JPH06269999A - 空き缶回収機 - Google Patents

空き缶回収機

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JPH06269999A
JPH06269999A JP5292291A JP29229193A JPH06269999A JP H06269999 A JPH06269999 A JP H06269999A JP 5292291 A JP5292291 A JP 5292291A JP 29229193 A JP29229193 A JP 29229193A JP H06269999 A JPH06269999 A JP H06269999A
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JP
Japan
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hopper
plate
empty
press plate
receiving plate
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Pending
Application number
JP5292291A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Takagi
慎一郎 高木
Norio Toyoshima
範夫 豊島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP5292291A priority Critical patent/JPH06269999A/ja
Publication of JPH06269999A publication Critical patent/JPH06269999A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/321Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans
    • B30B9/322Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans between jaws pivoting with respect to each other

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空き缶を円滑に圧縮することができ、また装
置の簡素化及び装置の耐久性向上することのできる空き
缶回収機を提供することである。 【構成】 ケース1の空き缶投入口1aの下部に昇降及
び前後方向に揺動するホッパ2を傾斜して配置する。傾
斜最下部に前後方向に往復回動するプレス板4を接続す
る。プレス板と対向してV字形に固定受板5を配置す
る。固定受板の両側面にプレス板方向に側方に広がるガ
イド板12を固定する。圧縮部の下部に磁石14を用い
た分別ローラと、分別ローラに吸着された缶を分離する
櫛歯15bを有する分離板15と、残液ガイド10を有
する残液回収用樋19を配設する。ホッパ、プレス板、
分別ローラは一つのモータ3により駆動され、分離板は
プレス板により駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空き缶を圧縮処理する
空き缶回収機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ジュースやビール等の空き缶を回
収するために、空き缶回収機が提供されている。このよ
うな空き缶回収機は、空き缶の保管スペース縮小のため
の圧縮と、再資源化のためにアルミニウム缶とスチール
缶との分別が行われている。
【0003】このような空き缶回収機としては、下記の
ものが提案されている。すなわち、この空き缶回収機
は、空き缶投入のために底面が傾斜して形成されたホッ
パが設けられ、この底面の最低部となる先端部分は、缶
圧縮部の上方に配置されている。缶圧縮部は、モータに
より駆動されるプレス板とこれに対向して配置された固
定受板とによりV字形に構成されている。このようなホ
ッパの先端部分とプレス板の上端とは、接続手段により
連結され、プレス板の駆動時には、これと連動してホッ
パが前後方向に往復動するように構成されている。
【0004】そして、缶圧縮部の下端部近傍には、空き
缶を缶材毎に分別するために磁石を用いた分別ローラが
配設されている。このような分別ローラに吸着された空
き缶を分別ローラから分離するために、回転軸上に櫛歯
が設けられて形成された回転羽根が、分別ローラと近接
して配設されている。さらに、分別ローラの下部には、
残液回収用の樋が配設されている。
【0005】このように構成される空き缶回収機では、
ホッパから投入された空き缶は、ホッパの底面の傾斜に
より下方に転がり、缶圧縮部に送られる。缶圧縮部で
は、プレス板がモータの駆動により固定受板方向に往復
回動するため、空き缶がプレス板と固定受板とに挟まれ
て押し潰されながら落下する。このようにして圧縮され
た空き缶は、缶圧縮部の下部から排出されて、分別ロー
ラにより分別回収される。この時、アルミニウムによる
空き缶は、磁石によりなる分別ローラに吸着されないた
め、分別ローラの回転によりはね飛ばされて、アルミニ
ウム缶用回収のケースに回収される。一方、スチールに
よる空き缶は分別ローラに吸着されて回転し、回転羽根
の櫛歯により分離されてスチール缶用回収ケースに回収
される。なお、分別ローラの下部の樋により設けられ、
空き缶内部の残液が回収される。
【0006】以上のような空き缶回収機により、空き缶
を容易に圧縮すると共に、缶材料毎に確実に分別を行う
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空き缶回収機では、次のような問題点があった。
【0008】(1) 従来技術では、ホッパが前後方向に往
復動して、缶を缶圧縮部に送っている。このようなホッ
パに多数の空き缶を一度に投入すると、ホッパ内で空き
缶が重なってかみ合うことがある。これにより、缶圧縮
部への接続開口部が塞がれると、缶圧縮部へ1個も落下
しなくなるという不具合が生じることになる。この場合
には、棒等の手段により空き缶のかみ合い状態を崩すこ
とにより、缶圧縮部への接続開口部を確保する。このよ
うに、空き缶の投入時には注意を要し、空き缶が噛み合
った場合には煩雑な作業が必要となるため、常に円滑に
回収することは難しかった。
【0009】(2) 缶圧縮部において、プレス板にはリン
クを介してモータの駆動力が伝達されている。このリン
クと駆動軸との位置により、駆動力の伝達する力が異な
ってしまう。このため、缶の圧縮力が不足することもあ
る。
【0010】(3) 缶の圧縮時には、プレス板に缶からの
抵抗力(以下、反力)が加わることになる。この反力は
リンクを介してモータ軸端に伝達され、その負荷に対応
してモータに流れる電流が増大することになる。従来技
術で固い缶を圧縮するときには、モータの動力軸及び軸
受部分共にかなり大きな負担がかかることになり、動力
軸が変形することもあり、装置の耐久性が問題となる。
特に、缶が固すぎる場合や石等の固い異物等が投入され
た場合には、動力軸に過大な反力が加わってモータ等を
破損することにもなる。
【0011】(4) 従来技術では分別ローラに吸着された
空き缶を分別ローラから分離するために回転羽根を使用
