JP3021587U - 装飾用電灯 - Google Patents

装飾用電灯

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敏雄 長井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾用電灯において、発光体において発生す
る熱の影響が笠部材に作用することを抑制し、また、装
着可能な笠部材の制限を極力緩和することを解決課題と
する。 【解決手段】 発光体11と、この発光体が取り付けら
れ、この発光体へ導通させられた電極12が設けられた
ベース13と、このベースが着脱可能に取り付けられる
とともに、前記電極が接触させられる通電端子14およ
びこの通電端子に接続された電線15が装着されたソケ
ット16と、このソケットにその外周を取り囲んで取り
付けられた弾性材料よりなる筒状のホルダー17と、こ
のホルダーの一端部に挿入されて、このホルダーに前記
ソケットを介して支持された前記発光体を覆って設けら
れた笠部材18とからなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、樹木や屋内の壁あるいは天井等に取り付けられて、これらの装飾を なす装飾用電灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装飾用電灯として、たとえば、図4に示す構造のものが知られ ている。 この図に符号1で示す装飾用電灯は、豆電球等の発光体2と、この発光体2が 取り付けられ、この発光体2へ導通させられた電極(図示略)が設けられたベー ス3と、前記発光体2が前記ベース3を介して着脱可能に取り付けられるととも に、前記電極が接触させられる通電端子(図示略)およびこの通電端子に接続さ れた電線4が装着されたソケット5とを備えた基本構成となっており、前記電線 4を介して前記発光体2へ通電することにより、この発光体2を発光させて光に よる装飾を行なわせるようにしたものである。
【0003】 そして、前記発光体2から照射される光の分散形態を変化させて、光による装 飾効果を高めるために、前記発光体2を取り囲むようにして笠部材6を取り付け ることが行なわれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来の装飾用電灯1においては、前記笠部材6を取り付け る場合、前記発光体2の外周部に直接嵌合させるか、あるいは、前記ソケット5 の前記発光体2が取り付けられる側の端部外周に嵌合させることによって行なっ ている。
【0005】 しかしながら、このような笠部材6の取り付け方法であると、発光体2の点灯 時に発生する熱が笠部材6に直接的に、あるいは、ベース3やソケット5を介し て間接的に作用してこの笠部材6を劣化させてしまい、発光体2による光の分散 作用の低下を招いて、その装飾効果を損なうおそれがある。
【0006】 あるいは、このような熱的影響が生じることから、前記笠部材6に塗装を施す ことができず、色彩的な装飾効果も制限されてしまう。
【0007】 また、前記発光体2は主にガラスによって形成され、また、前記ソケット5も 、発光体2の支持を確実に行なう必要があることから比較的硬質の樹脂によって 成形されており、さらに、前記笠部材6も同様にガラスや硬質樹脂によって形成 されていることが殆どであることから、笠部材6の、前記発光体2やソケット5 との取り付け部分の形状が、発光体2やソケット5の形状によって拘束されてし まい、前記笠部材6の汎用性が制限され、換言すれば、装飾用電灯1に装着可能 な笠部材6の種類が制限されてしまうといった問題点もある。
【0008】 本考案は、前述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、装飾用電灯におい て、発光体において発生する熱の影響が笠部材に作用することを抑制し、また、 装着可能な笠部材の制限を極力緩和することを解決課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に記載の装飾用電灯は、前述した課題を解決するために、発 光体と、この発光体が取り付けられ、この発光体へ導通させられた電極が設けら れたベースと、このベースが着脱可能に取り付けられるとともに、前記電極が接 触させられる通電端子およびこの通電端子に接続された電線が装着されたソケッ トと、このソケットにその外周を取り囲んで取り付けられた弾性材料よりなる筒 状のホルダーと、このホルダーの一端部に挿入されて、このホルダーに前記ソケ ットを介して支持された前記発光体を覆って設けられた笠部材とからなる構成と したものである。
