JP2793246B2 - 連続用紙の搬送装置 - Google Patents

連続用紙の搬送装置

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JP2793246B2
JP2793246B2 JP1099396A JP9939689A JP2793246B2 JP 2793246 B2 JP2793246 B2 JP 2793246B2 JP 1099396 A JP1099396 A JP 1099396A JP 9939689 A JP9939689 A JP 9939689A JP 2793246 B2 JP2793246 B2 JP 2793246B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、たとえばミシン目などの非連続の切り込み
からなる裂断部が所定ピッチで形成されている連続用紙
を搬送するとともに、必要に応じて裂断部から裂断する
ことができる機能を有した連続用紙の搬送装置に関す
る。
(従来の技術) 通常、自動預出金機においては、利用者がカード取引
を行った場合、口座番号や取引内容などの取引情報を印
字した2枚重ねのジャーナル用紙に印字し、一方を連続
用紙のまま控え伝票としてリールに巻取り、また、他方
を利用者にレシートとして発行されるようになってい
る。また、リールに巻取られた控え伝票は、たとえば、
1日の取引が終了した時点で取り外して回収するように
している。
以前は、リールに巻取った控え伝票を回収する際に
は、連続用紙をリール部より搬送方向上流側に設けたカ
ッタ機構を用いて切断していた。しかし、連続用紙をカ
ッタ機構のカッタ刃間を通して搬送する構成だと、カッ
タ刃に連続用紙が引掛かって紙詰まりが発生することが
ある。また、定期的なカッタ刃の交換が必要となってメ
インテナンスが面倒であるなどの問題があった。
そこで、近時、第5図に示すように、たとえばミシン
目などの非連続の切り込みからなる裂断部a…が所定ピ
ッチで形成された連続用紙bを、中央部が太く両端部に
行くにつれて細くなく太鼓型ローラcに巻掛け、連続用
紙bと接する中央部分dに搬送による張力を集中させる
ことにより、裂断部aの中央部から裂断させて切り離す
ものが開発された。
しかし、太鼓型ローラcを用いた場合、連続用紙bの
張力が中央部dの1点に集中してしまい、搬送途中にお
いて連続用紙bに対する張力が何等かの原因で多少でも
増加すると容易に切断されてしまうといった問題があっ
た。
(発明が解決しようとする課題) このように、太鼓型ローラを使用した従来の連続用紙
の搬送装置においては、連続用紙の搬送中に張力が何等
かの原因で多少でも増加すると容易に切断されてしまう
ことがあった。このため、この連続用紙の搬送装置を自
動預出金機の控え伝票の搬送用に適用した場合、控え伝
票が搬送途中で切れてリールに巻取ることができなくな
り、取引を中断しなければならなくなるといった重大な
問題があった。
そこで、この発明は、非連続の切り込みからなる裂断
部が所定ピッチで形成されている連続用紙の不用意な裂
断を防止して確実に搬送でき、しかも、必要に応じて裂
断部から確実に裂断することができる機能を有する連続
用紙の搬送装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するために、非連続の切り
込みからなる裂断部が所定ピッチで形成されている連続
用紙を搬送する第1及び第2の搬送手段を有し、前記第
2の搬送手段は、前記第1の搬送手段にて搬送される連
続用紙に張力を作用させてこの連続用紙を更に搬送する
もので、かつ前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段
とは、連続用紙の相対的搬送速度を変更可能な構成を有
する搬送手段と、前記第1の搬送手段と前記第2の搬送
手段との間に設けられ、前記連続用紙の裂断部に沿って
裂断するために、複数の大径部と複数の小径部とが交互
に形成され、前記搬送手段にて搬送される連続用紙と接
触する複数の接触部と連続用紙と接触しない複数の非接
触部とを有するとともに、その両端部に他の接触部より
も幅広く構成された接触部を有する裂断用ローラと、前