しているが、この羽根の材質や回転スピードの調整等の
各種条件が難しい。また、回転羽根は、缶を叩き落とす
ように使用されるため、その時の音がうるさく、更に耐
久性に問題がある。
【0012】(5) プレス板と固定受板とにより構成され
る缶圧縮部において、缶が側部からのはみだしを防止す
るために、平板状の側面ガイド板が設けられている。し
かし、プレス板が固定受板方向に往復回動する時に、プ
レス板と側面ガイド板との間に隙間が生じ、この隙間に
缶が詰まることがある。一旦詰まってしまうと、プレス
板の回動により食い込んで取れなくなることもあり、こ
の場合には作業を中断して取り除くことになり、円滑に
空き缶を圧縮することができなくなる。
【0013】(6) 分別ローラの下部には残液回収用の樋
が設けられているが、残液の落下位置により、樋から飛
散することがあり、不衛生である。さらに、この樋に
は、圧縮された空き缶が落下して入ることもある。これ
は、残液及び空き缶の回収には不都合となっている。
【0014】(7) プレス板の上端に連結されるホッパ
は、プレス板の駆動時に円滑に前後方向に往復動するた
めに、プレス板との接続角度が可変となるように回動自
在に接続されている。このようにホッパとプレス板との
接続角度を可変とするためには、プレス板とホッパとの
間に、常に一定の隙間が必要となる。このような接続状
態では、プレス板の上端で圧縮された空き缶が、プレス
板とホッパとの間の隙間に入り込んで挟まることがあ
る。このように空き缶が挟まってしまうと、ホッパとプ
レス板との連結角度が固定され、プレス板の駆動が不能
という不都合が生じることになる。
【0015】(8) ホッパは、プレス板に接続されている
ため、プレス板の駆動に伴い、前後方向の往復動するこ
とになる。このため、ホッパは常に一定の前後範囲を往
復動することになる。したがって、このようなホッパに
多数の空き缶を一度に投入すると、ホッパ内で滞り、ホ
ッパから缶圧縮部に円滑に送られないことになる。
【0016】本発明は、上記のような従来技術の課題を
解決するために提供されたもので、その目的は、空き缶
を円滑に圧縮することができ、また装置の簡素化及び装
置の耐久性を向上することのできる空き缶回収機を提供
することである。
【0017】より具体的には、請求項1記載の発明は、
受板とプレス板との開口部に空き缶が詰まることを防止
して、円滑に空き缶を圧縮することのできる空き缶回収
機を提供することを目的とする。請求項2記載の発明
は、受板とプレス板との開口部に空き缶以外の石等の固
い異物が送られてきた場合、圧縮の初期に異物を検出可
能して、装置各部を保護することにより、耐久性の向上
された空き缶回収機を提供することを目的とする。請求
項3記載の発明は、空き缶圧縮時に圧縮効率が向上され
る空き缶回収機を提供することを目的とする。請求項4
記載の発明は、分離手段の構造を単純化することによ
り、装置の簡素化を図ることのできる空き缶回収機を提
供することを目的とする。請求項5記載の発明は、圧縮
時の缶のはみ出しを防止し、側面ガイド板とプレス板と
に挟まれた缶を円滑に取り除くことにより、空き缶を円
滑に圧縮して回収することのできる空き缶回収機を提供
することを目的とする。請求項6記載の発明は、空き缶
内部に残る残液を飛散することなく確実に捕集すること
のでき、衛生的に優れた空き缶回収機を提供することを
目的とする。請求項7記載の発明は、空き缶を圧縮部に
円滑に送るためのホッパを前後方向、及び昇降方向に移
動させるリンク機構を設け、ホッパ前部が一定範囲内で
自由に移動するので、空き缶の滞りを少なくして、空き
缶を円滑に圧縮部に送ることのできる空き缶回収機を提
供することを目的とする。請求項8乃至11記載の発明
は、ホッパを円滑に上下方向及び前後方向に移動させる
ことにより、効率良く空き缶を圧縮部に送ることのでき
る空き缶回収機を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、垂直方向に固定された受板と、受板に対向して配置
され、上部が往復回動して缶を圧縮するプレス板と、プ
レス板を駆動する駆動手段と、受板とプレス板との間の
上部開口部に空き缶を投入するために、前方が低部とな
る傾斜の前端部がプレス板の上方となるように配置され
たホッパとを備えた空き缶回収機において、前記駆動手
段に、ホッパをプレス板の開口に伴い前後方向及びホッ
パ後部が上方に移動自在とするリンク機構が設けられた
ことを特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明では、缶の圧縮部とし
て垂直方向に固定された受板と、受板に対向して配置さ
れ、上部が往復回動して缶を圧縮するプレス板とを備
え、プレス板の駆動手段として、モータと、モータの駆
動力をプレス板に伝える複数のリンクによるリンク機構
とを備え、受板とプレス板との開口部に投入された異物
を検出する手段の設けられた空き缶回収機において、モ
ータの回転軸に連結されたリンク機構の駆動伝達力が最
小値となる位置において、前記異物が検出されるように
構成されたことを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明では、缶の圧縮部とし
て垂直方向に固定された受板と、受板に対向して配置さ
れ、上部が往復回動して缶を圧縮するプレス板とを備
え、プレス板の駆動手段として、モータと、モータの駆
動力をプレス板に伝える複数のリンクによるリンク機構
とを備えた空き缶回収機において、前記リンク機構の駆
動伝達力が最大値となる位置においてプレス板が空き缶
に対する最大圧縮位置となるように構成されたことを特
徴とする。
【0021】請求項4記載の発明では、垂直方向に固定
された受板と、受板に対向して配置され、上部が往復回
動して缶を圧縮するプレス板と、プレス板を駆動する駆
動手段と、受板とプレス板との開口部に空き缶を投入す
るためのホッパと、回転軸上に一定間隔で複数のリング
状磁石が配設されて磁石によりスチール缶を吸着する分
別ローラと、分別ローラに吸着したスチール缶を分別ロ
ーラから分離するための分離手段とを備えた空き缶回収
機において、前記分離手段として、プレス板の回動によ
り押圧されて揺動する分離板を備え、前記分離板の先端
部に、前記分別ローラの磁石間に入る櫛歯部を備え、櫛
歯部が前記分別ローラの回転軸に沿って鉤状に形成さ
れ、揺動時には櫛歯部が回転軸側から磁石表面に向かっ
て揺動するように構成されたことを特徴とする。
【0022】請求項5記載の発明では、垂直方向に固定
された受板と、受板に対向して配置され、上部が往復回
動して缶を圧縮するプレス板と、プレス板を駆動する駆
動手段と、受板とプレス板との両側面開口部に沿って受
板に固定された側面ガイド板と、受板とプレス板との開
口部に空き缶を投入するためのホッパとを有する空き缶
回収機において、側面ガイド板が、プレス板の開放側ほ
どプレス板の端部から離れるように広がって設けられた
ことを特徴とする。
【0023】請求項6記載の発明では、垂直方向に固定
された受板と、受板に対してV字形に上部が往復回動し
て缶を圧縮するプレス板と、プレス板を駆動する駆動手
段と、受板とプレス板との開口部に空き缶を投入するた
めのホッパと、磁石によりスチール缶を分別する分別ロ
ーラと、分別ローラにより吸着されたスチール缶を分別
ローラから分離する分離手段とを備えた空き缶回収機に
おいて、前記分離手段の下方に、上部に円筒状のガイド
の設けられた残液回収用樋が配置されたことを特徴とす
る。
