JP3021146B2 - 物品送出装置及び物品販売機 - Google Patents

物品送出装置及び物品販売機

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JP3021146B2
JP3021146B2 JP3333722A JP33372291A JP3021146B2 JP 3021146 B2 JP3021146 B2 JP 3021146B2 JP 3333722 A JP3333722 A JP 3333722A JP 33372291 A JP33372291 A JP 33372291A JP 3021146 B2 JP3021146 B2 JP 3021146B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) ・産業上の利用分野 ・従来の技術(図10,図11) ・発明が解決しようとする課題 ・課題を解決するための手段 ・作用 ・実施例 (1)第1の実施例(図1,図2,図5,図6〜図8) (2)第2の実施例(図3,図4) (3)第3の実施例(図9,図10) ・発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、物品送出装置及び物品
販売機に関し、更に詳しく言えば、複数の物品収納部が
連続的に形成されている連接シートの状態で物品を送出
し、かつ物品取出し口から一物品収納部分を取り出すこ
とができる物品送出装置及び物品販売機に関する。
【0003】
【従来の技術】図11は、従来例の連接シートに連続的
に収納された物品、例えばカードを一個ずつ送り出すこ
とを可能とする物品送出装置について説明する斜視図で
ある。
【0004】図中符号1は断面が三角形状の回転体で、
回転体1の中心軸に平行な3つの面に載置部2a〜2c
を有し、載置部2a〜2cの一つに送出直前の物品が載
置され、回転体1の中心軸に沿って取り付けられた回転
軸3を中心としてこの回転体1が120度ずつ回転する
ことにより連接シート6の物品収納部7が1つずつ送出
されるようになっている。このため、各載置部2a〜2
cはほぼ1つの物品収納部7を載置することができるよ
うな面積になっている。4は一つの載置部2a,2b又
は2cに載置された送出直前の物品収納部7が誤って送
出されないように、物品収納部7を押さえるための断面
が円形状の押圧体で、付勢力を生ずるように動く支持軸
5により軸止され、かつ支持軸5を中心として回転体1
の回転方向と逆の方向に回転するようになっている。8
は連接シート収納部、9は以上の物が納められた筐体、
10は送出された物品収納部7が取り出される物品取出
し口である。なお、物品が連続的に収納された連接シー
ト6は物品収納部7毎にミシン目状穴が形成され、引っ
張り力により切り離すことが可能になっている。
【0005】従来、このような物品送出装置は物品販売
機に取り付けられ、キャラクタ等の描かれたカードが販
売されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
物品送出装置を有する物品販売機においては、物品取出
し口10に一部が露出した物品収納部7を購買者自身が
引っ張って連接シート6のミシン目状穴から切り離すこ
とにより、物品収納部7が取り出される。しかし、物品
収納部7を引っ張って連接シート6のミシン目から切り
離す場合、単に購買者が送出方向に引っ張っただけでは
簡単に切り離せない。物品収納部7をうまく切り離すた
めには、送出方向に直角な方向にも力を加えるようにす
ることが必要になる等コツが要る。従って、購買者が幼
児の場合には、学習が必要になるため、特に幼児向けの
簡易な物品販売機として用いる場合には問題がある。
【0007】また、送出方向に強く引っ張っることによ
り、場合によっては、次に取り出すべき物品収納部も引
っ張られて送り精度が狂い、正常な状態で物品が送出さ
れなくなるという問題がある。
【0008】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
て創作されたものであり、購買者の力に依存することに
よる切り離しの不安定性を防止し、連接シートの物品収
納部を一個ずつ確実に切り離して物品取出し口に送り出
すことができる物品送出装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、物品送出装置に係り、連続