記連続用紙の裂断部を前記裂断用ローラで裂断する際
に、前記第1の搬送手段と第2の搬送手段との連続用紙
の相対的搬送速度を変更して、前記第2の搬送手段によ
って作用される連続用紙の張力を増大させる処理手段
と、を具備する構成としたものである。
また、本発明は、非連続の切り込みからなる裂断部が
所定ピッチで形成されている連続用紙を搬送する第1及
び第2の搬送手段を有し、前記第2の搬送手段は、前記
第1の搬送手段にて搬送される連続用紙に張力を作用さ
せてこの連続用紙を更に搬送するもので、かつ前記第1
の搬送手段と前記第2の搬送手段とは、連続用紙の相対
的搬送速度を変更可能な構成を有する搬送手段と、前記
第1の搬送手段と前記第2の搬送手段との間に設けら
れ、前記連続用紙の裂断部に沿って裂断するために、複
数の大径部と複数の小径部とが交互に形成され、前記搬
送手段にて搬送される連続用紙と接触する複数の接触部
と連続用紙と接触しない複数の非接触部とを有する裂断
用ローラと、この裂断用ローラと接触して設けられ、裂
断用ローラとの間で裂断後の連続用紙を狭持する押さえ
ローラと、前記連続用紙の裂断部を前記裂断用ローラで
裂断する際に、前記第1の搬送手段と第2の搬送手段と
の連続用紙の相対的搬送速度を変更して、前記第2の搬
送手段によって作用される連続用紙の張力を増大させる
処理手段と、を具備する構成としたものである。
さらに、本発明は、非連続の切り込みからなる裂断部
が所定ピッチで形成されている連続用紙を搬送する第1
及び第2の搬送手段を有し、前記第2の搬送手段は、前
記第1の搬送手段にて搬送される連続用紙に張力を作用
させてこの連続用紙を更に搬送するもので、かつ前記第
1の搬送手段と前記第2の搬送手段とは、連続用紙の相
対的搬送速度を変更可能な構成を有する搬送手段と、前
記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段との間で連続用
紙がくの字形に巻掛けられた状態で設けられ、前記連続
用紙の裂断部に沿って裂断するために、複数の大径部と
複数の小径部とが交互に形成され、前記搬送手段にて搬
送される連続用紙と接触する複数の接触部と連続用紙と
接触しない複数の非接触部とを有する裂断用ローラと、
前記連続用紙の裂断部を前記裂断用ローラで裂断する際
に、前記第1の搬送手段と第2の搬送手段との連続用紙
の相対的搬送速度を変更して、前記第2の搬送手段によ
って作用される連続用紙の張力を増大させる処理手段
と、を具備する構成としたものである。
(作用) 連続用紙が巻掛けられる裂断用ローラが、連続用紙の
搬送方向に交差する方向に接触する複数の接触部を有す
る構成のため、搬送中に連続用紙にかかる張力の集中は
複数個所に分散され、連続用紙の張力が多少変化しても
裂断部から裂断されることなく確実に搬送される。ま
た、裂断時には、第2の搬送手段の搬送速度を上げるな
どして張力を一定値以上増加させることにより、裂断用
ローラの複数の接触部近傍で裂断を開始し裂断部から裂
断可能となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第4図を参照
して説明する。
第2図は、本発明の搬送装置Aを適用したカード伝票
ユニット1を示し、このカード伝票ユニット1は図示し
ない自動預出金機などに組込まれる。また、その内部に
はカード挿入口2から挿入されたカードCを搬送するカ
ード搬送路3が設けられている。このカード搬送路3に
は、カードCの搬送方向に沿って所定間隔を存して第1
ないし第4の搬送ローラ対4,5,6,7が配設されている。
第1の搬送ローラ対4に対応する位置には、カードC
が挿入されたことを検出するためのカード挿入検出器8
と、カードCの正規の位置に磁気テープが張付けられて
いることを検出するための磁気検出器9とが配設されて
いる。また、第1の搬送ローラ対4と第2の搬送ローラ
対5との間には、カードCの挿入を規制または許可する
シャッタ10が設けられている。さらに、第2の搬送ロー
ラ対5と第3の搬送ローラ対6との間には、ICカードに
対して情報の読み出し、および書込みを行うコンタクト
11が設けられている。また、第3の搬送ローラ対6と対
応する位置には、上下に分けて磁気ヘッド12,13が配設
されている。また、第4の搬送ローラ対7の後方部に
