JP3020865U - 熱媒体循環配管系のメカニカル継手構造 - Google Patents

熱媒体循環配管系のメカニカル継手構造

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JP3020865U
JP3020865U JP1995007554U JP755495U JP3020865U JP 3020865 U JP3020865 U JP 3020865U JP 1995007554 U JP1995007554 U JP 1995007554U JP 755495 U JP755495 U JP 755495U JP 3020865 U JP3020865 U JP 3020865U
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昌浩 蓮実
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前澤給装工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用側の使用,不使用に拘らず常に適温の熱
媒体、例えば、温水が供給されるシステム内の管連結構
造であって、従来の鞘管工法が適用され、施工性がよ
く、施工コストの低減が図れる熱媒体循環配管系のメカ
ニカル継手構造を提供する。 【解決手段】 給湯器16から給水管13を介して送ら
れる温水はヘッダ18で分岐され、分岐管14は三方継
手1に入る。三方継手1に連結する2重管5の外管7に
より温水は使用側の蛇口21に送られる。不使用時には
蛇口21側の温水は2重管5の内管8内に入る。内管8
は三方継手1に連結する中間継手6の弾性圧縮パッキン
部材9で把持およびシールされ、戻入管15を介して給
湯器16に戻入され、再び加熱されて蛇口21に送られ
循環する。以上により管系統内には蛇口21の使用,不
使用に拘らず常時温水が存在する。なお、分岐管14,
2重管5,戻入管15は例えば、架橋ポリエチレン管継
手等により三方継手1の本体1aに連結される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば、給湯システムやヒートパイプ等の熱源からの熱媒体を使用 側に供給すると共に不使用時に熱源側に戻入する配管系に介設される熱媒体循環 配管系のメカニカル継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7には例えば給湯システムにおける給湯器16から使用側の建物の蛇口21 に水を供給する配管系の一例が示されている。給湯器16の給水管13はヘッダ 18に連結され、ヘッダ18からの分岐管の1つである架橋ポリエチレン管14 bは壁19の内面の継手20を介して蛇口21に連結される。なお、架橋ポリエ チレン管は鞘管により被包される。この給湯システムでは蛇口21を開くと同時 に給湯器16が作動し、加熱された温水が給水管13,架橋ポリエチレン管14 b等を介して蛇口21に送られる。なお、給湯器16には水道源(図略)から水 供給管17を介し新しい水が供給される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図7に示した従来の給湯システムの場合、蛇口21を閉止して水の使用を停止 すると給湯器16による加熱が停止される。この場合、給湯器16と蛇口21間 の給水管13や架橋ポリエチレン管14b等の内部には温水が残留するが、蛇口 21の閉止時間が長い場合には温水は次第に冷却する。特に冬季においては早期 にこの温水は冷水になる。従って、蛇口21を開くと前記の冷水がまず出てくる と共に給湯器16により加熱された温水が蛇口21から出るまでにかなりの時間 がかかる。そのため多量の水を浪費する問題点がある。この解決手段として給湯 器を中心として循環している配管系を設け、この配管系と使用側の蛇口21を直 接連結するものがある。しかしながらこの手段は鞘管を使用する従来の鞘管工法 には適用することができないと共に施工費用が嵩む問題点がある。
