JP3020772U - 石抜選穀機における石排出弁装置 - Google Patents

石抜選穀機における石排出弁装置

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JP3020772U
JP3020772U JP1995008414U JP841495U JP3020772U JP 3020772 U JP3020772 U JP 3020772U JP 1995008414 U JP1995008414 U JP 1995008414U JP 841495 U JP841495 U JP 841495U JP 3020772 U JP3020772 U JP 3020772U
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plate
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JP1995008414U
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Inventor
貞夫 福井
Original Assignee
株式会社タイワ精機
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 閉塞時に小石や米などをかみ込むことのない
石抜選穀機の排出弁を提供する。 【構成】 傾斜して揺動する多孔選別板2の石排出口10
のある後端に鍔板11を突設し、その下側に空間部15が形
成されるようにする。他方、排出口10を開閉する石排出
弁12を、鍔板11の下方から排出口10を包被できるように
形成して、レバー16により回動自在に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、選別板の後端に石排出弁を設けた石抜選穀機において、石排出弁の 石や米のかみ込みにより米漏れの生ずるのを防止できるようにした、石排出弁装 置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
石抜選穀機の後端には、選穀板の後端部に集積した小石等の異物を除去するた め石排出弁が設けられている。石排出弁は、その石等を除去するとき以外は閉と しているが、その閉の状態のときでも石や米をかみ込んで米漏れをおこす問題が 発生する。これを解決するために、例えば実公平4−54864号公報、実公平 4−54865号公報に記載の手段等が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実公平4−54864号公報のものは、排出弁を弾性体により 圧接させるようにしているが、弾性体の硬化、ヒビ割れ等がおこれば確実な漏れ 防止とはならないとともに、排出弁の圧接時に石や米をかみ込むこともある。ま た、実公平4−54865号公報のものにおいては、米漏れすること自体の根本 的な解決はなされておらず、米漏れしたときに作業を中断する等、作業効率が悪 いという欠点がある。
【0004】 本考案は、上記従来のような欠点を解決するためになされたもので、石排出弁 を閉じた際に石や米をかみ込むことがなく、米漏れを防止することができるよう にした石排出弁装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の目的について、実施例に対応する図面を 参照して説明すると、本考案は、多孔選別板2の両側部に立上壁3,3を設けた 選別枠4を、その一方の穀粒取出側を低く、他方の石抜側を高く傾斜して揺動自 在に装架してなる石抜選穀機において、排出口10の形成された石抜側端部に、多 孔選別板2の下側に設けた枠体6より後方に突出する鍔板11を設けるとともに、 選別枠4の後端部に、上記排出口10と鍔板11を包被、閉塞可能に形成した石排出 弁12を開閉自在に設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
石排出弁12は、常時はバネ17の力で、図4に示すように、その受板14を鍔板11 の下方に差し入れた状態で排出口10を閉塞している。そして、多孔選別板2の揺 動とフアン5よりの風により小石9などは次第に集積部2bに溜められる。
【0007】 そこで、図5に示すように、レバー16を操作して石排出弁12を開けば、小石9 などは小量の穀粒とともに、排出口10から鍔板11を越して落下し、排出案内樋18 より機外に排出される。小石など所要量排出後は、レバー16より手を離せば、石 排出弁12はバネ17の力で元の閉状態となる。
【0008】 石排出弁12が閉じられるに際しては、受板14が、落下しつつある小石9などの 存在しない空間部15を通って枠体6の端面に接し、排出口10を包み込むようにな るので、小石などのかみ込みが防止される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。図1は本考案の装置 を適用した石抜選穀機の全体構造を示した縦断面図、図2は本考案装置部分の拡 大縦断面図、図3は同平面図である。
【0010】 図1において、1は石抜選穀機の外箱体で、その内部に、穀粒取出側である前 端部を低く石抜側である他端部を高く傾斜した多孔選別板2の両側部に立上壁3 ,3を設けた選別枠4と、その下側にフアン5を備えた枠体(フアンケース)6 がロッド20,21によって揺動可能に装架されている。
【0011】 そして、上記選別枠4は、偏心軸30から突出するクランク22に連結され、偏心 軸プーリ23とフアン5の回転軸プーリ24とモータ25とに掛けわたされたベルト26 を介して、斜め上下に往復動し、それと同時にフアン5が回転されるようになっ ている。