【0024】請求項7記載の発明では、垂直方向に固定
された受板と、受板に対向して配置され、受板に対して
接近するように移動して缶を圧縮するプレス板と、プレ
ス板を駆動する駆動手段と、受板とプレス板との間に空
き缶を投入するために、前方が低部となる傾斜して配置
されたホッパと、前記駆動手段により駆動され、且つホ
ッパを前後方向及び昇降方向に移動させるリンク機構
と、前記ホッパには、その前部の一定範囲内の上下動を
許容する上下の位置規制手段が設けられていることを特
徴とする。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項7記載のリ
ンク機構が、ホッパ後部を上下動させるためにホッパと
前記駆動手段との間に設けられた昇降用リンクと、ホッ
パ後部を前後動させるためにホッパとケースとの間に設
けられた前後動用リンクとを備えていることを特徴とす
る。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項7及び請求
項8記載の上下の位置規制手段が、ホッパを底部から支
持する支持部材と、ホッパ前部の上方への移動範囲を規
制するガイド機構から構成されているとを特徴とする。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
ガイド機構がホッパの前部側方に張りだした突出部と、
側板上部に水平方向に設けられた係合部から構成されて
いることを特徴とする。
【0028】請求項11記載の発明は、請求項9記載の
上下の位置規制手段が、挿入部材と、前記挿入部材が挿
入され、且つ前記挿入部材の外径よりも上下方向に幅の
広い長孔から構成されていることを特徴とする。
【0029】
【作用】本発明の請求項1記載の空き缶回収機では、ホ
ッパが前後方向と共にホッパ後部が上部にも移動するた
め、空き缶が受板とプレス板との開口部に詰まることは
発生せず、円滑に送ることができる。
【0030】また、請求項2記載の発明では、リンク機
構の駆動伝達力が最小値となる時に、反力によりモータ
にかかる負担が最大となる。反力がそれ以上の値となる
時には、それを検知してモータが停止する。これによ
り、缶の圧縮の初期に、空き缶以外の石等の固い異物が
検出できると共に、圧縮後期での反力が小さくなるた
め、装置各部が保護される。
【0031】請求項3記載の発明では、リンク機構の駆
動伝達力が最大値となる位置において圧縮が終了するた
め、効率よく圧縮することができる。
【0032】請求項4記載の発明では、空き缶を構成材
料毎に分離する分離手段の構造が単純となり、装置の簡
素化を図ることのできる。
【0033】請求項5記載の発明では、側面ガイド板が
開放側ほどプレス板の端部から離れるように広がってい
るため、缶のはみ出しを防止すると共に、側面ガイド板
とプレス板とに挟まれたつぶれた缶も、プレス板が開口
するときに下落することになり、詰まることがない。
【0034】請求項6記載の発明では、樋の上部に円筒
状のガイドが設けられたことにより、残液が飛び散るこ
とがなくなり、またガイドを伝って一か所から落下する
ため、確実に捕集される。また、空き缶が樋上に落下し
た場合でもガイドにより下方の回収ボックスに回収され
る。
【0035】請求項7記載の発明は、空き缶を受板とプ
レス板とからなる圧縮部に送るためのホッパが、リンク
機構により前後方向及び昇降方向に移動させ、さらにホ
ッパの前部を一定範囲内で自由に上下動できるようにす
ると、圧縮部とホッパとの間に空き缶が挟まることも発
生しにくくなり、空き缶を圧縮部に円滑に送ることがで
きる。
【0036】請求項8記載の発明は、リンク機構に昇降
用リンクと、前後動用リンクとが設けられることによ
り、ホッパ後部を上下動させると同時に、前後動させる
ことができる。
【0037】請求項9記載の発明は、ホッパは底部が支
持部材により支持されている。この時、ホッパの前部は
ガイド機構に当接していない。そして、ホッパの前方向
の移動時には、ホッパの前部が空き缶等に当たり、上昇
するのを、ガイド機構により規制される。この時、ホッ
パの底面は支持部材に当接していない。したがって、ホ
ッパ後部が昇降方向及び前後方向に移動するときには、
ホッパ全体に振動が発生することになる。これにより、
空き缶を円滑に圧縮部に送ることができる。
【0038】請求項10記載の発明は、ホッパの上昇及
び前後方向への移動時に、ホッパの上昇と共にホッパの
前部側方に張りだした突出部が、側板上部に水平方向に
設けられた係合部に係合して、また、ホッパの前後方向
の移動に伴い、突出部が係合部に沿って移動することに
より、ホッパ前部の上方への移動が規制される。これに
よりホッパを大きく前方に傾けることができる。
【0039】請求項11記載の発明は、ホッパの上昇及
び前後方向への移動時に、ホッパの上昇と共に挿入部材
が長孔の下縁に当接する。また、ホッパの前後方向の移
動に伴い、挿入部材が長孔内部を移動する。これによ
り、ホッパ前部は、ホッパの上昇及び前後方向への移動
時には、上方への移動が規制される。
【0040】
【実施例】本発明の空き缶回収機の実施例を図面に基づ
いて説明する。なお、図中で作業者が立つ位置を機器の
正面とする。
【0041】(1)第1実施例 図1〜図9 [第1実施例の構成]本実施例の空き缶回収機は、図1
及び図2に示すように、ケース1には、前面に駆動スイ
ッチ1sが設けられ、上面後部に空き缶投入口1a及び
その側面と背面とにこぼれどめ用のガイド1bが設けら
れている。なお、ケース内部の投入口1aの前後の端部
には、下方に向かってじゃま板1c,1dが設けられて
いる。さらに、ケース1内部には、缶の圧縮部及び回収
部が配設されている。
【0042】このようなケースの内部は、図2に示すよ
うに、投入口1aの下部にケース内に投入された空き缶
Cを圧縮部に導入するためのホッパ2が、前部が低位置
となるように傾斜して配置されている。このホッパ2
は、後述する圧縮部の駆動用モータ3により前後方向及
び後方が上方に揺動可能に設けられている。このような
ホッパ2は、最低部となる前端部が圧縮部の上方に位置
するように配設されている。
【0043】圧縮部は、プレス板4と固定受板5とによ
り圧縮路が構成されている。固定受板5は、垂直方向に
ケース1に対して固定され、この前方側に対向してプレ
ス板4が配置されている。プレス板4は第1〜第4のリ
ンク6〜9を介してモータ3に接続され、モータ3の回
転に連動し、支軸4aを支点として上部が往復回動する
ように構成されている。固定受板5は、スペーサSを介
して、ケースの固定部に固定されている。
【0044】なお、プレス板4には缶からの反力が加わ
るが、この反力はモータ3に伝達されると、モータの負
荷となりモータに流れる電流がそれだけ増大する。本実
施例では、この時の増大量が一定以上になると、圧縮で
きない異物が入ったとしてモータ3を停止するように構
成された異物検出部が設けられている。
【0045】ここで、プレス板4は次のようなリンクを
介してモータ3に接続されている。まず、モータ3には
マグネット回転用のスプロケット10が設けられ、この
スプロケット10の直径方向に第1リンク6が、スプロ
ケット10と共にモータの駆動軸3aを支点として前後
方向に回転するように固定されている。この第1リンク
6の一方の端部を支点として、長尺な第2リンク7の一
端部が回転可能に取り付けられている。さらに、第2リ
ンク7の他端部は、コ字形の第3リンク8の中央部に回
動自在に取り付けられている。ここで、コ字形を2つの
