JP3021879U - 農作物用切断機 - Google Patents

農作物用切断機

Info

Publication number
JP3021879U
JP3021879U JP1995009863U JP986395U JP3021879U JP 3021879 U JP3021879 U JP 3021879U JP 1995009863 U JP1995009863 U JP 1995009863U JP 986395 U JP986395 U JP 986395U JP 3021879 U JP3021879 U JP 3021879U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
belt conveyor
cutting
crop
agricultural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995009863U
Other languages
English (en)
Inventor
崇 世利
Original Assignee
株式会社ちくし号農機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ちくし号農機製作所 filed Critical 株式会社ちくし号農機製作所
Priority to JP1995009863U priority Critical patent/JP3021879U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3021879U publication Critical patent/JP3021879U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 農作物の根や茎の長さに関係なく容易に迅速
且つ正確に最適な切断位置で根と茎とを切断・分離が出
来る作業性に優れた農作物用切断機を提供する。 【解決手段】 切断機1は、ネギ33を水平に搬送する
ベルトコンベア2の横にガイド15を所定長さ延伸さ
せ、同ガイド15の途中の上端に下縁を対向させた揺動
板16を設けている。このガイド部の搬送方向前方のベ
ルトコンベア2左右にモータ21,22により回転する
回転刃19,20を設け、回転刃19は基準位置となる
ガイドから3mm程離している。ベルトコンベア2上面
の両縁部にはネギ33の保持手段として無端Vベルト
6,7が配置され、押えプーリ8,9により上から加圧
している。ベルトコンベア2の駆動力は、装置下部のモ
ータから無端チェーン27を介して伝わり、さらに歯車
28,29を介して無端Vベルト6,7を同期させて動
かす仕組みである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はネギ、ラッキョ等の鱗茎菜類、人参等の根菜類等(本明細書中農作物 と総称する。)を鱗茎菜類では鱗茎と根とを、根菜類では茎と主根とに切断分離 する農作物用切断機に関する。 尚本明細書中上記の鱗茎と茎とを茎と総称し、又上記の主根と根とを根と総称 する。
【0002】
【従来の技術】
従来のネギ、人参等の農作物の茎と根とを切断・分離する装置としては、V字 形断面の細長い受部材を所定ピッチで複数取付けたコンベアの搬送経路途中の側 部に回転刃を設けた構造のものが知られており、受部材にネギを一本ずつ載せ、 搬送される間に根元または葉先、あるいは両方を回転刃で連続的に切断するとい うものであった。この方式の装置では、ネギを載せる位置によって切断する位置 が変わり、長さが揃わないばかりでなく、ネギの根部が曲がっている場合には切 断面が茎に対して斜めになり、きれいに直角に切ることができなかった。