JP3021058U - バインダーのロック具 - Google Patents

バインダーのロック具

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バインダーに綴じられている各種書類を閲覧
に供するとき、閲覧者が綴じ込まれた各種書類を無断で
複写したり外部に持ち出したりするのを防止できるバイ
ンダーのロック具を提供する。 【構成】 綴じ体2を開閉操作する操作体5の回動軌跡
内に挿入され、操作体5の回動操作で綴じ体2を開放し
ようとするとき、操作体5と干渉して前記綴じ体2の開
放を阻止するロック体61を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば官庁などでバインダーに綴じられている各種書類を閲覧に 供するとき、閲覧者が書類をバインダーから勝手に取出して複写したり外部に持 ち出したりするのを防止するために用いるバインダーのロック具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種バインダーは、表表紙と裏表紙及び背表紙を備えた表紙本体と、 互いに回動可能に連結された各基板から齟齬状に突出する綴杆をもつ綴じ体と、 該綴じ体の一方側基板に枢支され、回動操作により他方側基板に対し係脱して綴 じ体を開閉操作する操作体とから構成されている。
【0003】 そして、官庁などで各種書類を閲覧に供するときには、前記操作体の回動操作 で綴じ体を開放し、その各綴杆に各種書類を挿通させてから、前記綴じ体を閉鎖 することにより各種書類をバインダーに綴じ込み、斯かる状態で書棚等に保管し ておき、閲覧要望時にバインダーごと閲覧者に手渡すようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、以上のバインダーでは、閲覧者が操作体を回動操作するだけで前記 綴じ体を自由に開閉操作できるため、この綴じ体を閲覧者が勝手に開放して、綴 じ込まれた各種書類を無断で複写したり外部に持ち出したりすることがあった。
【0005】 この考案の目的は、綴じ体の勝手な開放操作を阻止して、閲覧者が綴じ込まれ た各種書類を無断で複写したり外部に持ち出したりするのを防止することができ るバインダーのロック具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため、請求項1記載の考案は、表表紙11,裏表紙12 及び背表紙13から成る表紙本体1と、互いに回動可能に連結された基板3,4 から齟齬状に突出する綴杆31,41をもつ綴じ体2と、該綴じ体2における一 方の基板に枢支され、回動操作により他方の基板に対し係脱して綴じ体2を開閉 操作する操作体5とを備えたバインダーのロック具であって、前記操作体5の回 動軌跡内に挿入され、該操作体5の回動操作で綴じ体2を開放しようとするとき 、前記操作体5と干渉して前記綴じ体2の開放を阻止するロック体61を備えて いる。
【0007】 請求項2記載の考案では、前記ロック体61を、前記綴じ体2の閉鎖位置にお いて、該綴じ体2の基板3,4と操作体5との間の空間に挿入可能な大きさに形 成している。
【0008】 請求項3記載の考案では、前記ロック体61を、前記綴じ体2の半開き位置に おいて、該綴じ体2の基板3,4と操作体5との間の空間に挿入可能な大きさに 形成している。
【0009】 請求項4記載の考案では、前記ロック体61に、該ロック体61のバインダー への挿入時に前記綴じ体2の長手方向外方に突出する把握部63を設けている。 請求項5記載の考案では、前記ロック体61に、該ロック体61と対向し、こ のロック体61との間で前記背表紙13を挟持する挟持片62を設けている。
【0010】 請求項6記載の考案では、前記ロック体61に、該ロック体61の把握部63 側端部が前記綴じ体2に係合する抜止部65を設けている。
【0011】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、例えば官庁などでバインダーに綴じられている 各種書類を閲覧に供するとき、ロック具のロック体61を操作体5の回動軌跡内 に挿入した状態でバインダーごと閲覧者に手渡すことにより、たとえ閲覧者が操 作体5を回動操作して綴じ体2を開こうとしても、前記ロック体61が前記操作 体5に干渉するため、該操作体5の回動操作が不能となって、前記綴じ体2を勝 手には開くことができず、従って、閲覧者が綴じ込まれた各種書類を無断で複写 したり外部に持ち出したりするのをロック体の挿入のみの操作で、簡易かつ有効 に防止することができる。
