JP3021747B2 - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JP3021747B2
JP3021747B2 JP3097047A JP9704791A JP3021747B2 JP 3021747 B2 JP3021747 B2 JP 3021747B2 JP 3097047 A JP3097047 A JP 3097047A JP 9704791 A JP9704791 A JP 9704791A JP 3021747 B2 JP3021747 B2 JP 3021747B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号をサンプリング
するためのクロックを発生するPLL回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、映像信号の処理がデジタル化され
たデジタル映像処理装置が増加しており、映像信号をサ
ンプリングするために必要なクロックを発生するPLL
回路も多用されてきている。
【0003】以下に従来のPLL回路について説明す
る。図6は従来のPLL回路のブロック図を示すもので
ある。図6において、1は映像信号をサンプリングする
ためのクロックを発生し印加電圧によりその周波数が変
化する電圧制御発振器であり、印加電圧が高くなると発
振周波数も高くなる。2は電圧制御発振器1から出力さ
れるクロックを分周する分周器、3は同期分離器で複合
映像信号10から水平同期信号を取り出す。4bは位相比
較器で2個のD型フリップフロップDFF1とDFF2、ゲ−ト
回路、Pチャンネル・トランジスタQ1、及びNチャンネ
ル・トランジスタQ2で構成されており、分周器2の出力
と同期分離器3で分離された複合映像信号の水平同期信
号との位相を比較する。5bはロ−パスフィルタで固定
抵抗器R1とコンデンサC1よりなり位相比較器4の出力信
号の広域成分を除去して電圧制御発振器1に電圧を印加
する。
【0004】以上のように構成されたPLL回路につい
て、以下その動作について説明する。図7は従来のPL
L回路の動作を説明するためのタイミング図である。図
7(a)は同期分離器3の出力信号(水平同期信号)よ
り分周器2の出力信号の位相が早い場合を示し、図7
(b)は位相が遅れている場合を示している。図7
(a)の様に水平同期信号より分周器2の出力信号の位
相が早い場合、まず分周器2の出力信号の立ち上がりで
D型フリップフロップDFF2のQ出力が”H”となり
同期分離器3の出力が”H”になるもでD型フリップフ
ロップDFF2のQ出力は変化しない。同期分離器3の
出力信号の立ち上がるとD型フリップフロップDFF1
のQ出力は”H”となるがNAND1の出力が”L”と
なるため、D型フリップフロップDFF1、DFF2共
にリセットされそのQ出力は”L”となる。また図7
(b)の場合は、まず同期分離器3の出力信号の立ち上
がりでD型フリップフロップDFF1のQ出力は”H”
となり分周器2の出力信号の立ち上がりで”L”とな
る。このときのNOR1、NOR2の出力も図7に示し
ている。ここで図6におけるトランジスタQ1、Q2お
よびローパスフィルタ5bの動作を中心に説明する。図
7(a)のようにNOR2の出力が”H”になるとNチ
ャンネル・トランジスタQ2がONし、ローパスフィル
タ5のコンデンサC1を放電するため、電圧制御発振器
1に印加する電圧は低くなり発振周波数は低くなる。図
7(b)のようにNOR1の出力が”H”になると、イ
ンバータINV3が入っているのでPチャンネル・トラ
ンジスタQ1はONしてローパスフィルタ5bのコンデ
ンサC1を充電し、電圧制御発振器1に印加する電圧は
高くなり発振周波数も高くなる。このように位相比較器
4bとローパスフィルタ5bは分周器2と同期分離器3
の出力信号の位相を一致させる方向に電圧制御発振器1
の発振周波数を制御する。またNOR1、NOR2の出
力が共に”L”のときはトランジスタQ1、Q2も共に
OFFとなってフローティング状態となり、コンデンサ
C1は電圧制御発振器1への印加電圧を保持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では電圧制御発振器のバラツキによりある一定
の電圧を印加しても発振周波数が一定ではなく、また同
期分離器のバラツキにより複合映像信号の水平同期信号
と同期分離器の出力信号の位相差(遅延時間)が一定で
ない等の原因により、複合映像信号の水平同期信号の前
縁と分周器の出力信号の立ち上がりとのロック状態にお
ける位相がバラつくという問題点を有していた。また映