特にネ ギの場合は切断位置が根から3mm程離れた位置が望ましく、この切断位置より 短い位置で切断すると根の切断残りが生じ易く、又根から遠く離れた位置で切断 するとこの切断面より再び新しい根が生えてくるという問題が起きていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は従来のこれらの問題点を解消し、農作物の根 や茎の長さに関係なく容易に迅速且つ正確に最適な切断位置で根と茎とを切断・ 分離が出来る作業性に優れた農作物用切断機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本考案の構成は、 1) 農作物を水平に搬送するフラットベルトを用いたベルトコンベアを設け、 供給側の同ベルトコンベアの横に農作物の根と茎との境界位置のくぼんだ部分に 上端が当たるガイドを搬送方向に所定長さ設け、前記ベルトコンベアの供給側の ガイドの始端からガイドに沿って所定距離離した位置に前記農作物がベルトコン ベアの搬送方向と直交する方向に移動しないように前記農作物を前記ガイドの上 端に押え付ける押え手段を設け、前記ガイドのある側の前記ベルトコンベアの後 流位置の横に農作物を搬送方向に切断する切断刃を前記ガイドの延長線上を基準 にして所定距離離した位置に設け、前記押え手段でガイド上端に押え付けられて 送られる農作物を前記切断刃の位置まで前記ベルトコンベアのコンベア面に押し 付けて動かないようにする保持手段を設けたことを特徴とする農作物用切断機 2) 農作物を載置するテーブル面に農作物の根と茎との境界位置のくぼんだ部 分に上端が当たるガイドを所定長さ設け、同ガイドの途中又は終端付近で同ガイ ドを基準として所定距離離した位置に農作物を切断する刃面が前記テーブル面よ り突出する切断刃を設け、前記ガイドの始端からガイドに沿って所定距離離した 位置に前記農作物が前記ガイドの長手方向と直交する方向に移動しないように前 記農作物を前記ガイドの上端に押え付ける押え手段を設けたことを特徴とする農 作物用切断機 3) 前記ガイドと前記切断刃との間隔幅を調整自在とした前記1)記載の農作 物用切断機 4) ガイドとして、断面L字形のプレートを用い、同プレートの垂直の折曲部 の上端がベルトコンベアのコンベア面から突出するように水平に設け、同折曲部 の上端を前記農作物のくぼんだ部分の当て面とした前記1)又は3)記載の農作 物用切断機 5) 押え手段として、ガイドの上端と当たる農作物のくぼんだ部分の上周面に 下縁が当たる揺動板を前記のガイドの上方に同ガイドに沿って揺動自在に設け、 前記揺動板の自重で農作物のくぼんだ部分を前記ガイドの上端に押し付ける構成 とした前記1)、3)、4)いずれか記載の農作物用切断機 6) 保持手段として、前記ガイドを設けた側の前記ベルトコンベアの側縁に前 記ガイドから前記切断刃の位置にかけて前記ベルトコンベアのコンベア面と接触 又は近接される無端ベルトを張りわたし、前記ベルトコンベアのコンベア面と対 向する前記無端ベルトの対向面が前記ベルトコンベアの搬送方向及び搬送速度と 同一とした構成とした前記1)、3)、4)、5)いずれか記載の農作物用切断 機 7) 前記切断刃及びガイドのある側と反対側の前記ベルトコンベア横に、農作 物を搬送方向に切断する切断刃及び、送られる農作物を前記切断刃の位置まで前 記ベルトコンベアのコンベア面に押し付けて動かないようにする保持手段を設け た前記1)、3)、4)、5)、6)いずれか記載の農作物用切断機 8) 前記ガイドと前記切断刃との間隔幅を調整自在とした前記2)記載の農作 物用切断機 9) ガイドとして、断面L字形のプレートを用い、同プレートの垂直の折曲部 の上端がベルトコンベアのコンベア面から突出するように水平に設け、同折曲部 の上端を前記農作物のくぼんだ部分の当て面とした前記2)又は8)記載の農作 物用切断機 10) 押え手段として、ガイドの上端と当たる農作物のくぼんだ部分の上周面 に下縁が当たる揺動板を前記のガイドの上方に同ガイドに沿って揺動自在に設け 、前記揺動板の自重で農作物を前記ガイドに押し付ける構成とした前記2)、8 )、9)いずれか記載の農作物用切断機 にある。
【0005】
【作用】