的に形成された各物品収納部毎に一定の間隔をおいて切
り離しのためのミシン目状切り込み又は穴が形成された
連接シートを収納する連接シート収納部と、中心軸に平
行な面が送出すべき前記連接シートの物品収納部を載置
するための載置部となっており、断面が三角形状又は多
角形状の第1の回転体と、前記第1の回転体の中心軸に
沿って設けられ、前記第1の回転体を所定の角度回転さ
せることにより、前記連接シートの一物品収納部の長さ
を送出する第1の回転軸と、付勢力により前記連接シー
トの物品収納部を前記第1の回転体の載置部に押圧する
押圧部材と、前記第1の回転体により送出された一物品
収納部を切り離すための切離し機構部と、前記切り離さ
れた一物品収納部を取り出すための物品取出し口とを有
する物品送出装置であって、前記切離し機構部は、中心
軸に平行な面に前記物品収納部が挟み込まれて送り出さ
れるように設けられた、断面が円形状の第2及び第3の
回転体と、前記第2及び第3の回転体にそれぞれ設けら
れ、前記第1の回転軸の回転速度と比較して速い回転速
度で互いに反対方向に回転する第2及び第3の回転軸と
を有し、前記第2及び第3の回転軸のうち少なくとも何
れか一方は、前記第2又は第3の回転体の中心軸に垂直
な方向に動くようになっていることを特徴とし、。請求
項2記載の発明は、請求項1記載の物品送出装置に係
り、前記第2及び第3の回転体に挟まれた、前記物品取
出し口に送出すべき一物品収納部の直後に設けられた前
記連接シートのミシン目状切り込み又は穴の中央部のみ
を切り離すための、中央部が突出したカッタを、前記第
2及び第3の回転体の直前に有することを特徴とし、請
求項3記載の発明は、物品販売機に係り、請求項1又は
請求項2に記載の物品送出装置とコイン選別装置とから
なり該コイン選別装置に所定の金銭が投入されたときの
み、ハンドルの操作により又は自動的に前記第1の回転
体が回転して前記連接シートが送出されることを特徴と
することを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の物品送出装置においては、連接シート
の一物品収納部の長さを送出する第1の回転軸と、付勢
力により連接シートの物品収納部を第1の回転体の載置
部に押圧する押圧部材とを有する。また、物品収納部が
挟み込まれて送り出されるように設けられた、断面が円
形状の第2及び第3の回転体と、第1の回転体の第1の
回転軸の回転速度と比較して速い回転速度で互いに反対
方向に回転し、かつ付勢力により第2及び第3の回転体
が互いに押圧されるように何れか一方が第2又は第3の
回転体の中心軸に垂直な方向に動くようになっている第
2及び第3の回転軸とを有している。従って、押圧部材
により連接シートの物品収納部を第1の回転体の載置部
に押圧するとともに、一方で、第2及び第3の回転体に
より他の物品収納部を押圧し、かつ第2及び第3の回転
体の回転速度を第1の回転速度よりも大きくすることに
より、連接シートに引っ張り応力を与えて、ミシン目状
切り込み又は穴から一物品収納部を容易に切り離すこと
ができる。このような切離し機構を有しているので、購
買者の力に依存することにより切り離しの不安定性を防
止することができる。
【0011】また、第2及び第3の回転体の直前に、物
品取出し口に送出すべき一物品収納部を連接シートから
切り離すためのミシン目状切り込み又は穴の中央部のみ
を切り離すための、中央部が突出したカッタを有してい
る。従って、ミシン目状切り込み又は穴の中央部のみを
予めカッタにより切り離して、一物品収納部を連接シー
トから切り離し易くしておき、この状態で一物品収納部
を第2及び第3の回転体の間を通過させることができ
る。これにより、回転による引っ張り力で、一物品収納
部を連接シートから一層容易に切り離すことができる。
従って、連接シートの物品収納部を一個ずつ確実に切り
離して物品取出し口に送り出すことができる。
【0012】更に、本発明の物品販売機によれば、コイ
ン選別装置に所定の金銭が投入されたときのみ、ハンド
ル操作によって回転体が回転して連接シートが送出され
るので、簡易な自動販売機に最適である。
【0013】
【実施例】
(1)第1の実施例 図1,図2は、本発明の第1の実施例の物品送出装置の
構成図で、図1は物品送出装置の側面の全体構成図を示
し、図2は物品収納部の切離し機構の斜視構成図であ
る。