【0012】 また、多孔選別板2の上方には、穀粒投入ホッパ27が配設され、その下部には 開閉可能のシャッタ29を有する穀物の供給口28が開口されている。
【0013】 次に、選別枠4の石抜側である後端部に設けられた本考案の装置について説明 する。選別枠4は、その多孔選別板2が石抜側において選穀部2aより巾の狭く なった石集積部2bに形成され、前端は穀粒流出口7に、石集積部2bの後端は 石などの排出口10に形成されている。
【0014】 排出口10の形成される多孔選別板2の後端には、多孔選別板2の後端及びそれ と面一となっている枠体6の後端面より所要の長さ後方に出張った鍔板11が設け られ、その下側には空間域が形成される。図示の例では、鍔板11を形成するもの としてL形金具を使用しているが、これに限らず、多孔選別板2の後端を枠体6 の後端面より後方に突出させることにより、鍔板11を実質的に突設したことにす ることもできる。
【0015】 選別枠4の石排出側である後端部には、開口10を開閉する石排出弁12が、立上 壁3,3を貫通する枢軸13により回動自在に設けられている。すなわち、石排出 弁12は、平面コ字形で、側面がほぼ逆台形に形成され、その下端部には、上記鍔 板11の少し下方位置に当接する受板14が内向きに突設され、その受板14が当接し た石排出弁12の閉の状態で、鍔板11をその下方及び両側から包み、かつ排出口10 を包被するようになり、そして、鍔板11と受板14との間に、石粒や米粒の流入を さまたげない大きさの空間部15が形成されるようになっている。
【0016】 石排出弁12は、その上部において両立上壁3,3の後端上部を貫通して設けら れた駆動レバー16の軸13に枢着され、常時はバネ17の作用で、図1、図2に示す ような閉の状態を保つようにされ、駆動レバー16の操作で開かれるようになって いる。なお、図中18は石等の排出案内樋である。
【0017】 上記構成の石抜選穀機において、ホッパー27の供給口28から多孔選別板2上に 供給された穀粒は、モータ25の駆動でフアン5の風が吹き上げられるとともに、 多孔選別板2が斜め上下に揺動されることにより、比重選別されながら下方の流 出口7から取り出され、他方、穀粒中に混入している小石等は、穀粒から分離し て上方の石集積部2bに小量の穀粒とともに溜ることになる。その際、図4に示 すように、石排出弁12はその受板14を鍔板11の下方奥の枠体6の端面に接して排 出口10を外側から包被して閉じた状態となっている。
【0018】 次に、集積部2bに溜った小石などを除去する場合は、図5に示すように、駆 動レバー16を矢印のように動かせば石排出弁12は駆動レバー16とともに回動し て、排出口10を開放する。それによって、集積部2bに溜ってる小石9,9や小 量の穀粒が、多孔選別板2の揺動と下から吹き上げる風によって排出口10より鍔 板11を越して落下し、排出案内樋18から機外へと排出されることになる。この小 石などの排出中は、鍔板11の下方に小石などの存在しない空間部15が形成されて いる。
【0019】 小石などの排出を終えた後は、駆動レバー16より手を離してやれば、図6の矢 印のように、石排出弁12は、バネ17の作用で回動して、図2、図4に示すような 元の閉塞状態に戻るようになる。この場合、石排出弁12の下端にある受板14は、 延出板11の下方の小石などの存在しない空間部15を通って枠体6の端面に当接 し、石排出弁12は空隙部15を包み込むようにして閉じられることになる。した がって石や米などをかみ込むおそれがない。
【0020】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば、多孔選別板の、石排出口のある後端 に、鍔板を突出させてその下側に空間部を形成させるとともに、鍔板と排出口を 包被できる石排出弁を設けたので、石や米を排出している際に石排出弁を閉じた とき、鍔板によって形成された空間部を包み込むように閉じられるため、石や米 のかみ込みがなく、排出口の閉塞が確実に行われ、穀粒等の漏出や砕米の発生を 防止できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置を適用した石抜選穀機の一例を示す
縦断面図である。
【図2】本考案装置の一実施例を示す縦断面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同石排出弁の閉じた状態の説明図である。
【図5】同石排出弁を開いた状態の説明図である。
【図6】同石排出弁の閉じかけた状態の説明図である。
【符号の説明】
1 外箱体 2 多孔選穀板 3 立上壁 4 選別枠 5 フアン 6 枠体 10 排出口 11 鍔板 12 石排出弁 14 受板 15 空間部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多孔選別板の両側部に立上壁を設けた選別枠を、その一
    方の穀粒取出側を低く、他方の石抜側を高く傾斜して揺
    動自在に架設してなる石抜選穀機において、排出口の形
    成された石抜側端部に、多孔選別板の下側に設けた枠体
    より後方に突出する鍔板を設けるとともに、選別枠の後
    端部に、上記排出口と鍔板を包被、閉塞可能に形成した
    石排出弁を開閉自在に設けたことを特徴とする、石抜選
    穀機における石排出弁装置。
JP1995008414U 1995-07-19 1995-07-19 石抜選穀機における石排出弁装置 Expired - Lifetime JP3020772U (ja)

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