JP3021203U - 面状発熱体の安全装置 - Google Patents

面状発熱体の安全装置

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JP3021203U
JP3021203U JP1995008951U JP895195U JP3021203U JP 3021203 U JP3021203 U JP 3021203U JP 1995008951 U JP1995008951 U JP 1995008951U JP 895195 U JP895195 U JP 895195U JP 3021203 U JP3021203 U JP 3021203U
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heat generating
power supply
heating element
generating sheet
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JP1995008951U
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Inventor
厚信 桐田
一 藤井
一郎 森田
Original Assignee
テクノエレメント株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】折れ曲がったり、割れたりしにくく、耐久性に
優れた面状発熱体の安全装置を提供する。 【解決手段】発熱シート21の表面及び裏面に絶縁シー
ト31を重ねて貼着し、更に、この絶縁シート31の外
側面に導電シート51を重ねて貼着し、前記発熱シート
21の電極帯に電源供給するとともに前記発熱シート2
1と前記導電シート51とが短絡したときに前記発熱シ
ート21への電源供給を遮断する面状発熱体10の安全
装置において、前記導電シート51をカーボン含浸布と
し、且つ、前記導電シート51と前記発熱シート21へ
の電源供給の各極との間をリード線22,23で繋げ、
前記発熱シート21と前記導電シート51とが短絡した
ときにホトカプラーPによって検出し、この信号に基づ
いてスイッチSを開放することによって前記発熱シート
21への電源供給を遮断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は面状発熱体の安全装置に関し、電気敷物等の安全装置として使用さ れるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来におけるこの種の安全装置は、発熱シートの両側端縁部に電極帯を設ける とともにこの発熱シートの表面および裏面に絶縁シートを重ねた状態で設置し、 更に、この絶縁シートの外側面に、カーボンを混練したポリ塩化ビニルクロライ ド等よりなる導電性フィルムを重ねた状態で設置し、前記発熱シートの両側端縁 部の電極帯に電源供給するとともに前記発熱シートと前記導電シートとが短絡し たときにその漏洩電流を受けてリレーコイルを作動させスイッチを開放すること によって前記発熱シートへの電源供給を遮断するようにしていた(実公昭63-211
16号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の安全装置にあっては、絶縁シートの外側に設置さ れた導電シートが、合成樹脂製のフィルムであったため、柔軟性が乏しく、よっ て、面状発熱体を取扱う際に、面状発熱体の形状に沿って変形しにくい結果、折 れ曲がったり、割れたりして、故障をおこしやすいという不都合を有した。
【0004】 さらに、この従来の安全装置にあっては、前記発熱シートと前記導電シートと が短絡したときの漏洩電流をそのまま受けてリレーコイルを作動させていたため 、リレーコイルを作動させることができない僅かな漏洩電流では前記発熱シート への電源供給を遮断することができず、この結果、前記絶縁シートのわずかな破 壊を検出することができず、よって、この異常状態(絶縁シート破壊状態、以下 同じ)を異常昇温が進行するまで検出しにくいという不都合を有した。
【0005】 この考案の課題はこれらの不都合を解消することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために、この考案に係る面状発熱体の安全装置においては 、発熱シートの両側端縁部に電極帯を設けるとともにこの発熱シートの表面およ び裏面に絶縁シートを重ねた状態で貼着し、更に、この絶縁シートの外側面に導 電シートを重ねた状態で貼着し、前記発熱シートの両側端縁部の電極帯に電源供 給するとともに前記発熱シートと前記導電シートとが短絡したときにコントロー ル部を介して前記発熱シートへの電源供給を遮断する面状発熱体の安全装置にお いて、前記導電シートをカーボン含浸布とし、且つ、前記コントロール部として 前記導電シートと前記発熱シートへの電源供給路の各極との間をリード線で繋げ 、前記発熱シートと前記導電シートとが短絡したときにこのリード線を流れる漏 洩電流をホトカプラーによって増幅し、この増幅された漏洩電流によってリレー コイルを作動させスイッチを開放することによって前記発熱シートへの電源供給 を遮断するようにしたものである。
