JP3021458U - 糸を使わないでつけるカギホック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カギホックを布等に固定するのに糸で縫いつ
けなくても可能である課題に関するものである。 【解決手段】 カギホックの働きをする構造体を円盤体
にとりつけ，その円盤体の片面にフックのあるとがり足
をつけるか，とがり足をもった合わせぶをだかせる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は，衣類・物入れ等の合わせ目を止める保持具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のカギホックにおいては，布等にとりつけるのに糸等を用いて縫いつけて いた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のカギホックにおいては，糸等を用いて縫いつけないと固定できないとい う課題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

課題を解決するために材料として全体を金属にしたり，カギホックの働きをす る構造体（３・４）のみを金属にし，他の部分は合成樹脂にすることもできる。

【０００５】 請求項１記載の様式では，円盤体（１ａ）の片面にフックのあるとがり足（２ ａ）をつけ，円盤体の側壁にカギホックの働きをする構造体（３・４）をつける 。

【０００６】 請求項２記載の合わせぶた（５）を用いる様式においては，フックのついたと がり足（２ｂ）は合わせぶた（５）につけて円盤体にはつけない。円盤体（１ｂ ）の側壁にはカギホックの働きをする構造体（３・４）をつけ，背面には合わせ ぶたのとがり足（２ｂ）が入る足穴（６）をつくる。足穴の入口部は，とがり足 のフック（８）がとじた状態で入れる大きさであり，その奥はフックが開いた状 態の大きさである。この内径差による段差でとがり足がぬけないようにする。

【０００７】

【考案の実施形態】 つける布等が厚い場合は，円盤体（１ａ）のとがり足（２ａ）を布等にくい込 ませて固定する。つける布等が薄い場合は，合わせぶたのとがり足（２ｂ）を布 等（７）につき通し，更に円盤体（１ｂ）の足穴（６）にさし込んで固定する。

【０００８】

【実施例】

つける布等が厚い場合は，合わせぶたを用いない様式の円盤体（１ａ）を布等 に押しつけ，とがり足（２ａ）を布等にくい込ませ，フックによってはずれるの を防ぎ固定する。

【０００９】 つける布等が薄い場合は，合わせぶたを用いる様式の円盤体（１ｂ）を布等に だかせ，その反対側から合わせぶた（５）のとがり足（２ｂ）を布等につきさし ，更にこれを足穴（６）にさし込むことではずれるのを防ぎ固定する

【００１０】 合わせぶたが表にでて体裁が悪い場合は，合わせぶたの表面に共布等をつけた ものを用いたり，合わぜぶたに着色したものを用いる。

【００１１】 必要に応じて，合わせぶたを用いる様式と用いない様式を組み合わせて使用す ることもできる。

【００１２】

【考案の効果】

考案の効果は，洋裁の技術を必要としないと共に，つける時間を短縮できると いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１記載の様式の糸を使わないでつけるカ
ギホックの斜視図である。

【図２】請求項２記載の様式の合わせぶたを用いる糸を
使わないでつけるカギホックのカギ手になる構造体の斜
視図である。

【図３】図２で示した構造体を布等にとりつけた時の断
面図である。

【符号の説明】

１ａ・１ｂ 円盤体 ２ａ・２ｂ とがり足 ３・４ カギホックの働きをする構造体 ５ 合わせぶた ６ 足穴 ７ 布等 ８ フック

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 円盤体（１ａ）の片面に，フックのある
   とがり足（２ａ）をつけ，この円盤体にカギホックの働
   きをする構造体（３・４）をつけた糸を使わないでつけ
   るカギホック。
2. 【請求項２】 円盤体（１ｂ）にカギホックの働きをす
   る構造体（３・４）をつけ，この円盤体とかみ合うフッ
   クのあるとがり足（２ｂ）を持った合わせぶた（５）を
   組み合わせた糸を使わないでつけるカギホック。