【0004】 本考案は、以上の事情に鑑みて創案されたものであり、使用側に温水を只ちに 供給することができ鞘管工法が適用され施工性もよく施工コストが安い熱媒体循 環配管系のメカニカル継手構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、熱源からの温水,熱媒体等を使用側 に送る外管と、前記熱媒体等の不使用時に使用側から前記熱源側に熱媒体を戻入 する内管とからなる2重管を前記熱源の供給側および戻入側の配管と連結するた めのメカニカル継手構造であって、該継手は前記2重管を連結する第1の連結部 と前記熱源からの供給管を連結する第2の連結部および前記熱源への戻入管を連 結する第3の連結部とを有する三方継手からなり、前記第3の連結部には、前記 三方継手の本体側と前記戻入管側とを連結する部位にそれぞれ螺合する中間継手 を有し、前記三方継手の本体内を通過した前記内管は前記中間継手に突き当て挿 入され、挿入された前記内管と中間継手間には中間継手と前記本体との螺合によ り内管側と前記中間継手および本体側に圧接する弾性圧縮パッキン部材が介設さ れてなる熱媒体循環配管系のメカニカル継手構造を構成するものである。更に具 体的に、前記弾性圧縮パッキン部材は前記内管が挿入される内孔と前記中間継手 に嵌着されるテーパ部および前記中間継手に嵌入された状態で前記本体側に張り 出す膨出部を有する弾性部材からなり、前記内孔には前記中間継手の連結時にお ける前記テーパ部のクサビ作用により前記内管に局部的に押圧される凹凸部が形 成されることを特徴とする。また、前記弾性圧縮パッキン部材の挿入端面と該挿 入端面の当接する前記中間継手の当接面との間には前記中間継手の連結時におけ る前記弾性圧縮パッキン部材の圧接により前記内管の外周に喰い込む形止め輪が 介設することを特徴とする。また、前記弾性圧縮パッキン部材の前記膨出部の当 接する前記三方継手の本体側の当接面と膨出部の当接面間には低摩擦部材が介設 されることを特徴とする。更に、前記第1の連結部における供給管と三方継手の 本体との間と前記第2の連結部の2重管の外管と前記本体との間および前記中間 継手と前記戻入管との間は架橋ポリエチレン管およびポリブテン管用継手により 連結されるものであり、前記架橋ポリエチレン管継手等は、管体と本体との間に 袋ナットの締め込みによるクサビ作用により縮径されて管体と本体側とに圧接す るリング状部材が介設されることを特徴とする。また、前記熱源と複数箇所の使 用側とが複数個の前記継手構造を介して連結することを特徴とするものである。
【0006】 本考案の継手構造の三方継手の第2の連結部と使用側とは外管および戻入用の 内管からなる2重管で連結される。また、三方継手の第1の連結部は給水管と連 結し第3の連結部は戻入管と連結する。第3の連結部は中間継手を介して連結さ れ、中間継手には前記2重管の内管が弾性圧縮パッキン部にシールされて連結さ れる。以上の構造により使用側の使用時においては給水管から三方継手を介し2 重管の外管から温水が使用側に供給される。不使用時には外管内の水が内管を通 り、三方継手を介し第3の連結部の中間継手を介して戻入管側に戻入される。戻 入された水は細火の点火されている熱源で加熱され再び給水管を介し外管側に送 られ再び内管を介して戻入される。従って、不使用時においても中間水は循環し 常時温水状態に保持される。2重管は従来の鞘管工法により施工されるものでそ のまま使用される。中間継手において内管は弾性圧縮パッキン部材によりシール されるが、そのシール性と保持性をより確実にするため弾性圧縮パッキン部材に はテーパ部や凹凸部が形成される。また、形止め輪により内管の保持の確実化が 行われる。また、三方継手の施工時における施工性を向上するため中間継手が使 用され、且つ低摩擦部材を用いて施工の容易化を図っている。また、本考案は複 数の使用側に対しても同一構造のものが適用される。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照にして詳述する。
