JP3019540U

JP3019540U - 二輪車盗難防止装置

Info

Publication number: JP3019540U
Application number: JP1995003561U
Authority: JP
Inventors: 昭夫桜田
Original assignee: 昭夫桜田
Priority date: 1995-01-30
Filing date: 1995-01-30
Publication date: 1995-12-19
Anticipated expiration: 2001-01-30

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】この考案は、自転車及びオートバイ等の二輪車
の盗難を防止するものである。【構成】予め同じ数値を記憶させたＩＣ２個を警報装置
側と施錠側に離して設置し、正規の鍵で開錠された場合
のみ警報装置が解除される。正規のキーを差込みオン側
へ回し、二輪車を運用すると、警報装置は解除され電子
サイレンの警報音はならない。キーを用いず運用したり
又は盗難防止用ケーブルを切断する等の破損行為を行い
当該車を運用すると、強烈な警報音が車輪を動かしてい
る間は鳴り響く。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は，自転車及びオートバイ等の二輪車の盗難を防止するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から二輪車の盗難防止に用いられている板錠、チェーン錠、ワイヤー錠等は、車輪の回転を阻止し乗り逃げを防止するものであるが、錠そのものを破壊又は切断されるため盗難を防ぐことはできない。

【０００３】

【考案が解決しようとしている課題】

現在用いられている種々の二輪車用の錠は，通りすがりの窃盗をある程度防止することはできるが、破壊用の道具を所持した窃盗から護ることはできない。従来の盗難防止方法である車輪の回転を止めることによる乗り逃げ防止あるいは、構造物にチェーン、ワイヤーで二輪車を固定することによる盗難防止方法を根本的に改めることである。その方法は、正規の鍵を用いて盗難防止装置を解除しなければ、車輪の回転により発電される電気により電子サイレンが鳴り続け永久に使用することはできない。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】

本考案は，従来からある二輪車錠の前記の欠点を解決するため，車輪のハブ部分を太い筒状とし、発電機、電子サイレン、ＩＣ、電子リレーを設置する。（ハブ側装置）同時に、二輪車の適当な部分にスイッチ及びＩＣを一体化したたシリンダー錠を設置する。（キー側装置）これらの２つの装置を多芯線ケーブルで接続する。ハブ側は、筒の部分と鏡板部分をスポークの端部を通して固定することにより、すべてのスポークを取り外さなければ装置内の素子を取り外すことができない仕組みとする。キー側はシリンダー錠、スイッチ、ＩＣを一体成形することにより、３つの素子間の結線の状態を検索できない一体の部品し、正規の鍵以外ではスイッチがオンにならないようにする。キー側とハブ側を結ぶケーブルは、約１０本〜２０本の芯線のものを用い、切断しても各々の信号線が持つ信号の組み合せが解らないようにする。

【０００５】

【作用】

正規のキーを差込みオン側へ回し、二輪車を運用すると、警報装置は解除され電子サイレンの警報音はならない。発電機は蓄電池が放電しているときのみ作動し充電する。（この発電機は従来からあるハブに組み込まれた発電機同様に、夜間、ランプの点灯のための発電機としても作動させることもできる。）キーを用いず運用したり又は盗難防止用ケーブルを切断する等の破損行為を行い当該車を運用すると、強烈な警報音が車輪を動かしている間は鳴り響く。

【０００６】

【実施例】

持ち主が正規のキー１を差込みオン側へ回すとＳ１が閉じ、予めキー番号に合わせてあるキー側装置内のアレー抵抗により出力するハイ・ロー信号は、ケーブル４を通り、インバタＩＣ５及びＮＡＮＤＩＣ６を経てリレーの接点をＮＣ側からＮＯ側へ切り替える。この状態で、二輪車を使用すると、警報装置は解除されているので電子サイレンの警報音はならず、正常に走行することができる。又キーが破壊されたり、ケーブルが切断されて、持ち主が警報装置を解除することができない場合は、ハブ部に付いているキー孔を利用して警報装置を解除する。部外者がキーを用いず運用する場合は、５、６のＩＣがリレーを動作信号を出力することがないので、リレー７はＮＣ側で、これは発電機からの電流が直接電子サイレンへ流れる回路となっている。そのため、この状態で二輪車を使用した場合は、警報音が車輪を動かしている間鳴り響く。

【０００７】

【考案の効果】

盗難防止装置を解除せず運用したり又は装置のケーブルを切断する等、防止装置の破損を試みて当該車を運用すると、強烈な警報音が車輪を動かしている間中鳴り響き窃盗意欲を無力化し行為を阻止する。警報音を出す電子サイレンを破壊するためには、ハブからすべてのスポークを外した後、側板を外すか、ハブそのものを破壊するしかなく、これは車輪そのものの破壊につながり、これは二輪車を使用不能にする左め窃盗の意味そのものををなくすることになる。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の原理を一部の部品をシンボル化した回
路図である。

【符号の説明】

１キー２アレー抵抗３コネクタ４ケーブル５インバータＩＣ６多入力ＮＡＮＤＩＣ７リレー回路８ドライブ回路９電圧調整回路１０発電機１１蓄電池１２電子サイレン

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】予め同じ数値を記憶させたＩＣ２個を警
報装置側と施錠側に離して設置し正規の鍵で開錠された
場合のみ警報装置が解除される装置。