腕部とこれに挟まれた主部とから構成されるとすると、
第3リンク8は、コ字形の両腕部端部がケースの背面上
部1eを支点として、上下方向に回動自在に設けられて
いる。この第3リンク8の両腕部の中央部には、コ字形
の第4リンク9の両腕部端部が回動自在に取り付けられ
ている。この第4リンク9の主部は、プレス板4の中央
部に設けられた支点4bとして、回動自在に取り付けら
れている。
【0046】また、第3リンク8と第4リンク9との接
続部には、さらにコ字形の揺動リンク11の両腕部が回
動自在に取り付けられている。この揺動リンク11の主
部は、ホッパ2の底面後部を支点として回動自在に取り
付けられている。
【0047】上述の第1及び第2リンク6,7は、第3
及び第4リンク8,9に駆動力を伝達するてこクランク
機構として、また、第3及び第4リンク8,9は、プレ
ス板4に動力を伝達するリンク機構として、次のように
構成されている。すなわち、図3に示すように、第2リ
ンク7は、プレス板4と固定受板5との間の異物を検出
する異物検出部において、第1リンク6に対する角度が
約90°となるように構成されている。また、図4に示
すように、プレス板4の空き缶に対する最大圧縮位置に
おいて、第1と第2のリンク6,7及び第3と第4のリ
ンク8,9は、それぞれほぼ直線状となるように構成さ
れている。
【0048】このような圧縮部には、図5に示すように
プレス板4と固定受板5との左右の側面に側面ガイド板
12が設けられ、固定受板5に固定されている。この側
面ガイド板12は、プレス板4と固定受板5との最大開
口時の開口を十分覆う大きさ及び形状である。さらにこ
の側面ガイド板12は、図3の平面図のように、上方か
ら見た時にプレス板4の開放側ほどプレス板4の端部か
ら離れるように広がって、プレス板4との間には隙間の
設けられた状態となるように形成されている。
【0049】なお、プレス板4の上部は、空き缶中の残
液や圧縮路の洗浄水が駆動手段やリンク機構等にかかる
ことを防止するために、L字形に形成された汚水侵入防
止部4xが設けられている。この汚水侵入防止部4x
は、ホッパ2の投入案内部33よりも、常に後方位置と
なるように設けられている。
【0050】このような圧縮部の下部には、図6乃至図
9に示すように、圧縮された空き缶Cを材料毎に選別し
て回収する回収部が配置されている。この回収部には、
磁石を用いた分別ローラと、分別ローラに吸着された缶
を分別ローラから分離するための分離手段と、空き缶内
の残液を回収する残液回収部が配設されている。分別ロ
ーラは、回転軸13が圧縮部の幅方向に設けられ、この
回転軸13上にリング状磁石14が一定間隔で設けられ
ている。このような分別ローラは、プレス板4の駆動手
段であるモータ3により駆動されるように構成されてい
る。すなわち、第1チェーン22によりスプロケット1
0の回転がシャフト23に伝達され、これが第2チェー
ン24を介して回転軸13に伝達される用に構成されて
いる。
【0051】このような分別ローラに吸着された缶を分
別ローラから分離するための分離手段として、櫛歯状の
分離板15が配設されている。この分離板15は、平板
状の基部15aと、鉤状となっている先端部とにより構
成される。先端部は、リング状磁石14間の幅と略同一
となる櫛歯15bが形成されている。このような分離板
15は、その基部15aに伝達部材16を介してプレス
板4の往復回動が伝達されると、連動して支軸15cを
中心の前後方向に回動するように構成されている。ま
た、分離板15を分別ローラ方向に付勢するために、支
軸15cの上部の取付部17aに弾性部材17の一端が
取り付けられ、この他端はモータ3の固定部材21の取
付部17bに固定されている。さらに、このような回収
部には、分別ローラの下方に缶材料毎の回収ボックス1
8を配置して使用される。この時、前方がアルミニウム
缶用18a、後方がスチール缶用18bとなる。
【0052】前記分別ローラの下部の残液回収部には、
分別ローラと同方向にV字形の樋19が配設されてい
る。この樋19は左右の一方に傾斜し、傾斜の最低部か
らケース外部に残液排出口19aが設けられている。こ
のような樋19の上部には、樋と同方向に、樋の上部開
口距離に比べ僅かに小さい直径となる円筒状の残液ガイ
ド20が設けられている。
【0053】[第1実施例の作用]以上の様に構成され
る本実施例の作用は次のようになる。すなわち、空き缶
圧縮時には、空き缶をケース上面の投入口1aから投入
し、モータ3の駆動スイッチを投入する。これにより、
モータ3が駆動され、スプロケット10と第1〜3のリ
ンク6〜8及び揺動リンク11とを介して、ホッパ2が
前後方向及びホッパ後部が上方に揺動する。これによ
り、空き缶がホッパ2の最低部方向に送られる。さら
に、この最低部から、プレス板4と固定受板5とにより
構成される圧縮路に落下する。この落下は、ホッパ2が
最大傾斜となった時に、プレス板4は固定受板5に対し
て最大に開口するため、円滑に落下することになる。
【0054】この圧縮路では、プレス板4にスプロケッ
ト10と第1〜第4リンク6〜9を介してモータ3の駆
動が伝達される。これにより、プレス板4の最大開口状
態から、支軸4aを支点として固定受板方向に回動す
る。したがって、空き缶Cはプレス板4と固定受板5の
間が狭まるにつれて押し潰されて、プレス板4が閉じて
固定受板5と平行状態となった時に確実に圧縮される。
続いて、プレス板4は再度最大開口方向に回動するた
め、この時の開口により圧縮された缶は、圧縮路から落
下する。
【0055】ところで、圧縮部のプレス板4が閉じて空
き缶の最大圧縮位置となる状態は、第1及び第2リンク
6,7と第3及び第4リンク8,9とが、それぞれほぼ
直線状となる時である。この状態は、てこクランク機構
及びリンク機構が同時に駆動力の伝達力が最大となる位
置であり、プレス板4に加わる圧縮力が最大となる時で
ある。この時には缶からの反力も最大となるが、モータ
3に対しては複数のリンク6〜9を介しているため、各
リンクの支点において反力が吸収されて、モータにかか
る負担は低くなる。
【0056】一方、プレス板4の空き缶潰し初めとなる
位置は、第1リンク6と第2リンク7との角度が約90
°となり、駆動力の伝達力が最小となる位置である。し
たがって、プレス板4に加わる圧縮力が最小であること
から、缶からの反力も小さい状態である。この状態の時
に規定以上の反力の発生に対する異物検出部を設けるこ
とにより、圧縮の初期に異物を検出できるため、圧縮後
期での過大な反力の発生を防止している。
【0057】上述のように圧縮路で圧縮された缶Cは、
下部の回転する分別ローラにより、分別される。すなわ
ち、アルミニウム缶は分別ローラのリング状磁石14に
吸着されないため、その回転により前方に弾かれて落下
する。一方スチール缶は、分別ローラの磁石14に吸着
されて、分別ローラの回転に伴って回転する。ここで、
分別ローラに対して設けられた分離板15は、その上部
が伝達部材16により押圧されるが、プレス板4が最大
開口するときには押圧力が最低となり、弾性部材17に
より先端部の櫛歯は分別ローラ側に付勢することにな
る。一方、プレス板4が固定受板5と平行となる最大圧
縮時に押圧力が最大となり、櫛歯15aは分別ローラか
ら離れる方向に回動する。したがって、分別ローラの吸
着されスチール缶は、鉤状に形成された前記分離板15
の櫛歯15bにより、分別ローラの内側から表面に向か
って回動するため磁石14から剥がされ、鉤状部分に沿
って剥がれ落ちる。
