JP3021225U - 健康装身具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常の装身具として製造されたネックレス、
ブレスレッド等を磁力と遠赤外線と薬効とを発揮する健
康装身具に簡易な手段によって変換して廉価に提供す
る。 【構成】 シリコーン等の液化樹脂と麦飯石、蛇紋岩、
角閃石、褐廉石、沸石、蛍石、フェルソング石等の多種
類の鉱石を粉砕した微粉末鉱石とスギゴケ、ゼニゴケ等
のコケ類植物を乾燥させ粉末状とした微粉末植物とを混
和させて被覆用主剤とし、被覆用主剤で永久磁石を被抱
させた後に加熱処理して多数のチップ状の基剤を形成
し、基剤を装身具基体の人体接触面に形成された凹陥部
へ埋設させたものであり、更に、基剤を装身具の人体接
触面に露出する間隙部へ埋設させた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ネックレス、ブレスレット等の装身具を兼ねた健康器具であって、 磁力を付与すると共に遠赤外線を放射することによって、人体の深層まで届き、 血液の血行を促進させ、細胞の働きを活発化し、更に、薬効を与える装身具に関 するものである。

【０００２】

【従来技術】

従来から、この種の磁石を組み込んだ磁気装身具は多種多様な商品が開発され 市場にでており、例えば、腕時計のバンドのように矩形状の金属片を多数連結さ て、夫々の金属片へ永久磁石を埋設或いは磁気を磁着させたものや、両端へ球状 物を形成した金属杆を環状に湾曲させて、該球状物の中へ永久磁石を埋設或いは 磁気を磁着させたブレスレッドが、健康に対して良好のことから、ブームと成り その普及は目覚ましいものがある。

【０００３】

【解決しようとする課題】

然し乍、これ等の磁気装身具は最初の設計段階から永久磁石を組み込むことを 想定して製造されており、永久磁石を埋設させたり、或いは、磁性材料に磁気を 磁着させたり、メッキ加工を施したりして非常に高価なものと成ると共に、磁力 を人体に付与するのみのものであった。

【０００４】 又、首や手首等に装着する磁気治療器具もあるが、デザインが野暮ったく成っ て一部の人にしか利用されていないのが実情であり、加えて、永久磁石を僅かに 突出させて人体の経穴、経絡に直接接触させるタイプの治療器具では永久磁石の 劣化が激しく経年の使用には耐えれないものであり、更に、人体に直接永久磁石 が接触すると肌に違和感を感ずるものであった。

【０００５】

【課題を解決した手段】 本考案の健康装身具は、シリコーン等の液化樹脂と麦飯石、蛇紋岩、角閃石、 褐廉石、沸石、蛍石、フェルソング石等の多種類の鉱石を粉砕した微粉末鉱石と スギゴケ、ゼニゴケ等のコケ類植物を乾燥させ粉末状とした微粉末植物とを混和 させて被覆用主剤とし、被覆用主剤で永久磁石を被抱させた後に加熱処理して多 数のチップ状の基剤を形成し、基剤を装身具基体の人体接触面に形成された凹陥 部へ埋設させたものであり、更に、基剤を装身具の人体接触面に露出する間隙部 へ埋設させたものである。

【０００６】

【考案の目的】

本考案は上記の事由に着目して、通常の装身具として製造されたネックレス、 ブレスレッド等を磁力と遠赤外線と薬効とを発揮する健康装身具に簡易な手段に よって変換して廉価に提供することを目的としたものである。

【０００７】

【考案の作用】

本考案の作用は、シリコーン等の液化樹脂と麦飯石、蛇紋岩、角閃石、褐廉石 、沸石、蛍石、フェルソング石等の多種類の鉱石を粉砕した微粉末鉱石とスギゴ ケ、ゼニゴケ等のコケ類植物を乾燥させ粉末状とした微粉末植物とを混和させて 被覆用主剤とし、被覆用主剤で永久磁石を被抱させた後に加熱処理して多数のチ ップ状の基剤を形成したことによって、装身具基体に製造段階で形成されている 凹陥部、又は、装身具の構造上必ず存する人体接触面に露出する間隙部へ基剤を 埋設させて健康装身具とするものである。

【０００８】

【実施例】

斯る目的を達成した本考案を以下実施例の図面によって説明する。

【０００９】 図１は本考案を実施した健康装身具のブレスレッドの全体斜視図であり、図２ は本考案の健康装身具の実施例を説明するための断面図であり、３図は本考案の 健康装身具の次実施例を説明するため断面図である。

