JPS631292Y2 - - Google Patents

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JPS631292Y2
JPS631292Y2 JP1981155338U JP15533881U JPS631292Y2 JP S631292 Y2 JPS631292 Y2 JP S631292Y2 JP 1981155338 U JP1981155338 U JP 1981155338U JP 15533881 U JP15533881 U JP 15533881U JP S631292 Y2 JPS631292 Y2 JP S631292Y2
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JP
Japan
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cylinder
groove
outer cylinder
inner cylinder
split spring
Prior art date
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JP1981155338U
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JPS5862308U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、中空の内筒と外筒とを中空状態の
まま軸線方向から相対回転位置調整可能に固定す
る内外筒固定構造に関する。
一般に内部に内筒を固定した外筒の外径を小さ
くするには、内筒そのものの外径を小さくするだ
けでなく、内筒を外筒に固定する固定構造を可能
な限り小型化しなければならない。特に、内筒
(リング状部材を含む)を相対回転位置を容易に
調整し得るように軸線方向から固定する場合は、
その固定構造に多大のスペースを必要とし、外筒
の外径が大きくなるきらいがある。
第1図及び第2図は、レンズ鏡筒に固定した穴
座と、光軸の周りに回転する菊座とに絞り羽根の
2点を軸支する絞り装置における穴座の従来の固
定構造を例示するものである。
第1図において、外周部にヘリコイドねじを有
する内ヘリコイド1は、外側に図示しない中間ヘ
リコイド及び外ヘリコイドが存在してレンズ鏡筒
が構成されている。内ヘリコイド1の内部には絞
り胴2が固定リング3で固定され、この絞り胴2
の内部に穴座4が固定されている。
穴座4は、同一円周上で等間隔に複数個の軸孔
4aを有し、端面外周部に面取り部4bが設けら
れ、絞り胴2に光軸中心に向つて螺着された複数
個のセツトねじ5の先端円錐部で絞り胴2の段部
2aに押圧固定されている。
絞り胴2には、等間隔に複数個のカム溝6aを
有する菊座6が回転自在に装着され、このカム溝
6aと穴座4の軸孔4aとに、複数個の絞り羽根
7の表裏両面に植設されたピン8,9が夫々緩嵌
している。
また、第2図においては、穴座4は外周部が止
めねじ10で内ヘリコイド1に直接固定され、絞
り胴2及び固定リング3が省略されているが、そ
の他の構成は第1図と同様である。
しかしながら、このような従来構造によれば、
第1図の場合は外筒である内ヘリコイド1の内側
に絞り胴2を必要とするため、また第2図の場合
は内筒である穴座4の外側にねじ止め代を必要と
するため、何れも外径を小さくすることができな
い。
さらに、前者の場合には、絞り胴2を内ヘリコ
イド1に組込んだ後、穴座4を回転させて絞り径
を調節することは不可能である。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、
内筒外周面に円周方向に沿つて環状の溝を設けて
この溝に、内径を縮少する方向に偏倚力を有する
一部切欠いた環状の割りスプリングを装着すると
共に、前記溝に直交して内筒の軸線方向に向う複
数個のねじ孔を設けてその中心線が前記溝の底面
より若干内筒の中心側になるようにし、このねじ
孔に先端円錐状の止めねじを螺入して、その円錐
状部で割りスプリングをその偏倚力に抗して外側
に押し広げて外筒内周面に押圧することにより、
内筒を外筒に固定するようにした構造簡単な内外
筒固定構造を提供するものである。
以下、添付図面の第3図乃至第7図を参照して
この考案をレンズ鏡筒と穴座との固定構造に適用
した実施例を説明するが、第1図及び第2図と同
一の部分には同一の符号を付してその部分の説明
を省略する。
第3図乃至第5図において、内筒である穴座1
4の外周部に、円周方向に沿つて断面矩形の環状
溝14cを設けると共に、この環状溝14cに直
交する光軸方向(穴座14の軸線方向)に向う複
数個のねじ孔14dを円周方向に間隔を置いて設
けて、その中心線14e(第4図)を溝14cの
底面14fより若干穴座14の中心側になるよう
にする。
一方、外筒である内ヘリコイド11には、穴座
14の段部14g(第4図)に対応する押圧固定
面11aと、環状溝14cに対向するテーパ面1
1bを設ける。
そして、環状溝14cに、内径を縮少する方向
に偏倚力を有する一部を割つた環状の割りスプリ
ング12を若干押し広げ気味にしてその割り部が
ねじ穴14dに対向しないように装着し、この割
りスプリング12の線径を環状溝14cの深さよ
り小さくして、装着時にこの割りスプリング12
の外周面が溝14c内に収まるようにする。
ここで、各ねじ孔14dに、先端が円錐状をな
す止めねじ13を螺着すれば、止めねじ13の先
端円錐状部13aは割りスプリング12の内周面
に接して第4図に示す状態となる。
この状態で、カニメ穴14h(第3図参照)を
用いて穴座14を回転させて絞り径を調節した
後、各止めねじ13をさらに螺入すると、その先
端円錐状部13aのテーパによるくさび作用によ
り、割りスプリング12が外方に押されて拡開
し、その外周面が内ヘリコイド11のテーパ面1
1bを矢示A方向に押圧すると共に、その軸線方
向の分力により矢示B方向にも押圧し、押圧固定
面11aを穴座14の段部14gに押し付けて穴