【0014】図1において、13は物品収納部12が連
続的に形成された連接シートで、その詳細を図5
(a),(b)に示す。即ち、図5(a)に示すよう
に、連接シート13には各物品収納部12を分離するた
めの、切り取り用のミシン目状切り込み又は穴51が形
成されている。また、図5(b)に示すように、物品収
納部12は袋状になっており、袋内に物品53が収納さ
れる。この物品収納部12内には、例えば玩具やキャラ
クタ人形等嵩のある物やカード等の薄い物等物品53が
収納されている。収納する物品53は、袋に収納できる
ものであれば種類や大きさは異なってもよい。
【0015】また、図1において、14は各物品収納部
12に物品が収納された連接シート13を格納する連接
シート収納部で、筐体11とは独立の構成となってい
る。15は中心軸に平行な各面が物品取出し口20に送
出すべき連接シート13の一物品収納部12を載置する
ための載置部15b〜15dとなっている断面が三角形状の
回転体(第1の回転体)で、回転体15の載置部15b〜
15dには物品収納部12が納められるように凹んでい
る。また、15aは回転体15の第1の回転軸で、回転体
15の中心軸に沿って設けられ、回転体15を一定角度
回転させることにより、連接シート13の一物品収納部
12分の長さを送出する。16はガイドローラで、連接
シート13が回転体15の載置部15cに適正に導かれる
ように、下側から付勢している。16aは回転軸、16bは
回転軸16aの時計回り方向に付勢されたアームである。
16cはアームに取り付けられたローラ16の軸で、ロー
ラ16はこの軸16cに対して回動自在である。
【0016】17は回転体15の上方に設けられた押圧
部材で、付勢力により連接シート13を載置部15bに押
圧している。17aは回転軸、17bは回転軸17aの反時計
回り方向に付勢されたアームである。17cはアーム17b
に取り付けられた軸で、押圧部材17は連結部材17dを
介してこの軸17cに対して回動自在である。
【0017】18は回転体15の前下方に設けられた弾
性材からなるローラ(第2の回転体)で、第2の回転軸
18aとともに時計回り方向に回転し、その速度は回転体
15の約3倍となっている。19はローラ18との間で
物品収納部12を挟み込めるように適度な隙間を介して
ローラ18の上方に設けられた断面が円形状の弾性体か
らなる引込みローラ(第3の回転体)で、第3の回転軸
19aを中心として回転し、その速度は回転体15の約3
倍となっている。これらローラ18と引込みローラ19
とがそれぞれ回転体15よりも高速で回転することによ
り物品収納部12の引っ張り力が生じ、これによりロー
ラ18と引込みローラ19との間に挟まれた物品収納部
12を連接シート13から切り離すことができるように
なっている。上記ローラ18及び第2の回転軸18a,引
込みローラ19及び第3の回転軸19aが切り離し機構を
構成する。
【0018】20は切り離された一物品収納部18を取
り出すための物品取出し口である。以上のものが物品送
出装置の筐体11に収納されている。次に、図6(a)
〜図8(g)を参照しながら、本発明の第1の実施例の
物品送出装置の連接シート13の送り動作及び切り離し
動作について説明する。
【0019】まず、図6(a)に示すように、回転体1
5の回転状態が、図6(a)に示すような位置(回転角
度0度)であるとする。このとき、押圧部材17は付勢
力により連接シート13を回転体15の載置部15b〜15
dに押しつけて物品収納部12が載置部15bの凹部から
はみ出さないようにしている。
【0020】回転体15の回転とともに、図6(b)に
示すように、ローラ18及び引込みローラ19も回転す
る。そして、回転体15が図の位置(回転角度30度)
にくると、連接シート13の端部がローラ18上に達
し、ローラ18と引込みローラ19との間に挟み込まれ
る。
【0021】これにより、連接シート13が上方へ浮き
上がるのを防止され、連接シート13はローラ上に首尾
よく導かれる。また、回転体15の回転中、押圧部材1
7は連接シート13を回転体15の方向に押圧している
ので、連接シート13の位置はずれないようになってい
る。
【0022】更に、回転体15が回転すると、これとと
もに連接シート13はローラ18と引込みローラ19と
の間を進み、図6(c)に示す位置(回転角度60度)
に達すると、第3の回転軸19aが上方に移動し、物品収