【0007】
【作用】
この考案に係る面状発熱体の安全装置は、前記導電シートをカーボン含浸布と したため、当該導電シートは柔軟性に富むものである。
【0008】 且つ、この考案に係る面状発熱体の安全装置は、前記コントロール部として前 記導電シートと前記発熱シートへの電源供給路の各極との間をリード線で繋げ、 前記発熱シートと前記導電シートとが短絡したときにこのリード線を流れる漏洩 電流をホトカプラーによって増幅検出し、この増幅された信号に基づいてリレー コイルを作動させ前記電源供給路に配置されたスイッチを開放することによって 前記発熱シートへの電源供給を遮断するようにしたため、リレーコイルを直接作 動させることができない僅かな漏洩電流が流れた場合であっても、増幅検出され ることによって当該リレーコイルを作動させることができる。
【0009】
【実施例】
図1は面状発熱体の斜視図、図2は図1におけるII-II 線拡大部分断面図、図 3はこの面状発熱体の電気回路図、図4はカーボン含浸布の平面部分拡大図、図 5はカーボン含浸布の織糸の拡大断面図である。
【0010】 図1および図2において、10は面状発熱体である。この面状発熱体10において 、21は発熱シートである。この発熱シート21は例えば布にカーボン液を塗布した ものである。この発熱シート21の両側端部には電極帯211,211 が織りこまれてい る。この電極帯211,211 からはリード線22,23 が延び、図3に示すように、スイ ッチS,Sを介して各々電源Eの各極に繋がれている。このスイッチS,Sは後 記リレーコイルLの作動に連動して開放する。なお、前記リード線22,23 がこの 考案における「発熱シートへの電気供給路」に相当する。
【0011】 次に、31,32 は電気絶縁シートであり、前記発熱シート20の表面および裏面 に重ねられた状態で貼着されている。この電気絶縁シート31,32 は塩化ビニルシ ートのようなものである。
【0012】 51はカーボン含浸布であり、前記電気絶縁シート31の外側面に重ねられた状態 で貼着されている。このカーボン含浸布51は、その表裏面にカーボン層60を有す るとともに、布における縦糸511 と横糸512 との織り目の隙間53にカーボン60を 侵入させる(図4を参照)とともに縦糸511 および横糸512 を構成する繊維素F の間にカーボン60を侵入させたものである(図5を参照)。このため、例え、表 裏面のカーボン層60がなくても、導電シートとして機能することができる。なお 、このカーボン含浸布51からはリード線52が延び、抵抗521 およびダイオード52 3 を介して前記リード線22に繋がれ、且つ、抵抗522 およびダイオード524 を介 して前記リード線23に繋がれている(図3を参照のこと)。なお、70は電気絶縁 シートであり、カーボン含浸布51に貼着されている。
【0013】 次に、図3の電気回路において、71は直流電源、Pは直流電源71に繋がれたホ トカプラ、72はホトカプラPと直流電源71の負極との間に繋がれたトランジスタ である。なお、なお、前記リレーコイルLは直流電源71の正極と前記トランジス タ72との間に繋がれている。発熱シート20とカーボン含浸布51とが短絡して、リ ード線52、ひいては、抵抗Rに電流が流れると、この電流はホトカプラPの内蔵 トランジスタで増幅検出され、この検出された信号に基づいて前記リレーコイル Lが作動し、前記スイッチS,Sを開放させる。
【0014】 なお、上記抵抗R,コンデンサC,直流電源71,ホトカプラP,トランジスタ 72およびリレーコイルLがこの考案の「コントロール部」を構成する。
【0015】 この面状発熱体の安全装置の作動を説明する。電源Eを入れると前記発熱シー ト20に電流が流れ、当該面状発熱体10は発熱する。このような状態で、万一、発 熱シート20が局部的に過熱されて前記絶縁シート31,32 が炭化すると、発熱シー ト20とカーボン含浸布51とが短絡して、リード線52に電流が流れる。すると、抵 抗Rに流れる電流がホトカプラPの内蔵トランジスタで増幅検出され、この検出 された信号に基づいて前記リレーコイルLが作動して、前記スイッチS,Sを開 放し、発熱シート20への電流の供給を停止して、面状発熱体10の過熱を防止する 。
【0016】
【考案の効果】
