JP2504853Y2 - 釣り竿の尻栓 - Google Patents

釣り竿の尻栓

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JP2504853Y2
JP2504853Y2 JP1335790U JP1335790U JP2504853Y2 JP 2504853 Y2 JP2504853 Y2 JP 2504853Y2 JP 1335790 U JP1335790 U JP 1335790U JP 1335790 U JP1335790 U JP 1335790U JP 2504853 Y2 JP2504853 Y2 JP 2504853Y2
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plug
engaging
rod
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孝文 原田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、釣り竿の尻栓に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、釣り竿の尻栓は、元竿の内面、あるいは、外面
に形成されたネジ部に対して螺合させる構造が採用され
ていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ここで、元竿に尻栓を螺合させる構造について考える
に、この構造では、尻栓は樹脂等の一体成型で作製が可
能なことから、比較的高い寸法精度を得るものの、元竿
は緩いテーパ状に成形された筒状の素材を切断して製作
されるため、径方向の寸法精度を高めにくい面があり、
この元竿にネジを形成する場合には、素材の内径、ある
いは、外径の加工を必要とすることもある。
しかし、このように加工を必要とする場合には製作時
に手間が掛かるものとなり改善の余地がある。
本考案の目的は、元竿の寸法精度の向上を図らずと
も、無理なく取付けられる尻栓を合理的に構成する点に
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、元竿の内面に形成された凹部に係合
可能な係合片を栓本体に備えると共に、栓本体に挿通す
る、ネジ体を備え、このネジ体の螺進により係合片の元
竿の半径方向への突出を図って、凹部に係合片を係合さ
せる楔状部を備えて成る点にあり、その作用、及び、効
果は次の通りである。
〔作用〕
上記特徴を例えば第1図及び第2図に示すように構成
すると、栓本体(2)を元竿(1)に取付ける際には、
ネジ体(4)の回動操作によって、係合片(3)を凹部
(6)に係合させることになるので、元竿(1)の内径
が所期の値より小さい場合には、ネジ体(4)の回動量
を少なくし、又、元竿(1)の内径が所期の値より大き
い場合には、ネジ体(4)の回動量を多くするだけで、
いずれの場合にも、確実に取付けを行えることになる。
つまり、本考案では、栓本体(2)を元栓(1)の内
部に挿入できる程度の寸法に製作しておくだけで、元竿
(1)の内径の加工を行わずとも、尻栓(A)の取付け
が可能となるのである。
〔考案の効果〕
従って、元竿の内径の寸法精度の向上を図らずとも、
無理なく、確実に取付けられる尻栓が合理的に構成され
たのである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図には、元竿(1)の後端部に尻栓
(A)を取付けた状態の断面を表してあり、この尻栓
(A)は次のように構成されている。
つまり、この尻栓(A)はポリエチレン等、弾性変形
が可能な素材で成る栓本体(2)と一体的に複数個の係
合片(3)‥を備えると共に、頭部(4a)を有したネジ
体(4)を、そのネジ部(4)に螺合させ、又、中子を
受けるゴムキャップ(5)備えて成っている。
尚、係合片(3)‥は夫々とも軽い力で内外方向に弾
性変位できるよう、その側部にスリット(S)‥を形成
してあり、又、半径方向への突出時には元竿(1)の内
面(1a)に環状に形成された凹部(6)に係合できるよ
う構成されている。
又、ネジ体(4)の頭部(4a)には係合片(3)‥夫
々の内方側(竿の軸芯側)の面に接触する楔状部(B)
を形成してあり、竿尻側の端部からネジ体(4)を回動
操作した際には、この楔状部(B)の押圧力によって係
合片(3)が半径方向に突出する結果、元竿(1)の凹
部(6)に係合して尻栓(A)の脱落を阻止するように
なっている。
因みに、係合片(3)‥、凹部(6)夫々には、竿の
軸芯に対して傾斜する接触面(3a),(6a)を形成して
あり、係合片(3)‥が強く圧接するほど尻栓全体を竿
内部に引き込むようになっており、又、ネジ部(4)の
回動操作によって楔状部(B)と係合片(3)‥が、そ
の弾性力によって栓本体(A)の外周面まで退入するよ
うに構成され、ネジ体(4)には水抜き用の溝(4b)が
形成されている。
〔別実施例〕
本考案は上記実施例以外に、例えば、第3図に示すよ
うに、尻栓(A)を構成することが可能であり、同図で
は、栓本体(2)に対して、栓本体(2)の半径方向に
突出自在な係合片(3)‥を別部材によって備えると共
に、この係合片(3)‥に接触して栓本体(2)の半径
方向に突出させる楔状部(B)を有するナット部材(1
0)を栓本体(2)に対し、回動不能状態で竿の軸芯に
沿ってスライド自在に備え、更に、このナット部材(1
0)に螺合するネジ体(4)を栓本体(2)に備えて構
成されている。
つまり、本考案では係合片を栓本体と別部材で構成し
て良く、楔状部はネジ体そのものに備えずとも良く、こ
のように本考案は様々な形態で実施できる。
因みに、この別実施例で前記実施例と等しい機能を有
するものには、実施例と共通の番号、符号を附してい
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る釣り竿の尻栓の実施例等を示し、第
1図は該尻栓の断面図、第2図は第1図のII-II線断面
図であり、第3図は尻栓の別実施例の断面図である。 (1)……元栓、(1a)……内面、(2)……栓本体、
(3)……係合片、(4)……ネジ体、(6)……凹
部、(B)……楔状部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】元竿(1)の内面(1a)に形成された凹部
    (6)に係合可能な係合片(3)を栓本体(2)に備え
    ると共に、栓本体(2)に挿通する、ネジ体(4)を備
    え、このネジ体(4)の螺進により係合片(3)の元竿
    (1)の半径方向への突出を図って、凹部(6)に係合
    片(3)を係合させる楔状部(B)を備えて成る釣り竿
    の尻栓。
JP1335790U 1990-02-14 1990-02-14 釣り竿の尻栓 Expired - Lifetime JP2504853Y2 (ja)

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JPH03105275U JPH03105275U (ja) 1991-10-31
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