納部12の膨らんだ部分がローラ18と引込みローラ1
9との間に挟み込まれ始める。
【0023】回転体15の回転が、図7(d)に示す位
置(回転角度90度)に達すると、物品収納部12の中
央部がローラ18上に達し、連接シート13は引込みロ
ーラ19とローラ18の間に強く挟み込まれる。
【0024】そして、図7(e)に示すように、更に回
転体15が回転すると、連接シート13は引込みローラ
19とローラ18とによって強く引き込まれ、ついには
図7(f)に示すように、切り取り用のミシン目状穴5
1のところから1個の物品収納部12が切り離される。
これは回転体15の回転速度に比べてローラ18及び引
込みローラ19の回転速度を速くしているために引っ張
り力が生じたためである。
【0025】なお、回転体15の載置部15cの凹部に格
納された、次に送出すべき物品収納部12は押圧部材1
7により閉じ込められているので、切り離しのときの引
っ張り応力によって連接シート13がひっぱられるとし
ても該凹部から外に出ることはない。むしろ、連接シー
ト13の物品収納部12内の物品の大きさの相違などに
より回転体15の載置部15cの凹部に格納される位置が
多少違ったとしても、連接シート13の切り離しのとき
の引っ張りによってその位置ずれを調節することができ
る。
【0026】更に、回転が進むと、図8(g)に示す位
置(回転角度120度)になる。これは前述の図3
(a)に示すような位置と同じ位置にある。このように
して、回転体15が120度回転する度にローラ18及
び引込みローラ19が回転し、連接シート13から1個
分の物品収納部12が送りだされ、かつ、送りだされた
1個分の物品収納部12が切り離される。
【0027】以上のように、本発明の第1の実施例によ
れば、本発明の物品送出装置においては、物品収納部1
2が挟み込まれて送り出されるように設けられた、断面
が円形状のローラ18及び引込みローラ19と、回転体
15の第1の回転軸15aの回転速度と比較して速い回転
速度で互いに反対方向に回転し、かつ付勢力によりロー
ラ18及び引込みローラ19が互いに押圧されるように
動く第2の回転軸18a及び第3の回転軸19aとを有して
いる。このような切離し機構を有しているので、購買者
の力に依存することによる切り離しの不安定性を防止す
ることができる。
【0028】なお、第1の実施例では回転体15として
断面が三角形状のものを用いているが、三角形状以外の
多角形状のものを用いることもできる。また、第3の回
転軸19aが動いて付勢力によりローラ18及び引込みロ
ーラ19が互いに押圧されるようになっているが、第2
の回転軸18aが動くようにしてもよいし、両方の回転軸
18a,19aが動くようにしてもよい。
【0029】(2)第2の実施例 図3,図4は、本発明の第2の実施例に係る物品送出装
置の構成図で、図3は物品送出装置の側面の全体構成図
を示し、図4は物品収納部の切離し機構の斜視構成図で
ある。
【0030】図3,図4において、図1,図2と異なる
ところは、ローラ18及び引込みローラ19の直前に、
物品取出し口20に送出すべき一物品収納部12を連接
シート13から切り離すためのミシン目状切り込み又は
穴51の中央部のみを切り離すための、中央部が突出し
たカッタ21を有していることである。なお、図中他の
符号については、図1,図2と同じ符号で示すものは、
図1,図2と同じものを示す。また、上記ローラ18及
び第2の回転軸18a,引込みローラ19及び第3の回転
軸19a,カッタ21が切り離し機構を構成する。
【0031】以上のような本発明の第2の実施例によれ
ば、ミシン目状切り込み又は穴の中央部のみを予めカッ
タ21により切り離して、一物品収納部12を連接シー
ト13から切り離し易くしておき、この状態で一物品収
納部12をローラ18及び引込みローラ19の間を通過
させることができる。これにより、回転による引っ張り
力で、一物品収納部12を連接シート13から一層容易
に切り離すことができる。従って、連接シート13の物
品収納部12を一個ずつ確実に切り離して物品取出し口
20に送り出すことができる。
【0032】(3)第3の実施例 図9,図10は、本発明の第3の実施例の物品販売機に
ついて説明する構成図である。
【0033】図9は物品販売機の機能ブロック構成図を
示し、図のように、コイン選別装置101は、コイン投
入口61、投入されたコインが所定の種類及び所定の枚
