JPS608325Y2

JPS608325Y2 - けい光ランプ装置

Info

Publication number: JPS608325Y2
Application number: JP8441681U
Authority: JP
Inventors: 悦夫松野下; 幸四郎杉淵; 明良橋間
Original assignee: 株式会社東芝
Priority date: 1981-06-09
Filing date: 1981-06-09
Publication date: 1985-03-25
Also published as: JPS57197105U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は白熱電球と交換して使用でき、省電力化を図れ
るけい光ランプ装置に関する。

近年、本出願人によってソケットにそのままねじ込んで
使用できるけい光ランプ装置が開発され、広く普及しつ
つある。

このものは、一端にねじ込み形の口金を備えたハウジン
グケース内に、安定器等の点灯回路部品を取付けるとと
もに、その他端開口部側に支持板を介して概略鞍形状を
なした曲管形けい光ランプを取付け、この曲管形けい光
ランプの外周囲を、上記ハウジングケースの他端開口部
に被冠されたグローブによって覆った構造となっており
、外観が略ホワイトボール形の白熱電球に近似されてい
る。

ところで、通常けい光ランプは、安定器等の点灯回路部
品に対して短寿命であることから、けい光ランプが寿命
となった場合には、これを簡単に交換できることが望ま
しい。

しかしながら、上記従来のけい光ランプ装置は、このラ
ンプ交換のための配慮がなされておらず、したがって、
単にけい光ランプのみが寿命となっただけで装置全体を
新規なものと交換しなければならず、不経済なものであ
った。

本考案はこのような事情にもとづいてなされたもので、
その目的とするところは、曲管形けい光ランプの交換が
可能となって、このけい光ランプが寿命となった場合で
も、安定器等の点灯回路部品は廃棄することなくそのま
ま再度利用することができるけい光ランプ装置を提供し
ようとするものである。

すなわち、本考案は上記目的を遠戚するため、一端部に
口金を備えたハウジングケース内に、点灯回路部品を収
容するとともに、これら口金および点灯回路部品と電気
的に接続された給電端子を設け、このハウジングケース
の他端開口部には透光性のグローブおよびこのグローブ
の開口部を覆う支持板とで構成される外囲器を着脱可能
に被冠し、この外囲器内に、管形バルブの少なくとも一
部に曲成部を形成することにより両端部が互に隣接して
同方向に位置された曲管形けい光ランプを収容するとと
もに、この外囲器の支持板には上記曲管形けい光ランプ
の両端部が嵌入する受は凹部を設け、この受は凹部の底
部に上記けい光ランプの両端部から導出されたリード線
と接続されるとともに、上記外囲器をハウジングケース
の他端開口部に被冠した状態において上記給電端子に着
脱可能に接続される給電ピンを、上記ハウジングケース
内に向かって突設したことを特徴とする。

以下本考案を図面に示す一実施例にもとづいて説明する
。

図中１は耐熱合成樹脂製のハウジングケースであり、一
端部に例えばＥ２６Ｗの如きねじ込み形の口金２を有し
ている。

このハウジングケース１の他端側は略椀状に拡開されて
おり、その開口部３に臨む内周面には、４個の支持部４
・・・が周方向に等間隔を存して膨出成形されている。

そしてハウジングケース１内面の互に隣接する２個所に
は、開口部３側に向う支持台部５ａ、５ｂが突設されて
おり、これら支持台部５ａ、５ｂの先端面には、夫々１
対の給電端子６ａｙ６ｂおよび？ａ。

７ｂが取付けられている。

また、ハウジングケース１内には点灯回路部品としての
安定器８および始動回路９とからなる点灯装置３３が収
容されている。

始動回路９は第５図に示されるように始動用予熱回路１
０とパルス発生回路１１とから構成され、この始動回路
９は上記各支持台部５ａ、５ｂの一方の給電端子６ａお
よび７ａ間に並列に接続されている。

そして支持台部５ａの他方の給電端子６ｂは、安定器８
を介して口金２の開口縁部に接続されているとともに、
支持台部５ｂの他方の給電端子４ｂは口金２のアイレッ
ト端子に接続されている。

ところで、ハウジングケース１の他端開口部３には、後
述する曲管形けい光ランプの外周囲を覆う外囲器１２が
被冠されており、これによって全体の外観がボール形の
白熱電球に近似されている。

この外囲器１２は略球状をなした透光性のグローブ１２
ａと、このグローブ１２ａに開けられた開口部１３を閉
塞する合成樹脂製の支持板１７とから構成され、グロー
ブ１２ａの開口部１３の内周面には、４個の支持フラン
ジ１４・・・が周方向に等間隔を存して突設されている
とともに、支持板１７の外周端面には上記支持フランジ
１４・・・が入り込む凹部１８・・・が設けられている
。

