JP3021691U - 電子線遮蔽シート - Google Patents

電子線遮蔽シート

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JP3021691U
JP3021691U JP1995008612U JP861295U JP3021691U JP 3021691 U JP3021691 U JP 3021691U JP 1995008612 U JP1995008612 U JP 1995008612U JP 861295 U JP861295 U JP 861295U JP 3021691 U JP3021691 U JP 3021691U
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JP
Japan
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electron beam
aluminum foil
shielding sheet
heat
present
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JP1995008612U
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Inventor
盛稔 小国
文雄 戸塚
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盛稔 小国
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理最適温度を異にする複数種の食品を組合
せて包装された包装袋に封入して電子レンジによりそれ
ぞれの調理最適温度に加熱すできるようにした電子線遮
蔽用シートに関するに関する。 【構成】本発明は、内層に熱接着性樹脂層を有する2枚
の電子線透過性プラスチックフィルムの間にアルミニウ
ム箔を挿入し、プラスチックフィルム周縁部を熱接着し
てアルミニウム箔を封入したことを特徴とする電子線遮
蔽シートである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、調理最適温度を異にする複数種の食品を組合せて包装された包装袋 に貼着又は載置して電子レンジによりそれぞれの調理最適温度に加熱すできるよ うにした電子線遮蔽シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子線透過性のプラスチック容器内に食品を収納し、これを電子レンジで加熱 して調理することが盛んに行われている。そして、最近、例えば麺とミートソー スのようなそれぞれの調理温度を異にする食品を一つの包装容器に収納した状態 で流通することが多くなった。このような包装容器を電子レンジで加熱すると、 内容品は均一に加熱されるために、例えば麺を適温に加熱するとミートソースを 封入した包装袋は加熱されすぎて破袋してしまい、また、ミートソースを封入し た包装袋を適温に加熱すると、麺は十分に加熱されないという不都合が生じた。
【0003】 このような欠点を改善するために、容器内に少なくとも2つの仕切室を有する 皿のそれぞれの仕切室に高周波エネルギーを透過する包装袋に食品を別個に入れ 、高周波エネルギーの量を制御する遮蔽装置を使用して各食品をそれぞれの最適 温度に加熱する方法が知られている(例えば特公昭53−36400号参照)。
【0004】 しかしながら、このような遮蔽装置は、加熱すべき容器を遮蔽装置内に挿入し なければならず操作が容易でないばかりでなく、加熱すべき容器の形状に従って 遮蔽装置を準備しなければならず、極めて煩瑣な手数を必要とした。
【0005】 他の方法として、高周波エネルギーの透過率を異にする包装材料を使用して食 品を覆って、加熱温度を調整する方法も知られている(例えば、特開昭59−8 4767号参照)。この方法は、具体的には食品を収納する容器を複数個に小室 に分け、それぞれの小室に透過率を異にした包装材料で覆った食品を入れるので あって、その食品を収納する操作は複雑で煩瑣である等の欠点があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案者は上記の欠点を改善し、更に簡単な手段により最適調理温度を異にす る複数種の食品を組合せて一体となるようにした製品をそれぞれの最適の調理温 度に加熱できるように種々検討した結果、本考案を完成するに至ったのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の要旨は、内層に熱接着性樹脂層を有する2枚の電子線透過性プラスチ ックフィルムの間にアルミニウム箔を挿入し、プラスチックフィルム周縁部を熱 接着してアルミニウム箔を封入したことを特徴とする電子線遮蔽シートである。 即ち、本考案においては電子線を遮蔽するためにアルミニウム箔を使用し、ア ルミニウム箔の強度を保持するためにアルミニウム箔を電子線透過性プラスチッ クフィルムの間に封入した電子線遮蔽シートである。 本考案において2枚の電子線透過性プラスチックフィルムの間にアルミニウム 箔を挿入しとは、2枚のプラスチックフィルムの間にアルミニウム箔を入れてプ ラスチックフィルムの周縁部を熱接着してもよく、或いは1枚のプラスチックフ ィルムを二つ折にし、その間にアルミニウム箔を入れてプラスチックチックフィ ルムの周縁部を熱接着してもよく、要するにアルミニウム箔の両面に電子線透過 性プラスチックフィルムを存在させてある。