請求項1記載の考案では、作業者が農作物を手で握り農作物の根と茎との境界 位置のくぼんだ部分を、ガイド上方からガイドの始端のガイド上端に当てて供給 側のベルトコンベアのコンベア面に載置し、搬送する農作物を基準となるガイド に合せて位置決めを行い、押え手段で農作物がガイドの上端に押し付けられるま で作業者は農作物をベルトコンベアの搬送方向へ送り出していく。押え手段でガ イド上端に押し付けられた状態の農作物は作業者の手から離れ、ベルトコンベア で切断刃方向へ送り出されていくので、ガイドの上端は常に農作物のくぼんだ部 分に入り込んだ状態となり、搬送途中の農作物がガイドから抜け出せないものと なり、農作物の搬送方向はガイドの長手方向への移動に限られ、農作物は位置決 めした状態のまま搬送され、切断位置を切断刃に案内し、この押え手段でガイド に押し付けた状態の農作物を次に保持手段でズレることなく切断刃の位置までコ ンベア面に押し付け、農作物に加わる不要な動きを抑えこの状態のまま切断刃に 一致するように案内した切断位置を切断刃で切断・分離していく。
【0006】 請求項2記載の考案では、前記と同じ要領で農作物の根と茎との境界位置のく ぼんだ部分をガイド上端に当ててテーブルに載置し、基準となるガイドに合せて 位置決めを行う。作業者は手でこの位置決めを行った農作物をテーブルの上面を ガイドに沿って切断刃側へ送り出し、農作物は前記同様に押え手段によりガイド 上端に押し付けられながら、前記同様にズレることなくガイドに沿って送り出さ れ農作物の切断位置が切断刃に一致するように案内されこの切断位置を切断刃で 切断・分離していく。
【0007】 請求項3、8記載の考案のようにガイドと切断刃との間隔幅を調整自在として いれば、ガイドと切断刃との間隔幅を変えることで、農作物の切断位置を簡単に 変えることが出来る。 請求項5、10記載のように、押え手段に揺動板を用いたものでは、通常自重 で揺動板は垂直に吊り下がった状態であるがガイド上端に農作物のくぼんだ部分 を当ててベルトコンベア又はテーブルに載置した農作物を揺動板の下方まで送り 出すことで、揺動板の下縁がガイドの上端と当たる農作物のくぼんだ部分の上周 面に挿入して当たり、農作物の送り出しに伴ってこの揺動板は農作物の送り出し 側へ傾いていく。農作物と接触する揺動板の周縁は滑らかな円弧状としているの で、揺動板はスムーズに傾動し、この揺動板との接触で農作物にキズが付くこと はない。農作物のくぼんだ部分はこの傾いた揺動板の自重で常にガイド上端に押 し付けられ、又揺動板の下縁は常に農作物のくぼんだ部分に挿入し当たった状態 となるので、ガイド上端と揺動板の下縁とで農作物のくぼんだ部分の抜け出しを より一層阻止する。
【0008】 請求項6記載の考案の保持手段では、押え手段でガイド上端に押し付けられた 状態で送られてくる農作物をコンベア面と対向する無端ベルトの対向面で、コン ベア面に押し付けて農作物を保持したまま、無端ベルトがベルトコンベアと同一 方向へ等速で動いて、農作物との間にすべりを生じさせずに切断刃へ農作物を導 く。
【0009】 請求項7記載のように切断刃及びガイドのある側と反対側のベルトコンベア横 にも切断刃と押圧手段を設けた構成では、ベルトコンベア供給側に前記同様にし て農作物を載せ搬送すると、農作物の両端部がそれぞれ押圧手段で押し付けられ て切断箇所が保持され、両側の切断刃で農作物の両端例えば根元と葉先を同時に 切断・分離され長さの揃った状態となる。
【0010】
【考案の実施の形態】
ガイドは、請求項6記載のようにコンベア面と対向する対向面を有しこの対向 面がコンベア面と同一速度で同一方向へ回転しコンベア面と対向面とで農作物を 保持したまま搬送出来る保持手段であれば、ガイドの後端を切断刃近くまで延ば さず農作物が保持手段で保持される位置までとする場合もある。 ガイドとして、一般に略L字形のプレートを用いるが他に細長な板プレートを 用いて長辺が上下となるようにした状態に立設した場合や、断面三角形状の三角 杆を用いた場合がある。 切断刃として、一般に回転刃が使用される。 又切断刃を設ける位置は、ベルトコンベアの搬出側より又はテーブルの終端側 よりが望ましいが、ベルトコンベア又はテーブルの中ほどに設ける場合もある。 農作物をガイドに押し付ける押え手段としては、請求項5記載のような揺動板 を用いる場合が望ましいが、細長な長方形状のプレートを用い、このプレートを ガイドに沿ってガイドの上方に上下動自在に設け、このプレートの自重で農作物 をガイドに押し付けたり、バネでガイド方向にプレートを付勢したりする場合も ある。更に保持手段として、請求項6記載のような保持手段が望ましいが、他に スキー板状等の押え板をバネ等でベルトコンベア面に付勢するものでもよい。