これら凹部１８・・・の底には支持フランジ１４の先端
面の溝１９・・・に係脱可能に係止する係止突部２０・
・・が突設されており、したがって、この実施例におけ
る支持板１７は、係止突部２０・・・を夫々溝１９・・
・に係止させることにより、グローブ１２ａに対して取
付けられている。

また、支持フランジ１４・・・の先端部には、上記支持
部４・・・の内側面の係止凹部１５・・・に係脱可能に
係止する係止爪部１６・・・が設けられており、したが
って、外囲器１２は係止爪部１６・・・を係止凹部１５
・・・に係止させることにより、ハウジングケース１の
開口部３に対して着脱可能に被冠されるようになってい
る。

そして、この際グローブ１２ａとハウジングケース１内
とは、上記支持板１７によって区画されている。

このような支持板１７のグ陥−ブ側の面には、概略鞍形
状をなす曲管形けい光ランプ２１を取付けである。

この曲管形けい光ランプ２１は、両端部２２．２２にフ
ィラメント２３．２３を設けた管形バルブを、その中央
で略Ｕ字状に曲成することにより第１の曲戒部２４を形
成するとともに、その両端側を上記Ｕ字形を含む平面と
略直交する方向に略Ｕ字状に曲成せしめて１対の第２の
曲戒部２５．２５を形威し、全体として概略鞍形状に曲
成したものである。

したがってこの曲管形けい光ランプ２１は、その両端部
２２．２２および第１の曲戒部２４が互に隣接して同方
向に位置されており、これら両端部２２．２２および第
１の曲戒部２４４が支持板１７側に位置されてここに固
定されている。

すなわち、支持板１７には上記曲管形けい光ランプ２１
の両端部２２．２２が嵌入する１対の第１の受は凹部２
６，２６ならびに第１の曲戊部２４が嵌入する第２の受
は凹部２７がハウジングケ−ス１側に向って一体に凹設
されており、この第２の受は凹部２７の開口縁部には、
第１の曲戊部２４に当接する支持腕２８が一体に突設さ
れている。

このため曲管形けい光ランプ２１は、両端部２２．２２
が第１の受は凹部２６，２６内に嵌入支持されていると
ともに、第１の曲戊部２４が支持腕２８によって第２の
受は凹部２７内に抜は止め固定されている。

そして上記第１の受は凹部２６，２６は、上記外囲器１
２をハウジングケース１の開口部３に被冠した状態にお
いてハウジングケース１内の支持台部５ａ、５ｂに正対
されるものであり、これら受は凹部２６，２６の底面に
は、夫々の１対の給電ピン２９ａ、２９ｂおよび３０ａ
、３０ｂが貫通取着されている。

給電ピン２９ａ、２９ｂおよび３０ａ、３０ｂは中空状
をなすとともに、その先端側がハウジングケース１側に
突出されており、これら給電ピン２９ａ、２９
ｂおよび３０ａｔ３ｏｂ内には、上記フィラメント２３
．２３に連なるリード線３１ａ、３１ｂおよび３２ａ。

３２ｂが挿入されて、例えば半田付けやかしめ等により
固定されている。

そしてこれら給電ピン２９ａ、２９ｂおよび３０ａ、３
０ｂは、外囲器１２をハウジングケース１の開口部３に
被冠した状態において、上記給電端子６ａ、６ｂおよび
７ａ、７ｂに着脱可能に嵌入されるようになっており、
これによって上記始動回路９および安定器８と曲管形け
い光ランプ２１とが電気的に接続されて、第５図に示さ
れるような点灯回路が構成されるようになっている。

しかして、このような構成によると、グローブ１２ａの
係止爪部１６・・・とハウジングケース１の係止凹部１
５・・・との係合を解除すれば、外囲器１２をハウジン
グケース１から取り外すことができ、このとき同時に給
電ピン２９ａ、２９ｂおよび３０ａ、３０ｂが給電端子
６ａ、６ｂおよび７ａ、７ｂから抜出されるので、曲管
形けい光ランプ２１と始動回路９ならびに安定器８とを
簡単に分離させることができる。

したがって、支持板１７に曲管形けい光ランプ２１およ
びグローブ１２ａを一体化して設けたものを別部品とし
て用意しておけば、曲管形けい光ランプ２１が寿命に達
した場合に、このランプ２１側のみの交換が可能となり
、比較的高価な安定器８や始動回路９等を含むハウジン
グケース１側はそのまま再度使用することができる。