数投入されたか否かを判定するコイン判別部62とから
構成されている。
【0034】また、物品送出装置102は、所定の種類
及び所定の枚数投入されたことをコイン判別部62が判
定したとき回転を許容される回転軸15a、この回転軸15
aを所定の角度回転させるハンドル63、連接シートを
収納する連接シート収納部14と、回転軸15aとともに
回転する回転体15と、連接シートの物品収納部12を
機械的に切り離すための、例えば、図2又は図4に示す
ような切離し機構64と、切り離された連接シートの物
品収納部12を取り出す物品取出し口20とから構成さ
れている。なお、このような物品送出装置102として
例えば、第1の実施例の図1に示すもの又は第2の実施
例の図3に示すものを用いることができる。
【0035】更に、図10は物品販売機の斜視構成図を
示し、図中符号65は物品収納部12を取り付ける際、
又は取り出す際に開閉することのできる、筐体11に設
けられた開閉ふた、66a,66bはそれぞれ開閉ふた65
の鍵,及び鍵66aをかけるための鍵穴、67は物品送出
装置65内を見得る窓である。他の符号については、図
9と同じ符号で示すものは図9と同じものを示してい
る。
【0036】次に、図9及び図10を参照しながら、上
記の物品販売機の使用方法について説明する。まず、コ
イン投入口61からコインを投入する。コイン判別部6
2は投入されたコインが所定の種類及び所定の枚数であ
るとき、回転軸15aの回転を許容する。次に、ハンドル
63を操作して下方に押し下げると、回転軸15aが所定
の角度だけ回転する。これにより回転体15も回転し、
連接シート13の物品収納部12一個分が切離し機構6
4により切り離されて物品取出し口20に送出される。
【0037】このように、本発明の第3の実施例の物品
販売機によれば、コイン選択装置61に所定の金銭が投
入されたときのみ、ハンドル63操作によって回転体1
5が回転して連接シート13が送出されるので、簡易な
自動販売機に最適である。
【0038】また、開閉ふた65の開閉により連接シー
ト収納部14を横から取り替えることができるので、販
売側や運搬側の手間を大幅に省くことができる。
【0039】
【効果】以上のように、本発明の物品送出装置によれ
ば、押圧部材により連接シートの物品収納部を第1の回
転体の載置部に押圧するとともに、一方で、第2及び第
3の回転体により他の物品収納部を押圧し、かつ第2及
び第3の回転体の回転速度を第1の回転速度よりも大き
くすることにより、連接シートに引っ張り応力を与え
て、ミシン目状切り込み又は穴から一物品収納部を容易
に切り離すことができる。このような切離し機構を有し
ているので、購買者の力に依存することにより切り離し
の不安定性を防止することができる。
【0040】また、第2及び第3の回転体の直前に、物
品取出し口に送出すべき一物品収納部を連接シートから
切り離すためのミシン目状切り込み又は穴の中央部のみ
を切り離すための、中央部が突出したカッタを有してい
るので、回転による引っ張り力で、一物品収納部を連接
シートから一層容易に切り離すことができる。これによ
り、連接シートの物品収納部を一個ずつ確実に切り離し
て物品取出し口に送り出すことができる。
【0041】更に、本発明の物品販売機によれば、コイ
ン選別装置に所定の金銭が投入されたときのみ、ハンド
ル操作によって回転体が回転して連接シートが送出され
るので、簡易な自動販売機に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る物品送出装置の全
体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る切離し機構の斜視
構成図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る物品送出装置の全
体構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る切離し機構の斜視
構成図である。
【図5】本発明の第1及び第2の実施例に係る連接シー
トの説明図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る物品送り出し/切
離し機構の動作説明図(その1)である。
【図7】本発明の第1の実施例に係る物品送り出し/切
離し機構の動作説明図(その2)である。