【0011】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜8に示す実施例1は、ベルトコンベアの両横に回転刃を設け、押え手段 に揺動板を用い、保持手段にベルトコンベアと同一速度・同一方向へ送り出す無 端ベルトを用いた切断機の例である。 図9に示す実施例2は、テーブルから一部の刃面を突出させた回転刃に向けて 細長なガイドの終端を近接させ、押え手段としてガイドの長手方向へ揺動自在な 揺動板を用いた切断機の例である。 図10に示すはガイドと切断刃との間隔幅の調整を行う調整機構を示す例であ る。
【0012】 図1は実施例1を示す平面図、図2は実施例1を示す左側面図、図3は実施例 1の要部を示す正面図、図4は実施例1の搬送及び切断動作説明図、図5は実施 例1のガイドにネギのくぼみ部を載置して搬送する状態を示す説明図、図6は実 施例1において位置決めされたネギが揺動板でズレることなく保持手段の無端V ベルトで押え付けられ搬送していく状態を示す説明図、図7は実施例1において 揺動板の下縁とがネギのくぼみ部をガイド上端に押し付けた状態を示す説明図、 図8は実施例1の無端ベルトによるネギの保持状態を示す説明図、図9は実施例 2を示す斜視図、図10はガイドと切断刃との間隔幅の調整を行う調整機構を示 す説明図である。
【0013】 実施例1の切断機1では、ネギ33を水平に搬送するベルトコンベア2の搬送 方向前方の左右にモータ21,22により回転する搬送方向に平行かつベルトコ ンベア面に垂直な回転刃19,20を設けている。 ガイド15として、断面L字形のプレートを用い、同プレートの垂直の折曲部 の上端がベルトコンベア2のコンベア面から突出するようにベルトコンベア2の 横に水平に設け、同折曲部の上端をネギ33のくぼみ部35の当て面としている 。 又このガイド15の上方に押え手段として揺動板16を取付け、又ベルトコン ベア供給側の揺動板16周縁を円弧にしてネギ33をキズ付けることなく又ネギ 33と接触する揺動板16の接触面を均一に保つようにしている。 回転刃19,20下方には切断した端部を切断機1横に排出する排出ガイド2 3,24が設けられている。ベルトコンベア2上面の両縁部の回転刃19,20 手前からベルトコンベア2搬出側までの上方には、押え手段としての無端Vベル ト6,7が設けられ、下面がベルトコンベア2に接触するようプーリ4間に配置 されている。無端Vベルト6,7には回転刃19,20手前でベルトを加圧して ネギ33の保持力を確実にするためばね32で下方に付勢された押えプーリ8, 9が接している。これら押えプーリ8,9はそれぞれ押えプーリ支持アーム10 ,11に取付けられており、この押えプーリ支持アーム10,11は上部プーリ 軸14に回動自在に支えられている。無端Vベルト6,7のプーリ12が取付け られた搬出側プーリ軸13及び上部プーリ軸14、またベルトコンベア2の駆動 ローラ3及び従動ローラ4は装置枠25に回動自在に支持されており、装置枠2 5内のモータ26からの駆動力が無端チェーン27を介して駆動ローラ3に伝え られ、さらに駆動ローラ3から歯車28,29を介して搬出側プーリ軸13へ伝 えられる仕組みとなっている。
