JP3021248U - 信号発電子 - Google Patents

信号発電子

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JP3021248U
JP3021248U JP1995008070U JP807095U JP3021248U JP 3021248 U JP3021248 U JP 3021248U JP 1995008070 U JP1995008070 U JP 1995008070U JP 807095 U JP807095 U JP 807095U JP 3021248 U JP3021248 U JP 3021248U
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JP
Japan
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terminal
connection terminal
locking groove
coil
elastic bending
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JP1995008070U
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English (en)
Inventor
芳正 芹澤
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国産電機株式会社
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル端末部を巻き付ける際の断線を防止す
る。 【解決手段】 胴部に信号発電コイルを巻装した巻枠1
の後鍔部1aの側面に端子係止溝1dを設ける。この端
子係止溝1dに接続端子6を係止する。接続端子6のコ
イル端末部巻付け部6bに信号発電コイルのコイル端末
部2aを半田付け接続する。接続端子6は弾性屈曲取付
け部6dを有する線状弾性導電材により形成する。接続
端子6はその弾性屈曲取付け部6dを圧縮状態にして端
子係止溝1d内に嵌合して弾性力により係止させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、誘導子形回転子と共に信号発電機を構成する信号発電子に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
図7〜図9は、従来のこの種の信号発電子の構造を示したものである。該信号 発電子は、巻枠1を備え、該巻枠1の図示しない胴部には信号発電コイル2が巻 装されている。該巻枠1の胴部内には、鉄心3の突極部3aが該巻枠1の後鍔部 1a側から挿入されて該巻枠1の前鍔部1bの前面に露出されている。鉄心3は 板状の磁石当接板部3bを備え、該磁石当接板部3bの片面の中央から前述した 突極部3aが突設された構造になっている。巻枠1の後鍔部1aの後には、鉄心 3の磁石当接部3bと板状の永久磁石4とステータプレート5の起立壁部5aと が順次重ね合わされて後鍔部1aに一体の把持壁部1cで把持されて一体に結合 されている。ステータプレート5は取付け基板部5bを備え、該取付け基板部5 bの後部から前述した起立壁部5aが起立されて一体に設けられた構造になって いる。該巻枠1の後鍔部1aの側面には端子係止溝1dが設けられ、該端子係止 溝1dには接続端子6の係止部6aが嵌合係止されている。該接続端子6は、C 字状の係止部6aと、該係止部6aの一端に設けられたコイル端末部巻付け部6 bと、該係止部6aの他端に設けられたリード接続部6cとが導電板の打ち抜き により一体に設けられた構造になっている。信号発電コイル2のコイル端末部2 aは、後鍔部1aの上部に設けられた溝1eを通って接続端子6のコイル端末部 巻付け部6bに巻付けられて半田付け接続されている。接続端子6のリード接続 部6cには、リード線7の導線端部7aが半田付け接続されている。
【0003】 これら巻枠1,信号発電コイル2,鉄心3,永久磁石4,ステータプレート5 の起立壁部5a,接続端子6はケース8内に収容され、該ケース8内には樹脂が 充填されて内部の部品が固定されている。ケース8の代わりに、射出成形により 全体が絶縁樹脂により固定されている場合もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような信号発電子の接続端子6は板状の導電材をプレス抜 き,曲げにて成形しているため、信号発電コイル2のコイル端末部2aを巻き付 けるコイル端末部巻付け部6bの断面は矩形状となっており、このためコイル端 末部2aを巻き付ける際に、矩形断面の角部で断線し易い問題点があった。特に 、接続端子6がプレス抜きで形成されているため、鋭利な角部が生じ易く、一層 断線が発生し易い問題点があった。また、接続端子6が板状の導電材のプレス成 形品であるため、材料の歩留りが悪く、コスト高になる問題点があった。