像信号のS/Nが悪い場合には同期分離器より出力され
る水平同期信号にノイズ状のパルスが発生するが、上記
の従来の構成では位相比較器はエッジトリガ型のD型フ
リップフロップを使用しており、上記ノイズ状パルスに
より誤動作するという問題点を有していた。さらにPL
L回路を集積回路化する場合、位相比較器をIC内に取
りこむが考えられるが、ICの設計時点でロ−パスフィ
ルタの極性を考慮しなければならず、ICの周辺回路が
確定しなければ集積回路化できず、またICが完成した
後にロ−パスフィルタの回路を変更する場合ICの周辺
回路が増加しコストアップの原因となるという問題点を
有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、電圧制御発振器および同期分離器等のバラツキを補
正するための調整手段を設け、さらにS/Nの悪い映像
信号に対しても安定したPLL動作を行うことができ
る、またロ−パスフィルタの極性に影響されないPLL
回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のPLL回路は、映像信号をサンプリングする
ためのクロックを発生し印加電圧によりその周波数が変
化する電圧制御発振器と、上記電圧制御発振器より出力
されたクロックを分周する分周器と、複合映像信号より
水平同期信号を取り出すための同期分離器と、上記同期
分離器より出力される水平同期信号と上記分周器の出力
との位相を比較する位相比較器と、上記位相比較器によ
り位相比較した結果を出力するためのNチャンネルのオ
ープンドレイン出力、Pチャンネルのオープンドレイン
出力と、上記Nチャンネルオープンドレイン出力とPチ
ャンネルオープンドレイン出力とを接続すると共に、P
LL回路がロック状態における水平同期信号と分周器の
出力との位相のばらつきを補正するように抵抗値が変化
させられる可変抵抗器と、上記可変抵抗器の出力の広域
成分を除去するためのローパスフィルタを備え、上記ロ
ーパスフィルタの出力を電圧制御発振器への印加電圧と
する構成となっている。
【0008】また、位相比較器が同期分離器より出力さ
れた水平同期信号を入力し、カウンタで構成された分周
器の出力をデコ−ドして水平同期信号より短いパルスを
出力するゲ−トパルス発生器を備え、上記ゲ−トパルス
発生器より出力されたゲ−トパルス期間以外は上記Nチ
ャンネルオ−プンドレイン出力とPチャンネルオ−プン
ドレイン出力を構成するトランジスタをカットオフする
構成となっている。
【0009】さらに、位相比較器がその出力の極性を反
転するための制御端子と反転回路を備え、上記制御端子
により位相比較器の出力の極性を反転させる構成となっ
ている。
【0010】
【作用】この構成によって、可変抵抗器により、ロ−パ
スフィルタの構成要素であるコンデンサの充電のときの
時定数と放電のときの時定数を変え、電圧制御発振器お
よび同期分離器等のバラツキによる複合映像信号の水平
同期信号の前縁と分周器の出力信号の立ち上がりとのロ
ック状態における位相のバラツキを補正することができ
る。またエッジトリガ型のD型フリップフロップを使用
していないため、S/Nの悪い映像信号のとき同期分離
器より出力される水平同期信号のノイズ状パルスに対し
ても安定したPLL動作を行うことができる。さらに位
相比較器の出力の極性を反転することができるため、ロ
−パスフィルタの正負両極性に対応できるPLL回路を
提供することができる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0012】図1において、1は映像信号をサンプリン
グするためのクロックを発生し印可電圧によりその発振
周波数が変化する電圧制御発振器であり、印加電圧が高
くなると発振周波数も高くなる。2は電圧制御発振器1
から出力されるクロックを分周する分周器、3は同期分
離器で複合映像信号10から水平同期信号を取り出す。4
aは位相比較器で2個のD型フリップフロップDFF1とDF
F2、ゲ−ト回路、Pチャンネル・トランジスタQ1、及び
Nチャンネル・トランジスタQ2で構成されており、分周
器2の出力と同期分離器3で分離された複合映像信号の
水平同期信号との位相を比較する。以上のものは図6と
ほぼ同様の構成であり、またトランジスタQ1、Q2のO
N、OFFは図7で示したタイミングとまったく同じで
あるため、詳細な説明は省略する。図6と異なるのはP
チャンネル・トランジスタQ1のドレインとNチャンネル
・トランジスタQ2のドレインを短絡しないで別々の出力
端子を設け、オ−プンドレイン出力となっていることで