【0058】ところで、缶圧縮時や分別時には、空き缶
内の残液が流出して下部に落下する。これは、分別ロー
ラ下部に設けられた残液回収部の残液ガイド20を伝っ
て樋19に入る。そして、この樋19は傾斜しているた
め、傾斜下部の残液排出口19aから排出される。
【0059】[第1実施例の効果]以上のような本実施
例の効果は、次のようになる。
【0060】まず、空き缶投入時には、ホッパ2はその
後部が持ち上がるように上方に揺動するため、傾斜が大
きくなると共にその揺動により、投入した空き缶が詰ま
ることなく円滑に圧縮路へ送ることができる。また、本
実施例では、ケース1内部の投入口1a前端部にじゃま
板1cが設けられているため、流量が制限されるため、
空き缶が多量に投入され、ホッパ2の容量(流れ量)に
比べて圧縮部の開口が小さい場合でも、詰まることが解
消される。更に、投入口1a後端部のじゃま板1dによ
り、ホッパ2後部端部から缶が落下することは発生せ
ず、効果的に缶を圧縮路へ送り込むことができる。
【0061】次に、圧縮部において、プレス板4が缶の
潰し初めの圧縮初期状態で、モータ3からの圧縮力が最
小となり、またプレス板4が閉じた時の圧縮の最終状態
でモータ3からの圧縮力が最大となるため、効率良く確
実に缶を圧縮することができる。また、圧縮力が最小と
なる初期状態、すなわち反力も最小となる時に規定以上
の反力が発生すると異物として検出されるため、圧縮後
期の反力が過大にならないうちに、駆動を停止すること
ができ、機器の破損等を防止することができる。
【0062】また、プレス板4の最大圧縮時には、第1
と第2のリンク6,7及び第3と第4のリンク8,9が
ほぼ直線状となることから、それぞれの支点で反力を受
けるため、モータ3にかかる反力を低減することができ
る。したがって、装置の耐久性が向上される。
【0063】さらに、圧縮部においては、固定受板とそ
の固定部との間にスペーサの配設が可能なため、スペー
サの厚さを調節することにより、圧縮時の缶の厚みを調
節することが容易となる。
【0064】また、圧縮部において、その側面に設けら
れた側面ガイド板12により、側面への缶のはみ出しが
防止されると共に、側面ガイド板12の広がりにより、
圧縮された缶がプレス板4と側面ガイド板12との隙間
に挟まれた場合でも、プレス板12が開口方向に回動す
る時に、プレス板と側面ガイド板との間が広くなり、落
下する。このため、詰まることがなくなり、作業が容易
となる。
【0065】次に、分別ローラに吸着された缶の分離手
段においては、確実に分離することができると共に、構
造が単純化され、また専用に駆動手段が不要となる。し
たがって、空き缶回収機として製造が容易となり、且つ
安価とすることができる。
【0066】また、残液回収部においては、樋19上に
円筒状の残液ガイド20が配設されたことにより、残液
は表面を伝ってその最下部の一か所から落下するため、
残液が飛び散ることがなくなり、確実に捕集でき衛生的
である。さらに、残液ガイド20があるため、樋19に
は圧縮された缶が入ることがなくなり、缶は残液ガイド
20の表面に沿って確実に回収ボックス18に落下す
る。したがって、確実に残液及び空き缶が回収される。
【0067】(2)第2実施例 … 図10〜図12 本実施例では、第1実施例のホッパ2及びプレス板4を
次のように構成することもできる。すなわち、プレス板
4は、モータ3や第1〜第4リンク6〜9、及びスプロ
ケット10からなる駆動手段により駆動されるように構
成されている。また、前記駆動手段にはリンク機構が接
続され、このリンク機構は、駆動手段により駆動される
ように構成されている。このリンク機構は、第3リンク
8と第4リンク9との接続部に、コ字形の昇降用リンク
30の両腕部が回動自在に取り付けられている。そし
て、この昇降用リンク30の主部は、ホッパ2の底面後
部2aを支点として回動自在に取り付けられている。ま
た、昇降用リンク30と共に、前後動用リンク31の一
方の端部が、前記ホッパ2の底面後部2aを支点として
回動自在に設けられている。この前後動用リンク31の
他方の端部は、ケース1の背面上部に設けられた固定部
材1xを支点として、上下方向に回動自在に設けられて
いる。
【0068】一方、ホッパ2の前部には、ホッパ2から
圧縮路に空き缶を円滑に送るために、投入案内部33が
設けられている。この投入案内部33は、図12に示す
ように、角部が曲面状となる逆L字形に形成されてい
る。そして、この投入案内部33は、ホッパ2の左右の
側部よりも、それぞれ外方に突出して突出部33aが設
けられている。このような突出部33aの端部は、それ
ぞれ側面ガイド板12により挟まれるように設けられて
いる。したがって、圧縮路を構成するプレス板4と固定
受板5の上部の左右幅は、ホッパ2前端の左右幅に比
べ、大きく形成されていることになる。
【0069】さらに、プレス板4の最大開口状態に対応
して設けられた側面ガイド板12の上端には、ホッパ2
の上方への移動を規制する位置規制手段としてガイド部
材34が設けられている。このガイド部材34は、垂直
な側面ガイド板12上端に、対向する側面ガイド板12
方向となる水平方向に設けられて、ホッパ2の投入案内
部33の突出部33aを覆うように構成されている。
【0070】また、ホッパ2底面の中間部から前部とな
る位置には、ホッパの下方への移動を規制する位置規制
手段として、ホッパの底面の一部を支持する支持部材が
配置されている。この支持部材として、本実施例では支
持ローラ32が設けられている。この支持ローラ32
は、支軸が固定配置され、一定位置で前後方向に回動自
在となるように設けられている。なお、このような支持
ローラ32は、前記ガイド部材34よりも高い位置に設
けられている。
【0071】なお、プレス板4の上部は、空き缶中の残
液や圧縮路の洗浄水が駆動手段やリンク機構等にかかる
ことを防止するために、L字形に形成された汚水侵入防
止部4xが設けられている。この汚水侵入防止部4x
は、ホッパ2の投入案内部33よりも、常に後方位置と
なるように設けられている。
【0072】以上のように設けられた本実施例の作用・
効果は次のようになる。すなわち、本実施例では、空き
缶の圧縮時に、モータとスプロケット10、第1〜4リ
ンク6〜9及び昇降用リンク30からなる駆動手段を介
して、プレス板4が固定受板5方向に開閉する。これと
同時に、駆動手段に接続されたリンク機構も駆動され
る。このリンク機構により、ホッパ2が駆動されること
になる。これは、第3及び第4リンク8,9の上昇に伴
い、昇降用リンク30が上方に突上げるように移動し、
第3及び第4リンク8,9の下降に伴い、昇降用リンク
30が下方に移動する。これにより、ホッパは、昇降用
リンク30の主部の設けられたホッパ底面後部2aが押
し上げられて上昇する、引き下ろされて下降することを
繰り返すことになる。さらに、昇降用リンク30の上昇
に伴い、昇降用リンク30の主部と共にホッパ底面後部
2aに設けられた前後動用リンク31が、上部後方に回
動する。そして、昇降用リンク30の下降に伴い、前後
動用リンク31が、下部前方に回動する。これにより、
ホッパ2は昇降方向及び前後方向に移動することにな
る。
【0073】ここで、ホッパ2は、ホッパ2の底面が支
持ローラ32により支持されているため、ホッパ2前部
が一定位置よりも下降することは無い。また、この時、
ホッパ2前部に設けられた投入案内部33の左右の突出
部33aは、ガイド部材34には当接していない。そし
て、ホッパ2が前方向に移動した時には、ホッパ2前部