【0014】 実施例1の切断機1を用いるには、まずモータ21,22,26を駆動させて 回転刃19,20とベルトコンベア2、無端Vベルト6,7をそれぞれ作動させ る。作業者はベルトコンベア2の供給側からネギ33をネギ長手方向が搬送方向 と直角となるようにし、且つ根元をガイド15側へ向け基準位置36となるガイ ド上端に根と茎との境界位置のくぼみ部35が挿入され当たるようネギ33のく ぼみ部35をガイド15に当ててネギ33を基準位置36に合せ、ネギ33がガ イド15と揺動板16とでやや挟持される程度まで作業者が押し込みネギ33全 体をベルトコンベア2の上面に載置する。ネギ33はくぼみ部35内に挿入され たガイド15によりガイド15の長手方向への移動だけとなり、その他への移動 はガイド15からくぼみ部35が抜け出さない限り阻止された状態である。又、 このくぼみ部35内には上から揺動板16が挿入されているので、抜け出しがよ り一層阻止される。揺動板16はネギ33の搬送に伴って揺動させられるが、揺 動板16は自重で垂直位置に復帰しようとするので、ネギ33が搬送して揺動板 16を揺動させても、揺動板16の下縁はネギのくぼみ部35と常に接触状態と なり、又、揺動板16の自重でこのくぼみ部35をガイド15へ押し付け、ネギ 33のくぼみ部35がズレることなく基準位置36となるガイド15に沿って合 わせたネギ33を搬送させていくことが出来る。 その後無端Vベルト6,7で上から押さえられて切断箇所が保持される。ネギ 33は無端Vベルト6,7とベルトコンベア2に挟まれた状態のまま搬送され、 ベルトコンベア2横の回転刃19,20により両端部34を切断・分離され長さ の揃った状態となる。ガイド15側の回転刃19は、基準位置36となるガイド 15との設定距離を3mmとし、ネギ33の最適な切断位置であるくぼみ部35 から3mm離れた切断位置に合せており、基準位置36であるガイド15にくぼ み部35を揃えたネギ33は最適な切断位置で根を切断分離される。切り揃えら れたネギ33はベルトコンベア2の搬出側から搬出され、切断した端部34は排 出ガイド23,24上を通って切断機1横に排出される。 実施例1の切断機1は、ネギ33をベルトコンベア2上に載せて搬送するので 、根元の曲がったものでも根が直角に切断されるよう向きを変えて載せることが でき、美しい直角の切り口が容易に得られる。
【0015】 ;実施例2(図9参照) 図9中38は切断機、39はテーブル、40は同テーブル39より一部露出さ せた回転刃、41は同回転刃40方向へ終端を延ばしたガイド、42は同ガイド 41の終端よりの上方に同ガイド41の長手方向に揺動する揺動板、43は同揺 動板42を揺動自在に枢着した支持具、44は同支持具43と同揺動板42とを 結ぶ枢着部、45は回転刃40を回転させるモーターである。 図9に示す実施例2は、前記実施例1と同じ要領でネギ33のくぼみ部35を ガイド15に載置し、作業者がネギ33を手で握ったままガイド15に沿って回 転刃40方向へ送り出していく。ネギ33は回転刃40で切断される前に揺動板 42の下を通過し、この揺動板42の下を通過中に回転刃40と接触し切断され ていく。これにより前記実施例1と同様にスムーズなネギ33の位置決めが出来 、又、ズレることなくネギ33の切断位置で切断出来、切断ミスがなくなる。 その他の効果は前記実施例1と同じである。
【0016】 ;切断刃19とガイド15との設定距離を調整する調整機構を示す例(図10 参照) 図10中48は揺動板16を枢着するスライド台、49は装置枠25から水平 に延伸させたスライド台受、50はスライド台48に設けたナット筒、51は装 置枠25に設けた軸受、52はナット筒50と軸受51とに通したネジ軸、53 は軸受51の両端の位置にあたるネジ軸52に取付け軸受51からの抜け出しを 阻止する止め具である。 図10に一例を示すような、切断刃とガイド15との設定距離を調整する調整 機構を前記実施例1,2に備えていれば、切断位置の異なる農作物の切断位置で も切断していくことが出来る。 設定を行う場合は、ネジ軸52を人が手で回転させることで、ナット筒50が ネジ軸に沿って摺動していくのでスライド台48もスライド台受49と接触した 状態のままスライドし、スライド台48に連結しているガイド15と揺動板16 とを移動させ、基準位置36となる回転刃19との設定距離を変えることが出来 る。 その他の符号は前記実施例1と同じである。
【0017】
【考案の効果】
