JP3020578U - 手摺の固定構造 - Google Patents

手摺の固定構造

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JP3020578U
JP3020578U JP1995003405U JP340595U JP3020578U JP 3020578 U JP3020578 U JP 3020578U JP 1995003405 U JP1995003405 U JP 1995003405U JP 340595 U JP340595 U JP 340595U JP 3020578 U JP3020578 U JP 3020578U
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JP
Japan
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handrail
screw body
female screw
male screw
elastic body
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JP1995003405U
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English (en)
Inventor
英 隅田
Original Assignee
株式会社スミリ
隅田 篤二
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場での手摺固定作業が容易に行える手摺の
固定構造を提供する。 【構成】 手摺受け12の先端に雄ネジ体15を形成
し、手摺13の内部にその半径方向に雌ネジ16が刻設
された雌ネジ体17を手摺13の半径方向を中心とした
回転が不能に内蔵し、この雌ネジ体17と手摺13の内
壁との間にネジ締付け時に雄ネジ体15の回転を許容す
る緩衝用弾性体18を介在し、手摺13に形成された固
定孔19を通して雄ネジ体15を雌ネジ体17に螺合す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建物等の壁面に手摺受けを介してパイプ状の手摺を固定する構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の手摺の固定構造を示す断面図である。図6において、パイプ状の 手摺1を手摺受け2に固定する場合、手摺受け2の台座3を壁面4に固定し、手 摺受け2のL字形支柱5の先端に固定された円弧状の半受6に手摺2を載せ、手 摺1と半受6とをビス7で固定することにより手摺1を固定するのが一般的であ った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の固定構造においては、手摺1を半受6に載せた状態で半受6 のビス穴8に併せて手摺側にビス螺合用の孔を明けなければならず、現場におけ る作業が繁雑となるという難点があった。
【0004】 そこで、この考案の目的とするところは、現場での作業が容易に行える手摺の 固定構造を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、この考案は、壁面に手摺受けを介してパイプ状の手摺を 固定する構造において、手摺受けの先端に雄ネジ体が形成され、手摺の内部にそ の半径方向に雌ネジが刻設された雌ネジ体が手摺の半径方向を中心とした回転が 不能に内蔵され、この雌ネジ体と手摺の内壁との間にネジ締付け時に雄ネジの回 転を許容する緩衝用弾性体が介在され、手摺に形成された固定孔を通して前記雄 ネジ体が前記雌ネジ体に螺合された手摺の固定構造を特徴としている。
【0006】 いずれの構成であっても、ビスを使用しない方式、すなわち、半受を省略した 固定構造であればよい。この構成としては、雄ネジと雌ネジの螺合が最も簡単に 手摺を固定することができる。
【0007】 ここで、緩衝用弾性体を使用したのは、単なる雄ネジと雌ネジの螺合構造では 、手摺受けにL字形支柱を用いた場合、ネジ締め付け時にL字形支柱の向きが各 手摺受けによってばらばらになり、一定方向に配列できないことがある。この場 合、緩衝用弾性体を使用すれば、ネジの締付け時に、一定のトルクで支柱を回し たとしても、その後に、支柱をさらに所望の角度分だけ回すことができ、支柱を 一定方向に配列することができるからである。
【0008】 この際、雌ネジ体は緩衝用弾性体と別体で両者離脱可能に構成してもよく、ま たインジェクションモールドによって一体的に形成されたものであってよい。雄 ネジ体は、手摺受けのパイプ状の支柱の先端に螺合する雌ネジ部を有する構成で あっても、支柱を貫通する長尺のものであってもよい。
【0009】 また、緩衝用弾性体として、手摺の内径よりも小径の円柱状のものを使用すれ ば、手摺の半径方向を中心とする回り止めの機能が付加されることになり、これ に雌ネジ体を一体的に固定すれば、雌ネジ体の回り止めが可能となる。
【0010】
【作用】
上記のように、雄ネジと雌ネジの螺合により手摺を固定するので、支柱側の雄 ネジの回転するだけで強固に固定でき、従来のように半受を使用して複数箇所で ビス止めするよりも施工が容易に行い得る。
【0011】 この際、緩衝用弾性体を使用しているので、雄ネジの締付け時においても余裕 があり、さらに雄ネジを回転して支柱の回転角度を微調整することができ、支柱 を一定方向に配列することができる。
【0012】 さらに、緩衝用弾性体を円柱状に形成すれば、雌ネジ体の手摺半径方向を中心 とした回り止めの機能も付加される。
【0013】
【実施例】
以下、添附図面に示した実施例について説明する。図1はこの考案に係る手摺 の固定構造の一実施例を示す斜視図、図2はその分解斜視図、図3はその断面図 である。
【0014】 これらの図において、壁面11に手摺受け12を介してパイプ状の手摺13を 固定する構造は、手摺受け12の支柱14の先端に雄ネジ体15が形成され、手 摺12の内部にその半径方向に雌ネジ16が刻設された雌ネジ体17が手摺12 の半径方向を中心とした回転が不能に内蔵され、この雌ネジ体17と手摺12の 内壁との間にネジ締付け時に雄ネジ体15の回転を許容する緩衝用弾性体18が 介在され、手摺12に形成された固定孔19を通して前記雄ネジ体15が雌ネジ 体17に螺合されたものである。