この考案に係る面状発熱体の安全装置は、発熱シートの両側端縁部に電極帯を 設けるとともにこの発熱シートの表面および裏面に絶縁シートを重ねた状態で貼 着し、更に、この絶縁シートの外側面に導電シートを重ねた状態で貼着し、前記 発熱シートの両側端縁部の電極帯に電源供給するとともに前記発熱シートと前記 導電シートとが短絡したときにコントロール部を介して前記発熱シートへの電源 供給を遮断する面状発熱体の安全装置において、前記導電シートをカーボン含浸 布とし、且つ、前記コントロール部として前記導電シートと前記発熱シートへの 電源供給路の各極との間をリード線で繋げ、前記発熱シートと前記導電シートと が短絡したときにこのリード線を流れる漏洩電流をホトカプラーによって増幅検 出し、この増幅された信号に基づいてリレーコイルを作動させ前記電源供給路に 配置されたスイッチを開放することによって前記発熱シートへの電源供給を遮断 するようにしたため、
【0017】 即ち、前記導電シートをカーボン含浸布としたため、当該導電シートは柔軟性 に富むものである。
【0018】 よって、この面状発熱体の安全装置を使用すれば、当該面状発熱体を取り扱う にあたって、面状発熱体の形状に沿って変形しやすく、この結果、折れ曲がった り、割れたりしにくく、その耐久性は向上するものである。
【0019】 更に、この考案に係る面状発熱体の安全装置は、前記コントロール部として前 記導電シートと前記発熱シートへの電源供給路の各極との間をリード線で繋げ、 前記発熱シートと前記導電シートとが短絡したときにこのリード線を流れる漏洩 電流をホトカプラーによって増幅検出し、この増幅された信号に基づいてリレー コイルを作動させ前記電源供給路に配置されたスイッチを開放することによって 前記発熱シートへの電源供給を遮断するようにしたため、リレーコイルを直接作 動させることができない僅かな漏洩電流が流れた場合であっても、増幅検出され ることによって当該リレーコイルを作動させることができるものである。
【0020】 よって、この面状発熱体の安全装置を使用すれば、従来検出できなかった僅か な漏洩電流を検出して発熱シートへの電源供給を遮断することができ、この結果 、前記絶縁シートのわずかな破壊を検出することができる結果、この異常状態を 少しでも低い温度の状態で可及的速やかに検出することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る面状発熱体の斜視図である。
【図2】図1におけるII-II 線拡大部分断面図である。
【図3】この面状発熱体の電気回路図である。
【図4】カーボン含浸布の平面部分拡大図である。
【図5】カーボン含浸布の織糸の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 … 面状発熱体 21 … 発熱シート 211 … 電極帯 22,23 …リード線(発熱シートへの電気供給路) 31,32 … 絶縁シート 51 … 導電シート(カーボン含浸布) 52 … リード線 P … ホトカプラ S … スイッチ L … リレーコイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱シートの両側端縁部に電極帯を設け
    るとともにこの発熱シートの表面および裏面に絶縁シー
    トを重ねた状態で貼着し、更に、この絶縁シートの外側
    面に導電シートを重ねた状態で貼着し、前記発熱シート
    の両側端縁部の電極帯に電源供給するとともに前記発熱
    シートと前記導電シートとが短絡したときにコントロー
    ル部を介して前記発熱シートへの電源供給を遮断する面
    状発熱体の安全装置において、前記導電シートをカーボ
    ン含浸布とし、且つ、前記コントロール部として前記導
    電シートと前記発熱シートへの電源供給路の各極との間
    をリード線で繋げ、前記発熱シートと前記導電シートと
    が短絡したときにこのリード線を流れる漏洩電流をホト
    カプラーによって増幅検出し、この増幅された信号に基
    づいてリレーコイルを作動させ前記電源供給路に配置さ
    れたスイッチを開放することによって前記発熱シートへ
    の電源供給を遮断することを特徴とする面状発熱体の安
    全装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012045197A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Lixil Corp 便座装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60221909A (ja) * 1984-04-18 1985-11-06 株式会社 富士電機総合研究所 導電性シ−トの製造方法
JPH04289683A (ja) * 1991-03-19 1992-10-14 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 採暖具の異常検知装置

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