【図8】本発明の第1の実施例に係る物品送り出し/切
離し機構の動作説明図(その3)である。
【図9】本発明の第3の実施例に係る物品販売機の機能
ブロック構成図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る物品販売機の斜
視構成図である。
【図11】従来例の物品送出装置について説明する構成
図である。
【符号の説明】 11 筐体、 12 物品収納部、 13 連接シート、 14 連接シート収納部、 15 回転体(第1の回転体)、 16 ガイドローラ、 16a,17a 回転軸、 16b,17b アーム、 16c,17c 軸、 17 押圧部材、 17d 連結部材、 18 ローラ(第2の回転体)、 18a 第2の回転軸、 19 引込みローラ(第3の回転体)、 19a 第3の回転軸、 20 物品取出し口、 21 カッタ、 51 ミシン目状穴(ミシン目状切り込み又は穴)、 52 ヒートシール部、 53 物品、 61 コイン投入部、 62 コイン判別部、 63 ハンドル、 64 切離し機構、 101 コイン選択装置、 102 物品送出装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永野 良博 東京都文京区小石川四丁目十四番十二号 共同印刷株式会社内 (72)発明者 鈴木 雅夫 東京都文京区小石川四丁目十四番十二号 共同印刷株式会社内 (72)発明者 今関 敦道 東京都文京区小石川四丁目十四番十二号 共同印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−17066(JP,A) 特開 昭63−153694(JP,A) 実開 昭49−51299(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 11/00 - 11/72 B41J 11/66

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に形成された各物品収納部毎に一
    定の間隔をおいて切り離しのためのミシン目状切り込み
    又は穴が形成された連接シートを収納する連接シート収
    納部と、 中心軸に平行な面が送出すべき前記連接シートの物品収
    納部を載置するための載置部となっており、断面が三角
    形状又は多角形状の第1の回転体と、 前記第1の回転体の中心軸に沿って設けられ、前記第1
    の回転体を所定の角度回転させることにより、前記連接
    シートの一物品収納部の長さを送出する第1の回転軸
    と、 付勢力により前記連接シートの物品収納部を前記第1の
    回転体の載置部に押圧する押圧部材と、 前記第1の回転体により送出された一物品収納部を切り
    離すための切離し機構部と、 前記切り離された一物品収納部を取り出すための物品取
    出し口とを有する物品送出装置であって、 前記切離し機構部は、中心軸に平行な面に前記物品収納
    部が挟み込まれて送り出されるように設けられた、断面
    が円形状の第2及び第3の回転体と、前記第2及び第3
    の回転体にそれぞれ設けられ、前記第1の回転軸の回転
    速度と比較して速い回転速度で互いに反対方向に回転す
    る第2及び第3の回転軸とを有し、 前記第2及び第3の回転軸のうち少なくとも何れか一方
    は、前記第2又は第3の回転体の中心軸に垂直な方向に
    動くようになっていることを特徴とする物品送出装置。
  2. 【請求項2】 前記第2及び第3の回転体に挟まれた、
    前記物品取出し口に送出すべき一物品収納部の直後に設
    けられた前記連接シートのミシン目状切り込み又は穴の
    中央部のみを切り離すための、中央部が突出したカッタ
    を、前記第2及び第3の回転体の直前に有することを特
    徴とする請求項1記載の物品送出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の物品送出
    装置とコイン選別装置とからなり該コイン選別装置に所
    定の金銭が投入されたときのみ、ハンドルの操作により
    又は自動的に前記第1の回転体が回転して前記連接シー
    トが送出されることを特徴とする物品販売機。
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