【0008】 まず、図1により本考案のメカニカル継手構造の全体構造を説明する。継手構 造の三方継手1の本体1aには第1の連結部2と第2の連結部3と第3の連結部 4があり、第1の連結部2は給水管13側の分岐管14と連結する第1の継手1 0があり、第2の連結部3は2重管5と連結する第2の継手11があり、第3の 連結部4には中間継手6と第3の継手12があり第3の継手は戻入管15と連結 する。なお、2重管5は外管7と内管8とからなり、三方継手1の本体1aを貫 通する内管8は弾性圧縮パッキン部材9を介して中間継手6に連結される。
【0009】 給湯器16には給水管13,戻入管15が連結すると共に水供給源に連結する 水供給管17が連結される。給水管13はヘッダ18に連結される。ヘッダ18 から分岐管14,14a等が分岐され、前記したように分岐管14は三方継手1 側に連結される。一方、2重管5の外管7は建物の壁19の裏側に配設される継 手20を介し蛇口21に連結される。なお、図示のように2重管5の内管8の蛇 口21側は途中に開口されその開口部8aは外管7内と連通する。
【0010】 次に、図2により三方継手1まわりの詳細構造を説明する。三方継手1の第1 の連結部2は後に説明する架橋ポリエチレン管(XPE管)およびポリブテン管 (PB管)継手からなる第1の継手により給水管13側の分岐管14と連結する 。同様に第2の連結部3は架橋ポリエチレン管継手等の第2の継手11により2 重管5と連結される。また、第3の連結部4は中間継手6が連結され、中間継手 6は架橋ポリエチレン管継手等の第3の継手12が戻入管15と連結される。三 方継手1の本体1a内には分岐管14と連通する通路22と2重管5側に連通し 内管8より大径の内径を有する通路23および2重管5の内管8の挿通可能な通 路24がそれぞれ連通して形成される。また、本体1aの第1の連結部2側には 雄ねじ部25が螺刻され第2の連結部3側には同径の雄ねじ部26が螺刻される 。また、雄ねじ部25,26の基端側にはストッパおよび工具の締結用として使 用されるストッパ締結部27,28がそれぞれ本体1aの外面から膨出して形成 される。また、本体1aの第3の連結部4側には雌ねじ部29を螺刻する穴30 が形成され通路24と連通する。穴30の底の当接面には低摩擦部材の1つであ るテフロンシート31が挿入されている。なお、テフロンシート31の替りに樹 脂製の低摩擦部材を用いてもよい。
【0011】 第1の継手10,第2の継手11の架橋ポリエチレン管継手等は本体1aの挿 入凹溝32,33に挿入された分岐管14や2重管5の外管7の外周に嵌まり込 むリング状部材35,36と、雄ねじ部25,26に螺合する袋ナット38,3 9等からなる。袋ナット38,39をねじ込むことによりスリ割り(図略)を有 するリング状部材35,36がテーパ面によるクサビ作用により内側に押圧され て縮径し、分岐管14および外管7を固持するものである。なお、前記したよう にストッパ締結部27,28は袋ナット38,39のねじ込み過ぎを防止すると 共に工具の締結用として使用される。
【0012】 中間継手6は外周側に本体1aの穴30の雌ねじ部29に螺合する雄ねじ部4 1と、袋ナット40に螺合する雄ねじ部42と前記ストッパ締結部27等と同一 機能のストッパ締結部43を形成し、内部には弾性圧縮パッキン部材9の嵌入さ れるテーパ孔部44と内管8が挿入される穴部45とこれ等に連通する小孔46 が形成される。穴部45には内管8の端面8bが当接する当接面47が形成され 、穴部45とテーパ孔部44間には弾性圧縮パッキン部材9の挿入端面55の当 接する当接面48が形成される。なお、当接面48と弾性圧縮パッキン部材9の 前記挿入端面55との間には後に説明する形止め輪49が介設される。第3の継 手12の架橋ポリエチレン管継手は中間継手6の挿入凹溝34内に挿入された戻 入管15の外周に嵌まり込むリング状部材37と、中間継手6の雄ねじ部42に 螺着する袋ナット40等からなり、袋ナット40を締め込むことによりリング状 部材37が戻入管15に圧接しこれを固持する。なお、ストッパ締結部43と雄 ねじ部41との連結部にはOリング57が嵌め込まれる。Oリング57は締結時 における外部漏水を防止する機能を有する。
