JP3020497U - デジタル自動記憶型血圧計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 以前に測定したデータを記憶及び表示可能な
血圧計を提供する。 【解決手段】 それはデジタル自動記憶型血圧計の一種
で、それは主として主機体制御回路の入力端から各々電
圧安定及び制御回路、圧力検知器及び拡大回路、記憶区
域選択及び押しボタン制御回路出力端に連結し、更に主
機体制御回路の出力端から電磁弁制御回路、モータ制御
回路、ディスプレー及び測定回路の入力端へ連結する。
記憶区域選択が押された場合、主機体制御回路を経て更
にディスプレーでは１組または２組の測定区域が表示さ
れ、その押しボタン制御回路の時間設定ボタンは測定の
時間及び日付けを設定することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はデジタル式自動記憶型血圧計に関し、特に１人以上の人に用いられる 血圧計であり、かつ毎回測定時の測定時間、高血圧値、低血圧値及び脈拍数を記 憶することができ、使用者または医師の治療の参考に供されるものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在、高血圧は十大死亡原因の一つである。これまで人々が血圧を計る場合、 病院または身体検査の時についでに血圧を計るぐらいで、すぐに血圧値を知り、 有効な治療を行うことができず、往々に突発事故が起きてしまう。高血圧が引き 起す突発事故を避るため、家庭または個人の携帯に適する血圧計が設計され、使 用者はいつでも自分で血圧を計り、治療の手当が行われるようになったが、この 種の血圧計は毎回１人だけを計ることができ、かつ、毎回測定された時間、高血 圧値、低血圧値及び脈拍数はすべて記録されず、使用者または医師はその前数回 にわたって測定された測定時間、高血圧値、低血圧値及び脈拍数と比較すること ができなく、長期的な追跡治療を行うことができない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案の目的は、上記従来の血圧計の欠点を改善した血圧計を提供す ることにある。 本考案の次の目的は血圧計の内部回路に１組または２組の測定区域を設け、そ れによって１人以上の被測定者の使用に供される血圧計を提供することにある。

【０００４】 本考案の更に他の目的は時間設定ボタンを設け、日付け及び時間の設定ができ ることである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的は、主機体の制御回路の入力端から各々電圧安定及び制御回路、圧 力検知器及び拡大回路、記憶区域選択及び押しボタン制御回路の出力端に連結し 、更に主機体制御回路の出力端から電磁弁制御回路、モータ制御回路、ディスプ レー及び測定回路の入力端へ連結してなり、記憶区域選択が押されたことにより 、主機体制御回路を経由してディスプレーにおいて１組または２組の測定区域が 表示され、そこに設けられた押しボタン制御回路の時間設定ボタンにより測定の 時間及び日付けを設定することができるよう構成したデジタル自動記憶型血圧計 により達成される。また好ましくは押しボタン制御回路の記憶内容ボタンを設け 、それにより被測定者の以前の数回の測定データを呼び戻すことができる。更に 好ましくは押しボタン制御回路の記憶ボタンを設け、それにより今回測定したデ ータを記憶することができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

上記目的と構造を達成するため、以下に図面を参照して本考案の用いた技術手 段及び機能を詳しく説明する。 図１の本考案の電気回路ブロックダイヤグラム及び図２の回路図を参照するに 、図面に示す如く、本考案のデジタル自動記憶型血圧計は主として主機体制御回 路１０の入力端から各々電圧安定及び制御回路２０、圧力検知器及び拡大回路３ ０、記憶区域選択４０及び押しボタン制御回路５０の出力端に連結し、更に主機 体制御回路１０の出力端から電磁弁制御回路６０、モータ制御回路７０、ディス プレー８０及び測定回路９０の入力端へ連結し、前述各回路によって血圧計が構 成される。

