JPH081823B2 - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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JPH081823B2
JPH081823B2 JP29255390A JP29255390A JPH081823B2 JP H081823 B2 JPH081823 B2 JP H081823B2 JP 29255390 A JP29255390 A JP 29255390A JP 29255390 A JP29255390 A JP 29255390A JP H081823 B2 JPH081823 B2 JP H081823B2
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JP
Japan
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heating element
sheet
protective electrode
electrode
conductive tape
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JP29255390A
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清一 高川
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Resistance Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は電子カーペット等に使用される面状発熱体
に関する。
<従来の技術> 従来より電子カーペット等に使用される面状発熱体と
しては、第4図に示すように、織発熱体22の端部近傍に
通電用のリード線21…を配線し、この織発熱体22の上面
に、シート状の保護電極23aと絶縁シート23bとからなる
保護電極シート23を積層し、さらに保護電極シート23の
上面および織発熱体22の下面に各々絶縁シート25,26を
設けたものが提案されている。
織発熱体22は、経方向または緯方向に、導電性テープ
を非導電性テープに対し交互にまたは所要間隔において
配列し、前記導電性テープおよび非導電性テープと交差
する方向に、非導電性テープを配して平織り組織に織成
していると共に、複数本の銅箔糸が並列された導電糸列
からなる電極帯部22aを一定間隔を隔てて設けられたも
のであり、上記電極帯部22aに対して、導電性テープが
接続され、各電極帯部22aの端部に対してリード線21が
接続されている。
このような構成の面状発熱体は、誤って針等を刺して
しまった場合には、針を介して保護電極シート23の保護
電極23aと発熱体22とが導通し、両者の導通と同時にコ
ントローラ(図示せず)が作動して面状発熱体への通電
をしゃ断し、感電を防止していた。
<発明が解決しようとする課題> ところで、上述のような面状発熱体においては、リー
ド線21と電極帯部22aとの接続部24の屈曲性が他の部分
に比べて劣っており、外部ストレスに対する抗力が弱
い。したがって、外部ストレスによる断線に伴うスパー
クや短絡の繰返による発熱によって絶縁破壊現象を起こ
し易くなっている。
ところが、上記接続部24の上面側には保護電極シート
23が設けられているが、下面側には電気的に異常を検知
する手段が何も講じられていなかった。このため、接続
部24の下面側に断線等の異常が発生した場合に、これを
検知することができず、異常発熱が生じて絶縁破壊現象
を起こすという問題があった。
そこで、本発明はリード線と電極帯部との接続部の下
面側からも当該続部に発生した異常を電気的に検出で
き、実使用において安全性の高い面状発熱体を提供する
ことを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明の面状発熱体は、経方向または緯方向に、導電
性テープを非導電性テープに対し交互にまたは所要間隔
において配列し、前記導電性テープおよび非導電性テー
プと交差する方向に、非導電性テープを配して平織り組
織に織成していると共に、複数本の銅箔糸が並列された
電極帯部を設けた織発熱体と、織発熱体の上面に積層さ
れる感電防止用の保護電極シートと、織発熱体と保護電
極シートの積層体の上下両面に、設けられる一対の絶縁
シートと、両絶縁シート間に介在し、織発熱体の電極帯
部と給電用のリード線とを接続する接続部とを備えた面
状発熱体において、前記保護電極シートは、織発熱体の
導電部分と短絡することにより当該織発熱体の電流を導
通可能なシート状の保護電極と、保護電極と織発熱体と
の間に介在し、熱溶融により保護電極と織発熱体との短
絡を許容する絶縁シートとを含み、この保護電極シート
の端部を折り曲げて、前記接続部の下面と、絶縁シート
との間に介在させたことを特徴としている。
<作用> 上記構成によれば、電極保護シートを折り曲げてリー
ド線と電極帯部との接続部の下面側にも電極保護シート
を配置しているので、上記接続部の下面側で異常発熱が
発生した場合に、上記接続部の下面側に接する保護電極
シートの絶縁シートが溶融し、保護電極とリード線また
は接続部とが導通する結果、当該異常を電気的に確実に
検出することができる。
<実施例> 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を面状発熱体を示す断面図
である。
図において、符号2は織発熱体を示し、織発熱体2
は、第2図に示すように、経方向または緯方向に、フッ
素樹脂性フィルム等からなる導電性テープ7…を非導電
性テープ6…に対し相互にまたは所要間隔をおいて配列
し、前記導電性テープ7…および非導電性テープ6…と
交差する方向に、非導電性テープ6…を配して平織り組
織に織成した織物状のものであり、複数本の銅箔糸8…
が並列された電極帯部1を所定間隔毎に設けてある。
各電極帯部1の端部は、リード線9と電気的に接続さ
れており、電極帯部1とリード線9との接続は、接続金
具10、リベット11、圧着端子12および絶縁テープ13を介
して行われている。
織発熱体2の上面には、シート状の保護電極3aと絶縁