【0015】 手摺受け12は、図2、図3のごとく、台座21、台座カバー22、支柱14 、雄ネジ体15及びリング状受け23を備えている。台座21は円盤状に形成さ れ、壁面11にビス25により固定される。この台座21の中心には、ボルト2 6を介して前記支柱14がネジ止めされる。この台座21の外周は、逆テーパー 状に形成され、合成樹脂製の台座カバー22の内壁に形成された突起22aによ って、台座カバー22を離脱不能に固定できる構造となっている。
【0016】 支柱14は、パイプ状でL字形に形成されたもので、基端部側に台座21が固 定され、また、先端側に雄ネジ体15の頭部雄ネジ27を螺合する雌ネジ28が 形成されており、雄ネジ体15を固定できる構造となっている。
【0017】 支柱14と手摺13との間には、手摺側が凹面30となったリング状の受け2 3が雄ネジ体15に外嵌されている。雄ネジ体15は、頭部雄ネジ27とそれよ りも小径で手摺側の雌ネジ体17に螺合する雄ネジ32とを備えている。
【0018】 一方、手摺12に内蔵される雌ネジ体17は、金属製のものであって、円柱状 に形成され、その中央半径方向に雌ネジ16が刻設されている。この雌ネジ体1 7を外嵌する緩衝用弾性体18は、硬質ゴム製(合成樹脂製のものでも可)のも のであって、略円筒型に形成されるとともに、その中央半径方向に雄ネジ体15 の嵌入を許容する導孔34が形成されている。弾性体18の中央孔35は偏心し て形成されており、この中央孔35と導孔34とが連通されている。弾性体18 の外周部のうち、導孔34側は平面状に切断されており、雄ネジ体15の締付け 時に切断部35のコーナー部35aが手摺13の内壁13aに圧接するようにさ れている。
【0019】 上記構成において、手摺13を壁面11に固定する場合、まず、手摺13と手 摺受け12とを固定した後、台座21をビス25で壁面11に固定する。手摺1 3と手摺受け12との固定は、まず、雄ネジ体15の頭部雄ネジ27を支柱14 の先端に螺合する。一方、手摺13側では、その内部に雌ネジ16と導孔34と を合わせた状態で、雌ネジ体17を緩衝用弾性体18に内嵌し、これらを導孔3 4及び雌ネジ16が手摺13の固定孔19に合うように挿入する。
【0020】 次に、手摺受け12側の雄ネジ体15を手摺13の固定孔19に挿入して、そ の先端を雌ネジ16に螺合して締付ける。この締付けにより、図3のごとく、弾 性体18が手摺13の内壁に圧接する。これらの操作を手摺13の長さ方向の複 数箇所で行うが、支柱14の向きが必ずしも一定方向になるとは限らない。この ような場合、支柱14が再度一定方向に向くように支柱14を回転させれば、弾 性体18の弾性により、これを許容することになり、支柱14が一定方向に配列 されることになる。
【0021】 なお、上記実施例では、緩衝用弾性体18と雌ネジ体17とは別体に形成した が、これらを一体的に構成してもよい。図4は弾性体18と雌ネジ体17とをイ ンジェクションにより一体的に成形した構造を示すものであり、雌ネジ体17は 弾性体18の半径方向に固定している。
【0022】 また、雄ネジ体15は、上記実施例のごとく、支柱14の先端に螺合する場合 のみならず、図5のごとく、長尺の雄ネジ体15を使用して支柱14の屈曲部か らネジ締めする構造であってもよい。また、緩衝用弾性体18は、上記実施例の ごとく、円筒形のものに限らず、図5のごとく、平板状のものであってもよい。 この場合、雌ネジ体17が半径方向に中心として回転するのを防止するため、雌 ネジ体17自体を長尺にするか、図5のごとく、手摺13の内径とほぼ同径にす る必要がある。
【0023】
【考案の効果】
以上詳述したところから明らかな通り、この考案によると、雄ネジと雌ネジの 螺合により手摺を固定するから、固定作業が容易に行うことができ、この際、弾 性により、締付け時の支柱の向きを微調整して一定の方向に配列することができ るという利点も有している。また、緩衝用弾性体を円柱状に形成したので、雌ネ ジ体の回り止めとしての機能も付加できるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る手摺の固定構造の一実施例を示
す斜視図
【図2】同じくその分解斜視図
【図3】同じくその断面図
【図4】緩衝用弾性体の別の実施例を示す断面図
【図5】同じく緩衝用弾性体のその他の実施例を示す断
面図
【図6】従来の手摺の固定構造を示す断面図
【符号の説明】
11 壁面 12 手摺受け 13 手摺 14 支柱 15 雄ネジ体 16 雌ネジ 17 雌ネジ体 18 緩衝用弾性体 19 固定孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に手摺受けを介してパイプ状の手摺
    を固定する構造において、手摺受けの先端に雄ネジ体が
    形成され、手摺の内部にその半径方向に雌ネジが刻設さ
    れた雌ネジ体が手摺の半径方向を中心とした回転が不能
    に内蔵され、この雌ネジ体と手摺の内壁との間にネジ締
    付け時に雄ネジの回転を許容する緩衝用弾性体が介在さ
    れ、手摺に形成された固定孔を通して前記雄ネジ体が前
    記雌ネジ体に螺合された手摺の固定構造。
  2. 【請求項2】 前記緩衝用弾性体が手摺の内径よりも小
    径の円柱状に形成された請求項1記載の手摺の固定構
    造。
JP1995003405U 1995-04-17 1995-04-17 手摺の固定構造 Expired - Lifetime JP3020578U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012107391A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 West Inx Ltd ドアハンドル及びドアハンドル取付け構造

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