ある。また5aはロ−パスフィルタで固定抵抗器R2、R
3、可変抵抗器R4およびコンデンサC1よりなり、位相比
較器4aの出力信号の広域成分を除去して電圧制御発振
器1に電圧を印加する。
【0013】以上のように構成されたPLL回路につい
て、以下その動作を説明する。ここで説明の簡略化のた
め、複合映像信号10の水平同期信号の前縁と分周器2の
出力信号の立ち上がりとのロック状態における位相のバ
ラツキは、電圧制御発振器1のバラツキにより発生して
いるものとする。このときロック状態における位相のバ
ラツキをなくすためには図7で示しているゲート回路N
OR1またはNOR2の出力信号の”H”となる時間幅
が一定に出来ればよい。しかしながら電圧制御発振器1
がバラついているため、同じ電圧を印加しても発振周波
数が異なる。したがって発振周波数を同じくするために
は印加する電圧を変える必要がある。すなわちトランジ
スタがONになる時間は等しいが、ロ−パスフィルタ5
aを介することによりその出力電圧が変化すればよいこ
とになる。図1において可変抵抗器R4はコンデンサC
1の充放電の時定数を変えることができ、NOR1また
はNOR2の出力信号の”H”となる時間幅が一定でも
電圧制御発振器1に印加する電圧を変えることができ
る。従って可変抵抗器R4を調整することにより電圧制
御発振器1のバラツキを補正することができる。一方、
複合映像信号10の水平同期信号の前縁と分周器2の出力
信号の立ち上がりとのロック状態における位相のバラツ
キが、同期分離器3のバラツキにより複合映像信号の水
平同期信号と同期分離器3の出力信号の位相差(遅延時
間)が一定でない事が原因である場合を考える。この場
合はNOR1またはNOR2の出力信号の”H”となる
時間幅が変わっても電圧制御発振器1に印加する電圧を
一定にすればよく、同様に可変抵抗器R4によってコン
デンサC1の充放電の時定数を変えることでバラツキを
補正することができる。
【0014】以上のように本実施例によれば、位相比較
器4aの出力をPチャンネル・トランジスタのドレイン
Q1とNチャンネル・トランジスタQ2のドレインを短
絡しないで別々の出力端子を設けてオ−プンドレイン出
力とし、その2つのオ−プンドレイン出力の間にロ−パ
スフィルタ5aを構成する固定抵抗器R2、R3、可変
抵抗器R4を接続することにより、コンデンサC1の充
放電の時定数を変えることができ、電圧制御発振器1お
よび同期分離器3等のバラツキによる複合映像信号の水
平同期信号の前縁と分周器2の出力信号の立ち上がりと
のロック状態における位相のバラツキを補正することが
できる。
【0015】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0016】図2において、1は電圧制御発振器であ
り、2は電圧制御発振器1から出力されるクロックを分
周する分周器、3は同期分離器で以上は図1の構成と同
様なものである。図1の構成と異なるのはカウンタで構
成される分周器2のカウント値をデコ−ドして水平同期
信号より短いパルスを発生させるゲ−トパルス発生器6
を設け、第2の位相比較器7に印加し、ゲ−トパルス発
生器6の出力(ゲ−トパルス)が”L”のときのみトラ
ンジスタQ1、Q2をONするようにした点である。ま
たトランジスタQ1、Q2は図1と同様オ−プンドレイ
ン出力となっている。
【0017】上記のように構成されたPLL回路につい
て、以下その動作を説明する。図3は第2の位相比較器
7の動作を示すタイミング図である。図3において、分
周器2は(N+1)分周しており、映像信号がNTSC
方式で、電圧制御発振器1の発振周波数を色副搬送波の
4倍としたとき、分周器2のカウント値の最大値Nは9
09となる。またゲ−トパルス発生器6は分周器2のカ
ウント値が0以上n以下のとき”L”となるデコ−ダで
構成されており、ゲ−トパルスは水平同期信号より短い
パルス幅にする。ゲ−トパルス幅を約3μSECに設定し
た場合上記nは42となる。図2においてAND1出力
が”H”となるのは、ゲ−トパルスが”L”でかつ同期
分離器3の出力が”H”のときであり、またNOR3出
力が”H”となるのはゲ−トパルスが”L”でかつ同期
分離器3の出力が”L”のときである。図3にそのタイ
ミングを示している。ここでAND1出力が”H”のと
きPチャンネル・トランジスタQ1はONとなりロ−パ
スフィルタ5a内の固定抵抗器R2及び可変抵抗器R4
を介してコンデンサC1を充電し、またNOR3出力
が”H”のときNチャンネル・トランジスタQ2がON
となり可変抵抗器R4及び固定抵抗器R3を介してコン
デンサC1を放電する。従って可変抵抗器R4の位置を