【0013】 弾性圧縮パッキン部材9は図3にも示すように例えばゴム部材からなり、内管 8が挿入される内孔50と、中間継手6のテーパ孔部44に当接するテーパ部5 1を有するものからなり、内孔50には内管8の外周に局部的に圧接される凹凸 部52が形成される。図2に示すように中間継手6に嵌入されその挿入端面55 を形止め輪49を介して中間継手6の当接面48に当接した弾性圧縮パッキン部 材9は本体1a側の中間継手6の端面から若干張り出し膨出部53を形成する。 この膨出部53の当接面54は本体1a内のテフロンシート31に当接する。こ の膨出部53とテフロンシート31との圧接により弾性圧縮パッキン部材9は圧 縮されその内孔50で内管8の外周を把持する。
【0014】 図4に示すように形止め輪49は例えば薄厚のリング板からなり規格品等が適 用される。内部には複数の鍔部56が突出形成され、鍔部56の突出端は2重管 5の内管8の外周に当接する寸法からなる。図5に示すように、形止め輪49と 弾性圧縮パッキン部材9を中間継手6に挿入し内管8を差し込むことにより形止 め輪49の鍔部56が喰い込み内管8は抜け止めされる。
【0015】 次に、本考案の三方継手1の組み込み作用について説明する。外管7内に緩挿 される内管8を三方継手1の本体1aの通路23,24を通過させ中間継手6の 穴部45を挿入しその端面8bを当接面47に当接させる。この状態で形止め輪 49および弾性圧縮パッキン部材9を中間継手6内に挿入し、形止め輪49を当 接面48に当接させテーパ部51を中間継手6のテーパ孔部44に当接させる。 次に、中間継手6の雄ねじ部41と本体1aの雌ねじ部29を螺合させ中間継手 6と本体1aとを連結する。弾性圧縮パッキン部材9の膨出部53の当接面54 はテフロンシート31に当る。次に、中間継手6に戻入管15を挿入し、リング 状部材37,袋ナット40により戻入管15と中間継手6とを連結する。この状 態で弾性圧縮パッキン部材9は本体1a側に圧接され、テーパ部51のクサビ作 用により内孔50および凹凸部52が内管8に圧接され、且つ喰い込む。また、 形止め輪49の鍔部56が内管8の外周に喰い込む。なお、弾性圧縮パッキン部 材9の当接面54とテフロンシート31との低摩擦の小さい接触力により中間継 手6のねじ込みは比較的容易に行われ、且つ弾性圧縮パッキン部材9等の破損が 防止される。以上により、第3の連結部4の戻入管15の連結が完了し、且つ内 管8は弾性圧縮パッキン部材9等により固持され、且つシールされる。
【0016】 引き続き第1の連結部2および第2の連結部3の袋ナット38,39により、 分岐管14および2重管5の外管7がそれぞれ本体1aと連結される。
【0017】 次に、本考案の作用を説明する。水供給管17から給湯器16に供給された水 は適温に加熱され、給湯器16から給水管13を通りヘッダ18で分岐され分岐 管14から第1の連結部2を介し三方継手1の本体1a内に入る。通路22,2 3を通った温水は2重管5の外管7の内周と内管8の外周との間の空隙を通り継 手20を介し蛇口21側に送られ使用される。蛇口21を閉止し使用を停止する と給湯器16は細火となる。蛇口21側にある温水は内管8の開口部8aから内 管8内に入り第2の連結部3から本体1a内に入り本体1aを通過し中間継手6 の小孔46から戻入管15に送られる。戻入管15内の温水は給湯器16内に戻 入される。この戻入された温水は細火で再び加熱され、給水管13を通り再び蛇 口21側に向かうが前記と同様に内管8を介して戻入され循環する、以上により 水の不使用時間が長くても給湯システム内の水は温水状態に保持される。そのた め、蛇口21を開くと只ちに温水が流出することになる。