【0010】 また、本考案の請求項2に記載の装飾用電灯は、請求項1において、前記ホル ダーの他端部内周面には、前記ソケットの外周面に全周に亙って圧着される接続 筒部が一体に形成され、前記ソケットの外周には、前記接続筒部の一端面が当接 させられる環状のフランジが設けられているとともに、前記接続筒部の他端面に 係合させられる係止突起が設けられた構成としたものである。
【0011】 さらに、本考案の請求項3に記載の装飾用電灯は、請求項1または請求項2に おいて、前記笠部材の、前記ホルダーへの挿入部外周面には、周方向に沿った環 状溝が形成されているとともに、前記ホルダーの一端部内周面には、前記笠部材 の環状溝に嵌合させられる突条が全周に亙って形成されている構成としたもので ある。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態について図1ないし図3を参照して説明する。 これらの図において符号10で示す本実施形態に係わる装飾用電灯は、発光体 11と、この発光体11が取り付けられ、この発光体11へ導通させられた電極 12が設けられたベース13と、このベース13が着脱可能に取り付けられると ともに、前記電極12が接触させられる通電端子14およびこの通電端子14に 接続された電線15が装着されたソケット16と、このソケット16にその外周 を取り囲んで取り付けられた弾性材料よりなる筒状のホルダー17と、このホル ダー17の一端部に挿入されて、このホルダー17に前記ソケット16を介して 支持された前記発光体11を覆って設けられた笠部材18とによって概略構成さ れている。
【0013】 ついで、これらの詳細について説明すれば、前記発光体11は、従来と同様に 豆電球が用いられており、その基端部が前記ベース13に嵌合させられることに よって、このベースと一体化されているとともに、前記基端部から外方に突出さ せられている一対の前記電極12が、前記ベース13の底部を貫通して外部へ引 き出された後に折曲させられて、前記ベース13の両側部に沿うように位置させ られている。
【0014】 前記ベース13およびソケット16は、従来と同様に硬質の樹脂材料によって 形成されており、前記ベース13は、前記発光体11が装着される有底筒状の基 部13aと、この基部13aの底部外方に一体に連設された断面長方形状の位置 決め部13bとによって構成されており、この位置決め部13bの一対の平行面 のそれぞれに前記各電極12が沿わされている。
【0015】 また、前記基部13aの外周面には、その長さ方向に沿い、かつ、前記位置決 め部13bへ近付くにしたがい漸次径方向中心部へ接近するように傾斜させられ た突条19が、周方向に所定間隔をおいて複数形成されている。
【0016】 一方、前記ソケット16は、略円筒状に形成されており、その一端部(図1に おける上端部)内周には、前記ベース13の基部13aが嵌合させられる略真円 状の装着孔16aが形成され、この装着孔16aの内径が、前記ベース13の基 部13aに形成されている突条19の最外部を結んで得られる円錐台の最小外径 よりも大きく、また、この円錐台の最大外径よりも小さく形成されている。
【0017】 また、前記ソケット16の内部には、前記装着孔16aからソケット16の他 端部(図1の下端部)にかけて、前記装着孔16aに連続し、かつ、前記ベース 13の位置決め部13bとほぼ同様の断面形状を有する位置決め孔16bが、他 端に開口するように形成されており、前記ベース13の位置決め部13bが所定 の姿勢で嵌合させられるようになっているとともに、この位置決め部13bの、 前記電極12が沿わされている両側壁が対向させられる一対の平行な内壁面に、 前記通電端子14がそれぞれ固定され、さらに、これらに接続されている前記電 線15が、前記位置決め孔16bの他端開口を介してソケット16の外部へ引き 出されるようになされている。
【0018】 前記各通電端子14は板状に形成されており、前記ソケット16の位置決め孔 16b内に、前記ベース13の位置決め部13bが嵌合させられた際に、この位 置決め部13bの側部に沿わされた各電極12が圧接させられることにより、こ れらの各電極12へ導通させられるようになっている。
【0019】 さらに、本実施形態においては、図1および図2に示すように、前記ソケット 16の他端部近傍の外周面に、環状のフランジ20が一体に形成されているとと もに、このフランジ20からソケット16の一端部側へ所定距離離間した位置に 、周方向に沿う係止突起21が全周に亙って形成されている。
【0020】 前記ホルダー17は、前述したように弾性材料によって略円筒状に形成されて おり、その内部に前記ソケット16が装着された状態において、このソケット1 6との間に所定の間隔を全周に亙って形成するような内径となされているととも に、本実施形態においては、その内部に、前記ソケット16の外周面に全周に亙 って圧着される接続筒部17aが、他端部(図1における下端部で、前記ソケッ ト16が挿入される側の端部)から所定距離にかけて一体に形成され、さらに、 一端部側(図1における上端部で、前記笠部材18が挿入される側の端部)の開 口近傍の内周面には、略円弧状の断面形状を有する突条17bが全周に亙って形 成されている。