【００１０】 本考案は、ネックレス、ブレスレット等の装身具を兼ねた健康器具であって、 磁力を付与すると共に遠赤外線を放射することによって、人体の深層まで届き、 血液の血行を促進させ、細胞の働きを活発化し、更に、薬効を与える装身具に関 するものであり、第１実施例では、人体の首、手首等に装着する装身具基体１を 多数の連結部材１ａで連鎖状に連結させたネックレス又はブレスレット等の装身 具において、シリコーン等の液化樹脂と麦飯石、蛇紋岩、角閃石、褐廉石、沸石 、蛍石、フェルソング石等の多種類の鉱石を粉砕した微粉末鉱石とスギゴケ、ゼ ニゴケ等のコケ類植物を乾燥させ粉末状とした微粉末植物とを混和させて被覆用 主剤とし、該被覆用主剤で永久磁石２を被抱させた後に加熱処理して多数のチッ プ状の基剤３を形成し、該基剤３を前記装身具基体１の人体接触面に形成された 凹陥部４へ埋設させたものである。

【００１１】 次いで、第２実施例では、人体の首、手首等に装着する多数の連結部材１ａで 連鎖状に連結させたネックレス又はブレスレット等の装身具において、シリコー ン等の液化樹脂と麦飯石、蛇紋岩、角閃石、褐廉石、沸石、蛍石、フェルソング 石等の多種類の鉱石を粉砕した微粉末鉱石とスギゴケ、ゼニゴケ等のコケ類植物 を乾燥させ粉末状とした微粉末植物とを混和させて被覆用主剤とし、該被覆用主 剤で永久磁石２を被抱させた後に加熱処理して多数のチップ状の基剤３を形成し 、該基剤３を前記装身具の人体接触面に露出する間隙部５へ埋設させたものであ る。

【００１２】 即ち、本考案のネックレス、ブレスレット等は、首及び手首に装着するもので あり、適宜な厚みを有した半球形状、半楕円球形状、立方矩形状等のブロック状 の装身具基体１を多数の連結部材１ａで連結させたものであり、複数の装身具基 体１を首又は手首等の全周にわたって連結部材１ａで連結させたものでも、単数 の装身具基体１を多数の連結部材１ａで連結したものでも構わないものである。

【００１３】 本考案に組込む永久磁石２は希土類鉄磁石、希土類コバルト磁石、フェライト 磁石等の汎用のものを用いるものであり、永久磁石２の有する磁力については詳 述するまでもなく、多種類の医療器、健康器具に用いられている通常の２００ガ ウス乃至８００ガウス程度の磁石を用いたものであり、特に希土類の永久磁石２ を用いることよって磁力を永続的に人体へ導入でき、該磁力が血液の鉄分に直接 的に作用し血行の循環を速やかにするものであり、又、装身具基体１を金属部材 で形成した場合は、安定した磁力の導入を可能としたものである。

【００１４】 そして、被覆用主剤はシリコーン等の液化樹脂と、麦飯石、蛇紋岩、角閃石、 褐廉石、沸石、蛍石、フェルソング石等の多種類の鉱石を粉砕した微粉末鉱石と 、スギゴケ、ゼニゴケ等のコケ類植物を乾燥させ粉末状とした微粉末植物とを混 和させたものである。

【００１５】 つまり、本考案のシリコーン等の液化樹脂に混和する麦飯石、蛇紋岩、角閃石 、褐廉石、沸石、蛍石、フェルソング石等の鉱石を粉砕して微粉末鉱石としたも のを適宜に混合させて用いるものであるが、これ等の微粉末鉱石は天然放射性を 有し、着用時には体温による昇温によって活発に４ｕｍ乃至１０００ｕｍに位置 する遠赤外線を放射させるものであり、その遠赤外線が人体の各部の深層まで届 き、血液の血行が促進し、細胞の働きが活発化し、新陳代謝の促進が計られ、加 えて、天然鉱石の有する消臭特性によって消臭効果も得られるものである。

【００１６】 そして、微粉末鉱石と共に液化樹脂に混和するズギゴケ、ゼニゴケ等のコケ類 植物は極微量の太陽光で光合成を成し得る植物であり、採取後、数日間天日で充 分に乾燥させて粉砕して微粉末としたものであるが、コケ類植物を含む植物は、 周知の如く、内服薬、湿布薬、外薬等の薬草、漢方薬として用いられており、薬 効を有するものである。

【００１７】 次に、被覆用主剤はシリコーン油等の液化樹脂に天然放射性を有する微粉末鉱 石を０．２ミクロン乃至１５ミクロン程度に粉砕加工して１３種類乃至１６種類 の多種類を混和させると共に、コケ類植物を乾燥させた後、微粉末状に粉砕加工 して混和させたものである。