【０００７】 電源スイッチ１０１が押されると電圧安定及び制御回路２０は各回路に電源を 供給する。 押しボタン制御回路５０には時間設定ボタン、記憶内容ボタン、記憶ボタン及 びスタートボタンが設けられ、それによって押しボタン制御回路５０の制御群が 構成される。かつその時間設定ボタンは測定の時間を設定することができ、記憶 内容ボタンは前数回の測定データを呼び出して使用者または医師の参考に供する ことができ、記憶ボタンは今回測定されたデータを記憶することができる。スタ ートボタンを押すと主機体制御回路１０はモータ制御回路７０を制御して気嚢に 充気し、気嚢が十分に充気されたら電磁弁回路６０は主機体制御回路１０を経て モータ制御回路７０の気嚢への充気を終了するが、この時、更に圧力検知器及び 拡大回路３０によって検知された信号を主機体制御回路１０へ転送し、更にディ スプレー８０によって測定された測定時間（月，日，時，分）、高血圧値、低血 圧値及び脈拍数を表示し、測定結果を使用者に知らせる。

【０００８】 記憶区域選択４０が押された場合、主機体制御回路１０を経由して更にディス プレー８０によって１組または２組の測定区域が表示され、それには２８の記憶 状態があり、２人に対しそれぞれ１４回測定されたデータを記憶することができ る。上記２種測定区域の使用に於いて、毎回測定の測定時間（月，日，時，分） 、高血圧値、低血圧値及び脈拍数が記録され、使用者または医師の治療の参考に 供される。

【０００９】 図３の本考案の主機体制御回路の内部ソフトウェア・フローダイヤグラムを参 照するに、図面に示す如く、電源を投入し１０２、スタートスイッチを押す１０ ３と測定器１０４に進み、測定結果１０５に進むが、測定されたデータを記憶し ない場合に測定開始１０２に戻り、測定されたデータを記憶する場合は１組また は２組の測定区域１０６に進み、更にデータ記憶１０７に進んで測定開始１０２ に戻る。または記憶内容（Ｒｅｃａｌｌ）ボタン１０８を押して記憶内容表示１ ０９に進み、前に測定された測定日付け、時間、高血圧値、低血圧値及び脈拍数 を表示する。設定ボタン１０１１を押した場合には日付け及び時間の修正設定１ ０１２に進む。

【００１０】 なお、以上に述べたのは本考案の最適実施例であり、本考案の請求範囲を限定 するものではなく、そのために本考案の運用及び変形はすべて本考案の範囲内に 含まれるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の電気回路ブロックダイヤグラムを示す
図である。

【図２】本考案の回路図である。

【図３】本考案の主機体制御回路のソフトウェア・フロ
ーダイヤグラムを示す図である。

【符号の説明】

１０ 主機体制御回路 ２０ 制御回路 ３０ 圧力検知及び拡大回路 ４０ 記憶区域選択 ５０ 押しボタン制御回路 ６０ 電磁弁制御回路 ７０ モーター制御回路 ８０ ディスプレー ９０ 測定回路 １０１１ 設定ボタン １０３ スタートボタン １０８ 記憶ボタン

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 主機体の制御回路の入力端から各々電圧
   安定及び制御回路、圧力検知器及び拡大回路、記憶区域
   選択及び押しボタン制御回路の出力端に連結し、更に主
   機体制御回路の出力端から電磁弁制御回路、モータ制御
   回路、ディスプレー及び測定回路の入力端へ連結してな
   り、記憶区域選択が押されたことにより、主機体制御回
   路を経由してディスプレーにおいて１組または２組の測
   定区域が表示され、そこに設けられた押しボタン制御回
   路の時間設定ボタンにより測定の時間及び日付けを設定
   することができるよう構成したデジタル自動記憶型血圧
   計。
2. 【請求項２】 押しボタン制御回路の記憶内容ボタンを
   設け、それにより被測定者の以前の数回の測定データを
   呼び戻すことができる請求項１記載のデジタル自動記憶
   型血圧計。
3. 【請求項３】 押しボタン制御回路の記憶ボタンを設
   け、それにより今回測定したデータを記憶することがで
   きる請求項１記載のデジタル自動記憶型血圧計。