JP2023048272A - 位相合わせ可能な締結部材用キャップ - Google Patents

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俊宣 苅谷
Toshinobu Kariya
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Abstract

Figure 2023048272000001
【課題】締結部材の締め付け完了角度の位相がばらついた場合にも、外観を揃えることができる位相合わせ可能な締結部材用キャップを提供する。
【解決手段】本発明の位相合わせ可能な締結部材用キャップは、一端に締結部材への装着部11が形成され、他端に環状の第1セレーション14付きの凹部15が形成された略筒状のキャップ本体10と、第1セレーション14に対応する第2セレーションと、凹部15への嵌め込み部が、裏面に突設されたカバー部材とからなる。これらのセレーションは、テーパ面に形成されていることが好ましい。カバー部材の表面に装飾部を形成しておくことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ボルトやナット等の締結部材に装着される位相合わせ可能な締結部材用キャップに関するものである。
自動車、二輪車、家具、家電等にはボルトやナット等の締結部材が使用されている。これらの締結部材が外部に露出している部位には、外観を向上させるためにキャップを取り付けることがある。例えば自動車のホイールナットには、特許文献1に示されるような装飾用のキャップが取り付けられることがある。
特許文献1のキャップは、ホイールナットの6角形の工具係合部に対応する位置に対応させて、係合爪のある6つの弾性片を備えたものであり、ホイールナットに装着されるものである。この場合には、ホイールナットの締結角度によりキャップの方向が決定されることとなり、キャップの取付け角度を変えたとしても60°刻みとなる。このためホイールナットの締付具合によりキャップの取付け角度の位相が異なり、キャップの外面に装飾部を形成したような場合には、その方向がばらついて外観が見苦しくなるという問題があった。
なお、特許文献2にはボルトの頭部に防水用のキャップを施すことが記載されており、特許文献3にはボルトの頭部に盗難防止用のキャップを被せることが記載されている。しかしこれらは円筒形のキャップであって、その取付け角度の位相を合わせる目的のものではない。
特許第5817232号公報 特開2008-95827号公報 特開2021-28525号公報
本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、ボルトやナット等の締結部材の締め付け完了角度の位相がばらついた場合にも、外観を揃えることができる位相合わせ可能な締結部材用キャップを提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明の位相合わせ可能な締結部材用キャップは、一端に締結部材への装着部が形成され、他端に環状の第1セレーション付きの凹部が形成された略筒状のキャップ本体と、前記第1セレーションに対応する第2セレーション及び前記凹部への嵌め込み部が、裏面に突設されたカバー部材とからなることを特徴とするものである。
なお、前記第1セレーションと前記第2セレーションは、それぞれテーパ面に形成されていることが好ましい。また、前記第2セレーションは部分的に形成しておくことができる。また、カバー部材の表面に装飾部を形成しておくことができる。
本発明の位相合わせ可能な締結部材用キャップは、締結部材に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の凹部に嵌め込まれるカバー部材とからなる。このためキャップ本体に対してカバー部材を任意の角度だけ回転させることができ、締結部材の締め付け完了角度の位相がばらついた場合にも、カバー部材の位相を揃えることができる。またキャップ本体に形成された第1セレーションとカバー部材に形成された第2セレーションを噛み合わせることができるので、不用意にカバー部材に触ってもカバー部材が回ってしまうこともない。
特に第1セレーションと第2セレーションをテーパ面に形成しておけば、カバー部材を容易にキャップ本体の中心に合わせることができる利点がある。
実施形態のキャップ本体を示す斜視図である。 実施形態のカバー部材を示す斜視図であり、(A)は上面の斜視図、(B)は裏面の斜視図である。 実施形態の締結部材用キャップを、締結部材に装着した状態を示す斜視図である。 図3の中央縦断面図である。 複数の締結部材に実施形態の締結部材用キャップを装着した状態を示す斜視図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
本発明の位相合わせ可能な締結部材用キャップは、図1に示すキャップ本体10と、図2に示すカバー部材20とから構成される。本発明の締結部材用キャップは、図3、図4に示すようにボルトやナット等の締結部材30に装着されて用いられるものであり、その全体を樹脂製とすることが好ましい。
図1に示すように、キャップ本体10の全体は略筒状である。このキャップ本体10の一端には締結部材30への装着部11が形成されている。この実施形態では装着部11の外周は円形であって、締結部材30であるボルトの6角の頭部や、ナットの6角の本体に弾性的に装着できるように、6つのスリット12が60°間隔で形成されている。この装着部11の構造は締結部材のサイズや形状に合わせて、適宜変更することができる。