は、カード回収庫14が設けられている。
また、カード伝票ユニット1内の後方部には、伝票収
納部20が設けられている。この伝票収納部20内には、ジ
ャーナル用紙21が折畳んだ状態で収納されている。ジャ
ーナル用紙21は、感圧発色式の2枚重ねの折畳み用紙
で、連続用紙としての上紙21aと適宜切断される下紙21b
とからなり、伝票収納部20から取出されてスプロケット
22に掛渡されている。ジャーナル用紙21は分離ゲート23
により上下に分離され、下紙21bはカッター24内に挿入
されたのち、印字部25で上紙21aと再び重ね合わされて
インプリント部26に送られるようになっている。
また、インプリント部26の近傍には、ジャーナル用紙
21を再び上紙21aと下紙21bに分離する分離ゲート27が設
けられている。この分離ゲート27で分離された下紙21b
はレシート搬送路28に沿って搬送され、レシート排出口
29から排出されるようになっている。前記レシート搬送
路28は発行されたレシートRを利用者が取り忘れたと
き、及び利用者がCRT表示部(図示しない)でレシート
Rの発行は不要であるとのキー操作を行ったときは、逆
回転されるようになっている。
また、分離ゲート27で分離された上紙21aは、巻上げ
用リール30に巻上げられるようになっている。また、巻
上げ用リール30は、巻付け機構38を備えている。すなわ
ち、両側部にガイドアーム31,31を備え、これらガイド
アーム31,31は支点32,32を中心として回動自在に支持さ
れ、その回動端には巻取シャフト33に押圧される押圧用
ローラ34がそれぞれ取付けられている。そして、分離ゲ
ート27で分離された上紙21aは、上記ガイドアーム31に
沿って巻取シャフト33に案内され、押圧用ローラ34によ
り巻取シャフト33に押付けられて巻取られるようになっ
ている。
一方、巻上げ用リール30の前方部には、レシート回収
庫35が設けられている。このレシート回収庫35は、回収
用搬送路36を介してレシート搬送路28に接続されてい
る。また、回収用搬送路36の導入部には、回収ゲート37
が設けられている。前記回収ゲート37は、発行されたレ
シートRを利用者が取り忘れたとき、及び利用者がCRT
表示部でレシートRの発行は不要であるとのキー操作を
行ったときは、下方に回動されて逆送されるレシートR
を回収用搬送路36に導くようになっている。
しかして、利用者が取引する場合には、まず、カラー
CRT表示部によって表示される操作手順に従ってキー操
作を行うとともにカードCをカード挿入口2から挿入す
る。このカード挿入口2から挿入されたカードCは挿入
検出器8で検出されるとともに、磁気検出器9によりカ
ードCに正規の磁気が検出されると、シャッタ7が開
き、カードCの挿入を許可するとともに、第1ないし第
4の搬送ローラ対4〜7が取込み方向に回転し、カード
Cが取込まれる。
なお、上記カードCは磁気カードでもICカードでもよ
い。ICカードの場合にはカード挿入時に磁気検出器12は
無視される。カードCは取込まれると、そのカードCの
種類に対応して情報の読み出しおよび書込みが行われ
る。すなわち、磁気テープが表に貼ってある場合には磁
気ヘッド12、裏に貼ってある場合は、磁気ヘッド13、IC
カードの場合にはコンタクト11により情報の読み出しお
よび書込みが行なわれる。
取込まれたカードCは、情報の読みだしが行われる
と、さらに、カード搬送路3を取込み搬送され、インプ
リント部26に搬送される。
一方、このときには、スプロケットホイール22が回転
され、ジャーナル用紙21の下紙21bはカッター24の内部
を通過するとともに、上紙21aはカッター24の上部を通
過して、印字部25に送られ、この印字部25で再び上紙21
aと下紙21bとが重ね合わされる。しかる後、この印字部
25で、ジャーナル用紙21に対し、取引記録が印字され、
上紙21aおよび下紙21bには同一内容の印字が行われる。
そして、この印字を終えたジャーナル用紙21は、インプ
リント部26に送られて上記カードC上に重ね合わされ
る。このインプリント部26では、ジャーナル用紙21の上
面が加圧ローラ26aによって押圧され、カードCのエン
ボスが写し取られる。ジャーナル用紙21は加圧発色式で
あるため、2枚合わせて写し取られる。