調整することにより、コンデンサC1の充電の時定数と
放電の時定数を変えることができるため、電圧制御発振
器1に印加する電圧が同じであっても充電の時定数が小
さい場合はAND1出力が”H”となる時間がより短く
なり、反対に放電の時定数が小さい場合にはAND1出
力が”H”となる時間がより長くなるよう設定できる。
【0018】以上のように、位相比較器7が上記同期分
離器3より出力された水平同期信号を入力し、分周器2
のカウンタ値をデコ−ドし水平同期信号より短いパルス
を出力するゲ−トパルス発生器6と、Nチャンネルオ−
プンドレイン出力とPチャンネルオ−プンドレイン出力
と、可変抵抗器R4とを備え、上記ゲ−トパルス発生器
6より出力されたゲ−トパルス期間以外は上記Nチャン
ネルオ−プンドレイン出力とPチャンネルオ−プンドレ
イン出力を構成するトランジスタをカットオフすること
により、電圧制御発振器1および同期分離器3等のバラ
ツキによる複合映像信号の水平同期信号の前縁と分周器
2の出力信号の立ち上がりとのロック状態における位相
のバラツキを可変抵抗器R4の調整により補正すること
ができる。また映像信号のS/Nが悪い場合には同期分
離器3より出力される水平同期信号にノイズ状のパルス
が発生するが、第1の実施例の位相比較器7はエッジト
リガ型のD型フリップフロップを使用しており、上記ノ
イズ状パルスにより誤動作する。本構成はエッジ検出を
使用していないため、S/Nの悪い映像信号に対しても
安定したPLL動作を行うことができる。
【0019】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0020】図4において、1は電圧制御発振器であ
り、2は分周器、3は同期分離器、6はゲ−トパルス発
生器、7は第2の位相比較器、5はロ−パスフィルタ、
10は複合映像信号入力、11はサンプルクロック出力
で、以上は図2の構成と同様なものである。図2の構成
と異なるのはロ−パスフィルタ5の構成を具体的に示し
ていないことと、同期分離器3と第2の位相比較器7を
排他的論理和8を介して接続し、排他的論理和8の他方
の入力端子に極性反転用の制御端子12を接続したこと
である。ロ−パスフィルタ5は第2の実施例で示したよ
うな抵抗器とコンデンサ等の受動素子のみで構成する方
法と、オペアンプ等の能動素子を使用したアクティブフ
ィルタで構成する場合が想定されるが、アクティブフィ
ルタの場合は一般的に入力と出力の極性が反転する。ま
た9は本実施例を集積回路化する場合に集積回路内に取
り組むブロックを示している。
【0021】上記のように構成されたPLL回路につい
て、以下その動作を説明する。図5は第2の位相比較器
7の動作を示すタイミング図であリ、図5(a)は極性
反転用制御端子12が”L”の場合であり、図5(b)
は極性反転用制御端子12が”H”の場合を示してい
る。排他的論理和8は一方の入力端子が”L”のときは
もう一方の入力信号をそのまま出力し、一方の入力端子
が”H”のときはもう一方の入力信号を反転して出力す
るため、AND1出力及びNOR3出力は図5で示した
ようになる。ここで複合映像信号10の水平同期信号と
ゲ−トパルス発生器6の出力の位相がロックしている状
態よりもゲ−トパルスの方が早かった場合を考えると、
極性反転用制御端子12が”L”の場合はNOR3出力
の”H”期間が長くなり、また極性反転用制御端子12
が”H”の場合はAND1出力の”H”期間が長くな
る。従って極性反転用制御端子12により、位相比較器
7の出力の極性を反転することができる。
【0022】以上のように、同期分離器3と第2の位相
比較器7を排他的論理和8を介して接続し、排他的論理
和8の他方の入力端子に極性反転用の制御端子12を接
続することにより、極性反転用制御端子12によって位
相比較器7の出力の極性を反転することができる。また
PLL回路を集積回路化する場合、図4の9の部分をI
C内に取りこむことが考えられるが、ICの設計時点で
ロ−パスフィルタの極性を考慮する必要がなく集積回路
化に早期に着手できる。さらにICが完成した後でも位
相比較器の周辺に回路を追加する事なくロ−パスフィル
タの変更ができ、コストダウンが図れる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は電圧制御発振器
と、分周器と、同期分離器と、上記同期分離器より出力
される水平同期信号と、Nチャンネルのオープンドレイ
ン出力およびPチャンネルのオープンドレイン出力をも
った位相比較器と、上記Nチャンネルオープンドレイン
出力とPチャンネルオープンドレイン出力とを接続する