【0005】 本考案の目的は、コイル端末部を巻き付ける際に断線するのを防止できる構造 の接続端子を備えた信号発電子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、巻枠の胴部内に鉄心の突極部が挿入され、巻枠の胴部に信号発電コ イルが巻装され、巻枠の後鍔部に鉄心の磁石当接部と永久磁石とステータプレー トの起立壁部とが順次重ね合わされて一体に結合され、巻枠の後鍔部の側面に設 けられた端子係止溝に接続端子が係止され、該接続端子のコイル端末部巻付け部 に信号発電コイルのコイル端末部が半田付け接続されている信号発電子を改良の 対象としている。
【0007】 本考案に係る信号発電子においては、接続端子が弾性屈曲取付け部を有する線 状弾性導電材により形成され、該接続端子はその弾性屈曲取付け部が圧縮状態で 巻枠の後鍔部における端子係止溝内に嵌合されて弾性力により係止されているこ とを特徴とする。
【0008】 このように接続端子が弾性屈曲取付け部を有する線状弾性導電材により形成さ れていると、該接続端子のコイル端末部巻付け部の断面形状は鋭利な角部がない ので、該コイル端末部巻付け部に信号発電コイルのコイル端末部を巻付けても断 線されることがない。また、この接続端子は線材の曲げ加工品であるため、材料 の歩留まりがよく、コストを低減することができる。
【0009】 この場合、接続端子の弾性屈曲取付け部は、巻枠の後鍔部における端子係止溝 の長手方向に弾性支持されるように屈曲成型された構造にすることができる。
【0010】 このような接続端子の弾性屈曲取付け部によれば、その長手方向に圧縮しつつ 端子係止溝に嵌め込むと、その弾性力により巻枠の後鍔部に接続端子を容易に係 止させることができる。
【0011】 また、接続端子の弾性屈曲取付け部は端子係止溝の幅方向にも弾性支持される ように屈曲成型することが好ましい。
【0012】 このようにすると、接続端子の弾性屈曲取付け部は端子係止溝の幅方向にも弾 性支持されることになり、接続端子の巻枠の後鍔部に対する取付け状態をより安 定させることができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
図1〜図5は、本考案に係る信号発電子の実施の形態の一例を示したものであ る。なお、前述した図7〜図9と対応する部分には、同一符号を付けて示してい る。
【0014】 本例の信号発電子においては、接続端子6が断面丸形のリン青銅等よりなる線 状弾性導電材の曲げ加工品よりなり、中央部にはW字状の弾性屈曲取付け部6d が設けられ、該弾性屈曲取付け部6dの一端にはコイル端末部巻付け部6bが設 けられ、該弾性屈曲取付け部6dの他端にはリード接続部6cが設けられた構造 になっている。図5(A)に示す弾性屈曲取付け部6dの長さL1 は、図4に示 す巻枠1の後鍔部1aにおける端子係止溝1dの長手方向の寸法L0 より大きく 形成されている。
【0015】 このような接続端子6は、その弾性屈曲取付け部6dが圧縮状態で端子係止溝 1d内に嵌合されて弾性力により巻枠1の後鍔部1aに係止されている。
【0016】 このように接続端子6が弾性屈曲取付け部6dを有する線状弾性導電材により 形成されていると、該接続端子6のコイル端末部巻付け部6bの断面形状は鋭利 な角部がないので、該コイル端末部巻付け部6bに信号発電コイル2のコイル端 末部2aを巻付けても断線されることがない。また、この接続端子6は線材の曲 げ加工品であるため、材料の歩留まりがよく、コストを低減することができる。
【0017】 この場合、接続端子6の弾性屈曲取付け部6dは、後鍔部1aの端子係止溝1 dの長手方向に弾性支持されるようにW字状に屈曲成型されているので、端子係 止溝1dに挿入しながら該弾性屈曲取付け部6dをその長手方向に圧縮しつつ圧 入することにより、容易に端子係止溝1dに取付けることができる。
【0018】 図6(A)〜(C)は、本考案の信号発電子で用いる線状弾性導電材よりなる 接続端子6の他の例を示したものである。