このため装置全体を新規なものと交換する必要はなく、
きわめて経済的である。

また曲管形けい光ランプ２１は、その両端部２２．２２
と第１の曲戊部２４とを支持板１７に凹設した第１、第
２の受は凹部２６，２６および２７内に嵌入することに
より、この支持板１７上に固定されるので、装置組立時
には上記両端部２２．２２および第１の曲戒部２４を単
に第１、第２の受は凹部２６，２６および２７に嵌め込
むだけで良く、このため支持金具等の格別な部材を要し
ないのはもちろん、作業性が良く量産に好都合となる。

しかも上記第１、第２の受は凹部２６゜２６および２７
の底部に、給電ピン２９ａ、２９ｂおよび３０ａ、３０
ｂを取着しであるので、これら給電ピア２９ａ、２９ｂ
および３０ａ、３０ｂと接続されるリード線３１ａ、３
１ｂおよび３２ａ、３２ｂの配線距離が短くて済むのは
もちろん、これらが支持板１７の表面に露出されること
もない。

このためランプ交換時等においてこれらリード線３１ａ
、３１ｂおよび３２ａ、３２ｂが何らかの部品に引掛か
る虞れもなく、断線事故等を未然に防止できる利点があ
る。

なお、上記実施例では電子回路を用いた点灯回路によっ
てけい光ランプを点灯させたが、この電子回路に代って
点灯管を用いてもよい。

また曲管形けい光ランプも鞍形に限られるものではなく
、単にＵ字形に曲成したものや、両端部間にループ部を
形成した形状であっても良い。

さらに、上述した実施例では、グローブ側にハウジング
ケースの係止凹部に係脱可能な係止爪部を設けたが、本
考案はこれに限らず、例えば支持板に係止爪部を設けて
も良い。

以上詳述した本考案によれば、支持板に曲管形けい光ラ
ンプを一体化して設けたものを別部品として用意してお
けば、曲管形けい光ランプが寿命となった場合にこのラ
ンプ側のみの交換が可能となり、比較的高価な点灯回路
部品を含むハウジングケース側はそのまま再度利用でき
る。

したがって装置全体を新規なものと交換する必要はなく
、経済的である。

またこの構造によると、けい光ランプの両端部が嵌入さ
れる受は凹部の底部に、給電ピンを取り付けであるので
、リード線の配線距離が短くて済むのはもちろん、これ
らリード線が支持板の表面に露出されることもない。

よって上述のランプ交換時において、リード線が何らか
の部品に引掛かる虞れもなく、断線事故等を未然に防止
できる等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は全体の断面図
、第２図は第１図中■−■線に沿う断面図、第３図はグ
ローブ側とハウジングケース側とを分離した状態を示す
断面図、第４図は第１図中ＩＶ−■線に沿う断面図、第
５図は点灯回路図である。１・・・・・・ハウジングケース、２・・・・・・口金
、６ａ。ｓｂ、７ａ、７ｂ・・・・・・給電端子、８，９・
・・・・・点灯回路部品（安定器、始動回路）、１２・
・・・・・外囲器、１２ａ・・・・・・グローブ、１７
・・・・・・支持板、２１・・・・・・曲管形けい光ラ
ンプ、２２・・・・・・両端部、２４．２５・・・・・
・曲成部（第１、第２の曲成部）、２６・・・・・・受
は凹部（第１の受は凹部）、２９ａ、２９ｂｖ３
０ａｔ３０ｂ””給電ピン、３１ａ、３１ｂ
ｔ３２ａｔ３２ｂ−−−−−−リード線。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

一端部に口金を備えたハウジングケース内に、点灯回路
部品を収容するとともに、これら口金および点灯回路部
品と電気的に接続された給電端子を設け、このハウジン
グケースの他端開口部には、透光性のグローブおよびこ
のグローブの開口部を覆う支持板とで構成される外囲器
を着脱可能に被冠し、この外囲器内に、管形バルブの少
なくとも一部に曲戊部を形成することにより両端部が互
に隣接して同方向に位置された曲管形けい光ランプを収
容するとともに、この外囲器の支持板には上記曲管形け
い光ランプの両端部が嵌入する受は凹部を設け、この受
は凹部の底部に上記けい光ランプの両端部から導出され
たリード線と接続されるとともに、上記外囲器をハウジ
ングケースの他端開口部に被冠した状態において上記給
電端子に着脱可能に接続される給電ピンを、上記ハウジ
ングケース内に向かって突設したことを特徴とするけい
光ランプ装置。