が空き缶等に当たり、ホッパ2前部が上昇した時に、ホ
ッパ2前部はガイド部材34により上昇する位置が規制
される。この時、ホッパ2の底面は支持ローラに当接し
ていない状態となる。
【0074】したがって、本実施例では、プレス板4の
開閉時には、これに連動して、昇降用リンク30と前後
動用リンク31からなるリンク機構により、ホッパ2が
前後方向に揺動すると共に、ホッパ2後部が昇降方向に
揺動することになる。これにより、ホッパ2は、プレス
板4が固定受板5に対して最大に開口した時に、前方に
最も大きく傾斜した状態となり、ホッパ2上の空き缶が
容易に前方に転がる用に流れることになる。しかも、プ
レス板4とホッパ2前部とは、連結されていないため、
ホッパ2が昇降するのに伴い、ホッパ2前部は支持ロー
ラ32とガイド部材34間の一定範囲を不規則に移動す
ることになる。そして、ホッパ2には、支持ローラ32
やガイド部材34との当接により、上下方向の振動が伝
わることになる。これにより、ホッパ2上を空き缶が円
滑に流れて、圧縮路に送られることになる。
【0075】また、ホッパ2とプレス板4とが接続され
ないため、ホッパ2前部とプレス板4との間隔は一定せ
ず、変化する。これにより、ホッパ2前部とプレス板4
との間に圧縮された空き缶が挟まることは、ほとんど生
じ無い。挟まった場合でも、ホッパ2前部が一定範囲内
で自由に上下方向に移動するため、挟まった空き缶は圧
縮路に落下することになる。したがって、プレス板4と
ホッパ2前部との間に空き缶が挟まっても、一瞬で取り
除かれることになる。したがって、本実施例では、円滑
に空き缶を圧縮路に送ることができる。
【0076】(3)第3実施例 … 図13〜図15 本実施例では、第2実施例と同様に昇降リンク及び前後
動用リンク31を設けると共に、ホッパ2及びプレス板
4を次のように構成することもできる。すなわち、本実
施例では、ホッパ2には、底面の中央部分に、ホッパ前
部の上下の位置規制手段が設けられている。この上下の
位置規制手段は、ホッパ底面に前後方向に長尺となり、
垂直下方向に突出した支持板41が設けられ、これに前
後方向に長尺となる長孔42が形成されている。この長
孔42には、挿入部材として、長孔42の上下方向の幅
よりも小さい外径を有するローラ43が挿入されてい
る。このローラ43の支軸は左右方向に固定配置され、
ローラ43は前後方向に回動自在となっている。なお、
このような支持板41は、停止時やホッパの前後方向及
び昇降方向の揺動時に、他の構成部材に接触することが
無いように設けられている。
【0077】一方、ホッパ2の前端部には、投入案内部
44が設けられている。本実施例の投入案内部44は、
ホッパ2の左右方向の幅と同一幅に形成されている。ま
た、圧縮路を構成するプレス板4と固定受板5の上部の
左右幅は、ホッパ2前端の左右幅と略同一、またはそれ
よりも大きく形成する。さらに、側面ガイド板12は、
第1実施例と同様に、プレス板4と固定受板5との左右
の側面に設けられ、プレス板4と固定受板5との最大開
口時の開口を十分に覆う大きさ及び形状となっている。
【0078】以上のように設けられた本実施例の作用・
効果は次のようになる。すなわち、本実施例では、駆動
手段と連動して、リンク機構の昇降用リンク30及び前
後動用リンク31が駆動される。これにより、ホッパ2
が昇降方向及び前後方向に揺動することになる。
【0079】ここで、ホッパ2の底面に設けられた支持
板41では、ローラ43が長孔42中央部の上縁に当接
した状態となっている。したがって、ホッパ2の底面が
支持されている状態となるため、ホッパ2前部が一定位
置よりも下降することは無い。そして、ホッパ2が前方
へ移動した時には、ホッパ2前部が空き缶等と当たり上
昇すると、ローラ43は長孔42の下縁方向に移動して
当接することにより、上昇する位置が規制される。
【0080】したがって、本実施例では、ローラ43
が、ローラ43の外径よりも上下方向に広い長孔42内
部に挿入されていることにより、昇降方向に不規則にホ
ッパ2前部が移動する。これにより、空き缶を円滑に圧
縮路に送ることができる。これは、第2実施例と同様
に、プレス板4の開閉時には、これに連動してリンク機
構により、ホッパ2が前後方向に揺動すると共に、ホッ
パ2後部が昇降方向に揺動することになる。しかも、こ
の時、プレス板4とホッパ2とは、連結されていないた
め、ホッパ2が昇降するのに伴い、ローラ43が長孔4
2内部を上下及び左右に不規則に移動することになる。
この時のローラ43の当接振動がホッパ2に伝わり、ホ
ッパ2上を空き缶が円滑に流れて、圧縮路に送られるこ
とになる。
【0081】また、ホッパ2とプレス板4とが接続され
ないため、ホッパ2前部とプレス板4との間隔は一定せ
ずに変化し、ホッパ2とプレス板4との間に圧縮された
空き缶が挟まることは、ほとんど生じ無い。したがっ
て、本実施例では、円滑に空き缶を圧縮路に送ることが
できる。
【0082】(4)他の実施例 なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、具体的な各部材の形状、或いは各々の取付け位置及
び方法等は適宜変更可能である。例えば、ケース1の空
き缶投入口に開閉可能なカバーを取り付けることによ
り、圧縮作業時にはケース内に手が入らないようにす
る。これにより、圧縮作業時の安全性が向上する。ま
た、第2及び第3実施例の投入案内部33,44は、ホ
ッパ2と一体成形することや別部材により設けること等
適宜変更可能である。
【0083】また、本発明では、ホッパ2前部を一定範
囲内での上下動を許容する上下の位置規制手段は、第2
実施例の支持ローラ及び投入案内部33の突出部33a
とガイド部材や、第3実施例の長孔及びローラに限定さ
れず、適宜変更可能である。例えば、第2実施例では、
次のように構成することも可能である。
【0084】すなわち、投入案内部33の突出部33a
は、投入案内部33を左右に突出させることに限定され
ず、投入案内部33の左右の側面に回動自在なローラを
設けた構成とすることもできる。
【0085】さらに、突出部33aの上下方向の移動を
規制するために、上部側ガイド部材と下部側ガイド部材
を設けることもできる。この上部側ガイド部材と下部側
ガイド部材の間隔は、突出部33aの外径よりも大きく
なるように配置する。これは、ホッパ前部の上下動可能
な範囲に対応させて配置する。なお、この場合は、下部
側ガイド部材によりホッパが支持されることになるた
め、支持ローラ等の支持部材を設ける必要が無い。この
ような構成により、ホッパの上下動に伴い、ホッパ前部
は、上部側ガイド部材と下部側ガイド部材の間のなる位
置を上下に揺動することになる。また、上下のガイド部
材に当接することにより、ホッパに振動が伝わり、空き
缶が円滑にホッパ上を流れることになる。さらに、突出
部33aの上下方向の移動を規制する手段として、上部
側ガイド部材と下部側ガイド部材を凹状のレールとして
形成することや、このレールを側面ガイド板12に形成
すること等に変更することも可能である。
【0086】また、本発明では、ホッパの上方への移動
を規制する手段として、ホッパ2の前部に、重りを設け
ることもできる。この重りの重さや取り付け位置は、ホ
ッパの前後及び上下方向の揺動の支点となる支持部材位
置や揺動範囲等の条件に対応して規定する。さらに、ホ
ッパ2の前端をばね等の弾性部材により、下方に付勢さ
せることもできる。この場合も、支持部材位置や揺動範
囲等の条件により、付勢力や付勢方向を規定する。この
