JP3022121U - エンジン用エアクリ−ナ - Google Patents

エンジン用エアクリ−ナ

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JP3022121U
JP3022121U JP1995009910U JP991095U JP3022121U JP 3022121 U JP3022121 U JP 3022121U JP 1995009910 U JP1995009910 U JP 1995009910U JP 991095 U JP991095 U JP 991095U JP 3022121 U JP3022121 U JP 3022121U
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JP
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air cleaner
filter element
container
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lid
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JP1995009910U
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English (en)
Inventor
田 一 臣 持
Original Assignee
有限会社ゴーイング東京
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 既製自動車のエンジンに予め装着されて
いる既設エアクリ−ナの部品を活用して取付けることが
できる上に、従来のアフタ−パ−ツとして後付けされる
エアクリ−ナと同様の性能を発揮できるようにしたエン
ジン用のエアクリ−ナを提供することを課題とする。 【解決手段】 容体3bとそれに開閉自在に装着された蓋
体3aとから成るケ−シング3の内部にフィルタエレメン
ト1を収装すると共に、該フィルタエレメント1の前後
に空気給排口3e,3fを具備するエンジン用エアクリ−ナ
に於て、前記フィルタエレメント1と蓋体3aを外した容
体3bの開口部に、少なくとも上面をフィルタ材で形成す
ると共に該フィルタ材の周縁にゴム又はプラスチックに
より前記蓋体の下部周縁と略同様のフランジ部13を形成
したフィルタエレメント11を着脱可能に取付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は主として自動車や小型船舶用のエンジン用エアクリ−ナに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
一般に、各々の自動車メ−カで製造される複数種類の乗用車においては、複数 の車種間で部品の共通化を図り、製造コストの低減や部品在庫の合理化等を促進 するために、いくつかの車種間で統一された形状,構造に形成されたエアクリ− ナが使用されることがある。
【0003】 しかし、エンジン性能に深く係るエアクリ−ナを複数の車種間で共用できるよ うにした場合において、そのエアクリ−ナを適用するエンジンの排気量に差があ ると、そのエアクリ−ナでは容量が不足気味になる排気量のエンジンもあるため 、当該エンジンの性能を十分に引出せないことがある。
【0004】 このように点に鑑み、いわゆるアフタ−パ−ツ市場においては様々な車種のエ ンジン用として容量の大きなエアクリ−ナが供給されている。この点は、小型船 舶の船外機等のエンジンにおいても同様の事情にある。
【0005】 しかし、従来、アフタ−パ−ツ市場に供給されているエアクリ−ナは、それが 適用される自動車のエンジンに予めメ−カにより取付けられたエアクリ−ナをそ っくりそのまま取外して、アフタ−パ−ツとして市販されているエアクリ−ナを 取付ける形態であるため、(イ)既存部品の活用ができない、(ロ)取外した既設の エアクリ−ナ全体が不要になるため無駄が多い、(ハ)アフタ−パ−ツとして取付 けるエアクリ−ナのために、特別に設計,製造した取付専用のアタッチメントや アダプタ類を不可欠とするといった多くの問題点がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記のような点に鑑み、既製自動車のエンジンに予め装着されている 既設エアクリ−ナの部品を活用して取付けることができる上に、従来のアフタ− パ−ツとして後付けされるエアクリ−ナと同様の性能を発揮できるようにしたエ ンジン用のエアクリ−ナを提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案エアクリ−ナの構成は、 容体とそれに開閉自在に装着された蓋体とから成るケ−シングの内部にフィルタ エレメントを収装すると共に、該フィルタエレメントの前後に空気給排口を具備 するエンジン用エアクリ−ナに於て、前記フィルタエレメントと蓋体を外した容 体の開口部に、少なくとも上面をフィルタ材で形成すると共に該フィルタ材の周 縁にゴム又はプラスチックにより前記蓋体の下部周縁と略同様のフランジ部を形 成したフィルタエレメントを着脱可能に取付けたことを特徴とするものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に本考案の実施の形態を図に拠り説明する。図1は本考案エアクリ−ナの一 例の斜視図、図2は本考案エアクリ−ナの別例の要部の断面図、図3は公知の自 動車用エアクリ−ナの一例の断面図である。
【0009】 図3は自動車のエンジンル−ム内に設けられた既設のエアクリ−ナの一例の正 断面状態を模式的に示したもので、1はフィルタエレメント、2はこのエレメン トの外周に当該エレメント1の保形とケ−シング3への収納固定のためにこのエ レメント1と一体化するように形成した周壁フランジ部である。
【0010】 上記フィルタエレメント1は、紙や不織布等によるシ−ト状のフィルタ材を、 山と谷が連続した断面ジグザグ状をなすヒダの連続体1aに折曲げ成形することに より、広い表面積に形成されており、その平面形状はここでは矩形である。そし て、このフィルタエレメント1の外周には、当該エレメント1の形状の保持と、 ケ−シング3への装着のため、ここでは断面略L字状をなす立壁と外向きフラン ジによる周壁フランジ部2が平面からみて矩形環状をなすように設けられている 。