座14を内ヘリコイド11の所定位置に強固に固
定し、第5図に示す状態となる。
また、穴座14の固定を解除するには、各止め
ねじ13をゆるめて第4図の状態とし、割りスプ
リング12が自己の偏倚力によりその径を縮少し
て溝14c内に収納されるようにすればよく、そ
の後、第3図に示す取り出し穴14iを用いて穴
座14を図で左方に引き出せば、内ヘリコイド1
1から容易に取り出すことができる。
次に、第6図は上記実施例の一部を変更したこ
の考案の他の実施例を示すもので、内ヘリコイド
11の内面に設けたテーパ面を排して割りスプリ
ング12を内ヘリコイド11の内周面に直接押圧
するようにして内ヘリコイド11の形状を簡略化
したものである。
また、第7図は第6図に示した実施例をいつそ
う簡単にしたこの考案のさらに他の実施例を示す
もので、環状溝14cの底面をU字状にすると共
に、内ヘリコイド11の押圧固定面11aに対応
する段部を穴座14に設ける代りに、穴座14の
端面14jを当り面に充当するようにして、その
形状の簡略化を図つたものである。
なお、上記実施例においては、この考案を絞り
装置の穴座と内ヘリコイドとの固定構造に適用し
た実施例について説明したが、この考案はこれに
限るものではなく、レンズ鏡筒へのレンズ枠の固
定や、その他一般に、外筒の内部に内筒やリング
状部材を、中空状態のまま相対回転位置を容易に
調整し得るように固定する手段として広範囲に適
用し得るものである。
以上述べたように、この考案によれば、内筒の
外周面に円周方向に沿つて環状の溝を設けて、こ
の溝に割りスプリングを装着すると共に、この溝
に直交して、その中心線が溝の底面より若干円筒
の中心側になるように複数個のねじ穴を円周方向
に間隔を置いて設けて、このねじ孔に先端円錐状
の止めねじを螺入し、上記割りスプリングをその
偏倚力に抗して拡開させて外筒内周面に押圧する
ことにより内外筒を固定するようにしたので、簡
単な構造で中空状態を保つたまま、内筒に対して
外筒の外径を最小にすることができ、同時に、止
めねじをゆるめることにより、割りスプリングを
内筒に装着したまま外筒への圧着力を解除して内
筒を外筒に対して回転させることが可能となり、
内外筒の相対回転位置を容易に微調整し得る優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の穴座と内ヘリコイドとの固定
構造を示す断面図、第2図は、従来の穴座と内ヘ
リコイドとの他の固定構造を示す断面図、第3図
は、この考案の実施例を示す断面図、第4図は、
同じくその固定途中状態を示す要部拡大断面図、
第5図は、同じくその固定完了状態を示す要部拡
大断面図、第6図は、この考案の他の実施例を示
す要部拡大断面図、第7図は、この考案のさらに
他の実施例を示す要部拡大断面図である。 11……内ヘリコイド(外筒)、12……割り
スプリング、13……止めねじ、14……穴座
(内筒)、14c……環状の溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空の内筒と外筒とを中空状態のまま軸線方向
    から相対回転位置調整可能に固定する内外筒固定
    構造において、内筒の外周面に円周方向に沿つて
    環状の溝を設けると共に、この溝に直交して内筒
    の軸線方向に向う複数個のねじ孔を設けてその各
    ねじ孔の中心線が前記溝の底面より若干内筒の中
    心側になるようにし、前記溝に、内径を縮少する
    方向に偏倚力を有する一部を割つた環状の割りス
    プリングを装着し、前記ねじ孔に先端円錐状の止
    めねじを螺入し、その先端円錐状部で前記割りス
    プリングをその偏倚力に抗して拡開して外筒内周
    面に押圧することにより、内筒を外筒に固定する
    ようにした内外筒固定構造。
JP15533881U 1981-10-21 1981-10-21 内外筒固定構造 Granted JPS5862308U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15533881U JPS5862308U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 内外筒固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15533881U JPS5862308U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 内外筒固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5862308U JPS5862308U (ja) 1983-04-26
JPS631292Y2 true JPS631292Y2 (ja) 1988-01-13

Family

ID=29947916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15533881U Granted JPS5862308U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 内外筒固定構造

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JP (1) JPS5862308U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4520793B2 (ja) * 2004-08-20 2010-08-11 セイコープレシジョン株式会社 撮像装置およびそれを搭載した電子機器

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Publication number Publication date
JPS5862308U (ja) 1983-04-26

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