これにより、ジャーナル用紙21は、印字およびインプ
リントが終了する。しかる後、ジャーナル用紙21の下紙
21aは、カッター24により、今回取引分だけが切断され
てレシートRとして利用者に発行される。すなわち、分
離ゲート27によりジャーナル用紙21は分離され、下紙21
bはレシートRとしてレシート搬送路28の方向に搬送さ
れる。また、ジャーナル用紙21の上紙21aは、分離ゲー
ト27により上方にガイドされ、巻上げ用リール30に巻き
上げられる。
巻上げ用リール30により巻上げられたジャーナル用紙
21の上紙21aは、銀行の取引記録として連続したまま巻
き取られる。
一方、レシート搬送器28に搬送されたレシートRは取
引が終了すると、レシート放出口29から放出され、利用
者に発行される。取引が終了すると、カードCはカード
挿入口2から返却される。カード挿入口2に返却された
カードCは利用者により抜き取られる。
もし、利用者が返却されたカードCの抜き取りを忘れ
た場合には、カードCは再度取込まれ、カード回収部14
に回収される。
このカード回収部14には取忘れのカードだけではな
く、ホストコンピュータの指令等により回収が必要であ
ると指示された場合にもカードが回収される。
また、放出されたレシートRは利用者により抜きとら
れるが、万が一利用者が取り忘れたときは、レシート搬
送路28が逆転し、装置内に取込まれる。この取込まれた
レシートRはレシート搬送路28の途中にある回収ゲート
37により回収搬送路36方向に搬送される。回収搬送路36
に搬送されたレシートRは、さらに、搬送されレシート
回収庫35に回収される。
また、前記ジャーナル用紙21を搬送する搬送装置A
は、ミシン目などの非連続の切り込みからなる裂断部40
…が所定ピッチで形成されている連続用紙としての上紙
21aを、不用意に裂断することなく確実に巻上げ用リー
ル30に巻上げるように搬送できるようになっている。ま
た、たとえば銀行の一日の取引が終了した時など、巻上
げ用リール30に巻上げた上紙21a、すなわち、控え伝票
を回収する際には、上紙21aを後述するように裂断部40
から裂断させることができるようになっている。
つぎに、搬送装置Aに付いて、第1図、第3図および
第4図を加えて詳細に説明する。第1図および第4図に
おいては2枚重ねの用紙からなるジャーナル用紙21の上
紙21aのみ記し、利用者にレシートRとして発行される
下紙21bについては省略してある。
すなわち、搬送装置Aは、前記スプロケット22からな
りジャーナル用紙21をその両側部に設けられた送り孔41
…,41…を介して搬送する第1の搬送手段42と、この第
1の搬送手段42の上紙21aの搬送方向に設けられた前記
巻上げ用リール30およびこの手前側に配置された搬送ロ
ーラ対43からなり第1の搬送手段42との相対的な搬送速
度を選択的に相違させることができる第2の搬送手段44
と、この第2の搬送手段44と前記第1の搬送手段42との
間に連続状態にある上紙21aが巻掛けられた裂断用ロー
ラ45を具備した構成となっている。
第2の搬送手段44の構成部材である搬送ローラ対43
は、駆動ローラ43aと、これに転接するピンチローラ43b
とで構成されているとともに、ピンチローラ43bは第3
図に示すようにソレノイド46を駆動源として回動するピ
ンチレバー47によりの回動動作に伴って駆動ローラ43a
に接離するようになっている。
また、駆動ローラ43aと巻上げ用リール30とは同一駆
動源で駆動されている。すなわち、第1図に示すように
駆動源であるモータ50の駆動力が歯車51,52およびトル
クリミッタ53からなる第1の駆動力伝達系54を介して巻
上げ用リール30に伝達され、巻取方向(矢印a方向)に
駆動されるようになっている。また、モータ50の駆動力
が歯車51,55,56からなる第2の駆動力伝達系57を介して
駆動ローラ43aに伝達されるようになっている。
第1の駆動力伝達系54に組込まれたトルクリミッタ53
は、上紙21aの巻上げ時の張力がある一定値以上になる
と巻上げ用リール30を回転させないようにするもので、
上紙21aが裂断部40…から不用意に裂断しないような構
成となっている。
また、裂断用ローラ45は、第4図に詳図するように、
複数の紡錘ローラを並べたように大径部と小径部を交互