ような構成の場合により、ホッパ2の前端は、通常は下
方に付勢した状態となり、ホッパ2の上昇時に、一定範
囲で上方に持ち上げられることになる。そして、その付
勢力により引き下ろされるため、一定範囲で上下動を繰
り返すことになり、ホッパにこの時の振動が伝わって、
空き缶が円滑に圧縮路に送られ、滞ることなく圧縮して
回収することができる。
【0087】さらに、本発明では、第2実施例のホッパ
底面を支持する支持部材は支持ローラ32に限定され
ず、ホッパ2を支持すると共に、ホッパ2が前後方向に
円滑に揺動することができれば、他の支持部材とするこ
ともできる。これは例えば、1または2以上のボールベ
アリングを左右方向に並べ、これにより支持する、また
は回動はしない部材により支持する等適宜変更可能であ
る。また、第3実施例の支持部材に設けられたローラ4
3は回動自在に設けることに限定されず、円筒状のロー
ラが固定配置された構成とすることもできる。また、上
述の重りや弾性部材等により、ホッパ前部を下方に付勢
する場合には、支持部材として、ホッパ前端が支持され
る支持板を設けることもできる。
【0088】また、本発明では、第3実施例のホッパ2
前部の上下の移動を規制する手段を次のように構成する
こともできる。すなわち、ホッパ2底面に前後方向に回
動自在となるローラを設ける。このローラは、ホッパ左
右側面から突出して設ける。そして、ケース側に、前記
ローラの外径よりも上下方向が広い長孔、またはレール
を設ける。このような構成により、第3実施例の用に支
持板41を他の構成部材に当接しないように配置する必
要がなくなり、組み立てが容易となる。
【0089】さらに、本発明では、側面ガイド板12の
上端位置は限定されず、ホッパ2の前方となる、圧縮路
側面の上方部分を覆う位置まで設けることもできる。さ
らに、第2実施例の場合には、次のような構成とするこ
とができる。これは、側面ガイド板12上端のガイド部
材34の上部に、垂直方向のガイド部材を設ける。垂直
方向のガイド部材は、プレス板4と固定受板5の最大開
口状態の時の側面開口部分を覆うように設ける。また
は、ホッパの側面を投入案内部よりも前方まで突出させ
て、側面開口部分を覆うように設ける。このような構成
とすることにより、空き缶はホッパ2の前端から左右の
側面ガイド板12の外部側に落下することが無く、すべ
て円滑に圧縮路に送ることができる。
【0090】
【発明の効果】請求項1記載の発明の空き缶回収機で
は、空き缶投入時に、ホッパが前後方向と共に後部が持
ち上がるように揺動するため、投入した空き缶が詰まる
ことなく円滑に圧縮部へ送ることができる。
【0091】請求項2記載の発明の空き缶回収機では、
圧縮力と共に反力も最小となる圧縮初期状態において規
定以上の反力が発生すると異物として検出されるため、
圧縮後期の反力が過大にならないうちに駆動を停止する
ことができ、機器の破損等を防止し、保護することがで
きる。
【0092】請求項3記載の発明の空き缶回収機では、
圧縮初期にモータからの圧縮力が最小となり、また圧縮
の最終状態でモータからの圧縮力が最大となるため、効
率良く確実に缶を圧縮することができる。
【0093】請求項4記載の発明の空き缶回収機では、
分別ローラに吸着された缶の分離手段の構造を単純化で
き、また専用の駆動手段が不要となり、しかも缶を確実
に分離することができる。このため、空き缶回収機とし
て製造が容易となり、且つ安価とすることができる。
【0094】請求項5記載の発明の空き缶回収機では、
圧縮部に設けられたガイド板が開放側ほどプレス板の端
部から離れるように広がって設けられたことにより、缶
のはみ出しを防止すると共に、ガイド板とプレス板とに
挟まれた缶も、プレス板が開口するときに下落すること
になり、詰まりの発生を防止することができる。
【0095】請求項6記載の発明の空き缶回収機では、
残液回収部において、樋上に円筒状の残液ガイドが配設
されたことにより、残液が飛び散ることがなくなって確
実に捕集することができる。さらに、残液ガイドによ
り、樋上に落下した缶も回収ボックスに回収することが
できる。したがって、確実に残液及び空き缶を回収する
ことができる。
【0096】請求項7記載の空き缶回収機発明では、空
き缶を圧縮部に送るためのホッパが、リンク機構により
ホッパを前後方向及び昇降方向に移動させ、さらにホッ
パの前部を一定範囲内で自由に上下に動かすことができ
るので、空き缶を圧縮部に円滑に送ることができる。ま
た、圧縮部とホッパとの間に空き缶が挟まることもな
く、これにより、空き缶を円滑に回収することができ
る。
【0097】請求項8記載の発明の空き缶回収機では、
リンク機構に昇降用リンクと、前後動用リンクとが設け
られることにより、ホッパ後部を上下動させると同時
に、ホッパ全体を前後動させることが、円滑に行うこと
ができ、空き缶を圧縮路に滞ることなく送ることができ
る。
【0098】請求項9記載の発明の空き缶回収機では、
ホッパ前部の上下の位置規制手段として、ホッパを底部
から支持する支持部材と、ホッパ前部の上方への移動範
囲を規制するガイド機構が設けられたことにより、ホッ
パは底部が支持部材により支持されている。この時、ホ
ッパの前部はガイド機構に当接していない。そして、ホ
ッパが前方への移動中には、ホッパの前部はガイド機構
により上昇することが規制される。この時、ホッパの底
面は支持部材に当接していない。したがって、ホッパ後
部が昇降方向及び前後方向に移動するときには、ホッパ
が支持部材またはガイド機構に当接する時の振動がホッ
パ全体に伝わる。これにより、ホッパ上の空き缶を円滑
に圧縮部に送ることができる。
【0099】請求項10記載の発明の空き缶回収機で
は、ガイド機構として、ホッパの前部側方に張りだした
突出部と、側板上部に水平方向に設けられた係合部が設
けられたことにより、ホッパの上昇及び前後方向への移
動時に、ホッパの上昇と共にホッパの前部側方に張りだ
した突出部が、側板上部に水平方向に設けられた係合部
に係合して、また、ホッパの前後方向の移動に伴い、突
出部が係合部に沿って移動することにより、ホッパ前部
の上方への移動を規制することができる。これにより、
ホッパを大きく前方に傾くことができ、円滑に空き缶を
圧縮路に送ることができる。
【0100】請求項11記載の発明の空き缶回収機で
は、上下の位置規制手段として、挿入部材と、前記挿入
部材が挿入され、且つ前記挿入部材の外径よりも上下方
向に幅の広い長孔が設けられたことにより、ホッパの上
昇及び前後方向への移動時に、ホッパの上昇と共に挿入
部材が長孔の下縁に当接する。また、ホッパの前後方向
の移動に伴い、挿入部材が長孔内部を移動する。これに
より、ホッパ前部は、ホッパの上昇及び前後方向への移
動時には、上方への移動が規制され、ホッパを大きく前
方に傾くことができ、円滑に空き缶を圧縮路に送ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空き缶回収機の一実施例の外観を示す
斜視図。
【図2】図1の内部を示す要部側面図。
【図3】異物検出時のリンクの状態を示す概念図。
【図4】プレス板の最大加圧点におけるリンクの状態を
示す概念図。
【図5】図1の平面図。
【図6】図2の回収部の要部を示す側面拡大図。
【図7】図2の回収部の要部を示す平面拡大図。
【図8】図2の回収部の要部を示す正面拡大図。
【図9】図1の正面図。
【図10】本発明の第2実施例の要部を示す側面図。
【図11】図10の各リンクが回動し、プレス板の最大
開口状態を示す側面図。