【0018】 本考案における各管と三方継手1との連結作業は普通の連結作業であり施工は 容易である。また、2重管5は鞘管工法が適用される。また、内管8は確実に固 持され、且つ完全にシールされるので水洩れ等が生じない。更に、三方継手1の 各部の管連結部は架橋ポリエチレン管継手等を用いるため確実に固定され水洩れ 等が発生しない。
【0019】 図6は本考案の他の実施の形態を示すものである。図において図2等と同一符 号のものは同一物を表わし重複説明を省略する。本例では弾性圧縮パッキン部材 9aの構造が前記実施例のものと相違するが、その機能はほぼ同一である。2重 のテーパ部51,51aを形成することにより弾性圧縮パッキン部材9aの中間 継手6aとの嵌着を確実にすると共に凹凸部52(図3)がなくても内管8を確 実に把持する特徴を有する。即ち、形状のコンパクト化に特徴を有する。また、 本例ではテフロンシート31を使用していないが施工上特に問題はない。本例に よっても前記実施例と同様の効果を上げることができる。
【0020】 以上の説明において、弾性圧縮パッキン部材9,9aを図示したが、勿論これ 等の形状に限定するものではない。材質もゴムの替りに樹脂を用いてもよい。ま た、各管の継手構造も架橋ポリエチレン管継手でなくてもよい。また、以上の説 明では単一の蛇口21に対して説明しているが、複数の蛇口に対してもそれに対 応する三方継手1を配置し、ヘッダ18の分岐管14a等と連結すればよい。ま た、以上の説明において給水管13,2重管5の外管7および内管8,戻入管1 5の材質を説明していないが例えば架橋ポリエチレン管(架橋ポリエチレン管) が使用される。また、以上の説明は給湯システムについて説明し熱媒体を水とし たが、それ以外にも適用される。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような顕著な効果を奏する。 1)本考案の請求項1の継手構造によれば、三方継手を介して給水管,2重管 ,戻入管が連結され、不使用時においても2重管内の水が外管から内管を介して 熱源側に戻入されて循環するため常時配管内には温水が存在する。そのため、蛇 口を開くと只ちに温水が出る。また、2重管の内管は弾性圧縮パッキン部材によ り中間継手に保持されるため確実な把持が行われ、且つ十分にシールされるため 水洩れが生じない。更に、三方継手は中間継手を介して連結されるため、施工が 容易に行われ施工コストの低減が図れる。 2)本考案の請求項2の継手構造によれば弾性圧縮パッキン部材は膨出部の押 圧とテーパ部によるクサビ作用により内管側に押圧されると共に凹凸部を有する ため内管の把持とシールが確実に行われる。 3)本考案の請求項3の継手構造によれば、形止め輪により内管が喰い込み固 定されるため内管の把持がより確実に行われる。 4)本考案の請求項4の継手構造によれば弾性圧縮パッキン部材と本体との間 に低摩擦部材が介在するため、組み付け時の抵抗力が小さく、組立性,施工性の 向上が図れる。 5)本考案の請求項5の継手構造によれば、三方継手と各管との連結用の継手 が架橋ポリエチレン管継手を採用するため、より確実な、且つシール性のよい連 結ができると共に、過剰締め込みが生じない。 6)本考案の請求項6の継手構造によれば、複数箇所の使用側に対し適用され 、広範囲に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の適用される給湯システムの全体構造を
説明するための構成図。
【図2】本考案の継手構造の三方継手まわりの詳細構造
を示す部分断面図。
【図3】本考案における弾性圧縮パッキン部材の軸断面
図。
【図4】本考案における形止め溝の斜視図。
【図5】図4における形止め輪の作用を説明するための
部分断面図。
【図6】本考案の三方継手まわりの詳細構造を示す部分
断面図。
【図7】従来の給湯システムの一例を示す構成図。
【符号の説明】