に形成して、上紙21aに接触する5つの接触部45a〜45e
と、上紙21aに接触しない4つの非接触部46a〜46dとを
有した形状となっている。また、上紙21の両側部に接す
る第1の接触部45aと第5の接触部45dは、他の部分より
若干幅広く形成されており、不用意な裂断を防止する効
果を高めている。
また、裂断用ローラ45の下面側には、上紙21aを挟持
する状態に押えローラ60が配置されていて、裂断後の上
紙21aの先端を保持できるようになっている。
しかして、通常の取引時においては、第2の搬送手段
44のソレノイド46はOFF状態でピンチレバー47は引かれ
ておらず第3図の実線状態にある。したがって、ピンチ
ローラ43bは駆動ローラ43aから離間した状態にあるた
め、駆動ローラ43aが回転しているにも係わらず搬送力
は無い。従って、この時の第1搬送手段42であるスプロ
ケット22と第2搬送手段44の巻上げ用リール30の巻上げ
に伴う搬送速度は同じである。したがって、上紙21aに
はある一定値以上、すなわち、裂断部40から裂断される
ような張力を発生することなく駆動ローラ43aの表面を
滑りながら巻上げ用リール30に巻き上げられる。
また、控え伝票の回収時など上紙21aを裂断部40から
裂断させるには、図示しないオペレータモニタに配置さ
れた裂断ボタンを押して前記ソレノイド46をONさせる。
これにより、ピンチレバー47が引かれて第3図の破線で
示すようにピンチローラ43bを駆動ローラ43aに押付けら
れ、搬送ローラ対43は搬送力を持つ。これにより、第2
搬送手段44は、巻上げ用リール30の巻上げ力より強い搬
送力に変わる。一方、上紙21aに形成された裂断部40が
裂断ローラ45との接触位置を若干越えた位置で第1の搬
送手段42を構成するスプロケット22の回転が停止する。
これに伴い、上紙21aに作用される張力は徐々に増大
し、増大するにつれて裂断ローラ45にくの字形に巻掛け
られた上紙21aの張力は搬送方向に交差する方向によっ
て不均一になり、裂断ローラ45の大径部からなる接触部
45a〜45eにおいて最大となる。このため、第4図中C…
で示すように接触部45a〜45eの近傍部分から裂断が開始
され、上紙21aは裂断部40に沿って裂断されることにな
る。
また、次の取引を再開すべく再び上紙21aを巻上げ用
リール30で巻取る際には、スプロケット22を駆動すると
同時に分離ゲート27を第3図の実線状態に動かすことに
より上紙21aの先端を上方に案内する。このとき搬送ロ
ーラ対43のピンチローラ43bは駆動ローラ43aから離間し
た状態にあり、上紙21aはこの間を通り、巻付け機構38
により巻上げ用リール30の巻取シャフト33に再度巻付け
られ、巻取りが可能な状態となる。
なお、本発明は、上記一実施例に限るものでない。た
とえば、連続用紙として送り孔付きの控え伝票(上紙21
a)に適用した場合について説明したが、これに限るも
のでなく、また、裂断ローラ45は複数の紡錘形のローラ
を連結したような構成としたが、複数個の接触点と非接
触点を持つローラであれば他の形状であっても良い。
その他、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なこ
とは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、非連続の切り
込みからなる裂断部が所定ピッチで形成されている連続
用紙の不用意な裂断が防止できて確実に搬送でき、しか
も、必要に応じて裂断部から確実に裂断することができ
る機能を有する連続紙の搬送装置を提供できるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は搬送装置の概略的斜視図、第2図は搬送装置を
適用したカード伝票ユニットを示す構成図、第3図は搬
送装置の概略的側面図、第4図は要部の斜視図、第5図
は従来の裂断機構の斜視図である。 A……搬送装置、21a……連続用紙(上紙)、42……第
1の搬送手段、44……第2の搬送手段、45……裂断ロー