【0012】 請求項2記載の考案によれば、前記綴じ体2の各綴杆31,41を閉鎖した状 態で、該綴じ体2の基板3,4と操作体5との間の空間に前記ロック体61を挿 入して、該ロック体61で前記操作体5のロック操作を行うことができるため、 操作体5の回動操作を全く行えないようにできて、前記綴じ体2が閉鎖状態から 開放されて各種書類が勝手に取出されるのを確実に阻止できる。
【0013】 請求項3記載の考案によれば、前記綴じ体2を半開き状とすることにより表表 紙11と裏表紙12との開き角度を大として綴じ込まれた各種書類の閲覧を容易 に行うことができながら、綴じ体2が半開き状態から全開されて各種書類が勝手 に取出されるのを確実に阻止することができる。
【0014】 請求項4記載の考案によれば、前記ロック体61に把握部63を設けたことに より、該把握部63を把持しながら前記ロック体61の前記空間への出し入れ作 業を簡単に行うことができて、このロック体61によるロック操作とロック解除 操作とを速やかに行うことができ、しかも、前記ロック体61を前記空間に挿入 してロック操作を行ったとき、前記把握部63は綴じ体2の長手方向外方側にバ インダーから突出状に位置されて目立つため、該把握部63の存在を外部から確 認し易くなって、前記ロック体61による前記綴じ体2のロック及び非ロック状 態を容易に知ることができ、該綴じ体2から各種書類が勝手に取出されるのを抑 制することができる。
【0015】 請求項5記載の考案によれば、前記ロック体61と挟持片62とを前記背表紙 13に挟持することができるため、前記ロック体の保持を確実ならしめて前記ロ ック体61が閲覧時などに不用意に離脱するのをなくし、前記綴じ体2の勝手な 開放を防止できて各種書類が勝手に取出されるのを阻止することができる。
【0016】 請求項6記載の考案によれば、前記綴じ体2に前記ロック体61に設けた抜止 部65を係止することにより、このロック体61が前記綴じ体2から脱落するの を有効に阻止できて、前記綴じ体2の勝手な開放を防止することができる。
【0017】
【実施例】
図1に示したバインダーは、1枚の合成樹脂,紙,布又はこれらの複合部材か ら成る表紙本体1と、各種書類を綴じ込む綴じ体2と、回動操作により綴じ体2 を開閉操作する操作体5とを備えている。
【0018】 更に詳述すると、各図の実施例で示す前記表紙本体1は、表表紙11と裏表紙 12及び背表紙13から成り、これら表,裏表紙11,12と背表紙13との間 には、前記綴じ体2を取付ける左右一対の取付部14,14をそれぞれ設けて、 該各取付部14の左右両側で前記背表紙13との境界部位に薄肉の第1ヒンジ部 15,15を形成すると共に、前記各取付部14の中間部位に薄肉の第2ヒンジ 部16,16を設け、また、前記各取付部14と表,裏表紙11,12との境界 部位には同じく薄肉の第3ヒンジ部17,17を形成して、これら第1〜第3ヒ ンジ部15,16,17を介して前記背表紙13側に対し前記取付部14と表, 裏表紙11,13とをそれぞれ折り曲げ自由としている。
【0019】 また、前記綴じ体2は、蝶番20を介して互いに回動可能に連結され、前記表 紙本体1の左右取付部14,14にそれぞれカシメ止めされる長尺な左右一対の 第1及び第2基板3,4を備え、これら各基板3,4に各種書類を綴じ込むため の複数の綴杆31,41を互いに齟齬状に突設すると共に、前記第1基板3の長 さ方向両端には、前記操作体5を回動可能に支持させる前後一対の支持片32, 32をそれぞれ一体状に設けて、該各支持片32の背表紙13側には起立片33 を一体形成している。
【0020】 一方、前記第2基板4の長さ方向両端には、それぞれ概略円弧形状とした前後 一対の係合片42,42を一体状に設けて、該各係合片42の内面側に、その取 付基部側から先端側にかけて前記操作体5を選択的に係脱させる2つの第1及び 第2係合溝43,44をそれぞれ形成して、この第1係合溝43に前記操作体5 を係止することにより、前記綴じ体2つまり各綴杆31,41を図3のように全 閉状態に保持し、また、前記第2係合溝44に前記操作体5を係止することによ り、前記各綴杆31,41を図4のように半開き状態に保持し、さらに、前記操 作体5を前記各係合溝43,44から離脱させることにより、図5のように前記 各綴杆31,41を開放させるようにしている。また、前記第2基板4には、前 記各係合片42の背表紙13側に、後述するロック体61が係止される起立片4 5を一体形成している。