【００１８】 次いで、前記被覆用主剤を適宜量宛小別けすると共に永久磁石２を被抱させ、 適宜なサイズの球形状、扁平球形状、楕円球形状、立方矩形状、錐形状等に形成 し、更に、加熱処理することによって弾力性を有したチップ状の基剤３を多数形 成するものである。

【００１９】 そして、第１実施例では、前記装身具の装身具基体１は材料の節約、及び、軽 量化のため、或いは、薄板状の金属を屈曲させて形成したものは構造上、人体接 触面へ凹陥部４が製造段階で予め形成されているものであり、図２に図示の如く 、該凹陥部４へチップ状の基剤３を埋設するものであり、該基剤３の弾力性を利 して圧縮させながら押し込んで嵌着させても、又、接着剤を用いて貼着しても構 わないものである。

【００２０】 更に、本考案の第２実施例では、図３に図示の如く、前述の凹陥部４に基剤３ を埋設させる他に、ネックレス、ブレスレッド等の装身具は連結部材１ａで屈曲 が自在に構成されているため、その構造上必ず人体接触面に露出した間隙部５を 有しているものであり、該間隙部５に基剤３を埋設するものであり、この場合、 屈曲の角度はある程度制限されるものの、基剤３は弾力性を有しており、使用上 は差支えないものである。

【００２１】 本考案に用いられている基剤３は経年に亘っての使用にも人体へは何等悪影響 を及ぼすものではないものであり、特に、シリコーン系の液化樹脂では酸素透過 性に優れ、熱や化学薬品にも変化しにくく、永年使用しても劣化しない性質を持 ち半永久的に効果を発揮するものであり、従って、永久磁石２の劣化も防止でき るものである。

【００２２】 本考案は、磁力効果と遠赤外線効果と薬草効果との相乗効果により血液の血行 を促進し、細胞の働きを活発化し、新陳代謝を促進させ人間が本来有する治癒力 のバックアップをさせるものである。

【００２３】

【考案の効果】

本考案の健康装身具は前述の構成によって、一般のネックレス、ブレスレッド 等の装身具が凹陥部又は間隙部に基剤を埋設することにより容易に健康装身具と 成り、該健康装身具は磁力線と遠赤外線とを放射させて、遠赤外線と磁力線が身 体の深層までいきわたり、更に、薬効を加え、血液の血行を促進し、細胞を活性 化し、発熱、発汗効果と、遠赤外線による細菌の増殖を防ぐ坑菌効果と、鉱石特 性による防臭効果と備え、その夫々の効果も半永久的に継続させるものであり、 画期的であり、耐久性に優れていることは勿論、安全性、機能性にも優れた有意 義な考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案を実施した健康装身具のブレスレ
ッドの全体斜視図である。

【図２】図２は本考案の健康装身具の実施例を説明する
ための断面図である。

【図３】３図は本考案の健康装身具の次実施例を説明す
るため断面図である。

【符号の説明】

１ 装身具基体 １ａ 連結部材 ２ 永久磁石 ３ 基剤 ４ 凹陥部 ５ 間隙部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ６１Ｎ 5/06 Ａ Ａ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】人体の首、手首等に装着する装身具基体を
   多数の連結部材で連鎖状に連結させたネックレス又はブ
   レスレット等の装身具において、シリコーン等の液化樹
   脂と麦飯石、蛇紋岩、角閃石、褐廉石、沸石、蛍石、フ
   ェルソング石等の多種類の鉱石を粉砕した微粉末鉱石と
   スギゴケ、ゼニゴケ等のコケ類植物を乾燥させ粉末状と
   した微粉末植物とを混和させて被覆用主剤とし、該被覆
   用主剤で永久磁石を被抱させた後に加熱処理して多数の
   チップ状の基剤を形成し、該基剤を前記装身具基体の人
   体接触面に形成された凹陥部へ埋設させたことを特徴と
   する健康装身具。
2. 【請求項２】人体の首、手首等に装着する多数の連結部
   材で連鎖状に連結させたネックレス又はブレスレット等
   の装身具において、シリコーン等の液化樹脂と麦飯石、
   蛇紋岩、角閃石、褐廉石、沸石、蛍石、フェルソング石
   等の多種類の鉱石を粉砕した微粉末鉱石とスギゴケ、ゼ
   ニゴケ等のコケ類植物を乾燥させ粉末状とした微粉末植
   物とを混和させて被覆用主剤とし、該被覆用主剤で永久
   磁石を被抱させた後に加熱処理して多数のチップ状の基
   剤を形成し、該基剤を前記装身具の人体接触面に露出す
   る間隙部へ埋設させたことを特徴とする健康装身具。