1 三方継手 1a 本体 2 第1の連結部 3 第2の連結部 4 第3の連結部 5 2重管 6 中間継手 6a 中間継手 7 外管 8 内管 8a 開口部 8b 端面 9 弾性圧縮パッキン部材 9a 弾性圧縮パッキン部材 10 第1の継手 11 第2の継手 12 第3の継手 13 給水管 14 分岐管 14a 分岐管 15 戻入管 16 給湯器 17 水供給管 18 ヘッダ 19 壁 20 継手 21 蛇口 22 通路 23 通路 24 通路 25 雄ねじ部 26 雄ねじ部 27 ストッパ締結部 28 ストッパ締結部 29 雌ねじ部 30 穴 31 テフロンシート 32 挿入凹溝 33 挿入凹溝 34 挿入凹溝 35 リング状部材 36 リング状部材 37 リング状部材 38 袋ナット 39 袋ナット 40 袋ナット 41 雄ねじ部 42 雄ねじ部 43 ストッパ締結部 44 テーパ孔部 45 穴部 46 小孔 47 当接面 48 当接面 49 形止め輪 50 内孔 51 テーパ部 52 凹凸部 53 膨出部 54 当接面 55 挿入端面 56 鍔部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源からの温水,熱媒体等を使用側に送
    る外管と、前記熱媒体等の不使用時に使用側から前記熱
    源側に熱媒体を戻入する内管とからなる2重管を前記熱
    源の供給側および戻入側の配管と連結するためのメカニ
    カル継手構造であって、該継手は前記2重管を連結する
    第1の連結部と前記熱源からの供給管を連結する第2の
    連結部および前記熱源への戻入管を連結する第3の連結
    部とを有する三方継手からなり、前記第3の連結部に
    は、前記三方継手の本体側と前記戻入管側とを連結する
    部位にそれぞれ螺合する中間継手を有し、前記三方継手
    の本体内を通過した前記内管は前記中間継手に突き当て
    挿入され、挿入された前記内管と中間継手間には中間継
    手と前記本体との螺合により内管側と前記中間継手およ
    び本体側に圧接する弾性圧縮パッキン部材が介設される
    ことを特徴とする熱媒体循環配管系のメカニカル継手構
    造。
  2. 【請求項2】 前記弾性圧縮パッキン部材は前記内管が
    挿入される内孔と前記中間継手に嵌着されるテーパ部お
    よび前記中間継手に嵌入された状態で前記本体側に張り
    出す膨出部とを有する弾性部材からなり、前記内孔には
    前記中間継手の連結時における前記テーパ部のクサビ作
    用により前記内管に局部的に押圧される凹凸部が形成さ
    れてなる請求項1の熱媒体循環配管系のメカニカル継手
    構造。
  3. 【請求項3】 前記弾性圧縮パッキン部材の挿入端面と
    該挿入端面の当接する前記中間継手の当接面との間には
    前記中間継手の連結時における前記弾性圧縮パッキン部
    材の圧接により前記内管の外周に喰い込む形止め輪が介
    設されてなる請求項1又は2の熱媒体循環配管系のメカ
    ニカル継手構造。
  4. 【請求項4】 前記弾性圧縮パッキン部材の前記膨出部
    の当接する前記三方継手の本体側の当接面と膨出部の当
    接面間には低摩擦部材が介設されてなる請求項2の熱媒
    体循環配管系のメカニカル継手構造。
  5. 【請求項5】 前記第1の連結部における供給管と三方
    継手の本体との間と前記第2の連結部の2重管の外管と
    前記本体との間および前記中間継手と前記戻入管との間
    は架橋ポリエチレン管およびポリブテン管用継手により
    連結されるものであり、前記架橋ポリエチレン管継手等
    は、管体と本体との間に袋ナットの締め込みによるクサ
    ビ作用により縮径されて管体と本体側とに圧接するリン
    グ状部材が介設されるものである請求項1の熱媒体循環
    配管系のメカニカル継手構造。
  6. 【請求項6】 前記熱源と複数箇所の使用側とが複数個
    の前記継手構造を介して連結されるものである請求項1
    の熱媒体循環配管系のメカニカル継手構造。
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