【0021】 更に、前記操作体5は、前記背表紙13に沿って延びる長尺な係止杆51と、 該係止杆51の長さ方向両端に直交状に設けられた一対の脚部52,52とで概 略コ字形状に形成され、これら各脚部52の先端側一部を前記第1基板3の各支 持片32,32に回動可能に挿入して、その挿入部位を中心に各脚部52を回動 させながら、前記係止杆51を前記第2基板4の第1,第2係合溝43,44に 選択的に係止させるようにしている。
【0022】 しかして、前記バインダーの綴じ体2に綴じられている各種書類の勝手な取出 しを防止するロック具6を、次のように構成したのである。
【0023】 即ち、前記ロック具6は、その全体を例えば合成樹脂などで形成するのであっ て、図2で明らかにしたように、前記綴じ体2の操作体5が支持される第1基板 3と操作体5との間でその回動軌跡内に介入され、該操作体5の回動操作で前記 綴じ体2の各綴杆31,41を開放しようとするとき、前記操作体5の係止杆5 1と干渉して前記綴じ体2の開放を阻止するロック体61と、このロック体61 と対向状に設けられ、該ロック体61との間で前記表紙本体1の背表紙13を挟 持する挟持片62と、この挟持片62と連続状に前記ロック体61の突出方向と は逆方向に突出形成され、前記背表紙13に前記ロック体61及び挟持片62を 挟持させて前記ロック具6を前記表紙本体1に取付けたとき、この表紙本体1の 外方に突出する把握部63とを備えている。
【0024】 更に詳述すると、前記ロック具6は、連続状に一体形成される前記挟持片62 と把握部63との境界部位に、所定高さの起立部64を一体状に設けて、この起 立部64における前記挟持片62側の壁面で、該挟持片62の幅方向中心に対し 一側方に変位した位置に、この挟持片62と所定間隔をあけて前記ロック体61 を一体形成する。斯くするときには、前記ロック具6の全体を樹脂成形手段で簡 単に形成することができ、また、前記ロック具6の表紙本体1への取付時に、前 記挟持片62と背表紙13との幅方向中心を揃えた状態で、前記挟持片62と、 該挟持片62に対し幅方向一側に変位して設けられた前記ロック体61とを前記 背表紙13に差し込むことにより、前記ロック体61を前記第1基板3と操作体 5との空間で該操作体5の回動軌跡内に確実に介入させることができる。
【0025】 さらに、前記ロック体61は、前記綴じ体2の各綴杆31,41を図3のよう に全閉状態としたとき、該綴じ体2の第1基板3と前記操作体5との間の空間に 挿入可能な大きさに形成する。斯くするときには、前記各綴杆31,41を全閉 した状態で、前記空間に前記ロック体61を挿入して、該ロック体61で前記操 作体5の回動操作を全く行えないようにできるため、前記綴じ体2が全閉状態か ら開放されて各種書類が勝手に取出されるのを確実に阻止できる。
【0026】 また、前記ロック体61は、前記綴じ体2の各綴杆31,41を図4のように 半開き状に保持した状態で、該綴じ体2の第1基板3と前記操作体5との間の空 間に挿入可能な大きさに形成することもできる。斯くするときには、前記綴じ体 2を半開き状とすることにより表表紙11と裏表紙12との開き角度を大として 綴じ込まれた各種書類の閲覧を容易に行うことができながら、前記ロック体61 による前記操作体5のロック操作で、前記綴じ体2が半開き状態から全開されて 各種書類が勝手に取出されるのを確実に阻止することができる。
【0027】 さらに、図2の実施例では、前記ロック体61と挟持片62との各先端側に先 細状となるテーパ面61a,62aをそれぞれ形成して、前記ロック体61と挟 持片62とを前記背表紙13に差し込むとき、その差し込みを行い易いようにし ている。
【0028】 また、前記ロック体61における起立部64への取付基部側には、このロック 体61を前記空間内に介入させたとき、前記第1基板3に設けた起立片45の端 部に係止して前記ロック体61の前記綴じ体2からの脱落を阻止する抜止部65 を凹入状に形成する。
【0029】 次に、以上の構成としたロック具6の作用について説明する。官庁などで各種 書類を閲覧に供するときには、先ず、図5に示すように、前記綴じ体2の第1基 板3に支持した前記操作体5の脚部52を押圧して操作体5を回動操作し、この 操作体5の係止杆51を前記第2基板4に設けた第1,第2係合溝43,44の 何れからも離脱させることにより、前記各基板3,4を蝶番20を中心に回動さ せながら、これら各基板3,4に設けた各綴杆31,41を開放して、該各綴杆 31,41に各種書類を挿通させ、この後各綴杆31,41を閉鎖することによ り書類を綴じ込み、かつ、前記表紙本体1の表,裏表紙11,12を綴じた状態 でバインダーを書棚等に保管しておくのである。