農作物の茎と根との境界部分に位置するくぼんだ部分がガイドの始端のガイド 上端に当たるようにして農作物をベルトコンベア又はテーブルの上面に載置する という大変簡単な作業で、根や茎の長さに関係なく農作物のくぼんだ部分を、基 準となるガイドの延長線上に容易に且つ正確に合せることが出来、又このガイド の延長線上から所定距離離した位置に設けた切断刃へ向けて農作物を送り出して いくことで途中押え手段によりズレることなく送り出され根や茎の長さ又は根部 の曲りを問わず切断位置が切断刃に一致するように確実に送り出され容易に迅速 且つ正確に最適な切断位置で切断出来、又きれいな切り口とし、更に作業性に大 変優れたものとなった。 このため根から3mm程離れた位置の切断位置で根を切断分離することが望ま れるネギであっても容易に迅速且つ正確に最適な切断位置で切断出来るものとな る。 更にベルトコンベアに載置した農作物は、押え手段で農作物のくぼんだ部分が 押え手段でガイドに押し付けられた状態で送られた農作物を、保持手段でもって ズレることなく切断刃までコンベア面に押し付けて搬送していくので農作物を基 準となるガイドに合せてベルトコンベア面に載置した状態のままズレることなく 搬送出来、更に切断の際に保持手段が不要な動きを抑えるため正しく且つキレイ な切り口で切断を行うことが出来る。又、作業者は農作物を次々に載せていくだ けなので労力を軽減でき、作業性に優れる。 請求項3,8記載の発明では、切断刃とガイドとの距離を変え、切断する農作 物の切断位置を変えることが出来る。
【0018】 請求項5,10記載の押え手段では、揺動自在な揺動板の下縁がくぼんだ部分 の上周面に挿入して当たり、一層農作物の抜け出しを防ぐものとなる。農作物の 送り出しに対しても揺動板の揺動で揺動板が農作物の搬送に何ら障害とならず、 又揺動板の自重で揺動板の下縁が農作物のくぼんだ部分と常に接触し続けるため 、農作物の搬送中も確実に抜け出しを防止し、正確な切断作業が行えるものとな った。更に揺動板は農作物と接する周縁を円弧状にしているので農作物にキズを 付けずに切断作業を行える。 請求項6記載の保持手段を有する発明であれば、無端ベルトが農作物を保持し ながら農作物と共に動くので、農作物の切断位置を切断刃へ正確に案内し又農作 物と無端ベルトとの間にすべりによる抵抗が発生せず、抵抗で農作物が動いて切 断位置がずれたり農作物にキズを付けることを防げる。
【0019】 請求項7記載のように切断刃及びガイドのある側と、反対側のベルトコンベア 横にも切断刃と保持手段を設けた構成を採用すると、農作物の両端部を同時に切 断・分離できるため、別々に切断する手間が省け、作業時間が短縮される。また 、農作物の長さが一定に揃うため、決められた寸法が必要な農作物の加工に適し 、容易に規格を満たす寸法に加工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す平面図である。
【図2】実施例1を示す左側面図である。
【図3】実施例1の要部を示す正面図である。
【図4】実施例1の搬送及び切断動作説明図である。
【図5】実施例1のガイドにネギのくぼんだ部分を載置
して搬送する状態を示す説明図である。
【図6】実施例1において位置決めされたネギが揺動板
でズレることなく保持手段の無端Vベルトで押え付けら
れ搬送していく状態を示す説明図である。
【図7】実施例1において揺動板の下縁とがネギのくぼ
んだ部分をガイド上端に押し付けた状態を示す説明図で
ある。
【図8】実施例1の無端ベルトによるネギの保持状態を
示す説明図である。
【図9】実施例2を示す斜視図である。
【図10】ガイドと切断刃との間隔幅の調整を行う調整
機構を示す説明図である。
【符号の説明】