【0021】 そして、このホルダー17内に前記ソケット16が装着された状態において、 このソケット16に形成されている前記フランジ20が、前記ホルダー17の接 続筒部17aの他端面に当接させられるとともに、前記ソケット16の係止突起 21が前記接続筒部17aの一端面に係合させられるように、前記接続筒部17 aの長さが設定されている。
【0022】 さらに、前記笠部材18は、透明あるいは半透明のガラスまたは合成樹脂によ って形成されており、本実施形態においては一部に開口部18aを有する袋状に 形成されているとともに、この開口部18a近傍が略筒状となされ、この筒状の 部分が、前記ホルダー17の一端部の内径よりも若干大きな外径となされている 。
【0023】 また、前記笠部材18の筒状部分の外周面には、周方向に沿った環状溝18b が形成されており、笠部材18が前記ホルダー17の一端部に挿入された状態に おいて、このホルダー17に形成されている前記突条17bが前記環状溝18b へ全周に亙って嵌合させられるようになっている。
【0024】 一方、本実施形態においては、図2および図3に示すように、前記ソケット1 6に、そのフランジ20からソケット16の一端部側へ延び、かつ、前記ソケッ ト17の外側面との間に間隔を形成するクリップ片22が一体に形成されており 、このクリップ片22の先端部は前記ソケット16側へ向けて折曲させられて、 前記ソケット16がホルダー17に装着された際に、このホルダー17の外側部 に、自らの弾性力によって圧接させられるようになっている。
【0025】 このように構成された本実施形態の装飾用電灯10を組み上げるには、まず、 発光体11をベース13の基部13aに挿入するとともに、その電極12を前記 基部13aの下部から外部へ引き出した後に折曲して位置決め部13bの所定の 側面に沿わせることにより、この発光体11とベース13との仮組を行ない、ま た、ソケット16の位置決め孔16b内に、通電端子14が接続された電線15 を挿入して、前記通電端子14を前記位置決め孔16bの所定位置に固定するこ とによって、このソケット16の仮組を行なう。
【0026】 ついで、前記発光体11と仮組されたベース13を前記ソケット16の装着孔 16aへ対向位置させるとともに、ベース13の位置決め部13bとソケット1 6の位置決め孔16bとの位置合わせを行なった後に、前記ベース13をソケッ ト16の一端部に挿入する。
【0027】 これによって、前記ベース13の位置決め部13bがソケット16の位置決め 孔16b内へ嵌合させられるとともに、ベース13の基部13aがソケット16 の装着孔16a内に嵌合させられて、前記ベース13がソケット16に装着され る。
【0028】 そして、このようなベース13とソケット16の接続に際して、ベース13の 位置決め部13bの両側壁に沿わされている各電極12が、位置決め孔16bに 固定されている各通電端子14へ接触させられて、これらが導通状態となされる 。 また、ベース13の基部13aがソケット16の装着孔16a内に嵌合させら れる際に、この装着孔16aの内径が、前記基部13aに形成されている突条1 9の最外部を結んで得られる円錐台の最小外径よりも大きく、また、この円錐台 の最大外径よりも小さく形成されていることから、前記各突条19による楔作用 により、前記基部13aとソケット16との固定が緩みなく行なわれ、これによ って、発光体11がベース13を介してソケット16に確実に固定される。
【0029】 このようにして発光体11をソケット16に組みつけた後に、このソケット1 6の発光体11が取り付けられた側に、ホルダー17を、その接続筒部17aが 設けられた側を対向させるように位置させた後に、このホルダー17を前記ソケ ット16の外側に嵌合させる。
【0030】 このようなホルダー17のソケット16への装着に際し、ホルダー17の他端 面、すなわち、接続筒部17aの他端面がソケット16に形成されているフラン ジ20に当接させられるとともに、この接続筒部17aの他方の端面が、前記ソ ケット16の外面に形成されている突条17bへ係合させられることにより、両 者の軸方向における相対移動が拘束され、また、前記接続筒部17a内周面がソ ケット16の外周面に全周に亙って接触させられることにより、両者の径方向に おける相対移動が拘束され、この結果、両者が所定の位置関係に保持され、さら に、前記接続筒部17aが前記フランジ20に弾性的に圧接させられるとともに 、前記接続筒部17aがソケット16の外周部に弾性的に圧接させられることに より、これらのソケット16とホルダー17との接触部分が液密状態に保持され る。
【0031】 また、ソケット16にホルダー17を装着した状態において、前記発光体11 がホルダー17から突出した位置に保持される。