【0008】 このアルミニウム箔を封入するために使用する電子線透過性プラスチックフィ ルムとしては、厚さ15〜200μm程度のポリエステル、ナイロン、ポリプロ ピレン、ポリカーボネート等の比較的強度の大きな、そして透明性の良好なフィ ルムがよく、必要に応じてこれらのフィルムを複数組合せて使用しても構わない 。また、重ね合わせるプラスチックフィルム同志は同一のものでも、また異なっ ていても良い。 また、電子線を遮蔽するためのアルミニウム箔としては特に制限はないが、通 常厚さ5〜30μm程度のものを使用する。 本考案においては、部分的に電子線を照射させるために封入するアルミニウム 箔に穿孔又は切欠部を形成して電子線の照射量を調整するようにしても良い。
【0009】 このように構成された本考案の電子線遮蔽用シートは、所定の大きさに裁断し て複数枚を一単位として梱包して流通させるか、或いは所定幅に切断したロール 状として販売すれば、家庭において電子線を遮蔽するために包装袋の必要部分に 貼着又は載置して使用すればよく、例えば電子線を遮蔽する部分に本考案に係る 電子線遮蔽シートを巻く付けその端部を接着テープで接着するか、或いは電子線 を遮蔽する部分に本考案にかかる電子線遮蔽シートを載置すれば良い。
【0010】 次に本考案にかかる電子線遮蔽シートを図面を以って説明する。図1はその断 面図を示す。図1においてアルミニウム箔1を中央に、その両面に熱接着樹脂層 3としてポリオレフィンフィルムを用いて電子線遮蔽性プラスチックフィルム2 によって封入する。図2は本考案にかかる電子線遮蔽シートを用いて容器Bの上 に本考案にかかる電子線遮蔽用部材Aを載置した場合の説明図である。
【0011】 次に実施例をもって本考案を具体的に説明する。 実施例1 熱接着性樹脂層として厚さ50μmの低密度ポリエチレンを押出ラミネネート 法で、厚さ12μmのポリエステルフィルムに積層して、電子線透過性プラスチ ックフィルムを作成した。つぎに、この電子線透過性プラスチックフィルムから 幅50cm、長さ60cmのシートを切り取って中央で2つ折りし、この間に厚 さ7μmのアルミニウム箔を挿入して、前記プラスチックの周縁を約1cm幅で 熱接着して、アルミニウム箔を封入して、幅25cm、長さ30cmの電子線遮 蔽シートを作成した。 この電子線遮蔽シートを市販の弁当の非加熱部分に被覆して電子レンジにいれ て加熱したが、該部分は暖まらずに目的を達成した。
【0012】
【考案の効果】 以上述べたように、本考案は、電子線透過性のプラスチックフィルムの間にア ルミニウム箔を封入した電子線遮蔽シートであって、これを単に調理温度の低い 食品を収納されている容器の蓋の上に単に載置又は張り付けるだけで調理温度の 異なる食品を同時にそれぞれの最適温度に加熱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる電子線遮蔽用シートの断面図
【図2】本考案にかかる電子線遮蔽用シートを容器上部
に載置した場合の説明図
【符号の説明】
1 アルミニウム箔 2 電子線遮蔽用プラスチックフィルム 3 熱接着性樹脂層 A 本考案にかかる電子線遮蔽用シート B 容器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層に熱接着性樹脂層を有する2枚の電
    子線透過性プラスチックフィルムの間にアルミニウム箔
    を挿入し、プラスチックフィルム周縁部を熱接着してア
    ルミニウム箔を封入したことを特徴とする電子線遮蔽シ
    ート。
JP1995008612U 1995-08-17 1995-08-17 電子線遮蔽シート Expired - Lifetime JP3021691U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016094220A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 デンカ株式会社 マイクロ波吸収包装体およびそれを具備した電子レンジ加熱調理用容器と加熱調理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016094220A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 デンカ株式会社 マイクロ波吸収包装体およびそれを具備した電子レンジ加熱調理用容器と加熱調理方法

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