【0030】 そして、前記バインダーに綴じられている各種書類を閲覧に供するときには、 挾持片62が背表紙13の外側に位置するようにロック体61を前記第1基板3 と操作体5との間の空間で操作体5の回動軌跡内に介入させた状態でバインダー ごと閲覧者に手渡し、閲覧者は前記綴じ体2の各綴杆31,41を図3又は図4 のように全閉又は半開き状態としながら綴じ込まれた書類を閲覧するのである。 斯くするときには、前記ロック体61と挟持片62とで前記背表紙13に挾持す ることができるため、前記ロック体61が閲覧時などに不用意に離脱するのを阻 止することができながら、たとえ閲覧者が前記操作体5を回動操作して前記綴じ 体2を開こうとしても、前記ロック体61が前記操作体5に干渉するため、該操 作体5の回動操作が不能となって、前記各綴杆31,41を勝手には開くことが できず、従って、閲覧者が綴じ込まれた各種書類を無断で複写したり外部に持ち 出したりするのを確実に防止することができる。
【0031】 また、前記空間に前記ロック体61を介入させるときには、このロック体61 に形成した抜止部65を前記綴じ体2の第1基板3に設けた起立片45に係止さ せるのであり、斯くすることにより前記ロック体61の前記空間からの脱落を確 実に阻止できて、該ロック体61で前記各綴杆31,41の勝手な開放を防止す ることができる。
【0032】 さらに、前記ロック体61の前記空間への出し入れに際しては、このロック体 61と連続状に設けた前記把握部63を把持しながら行うことにより、前記ロッ ク体61の前記空間への出し入れ作業を簡単に行うことができ、このロック体6 1によるロック操作とロック解除操作とを速やかに行うことができる。しかも、 前記ロック体61を前記空間に挿入してロック操作を行ったとき、前記把握部6 3は前記綴じ体2の長手方向外方側にバインダーから突出状に位置されて目立つ ことから、該把握部63の存在を外部から確認し易くなって、前記ロック体61 による前記綴じ体2のロック及び非ロック状態を容易に知ることができ、該綴じ 体2から各種書類が勝手に取出されるのを抑制することができる。
【0033】 尚、以上の実施例では、綴じ体2の操作体5が支持される第1基板3と操作体 5との間の空間にロック体61を挿入するようにしたが、その他、係合溝43, 44が設けられる第2基板4と操作体5との間、又は、第1及び第2基板3,4 の連結部(蝶番20部)と操作体5との間にロック体61を挿入するようにして もよい。
【0034】 又、以上の実施例では、ロック体61に挾持片62を設けたが、その他、綴じ 体2の起立片33又は45に吸着する磁石をロック体61に設けてもよい。この 場合、前記挾持片62は必ずしも必要でない。
【0035】 又、以上の実施例では、ロック体61に把握部63を設けたが、その他、この 把握部63をなくし、ロック体61の端部に、ねじ孔,ねじ軸或いは磁石などの 継合部を設け、この継合部に着脱自在に継合する継合部をもった把握体を別個に 形成して、この把握体を用いないと操作体5の回動軌跡内に挿入したロック体6 1を抜出すことができないようにしてもよい。
【0036】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の考案によれば、例えば官庁などでバイン ダーに綴じられている各種書類を閲覧に供するとき、ロック具6のロック体61 を操作体5の回動軌跡内に挿入しておくことにより、たとえ閲覧者が前記操作体 5を回動操作して綴じ体2を開こうとしても、前記ロック体61が前記操作体5 に干渉するため、該操作体5の回動操作が不能となって、前記綴じ体2を勝手に は開くことができず、従って、閲覧者が綴じ込まれた各種書類を無断で複写した り外部に持ち出したりするのをロック体の挿入のみの操作で簡易かつ有効に防止 することができる。
【0037】 請求項2記載の考案によれば、前記綴じ体2の各綴杆31,41を閉鎖した状 態で、該綴じ体2の基板3,4と操作体5との間の空間に前記ロック体61を挿 入して、該ロック体61で前記操作体5のロック操作を行うことができるため、 操作体5の回動操作を全く行えないようにできて、前記綴じ体2が閉鎖状態から 開放されて各種書類が勝手に取出されるのを確実に阻止できる。