とともに、PLL回路がロック状態における水平同期信
号と分周器の出力との位相のバラツキを補正するように
抵抗値が変化させられる可変抵抗器を設けることによ
り、電圧制御発振器および同期分離器等のバラツキによ
る複合映像信号の水平同期信号の前縁と分周器の出力信
号の立ち上がりとのロック状態における位相のバラツキ
を補正することができる優れたPLL回路が実現でき
る。また位相比較器が水平同期信号を入力し、分周器の
カウンタ値をデコードするゲートパルス発生器を備え、
ゲートパルス発生器より出力されたゲートパルス期間以
外は上記Nチャンネルオープンドレイン出力とPチャン
ネルオープンドレイン出力を構成するトランジスタをカ
ットオフすることによりS/Nの悪い映像信号でも安定
した動作が得られる。さらに位相比較器がその出力の極
性を反転するための制御端子と、上記制御端子により極
性を反転させる反転回路を備えているため、ローパスフ
ィルタの正負両極性に対応でき、集積回路化に適したP
LL回路が実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施例におけるPLL回
路のブロック図
【図2】図2は本発明の第2の実施例におけるPLL回
路のブロック図
【図3】図3は第2の実施例におけるPLL回路の動作
説明のためのタイミング図
【図4】図4は本発明の第3の実施例におけるPLL回
路のブロック図
【図5】図5は第3の実施例におけるPLL回路の動作
説明のためのタイミング図
【図6】図6は従来のPLL回路のブロック図
【図7】図7は従来のPLL回路の動作説明のためのタ
イミング図
【符号の説明】
1 電圧制御発振器 2 分周器 3 同期分離器 4a 第1の位相比較器 5 ロ−パスフィルタ 6 ゲ−トパルス発生器 7 第2の位相比較器 Q1 Pチャンネル・トランジスタ Q2 Nチャンネル・トランジスタ R4 可変抵抗器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−296812(JP,A) 特開 平2−244981(JP,A) 特開 昭61−281694(JP,A) 特開 昭56−16328(JP,A) 特開 昭61−134126(JP,A) 特開 昭63−82128(JP,A) 特開 昭60−150315(JP,A) 特開 昭62−202619(JP,A) 西独国特許出願公開3115057(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/08 - 7/093

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号をサンプリングするためのクロ
    ックを発生し印加電圧によりその発振周波数が変化する
    電圧制御発振器と、上記電圧制御発振器より出力された
    クロックを分周する分周器と、複合映像信号より水平同
    期信号を取り出すための同期分離器と、上記同期分離器
    より出力される水平同期信号と上記分周器の出力信号と
    の位相を比較する位相比較器と、上記位相比較器により
    位相比較した結果を出力するためのNチャンネルのオー
    プンドレイン出力とPチャンネルのオープンドレイン出
    力と、上記Nチャンネルオープンドレイン出力とPチャ
    ンネルオープンドレイン出力とを接続するとともに、P
    LL回路がロック状態における水平同期信号と分周器の
    出力との位相のばらつきを補正するように抵抗値が変化
    させられる可変抵抗器と、上記可変抵抗器の出力信号の
    広域成分を除去するためのローパスフィルタを備えたP
    LL回路。、
  2. 【請求項2】 位相比較器が上記同期分離器より出力さ
    れた水平同期信号を入力し、分周器が上記電圧制御発振
    器より出力されたクロックを計数するカウンタで構成さ
    れ、上記カウンタの出力をデコードし水平同期信号より
    短いパルスを出力するためのゲートパルス発生器を備
    え、上記ゲートパルス発生器より出力されたゲートパル
    ス期間以外は上記Nチャンネルオープンドレイン出力と
    Pチャンネルオープンドレイン出力を構成するトランジ
    スタをカットオフすることを特徴とする請求項1記載の
    PLL回路。
  3. 【請求項3】 位相比較器がその出力の極性を反転する
    ための制御端子と、上記制御端子により極性を反転させ
    る反転回路を備えた請求項1記載のPLL回路。
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