【図12】図10の要部斜視図。
【図13】本発明の第3実施例の要部を示す側面図。
【図14】図13の各リンクが回動し、プレス板の最大
開口状態を示す側面図。
【図15】図14の要部斜視図。
【符号の説明】
1 … ケース 2 … ホッパ 3 … モータ 4 … プレス板 5 … 固定受板 6 … 第1リンク 7 … 第2リンク 8 … 第3リンク 9 … 第4リンク 10 … スプロケット 11 … 揺動リンク 12 … 側面ガイド板 13 … 回転軸 14 … リング状磁石 15 … 分離板 16 … 伝達部材 17 … 弾性部材 18 … 回収ボックス 19 … 樋 20 … 残液ガイド 21 … 固定部材 22 … 第1チェーン 23 … シャフト 24 … 第2チェーン 30 … 昇降用リンク 31 … 前後動用リンク 32 … 支持ローラ 33 … 投入案内部 33a… 突出部 34 … ガイド部材 41 … 支持板 42 … 長孔 43 … ローラ 44 … 投入案内部 C … 空き缶 S … スペーサ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に固定された受板と、受板に対
    向して配置され、上部が往復回動して缶を圧縮するプレ
    ス板と、プレス板を駆動する駆動手段と、受板とプレス
    板との間の上部開口部に空き缶を投入するために、前方
    が低部となる傾斜の前端部がプレス板の上方となるよう
    に配置されたホッパとを備えた空き缶回収機において、 前記駆動手段に、ホッパをプレス板の開口に伴い前後方
    向及びホッパ後部を上方に移動自在とするリンク機構が
    設けられたことを特徴とする空き缶回収機。
  2. 【請求項2】 缶の圧縮部として垂直方向に固定された
    受板と、受板に対向して配置され、上部が往復回動して
    缶を圧縮するプレス板とを備え、 プレス板の駆動手段として、モータと、モータの駆動力
    をプレス板に伝える複数のリンクによるリンク機構とを
    備え、 受板とプレス板との開口部に投入された異物を検出する
    手段の設けられた空き缶回収機において、 モータの回転軸に連結されたリンク機構の駆動伝達力が
    最小値となる位置において、前記異物が検出されるよう
    に構成されたことを特徴とする空き缶回収機。
  3. 【請求項3】 缶の圧縮部として垂直方向に固定された
    受板と、受板に対向して配置され、上部が往復回動して
    缶を圧縮するプレス板とを備え、 プレス板の駆動手段として、モータと、モータの駆動力
    をプレス板に伝える複数のリンクによるリンク機構とを
    備えた空き缶回収機において、 前記リンク機構の駆動伝達力が最大値となる位置におい
    てプレス板が空き缶に対する最大圧縮位置となるように
    構成されたことを特徴とする空き缶回収機。
  4. 【請求項4】 垂直方向に固定された受板と、受板に対
    向して配置され、上部が往復回動して缶を圧縮するプレ
    ス板と、プレス板を駆動する駆動手段と、受板とプレス
    板との開口部に空き缶を投入するためのホッパと、回転
    軸上に一定間隔で複数のリング状磁石が配設されて磁石
    によりスチール缶を吸着する分別ローラと、分別ローラ
    に吸着したスチール缶を分別ローラから分離するための
    分離手段とを備えた空き缶回収機において、 前記分離手段として、プレス板の回動により押圧されて
    揺動する分離板を備え、前記分離板の先端部に、前記分
    別ローラの磁石間に入る櫛歯部を備え、櫛歯部が前記分
    別ローラの回転軸に沿って鉤状に形成され、揺動時には
    櫛歯部が回転軸側から磁石表面に向かって揺動するよう
    に構成されたことを特徴とする空き缶回収機。
  5. 【請求項5】 垂直方向に固定された受板と、受板に対
    向して配置され、上部が往復回動して缶を圧縮するプレ
    ス板と、プレス板を駆動する駆動手段と、受板とプレス
    板との両側面開口部に沿って受板に固定された側面ガイ
    ド板と、受板とプレス板との開口部に空き缶を投入する
    ためのホッパとを有する空き缶回収機において、 側面ガイド板が、プレス板の開放側ほどプレス板の端部
    から離れるように広がって設けられたことを特徴とする
    空き缶回収機。
  6. 【請求項6】 垂直方向に固定された受板と、受板に対
    してV字形に上部が往復回動して缶を圧縮するプレス板
    と、プレス板を駆動する駆動手段と、受板とプレス板と
    の開口部に空き缶を投入するためのホッパと、磁石によ
    りスチール缶を分別する分別ローラと、分別ローラによ
    り吸着されたスチール缶を分別ローラから分離する分離
    手段とを備えた空き缶回収機において、 前記分離手段の下方に、上部に円筒状のガイドの設けら
    れた残液回収用樋が配置されたことを特徴とする空き缶
    回収機。
  7. 【請求項7】 垂直方向に固定された受板と、 受板に対向して配置され、受板に対して接近するように
    移動して缶を圧縮するプレス板と、 プレス板を駆動する駆動手段と、 受板とプレス板との間に空き缶を投入するために、前方
    が低部となる傾斜して配置されたホッパと、 前記駆動手段により駆動され、且つホッパを前後方向及
    び昇降方向に移動させるリンク機構と、 前記ホッパには、その前部の一定範囲内の上下動を許容
    する上下の位置規制手段が設けられていることを特徴と
    する空き缶回収機。
  8. 【請求項8】 前記リンク機構が、ホッパ後部を上下動
    させるためにホッパと前記駆動手段との間に設けられた
    昇降用リンクと、ホッパ後部を前後動させるためにホッ
    パとケースとの間に設けられた前後動用リンクとを備え
    ていることを特徴とする請求項7記載の空き缶回収機。
  9. 【請求項9】 前記の上下の位置規制手段が、ホッパを
    底部から支持する支持部材と、ホッパ前部の上方への移
    動範囲を規制するガイド機構から構成されているとを特
    徴とする請求項7または請求項8記載の空き缶回収機。
  10. 【請求項10】 前記ガイド機構がホッパの前部側方に
    張りだした突出部と、側板上部に水平方向に設けられた
    係合部から構成されていることを特徴とする請求項9記
    載の空き缶回収機。
  11. 【請求項11】 前記上下の位置規制手段が、挿入部材
    と、前記挿入部材が挿入され、且つ前記挿入部材の外径
    よりも上下方向に幅の広い長孔から構成されていること
    を特徴とする請求項9記載の空き缶回収機。
JP5292291A 1993-01-25 1993-11-22 空き缶回収機 Pending JPH06269999A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103480487A (zh) * 2013-09-23 2014-01-01 北京师范大学 一种用于河流底泥污染修复吸附剂回收的设备
CN107877914A (zh) * 2017-12-13 2018-04-06 青岛港湾职业技术学院 一种易拉罐回收机
CN111422523A (zh) * 2020-03-16 2020-07-17 长沙师范学院 一种自动开门的智能分类回收垃圾箱

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