【0011】 ケ−シング3は、上,下で分離できる構造の上部ケ−シングとなる蓋体3aと下 部ケ−シングとなる容体3bにより形成されており、このケ−シング3の分割面と して形成された蓋体3aと容体3bのフランジ部3cと3dに、前記フィルタエレメント 1における周壁部2の全周に被挟持部として形成されたフランジ部2aが挟持され 、前記蓋体3aと容体3bのフランジ部3c,3dをクリップ4によって互に緊締してい る。なお、3eは蓋体3aに形成した吸気口、3fは容体3bに形成した送気口である。
【0012】 上記のように、ケ−シング3は、フィルタエレメント1を介して上,下で二分 されているので、吸気口3eから蓋体3aの内部に吸引される外気は、フィルタエレ メント1により濾過されて容体3b側に吸引され、送気口3fからエンジンの吸入側 へ供給されるのである。
【0013】 本考案エアクリ−ナは、図3に拠り説明した既設エアクリ−ナの蓋体3aとフィ ルタエレメント1を、いわば一体化しこれをケ−シング3における容体3bに着脱 自在に装着するようにしたものであるので、この点について以下に説明する。尚 、図1,図2において図3と同一符号は同一部材を示すものとする。
【0014】 図1において、11は図3のフィルタエレメント1と同様に紙,不織布等のフィ ルタ材により断面ジグザグ状のヒダの連続体11aに形成したフィルタエレメント で、ここでは該エレメント1をかま鉾状をなす山形に形成し、その全周を立壁12 で囲み、該立壁12の下端に外向きのフランジ部13が周設されている。なお、フィ ルタエレメント11は、フィルタ材により、略ド−ム状、或は、略平板状に形成し 、ド−ム状の場合には下端周縁に低い立壁12と外向きのフランジ部13を、平板状 のものは全周に傾斜した下向きの立壁12を形成しその下端全周に外向きのフラン ジ部13を形成する。なお、平板状のフィルタエレンメント11の場合、その外周に 立壁12を兼ねたフランジ部13を形成した形態とすることもある。
【0015】 図1のフィルタエレメント11におけるフランジ部13は、ケ−シング3における 容器3bの分割面を形成したフランジ部3dに、全周において対面する形状,大きさ に形成されている。従って、図1に示した容体3bのフランジ部3dは平面矩形であ るからフィルタエレメント11のフランジ部13も平面からみて矩形状に形成するが 、容体3bが円形であれば、フィルタエレメント11のフランジ部13も円形に形成さ れ、容体3bが四角形以外の多角形であれば、フィルタエレメント11側のフランジ 部13も対応した多角形状となる。
【0016】 従って、クリップ4を開放した容体3bのフランジ部3dの上に、上記フィルタエ レメント11をそのフランジ部13において重ね、容体3bのフランジ3dに重ねられた フィルタエレメント11のフランジ部13を、前記クリップ4によって容体3bのフラ ンジ部3dに緊締することにより、フィルタエレメント11はエアクリ−ナケ−シン グ3の容体3bに露出した状態で取付けられることとなる。
【0017】 上記の構成を採ることにより、既設エアクリ−ナにおけるケ−シング3の容体 3bをそのまま利用し、アフタ−パ−ツのフィルタエレメント11を、アタッチメン ト等の付属部品を要することなく、前記容体3bに直接取付けることができるので 、アフタ−パ−ツとしてのエアクリ−ナにおける取付用の部品点数を減じること ができると共に、既設エアクリ−ナの部品の一部をそのまま利用できることとな って、合理的である。
【0018】 上記のような効果は、本考案を図2に示す形態で実施しても同様に得ることが できる。即ち、図2のフィルタエレメント11では、そのフランジ部13′の上に、 そのフランジ部13′と同じ平面形状と同じ形状の金属又はゴム若しくはプラスチ ックの押えリング14を形成し、それをフランジ部13′の上に置いて該押えリング 14をクリップ4で緊締することにより、フィルタエレメント11を容体3bに直接装 着するようにしている。この押えリング14は、その厚さを複数種類にして予め形 成しておけば、クリップ4の大きさに大,小があっても、それに合せて、フィル タエレメント11をエアクリ−ナのケ−シング3の容体3bに直接取付ける上で有用 である。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上の通りであるから、既設のケ−シングに覆われたエンジン用のエ アクリ−ナを、フィルタエレメントを露出させたタイプの、いわゆるスポ−ツタ イプのエアクリ−ナに取替えるための部品としてみると、部品点数が少なく、し かも構造が簡単なアフタパ−ツのエンジン用クリ−ナとしてきわめて有用である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案エアクリ−ナの一例の斜視図。
【図2】本考案エアクリ−ナの別例の要部の断面図。
【図3】公知の自動車用エアクリ−ナの一例の断面図。
【符号の説明】
11 フィルタエレメント 11a ヒダの連続体 12 立壁 13 フィルタエレメントのフランジ部 3 ケ−シング 3b 容体 3d 容体のフランジ部 4 クリップ 14 押えリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容体とそれに開閉自在に装着された蓋体
    とから成るケ−シングの内部にフィルタエレメントを収
    装すると共に、該フィルタエレメントの前後に空気給排
    口を具備するエンジン用エアクリ−ナに於て、前記フィ
    ルタエレメントと蓋体を外した容体の開口部に、少なく
    とも上面をフィルタ材で形成すると共に該フィルタ材の
    周縁にゴム又はプラスチックにより前記蓋体の下部周縁
    と略同様のフランジ部を形成したフィルタエレメントを
    着脱可能に取付けたことを特徴とするエンジン用エアク
    リ−ナ。
  2. 【請求項2】 フィルタエレメントは、フィルタ材を平
    板状、又は、略ド−ム状乃至は略かま鉾状に形成した請
    求項1のエンジン用エアクリ−ナ。
  3. 【請求項3】 フィルタエレメントの周縁に形成したフ
    ランジ部は、押えリングを介してエアクリ−ナケ−シン
    グの容体に装着した請求項1又は2のエンジン用エアク
    リ−ナ。
JP1995009910U 1995-08-29 1995-08-29 エンジン用エアクリ−ナ Expired - Lifetime JP3022121U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284984A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用バッテリ搭載構造

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