JP3019284U

JP3019284U - 模様片を取付けた被服地

Info

Publication number: JP3019284U
Application number: JP1995006011U
Authority: JP
Inventors: 満子新谷
Original assignee: 株式会社ダンワールド
Priority date: 1995-05-25
Filing date: 1995-05-25
Publication date: 1995-12-12
Anticipated expiration: 2001-05-25

Abstract

(57)【要約】【目的】本考案は、婦人、子供用洋服地等に後加工で取
り付ける模様片をして、その取付けが簡単にできると共
に、取付け後の体裁も良好にする。【構成】模様片を取付けた被服地は、編物または織物か
らなるもと地の表面に、編物、織物、毛糸、綿若しくは
不織布またはそれ等を組み合わせた模様片を図案的に配
置し、のりで接着すると共に、ニ−ドルパンチ機により
打ち付け加工をして一体化した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、編物地または織物地の表面に模様片を取付けて洋服、マフラー等に使用する被服地に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ニット製品や織物製品の表面に模様地を付けるには、通常ミシン目または手縫いなどにより縫い付けられていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記従来のように、ミシンや手縫いで取付けることは、作業上手間が係ると共に、取付けられた模様地部分が浮いた状態になり、体裁上も好ましくなかった。そこで、本考案では模様片の取付けが簡単にできると共に、取付け後の体裁も良好にしたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る模様片を取付けた被服地は、編物または織物からなるもと地の表面に、編物、織物、毛糸、綿若しくは不織布またはそれ等の模様片を組み合わせて図案的に配置し、のりで接着すると共にニ−ドルパンチ機により打ち付け加工をして一体化した。

【０００５】

【作用】

本考案においては、もと地２の表面に模様片３を載せ、のり４で接着すると共にニ−ドルパンチ機により打ち付け加工をして一体化したから、模様片の繊維５と、もと地の繊維６とが相互に絡み合い結合しているので、みだりに離脱しないと共に、模様片がもと地から浮き上がった感じを与えずに一体感を生じ易い。

【０００６】

【実施例】

図面に従って本考案の実施例を説明する。図１及び図２において、１は模様片を取付けた被服地であって、２はそのもと地、３は模様片を示す。上記もと地２はニット製品の如き編物地が好ましく、また、模様片３も編物地からなるものを使用した。而して、模様片３をもと地２に取り付けるには、もと地２表面の所定個所に模様片を載せ、布貼り用のり４で接着した後、ニ−ドルパンチ機により打ち付け加工し一体化させてある。従って、本考案に係る被服地１は、繊維を押し込む係止部８を具えた多数のニードル針９により模様片３の繊維５が、もと地２の繊維６と絡み合って結合されている。上例における模様片３としては、任意形状の編物の切れ片を用いたが、図３及び図４に示すように紐状或は糸状の毛糸からなる模様片７を編地からなる模様片３と共に、図案的に配置してのり４で接着しておき、ニ−ドルパンチ加工により取付ける場合もある。また、図５及び図６に示すように、編地の模様片３、毛糸を丸めてなる模様片７、綿または不織布で形成した模様片10等を組み合わせて図案的に配置し、上例と同様に加工して取付ける場合もある。本考案で使用するもと地２及び模様片３として、上例のように編物地を使用すると、ニ−ドルパンチ加工により両者の繊維が絡み易いので好ましいが、織物でもウ−ル地の場合は容易に加工することができる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案に係る模様片を取付けた被服地は、模様片と、もと地の繊維とがよく絡み合って結合されているから、確実に取りつけられると共に、取付け作業も容易である。また、もと地と模様片との一体感が強く体裁よく取り付けられる。本考案に係る被服地は、図４及び図６に示すように、婦人や子供の洋服地を初め、マフラー、バッグ、帽子等を作る生地として好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る被服地の断面説明図である。

【図２】本考案に係る被服地の一部平面図である。

【図３】別実施例の一部平面図である。

【図４】使用状態の参考図である。

【図５】他の実施例の一部平面図である。

【図６】使用状態の参考図である。

【符号の説明】

１模様片を取り付けた被服地２もと地３模様片４のり５模様片の繊維６もと地の繊維７模様片 10 模様片

【手続補正書】

【提出日】平成７年７月１１日

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】もと地の表面に模様片を載せのりで接着
すると共にニ−ドルパンチ機により打ち付け加工をして
一体化してなる模様片を取付けた被服地。
【請求項２】もと地として編物地を使用した請求項１
記載の模様片を取付けた被服地。
【請求項３】模様片として編物地を使用した請求項１
または２記載の模様片を取付けた被服地。
【請求項４】模様片として編物地、毛糸、綿若しくは
不織布またはそれらを組み合わせて図案的に配置した請
求項１または２記載の模様片を取付けた被服地。
【請求項５】もと地として織物地を使用した請求項１
記載の模様片を取付けた被服地。
【請求項６】模様片として織物地を使用した請求項
１、または２記載の模様片を取付けた被服地。