ラ、45a〜45e……接触部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 11/66 - 11/70 B41J 15/04 - 15/16 B26F 3/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非連続の切り込みからなる裂断部が所定ピ
    ッチで形成されている連続用紙を搬送する第1及び第2
    の搬送手段を有し、前記第2の搬送手段は、前記第1の
    搬送手段にて搬送される連続用紙に張力を作用させてこ
    の連続用紙を更に搬送するもので、かつ前記第1の搬送
    手段と前記第2の搬送手段とは、連続用紙の相対的搬送
    速度を変更可能な構成を有する搬送手段と、 前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段との間に設け
    られ、前記連続用紙の裂断部に沿って裂断するために、
    複数の大径部と複数の小径部とが交互に形成され、前記
    搬送手段にて搬送される連続用紙と接触する複数の接触
    部と連続用紙と接触しない複数の非接触部とを有すると
    ともに、その両端部に他の接触部よりも幅広く構成され
    た接触部を有する裂断用ローラと、 前記連続用紙の裂断部を前記裂断用ローラで裂断する際
    に、前記第1の搬送手段と第2の搬送手段との連続用紙
    の相対的搬送速度を変更して、前記第2の搬送手段によ
    って作用される連続用紙の張力を増大させる処理手段
    と、 を具備したことを特徴とする連続用紙の搬送装置。
  2. 【請求項2】非連続の切り込みからなる裂断部が所定ピ
    ッチで形成されている連続用紙を搬送する第1及び第2
    の搬送手段を有し、前記第2の搬送手段は、前記第1の
    搬送手段にて搬送される連続用紙に張力を作用させてこ
    の連続用紙を更に搬送するもので、かつ前記第1の搬送
    手段と前記第2の搬送手段とは、連続用紙の相対的搬送
    速度を変更可能な構成を有する搬送手段と、 前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段との間に設け
    られ、前記連続用紙の裂断部に沿って裂断するために、
    複数の大径部と複数の小径部とが交互に形成され、前記
    搬送手段にて搬送される連続用紙と接触する複数の接触
    部と連続用紙と接触しない複数の非接触部とを有する裂
    断用ローラと、 この裂断用ローラと接触して設けられ、裂断用ローラと
    の間で裂断後の連続用紙を狭持する押さえローラと、 前記連続用紙の裂断部を前記裂断用ローラで裂断する際
    に、前記第1の搬送手段と第2の搬送手段との連続用紙
    の相対的搬送速度を変更して、前記第2の搬送手段によ
    って作用される連続用紙の張力を増大させる処理手段
    と、 を具備したことを特徴とする連続用紙の搬送装置。
  3. 【請求項3】非連続の切り込みからなる裂断部が所定ピ
    ッチで形成されている連続用紙を搬送する第1及び第2
    の搬送手段を有し、前記第2の搬送手段は、前記第1の
    搬送手段にて搬送される連続用紙に張力を作用させてこ
    の連続用紙を更に搬送するもので、かつ前記第1の搬送
    手段と前記第2の搬送手段とは、連続用紙の相対的搬送
    速度を変更可能な構成を有する搬送手段と、 前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段との間で連続
    用紙がくの字形に巻掛けられた状態で設けられ、前記連
    続用紙の裂断部に沿って裂断するために、複数の大径部
    と複数の小径部とが交互に形成され、前記搬送手段にて
    搬送される連続用紙と接触する複数の接触部と連続用紙
    と接触しない複数の非接触部とを有する裂断用ローラ
    と、 前記連続用紙の裂断部を前記裂断用ローラで裂断する際
    に、前記第1の搬送手段と第2の搬送手段との連続用紙
    の相対的搬送速度を変更して、前記第2の搬送手段によ
    って作用される連続用紙の張力を増大させる処理手段
    と、 を具備したことを特徴とする連続用紙の搬送装置。
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