1 切断機 2 ベルトコンベア 3 駆動ローラ 4 従動ローラ 5 テンションローラ 6 無端Vベルト 7 無端Vベルト 8 押えプーリ 9 押えプーリ 10 押えプーリ支持アーム 11 押えプーリ支持アーム 12 プーリ 13 搬出側プーリ軸 14 上部プーリ軸 15 ガイド 16 揺動板 16a ストッパー 17 支持板 18 枢着部 19 回転刃 20 回転刃 21 モータ 22 モータ 23 排出ガイド 24 排出ガイド 25 装置枠 26 モータ 27 無端チェーン 28 歯車 29 歯車 30 供給台 31 シュート 32 ばね 33 ネギ 34 端部 35 くぼんだ部分 36 基準位置 37 欠番 38 切断機 39 テーブル 40 回転刃 41 ガイド 42 揺動板 43 支持具 44 枢着部 45 モーター 46 欠番 47 欠番 48 スライド台 49 スライド台受 50 ナット筒 51 軸受 52 ネジ軸 53 止めナット

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農作物を水平に搬送するフラットベルト
    を用いたベルトコンベアを設け、供給側の同ベルトコン
    ベアの横に農作物の根と茎との境界位置のくぼんだ部分
    に上端が当たるガイドを搬送方向に所定長さ設け、前記
    ベルトコンベアの供給側のガイドの始端からガイドに沿
    って所定距離離した位置に前記農作物がベルトコンベア
    の搬送方向と直交する方向に移動しないように前記農作
    物を前記ガイドの上端に押え付ける押え手段を設け、前
    記ガイドのある側の前記ベルトコンベアの後流位置の横
    に農作物を搬送方向に切断する切断刃を前記ガイドの延
    長線上を基準にして所定距離離した位置に設け、前記押
    え手段でガイド上端に押え付けられて送られる農作物を
    前記切断刃の位置まで前記ベルトコンベアのコンベア面
    に押し付けて動かないようにする保持手段を設けたこと
    を特徴とする農作物用切断機。
  2. 【請求項2】 農作物を載置するテーブル面に農作物の
    根と茎との境界位置のくぼんだ部分に上端が当たるガイ
    ドを所定長さ設け、同ガイドの途中又は終端付近で同ガ
    イドを基準として所定距離離した位置に農作物を切断す
    る刃面が前記テーブル面より突出する切断刃を設け、前
    記ガイドの始端からガイドに沿って所定距離離した位置
    に前記農作物が前記ガイドの長手方向と直交する方向に
    移動しないように前記農作物を前記ガイドの上端に押え
    付ける押え手段を設けたことを特徴とする農作物用切断
    機。
  3. 【請求項3】 前記ガイドと前記切断刃との間隔幅を調
    整自在とした請求項1記載の農作物用切断機。
  4. 【請求項4】 ガイドとして、断面L字形のプレートを
    用い、同プレートの垂直の折曲部の上端がベルトコンベ
    アのコンベア面から突出するように水平に設け、同折曲
    部の上端を前記農作物のくぼんだ部分の当て面とした請
    求項1又は3記載の農作物用切断機。
  5. 【請求項5】 押え手段として、ガイドの上端と当たる
    農作物のくぼんだ部分の上周面に下縁が当たる揺動板を
    前記のガイドの上方に同ガイドに沿って揺動自在に設
    け、前記揺動板の自重で農作物のくぼんだ部分を前記ガ
    イドの上端に押し付ける構成とした請求項1、3、4い
    ずれか記載の農作物用切断機。
  6. 【請求項6】 保持手段として、前記ガイドを設けた側
    の前記ベルトコンベアの側縁に前記ガイドから前記切断
    刃の位置にかけて前記ベルトコンベアのコンベア面と接
    触又は近接される無端ベルトを張りわたし、前記ベルト
    コンベアのコンベア面と対向する前記無端ベルトの対向
    面が前記ベルトコンベアの搬送方向及び搬送速度と同一
    とした構成とした請求項1、3、4、5いずれか記載の
    農作物用切断機。
  7. 【請求項7】 前記切断刃及びガイドのある側と反対側
    の前記ベルトコンベア横に、農作物を搬送方向に切断す
    る切断刃及び、送られる農作物を前記切断刃の位置まで
    前記ベルトコンベアのコンベア面に押し付けて動かない
    ようにする保持手段を設けた請求項1、3、4、5、6
    いずれか記載の農作物用切断機。
  8. 【請求項8】 前記ガイドと前記切断刃との間隔幅を調