【0032】 これより、笠部材18を前記発光体11に被せた後に、その開口部18aが形 成されている筒状部分を前記ホルダー17内に嵌合させて、この笠部材18の前 記ホルダー17の挿入部の外周に形成されている環状溝18bに、前記ホルダー 17の内周部に形成されている環状の突条17bを嵌合させることにより、両者 の固定を行なう。
【0033】 これによって、前記笠部材18がホルダー17に装着されるとともに、前記笠 部材18の、前記ホルダー17との嵌合部分である筒状の部分が、前記ホルダー 17の一端部の内径よりも若干大きな外径となされていることにより、この嵌合 部分において、前記ホルダー17が、笠部材18の外周に全周に亙って弾性的に 圧接させられ、また、前記環状溝18bと突条17bとの嵌合により、ホルダー 17の軸方向における相対移動が拘束され、この結果、前記笠部材18がホルダ ー17に確実に装着される。
【0034】 また、前記ホルダー17が笠部材18の外周面に全周に亙って弾性的に圧接さ せられていることにより、両者の接触部分が液密状態に保持される。
【0035】 以上の操作によって、図1および図3に示すように、本実施形態に係わる装飾 用電灯10が組み上げられる。
【0036】 このようにして組み上げられた本実施形態の装飾用電灯10においては、笠部 材18がソケット16に対し、このソケット16に取り付けられているホルダー 17を介して装着されて、笠部材18が発光体11やソケット16から離間して 保持されていることから、発光体11において発生させられる熱の伝達経路が、 ベース13からソケット16、および、ホルダー17を介して前記笠部材18へ 至る長い熱伝達経路となされ、かつ、ホルダー17の外表面が外気に接触させら れて、前記熱伝達経路の途中に大きな放熱面が形成されることから、前記熱の笠 部材18への熱伝達が大幅に抑制される。
【0037】 この結果、笠部材18に熱的な影響がおよぶことが抑制され、この笠部材18 の劣化に伴う光の分散形態の変化が抑制されるとともに、これに起因した装飾効 果の低下が抑制されるとともに、前記笠部材18に対する塗装が可能となり、こ の点からも装飾効果の多様化が図られる。
【0038】 また、笠部材18が弾性材料によって形成されたホルダー17を介して支持さ れていることにより、笠部材18のホルダー17への挿入部の寸法が変化した場 合においても、その変化分が、前記ホルダー17の弾性変形によって吸収され、 これによって、装着可能な笠部材18の種類が大幅に拡大される。
【0039】 しかも、本実施形態においては、ホルダー17とソケット16との軸方向にお ける相対移動が、ソケット16に設けられているフランジ20および係止突起2 1とホルダー17に設けられている接続筒部17aとの軸方向における係合によ り拘束され、かつ、両者の径方向の相対移動が、ホルダー17に設けられている 接続筒部17aとソケット16との嵌合によって拘束されていることから、組み 上げた後におけるホルダー17とソケット16との不用意な離脱が確実に防止さ れる。
【0040】 そして、笠部材18は、その筒状の部分にホルダー17の内壁が圧接させられ ることによってホルダー17に支持されることから、大きな接触面積が得られ、 かつ、突条17bと環状溝18bとの全周に亙る嵌合により、軸方向への相対移 動が拘束されていることから、前記笠部材18の支持が確実に行なわれる。
【0041】 しかも、笠部材18とホルダー17との接触面積が大きいことから、弾性材料 によって形成されているホルダー17が、前記笠部材18によって広い面積に亙 って補強されることになり、これによって、前記笠部材18が装着された後にお けるホルダー17の変形が抑制され、この点からも、前記笠部材18の支持が確 実に行なわれるとともに、笠部材18とソケット16との相対移動が抑制されて 、前記笠部材18と発光体11との衝突といった不具合の発生が防止される。
【0042】 さらに、笠部材18の支持強度が確保されることに伴って、大型の笠部材18 の装着も可能となり、さらに、装飾形態の変更の自由度が高められる。
【0043】 そして、前記ホルダー17と笠部材18およびソケット16との接触部分が液 密状態に保持されていることから、前記ソケット16と発光体11との接続部に 対する防水機能が得られ、屋外での使用に際しても、水の浸入による電極12間 の短絡等の不具合の発生が防止される。
【0044】 ここで、図示例では、ソケット16から電線15を引き出す部分において、前 記ソケット16と外部とが連通させられた構成となっているが、前述した屋外で の使用を目的とした場合においては、前記電線15とソケット16の内壁面との 間にシール材を充填するか、あるいは、前記電線15が挿通される前記位置決め 孔16bの一部に、前記電線15が液密状態で挿通させられる貫通孔を2箇所形 成して、これらの電線15とソケット16との間を液密状態とすればよい。