シート3bとを積層してなる保護電極シート3が設けられ
ている。
保護電極シート3は、保護電極3aの下面に絶縁シート
3bを一体的に密着させたもので、絶縁シート3bの下面と
織発熱体2の上面とが貼着している。
保護電極シート3の上面および面状発熱体2の下面に
は各々絶縁シート4,5が積層してあり、保護電極シート
3の端部は、リード線9と電極帯部1との接続部15の下
面側を全て覆う程度まで折り返して、上記接続部15の下
面と絶縁シート5との間に介在させてある。
保護電極3aは、薄型導電材料であるアルミニウム箔等
からなり、使用中には低電圧が印加されている。
絶縁フィルム3bは、例えば、ポリエチレン、ポリエチ
レンテレフタレート等の合成樹脂シートからなるもので
ある。これは1種類のみの合成樹脂シートで構成したも
のであってもよいし、2種以上の合成樹脂シートを積層
したものであってもよい。
保護電極シート3は、例えば、誤って面状発熱体に釘
等を刺してしまった場合に、針等を介して導通される。
そこで、この導通を図示しないコントローラによって検
知して、面状発熱体への通電をしゃ断するようにしてい
る。
織発熱体2の下面および電極保護シート3の上面を被
覆する絶縁シート4,5は、例えば、ポリエチレン、ポリ
エチレンテレフタレート等の合成樹脂の1種または2種
以上を積層したものに、不織布を積層したものからな
る。この絶縁シート4,5は同質のものであってもよい
し、また、互いに異なるものであってもよい。
このような構成の面状発熱体は、外部ストレス等によ
る断線、短絡の繰返で接続部15が異常発熱を起こした場
合には、接続部15の上下面いずれにも接している絶縁シ
ート3bのうちどちらか速く熱で溶けた方が、保護電極3a
を導通させる。このことにより、より迅速にコントロー
ラを作動させて、面状発熱体への通電をしゃ断し、絶縁
破壊を防止することができる。しかも、保護電極シート
3は接続部15の上面側および下面側に設けてあるので、
上面側および下面側のいずれの側で発熱が生じた場合に
おいても、保護電極シート3は異常を確実に検知するこ
とができる。
また、保護電極シート3の端部を折り曲げるだけで、
他に特別な部材、手段等を必要とせずに、接続部15の下
面側の異常を検出することができる。
なお、絶縁シート3bに弾性係数の高いものを使用すれ
ば、釘等によって小孔ができた場合にも、ほぼ元の状態
に復元するので、即時再使用できる。
このような面状発熱体は、以下のようにして製造する
ことができる。
第3図に示すように、絶縁シート3bを上側にした保護
電極シート3の上面に織発熱体2を積層し、保護電極シ
ート3の端部を、織発熱体2のリード線9と電極帯部1
との接続部15の全体を覆えるまで(例えば、一般的には
50mm程度)折り返す。この状態で織発熱体2および電極
保護シート3を挾むように上下面から絶縁シート4,5を
各々貼着する。
面状発熱体の加工工程においては、実使用上の上面を
下面側として製造するので、上述のような製造方法は難
作業ではなく比較的容易に、保護電極シート3の端部
を、接続部15と絶縁シート6との間に介在させることが
できる。
<発明の効果> 以上のように、この発明の面状発熱体によれば、織発
熱体の電極帯部とリード線との接続部で生じた絶縁破壊
現象は、接続部の上下両面に設けた電極保護シートのう
ち、いずれか速く溶融して導通した方を介して、確実に
かつ迅速に電気的に検出することができるので、コント
ローラを迅速に作動させることができ、安全性がより一
層向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の面状発熱体を示す断面図、 第2図は織発熱体を示す平面図、 第3図は本発明の一実施例の面状発熱体の製造方法を示
す斜視図、 第4図は従来の面状発熱体を示す断面図である。 1……電極帯部、2……織発熱体、 3……保護電極シート、3a……保護電極、 3b……絶縁シート、4,5……絶縁シート、 6……非導電性テープ、7……導電性テープ、 8……銅箔糸、9……リード線、15……接続部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】経方向または緯方向に、導電性テープ
    (7)を非導電性テープ(6)に対し交互にまたは所要
    間隔において配列し、前記導電性テープ(7)および非
    導電性テープ(6)と交差する方向に、非導電性テープ
    (6)を配して平織り組織に織成していると共に、複数
    本の銅箔糸(8)が並列された電極帯部(1)を設けた
    織発熱体(2)と、 織発熱体(2)の上面に積層される感電防止用の保護電
    極シート(3)と、 織発熱体(2)と保護電極シート(3)の積層体の上下
    両面に、設けられる一対の絶縁シート(4),(5)
    と、 両絶縁シート(4),(5)間に介在し、織発熱体
    (2)の電極帯部(1)と給電用のリード線(9)とを
    接続する接続部(15)と を備えた面状発熱体において、 前記保護電極シート(3)は、織発熱体(2)の導電部
    分と短絡することにより当該織発熱体(2)の電流を導
    通可能なシート状の保護電極(3a)と、保護電極(3a)
    と織発熱体(2)との間に介在し、熱溶融により保護電
    極(3a)と織発熱体(2)との短絡を許容する絶縁シー
    ト(3b)とを含み、 この保護電極シート(3)の端部を折り曲げて、前記接
    続部(15)の下面と、絶縁シート(5)との間に介在さ
    せたことを特徴とする面状発熱体。
JP29255390A 1990-10-29 1990-10-29 面状発熱体 Expired - Lifetime JPH081823B2 (ja)

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JPH04167389A JPH04167389A (ja) 1992-06-15
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JP5543034B2 (ja) * 2011-12-09 2014-07-09 株式会社三機コンシス 布ヒータ

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