【0019】 本例の接続端子6は、図5(A)〜(C)の構成に加えて、W字状の弾性屈曲 取付け部6dの中間部と、コイル端末部巻付け部6bとの境界部とを図6(B) (C)に示すようにL3 だけ屈曲されている。換言すれば、弾性屈曲取付け部6 dは後鍔部1aの端子係止溝1dの幅方向にも弾性支持されるように屈曲成型さ れている。
【0020】 このようにすると、接続端子6の弾性屈曲取付け部6dは端子係止溝1dの幅 方向にも弾性支持されることになり、接続端子6の後鍔部1aに対する取付け状 態をより安定させることができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案に係る信号発電子においては、巻枠の後鍔部の側面に設けられた端子係 止溝に係止される接続端子が、弾性屈曲取付け部を有する線状弾性導電材により 形成されているので、該接続端子のコイル端末部巻付け部の断面形状は鋭利な角 部がなく、このため該コイル端末部巻付け部に信号発電コイルのコイル端末部を 巻付けても断線されることがなく、組立て時の作業性がよくなり、且つ信頼性を 向上させることができる。また、この接続端子は線材の曲げ加工品であるため、 材料の歩留まりがよく、コストを低減することができる。
【0022】 この場合、接続端子の弾性屈曲取付け部を、巻枠の後鍔部における端子係止溝 の長手方向に弾性支持されるように屈曲成型された構造にすると、該弾性屈曲取 付け部をその長手方向に圧縮しつつ端子係止溝に嵌め込むことにより、該弾性屈 曲取付け部の弾性力により巻枠の後鍔部に接続端子を容易に係止させることがで きる。
【0023】 また、接続端子の弾性屈曲取付け部は端子係止溝の幅方向にも弾性支持される ように屈曲成型された構造にすると、該弾性屈曲取付け部は端子係止溝の幅方向 にも弾性支持されることになり、接続端子の巻枠の後鍔部に対する取付け状態を より安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る信号発電子の実施の形態の一例を
示す平面図である。
【図2】図1に示す信号発電子の正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図1のX−X線断面図である。
【図5】(A)は本例の信号発電子で用いている接続端
子の正面図、(B)は(A)の左側面図、(C)は
(A)の平面図である。
【図6】(A)は本考案に係る信号発電子で用いる接続
端子の他の例を示す正面図、(B)は(A)の左側面
図、(C)は(A)の平面図である。
【図7】従来の信号発電子の平面図である。
【図8】図7のY−Y線断面図である。
【図9】図7の右側面図である。
【符号の説明】
1 巻枠 1a 後鍔部 1b 前鍔部 1c 把持壁部 1d 端子係止溝 1e 溝 2 信号発電コイル 2a コイル端末部 3 鉄心 3a 突極部 3b 磁石当接板部 4 永久磁石 5 ステータプレート 5a 起立壁部 5b 取付け基板部 6 接続端子 6a 係止部 6b コイル端末部巻付け部 6c リード接続部 6d 弾性屈曲取付け部 7 リード線 7a 導線端部 8 ケース

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻枠の胴部内に鉄心の突極部が挿入さ
    れ、前記巻枠の胴部に信号発電コイルが巻装され、前記
    巻枠の後鍔部に前記鉄心の磁石当接部と永久磁石とステ
    ータプレートの起立壁部とが順次重ね合わされて一体に
    結合され、前記巻枠の後鍔部の側面に設けられた端子係
    止溝に接続端子が係止され、該接続端子のコイル端末部
    巻付け部に前記信号発電コイルのコイル端末部が半田付
    け接続されている信号発電子において、 前記接続端子が弾性屈曲取付け部を有する線状弾性導電
    材により形成され、該接続端子はその弾性屈曲取付け部
    が圧縮状態で前記端子係止溝内に嵌合されて弾性力によ
    り係止されていることを特徴とする信号発電子。
  2. 【請求項2】 前記弾性屈曲取付け部は前記端子係止溝
    の長手方向に弾性支持されるように屈曲成型されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号発電子。
  3. 【請求項3】 前記弾性屈曲取付け部は前記端子係止溝
    の幅方向にも弾性支持されるように屈曲成型されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の信号発電子。
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