【0045】 一方、発光体11や笠部材18の交換時等においては、ソケット16や笠部材 18をホルダー17に対して、若干の軸回りの回転を与えながら軸方向に引くこ とにより、前記ホルダー17を弾性変形させてこれらを比較的容易にホルダー1 7から引き抜くことが可能である。
【0046】 なお、前述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例で あって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0047】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の請求項1に係わる装飾用電灯によれば、発光体 が装着されたソケットに、このソケットにその外周を取り囲んで取り付けられた 弾性材料からなるホルダーを介して笠部材を装着するようにしたから、前記笠部 材と発光体やソケットとの直接的な接触を防止するとともに、発光体から笠部材 にいたる熱伝達経路を長くし、これによって、前記笠部材への熱的影響がおよぶ ことを抑制して、笠部材の劣化を防止することができるとともに、笠部材への塗 装を可能にして、装飾形態の変更の自由度を高めることができる。
【0048】 また、ソケットと笠部材とを連結するホルダーを弾性材料によって形成するこ とによって、笠部材の固定部分の寸法変化を前記ホルダーの弾性変形によって吸 収することにより、装着可能な笠部材の種類を大幅に拡大することができる。
【0049】 したがって、この点からも、装着する笠部材を変更することにより装飾形態の 変更の自由度を高めることができる。
【0050】 また、本考案の請求項2に係わる装飾用電灯によれば、ソケットに設けられて いるフランジおよび係止突起を、ホルダーに設けられている接続筒部の軸方向の 各端面における係合させることにより、ホルダーとソケットとの軸方向の相対移 動を拘束し、かつ、前記接続筒部とソケットとの嵌合により、両者の径方向への 相対移動を拘束することにより、これらを組み上げた後における不用意な離脱を 確実に防止することができる。
【0051】 さらに、本考案の請求項3に係わる装飾用電灯によれば、ホルダーに形成され ている突条と笠部材に形成されている環状溝との全周に亙る嵌合により、ホルダ ーと笠部材との軸方向への相対移動を拘束して、前記笠部材の不用意な離脱を防 止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本考案の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の一実施形態を示す外観斜視図である。
【図4】従来の装飾用電灯の一例を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 装飾用電灯 11 発光体 12 電極 13 ベース 14 通電端子 15 電線 16 ソケット 17 ホルダー 17a 接続筒部 17b 突条 18 笠部材 18b 環状溝 19 突条 20 フランジ 21 係止突起

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光体と、この発光体が取り付けられ、
    この発光体へ導通させられた電極が設けられたベース
    と、このベースが着脱可能に取り付けられるとともに、
    前記電極が接触させられる通電端子およびこの通電端子
    に接続された電線が装着されたソケットと、このソケッ
    トにその外周を取り囲んで取り付けられた弾性材料より
    なる筒状のホルダーと、このホルダーの一端部に挿入さ
    れて、このホルダーに前記ソケットを介して支持された
    前記発光体を覆って設けられた笠部材とからなることを
    特徴とする装飾用電灯。
  2. 【請求項2】 前記ホルダーの他端部内周面には、前記
    ソケットの外周面に全周に亙って圧着される接続筒部が
    一体に形成され、前記ソケットの外周には、前記接続筒
    部の一端面が当接させられる環状のフランジが設けられ
    ているとともに、前記接続筒部の他端面に係合させられ
    る係止突起が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の装飾用電灯。
  3. 【請求項3】 前記笠部材の、前記ホルダーへの挿入部
    外周面には、周方向に沿った環状溝が形成されていると
    ともに、前記ホルダーの一端部内周面には、前記笠部材
    の環状溝に嵌合させられる突条が全周に亙って形成され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の装飾用電灯。
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