【0038】 請求項3記載の考案によれば、綴じ体2を半開き状とすることにより表表紙1 1と裏表紙12との開き角度を大として綴じ込まれた各種書類の閲覧を容易に行 うことができながら、綴じ体2が半開き状態から全開されて各種書類が勝手に取 出されるのを確実に阻止することができる。
【0039】 請求項4記載の考案によれば、前記ロック体61に把握部63を設けたことに より、該把握部63を把持しながら前記ロック体61の前記空間への出し入れ作 業を簡単に行うことができて、このロック体61によるロック操作とロック解除 操作とを速やかに行うことができ、しかも、前記ロック体61を前記空間に挿入 してロック操作を行ったとき、前記把握部63は綴じ体2の長手方向外方側にバ インダーから突出状に位置されて目立つため、該把握部63の存在を外部から確 認し易くなって、前記ロック体61による前記綴じ体2のロック及び非ロック状 態を容易に知ることができ、該綴じ体2から各種書類が勝手に取出されるのを抑 制することができる。
【0040】 請求項5記載の考案によれば、前記ロック体61と挟持片62とを前記背表紙 13に挟持することができるため、前記ロック体の保持を確実ならしめて、前記 ロック体61が閲覧時などに不用意に離脱するのをなくし、前記綴じ体2の勝手 な開放を防止できて各種書類が勝手に取出されるのを阻止することができる。
【0041】 請求項6記載の考案によれば、前記綴じ体2に前記ロック体61に設けた抜止 部65を係止することにより、このロック体61が前記綴じ体2から脱落するの を有効に阻止できて、前記綴じ体2の勝手な開放を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のロック具をバインダーに取付けた状態
を示す斜視図。
【図2】同ロック具の拡大した斜視図。
【図3】全閉した綴じ体にロック体を介入させた状態を
示すバインダーの側面図。
【図4】半開き状の綴じ体にロック体を介入させた状態
を示すバインダーの側面図。
【図5】綴じ体を開放した状態を示すバインダーの側面
図。
【符号の説明】
1………表紙本体 11……表表紙 12……裏表紙 13……背表紙 2………綴じ体 3,4…基板 31,41……綴杆 5………操作体 6………ロック具 61……ロック体 62……挟持片 63……把握部 65……抜止部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表表紙(11),裏表紙(12)及び背
    表紙(13)から成る表紙本体(1)と、互いに回動可
    能に連結された基板(3,4)から齟齬状に突出する綴
    杆(31,41)をもつ綴じ体(2)と、該綴じ体
    (2)における一方の基板に枢支され、回動操作により
    他方の基板に対し係脱して綴じ体(2)を開閉操作する
    操作体(5)とを備えたバインダーのロック具であっ
    て、 前記操作体(5)の回動軌跡内に挿入され、該操作体
    (5)の回動操作で綴じ体(2)を開放しようとすると
    き、前記操作体(5)と干渉して綴じ体(2)の開放を
    阻止するロック体(61)を備えていることを特徴とす
    るバインダーのロック具。
  2. 【請求項2】 ロック体(61)を、綴じ体(2)の閉
    鎖位置において、綴じ体(2)の基板(3,4)と操作
    体(5)との間の空間に挿入可能な大きさに形成してい
    る請求項1記載のバインダーのロック具。
  3. 【請求項3】 ロック体(61)を、綴じ体(2)の半
    開き位置において、綴じ体(2)の基板(3,4)と操
    作体(5)との間の空間に挿入可能な大きさに形成して
    いる請求項1記載のバインダーのロック具。
  4. 【請求項4】 ロック体(61)に、該ロック体(6
    1)のバインダーへの挿入時に綴じ体(2)の長手方向
    外方に突出する把握部(63)を設けている請求項1か
    ら請求項3何れか一記載のバインダーのロック具。
  5. 【請求項5】 ロック体(61)に、該ロック体(6
    1)と対向し、このロック体(61)との間で背表紙
    (13)を挟持する挟持片(62)を設けている請求項
    1から請求項4何れか一記載の記載のバインダーのロッ
    ク具。
  6. 【請求項6】 ロック体(61)に、該ロック体(6
    1)の把握部(63)側端部が綴じ体(2)に係合する
    抜止部(65)を設けている請求項1から請求項5何れ
    か一記載のバインダーのロック具。
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