キャップ本体10の他端には円盤状部13が形成されており、この円盤状部13には環状の第1セレーション14を備えた凹部15が形成されている。凹部15の中心には円形の貫通孔16が形成され、その外周には環状平坦部17と第1セレーション14が形成されている。この第1セレーション14は、凹部15の外周から環状平坦部17に向かって傾斜したテーパ面に、全周にわたって環状に形成されている。この実施形態ではテーパ面の角度は軸線に対して45°であるが、30°から60°の範囲で適宜設定することができる。
この実施キャップ本体10の装着部11と円盤状部13とは、6角柱状の連結部18により連結されている。連結部18の形状は外観を重視したデザイン上の観点から決定されるものであり、適宜変更可能である。
図2に、カバー部材20を示す。(B)は反転した状態である。カバー部材20は円板状のカバー本体21を備え、その表面には装飾部22を形成することができる。この実施形態では装飾部22は一文字状としたが、装飾部22の具体的態様は自由に設定することができる。装飾部22は色彩模様であっても、凹凸模様であっても、それらの組み合わせであってもよい。カバー本体21の直径は、キャップ本体10の円盤状部13の直径とほぼ等しい、あるいはキャップ本体10の円盤状部13の直径より大きいことが好ましい。
カバー部材20の裏面には、キャップ本体10への嵌め込み部23が突設されている。この実施形態では、嵌め込み部23はカバー本体21と一体に形成された弾性爪であり、図4に示すようにキャップ本体10の貫通孔16の内側に押し込まれ、爪先端部24を貫通孔16の外周裏面に係合させることにより、キャップ本体10に取付けられる。このようなスナップフィットを容易にするために、弾性爪の外面は傾斜面25とし、押し込まれたときに内側に弾性変形し易い構造としてある。
カバー部材20の裏面の外周に近い位置には外周方向に延びる一対の突出部26が形成されている。これらの突出部26の端面はテーパ面であり、前記したキャップ本体10の第1セレーション14に対応する第2セレーション27が形成されている。第2セレーション27が形成されたテーパ面のテーパ角は、第1セレーション14が形成されたテーパ面のテーパ角に合わせておく。カバー部材20の第2セレーション27は部分的に形成されているだけであるが、キャップ本体10の第1セレーション14は全周にわたり環状に形成されているため、キャップ本体10をどの角度まで回転させても、第1セレーション14と第2セレーション27は常に噛み合うことができる。
なお、図2に示すようにこの実施形態ではカバー部材20の外周部の一部に、突起28が突設されている。これはキャップ本体10にスナップフィットさせたカバー部材20を取外すときに用いられるものである。
このように構成された本発明の位相合わせ可能な締結部材用キャップは、図3、図4に示すように、ボルトやナット等の締結部材30の外部に露出している部位に取付け、外観を向上させるものである。締結部材30は締付具合により締結完了状態における位相が変わる。特に複数の締結部材30があるとき、それらの締結完了状態における位相を一致させることは困難である。しかし本発明の締結部材用キャップは、キャップ本体10にカバー部材20をスナップフィットさせる構造であるから、キャップ本体10に対するカバー部材20の取付け角度を自由に変更することができる。このため各カバー部材20の装飾部22の方向を、揃えることができる。
しかもキャップ本体10とカバー部材20にはそれぞれ第1セレーション14に対応する第2セレーション27が形成されているので、スナップフィットさせた後にキャップ本体10に対してカバー部材20が回転してしまうことはなく、スナップフィットさせた状態の位相を保持することができる。また、キャップ本体10に対してカバー部材20を回した場合にはセレーションによる節度感があり、どのくらい回したかを感じることができる。また、実施形態のようにこれらのセレーションをテーパ面に形成しておけば、キャップ本体10に対してカバー部材20をスナップフィットさせる際にテーパ面によるセンタリング機能が生じ、カバー部材20を容易かつ確実にキャップ本体10に正しく取付けることができる。
上記したように、本発明の位相合わせ可能な締結部材用キャップは、締結部材30に装着されたキャップ本体10に対してカバー部材20を任意の角度でスナップフィットさせることができるので、複数の締結部材30があり、各締結部材30の締結完了状態における位相がバラバラである場合にも、図5に示すようにカバー部材20の装飾部22の位相を揃えることが可能となり、外観を向上させることができる。
10 キャップ本体
11 装着部
12 スリット
13 円盤状部
14 第1セレーション
15 凹部
16 貫通孔
17 環状平坦部
18 連結部
20 カバー部材
21 カバー本体
22 装飾部
23 嵌め込み部
24 爪先端部
25 傾斜面
26 突出部
27 第2セレーション
28 突起
30 締結部材

Claims (4)

  1. 一端に締結部材への装着部が形成され、他端に環状の第1セレーション付きの凹部が形成された略筒状のキャップ本体と、
    前記第1セレーションに対応する第2セレーション及び前記凹部への嵌め込み部が、裏面に突設されたカバー部材とからなることを特徴とする位相合わせ可能な締結部材用キャップ。
  2. 前記第1セレーションと前記第2セレーションは、それぞれテーパ面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の位相合わせ可能な締結部材用キャップ。
  3. 前記第2セレーションは部分的に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の位相合わせ可能な締結部材用キャップ。
  4. カバー部材の表面に装飾部を形成したことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の位相合わせ可能な締結部材用キャップ。
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