    整自在とした請求項2記載の農作物用切断機。
  9. 【請求項9】 ガイドとして、断面L字形のプレートを
    用い、同プレートの垂直の折曲部の上端がベルトコンベ
    アのコンベア面から突出するように水平に設け、同折曲
    部の上端を前記農作物のくぼんだ部分の当て面とした請
    求項2又は8記載の農作物用切断機。
  10. 【請求項10】 押え手段として、ガイドの上端と当た
    る農作物のくぼんだ部分の上周面に下縁が当たる揺動板
    を前記のガイドの上方に同ガイドに沿って揺動自在に設
    け、前記揺動板の自重で農作物を前記ガイドに押し付け
    る構成とした請求項2、8、9いずれか記載の農作物用
    切断機。
JP1995009863U 1995-08-24 1995-08-24 農作物用切断機 Expired - Lifetime JP3021879U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995009863U JP3021879U (ja) 1995-08-24 1995-08-24 農作物用切断機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995009863U JP3021879U (ja) 1995-08-24 1995-08-24 農作物用切断機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3021879U true JP3021879U (ja) 1996-03-12

Family

ID=43157203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995009863U Expired - Lifetime JP3021879U (ja) 1995-08-24 1995-08-24 農作物用切断機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3021879U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1101315A (en) Centering device for feeding articles to a food slicer
US20060154587A1 (en) Apparatus for portion cutting of food products or similar items
EP1894464B1 (en) Deivce for harvesting vegetable plants, in particular broccoli
JP3021879U (ja) 農作物用切断機
US4956894A (en) Apparatus for collecting fish eggs
JP3164153B2 (ja) 鶏の足裏タコの切断装置
JP6528071B2 (ja) にら等の物品出荷調製装置
JP2011005601A (ja) 食品切断装置
JP3016252U (ja) 農作物用切断機
JP3028084U (ja) 選花機
JP3645344B2 (ja) ネギ用切断機
JP2542906Y2 (ja) 材料倒し装置
JPH0748038Y2 (ja) 花卉の葉落し機および選別装置
JPH0427087B2 (ja)
JPH023438Y2 (ja)
JP2555502Y2 (ja) 花卉の選別装置
JPH1175798A (ja) ねぎの調製装置
JP2002112696A (ja) 魚体処理装置
JPH0427086B2 (ja)
JP3048336B2 (ja) 花卉選別機などの基準位置合せ装置
JPH08215642A (ja) 選花機
JP2000270823A (ja) キャベツ調製装置
JPH0767603A (ja) 収穫野菜処理装置
JPH0356305Y2 (ja)
US798334A (en) Fish trimming and splitting machine.