートを横方向に収納した
場合には、カバーにより蓋を保護し該蓋に外部からの衝
撃が直接加わるのを防止し、蓋の破損を確実に防止して
いるので、カバーの上に他の物を載置収納することがで
き、収納場所を有効に利用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のホットプレートの一実施例の調理時を
示す断面図である。

【図２】本考案のホットプレートの収納時を示す断面図
である。

【図３】本考案のホットプレートの収納時を示す外観斜
視図である。

【図４】本考案のホットプレートの収納状態を示す斜視
図である。

【符号の説明】

１ 本体ケース ４ プレート ５ 発熱体 ６ 蓋 ７ カバー ８ 側壁体 ９ 嵌合突起 １０ 嵌合孔 １１ 切欠部

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体ケースに被調理物を載せて調理を行
   うためのプレートを設け、 該プレートを加熱する発熱体を設けてなるホットプレー
   トにおいて、 上記本体ケースの上部より装着し、当該本体ケースの外
   周と嵌合し該本体ケースとともに箱体を形成するカバー
   を設けたことを特徴とするホットプレート。